JPH0242623A - バインダーおよび磁気記録材料 - Google Patents

バインダーおよび磁気記録材料

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JPH0242623A
JPH0242623A JP63193079A JP19307988A JPH0242623A JP H0242623 A JPH0242623 A JP H0242623A JP 63193079 A JP63193079 A JP 63193079A JP 19307988 A JP19307988 A JP 19307988A JP H0242623 A JPH0242623 A JP H0242623A
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JP
Japan
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magnetic
magnetic recording
binder
weight
polyurethane resin
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Pending
Application number
JP63193079A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Takemoto
隆志 竹本
Mutsuo Saito
斉藤 六雄
Shigeru Hagio
萩尾 滋
Hajime Akiyama
秋山 一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、バインダーおよび磁気記録材料に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、磁気記録材料のバインダーとしては、高分子ポリ
オール、低分子ポリオールおよびツメチロールプロピオ
ン酸からなるポリオール成分と有機ポリイソシアネート
とを反応させて得られるポリウレタン樹脂が知られてい
る(特開昭82−202324号公報)。
[発明が解決しようとする問題点コ しかし、このものは、高温多湿下での耐熱湿性が悪く、
テープの耐久性が十分でなかった。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、高温多湿下での耐熱湿性の優れた、また
、テープの耐久性が優れた磁気記録材料用バインダー及
び磁気記録材料を得るべく鋭意検討した結果、本発明に
到達した。
すなわち、本発明は、ポリカーボネートジオール(al
)および環状ジカルボン酸変成ポリカプロラクトンポリ
オール(a9)を含む当ffi 200〜2000の高
分子ポリオール(A I)および低分子ポリオール(A
2)からなる活性水素含有化合物成分(A)と有機ポリ
イソシアネート(B)とからのポリウレタン樹脂(C)
からなることを特徴とする磁気記録材料用のバインダー
および前記磁気記録材料用のバインダーと磁性体を含有
させてなることを特徴とする磁気記録材料である。
本発明におけるポリカーボネートジオール(a1)は、
線状であり、しかも両末端にヒドロキシル基を宵する。
この化合物は、グリコールとカーボネートを反応させて
得ることができる。グリコールとしては、4〜IO個の
炭素原子を存する脂肪族ジオール(例えば1,4−ブタ
ンジオール、l、5−ベンタンジオール、ネオペンチル
グリコール、!、8−ヘキサンジオール、l、7−ヘプ
タンジオール、1.8−オクタンジオール、2−エチル
−1,G−ヘキサンジオール、2,2.4−トリメチル
−1,6−ヘキサンジオール、1.10−デカンジオー
ル);脂環式ジオール(たとえば1.3−シクロヘキサ
ンジオール、114−ジメチロールシクロヘキサン、1
,4−シクロヘキサンジオール、l、3−ジメチロール
シクロヘキサン、l、4−エンドメチレン−2−ヒドロ
キシ−5−ヒドロキシメチルシクロヘキサン);ポリオ
キシアルキレングリコールなどがある。これらのうち好
ましくはネオペンチルグリコール、1.8−ヘキサンジ
オール及び1,8−オクタンジオールである。
反応に使用するジオールは、最終生成物に所望な性質に
応じて、単一のジオールであってもジオールの混合物で
あってもよい。
カーボネートとしては、アルキレンカーボネートたとえ
ば、エチレンカーボネート、トリメチレンカーボネート
、テトラメチレンカーボネート、寡、2−プロピレンカ
ーボネー)、1.2−プチレンヵーボネー)、2.3−
ブチレンカーボネート、1,2−エチレンカーボネート
