JPS61190717A - バインダ−および磁気記録材料 - Google Patents

バインダ−および磁気記録材料

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JPS61190717A
JPS61190717A JP3227285A JP3227285A JPS61190717A JP S61190717 A JPS61190717 A JP S61190717A JP 3227285 A JP3227285 A JP 3227285A JP 3227285 A JP3227285 A JP 3227285A JP S61190717 A JPS61190717 A JP S61190717A
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JP
Japan
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polyol
weight
glycol
binder
magnetic
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Application number
JP3227285A
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English (en)
Inventor
Takashi Takemoto
隆志 竹本
Mutsuo Saito
斉藤 六雄
Hajime Akiyama
秋山 一
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はバインダーおよび磁気記録材料に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、磁気記録材料用バインダーとしてポリテトラメチ
レングリコールと三官能以上の低分子ポリオールと有機
ポリイソシアネートとからのポリウレタン樹脂からなる
ものがある(特開昭57−60531号公報および同5
7−60532号公報)。
しかしこのものはカレンダー性が充分でなく、このため
カレンダ一温度を上げるかまたはカレンダー速度をおそ
くしないと作業ができず作業性が不十分であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らはカレンダー性の優れた、また、磁性体の分
散性が優れた磁気記録材料用バインダー及び磁気記録材
料を得るべく鋭意検討した結果本発明に到達した。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は50重量%以上のポリテトラメチレングリコー
ル(a1)またはポリテトラメチレングリコール(a、
]とポリカプロラクトンポリオール(a′1)を含む当
量200〜2000の高分子ポリオール(AI) C但
し(A1)中の(a′1)の量は50重量%未満である
。〕およびモノヒドロキシモノカルボン酸のグリコール
エステル(a1)を含む低分子ポリオール(Aりからな
るポリオール(A)と有機ポリイソシアイ・−ト(B)
からのポリウレタン樹脂(C)からなる磁気記録材料用
のバインダー(第一発明)および50重量%以上のポリ
テトラメチレングリコール(a1)またはポリテトラメ
チレングリコール(a1)とポリカプロラクトンポリオ
ール(a′1)を含む当量200〜2000の高分子ポ
リオール(A1)C但し(A1)中の(a′1)の量は
50重量%未満である。〕およびモノヒドロキシモノカ
ルボン酸のグリコールエステル(a1)を含む低分子ポ
リオール(A、 )からなるポリオール(A)と有機ポ
リイソシアネート(B)とからのポリウレタン樹脂(C
)からなる磁気記録用のバインダーおよび磁性体を含有
させてなる磁気記録材料(第二発明)である。
本発明におけるモノヒドロキシモノカルボン酸のグリコ
ールエステル(a2)としては、一般式%式%(1) (式中、人はモノヒドロキシモノカルボン酸の残基、G
はグリコールの残基、m 、 nはOまたは1以上の整
数; m + nは少くとも1でかつ当量が200未満
になる数である。)で示される化合物があげられる。
一般式(1)ヲこおいて、Aのモノヒドロキシモノカル
ボン酸の残基を形成するモノヒドロキシモノカルボン酸
