JPS6330223B2 - - Google Patents

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JPS6330223B2
JPS6330223B2 JP56071170A JP7117081A JPS6330223B2 JP S6330223 B2 JPS6330223 B2 JP S6330223B2 JP 56071170 A JP56071170 A JP 56071170A JP 7117081 A JP7117081 A JP 7117081A JP S6330223 B2 JPS6330223 B2 JP S6330223B2
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JP
Japan
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film
nonwoven fabric
laminate
thin film
microporous membrane
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JP56071170A
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JPS57194961A (en
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Toshio Komatsu
Yukio Kondo
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
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Publication of JPS6330223B2 publication Critical patent/JPS6330223B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/24Adaptations for preventing deterioration or decay of contents; Applications to the container or packaging material of food preservatives, fungicides, pesticides or animal repellants
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24273Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.] including aperture
    • Y10T428/24322Composite web or sheet
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T428/24273Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.] including aperture
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    • Y10T428/24331Composite web or sheet including nonapertured component

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Wrappers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は食品等の保存に用いられる脱酸素剤包
装体に関する。 〔従来の技術〕 脱酸素剤包装体は食品をはじめ、種々の製品の
保存に際して酸素が好まれないような場合に、酸
素の除去を目的として多方面において使用されて
いる。そして、この脱酸素剤包装体の包装材料と
しては、従来、紙または紙有孔ポリエチレンフイ
ルムとの積層体が用いられてきた。 しかしながら、従来の脱酸素剤包装体は、それ
をたとえば水分が多い製品の保存のために使用し
た場合には、水分が脱酸素剤包装体の内部に入り
そのためにシミを生ずる欠点があつた。 かかる問題点を解決する脱酸素剤包装体の包装
材料として、近年研究開発が盛んに進められてい
るプラスチツクス製の微多孔膜やプラスチツクス
製の不織布等の薄膜を用い得ることを、本発明者
らが見出し既に提案した。これらの薄膜は、耐水
性を有し、かつ紙のように大きな通気性を有する
ため脱酸素剤の包材として利用することができる
のである。 しかしながら、これらの薄膜は素材がポリエチ
レン、ポリプロピレン等のポリオレフイン単体で
あるため、膜や不織布の外側から加熱圧着する通
常の包装機械を用いた場合には、ヒートバーある
