JPH0225623Y2 - - Google Patents

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JPH0225623Y2
JPH0225623Y2 JP1984076276U JP7627684U JPH0225623Y2 JP H0225623 Y2 JPH0225623 Y2 JP H0225623Y2 JP 1984076276 U JP1984076276 U JP 1984076276U JP 7627684 U JP7627684 U JP 7627684U JP H0225623 Y2 JPH0225623 Y2 JP H0225623Y2
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JP
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film
microporous membrane
softening point
air permeability
microporous
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JP1984076276U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は微多孔膜を用いた新しい脱酸素剤用包
装材料に関する。
〔従来の技術〕
近来ポリオレフイン樹脂を加工した微多孔膜の
開発が盛んに進められている。この膜は紙のよう
に大きな通気性を有するため、たとえば乾燥剤、
脱酸素剤、芳香剤等を充填する包装材料、あるい
は医療器具等の滅菌包材として好適に用いること
ができるものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところがこの微多孔膜は素材がポリエチレン、
ポリプロピレン等のポリオレフイン単体であるた
め膜の外側から加熱圧着する通常の包装機械を用
いた場合には、ヒートバーあるいはヒートロール
に膜が融着するためヒートシールすることが不可
能であり、インパルスシーラーのような特殊なシ
ーラーを必要とした。このような特殊なシーラー
を用いた場合は従来のような高速度充填包装は不
可能であり大幅な能率の低下を覚悟しなければな
らなかつた。また微多孔膜の殆どは包材強度が弱
く、前記内容物を包装するに十分な高い通気性を
有しながら、包装材料の強度が不足するので実用
に供することができないものが大部分である。
本考案は微多孔膜のこれらの欠点を克服し、従
来から用いられている機械をそのまま用いて脱酸
素剤の高速充填を可能にすると共に包装材料を補
強し、充分な強度をもたせたものである。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち本考案は、孔径0.01〜50μの微細孔を
有しガーレー式透気度が0.01〜10000sec/100ml
であつて常圧で水を通さない微多孔膜と、上記微
多孔膜より軟化点が高くかつ通気性を有する不織
布とが、上記微多孔膜と軟化点が同等またはそれ
以下であつてかつ通気性を有する格子網状フイル
ムまたは有孔フイルムを挟んで、熱接着により貼
り合わせられてなることを特徴とする脱酸素剤用
包装材料、である。
本考案において用いられる微多孔膜は一般にマ
イクロポーラスフイルムと呼ばれるものである。
これらは通常、微細孔を有しガーレー式透気度が
0.01〜10000sec/100ml、好ましくは1〜
1000sec/100mlであつて常圧で水を通さないもの
である。微細孔は直径が0.01〜50μであり、最大
細孔径2μ以下が好ましい。
本考案で用いる微多孔膜は、たとえばポリエチ
レン、ポリプロピレンなどで例示される合成樹脂
のフイルムの冷間延伸、異物を含有する前記フイ
ルムの延伸、異物を含有する前記フイルムからの
異物抽出、異物を含有する前記フイルムからの異
物抽出後の延伸、前記合成樹脂の不織布の積層、
前記合成樹脂の繊維の束の交錯分散後の熱プレ
ス、前記フイルムへの電子線等の照射などによつ
て得られる。本考案で用いられる微多孔膜で市販
されているものとしては、たとえば、ジユラガー
ド(米、セラニーズ社製)、FP−2(旭化成工業
(株)製)、NOP(日本石油化学(株)製)、セルポア
NW01(積水化学工業(株)製)、タイベツク(米、デ
ユポン社製)などが挙げられる。
本考案において不織布としては、軟化点が微多
孔膜より高く通気性を有する不織布が用いられ
る。
本考案において、通気性を有し軟化点が微多孔
膜と同等またはそれ以下のフイルムとしては、格
子網状フイルムまたは有孔フイルムが用いられ
る。例えば、通気性のEVAフイルム、アイオノ
マーフイルム、ホツトメルトフイルム、ポリエチ
レンフイルム等からなる格子網状フイルムや有孔
フイルムが用いられる。
本考案の脱酸素剤用包装材料は、前記微多孔膜
と前記高軟化点不織布とを前記低軟化点の格子網
状フイルムまたは有孔フイルムを挟んで熱接着に
より貼り合わせることによつて好適に形成するこ
とができる。
なお、本考案の脱酸素剤用包装材料を用いた脱
酸剤包装体の場合、微多孔膜層は脱酸素剤包装体
の内面の少なくとも一部を形成する。
以下、図面により例示して説明する。
第1図は、本考案の脱酸素剤用包装材料の一例
を示すものであり、微多孔膜1と、微多孔膜1よ