としては、炭素数2以上の脂肪族モノヒドロキシモノカ
ルボン酸たとえばグリコール酸、乳酸、ヒドロキシアク
リル酸、α−オキシ酪酸、オキシピバリン酸;芳香族モ
ノヒドロキシモノカルボン酸たとえばサルチル酸、m−
またはp−オキシ安息香酸;およびこれらの二種以上の
混合物があげられる。
の側鎖を有する脂肪族モノヒドロキシモノカルボン酸で
あり、とくに好ましいものはオキシピバリン酸であるO Gのグリコール残基を形成するグリコールとしては低分
子グリコール〔炭素2〜lOの脂肪族グリコールたとえ
ばエチレングリコール、プロピレングリコール、1.4
−ブタンジオール、1.6−ヘキサンジオール、1.8
−オクタンジオール、ネオペンチルグリコール;シクロ
ヘキサンジオール、水素化ビスフェノール類などの脂環
式グリコール;上記グリコールのアルキレンオキシド(
C,、のアルキレンオキシドたとえばエチレンオキシド
、プロピレンオキシド、およびブチレンオキシド)低モ
ル(たとえば1〜4モル)付加物;ビスフェノール類(
ビスフェノールA、S 、Fなど)のアルキレンオキシ
ド(C,−。
のアルキレンオキシドたとえばエチレンオキシド、プロ
ピレンオキシドおよびフーチレンオキシド)低モル(た
とえば2モル)付加物およびこれらの二種以上の混合物
〕があげられる。
これらのうちで好ま1−いものは側鎖を有する脂肪族グ
リコールであり、とくに好ましいものはイ・オペンチル
グリコールである。
m + nは通常1〜3好ましくはlである。
一般式(1)で示される化合物のうちで好ましいものは
ネオペンチルグリコールのオキシピノ〈リン酸モノエス
テル CH,CH。
である。
(a1)とともに必要により他の低分子ポリオールを併
用することができる。この他の低分子ポリオールとして
は一般式(1)の説明の項で記載した低分子グリコール
と同様のものがあげられる。他の低分子ポリオールのう
ち、好ましいものはエチレングリコールおよび14−ブ
タンジオールである。
本発明において、  (a2)の量は(A1)の重量を
二基いて通常20%以上、好ましくは30〜90%であ
る。(a1)の量が20%未満ではカレンダー性が不足
する。
低分子ポリオール(A1)の当量は通常30〜200未
満、好ましくは、45−150である。
本発明における50重量%以上のポリテトラメチレング
リコール(a2)またはポリテトラメチレングリコール
(a1)とポリカプロラクトンポリオール(a1)を含
む当量200〜2000  の高分子ポリオール(A1
)において、ポリテトラメチレングリコール(a1)と
しては通常の方法たとえばテトラヒドロフランをルイス
酸などの酸性重合触媒の存在下、開環重合させ加水分解
することにより得られるものがあげられる。該触媒とし
てはAlC1,、FeC1,,8nC1,+HC1(ま
たはHCIの代りにCH,COOHもしくは5OC1,
)、フルオロ硫酸、フルオロスルホン酸、過塩素酸と無
水酢酸、三フッ化ホウ素、ホウフッ化水素、無水酢酸と
三フッ化ホウ素、三酸化硫黄など従来から使用されてい
るものがあげられる。また超強酸−無水酢酸系を触媒と
した特公昭52−32798号公報、特公昭53−28
195号公報に記載の方法により得られるポリテトラメ
チレングリコールは分子量分布が狭く好ましい。ポリテ
トラメチレンクリコールの当量は通常200〜2000
 、好ましくは400〜1500である□本発明におい
てポリテトラメチレングリコール(a1)とともに用い
ることができるポリカプロラクトンポリオール(a’2
)としては開始剤〔グリコール(エチレングリコールナ
ト)、トリオールなど〕をベースとしてこれに(置換)
カプロラクトン(l−カプロラクトン、α−メチル−l
−カプロラクトン、C−メチル−ε−カプロラクトンな
ど)を触媒(有機金属化合物、金属キレート化合物、脂
肪酸金属アシル化物など)の存在下に付加重合させたポ
リオールがあげられ、ポリカプロラクトンジオールが好
ましい。
ポリカプロラクトンポリオールの当量は通常200〜2
000.好ましくは4UO〜1500である。
高分子ポリオール(A1)にはポリテトラメチレングリ
コール、およびポリカプロラクトンポリオール以外に必
要により他の高分子ポリオールを併用することができる
この高分子ポリオールとしては他のポリエーテルポリオ
ール〔低分子グリコールたとえばエチレングリコール、