などがある。好ましくは、エチレンカーボネートである
反応は、グリコールとカーボネートを、両者のモル範囲
を通常10:I−1:10.  好ましくは3:1〜1
:3として、エステル交換触媒の存在下もしくは不存在
下において通常100〜300″Cの温度でかつ0.1
〜300■■l1gの圧力で反応させ、また、その間に
低沸点グリコールを蒸留により除去することによって実
施することができる。
本発明における環状ジカルボン酸変成ポリカプロラクト
ンポリオール(a2)としては、多価アルコール;環状
ジカルボン酸、その無水物もしくはそのジアルキルエス
テル;および ε−カプロラクトンまたはI、G−オキ
シカプロン酸もしくはそのエステルからのポリエステル
ポリオールがあげられる。
多価アルコールとしては直鎖および側鎖を存する多価ア
ルコールたとえばエチレングリコール、プロピレングリ
コール;l、3−または1,4−ブタンジオール、2−
メチル−1,3−プロパンジオール、■、5−ベンタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、1.l1i−ヘキ
サンジオール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグ
リコールのヒドロキシピバリン酸エステル、2,3.5
− )リメチルベンタンジオールなどがあげられる。好
ましいものは側鎖を有する多価アルコール(たとえばネ
オペンチルグリコール、2−メチル−11,3−プロパ
ンジオールおよびネオペンチルグリコールのヒドロキシ
ピバリン酸エステル)である。
環式ジカルボン酸、その無水物またはそのジアルキルエ
ステルとしては、無水フタル酸;イソフタル酸; テレ
フタル酸;イソフタル酸、テレフタル酸およびフタル酸
のジメチルおよびジエチル−エステル; (メチル)へ
キサヒドロ無水フタル酸、無水メチルハイミック酸など
があげられる。これらのうち好ましいものはテレフタル
酸及びイソフタル酸である。環式ジカルボン酸は必要に
より脂肪族直鎖ジカルボン酸と併用してもよい。
ε−カプロラクトンはこれ以外のラクトン(δ−バレロ
ラクトンなど)と併用してもよい。
(a2)においてε−カプロラクトンまたは!、6−1
+シカプロン酸もしくはそのエステルの反応残基は通常
40〜95重足%である。
(a2)中の一0CRCO−(Rは環状ジカルボン酸残
基)の量は通常2重量%以上、好ましくは5〜35重量
%である。
(a2)において、環状ジカルボン酸と多価アルコール
のモル比は通常1:1.01〜5、好ましくはl:1.
1〜4である。環状ジカルボン酸とε−カプロラクトン
のモル比は通常I:3〜501  好ましくはI:3.
5〜40である。
(a2)はすべての原料を反応釜に仕込み、好ましくは
開環触媒およびエステル化触媒の存在下、加熱すること
により合成することができる。またあらかじめ合成した
多価アルコールと環式ジカルボン酸とからのポリエステ
ルポリオールとポリカプロラクトンとを所定の割合で混
合加熱しエステル交換反応によって(a2)を合成する
ことも、無水フタル酸とアルキレンオキサイドとラクト
ンとを加熱反応することによって合成することもできる
(a2)は−〇〇LO−、−Co−R−Co−および一
〇AO−単位を有する化合物であり、その例としては一
般式 %式%) (式中、Lはラクトン残基、Aは多価アルコール残基、
Rは環状ジカルボン酸残基、nは0または1以上の整数
、mは1以上の整数である。)で示される化合物があげ
られる。
(a2)の水酸基価は通常l0−150、好ましくは1
5〜100であり、酸価は通常5以下、好ましくは1以
下である。
(a1)および(a2)とともに必要により他の高分子
ポリオールを併用することができる。この高分子ポリオ
ールとしてはポリエーテルポリオール〔たとえば低分子
グリコール(エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオールなど)、低分子トリオール
(グリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリ
オールナト)、四官能以上の低分子ポリオール(ソルビ
トール、シュークローズなど)またはアミン類(アルカ
ノールアミン、脂肪族ポリアミンなど)のアルキレンオ
キシド(炭素数2〜4のアルキレンオキシドたとえばエ
チレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシ
ド)コなと、具体的にはポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコールがあげられ; ポリエステルポリ