りも軟化点の高い通気性を有する不織布2とを、
微多孔膜1よりも軟化点の低い孔を開けたフイル
ム3を挟んで、熱接着により貼り合わせたもので
ある。
微多孔膜1の軟化点以下、微多孔膜より軟化点
の低い有孔フイルム3の軟化点以上の温度で熱接
着することにより好適に得られる。
この脱酸素剤用包装材料を用いて脱酸素剤包装
体を形成するには、微多孔膜1の軟化点以上、微
多孔膜より軟化点の高い不織布2の軟化点以下の
温度に包装機のヒーターの温度を設定することに
より、好適に機械により包装充填におけるヒート
シールをすることができる。
〔考案の作用および効果〕
本考案は、孔径0.01〜50μの微細孔を有しガー
レー式透気度が0.01〜10000sec/100mlであつて
常圧で水を通さない微多孔膜と、上記微多孔膜よ
り軟化点が高くかつ通気性を有する不織布とが、
上記微多孔膜と軟化点が同等またはそれ以下であ
つてかつ通気性を有する格子網状フイルムまたは
有孔フイルムを挟んで、熱接着により貼り合わせ
られてなることを特徴とする脱酸素剤用包装材料
であるため、従来の脱酸素剤用包装材料にない優
れた作用、効果を奏するものである。
すなわち、本考案の脱酸素剤用包装材料は、微
多孔膜に高軟化点不織布及び低軟化点フイルム
(格子網状フイルムまたは有孔フイルム)を熱接
着により貼り合わせたものであるため、微多孔膜
の長所である耐水特性を生かし、かつ、脱酸素剤
の充填包装の際に、ヒートバーあるいはヒートロ
ールに包装材料が融着することもなく、通常のヒ
ートシーラーを用いることが可能となり、もつて
高速充填包装が可能なものになつた。また、包材
強度が強化され実用に供しうるものとなりえた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の脱酸素剤包装材料の1例の断
面図である。 図中、1は微多孔膜、2は微多孔膜1より軟化
点が高い通気性不織布層、3は微多孔膜1より軟
化点が低くかつ孔が開いたフイルム層を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 孔径0.01〜50μの微細孔を有しガーレー式透気
    度が0.01〜10000sec/100mlであつて常圧で水を
    通さない微多孔膜と、上記微多孔膜より軟化点が
    高くかつ通気性を有する不織布とが、上記微多孔
    膜と軟化点が同等またはそれ以下であつてかつ通
    気性を有する格子網状フイルムまたは有孔フイル
    ムを挟んで、熱接着により貼り合わせられてなる
    ことを特徴とする脱酸素剤用包装材料。
JP7627684U 1984-05-24 1984-05-24 脱酸素剤用包装材料 Granted JPS60137U (ja)

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JP7627684U JPS60137U (ja) 1984-05-24 1984-05-24 脱酸素剤用包装材料

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JP7627684U JPS60137U (ja) 1984-05-24 1984-05-24 脱酸素剤用包装材料

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Publication Number Publication Date
JPS60137U JPS60137U (ja) 1985-01-05
JPH0225623Y2 true JPH0225623Y2 (ja) 1990-07-13

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JP7627684U Granted JPS60137U (ja) 1984-05-24 1984-05-24 脱酸素剤用包装材料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03128447U (ja) * 1990-04-07 1991-12-25
JPH0437551U (ja) * 1990-07-25 1992-03-30
JPH0461650U (ja) * 1990-09-29 1992-05-27
JPH0751169Y2 (ja) * 1990-10-04 1995-11-22 賢一 麻場 電池式噴霧器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5372070A (en) * 1976-12-10 1978-06-27 Nippon Oil Co Ltd Production of porous diaphragm
JPS5694324A (en) * 1979-12-10 1981-07-30 Bausch & Lomb Hydrophilic contact lens produced from polysiloxane containing hydrophilic side chain

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JPS60137U (ja) 1985-01-05

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