JPH0364310A - バインダーおよび磁気記録材料 - Google Patents

バインダーおよび磁気記録材料

Info

Publication number
JPH0364310A
JPH0364310A JP20154489A JP20154489A JPH0364310A JP H0364310 A JPH0364310 A JP H0364310A JP 20154489 A JP20154489 A JP 20154489A JP 20154489 A JP20154489 A JP 20154489A JP H0364310 A JPH0364310 A JP H0364310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
active hydrogen
magnetic
polyol
acid
mol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20154489A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Takemoto
隆志 竹本
Mutsuo Saito
斉藤 六雄
Hajime Akiyama
秋山 一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority to JP20154489A priority Critical patent/JPH0364310A/ja
Publication of JPH0364310A publication Critical patent/JPH0364310A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、バインダーおよび磁気記録材料に関するもの
である。
[従来の技術〕 従来、磁気記録材料のバインダーとしては、環状ジカル
ボン酸変成ポリカプロラクトンポリオールを含む高分子
ポリオール、低分子ポリオールおよびカルボキシル基を
含む活性水素含有化合物成分とポリイソシアネートとか
らのポリウレタン樹脂がしられている(特開昭82〜2
02324号公報)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このものは、耐熱湿性があまり良くなく
、テープの耐久性が十分でなかった。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、耐加水分解性に優れた、また、磁性体の
分散性が優れた磁気記録材料用バインダーおよび磁気記
録材料について鋭意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、オキシアルキル化された環状ジカル
ボン酸変成ポリカプロラクトンポリオール(a 1)を
含む高分子ポリオール(AI)、  低分子ポリオール
(A2)および低分子多官能性水素原子化合物(A3)
からなる活性水素含有化合物成分(A)と有機ポリイソ
シアネート(B)とからのポリウレタン樹脂(C)から
なることを特徴とする磁気記録材料用のバインダー:オ
キシアルキル化された環状ジカルボン酸変成ポリカプロ
ラクトンポリオール(a1)が環状ジカルボン酸変成ポ
リカプロラクトンポリオールの活性水素原子1個当り4
0モル以下のアルキレンオキサイド付加物である請求項
1記載のバインダー;および請求項1または2記載のバ
インダーと磁性体を含有させてなることを特徴とする磁
気記録材料である。
本発明におけるオキシアルキル化された環状ジカルボン
酸変成ポリカプロラクトンポリオール(a1)は、通常
の方法(好ましくは無触媒)で環状ジカルボン酸変成ポ
リカプロラクトンポリオールの活性水素原子(OH)を
アルキレンオキサイドと反応させて合成される。アルキ
レンオキサイドとしては、エチレンオキサイド(以下E
Oと略記)、プロピレンオキサイド(以下POと明記)
、1.2−。
2.3−および1.3−ブチレンオキサイド、テトラヒ
ドロフラン、スチレンオキサイド、エピクロルヒドリン
等、およびこれらの2種以上(例えばEOとPO)の併
用(ランダムおよび/またはブロック)が挙げられる。
好ましいのはPO,% EOおよびPO/ EOの併用
[ランダム、ブロック、および両者の混合系(たとえば
ランダム、ブロック、および両者の混合系)コである。
オキシアルキル化された環状ジカルボン酸変成ポリカプ
ロラクトンポリオール(a I)のアルキレンオキサイ
ド付加モル数は、活性水素原子1個当り、通常40モル
以下、好ましくは20以下である。
活性水素原子1個当りのアルキレンオキサイドの付加モ
ル数が40を越える場合は、合成されたウレタン樹脂の
塗膜物性が低下し磁気記録材料用バインダーとして十分
でない。
本発明に使用される環状ジカルボン酸変成ポリカプロラ
クトンポリオールとしては、特開昭82−202324
号公報に記載のポリオールがあげられる。すなわち環状
ジカルボン酸変成ポリカプロラクトンポリオールとして