プロピレングリコール、14−ブタンジオール;低分子
トリオールたとえばグリセリン、トリノチロールプロパ
ン、ヘキサン) IJオール:四官能以上の低分子ポリ
オールたとえばソルビトール、シュークローズ)または
アミン類(アルカノールアミン、脂肪族ポリアミンなど
)のアルキレンオキシド(炭素数2〜4のアルキレンオ
キシドたとえばエチレンオキシド、プロピレンオキシド
、ブチレンオキシド)付加物およびアルキレンオキシド
の開環重合物があげられ、具体的にはポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコールが含マれる。
またポリエステルポリオール〔ポリカルボン酸(脂肪族
ポリカルボン酸たとえばアジピン酸、マレイン酸、三量
化リノール酸;芳香族ポリヵルボン酸たとえばフタル酸
)と低分子ポリオールまたはポリエーテルポリオールと
の末端ヒドロキシル基含有ポリエステルポリオール;ポ
リマーポリオールおよびポリブタジェンポリオールも使
用できる。
これらのうちで好ましいのはポリエステルポリオールで
ある・ ポリテトラメチレングリコール(a1)またはポリテト
ラメチレングリコール(a1)とポリカプロラクトンポ
リオール(a′1)の合計の高分子ポリオール(A1)
中の含有量は通常50重量%以上、好ましくは60重量
%である。(但し(A1)中のポリカプロラクトンポリ
オール(a1)の含有量は50重量%未満である)。(
八〇)中の(a1)の含有量が50重畳量未満または(
A1)中の(aI)と(a1)の合計の含有量が50重
量%未滴の場合は磁性体の分散性が低下する。
(aI )を含む高分子ポリオール(A1)の当量は2
00〜2000.好ましくは100〜1500である・
当量が150未満では得られるウレタン樹脂の磁性体の
分散性が低下し、耐スクラッチ性も低下する。また当量
が2000を越えると得られるポリウレタン樹脂の磁性
体に対する分散性、耐摩耗性、耐スクラッチ性、耐加水
分解性などが低下する。
ポリオール(A)中、低分子ポリオール(A2)はであ
る。(A2)が5当量%未満の場合、生成ウレタン樹脂
のフィルム特性が低下し易く磁性体の分散性も不良とな
る。一方(A1)が80当量免をぎえると生成ウレタン
樹脂の磁性粉の分散性が低下する。高分子ポリオール(
A1)と低分子ポリオール(A2)からなるポリオール
(A)の合計の当量は通常100−1600である。(
A)の当量が100未満の場合には生成ポリウレタン樹
脂が皮膜形成性の乏しいもろい樹脂となり、磁気記録材
料用バインダーとして十分でない。一方当量が1600
を路えると生成ウレタン樹脂の磁性体の分散性が低下し
、フィルム強度が不十分となり、耐摩耗性、耐スクラッ
チ性、耐加水分解性などが低下する。
本発明において、有機ポリイソシアネート(B)として
は芳香族系ポリイソシアネート  、たとえば芳香族ポ
リイソシア葬−ト、〔トリレンジイソシアネート(TD
I ) ; 4.4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ートCMDI) ;変性MDI ; 1.5−ナフチレ
ンジイソシアネート;m−または/およびp−キシリレ
ンジイソシアオ・−トおよび2.27−シメチルジフエ
ニルメタンー4.47−ジイソシアネートなど〕、芳香
族ポリイソシアネートの多量体(TDI、MDIなどの
二量体および二量体など)およびポリオールと芳香族ポ
リイソシフ 4− )とのNGO末端ウレタンプレポリ
マー〔低分子ポリオールと過剰の芳香族ポリイソシアネ
ートの反応物たとえばトリメチロールプロパン(1モル
)とTDI(3モル)の反応物〕;非芳香族系ポリイソ
シアネートたとえば脂肪疾ジイソシアネート(テトラメ
チレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、リジンジイソシアネートなど)および脂環式ジイ
ソシアネート〔水素化TDI  (水素化トリレンジイ
ソシアネート)、水素化MDI  (水素化4.47−
ジフェニルメタンジイソシアネート)、イソプロピリデ
ンビス(4−シクロヘキシルイソシアネート)、インホ
ロンジイソシアネート(IPDI )およびビス(2−
インシアネートエチル)フマラートなど〕 ;非芳香族
系ポリイソシアネートの二量体ならびにポリオールと非