オール〔ポリカルボン酸(脂肪族ポリカルボン酸たとえ
ばアジピン酸、マレイン酸、二塁化リノール酸、芳香族
ポリカルポジ酸(たとえばフタル酸)と低分子ポリオー
ルまたはポリエーテルポリオールとの末端ヒドロキシル
基金をポリエステルポリオール〕; ポリマーポリオー
ルおよびポリブタジェンポリオールも使用できる。これ
らのうちで好ましいのはポリエステルポリオールである
ポリカーボネートジオール(al)の高分子ポリオール
(A1)中の含有量は通常50−98重量%、好ましく
は、80〜98重量%、とくに好ましくは、90〜98
重量%である。含有量が50重量%未溝の場合は得られ
るウレタン樹脂の耐加水分解性が低下する。
一方、含有量が98重量%を超えると磁性体の分散性が
低下する。
(a+)および(a2)を含む高分子ポリオール(A1
)の当量は200〜2000、好ましくは400〜15
00である。当量が200未満では得られるウレタン樹
脂の磁性体の分散性が低下し、耐スクラッチ性も低下す
る。また当量が2000を超えると得られるポリウレタ
ン樹脂の磁性体に対する分散性、耐摩耗性、耐スクラッ
チ性、耐加水分解性などが低下する。
本発明における低分子ポリオール(A2)としては、低
分子グリフール(エチレングリコール、プロピレングリ
コール、l、4−ブタンジオールなど)、低分子トリオ
ール(グリセリン、 トリメチロールプロパン、ヘキサ
ントリオールなど)、四官能以上の低分子ポリオール(
ソルビトール、蔗糖なと)、これらのアルキレンオキシ
ド低モル付加物(ジエチレングリコールなど)、フェノ
ール類のアルキレンオキシド低モル付加物(ビスヒドロ
キシェトギシベンゼンなど)があげられる。これらのう
ち好ましいものは低分子グリコールである。
また必要により低分子ポリオール(A2)として特開昭
59−179519号公報に記載の分子中にカルボキシ
ル基および他の活性水素含有基を有する化合物が使用で
きる。また特開昭61−285523号公報に記載のカ
ルボキシル基含有ウレタン変性ジオールも使用できる。
活性水素基含有化合物成分(A)中、低分子ポリオール
(A2)は通常5〜80当量%、好ましくは10〜50
当量%である。 (A2)が5当量%未溝の場合、生成
ウレタン樹脂のフィルム特性が低下し易く磁性粉の分散
性も不良となる。一方(A2)が80当量%を超えると
生成ウレタン樹脂の磁性体の分散性が低下する。
高分子ポリオール(A + )および低分子ポリオール
(A2)からなる活性水素含有化合物成分(A)の合計
の当量は通常100〜ll1i00である。 (A)の
当量が100未満の場合には生成ポリウレタン樹脂が皮
膜形成性の乏しいもろい樹脂となり、磁気記録材料用バ
インダーとして十分でない。一方当量が1600を超え
ると生成ウレタン樹脂の分散性が低下し、フィルム強度
が不十分となり、耐摩耗性、耐スクラッチ性、耐加水分
解性などが低下する。
本発明におけるポリイソシアネート(B)としては芳香
族系ポリイソシアネートと非芳香族系ポリイソシアネー
トが挙げられる。
芳香族系ポリイソシアネートとしては、芳香族ポリイソ
シアネート[トリレンジイソシアネート(TD I )
、4.4’−ジフェニルメタンジイソシアネー)(MD
I)、変性MDI、I、5−ナフチレンジイソ/アネー
ト、m−および/またはp−キシリレンジイソシアネー
ト、2.2’−ジメチルジフェニルメタン−4゜4′−
ジイソンアネート等];芳香族ポリイソシアオートの多
量体(TDI、MDIなどの二量体および三量体など)
;およびポリオールと芳香族ポリイソシアネートとのN
GO末端ウレタンプレポリマー〔低分子ポリオールと過
剰の芳香族ポリイソシアネートの反応物たとえばトリメ
チロールプロパン(1モル)とTDI(3モル)の反応
物〕があげられる。芳香族系ポリイソシアネートのうち
、好ましいものはTDIおよびMDIである。
非芳香族系ポリイソシアネートとしては脂肪族ジイソシ
アネート(テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、リジンジイソシアネートなど
)、脂環式ジイソシアネート〔水素化TDI(水素化ト
リレンジイソシアネート)、水素化MDI(水素化4,
4ξジフエニルメタンジイソシアネート)、イソプロピ
リデンビス(4−シクロヘキシルイソシアネート)、イ
ソフォロンジイソンアネート(IPDI)など〕非芳香
族系ボ+)インシアネートの三量体およびポリオールと
非芳香族系ポリイソシアネートとのNGO末端ウレタン
プレポリマー(低分子ポリオールなどのポリオールと過
剰の非芳香族系ポリイソシアネートの反応物)なども使