は、多価アルコール;環状ジカルボン酸、その無水物も
しくはそのジアルキルエステル;およびε−カプロラク
トンまたは1.6−オキシカプロン酸もしくはそのエス
テルからのポリオールがあげられる。また、このポリオ
ール(a1)としては特開昭59−179519号公報
に記載のポリエステルポリオールが使用できる。
(a 1)の水酸基価(0■−V)は通常10〜150
、好ましくは15〜100であり、酸価は通常5以下、
好ましくは1以下である。
(a I)とともに必要により他の高分子ポリオールを
併用することができる。高分子ポリオールとしては、次
のものがあげられる。
ポリエーテルジオールとしては低分子ジオール[エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール、1.4−、  また
は1.3−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、
l、6−ヘキサンジオール、1.8−オクタメチレンジ
オール、  !、10−デカンジオール、アルキルジア
ルカノールアミン;環状基を有する低分子ジオール類〔
例えばシクロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタ
ノール等のグリコール類および特公昭45−1474号
記載のもの: ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサ
ン、鵬−およびp−キシリレングリコール、ビス(ヒド
ロキシエチルベンゼン、1.4−ビス(2−ヒドロキシ
エトキシ)ベンゼン’h  41V−ビス(2−ヒドロ
キシエトキシ)−ジフェニルプロパン(ビスフェソール
Aのエチレンオキシド付加物)等〕、およびこれらの2
種以上の混合均等]のアルキレンオキシド(炭素数2〜
4のアルキレンオキシド:エチレンオキシド、プロピレ
ンオキシド、i、2−12.3〜.1.3−ブチレンオ
キシド等)付加物(分子量500以上)およびアルキレ
ンオキシド、環状エーテル(テトラヒドロフラン等)を
開環重合または開環共重合(ブロックおよび/またはラ
ンダム)させて得られるもの、例えばポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレン−ポ
リプロピレン(ブロックおよび/またはランダム)グリ
コール、ポリテトラメチレンZ −テ、It/グリコー
ル、ポリテトラメチレン−エチレン(ブロックおよび/
またはランダム)グリコール、ポリテトラメチレン−プ
ロピレン(ブロックおよび/またはランダム)グリコー
ル、ポリへキサメチレンエーテルグリコール、ポリオク
タメチレンエーテルグリコールおよびこれらの2種以上
の混合物が挙げられる。
ポリエステルジオールとしては、前記低分子ジオールお
よび/または分子jl1000以下のポリエーテルジオ
ールとジカルボン酸とを反応させて得られる縮合ポリエ
ステルジオールや、ラクトンの開環重合により得られる
ポリラクトンジオール等が含まれる。分子量1000以
下のポリエーテルジオールとしては、前記ポリエーテル
ジオール例えばポリエチレングリコール、ポリテトラメ
チレンエーテルグリコール、ポリプロピレングリコール
、トリエチレングリコール:およびこれらの2種以上の
混合物が挙げられる。また、ジカルボン酸としては脂肪
族ジカルボン酸(コハク酸、アジピン酸、セパシン酸、
グルタル酸、アゼライン酸、マレイン酸、フマル酸等)
、芳香族ジカルボン酸(テレフタル酸、イソフタル酸等
)およびこれらの2種以上の混合物が挙げられ、ラクト
ンとしてはε−カプロラクトンが挙げられる。
ポリエステルジオールは通常の方法、例えば低分子ジオ
ールおよび/または分子量1000以下のポリエーテル
ジオールを、ジカルボン酸もしくはそのエステル形成性
誘導体[例えば無水物(無水マレイン酸、無水フタル酸
等)、低級エステル(テレフタル酸ジメチル等)、ハラ
イド等コと、またはその無水物およびアルキレンオキシ
ド(例えばエチレンオキシドおよび/またはプロピレン
オキシド)とを反応(縮合)させる、あるいは開始剤(
低分子ジオールおよび/または分子量tooo以下のポ
リエーテルジオール、ポリエステルジオール)にラクト
ンを付加させることにより製造することができる。
これらのポリエステルジオールの具体例としては、ポリ
エチレンフタレート、ポリブチレンフタレート、ポリへ
キサメチレンフタレート、ポリネオペンチルフタレート
、ポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペート、
ポリへキサメチレンアジペート、ポリネオペンチルアジ
ペート、ポリエチレンプロピレンアジペート、ポリエチ
レンブチレンアジベート、ポリブチレンヘキサメチレン
アジペート、ポリジエチレンアジベート、ポリ(ポリテ
トラメチレンエーテル)アジペート、ポリエチレンアゼ
レート、ポリエチレンセバケート、ポリブチレンアゼレ
ート、ポリブチレンセパケート、ポリカプロラクトンジ
オールおよびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
