JPH02252117A - バインダーおよび磁気記録材料 - Google Patents

バインダーおよび磁気記録材料

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JPH02252117A
JPH02252117A JP7288489A JP7288489A JPH02252117A JP H02252117 A JPH02252117 A JP H02252117A JP 7288489 A JP7288489 A JP 7288489A JP 7288489 A JP7288489 A JP 7288489A JP H02252117 A JPH02252117 A JP H02252117A
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JP
Japan
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magnetic
binder
polyester resin
magnetic recording
recording material
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JP7288489A
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English (en)
Inventor
Shigeru Hagio
萩尾 滋
Mutsuo Saito
斎藤 六雄
Takashi Takemoto
隆志 竹本
Hajime Akiyama
秋山 一
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、バインダーおよび磁気記録材料に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、磁気記録材料のバインダーとしては、高分子ポリ
オール、低分子ポリオールおよびジメチロールプロピオ
ン酸からなるポリオール成分と有機ポリイソシアネート
とを反応させて得られるポリウレタン樹脂が知られてい
る(特開昭59−148127号公報)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のバインダーは、磁性材料の分散機
能がほとんどなく、その分散機能を分散剤に委ねていた
が、バインダーに分散剤を配合した系では、分散剤が磁
性材料の耐久性に悪影響を与え、磁性塗膜物性を劣化さ
せる等の問題点かある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、分散性の優れた磁気記録材料用バインダ
ーおよび磁気記録材料について鋭意検討した結果、本発
明に到達した。
すなわち、本発明は、スルホン酸アンモニウム塩基また
はアミン塩基含有ポリエステル樹脂からなることを特徴
とする磁気記録材料用のバインダーおよび前記磁気記録
材料用のバインダーと磁性体を含有させてなることを特
徴とする磁気記録材料である。
スルホン酸アンモニウム塩基またはアミン塩基含有ポリ
エステル樹脂としては、一般式(Y   0CO)2(
CeHa)SO3X   (1)(式中、Yはヒドロキ
シアルキル基またはヒドロキシアリール基:XはNH,
またはアミンカチオン)で表わされる化合物および必要
により他のポリオールとジカルボン酸またはその無水物
との反応物を挙げることができる。
一般式(1)のYとしては、炭素数1〜18のヒドロキ
シアルキル基またはヒドロキシフェニル基、例えばヒド
ロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル
、ヒドロキシブチル、ヒドロキシペンチル、ヒドロキシ
ヘキシル、ヒドロキシシクロヘキシル、ヒドロキシオク
チル、ヒドロキシノニル、ヒドロキシデシル、ヒドロキ
シフェニル基等を挙げることができる。複数個のRは同
一でも異なっていてもよい。これらのうち好ましいもの
は、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、およびヒド
ロキシフェニル基である。
アミンカチオンを形成するアミンとしては、アルキルア
ミン(モノメチルアミン、ジエチルアミン、 トリメチ
ルアミン、 トリエチルアミン等)、アルカノールアミ
ン(エタノールアミン、ジェタノールアミン、 トリエ
タノールアミン等)、複素環式アミン(ピペリジン、モ
ルホリン、ピペラジン等)および芳香族アミン(アニリ
ン等)等が挙げられる。  これらのうち、好ましいも
のは、トリエチルアミンおよびトリメチルアミンである
他のポリオールとしてはポリエーテルジオール、ポリエ
ステルジオール、ポリカーボネートジオールなどが挙げ
られる。
ポリエーテルジオールとしては低分子ジオール[エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール、1.4−または1.