芳香族系ポリイソシアネートとのNCO末婢ウレタンプ
レポリマー(低分子ポリオールなどのポリオールと過剰
の非芳香族系ポリイソシアネートの反応物)があげられ
る。
上記有機ポリイソシアネートは二種以上併用することが
できる。
有機ポリイソシアネートのうち好ましいものは芳香族系
ポリイソシアネートとしては芳香族ジイソシアネートと
くにMDIおよびTDIであり、非芳香族系ポリイソシ
アネートとしては脂肪族ジイソシアネートとくにヘキサ
メチレンジイソシアネートおよび脂環式ジイソシアネー
トとくにIPDIである。とくに好ましいものはMDI
である。
ポリオール(A)と有機ポリイソシアネート(B)とか
らのポリウレタン樹脂において、そのNC010H当量
比は通常0.6〜1.5、好ましくは0.9〜1.2で
ある。NC010H当量比が0.6未満および1.5を
越えると(A)と(B)との反応により得られるポリウ
レタン樹脂の分子音が低くなり分散性が低下し、また磁
気記録材料の耐スクラツ磁性、耐摩耗性、耐加水分解性
などが低下し易し)。
ポリウレタン樹脂(C)は(A)と(B)とをイソシア
イ・−ト基に対して不活性な溶媒の存在下または不存在
下に反応させることにより製造することができる。この
溶媒としてはエステル系溶媒(酢酸エチル、酢酸ブチル
など)、エーテル系溶媒(ジオキサン、テトラヒドロフ
ランなど)、ケトン系溶媒(シクロヘキサノン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)、芳香族
炭化水素溶媒(トルエン、キシレンなど)およびこれら
の混合溶媒があげられる。
反応方法としてはポリオール(A)と芳香族系ポリイソ
シアネート(B)とを一括して反応容器に仕込み反応さ
せる方法、(A)と(B)とを分割して多段反応をさせ
る方法、およびあらかじめ混合した(A)と(B)を加
熱されたコンティニュアスニーダ−中を通過させ反応さ
せる方法があげられる。
反応温度は通常40〜130℃、好ましくは60〜80
℃である。反応においては、反応を促進させるため通常
のウレタン反応において用いられる触媒たとえば錫系触
媒(トリメチルチンラウレート、トリメチルチンヒドロ
キサイド、ジメチルチンジラウレート、スタナスオクト
エートなど)、鉛系触媒(レッドオレート、レッド2−
エチルヘキソエートなど)などを使用することもできる
本発明におけるポリウレタン樹脂(C)は数平均分子量
が通常1万〜20万、好ましくは5万〜1 (1万、O
H価は通常15以下好ましくは10以下、NCO含量は
通常8%以下である。
ポリオール(A)と  肩棲ポリイソシアネートCB)
とからのポリウレタン樹脂(C)は磁気記録材料用バイ
ンダーとして用いられるが、必要により通常、磁気記録
材料用として使用されている他の高分子材料を併用する
ことができる。
この高分子材料としてはポリ塩化ビニル系〔塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体(VYHH,UCC製;エスレツ
クC1積水化学製など)、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビ
ニルアルコール共重合体(VAGH;エスレツクAなど
〕、塩化ビニル−m化ビニリデン−アクリロニトリル(
サラン、旭ダウ製)など〕、ポリウレタン系〔ウレタン
樹脂(ニステン、グツトリッチ製など〕、ブタジェン系
〔アクリロニトリル−ブタジェン共重合体(ハイカー1
432、日本ゼオン製など)、アクリロニトリル−ブタ
ンジエン−スチレン共重合体(ABS)など〕、アクリ
ル系(種々のアクリル酸エステル系重合体など)、ニト
ロセルロース、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂などがあ
げられる。
本発明の磁気記録材料用バインダーはこれと磁性体を含
有させることにより磁気記録材料(以下磁性塗料という
ことがある)とすることができる。この磁性体としては
Fe (純鉄)、I  FexOs (1−ヘマタイト
)、Cry−(三酸化クロム)および合金系の磁性体た
とえばCu−r−FexOs (コバルトフェライトま
たはコバルトドープl−酸化鉄)およびFe−Co−C
rがあげられる。
磁性体は磁性粉でありその形状としては粒状および針状
である。磁性体のサイズ(μ)の−例を示せば長径0.