ポリカーボネートジオールとしては、低分子ジオールと
カーボネートとを反応して得られる化合物が挙げられる
。低分子ジオールとしては、炭素数4〜17の脂肪族ジ
オール(例えば1.4−ブタンジオール、1.5−ベン
タンジオール、ネオペンチルグリコール、1.6−ヘキ
サンジオール、!、7−へブタンジオール、1.8−オ
クタンジオール、2−エチル−1,B−ヘキサンジオー
ル、2,2.4− トリメチル−1,Bヘキサンジオー
ル、1.10−デカンジオール、水素化シリルイルグリ
コール、水素化ジオレイルグリコール)、脂環式ジオー
ル(例えば1.3−シクロヘキサンジオール、1.4−
 ジメチロールシクロヘキサン、1,4−シクロヘキサ
ンジオール、1,3−ジメチロールシクロヘキサン、1
,4−エンドメチレン−2−ヒドロキシ−5−ヒドロキ
シメチルシクロヘキサン〉およびポリオキシアルキレン
グリコール等を挙げることができる。使用するジオール
は、最終生成に所望な性質に依存して、単一のジオール
であってもジオールの混合物であってもよい。カーボネ
ートとしては、エチレンカーボネート、 トリメチルカ
ーボネート、テトラメチレンカーボネー)、  1.2
−プロピレンカーボネート、1,2−プチレンカーボネ
ー)、2.3−プチレンカーボネー)、1.2−エチレ
ンカーボネート等が挙げられる。
ポリカーボネートジオールは、通常の方法、例えばジオ
ールとカーボネートとを、モル比10:1〜1:10、
好ましくは3:1−1:3で、エステル交換触媒の存在
もしくは不存在において100〜300℃の温度でかつ
0.1〜300mmHgの圧力で反応させ、また、その
間に低沸点ジオールを蒸留により除去することにより製
造することができる。
また、ポリマーポリオールおよびポリブタジェンポリオ
ール等も使用できる。
これらのうち、好ましいのは、芳香族ジカルボン酸系ポ
リエステルジオール、アジピン酸系ポリエステルジオー
ル、ポリカプロラクトンジオールおよびポリカーボネー
トジオールである。
(a1)の高分子ポリオール(AI)中の含有量は通常
50重fll!4以上好ましくは、80〜100重量%
でとくに好ましくは、90〜100重量%である。含有
量が50重量%未溝の場合は磁性体の分散性が低下する
本発明における低分子ポリオール(A2)としては、高
分子ポリオールで説明した低分子ジオールおよびグリセ
リン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン
、ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール、ジグリ
セリン、α−メチルグルコシド、ソルビトール、キシリ
フト、マンニット、グルコース、フラクトース、蔗糖等
の3〜84Iのアルコール類が挙げられる。
これらのうち、好ましいのは、炭素数2−10のアルキ
レングリコールおよびトリメチロールプロパンである。
低分子多官能性水素原子化合物(A3)としては、例え
ば上記ポリエステルジオールの原料として挙げた低分子
ジオールのアルキレンオキシド低モル付加物(分子量5
00未満)、脂肪族ジアミン(エチレンジアミンなど)
、脂環族ジアミン(インホロンジアミンなど)、芳香族
ジアミン(4,4−ジアミノジフェニルメタンなど)、
芳香脂肪族ジアミン(キシレンジアミンなど)、アルカ
ノールアミン(エタノールアミンなど)、ヒドラジン、
ジヒドラジッド(アジピン酸ジヒドラジッドなど)など
及びこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
上記以外ニ(a)−Go(Hl(b)−5OsX−(c
)−PO(OX”)t、(Xは■、金属塩、 3114
またはアミンカチオンからなる群より選ばれた官能基)
を有する活性水素含有化合物を併用することにより更に
分散性を向上させるごとができる。この化合物としては
一般式%式%(1) c式中、XはOH,NH,NHiまたはSH;Zは有機
基; YはC00X、5OaX、またはPO(OX)*;Xは
N[I、またはアミンカチオン: 厘は好ましくはIまたは2:nは1以上の整数である]
で示される化合物が挙げられる。
C00Xを有する活性水素化合物(a)として具体的に
は、 1100h C00X HOCB(COOX)2 11100BcOOX flOcllcOOX (HOCHa )2G(CH3)000!(HOCH2
CB2)aN(H2C112COOXlbN−CH−C
OOX ca2coox ■S−C■−COOX 1IS−Cl−COOX ならびにその誘導体(これらの塩を含有するポリエーテ
ルポリオール、ポリエステルポリオールまたはポリウレ
タンプレポリマー等、例えばプロピレンオキサイドとの
反応物、カプロラクトンとの反応物あるいはポリイソシ
アネートとの反応物等)が挙げられる。
SOa Xを有する活性水素化合物(b)としては、C
IIQOIIt hc<CHs ン5O1x1’la 
NCHa SOi ! 1100H*CHtSOs! (+1Oc1[*cH2)eFIcll*clI2sO