用できる。
(A)と(B)を反応させるに際し、 (B)と(A)
の当量比は通常o、B−1,5、好ましくは0.8〜1
.2である。当量比が0.8未満および1.5を越える
と(A)と(B)との反応により得られるポリウレタン
樹脂の分子量が低くなり分散性が低下し、また磁気記録
材料の耐スクラッチ性、耐摩耗性、耐加水分解性などが
低下し易い。
上記反応はインシアネート基に対して不活性な溶媒の存
在下または不存在下に行うことが出来る。
この溶媒としてはエステル系溶媒(ジオキサン、テトラ
ヒドロフランなど)、ケトン系溶媒(シクロヘキサノン
、メチルエチルケトン ブチルケトンなど)およびこれらの二種以上の混合溶媒
があげられる。
反応方法としては(A)と(B)とを−括して反応容器
に仕込み反応させる方法, (A)と(B)とを分割し
て多段反応をさせる方法およびあらがしめ混合した(A
)と(B)を加熱されたコンティニュアスニーダ−中を
通過させる方法があげられる。
反応温度は通常40〜130°C1  好ましくは60
〜80’Cである。反応においては、反応を促進させる
ため通常のウレタン反応において用いられる触媒たとえ
ば錫系触媒(トリメチルチンラウリレート、トリメチル
チンヒドロキサイド、ジメチルチンシラウリレート、ジ
ブチルチンジラウレート、スタナスオクトエートなど)
、鉛系触媒(レフトオレート、レッド2−エチルヘキソ
エートなど)などを使用することもできる。
得られるポリウレタン樹脂(C)は、分子量が通常3,
000〜200.000であり、好ましくは5,000
〜2oo、ooo、特に好ましくは10,000〜10
0,000である。
分子量が3,000未溝の場合、耐加水分解性が低下す
る。一方分子mが200.000を超える場合、塗料粘
度が高くなる。
(A)と(B)を反応させてなるポリウレタン樹脂(C
)は磁気記録材料用バインダーとして用いられるが、必
要により、磁気記録材料用として通常使用されている他
の高分子材料を併用することができる。この高分子材料
としてはポリ塩化ビニル系〔塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体(VYHH,UCC製;エスレックC1積木化学
製など)、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール
共重合体(V A G Hl  エスレックAなど)、
塩化ビニル−塩化ビニリデン−アクリロニトリル(サラ
ン、旭ダウ製)など〕、ポリウレタン系〔ウレタン樹脂
(ニステン、グツドリッチ製など)〕、ブタジェン系〔
アクリロニトリル−ブタジェン共重合体(ハイカー14
32、日本ゼオン製など)、アクリロニトリル−ブタジ
ェン−スチレン共重合体(AI35)など〕、アクリル
系(種々のアクリル酸エステル系重合体など)、ニトロ
セルロース、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂などがあげ
られる。
本発明の磁気記録材料用バインダーはこれと磁性体を含
有させることにより磁気記録材料(以下磁性塗料という
ことがある)とすることができる。
この磁性体としては、酸化鉄たとえばγ−Feaoa(
7”マタイト)、  Cr O3(三酸化クロム)およ
び合金系の磁性体たとえばCO−γ−F e203(コ
バルトフェライトまたはコバルトドープγ−酸化鉄)+
  Fe−Co−Cr5  炭化鉄、窒化鉄および純鉄
があげられる。本発明においてはとくに最近のより一だ
微粉末化されたγ−Fe2O3(たとえば粒子のBET
法による比表面積が4om2/g以上のもの)に対して
有用である。
磁性体は磁性粉でありその形状は通常、粒状および針吠
である。磁性体のサイズ(μm)の−例を示せば径が通
常0.02〜0.7、たとえば直径0.2〜0.7、短
径0.02〜0.1である。
磁性塗料にはポリウレタン樹脂を架橋させるため架橋剤
を用いることができる。この架橋剤としてはNGO含有
化合物および活性水素含有化合物があげられる。NGO
含有化合物としてはポリイソシアネート〔変性MDI(
ミリオネー) M E1保土谷化学製)、313’−ジ
メトキシ−4,4′−ジイソシアネートなど)およびN
CO末端プレポリマー、〔ポリイソシアネート(TDI
、MDIなど)とポリオール(低分子ポリオール、ポリ
エーテルポリオール、ポリエステルポリオールなど)と
のNCO末端プレポリマーたとえばデスモジュールしく
バイエル製)、コロネートしく日本ポリウレタン製)な
ど〕があげられる。また活性水素含有化合物としてはポ
リアミン〔トリレンジアミン(TDA)、4.4′−ノ