4〜1.01短径0.06〜0.1である。
磁性塗料にはポリウレタン樹脂を架橋させるため架橋剤
を用いることができる。この架橋剤としてはNCO含有
化合物および活性水素含有化合物があげられる。NCO
含有化合物としてはポリイソシアネート〔変性MDI(
ミ’JオネートME、保土谷化学製)、3.3’−ジメ
トキシ−4,4’−ジイソシアネートなど〕およびNC
O末端プレポリマー〔ポリイソシアイ・−ト(TDI。
MDIなど)とポリオール(低分子ポリオール、ポリエ
ーテルポリオール、ポリエステルポリオールなど)との
NCO末端プレポリマータトエハテスモジュールL(バ
イエル製)、コロネー1−L(日本ポリウレタン製)な
ど〕があげられる。また活性水素含有化合物としてはポ
リアミン〔トリレンジアミン(TDA) 、4.4’−
ジアミンジフェニルメタン(MDA) 、4.4’−ジ
アミノ−3,3’−ジクロロジフェニルメタンなど)h
よびポリオール(低分子ポリオール、ポリエーテルポリ
オール、ポリエステルポリオールなど)があげられる。
架橋剤の添加量はポリウレタン樹脂に対し通常0〜25
重量%、好ましくは2〜15重量%である。25重量%
を越えるとフィルムの可撓性が低下し易い。
その他必要により分散性(レシチン、アニオン、ノニオ
ン、カチオン界面活性剤たとえばドデシルベンゼンスル
ホン酸ソーダなど)および潤滑剤(高級脂肪酸エステル
たとえばステアリン酸ブチル)を加えることもできる。
磁性塗料には粘度調整のため溶媒が用いられる。この溶
媒としてはポリウレタン樹脂生成反応の個所で記載した
のと同様の溶媒すなわちエステル系溶媒(酢酸エチル、
酢酸ブチルなど)、エーテル系溶媒(ジオ午サン、テト
ラヒドロフランなど)、ケトン系溶媒(シクロヘキサノ
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど
)、芳香族炭化水素溶媒(トルエン、キシレンなど)お
よびこれらの混合溶媒を用いることができる。これらの
うち好ましいものはケトン系と芳香族炭化水素系の混合
溶媒である。
は塗料の重量に基づいて通常5重量%以上、好ましくは
10〜40重量%である。(C)を5重量%以上含ませ
ることにより本発明の目的を十分に達成することができ
る。
磁性塗料中の磁性体の量は通常30〜80重量%である
磁性塗料を製造する方法としてはバインダー、溶媒およ
び磁性体を必要により予じめプレミキサーなどで混合し
たのち混合分散機(ボールミルなど)で分散させ、涙過
する方法があげられる0 この磁性塗料は磁気記録媒体用支持体フィルムに適用さ
れ磁気記録媒体(磁気テープなど)を作成することがで
きる。この支持体フイルムトシては、紙、セロハン、ア
セテート、ポリエステル(PET)、強化ポリエステル
、ポリイミドなどのフィルムがあげられる。これらのフ
ィルムのうちよく用いられるのはポリエステルフィルム
である。
磁性塗料を支持体フィルムに適用する場合、塗布厚は通
常数μから数十μである。適用法としてはドクターグレ
ード法、転写印刷法(グラビア法、リバースロール法な
ど)などの塗布法があげられる。
磁性塗料を塗布されたフィルムは以後たとえば配向、乾
燥、カレンダー加工、切断、巻取り・などの工程を経て
磁気記録媒体とされる。
カレンダー加工の条件はたとえば紙コーテイング剤の場
合、温度は通常70−120℃、好ましくは80〜90
℃である。圧力は通常100〜400〜、好ましくは1
50〜250〜である□カレンダー速度はたとえば紙コ
ーテイング剤の場合通常10−IUOm/分好ましくは
20〜60m/分である。
磁気記録媒体は支持体フィルムと磁性層(磁性体バイン
ダー)からなるものが一般的であるが、支持体フィルム
と磁性層の間に中間層(下塗層)を設けたもの、支持体
フィルムの両面に磁性層を有するもの、磁気特性の異な
る磁性層を重積したもの、磁性層の上に保護層を設けた
もの(保護カード)などもある。
なお、本発明は特願昭58−23522号、同58−2
3523号、同58−64290号、同58−2277
55号、同59−23899号および同59−1755