*!(Hoe L CHs OCO)* Cm Rs 
SOt X等ならびにその誘導体(これらの塩を含有す
るポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオールま
たはポリウレタンプレポリマー等、例えばプロピレンオ
キサイドとの反応物、カプロラクトンとの反応物あるい
はポリイソシアネートとの反応物等)が挙げられる。
PO(OX)aを有する活性水素化合物(C)としては
、(IIOCR2)*C(CHs )PO(OX)2(
f[0cHtclIsOcO)acaHsPo(OX)
*等ならびにその誘導体(これらの塩を含有するポリエ
ーテルポリオール、ポリエステルポリオールまたはポリ
ウレタンプレポリマー等、例えばプロピレンオキサイド
との反応物、カプロラクトンとの反応物あるいはポリイ
ソシアネートとの反応物等)が挙げられる。
これらのうち、好ましいものは、ジメチロールプロピオ
ン酸、フタル酸グリコールジエステルスルホン酸、ビス
ヒドロキシエチルアミノエタンスルホン酸およびビスヒ
ドロキシエチルアミノエタンリン酸のアンモニウム塩ま
たはアミン塩である。
本発明における有機ポリインシアネート(B)としては
、次のものが挙げられる。
脂肪族ジイソシアネートとしては、エチレンジイソシア
ネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジインシアネート(BMDI)、ドデカメチレンジ
イソシアネート、2,2.4−トリメチルヘキサンジイ
ソシアネート、リジンジイソシアネート、2.トジイソ
シアネートメチルカプロエート、ビス(2−インシアネ
ートエチル)フマレート、ビス(2−インシアネートエ
チル)カーボネート、テトラメチレンキシリレンジfソ
シアネート(TMXIII)等が挙げられる。
脂環式ジイソシアネートとしては、インホロンジイソシ
アネートCIFDI) 、ジシクロヘキシルメタンジイ
ソシアネート(水添MDI)、シクロヘキシレンジイン
シアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート
(水添TDI) 、  ビス(2−インシアネートエチ
ル)4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキシレート
等が挙げられる。
芳香族ジイソシアネートとしては1.3−および/また
は1.4−フェニレンジイソシアネート、2.トおよび
/または2.8−)リレンジインシアネート(TDo、
ジフェニルメタン−2,4′−および/または4,4ゝ
−ジイソシアネート(IDT)、ナフチレン−1,5−
ジイソシアネート、鵬−および/またはp−インシアネ
ートフェニルスルホニルインシアネート等)カ挙げられ
る。
ポリイソシアネートとしては、IIDIの水変性物、I
PI)Iの三量化物、ポリトリレンジインシアネート(
粗製TDI)、ポリフェニルメタンポリイソシアネート
(粗製MDI)、変性MDI(カーポジイミド変性問1
等)およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
これらのうち、好ましいものは、脂肪族ジイソシアネー
ト、脂環式ジインシアネートおよび芳香族ジイソシアネ
ートであり、特に好ましいものはIII田、IPDI、
  MDIおよびTDIである。
(A)の当量は通常100〜1800である。 (A)
の当量が!00未満の場合には生成ウレタン樹脂が皮膜
形成性に乏しい樹脂となり、磁気記録材料用バインダー
として十分でない。一方当量が1sooを越えると磁性
粉の分散性が低下し、ブイ強度が不十分となり、耐摩耗
性、耐スクラッチ性、耐加水分解性が低下する。
(A)とCB)を反応させるに際し、 (B)と(A)
の当量比C(B)/ (A)コは通常O」〜12!i、
好ましくは、0.8〜!、2である。当量比が0.8未
満および1.5を越えると(A)と(B)との反応によ
りえられるポリウレタン樹脂(C)の分子量が低くなり
分散性が低下し、また磁気記録材料の耐摩耗性、耐スク
ラッチ性、耐加水分解性が低下し易い。
上記反応はインシアネート基に対して不活性な溶媒の存
在下または不存在下に行なうことができる。この溶媒と
してはエステル系溶媒(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、
エーテル系溶媒(ジオキサン、テトラハイドロフラン等
)、ケトン系溶媒(シクロヘキサノン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン等)、芳香族炭化水素系
溶媒(トルエン、キシレン等)およびこれらの二種以ニ
ー。
の混合溶媒が挙げられる。
反応方法としては(A)と(B)とを−括して反応容器
に仕込み反応させる方法、  (Aンと(B)とを分割
して多段反応をさせる方法およびあらかじめ混合した(
A)と(B)を加熱されたコンティニスアズニーダ−中
を通過させ反応させる方法が挙げられる。
反応温度は通常40〜180°C9好ましくは80〜!