3−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、l、6
−ヘキサンジオール、1、8−オクタメチレンジオール
、1.10−デカンジオール、アルキルジアルカノール
アミン;環状基を有する低分子ジオール類〔例えばシク
ロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタツール等の
グリコール類および特公昭45−1474号記載のもの
: ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、m−お
よびp−キシリレングリコール、ビス(ヒドロキシエチ
ルベンゼン、1+4−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)
ベンゼン、4.4’ビス(2−ヒドロキシエトキシ)−
ジフェニルプロパン(ビスフェノールAのエチレンオキ
シド付加物)等〕、およびこれらの2種以上の混合物等
コのアルキレンオキシド(炭素数2〜4のアルキレンオ
キシド:エチレンオキシド、プロピレンオキシド、l、
2−12,3−11.3−ブチレンオキシド等)付加物
、およびアルキレンオキシド、環状エーテル(テトラヒ
ドロフラン等)等を開環重合または開環共重合(ブロッ
クおよび/またはランダム)させて得られるもの、例え
ばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
、ポリエチレン−ポリプロピレン(ブロックおよび/ま
たはランダム)グリコール、ポリテトラメチレンエーテ
ルグリコール、ポリテトラメチレン−エチレン(ブロッ
クおよび/またはランダム)グリコール、ポリテトラメ
チレン−プロピレン(ブロックおよび/またはランダム
)グリコール、ポリへキサメチレンエーテルグリコール
、ポリオクタメチレンエーテルグリコールおよびこれら
の2種以上の混合物が挙げられる。
ポリエステルジオールとしては、前記低分子ジオールお
よび/または分子量1000以下のポリエーテルジオー
ルとジカルボン酸とを反応させて得られる縮合ポリエス
テルジオールや、ラクトンの開環重合により得られるポ
リラクトンジオール等が含まれる。分子量1000以下
のポリエーテルジオールとしては、前記ポリエーテルジ
オール例えばポリエチレングリコール、ポリテトラメチ
レンエーテルグリコール、ポリプロピレングリコール、
トリエチレングリコール;およびこれらの2種以上の混
合物が挙げられる。また、ジカルボン酸としては脂肪族
ジカルボン酸(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、グ
ルタル酸、アゼライン酸、マレイン酸、フマル酸等)、
芳香族ジカルボン酸(テレフタル酸、イソフタル酸等)
およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。ラクト
ンとしてはε−カプロラクトンが挙げられる。
ポリエステルジオールは通常の方法、例えば低分子ジオ
ールおよび/または分子量1000以下のポリエーテル
ジオールを、ジカルボン酸もしくはそのエステル形成性
誘導体[例えば無水物(無水マレイン酸、無水フタル酸
等)、低級エステル(テレフタル酸ジメチル等)、ハラ
イド等]と、またはその無水物およびアルキレンオキシ
ド(例えばエチレンオキシドおよび/またはプロピレン
オキシド)とを反応(縮合)させる、あるいは開始剤(
低分子ジオールおよび/または分子量1000以下のポ
リエーテルジオール、ポリエステルジオール等)にラク
トンを付加させることにより製造することができる。
これらのポリエステルジオールの具体例としては、ポリ
エチレンフタレート、ポリブチレンフタレート、ポリへ
キサメチレンフタレート、ポリネオペンチルフタレート
、ポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペート、
ポリへキサメチレンアジペート、ポリネオペンチルアジ
ペート、ポリエチレンプロピレンアジペート、ポリエチ
レンブチレンアジペート、ポリブチレンヘキサメチレン
アジペート、ポリジエチレンアジペート、ポリ(ポリテ
トラメチレンエーテル)アジペート、ポリエチレンアゼ
レート、ポリエチレンセバケート、ポリブチレンアゼレ
ート、ポリブチレンセバケート、ポリカプロラクトンジ
オールおよびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
ポリカーボネートジオールとしては、低分子ジオールと
カーボネートとを反応して得られる化合物が挙げられる