アミノジフェニルメタン(M D A )、4.4’−
ジアミノ−3,3′−ジクロロジフェニルメタンなど)
およびポリオール(低分子ポリオール、ポリエーテルポ
リオール、ポリエステルポリオールなど)があげられる
架橋剤の添加量はポリウレタン樹脂に対し通常0〜50
重量%、好ましくは2〜25重量%である。50重量%
を超えるとフィルムの可とう性が低下し易い。
その他必要により分散剤(レシチン、アニオン、ノニオ
ン、カチオン界面活性剤たとえばドデシルベンゼンスル
ホン酸ソーダなど)および潤滑剤(高級脂肪酸エステル
たとえばステアリン酸ブチル)を加えることができる。
磁性塗料には粘度調整のため溶媒が用いられる。
この溶媒としてはポリウレタン樹脂生成反応の個所で記
載したのと同様の溶媒すなわちエステル系溶媒(酢酸エ
チル、酢酸ブチルなど)、エーテル系溶媒(ジオキサン
、テトラヒドロフランなど)、ケトン系溶媒(シクロヘ
キサノン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ンなど)、芳香族炭化水素溶媒(トルエン、キシレンな
ど)およびこれらの二種以上の混合溶媒を用いることが
できる。これらのうち好ましいものはケトン系と芳香族
炭化水素系の混合溶媒である。
磁性塗料中のポリウレタン樹脂(C)の含有量は塗料の
重量に基づいて通常5重1%以上、好ましくは10〜4
0重量%である。 (C)を5重量%以上含ませること
により本発明の目的を十分に達成することができる。
磁性塗料中の磁性体の量は通常30〜80重量%である
磁性塗料を製造する方法としてはバインダー溶媒および
磁性体を必要により予めプレミキサ−などで混合したの
ち混合分散機(ボールミルなど)で分散させ、濾過する
方法があげられる。
この磁性塗料は磁気記録媒体用支持体フィルムに適用さ
れ磁気記録媒体(磁気テープなど)を作成することがで
きる。この支持体フィルムとしては、紙、セロハン、ア
セテート、ポリエステル(PET)、強化ポリエステル
、ポリイミドなどのフィルムがあげられる。これらのフ
ィルムのうちよく用いられるのはポリエステルフィルム
である。
磁性塗料を支持体フィルムに適用する場合、塗布厚は通
常数μから数十μである。適用法としてはドクターブレ
ード法、転写印刷法(グラビア法、リバースロール法な
ど)などの塗布法があげられ磁性塗料を塗布されたフィ
ルムはたとえば配向、乾燥、表面加工、切断、巻取りな
どの工程を経て磁気記録媒体とされる。
磁気記録媒体は支持体フィルムと磁性層(磁性体バイン
ダー)からなるものが−膜内であるが、支持体フィルム
と磁性層の間に中間層(下塗層)をもうけたもの、支持
体フィルムの両面に磁性層を存するもの、磁気特性の異
なる磁性層を重積したもの、磁性層の上に保111mを
設けたものなどもある。
〔実施例〕
以下実施例により本発明をさらに説明するが本発明は、
これに限定されるものではない。実施例中の部は重量部
を示す。
実施例1 当量425のポリカーボネートジオール1.9モル、当
量425の環状ジカルボン酸変成ポリカプロラクトンジ
オール0.1モル、ネオペンチルグリコール3モル、お
よびDMPA (ジメチロールプロピオン酸)0.08
25モルと1.4−ブタンジオール0.9375モルの
混合物とTDI5モルを反応させてわずかに水酸基末端
を有する本発明のバインダーであるポリウレタン(OH
−V+o)を得た。これをポリウレタン樹脂(CI)と
する。
この(CI)をバインダーとして使用し、下記組成の混
合物をペイントコンディショナーで混合、分散させて磁
性塗料(DI)を作成した。
7− Fe2O3微粉末        100部ポリ
ウレタン樹脂(CI)       20部塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体  10部デスモジュールし  
       2部レシチン            
  1部メチルエチルケトン        75部ト
ルエン              5部この磁性塗料
をポリエステルフィルムに塗布しく乾燥膜厚5μ) 、
10000eの磁場をかけ、配向させ、テープを得た。
更に、このテープをカレンダーロールで処理し、磁気テ
ープ(El)を得た。
実施例2 当量toooのポリカーボネートジオール0.98モル
、当ffi +000の環状ジカルボン酸変成ポリカプ
ロラクトンジオール0.02モル、ネオペンチルグリコ
ール2.5モル、  D M P A 0.0ffBモ
ルおよびエチレングリコール1.734モルの混合物と
MDI5.3モルを反応させて水酸基末端を有する本発
明のバインダーであるポリウレタン樹脂(OH−V4.