20℃である。反応においては、反応を促進させるため
通常のウレタン反応において用いられる触媒、例えば錫
系触媒(トリメチルチンラウレート、トリメチルチンヒ
ドロキサイド、ジメチルチンジラウレート、ジブチルチ
ンジラウレート、スタナスオクトエート等)、鉛系触媒
(レフトオレート、レッド2−エチルヘキソエート等)
等を使用することもできる。
得られるポリウレタン樹脂(C)は、数平均分子量が通
常3.(100〜200.0(10、好ましくは5.o
oo〜1so、oooである。
一般式(1)の化合物を用いる場合、官能基1個当りの
分子量は通常1.000〜200,000、好ましくは
5゜OOO〜150,000である。官能基1個当りの
分子量が1.000未満の場合、耐加水分解性が低下す
る。
(C)は、磁気記録材料用バインダーとして用いられる
が、必要により、磁気記録材料用として通常使用されて
いる他の高分子材料を併用することができる。この高分
子材料としてはポリ塩化ビニル系[塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共電合体(VYHH; UCC製、エスレックC:
積水化学製等)、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアル
コール共重合体(VAGH,エスレックA等)、塩化ヒ
ニルー塩化ビニリデンーアクリロニトリル共重合体(サ
ラン;旭ダウ製)等」、ポリウレタン系[ウレタン樹脂
(ニステン;グツドリッチ製等)]、ブタジヱン系[ア
クリロニトリル−ブタジェン共重合体(ハイカー148
2; 日本ゼオン製等)、アクリロニトリル−ブタジェ
ン−スチレン共重合体(A−I35)等コ、アクリル系
(アクリル酸エステル系共重合体等)、ニトロセルロー
ス、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。
本発明の磁気記録材料用バインダーはこれに磁性体を含
有させることにより磁気記録材料(以下磁性塗料という
ことがある)とする事ができる。
この磁性体としては、酸化鉄例えばγ−FesO* (
γ−へマタイト)、cros(二酸化クロム)および合
金系の磁性体例えばCO−γ−Fe2O3(コバルトフ
ェライトまたはコバルトドープグー酸化鉄)、Fe−C
o−Cr1 純鉄Fe(メタルパウダー)および炭化鉄
が挙げられる。本発明においては特に最近のより一層微
粉末化されたγ−F@*Os、C。
−γ−Fe20i、メタル、炭化鉄(例えば粒子のBE
T法による比表面積が40m2/g以上のもの)に対し
て有用である。
磁性体は磁性粉でありその形状は通常、粒状および針状
である。磁性体の形状の一例を示せば、径が0.02〜
0.7μ、例えば長径0.2〜0.7μ、短径0.02
〜0.1μである。
磁性塗料にはポリウレタン樹脂を架橋させるために架橋
剤を用いることができる。この架橋剤としてはNGO含
有化合物および活性水素含有化合物が挙げられる。NG
O含有化合物としてはポリイソシアネート[変性MDI
(ミリオネートME。
採土ケ谷化学製)、3.3°−ジメトキシ−4,4′−
ジイソシアネート等コおよびNGO末端プレポリマー[
ポリイソシアネー)(TDI、MDI等)とポリオール
(低分子ポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリエ
ステルポリオール等)とのNCO末端プレポリマー例え
ばデスモジュールL(/<イニル製)、コロネートL(
日本ポリウレタン製)等]が挙げられる。また活性水素
含有化合物としてはポリアミン[トリレンジアミン(T
DA)、4、v−ジアミノ−3,3′−ジクロロジフェ
ニルメタン等)およびポリオール(低分子ポリオール、
ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール等)
が挙げられる。
架橋剤の添加量はポリウレタン樹脂に対し通常0〜25
重量%、好ましくは2〜15重量%である。25重量%
を越えるとフィルムの可視性が低下し易い。
その他必要により分散剤(レシチンあるいはアニオン、
ノニオン、カチオン等の界面活性剤、例えばドデシルベ
ンゼンスルホン酸ソーダ等)および潤滑剤(高級脂肪酸
エステル、例えばステアリン酸ブチル)を加えることも
できる。
磁性塗料には粘度調整のため溶媒が用いられる。
この溶媒としてはポリウレタン樹脂生成反応の箇所で記
載したのと同様の溶媒、すなわちエステル系溶媒(酢酸
エチル、酢酸ブチル等)、エーテル系溶媒(ジオキサン
、テトラヒドロフラン等)、ケトン系溶媒(シクロヘキ
サノン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルルケト
ン等)、芳香族炭化水素溶媒(トルエン、キシレン等)
およびこれらの二種以上の混合溶媒を用いることができ
る。
これらのうち好ましいものはケトン系と芳香族炭化水素
系の混合溶媒である。
(C)の含有量は塗料の重量に基づいて通常5重量%以