いはヒートロールに微多孔膜や不織布などが融着
するため、ヒートシールすることが不可能であ
り、インパルスシーラーのような特殊なシーラー
を使用しなければならなかつた。しかもこのよう
な特殊なシーラーを用いた場合は従来のような高
速充填包装は不可能であり、大幅な能率の低下を
もたらすものであつた。 なお、従来、不織布を用いて脱酸素剤包装体を
包装した包装体としては、特開昭56−2164号公報
のごとく、不織布層および酸素ガス透過性でかつ
水不透過性を有する層の少なくとも2層を有する
複合包材を用いたものが知られている。しかしこ
の場合は、不織布に熱可塑性合成樹脂を積層ラミ
ネーシヨンまたはコーテイングするため、不織布
本来のガス透過度が低下し、これを脱酸素剤包装
体として用いた場合には脱酸素速度が低下する欠
点があつた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明の課題は、微多孔膜や不織布が有してい
る本来のガス透過性を有効に利用しつつ、耐水性
に優れ、従来から用いられている高速充填機をそ
のまま用いることを可能にすることである。 〔問題点を解決するための手段〕 前記の従来技術の問題点を解決するための手段
は、 ポリエチレンもしくはポリプロピレンからな
り、孔径が0.01〜50μの微細孔を有し、ガーレー
式透気度が0.01〜10000sec/100mlであり、かつ
常圧で水を通さない微多孔膜、または、ポリオレ
フインからなり、ガーレー式透気度が0.01〜
10000sec/100mlであり、かつ常圧で水を通さな
い不織布Aと、 ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体もしくはポリエチレンアイオノ
マーからなりかつ前記微多孔膜または不織布Aの
軟化点より低い軟化点を有するプラスチツクスの
薄膜Xと、ポリエチレンテレフタレート、ナイロ
ンまたはポリプロピレンからなりかつ前記プラス
チツクスの薄膜Xの軟化点より10℃以上高い軟化
点を有するプラスチツクスの薄膜Yとからなる穴
をあけてない積層体Bと、脱酸素剤とからなり、 前記微多孔膜または不織布Aと、プラスチツク
スの薄膜X側を内側にした前記積層体Bとの間に
脱酸素剤を配し、周縁部を熱融着によりシールし
たことである。 なお、上記解決手段における微多孔膜とは、一
般にマイクロポーラスフイルムと呼ばれるもので
ある。ここで微多孔膜は微細孔を有し、ガーレー
式透気度が0.01〜10000sec/100ml、好ましくは
1〜1000sec/100mlであり、かつ、常圧で水を通
さないものである。なお、微細孔の大きさは一般
的には孔径が0.01〜50μであり、好ましくは2μ以
下である。この微多孔膜を製造するには、ポリエ
チレンまたはポリプロピレン樹脂などで例示され
る合成樹脂フイルムの冷間延伸、異物を含有する
フイルムの延伸、異物を含有するフイルムからの
異物の抽出、異物を含有するフイルムから異物を
抽出したのちにフイルムを延伸する方法、または
フイルムへの電子線の照射などの方法が採られ
る。好適に使用される微多孔膜の具体例として
は、たとえばジユラガード(米国、セラニーズ社
製)、FP−2(三菱化成工業(株)製)、NOP(日本石
油化学(株)製)、NFシート(徳山曹達(株)製)、セル
ポアNW01(積水化学工業(株)製)等が挙げられる。 前記解決手段における不織布とは、ポリオレフ
インからなる不織布であり、その透気度はガーレ
ー式透気度が0.01〜10000sec/100ml、好ましく
は1〜1000sec/100mlであつて、常圧で水を通さ
ないものである。ここで好適に使用される不織布
で市販されているものとしてはタイベツク(米
国、デユポン社製)等が挙げられる。これらの不
織布はポリオレフイン繊維の束の交錯分散後の熱
プレスによつてその長繊維どうしを接合させたも
のである。 前記解決手段における積層体Bは、微多孔膜ま
たは不織布Aの軟化点より低い軟化点を有するプ
ラスチツクスの薄膜Xと、前記薄膜Xの軟化点よ
り10℃以上高い軟化点を有するプラスチツクスの
薄膜Yとの積層体である。 ここで、微多孔膜または不織布Aの軟化点より
低い軟化点を有するプラスチツクスの薄膜Xとし
ては、たとえばポリエチレン(PE)、ポリプロピ
レン、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、
ポリエチレンアイオノマーから製造されるフイル
ムまたはシートのような薄膜が用いられる。これ
らのプラスチツクスからなる薄膜Xは微多孔膜ま
たは不織布Aの材質との関係において、適宜選定
される。 また、薄膜Xの軟化点より高い軟化点を有する
プラスチツクスの薄膜Yとしては、薄膜Xの軟化
点より10℃以上、好ましくは20℃以上高い軟化点
を有するプラスチツクスのフイルムまたはシート
のような薄膜が用いられる。具体的にはたとえば
ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン
またはポリプロピレンから製造されたフイルムま
たはシート等の薄膜が使用される。 薄膜Xと薄膜Yとの組合せは薄膜Xまたは薄膜
Yの性質によつて適宜選定されるが、好ましくは
PETとEVA、PETとPE、ナイロンとPEまたは
ナイロンとEVA等の組合せである。 前記解決手段における薄膜Xおよび薄膜Yを積
層させた積層体Bは、穴をあけてないものであ
り、そのため非通気性である。積層体Bは薄膜X
と薄膜Yとを融着する方法、接着剤を用いて接着
する方法、または圧着する方法あるいは薄膜Xを
構成するプラスチツクス材料の溶融液または溶液
を薄膜Yに塗布する方法等によつて適宜製造する
ことが可能である。 また、微多孔膜または不織布Aの厚さは一般的
には20〜500μ、好ましくは50〜300μである。積
層体Bの厚さは一般的には20〜200μ、好ましく
は50〜100μである。 脱酸素剤を微多孔膜または不織布Aと積層体B
との間に封入するには、積層体Bの薄膜X側を内
側にして、すなわち薄膜X側を脱酸素剤と接する
ようにして、微多孔膜または不織布Aと積層体B
との間に脱酸素剤を存在させ、包装材料の周辺を
熱融着によりシールする方法を採ることができ
る。 〔作用〕 前記解決手段は、つぎのように作用する。 (1) まず、本発明の脱酸素剤包装体を構成する積
層体Bは、 薄膜X:ポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体もしくはポリエチ
レンアイオノマーからなりかつ微多孔膜また
は不織布Aの軟化点より低い軟化点を有する
プラスチツクスの薄膜 薄膜Y:ポリエチレンテレフタレート、ナイロ
ンまたはポリプロピレンからなりかつ前記薄
膜Xの軟化点より10℃以上高い軟化点を有す
るプラスチツクスの薄膜 からなるものであり、すなわち、積層体Bはそ
れぞれ特定材質のプラスチツクスからなるきわ
めて熱伝導性のよい積層膜であつて、しかも薄
膜Xと薄膜Yとの軟化点の差は10℃以上である
ので、ヒートバー、ヒートロールの温度を、微
多孔膜または不織布A側 …微多孔膜または不織布Aの軟化点より低く 積層体B側 …薄膜Xの軟化点より高くかつ薄膜Yの軟化点
より低く 設定することにより、容易にかつ安定して高速
充填包装機で熱シールすることができる。 したがつて、 積層体B側のヒートバー、ヒートロールの
温度設定、および温度コントロールは容易で
ある。 そして、高速充填包装機のヒートバー、ヒ
ートロールは通常の温度制御装置を用いるこ
とができ、雰囲気の温度コントロールも不要
である。 さらに、高速充填包装機の装置点検や調整
等で一時包装機を停止する際にも、包材の加
熱条件のために薄膜Yが熱収縮したり、微多
孔膜または不織布Aまたは薄膜Yが熱溶融し
てヒートバーまたはヒートロールに溶着する
ことのない温度で運転することが可能であ
る。 (2) つぎに、1層の微多孔膜または不織布と特定
のプラスチツクフイルムの積層体Bから構成さ
れ、積層体Bはきわめて切断抵抗の小さい積層
膜であるため、高速充填包装機で四方シールし
た後、シール部中央を切断し個々の包装体にす
る際の切断が容易であり、カツターの摩耗はき
わめて少ない。 (3) さらに、積層体Bが特定のプラスチツクフイ
ルムの積層膜からなり柔らかいシート材である
ため、微多孔膜または不織布Aと積層体Bとを
製袋に際し重ねた場合、積層体B側が若干膨ら
み、製袋性がよいものであり、高速充填包装時
にしわが出たり脱酸素剤組成物がシール部へ噛
み込むことがない。 (4) また、充填包装された包装体については、包
装体を構成する層に紙のように強度の弱い材質
が含まれていないので外力が加わつても層間で
剥離することはない。 (5) そして、積層体Bが無孔の構成となつている
ため、食品への適用に際してこの面に油含有食
品またはアルコール含有食品を接触するように
配置することにより、油含有食品またはアルコ
ール含有食品への適用を可能にする。 (6) さらに、耐水性に優れているので、水分が多
くて、表面が濡れた食品と直接接触した場合で
も、脱酸素剤にシミが出るようなことがなく、
さらには水分が包材を通して内部に浸透し脱酸
素剤組成物の酸素吸収能を低下させることもな
く、一方、包装体内部の脱酸素剤組成物の液状
物が包材部分に移行することなく、さらに、そ
の染みが食品を汚染することもない。したがつ
て、多水分食品でも好適に脱酸素することがで
きる。 (7) また、積層体Bにおける薄膜Xと薄膜Yとの
間に印刷部分を存在させることによつて、食品
などに印刷インキが直接に接触することを防止
することが可能である。 (8) なお、微多孔膜または不織布Aの外側面にエ
ンボス加工を施すことによつて、微多孔膜また
は不織布A面の外側が被保存品と密着した場合
でも微多孔膜または不織布A面にそつた方向へ
の空気の移動が可能であり、脱酸素効果をさら
に高めることが可能である。 〔実施例〕 実施例 1 PETフイルム(厚さ15μ)にEVAを押し出し