。低分子ジオールとしては、炭素数4〜17の脂肪族ジ
オール(例えば1.4−ブタンジオール、1,5−ベン
タンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキ
サンジオール、1,7−へブタンジオール、1,8−オ
クタンジオール、2−エチル−1,B−ヘキサンジオー
ル、2,2.4−トリメチル−1,6ヘキサンジオール
、I 、10−デカンジオール、水素化シリルイルグリ
コール、水素化ジオレイルグリコール)、脂環式ジオー
ル(例えば1.3−シクロヘキサンジオール、1.4−
ジメチロールシクロヘキサン、l、4−シクロヘキサン
ジオール、1,3−ジメチロールシクロヘキサン、1,
4−エンドメチレン−2−ヒドロキシ−5−ヒドロキシ
メチルシクロヘキサン)およびポリオキシアルキレング
リコール等を挙げることができる。使用するジオールは
、最終生成に所望な性質に依存して、単一のジオールで
あってもジオールの混合物であってもよい。カーボネー
トとしては、エチレンカーボネート、トリメチレンカー
ボネート、テトラメチレンカーボネート、1、2−プロ
ピレンカーボネー)、I、2−ブチレンカーボネー) 
、2.3−ブチレンカーボネート、1,2−エチレンカ
ーボネート等が挙げられる。
ポリカーボネートジオールは、通常の方法、例えばジオ
ールとカーボネートとを、モル比10:1〜1:10、
好ましくは3:1〜1:3で、エステル交換触媒の存在
もしくは不存在において100−300℃の温度でかつ
0.1−3001−3O0の圧力で反応させ、また、そ
の間に低沸点ジオールを蒸留により除去することにより
製造することができる。
また、ポリマーポリオールおよびポリブタジェンポリオ
ール等も使用できる。
ジカルボン酸としては脂肪族ジカルボン酸(コハク酸、
アジピン酸、セバシン酸、グルタル酸、アゼライン酸、
マレイン酸、フマル酸等)、芳香族ジカルボン酸(テレ
フタル酸、イソフタル酸等)およびこれらの2種以上の
混合物またはこれらの無水物(無水マレイン酸、無水フ
タル酸等)が挙げられる。
これらのうち、好ましいのは、芳香族ジカルボン酸ある
いはその無水物からのポリエステル樹脂およびアジピン
酸からのポリエステル樹脂である。
ポリエステル樹脂は通常の方法、例えばジオール(一般
式(1)の化合物および必要により他のジオール)を、
ジカルボン酸もしくはその無水物(無水マレイン酸、無
水フタル酸等)と反応(縮合)させることにより製造す
ることができる。
ポリエステル樹脂の分子量は、通常1000〜200θ
00、好ましくは、15000〜100000である。
1000未満の場合にはポリエステル樹脂が皮膜形成性
に乏しい脆い樹脂となり、磁気記録材料用バインダーと
して充分でない。一方当量が200000を越えると磁
性粉の分散性が低下し、フィルム強度が不十分となり、
耐摩耗性、耐スクラッチ性、耐加水分解性が低下する。
本発明において、スルホン酸アンモニウム塩基またはア
ミン塩基の含有量は、ポリエステル樹脂中通常0.1〜
70当量%、好ましくは、0.1〜60当量%である。
0.1当量%未満では、磁性粉に対する分散性が十分で
なく、60当量2を越える場合は、磁性塗料の粘度が著
しく上昇し塗工性が悪くなる。
本発明におけるポリエステル樹脂は磁気記録材料用バイ
ンダーとして用いられるが、必要により、磁気記録材料
用として通常使用されている他の高分子材料を併用する
ことができる。この高分子材料としてはポリ塩化ビニル
系[塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(VYHH;  
UCC製、エスレックC;積水化学製等)、塩化ビニル
−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体(VAGHl
 エスレックA等)、塩化ビニル−塩化ビニリデン−ア
クリロニトリル共重合体(サラン;旭ダウ製)等」、ポ
リウレタン系[ウレタン樹脂(ニステン;グツドリッチ
製等)]、ブタジェン系[アクリロニトリル−ブタジェ
ン共重合体(ハイカー1482; 日本ゼオン製等)、
アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン共重合体(A
−135)等]、アクリル系(アクリル酸エステル系共
重合体等)、ニトロセルロース、フェノキシ樹脂、エポ
キシ樹脂、ポリウレタン樹脂、他のポリエステル樹脂等
が挙げられる。
その配合量は本発明におけるポリエステル樹脂に対して
、通常、0〜70重量%、好ましくは30〜60重量%
である。  本発明の磁気記録材料用バインダーはこれ