上、好ましくは8〜20重量%である。 (C)を5重
量%以上含ませることにより本発明の目的を十分に達成
することができる。
磁性塗料中の磁性体の量は通常30〜80重量%、好ま
しくは32〜60重量%である。
磁性塗料中の溶媒の量は通常30〜80重量%、好まし
くは40〜70M量%である。
他の高分子材料の量は通常0〜20重量%、好ましくは
2〜15重量%である。
その他(架橋剤、分散剤、潤滑剤等)の量は通常O〜3
重ffi%、好ましくは0.O1〜2ffL%である。
磁性塗料を製造する方法としてはバインダー溶媒および
磁性体を必要により予めプレミキサ−等で混合したのち
混合分散機(ボールミル、ペイントコンディジ3ナー 
サンドグラインダー サントミル、プラストミル等)で
分散させ、濾過する方法が挙げられる。
この磁性塗料は磁気記録媒体用支持体フィルムに適用さ
れ磁気記録媒体(磁気テープ等)を作成することができ
る。この支持体フィルムとしては、紙、セロハン、アセ
テート、ポリエステル(PET)、強化ポリエステル、
ポリイミド等のフィルムが挙げられる。これらのフィル
ムのうち、よく用いられるのはポリエステルフィルムで
ある。
磁性塗料を支持体フィルムに適用する場合、塗布厚は通
常数μから数十μである。適用法としてはドクターブレ
ード法、転写印刷法(グラビア法、。
リバースロール法等)等の塗布法が挙げられる。
磁性塗料を塗布されたフィルムは以後例えば配向、乾燥
、表面加工、切断、巻取り等の工程を経て磁気記録媒体
とされる。
磁気記録媒体は支持体フィルムと磁性層(磁性体バイン
ダー)からなるものが−船釣であるが、支持体フィルム
と磁性層の間に中間層(下塗層)を設けたもの、支持体
フィルムの両面に磁性層を有するもの、磁気特性の異な
る磁性層を重積したもの、磁性層の上に保護層を設けた
もの等もある。
[実施例コ 以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明は
これに限定されるものではない。以下において、部は重
量部を示す。
実施例1 当量425のイソフタル酸変成ポリカプロラクトンポリ
オール1モルに対してEOを4モル付加して当1513
のオキシアルキル化されたイソフタル酸変成ポリカプロ
ラクトンポリオールを得た。このオキシアルキル化され
たイソフタル酸変成ポリカプロラクトンポリオール1モ
ル、当量 500のポリテトラメチレングリコール1モ
ル、ネオペンチルグリコール3モル、およびジメチロー
ルプロピオン酸0.0625モルと!、4−ブタンジオ
ール0.9375モルの混合物とTDI5モルを反応さ
せてわずかに水酸基末端を有するポリウレタン(0トY
IO)を得た。これをポリウレタン樹脂(CI)  と
する。
この(CI)をバインダーとして使用し、下記組成の混
合物をペイントコンディジ3ナーで混合、分散させて磁
性塗料(DI)を作成した。
7−Fe203微粉末     100部ポリウレタン
樹脂(CI)   20部塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体 10部 デスモジュールL      2部 レシチン          1部 メチルエチルケトン    75部 トルエン          75部 この磁性塗料をポリエステルフィルムに塗布しく乾燥膜
厚5μ)、  toooosの磁場をかけ、配向させ、
テープを得た。更に、このテープをカレンダーロールで
処理し、磁気テープ(E 1)を得た。
実施例2 当量 8[i8のイソフタル酸変成ポリカプロラクトン
ポリオール1モルに対して6モルのEOを付加して当量
1000のオキシアルキル化されたイソフタル酸変成ポ
リカプロラクトンポリオールを得た。このオキシアルキ
ル化されたイソフタル酸変成ポリカプロラクトンポリオ
ール1モル、ネオペンチルグリコール2.5モル、ジメ
チロールプロピオン酸o 、o8eモルおよびエチレン
グリコール1.734モルの混合物とMDI5.3モル
を反応させて水酸基末端を有するポリウレタン樹脂(0
Fi−V4.3)を得た。これをポリウレタン樹脂(C
2)とする。
得られたポリウレタン樹脂(C2)を用い実施例1と同
様にして磁性塗料を作成し、磁気テープ(E2)を得た
実施例3 当量888のインフタル酸変成ポリカプロラクトンポリ
オール1モルに対して6モルのEOを付加して当量10
00のオキシアルキル化されたイソフタル酸変成ポリカ
プロラクトンポリオールを得た。このオキシアルキル化
されたイソフタル酸変成ポリカプロラクトンポリオール
1モル、当量200のポリプロピレングリコール1モル
、ジメチロールプロピオン酸0.0375モルおよびエ
チレングリコール0.9825モルの混合物とMDI3
モルを反応させて得られたわずかに末端OH基を有する
ポリウレタン樹脂(01’1−V3.7)を得た。これ
をポリウレタン樹脂(C3)とする。
得られたポリウレタン樹脂(C3)を用い実施例1と同
様にして磁性塗料を作成し、磁気テープ(E3)を得た
比較例1 当量425のイソフタル酸変成ポリカプロラクトンポリ