8号、各明細書において使用されるポリオールの一部と
して(C2)を使用することによっても実施することが
できる。
〔実施例〕
以下実施例により本発明をさらに説明するが本発明はこ
れに限定されるものではない。実施例中の部は重量部を
示す。
実施例1 平均分子11000のテトラメチレングリコール1モル
、ネオペンチルグリコールのオキシピバリン酸モノエス
テル3モルおよび1.4−ブタンジオール1モルの混合
物とTDI5モルを反応させてわずかに水酸基末端を有
するポリウレ9 :’ 樹脂(OHV8)を得た。これ
をポリウレタン樹脂(C1)とする。
この(C1)をバインダーとして使用し、下記組成の混
合物をあらかじめプレミキサ−で混合しボールミルで混
合、分散させて磁性塗料(D1)を作成した。
r −F ezos微粉末      100部ポリウ
レタン樹脂(C,120部 デスモジュールL       2部 レシチン           1部 メチルエチルケトン     75部 トルエン           75部この磁性塗料を
ポリエステルフィルム上に乾燥後の塗布厚が5μとなる
ように塗布し乾燥した。
これをプレス機で線圧200〜.1分間に30 mのス
ピードで1〜3回通しフィルムをカレンダー処理し1こ
。また、この時の温度は80℃である・カレンダー処理
したのち、テープ幅12.65m&こ裁断した。これを
磁気テープ(E1)とする。
実施例2 平均分子12UOOのテトラメチレングリコール2モル
、平均分子量I U OUのポリカブロール4モルおよ
びネオペンチルグリコールのオキシピバリン酸モノエス
テル3モルの混合物とTDI 10モルを反応させて、
水酸基末端を有するポリウレタン樹脂(OHV7)を得
た。これをポリウレタン樹脂(C,)とする。
実施例1の組成においてポリウレタン樹脂(C,)20
部に替えてポリウレタン樹脂(C*)を20部使用した
以外は実施例1と同様にして磁性塗料(D1)を得磁気
テープを作成した。これを磁気テープ(E2)とする。
実施例3 平均分子量1500のポリテトラメチレングリコール1
モル、平均分子量400のポリプロピレングリコール1
モルおよびネオペンチルグリコールのオキシピバリン酸
モノエステル1モルの混合物とMDI3モルを反応させ
て得られたわずかに末端NCO基を有するポリウレタン
樹脂(NCO含量3.5%)をポリウレタン樹脂(C3
)とする。
実施例1の組成において、ポリウレタン樹脂(C,) 
20部に替えてポリウレタン樹脂(C1)を20部使用
した以外は実施例1と同様にして磁性塗料(D3)を得
磁気テープを作成した。これを磁気テープ(E1)とす
る。
比較F!AJ1 平均分子tE 100 Uのポリテトラメチレングリコ
ール1モル、1.4−7タンジオ一ル2モルおよびトリ
ノチロールプロパン0.4モルノ混合物とTDI3.4
モルを反応させてわずかに水酸基末端を有するポリウレ
タン樹脂(OHV8.3) を得た。このポリウレタン
樹脂を比較例(C,C,)とする。
実施例1の組成番こおいて、ポリウレタン樹脂(C,”
120部に替えてポリウレタン樹脂(CC,)を20部
使用した以外は実施例1と同様にして磁性塗料(CD、
”lを得、磁気テープを作成した。これを磁気テープ(
CE、 3とする。
試験例1 実施例1〜3および比較例1で得られた磁気テープにつ
いて塗膜の表面状態を顕微鏡で観察した結果を以下に示
′r、、このとき蕗瞭倍の卸宛は倍率1000倍でテー
プ表面の平滑性の度合を目視により観察して、カレンダ
ー性を調べた。
結果を表−1に示す。表面が平滑なもの程カレンダー性
が良い。
表  1 △ニ一部表面が隆起している。
×:突起状のものがたくさんある。
また、分散性も実施例1〜3の磁気テープでは良かった
〔発明の効果〕
本発明の磁気記録材料用バインダーおよび磁気記録材料
は従来のバインダー(前記特開昭57−60529号、
60530号各報)にくらべてカレンダー性がすぐれて
いる。そのためカレンダ一温度を高くしたり、またカレ
ンダー速度をおそくする必要がない。このため作業性が
良好である。
しかも本発明のバインダーおよび材料は磁性体の分散性