3)を得た。このポリウレタン樹脂(C2)を用い実施
例1と同様にして磁性塗料を作成し、磁気テープ(El
)を・得た。
実施例3 当fi +000のポリカーボネートジオール0.95
モル、当z toooの環状ジカルボン酸変成ポリカプ
ロラクトンジオール0.05モル、当ffi 200の
ポリプロピレングリコール1モル、  D M P A
 0.0375モルおよびエチレングリコール0.9B
25モルの混合物とMDI3モルを反応させて得られた
わずかに末端OH基を有する本発明のバインダーである
ポリウレタン樹脂(OH−V3.7)を得た。このポリ
ウレタン樹脂(C3)を用い実施例1と同様にして磁性
塗料を作成し、磁気テープ(E3)を得た。
比較例1 当量425の環状ジカルボン酸変成ポリカプロラクトン
ノオール1モル、当量500のポリテトラメチレングリ
コール1モル、ネオペンチルグリコール3モル、および
D M P A O,0Ei25モルと1.4−ブタン
ジオール0.9375モルの混合物とTDI5モルを反
応させてわずかに水酸基末端を何するポリウレタン樹脂
(OH−V 10)を得た。このポリウレタン樹脂(C
’りを用い実施例1と同様にして磁性塗料を作成し、磁
気テープ(E’l)を得た。
試験例1 実施例1−3および比較例1で得られたポリウレタン樹
脂について耐熱湿性テストを行った。結果を表−1−3
に示す。数値は、保持率を示す。
保持率は、 (テスト後の樹脂強度)/(テスト前の樹
脂強度)の百分率で表すものとする。樹脂強度は、J 
I 5K−11i301にもとづいて、3号ダンベルで
成型した後、引張速度300n+m/sinで測定した
表−1 注)M1119 : 条件1: 条件2: 条件3: 100%モジュラス 80℃×95%RHX1週間 80℃X 95%1RHX 2週間 80℃X 95XRHX 3週間 表−2 を表す。
注)El  : 伸び(破断時) 条件1:80℃X 95XRHX 1週間条件2:80
℃X 95XRHX 2週間条件3:80°C×95%
RHX3週間   を表す。
表−3 注)Ts  : 破断強度 条件1:80℃X95″xRHx+週間条件2:80℃
×95%RHX2週間 条件3:80°C×95%RHX3週間   を表す。
〔発明の効果〕
本発明の磁気記録材料用バインダーおよび磁気記録材料
は従来のバインダー(前期特開昭62−202324号
)に比べて、耐熱湿性がすぐれている。そのため、磁気
テープを使用する場合、磁気テープの音響特性や録画特
性が温度や湿度の環境変化をうけにくい。このため、磁
気テープの耐久性が優れ、音質や画像の安定した磁気テ
ープを得ることができる。
しかも本発明のバインダーおよび材料は磁性体の分散性
がきわめて良好である。また耐摩耗性、耐スクラッチ性
、カレンダー性もすぐれている。
このため磁気記録材料用バインダーおよび磁気記録材料
としてすぐれた効果を奏する。
上記効果を奏することから本発明のバインダーおよび材
料はたとえばオーディオテープ、ビデオテープ、コンピ
ューター用テープ、データレコーダテープ、ピデオンー
ト、メタルディスク、磁気カード用の磁気記録材料用バ
インダーおよび磁気記録材料として有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリカーボネートジオール(a_1)および環状ジ
    カルボン酸変成ポリカプロラクトンポリオール(a_2
    )を含む当量200〜2000の高分子ポリオール(A
    _1)および低分子ポリオール(A_2)からなる活性
    水素含有化合物成分(A)と有機ポリイソシアネート(
    B)とからのポリウレタン樹脂(C)からなることを特
    徴とする磁気記録材料用のバインダー。 2、(a_1)の含量が(A_1)の重量に基づいて5
    0〜98%である請求項1記載のバインダー。 3、請求項1または2記載のバインダーと磁性体を含有
    させてなることを特徴とする磁気記録材料。
JP63193079A 1988-08-01 1988-08-01 バインダーおよび磁気記録材料 Pending JPH0242623A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02284911A (ja) * 1989-04-26 1990-11-22 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂結合剤
JPH04146011A (ja) * 1990-10-03 1992-05-20 Takeda Kikai Kk 形鋼の穿孔方法並びにその装置
US5290905A (en) * 1990-03-13 1994-03-01 Kuraray Co., Ltd. Polyurethane, elastic polyurethane fiber and polyesterpolycarbonatediol used for the same

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