オール1モル、当量500のポリテトラメチレングリコ
ール1モル、ネオペンチルグリコール3モル、およびジ
メチロールプロピオン酸0.0lli25モルと!。
4−ブタンジオール0.9375モルの混合物とTD 
I5モルを反応させてわずかに水酸基末端を有するポリ
ウレタン(OH−V9.8)を得た。これをポリウレタ
ン樹脂(C4)とする。
得られたポリウレタン樹脂(C4)を用い実施例1と同
様にして磁性塗料を作成し、磁気テープ(E4)を得た
試験例1 実施例1〜3および比較例1で得られたポリウレタン樹
脂について耐熱湿性テストを行った。結果を表−1に示
す。数値は、保持率を示す。保持率は、 (テスト後の
樹脂強度)/(テスト前の樹脂強度)の百分率で表すも
のとする。樹脂強度は、JTSK−8301に基づいて
、3号ダンベルで成型した後、引張速度300MM/M
IN 、で測定する。
表−1 (単位; %) 耐熱湿条件 (1); 80℃X95%RHX1週間(2); 80
℃X95%RHX2週間(3); 80″CX95%R
HX3週間注) Mloo;  100%モジュラスE
L;伸び(波断時) TS  i破断強度    を表す [発明の効果] 本発明の磁気記録材料用バインダーおよび磁気記録材料
は、従来のバインダー(前記特開昭62−202324
号公報のもの)に比べて、次のような効果を奏する。
(1)耐熱湿性が優れている (2)バインダーの硬化速度が早く十分な塗膜が得られ
、耐久性がすぐれている。
(3)磁性粉に対する分散性が優れており、磁性塗料の
耐久性に悪影響を与える分散剤を使用する必要がなく、
磁性塗膜の物性を劣化させない。
(4)支持体フィルムに対する密着性に優れている。
(5)カレンダー性が優れている。
以上の効果を奏するところから本発明のバインダーおよ
び材料は、例えばオーディオテープ、ビデオテープ、コ
ンピューターテープ、データーレコーダーテープ、ビデ
オシート、メタルテープ、メタルディスク、 磁気カード用の磁気記録材料用

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、オキシアルキル化された環状ジカルボン酸変成ポリ
    カプロラクトンポリオール(a1)を含む高分子ポリオ
    ール(A1)、低分子ポリオール(A2)および低分子
    多官能性水素原子化合物(A3)からなる活性水素含有
    化合物成分(A)と有機ポリイソシアネート(B)とか
    らのポリウレタン樹脂(C)からなることを特徴とする
    磁気記録材料用のバインダー。 2、オキシアルキル化された環状ジカルボン酸変成ポリ
    カプロラクトンポリオール(a1)が環状ジカルボン酸
    変成ポリカプロラクトンポリオールの活性水素原子1個
    当り40モル以下のアルキレンオキサイド付加物である
    請求項1記載のバインダー。 3、請求項1または2記載のバインダーと磁性体を含有
    させてなることを特徴とする磁気記録材料。
JP20154489A 1989-08-02 1989-08-02 バインダーおよび磁気記録材料 Pending JPH0364310A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20154489A JPH0364310A (ja) 1989-08-02 1989-08-02 バインダーおよび磁気記録材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20154489A JPH0364310A (ja) 1989-08-02 1989-08-02 バインダーおよび磁気記録材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0364310A true JPH0364310A (ja) 1991-03-19

Family

ID=16442812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20154489A Pending JPH0364310A (ja) 1989-08-02 1989-08-02 バインダーおよび磁気記録材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0364310A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04286716A (ja) * 1991-03-15 1992-10-12 Teijin Memory Media Kk 可撓性磁気ディスク
US5498685A (en) * 1993-04-27 1996-03-12 Minnesota Mining And Manufacturing Company Carboxylic-acid functional polyurethane polymers and their use in magnetic recording media