に磁性体を含有させることにより磁気記録材料(以下磁
性塗料ということがある)とする事ができる。
この磁性体としては、酸化鉄例えばγ−Fe2O3(γ
−へマタイト)、Cr03(二酸化クロム)および合金
系の磁性体例えばCO−γ−Fe2O3(コバルトフェ
ライトまたはコバルトドープγ−酸化鉄)、Fe−Go
−Cr1 純鉄Fe(メタルパウダー)および炭化鉄が
挙げられる。本発明においては特に最近のより一層微粉
末化されたγ−Fe2O3、CO−γ−Fe2O3、メ
タル、炭化鉄(例えば粒子のBET法による比表面積が
40m2/g以上のもの)に対して有用である。
磁性体は磁性粉でありその形状は通常、粒状および針状
である。磁性体の形状の一例を示せば、径が0.02〜
0.7μ、例えば長径0.2〜0.7μ、短径0.02
〜0.1μである。
磁性塗料にはポリエステル樹脂を架橋させるために架橋
剤を用いることができる。この架橋剤としてはNGO含
有化合物および活性水素含有化合物が挙げられる。NC
O含宵含金化合物てはポリイソシアネート[変性MDI
(ミリオネートME。
採土ケ谷化学製)、3,3′−ジメトキシ−4,4′−
ジイソシアネート等コおよびNCO末端プレポリマー[
ポリイソシアネート(TDI、MDI等)とポリオール
(低分子ポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリエ
ステルポリオール等)とのNGO末端プレポリマー例え
ばデスモジュールしくバイエル製)、コロネートL(日
本ポリウレタン製)等]が挙げられる。また活性水素含
有化合物としてはポリアミン[トリレンジアミン(TD
A)、4.4′−ジアミノ−3,3′−ジクロロジフェ
ニルメタン等)およびポリオール(低分子ポリオール、
ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール等)
が挙げられる。
架橋剤の添加量は本発明におけるポリエステル樹脂に対
し通常0〜25重量%、好ましくは2〜15重量%であ
る。25重量%を越えるとフィルムの可撓性が低下し易
い。
その他必要により分散剤(レシチンあるいはアニオン、
ノニオン、カチオン等の界面活性剤例えばドデシルベン
ゼンスルホン酸ソーダ等)および潤滑剤(高級脂肪酸エ
ステル例えばステアリン酸ブチル)を加えることもでき
る。
磁性塗料には粘度調整のため溶媒が用いられる。
この溶媒としてはエステル系溶媒(酢酸エチル、酢酸ブ
チル等)、エーテル系溶媒(ジオキサン、テトラヒドロ
フラン等)、ケトン系溶媒(シクロヘキサノン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルルケトン等)、芳香族
炭化水素溶媒(トルエン、キシレン等)およびこれらの
二種以上の混合溶媒を用いることができる。これらのう
ち好ましいものはケトン系と芳香族炭化水素系の混合溶
媒である。
磁性塗料中の本発明におけるポリエステル樹脂の含有量
は塗料の重量に基づいて通常5重量%以上、好ましくは
6〜20重量%である。ポリエステル樹脂を5重量%以
上含ませることにより本発明の目的を十分に達成するこ
とができる。
磁性塗料中の磁性体の量は通常30〜80重量%、好ま
しくは32〜60重量%である。
磁性塗料中の溶媒の量は通常30〜80重量%、好まし
くは40〜70重量%である。
他の高分子材料の量は通常0〜20重量%、好ましくは
2〜15重量%である。
その他(架橋剤、分散剤、潤滑剤等)の量は通常0〜3
重量%、好ましくは0.01〜2重量%である。
磁性塗料を製造する方法としてはバインダー溶媒および
磁性体を必要により予めプレミキサ−等で混合したのち
混合分散機(ボールミル、ペイントコンディショナー 
サンドグラインダー サンドミル、プラストミル等)で
分散させ、濾過する方法が挙げられる。
この磁性塗料は磁気記録媒体用支持体フィルムに適用さ
れ磁気記録媒体(磁気テープ等)を作成することができ
る。この支持体フィルムとしては、紙、セロハン、アセ
テート、ポリエステル(PET)、強化ポリエステル、
ポリイミド等のフィルムが挙げられる。これらのフィル
ムのうちよく用いられるのはポリエステルフィルムであ
る。
磁性塗料を支持体フィルムに適用する場合、塗布厚は通
常数μから数十μである。適用法としてはドクターブレ
ード法、転写印刷法(グラビア法、リバースロール法等
)等の塗布法が挙げられる。
磁性塗料を塗布されたフィルムは以後例えば配向、乾燥
、表面加工、切断、巻取り等の工程を経て磁気記録媒体
とされる。
磁気記録媒体は支持体フィルムと磁性層(磁性体バイン
ダー)からなるものが一般的であるが、支持体フィルム
