JPH0659989B2 - ワイヤーホルダー - Google Patents

ワイヤーホルダー

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JPH0659989B2
JPH0659989B2 JP1090789A JP9078989A JPH0659989B2 JP H0659989 B2 JPH0659989 B2 JP H0659989B2 JP 1090789 A JP1090789 A JP 1090789A JP 9078989 A JP9078989 A JP 9078989A JP H0659989 B2 JPH0659989 B2 JP H0659989B2
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JP
Japan
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wire
holder
hook
wire holder
ring
Prior art date
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Application number
JP1090789A
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JPH02270797A (ja
Inventor
道明 菅原
Original Assignee
三井建設株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (1)産業上の利用分野 本発明は、鋼材等長尺物を吊り上げる際に使用するワイ
ヤーホルダーに関する。
(2)従来の技術 従来、建築現場等で使用する鋼材その他長尺物の吊り上
げには簡易な玉掛ワイヤ等が知られている。
(3)発明が解決しようとする問題点 しかし、上記従来の玉掛ワイヤによれば被吊り下げ部材
との結着部が徐々に移動したり結着部間が狭小のためバ
ランスを失い落下する危険性があり且つ吊り下げ部がも
つれる等の問題点があった。
本発明は上記の問題点を解消し、安全な吊り下げ角度を
保持させると共に、ワイヤのもつれ等をなくし、簡易に
して廉価なワイヤーホルダーを提供しクレーンのフック
による災害を未然に防止することを目的とする。
(4)問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するため、本発明は長円形のリングを
その両端部近傍において連結杆により連結して各端部に
ワイヤーの挿通口を形成すると共にこれら連結杆に、上
端部に吊上機のフックが挿入可能な吊下げ部を有する二
股状のロープの下端部を結着し、前記リングの湾曲端部
及び前記連結杆を、前記フックに結合したワイヤーが前
記挿通口を挿通して被吊り上げ部材を吊上たときの該ワ
イヤーの拡張角度の規制部に形成したことを特徴とす
る。
(5)作用 ワイヤーにより長尺物を玉掛けする場合、ワイヤーの端
部を、ホルダーの両端部の挿通口内に挿通した後に長尺
物の両端部に結着し、玉掛けワイヤーとホルダーのロー
プの吊下げ部を吊り上げ機のフックに掛けて引き揚げ
る。
このとき玉掛けワイヤーがホルダーの両端湾曲部の規制
部の内側に接する状態となれば該ワイヤーの吊り角度が
所定の角度となり安全な吊り上げ基準角度を満足するこ
とになり、又ワイヤーの結着点が内方へ移動しようとし
ても該ワイヤーが連結杆の規制部に当って該移動が規制
され、長尺物が不安定になることなく安全に吊り上げら
れる。
(6)実施例 以下本発明の1実施例を第1図乃至第3図により説明す
る。
(1)はワイヤーホルダーを示し、該ホルダー(1)は
金属製或いは高強度の合成樹脂製の棒又はパイプからな
る長円形のリング(2)と、該リング(2)の中間部即
ち平行な長辺部(2a)(2a)の端部近傍間を連結し
た連結杆(2b)(2b)とからなり、これら連結杆
(2b)(2b)の中央部には半円形のつり金具(2
c)(2c)が小許内方に傾斜して互に対向して突設さ
れている。(3)はワイヤーロープを示し、該ワイヤー
ロープ(3)は両端部が前記つり金具(2c)(2c)
に結着され、その中央の上端部を環状の吊下げ部(3
a)に形成して前記ワイヤーホルダー(1)を吊り下げ
たとき、吊下げ支点(A)と該ワイヤーホルダー(1)
のリング(2)の両端部(B)(C)により形成される
∠BACが約60度になるように形成されている。
尚、前記ワイヤーロープ(3)と前記つり金具(2c)
(2c)との結着部D、Eと、前記吊下げ支点(A)と
により形成される∠DAEが約30度になるように形成
されている。
次に上記構成からなるワイヤーホルダーの使用方法を説
明する。
例えば丸鋼、形鋼等の長尺鋼材を吊り上げる場合、該鋼
材を吊り上げるワイヤー(4)を前記リング(2)の両
端湾曲部と連結杆(2b)(2b)とにより形成された
挿入口(F)(G)に挿通し、ワイヤーの両端部を被吊
り上げ部材(例えば丸鋼、形鋼等)の両端から同距離の
点(X)、(Y)に玉掛け結着する。そして該ワイヤー
(4)及びワイヤーホルダー(1)の吊下げ部(3a)
を吊り上げ機(図示せず)のフックに懸けた後、該フッ
クを徐々に上昇させ前記ワイヤー(4)が拡張したとき
該ワイヤー(4)の両辺が前記ワイヤーホルダー(1)
の両端の規制部(B)、(C)に当接し三角形を画くよ
うに吊り上げ部材の結着点(X)、(Y)を内方又は外
方に移動して該ワイヤー(4)を吊り上げ部材に固く結
着する。
かくて被吊り上げ部材は安全な吊り上げ規準角度である
約60度が確保できると共に、上端部のフック部分はワ
イヤーホルダーの両端部挿入口(F)(G)内に挿通さ
れているので、もつれることもなく安全に被吊り上げ部
材を移動することができる。
又、吊上げ部材に何かが当ってこれに伴い該吊上げ部材
へのワイヤー(4)の結着個所が内方に移動しても該ワ
イヤー(4)の両辺が連結杆(2b)(2b)の規制部
に当って前記結着個所が更に内方に移動することがな
く、ワイヤー(4)の吊下げ支点(A)に対する拡張角
が約30度に確保されて吊上げ部材が落下することなく
安全である。
(7)発明の効果 上記のように本発明によるとリングの湾曲端部及び連結
杆を、フックに係合したワイヤーが挿通口を挿通して被
吊り上げ部材を吊り上げたときの該ワイヤーの拡張角度
の規制部に形成したので、被吊り上げ部材へのワイヤー
の結着点が該部材の内方或いは外方へ移動し過ぎること
なく所定の範囲内に必ず存在し、かくて吊り上げ重心の
移動も少なく、安全に被吊り上げ部材に被吊上部材を吊
り上げでき、クレーンによる吊上げ時の災害を未然に防
止できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例を示すワイヤーホルダーの平
面図、第2図は第1図の正面図、第3図は使用状態を示
す部分断面正面図である。 (1)……ワイヤーホルダー (2)……リング (2b)(2b)……連結杆 (3)……ロープ (3a)……吊下げ部 (A)……吊下げ支点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長円形のリングをその両端部近傍において
    連結杆により連結して各端部にワイヤーの挿通口を形成
    すると共にこれら連結杆に、上端部に吊上機のフックが
    挿入可能な吊下げ部を有する二股状のロープの下端部を
    結着し、前記リングの湾曲端部及び前記連結杆を、前記
    フックに係合したワイヤーが前記挿通口を挿通して被吊
    り上げ部材を吊上げたときの該ワイヤーの拡張角度の規
    制部に形成したことを特徴とするワイヤーホルダー。
JP1090789A 1989-04-12 1989-04-12 ワイヤーホルダー Expired - Lifetime JPH0659989B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007182293A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Toda Constr Co Ltd 玉掛ワイヤーのより防止治具
CN107804784A (zh) * 2016-09-19 2018-03-16 北京卫星环境工程研究所 卫星舱段水平调节吊具装置

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JPS59137258U (ja) * 1983-03-04 1984-09-13 三菱重工業株式会社 多条索「もつ」れ防止装置

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