ラミネートし、厚さ50μの積層ラミネートフイル
ムを作り、このEVA層とポリエチレン製微多孔
膜(商品名「セルポア」、積水化学工業(株)製、厚
さ150μ)が接するように、四方シールを行いな
がら80shot/minの速度で脱酸素剤組成物3gを
充填し、縦50mm、横50mm、シール巾5mmの脱酸素
剤包装体を得た。 得られた脱酸素剤包装体を水10mlを含浸させた
綿と共にKOP/PEのフイルムからなる袋に入
れ、空気500mlを封入して25℃で放置したところ、
10時間後には袋内の酸素濃度は0.086%に減少し
た。 実施例 2 延伸ナイロンフイルム(厚さ15μ)とLDPE(低
密度ポリエチレン)フイルム(厚さ20μ)とをド
ライラミネートして積層フイルムを作つた。この
ポリエチレン層とポリエチレン製不織布(高密度
ポリエチレン製、商品名「タイベツク」、米国デ
ユポン社製、厚さ160μ)が接するように四方シ
ール高速充填機にかけた。熱ロールによりフイル
ムと不織布を熱シールしながら80shot/minの速
度で脱酸素剤組成物3gを充填し、縦50mm、横50
mm、シール巾5mmの脱酸素剤包装体を得た。 得られた脱酸素剤包装体を水10mlを含浸させた
綿と共にKOP/PEのフイルムからなる袋に入
れ、空気500mlを封入して25℃で放置したところ、
10時間後には袋内の酸素濃度は0.063%に減少し
た。 実施例 3 PETフイルム(厚さ12μ、軟化点150℃)と
EVAフイルム(厚さ60μ、軟化点80℃)とを、
LDPE(軟化点90℃)を接着剤として押出しラミ
ネートし、厚さ90μの積層ラミネートフイルムを
作成した。 上記積層ラミネートフイルムのEVA層と、別
途用意したポリエチレン製不織布(高密度ポリエ
チレン製、商品名「タイベツク」米国、デユポン
社製、厚さ160μ、軟化点120℃)とが接するよう
にして、四方シール高速充填機に導入した。 四方シール高速充填機の熱ロールは、脱酸素剤
組成物収納部サイズが縦40mm、横40mm、シール部
幅10mmの構造となつたものである。 前記不織布に接する側の熱ロールの温度を110
℃、PETフイルムに接する側の熱ロールの温度
を130℃に設定した。 熱ロールにより、積層フイルムと不織布を熱ロ
ールのシール部において熱シールしながら80個/
minの速度で脱酸素剤3gを充填し、縦横のシー
ル部をカツトし、縦50mm、横50mm、シール幅5mm
の四方シール脱酸素剤包装体を得た。 雰囲気温度35℃にて、5時間運転したが、シー
ル強度0.8〜1.2Kg/15mm幅のきわめて良好な脱酸
素剤包装体が安定して得られた。 途中、2分間、積層フイルムと不織布を熱ロー
ルに接触させたまま運転を停止して、脱酸素剤組
成物の充填量の調節を行つたが、包材が溶融して
熱ロールに付着するような現象は認められず、引
続き運転は可能であつた。 比較例 1 (a) 左右上下各1mmの間隔で径0.2mmの小孔を有
する厚み40μのEVAフイルム(軟化点80℃)
と、 (b) 坪量35g/m2の洋紙と、 (c) 厚み15μのLDPEフイルム(軟化点90℃)と
12μのPETフイルム(軟化点150℃)とをあら
かじめラミネート後、左右上下各7mm間隔で径
0.3mmの小孔を開けた積層フイルムを、 LDPE/PETフイルムのLDPE面とEVAフイ
ルムとの間に洋紙を配するようにして(a)−(b)−(c)
の順に重ねてラミネートし、積層体とした。 この積層体のEVA層とポリエチレン製不織布
(高密度ポリエチレン製、商品名「タイベツク」
米国、デユポン社製、厚さ160μ、軟化点120℃)
とが接するようにして、四方シール高速充填機に
導入した。 四方シール高速充填機の熱ロールは脱酸素剤組
成物収納部サイズが縦40mm、横40mm、シール部幅
10mmの構造となつたものである。 (i) 実施例3と同様に、雰囲気温度35℃にて、不
織布に接する側の熱ロールの温度を110℃、
PETフイルムに接する側の熱ロールの温度を
130℃に設定した。 熱ロールにより、積層フイルムと不織布を熱
ロールのシール部において熱シールしながら80
個/minの速度で脱酸素剤3gを充填しようと
したが、シール強度が弱いため、脱酸素剤組成
物がシール部に入り込み、縦横シール部をカツ
トした際、脱酸素剤組成物がこぼれ出し脱酸素
剤包装体を作ることができなかつた。 (ii) そこで、熱ロールの温度を種々調節したとこ
ろ、第1表に示す結果が得られた。 第1表における3の条件にて、5時間運転し
たが、シール強度0.7〜1.0Kg/15mm幅のきわめ
て良好な脱酸素剤包装体が安定して得られた。 次に、2分間、積層フイルムと不織布を熱ロ
ールに接触させたまま運転を停止したところ、
PETフイルム面に熱収縮現象が認められると
ともに不織布が溶融して熱ロールに付着し、そ
のまま運転続行は不可能であつた。
〔特有の効果〕
本発明の脱酸素剤包装体は前記の解決手段を採
つたため、以下のような特有の効果を奏する。 まず、本発明の脱酸素剤包装体では、容易にか