と磁性層の間に中間層(下塗層)を設けたもの、支持体
フィルムの両面に磁性層ををするもの、磁気特性の異な
る磁性層を重積したもの、磁性層の上に保護層を設けた
もの等もある。
[実施例] 以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明は
これに限定されるものではない。以下において、部は重
量部を示す。
実施例1 スルホン酸トリエチルアミン塩基含有テレフタル酸エチ
レングリコールジエステル  7部ネオペンチルグリコ
ール     388部無水テレフタル酸      
  605部ブチルヒドロキシスズオキサイド  1部
を190〜230°Cの範囲に徐々に制御しながら昇温
し、生成する水を留去しながらエステル化反応を行ない
、ポリエステル樹脂(C+) (OHv=4.8)を得
た。
この(C3)をバインダーとして使用し、下記組成の混
合物をペイントコンディショナーで混合、分散させて磁
性塗料(D、)を作成した。
γ−Fe203微粉末     100部−16= ポリエステル樹脂(C+)   20部塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体 10部 デスモジュールL     2部 レシチン          1部 メチルエチルケトン    75部 トルエン          75部 この磁性塗料をポリエステルフィルムに塗布しく乾燥膜
厚5μ)、10000eの磁場をかけ、配向させ、テー
プ(El)を得た。更に、このテープをカレンダーロー
ルで処理し、磁気テープを得た。
実施例2 スルホン酸トリメチルアミン塩基含有テレフタル酸エチ
レングリコールジエステル    49部1.4−ブタ
ンジオール          443部アジピン酸 
            548部ブチルヒドロキシス
ズオキサイド     1部を実施例1と同様の条件下
に反応させて得られたポリエステル樹脂(C2)  (
OHV=5.0)を用い実施例1と同様にして磁性塗料
を作成し、テープ(E2)を得た。
実施例3 スルホン酸トリメチルアミン塩基含有テレフタル酸エチ
レングリコールジエステル     8部ヘキサンジオ
ール           482部イソフタル酸  
          510部ブチルヒドロキシスズオ
キサイド     1部を反応させて得られたポリエス
テル樹脂(C3)(OHV二3.5)を用い実施例1と
同様にして磁性塗料を作成し、テープ(E3)を得た。
比較例1 テレフタル酸エチレングリコールジエステル7部ネオペ
ンチルグリコール        388部無水テレフ
タル酸           605部ブチルヒドロキ
シスズオキサイド     1部を実施例1と同様の条
件下に反応させて得られたを反応させて得られたポリエ
ステル樹脂(CA)(OHV=4.8)を用い実施例1
と同様にして磁性塗料を作成し、磁気テープ(E、)を
得た。
試験例1 実施例1〜3および比較例1で得られたテープについて
、表面の光沢度、磁気特性(角型比)およびカレンダー
性を評価した。
表−1 光沢度:光沢針を用い60°の正反射率を測定した。
角型比:振動試料型磁力計を用い測定した。
[発明の効果コ 本発明の磁気記録材料用バインダーおよび磁気記録材料
は、従来のバインダー(前記特開昭59−148127
号公報のもの)に比べて、次のような効果を奏する。
(1)磁性粉に対する分散性が優れており、磁性塗料の
耐久性に悪影響を与える分散剤を使用する必要がなく、
磁性塗膜の物性を劣化させない。
(2)支持体フィルムに対する密着性に優れてい(3)
カレンダー性が優れている。
以上の効果を奏するところから本発明のバインダーおよ
び材料は、例えばオーディオテープ、ビデオテープ、コ
ンピューターテープ、データーレコーダーテープ、ビデ
オシート、メタルテープ、メタルディスク、磁気カード
用の磁気記録材料用バインダーおよび磁気記録材料とし
て有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、スルホン酸アンモニウム塩基またはアミン塩基含有
    ポリエステル樹脂からなることを特徴とする磁気記録材
    料用のバインダー。 2、請求項1記載のバインダーと磁性体を含有させてな
    ることを特徴とする磁気記録材料。
JP7288489A 1989-03-25 1989-03-25 バインダーおよび磁気記録材料 Pending JPH02252117A (ja)

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