US5512651A (en) * 1994-07-29 1996-04-30 Minnesota Mining And Manufacturing Company Strong carboxylic acid functional polyurethane polymers and blends thereof used in magnetic recording media
US5705253A (en) * 1994-06-13 1998-01-06 Minnesota Mining And Manufacturing Company Video recording tapes suitable for high speed contact duplication

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04286716A (ja) * 1991-03-15 1992-10-12 Teijin Memory Media Kk 可撓性磁気ディスク
US5498685A (en) * 1993-04-27 1996-03-12 Minnesota Mining And Manufacturing Company Carboxylic-acid functional polyurethane polymers and their use in magnetic recording media
US5661207A (en) * 1993-04-27 1997-08-26 Minnesota Mining And Manufacturing Company Carboxylic-acid functional polyurethane polymers and their use in magnetic recording media
US5705253A (en) * 1994-06-13 1998-01-06 Minnesota Mining And Manufacturing Company Video recording tapes suitable for high speed contact duplication
US5512651A (en) * 1994-07-29 1996-04-30 Minnesota Mining And Manufacturing Company Strong carboxylic acid functional polyurethane polymers and blends thereof used in magnetic recording media

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6346887B2 (ja)
JPH0253219A (ja) バインダーおよび磁気記録材料
JPH02302929A (ja) 磁気記録媒体
JPH0364310A (ja) バインダーおよび磁気記録材料
JPH0364314A (ja) バインダーおよび磁気記録材料
JPH10279651A (ja) 磁気記録媒体用ポリウレタンバインダーおよびその製造方法
JP2579501B2 (ja) 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂
JPS6063222A (ja) ポリウレタン樹脂
JP2660589B2 (ja) 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂バインダーの製造方法
JPH0254419A (ja) バインダーおよび磁気記録材料
JPH03201211A (ja) バインダーおよび磁気記録材料
JPS6310487B2 (ja)
JPH02192013A (ja) バインダーおよび磁気記録材料
JPH0242623A (ja) バインダーおよび磁気記録材料
JPH02270115A (ja) バインダーおよび磁気記録材料
JP2864226B2 (ja) バインダーおよび磁気記録媒体
US6914118B2 (en) Polyurethane method for the production thereof and binding agent produced therefrom
JP3189253B2 (ja) 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂バインダーの製造方法
JP3038537B2 (ja) バインダーおよび磁気記録媒体
JP2576103B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH03152712A (ja) バインダーおよび磁気記録材料
JPH0641474A (ja) 磁性塗料用バインダー
JPH0474773B2 (ja)
JPH02252117A (ja) バインダーおよび磁気記録材料
JPH0542993B2 (ja)