つ安定して高速充填包装機で熱シールすることが
でき、従来の脱酸素剤包装体に比較して作業性に
優れたものであり、包装機を停止する際に包材を
機械から取り外さなければならないといつた煩雑
な操作は不要であり生産性は著しく高く、非常に
経済性に富んだものである。 また、本発明の脱酸素剤包装体は、剥離強度の
きわめて高いものである。 なお、前記の如き微多孔膜または不織布の優れ
た耐水性と通気性をそのまま生かし、かつ高速充
填包装することが可能な脱酸素剤包装体について
一つの形態として、片面に微多孔膜または不織布
を用い、他面に有孔プラスチツクスフイルムB
1/紙または不織布B2/有孔プラスチツクスフ
イルムC1/有孔プラスチツクスフイルムC2か
らなる積層体を用いた脱酸素剤包装体(以下、
「先の発明」という。先の発明において、微多孔
膜または不織布を上層A、B1/B2を内層B、
C1/C2を下層Cという。)を先に提案した。 この脱酸素剤包装体は片面に、 B1:上層Aを構成するプラスチツクの軟化点よ
りも低い軟化点を有するフイルム B2:紙または不織布 C1:上層Aを構成するプラスチツクの軟化点と
同等もしくはそれよりも低い軟化点を有するプ
ラスチツクフイルム C2:フイルム(C1)より軟化点が高フイルムの
4層構成の積層体を用いたものであり、積層体
側のヒートバーまたはヒートロールの温度をよ
り高温に設定すれば、通常の充填包装機を用い
ても高速充填包装を可能とすべく積層体の材料
を適切に選択したものである。この先の発明の
場合、積層体側に良好な通気性を維持せしめつ
つ高速充填包装を可能とすることを意図したも
のであるため、積層体側の層構成が4層構成と
なつていた。 しかしながら、先の発明は積層体側が上記した
4層構造であり脱酸素剤包装体は全体として5層
構造となつているため、その熱伝導性の悪さ、包
材硬度が高すぎることおよび切断抵抗が大きいこ
と等の結果をもたらし、結局高速自動充填包装の
際には、下層C側のヒートバー、ヒートロールに
ついて高温の温度設定、精度の高い温度制御が余
儀くされ、カツターの摩耗、包材でのしわの発
生、シール部への脱酸素剤組成物の噛み込み等の
問題が残された。また、充填包装された包装体に
ついては、先の発明のものは包材の層間に紙層等
がシールされた状態で存在し、僅かな外力で紙層
部が剥離するという問題点を有していた。さら
に、先の発明は、油含有食品またはアルコール含
有食品への適用は不可能なものであつた。 かかる状況に鑑み、前記解決手段は、先の発明
の高速充填包装時および包装体における諸問題を
解決したものであり、つまり、包材の熱伝導性が
良好で切断抵抗が小さく、しかも脱酸素剤包装体
の剥離強度が高められ、油またはアルコール含有
食品への対応も可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の脱酸素剤包装体の一実施態様を
示す。 1は微多孔膜または不織布、2および3はプラ
スチツクスの薄膜、4は脱酸素剤をそれぞれ示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリエチレンもしくはポリプロピレンからな
    り、孔径が0.01〜50μの微細孔を有し、ガーレー
    式透気度が0.01〜10000sec/100mlであり、かつ
    常圧で水を通さない微多孔膜、または、ポリオレ
    フインからなり、ガーレー式透気度が0.01〜
    10000sec/100mlであり、かつ常圧で水を通さな
    い不織布Aと、 ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢
    酸ビニル共重合体もしくはポリエチレンアイオノ
    マーからなりかつ前記微多孔膜または不織布Aの
    軟化点より低い軟化点を有するプラスチツクスの
    薄膜Xと、ポリエチレンテレフタレート、ナイロ
    ンまたはポリプロピレンからなりかつ前記プラス
    チツクスの薄膜Xの軟化点より10℃以上高い軟化
    点を有するプラスチツクスの薄膜Yとからなる穴
    をあけてない積層体Bと、 脱酸素剤とからなり、 前記微多孔膜または不織布Aと、プラスチツク
    スの薄膜X側を内側にした前記積層体Bとの間に
    脱酸素剤を配し、周縁部を熱融着によりシールし
    てなることを特徴とする脱酸素剤包装体。
JP56071170A 1981-05-07 1981-05-12 Package of deoxidizer Granted JPS57194961A (en)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56071170A JPS57194961A (en) 1981-05-12 1981-05-12 Package of deoxidizer
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