がきわめて良好である。また耐摩耗性、耐スクラッチ性
、耐加水分解性もすぐれている。このため磁気記録材料
用バインダーおよび磁気記録材料としてすぐれた効果を
奏する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、50重量%以上のポリテトラメチレングリコール(
    a_1)またはポリテトラメチレングリコール(a_1
    )とポリカプロラクトンポリオール(a′_1)を含む
    当量200〜2000の高分子ポリオール(A_1)〔
    但し(A_1)中の(a′_1)の含有量は50重量%
    未満である。〕およびモノヒドロキシモノカルボン酸の
    グリコールエステル (a_2)を含む低分子ポリオール(A_2)からなる
    ポリオール(A)と有機ポリイソシアネート(B)とか
    らのポリウレタン樹脂(C)からなる磁気記録材料用の
    バインダー。 2、(a_2)が一般式 H−(OACO)−_m−O−G−O−(OC−A−O
    )−_nH( I )(式中、Aはモノヒドロキシモノカ
    ルボン酸の残基、Gはグリコールの残基、m、nは0ま
    たは1以上の整数、m+nは少くとも1でかつ当量が2
    00未満になる数である。)で示される化合物である特
    許請求の範囲第1項記載のバインダー。 3、(a_2)がネオペンチルグリコールのオキシピバ
    リン酸モノエステルである特許請求の範囲第1項記載の
    バインダー。 4、(a_2)の含量が(A_2)の重量に基いて20
    %以上である特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれか
    一項に記載のバインダー。 5、(a_1)の含量が(A_1)の重量に基いて50
    %以上である特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれか
    一項に記載のバインダー。 6、50重量%以上のポリテトラメチレングリコール(
    a_1)またはポリテトラメチレングリコール(a_1
    )とポリカプロラクトンポリオール(a′_1)を含む
    当量200〜2000の高分子ポリオール(A_1)〔
    但し(A)中の(a′_1)の量は50重量%未満であ
    る。〕およびモノヒドロキシモノカルボン酸のグリコー
    ルエステル(a_2)を含む低分子ポリオール(A_2
    )からなるポリオール(A)と有機ポリイソシアネート
    (B)とからのポリウレタン樹脂(C)からなる磁気記
    録材料用のバインダーおよび磁性体を含有させてなる磁
    気記録材料。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6295723A (ja) * 1985-10-19 1987-05-02 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体
US5747157A (en) * 1995-08-30 1998-05-05 Fuji Photo Film Co., Ltd. Magnetic recording medium
US6376083B1 (en) 1994-09-22 2002-04-23 Fuji Photo Film, Ltd. Magnetic recording medium

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6295723A (ja) * 1985-10-19 1987-05-02 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体
US6376083B1 (en) 1994-09-22 2002-04-23 Fuji Photo Film, Ltd. Magnetic recording medium
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