JPH03201211A - バインダーおよび磁気記録材料 - Google Patents

バインダーおよび磁気記録材料

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JPH03201211A
JPH03201211A JP34473989A JP34473989A JPH03201211A JP H03201211 A JPH03201211 A JP H03201211A JP 34473989 A JP34473989 A JP 34473989A JP 34473989 A JP34473989 A JP 34473989A JP H03201211 A JPH03201211 A JP H03201211A
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JP
Japan
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magnetic
polyester
active hydrogen
weight
polyether
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Pending
Application number
JP34473989A
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English (en)
Inventor
Mutsuo Saito
斉藤 六雄
Takashi Takemoto
隆志 竹本
Hajime Akiyama
秋山 一
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、バインダーおよび磁気記録材料に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、磁気記録材料用のバインダーとしては高分子ジオ
ールとOH基の様な活性水素を含有する低分子化合物と
有機ポリインシアネートとからなるポリウレタン樹脂が
知られている。 (特゛開昭57−80529号公報) [発明が解決しようとする問題点コ しかしながら、これら従来のバインダーは、磁性粉の分
散性が悪く良好な磁気特性を有する磁気記録媒体が得ら
れなかった。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、分散性に優れかつ耐久性に優れた磁気記
録材料用バインダーについて鋭意検討した結果、本発明
に到達した。
すなわち、本発明は、 ポリエーテル系ポリウレタンブロック(U+)とポリエ
ステル系ポリウレタンブロック(U2)を含有するウレ
タン樹脂(U)からなることを特徴とする磁気記録材料
用バインダー;及び 請求項1〜3のいずれか記載のバインダーと磁性体を含
有させてなることを特徴とする磁気記録材料である。
本発明におけるウレタン樹脂(U)はポリエーテル系ポ
リウレタンブロック(U1)とポリエステル系ポリウレ
タンブロック(U2)とを鎖伸長剤あるいは有機ポリイ
ンシアネートで結合したものでありその構造は一般式(
1)および(2)で示される。
T  [(U+)p−X−(Us)−] −T    
(1)T [(Ut)p   Z −(Us)*コ 、
T     (2)(ここでUlはポリエーテル系ポリ
ウレタンブロック、U2はポリエステル系ポリウレタン
ブロックである。X及び2は2価の有機基である。Tは
Rs(O)、及び/またはRs (NH)bl ; R
+ (0)−はポリオールR+(OH)−の残基。R2
(NH)bはポリアミンR* (NHa)bの残基。;
 L  bl は2以上の整数、m1p、qは1以上の
整数である。)一般式(1)におけるXの2価の有機基
としてはグリコール残基及び一部ウレタン変性されたポ
リオールの残基(例えば、X’−[(Q)、−Tl11
−2で表される基が挙げられる。ここでX9はn価のア
ルコールの残基である。;QはU、またはU2である。
;rは0以上の整数、nは3以上の整数。
)である。
一般式(2)における2の2価の有機基としては有機ポ
リイソシアネート残基及び一部ウレタン変性された有機
ポリイソシアネートの残基(例えば、Z’ −[(Q”
) 1−Tl。・−2で表される基が挙げられる。ここ
で29はn9価の有機ポリイソシアネートの残基である
。Q9はUlまたはU2である。;r9は0以上の整数
、n′は3以上の整数。
)である。
本発明におけるポリエーテル系ポリウレタンブロックと
しては例えば、高分子ポリエーテルジオール(八1)と
低分子活性水素含有化合物(a)とからなる活性水素含
有化合物(A)と有機ポリイソシアネート(B)とのブ
ロックなどが挙げられる。
高分子ポリエーテルジオール(A 1)としては、低分
子ジオール[エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
1,4−、 1.3−ブタンジオール、ネオペンチルグ
リコール、!、6−ヘキサンジオール、1.8−オクタ
メチレンジオール、1.10−デカンジオール、アルキ
ルジアルカノールアミン;環状基を有する低分子ジオー
ル類〔例えばシクロヘキサンジオール、シクロヘキサン
ジメタツール等のグリコール類および特公昭45−14
74号記載のもの: ビス(ヒドロキシメチル)シクロ
ヘキサン、鵬−及びp−キシリレングリコール、ビス(
ヒドロキシエチルベンゼン、1.4−ビス(2−ヒドロ
キシエトキシ)ベンゼン、4.v−ビス(2−ヒドロキ
シエトキシ)−ジフェニルプロパン(ビスフェノールA
のエチレンオキシド付加物)等〕、及びこれらの2種以
上の混合物など]のアルキレンオキシド(炭素数2〜4
のアルキレンオキシド:エチレンオキシド、プロピレン
オキシド、1.2−12.3−11.3−ブチレンオキ
シドなど)付加物、及びアルキレンオキシド、環状エー
テル(テトラヒドロフランなど)を開環重合又は開環共
重合 (ブロック及び/又はランダム)させて得られる
もの、例えばポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリエチレン−ポリプロピレン(ブロック
及び/又はランダム)グリコール、ポリテトラメチレン
エーテルグリコール、ポリテトラメチレン−エチレン(
ブロック及び/又はランダム)グリコール、ポリテトラ
メチレン−プロピレン(ブロック及び/又はランダム)
グリコール、ポリへキサメチレンエーテルグリコール、
ポリオクタメチレンエーテルグリコール及びこれらの2
種以上の混合物が挙げられる。
本発明におけるポリエステル系ポリウレタンブロックと
しては例えば、高分子ポリエステルジオール(A2)と
低分子活性水素含有化合物(a)とからなる活性水素含
有化合物(A′)と有機ポリイソシアネート(B)との
ブロックなどが挙げられる。
ポリエステルジオール(A2)としては、前記低分子ジ
オール及び/又は分子量1000以下のポリエーテルジ
オールとジカルボン酸とを反応させて得られる縮合ポリ
エステルジオールや、ラクトンの開環重合により得られ
るポリラクトンジオール、ポリカーボネートジオールな
どが含まれる。分子量1000以下のポリエーテルジオ
ールとしては、前記ポリエーテルジオール例えばポリエ
チレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコ
ール、ポリプロピレングリコール、トリエチレングリコ
ール;及びこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
又、ジカルボン酸としては脂肪族ジカルボン酸(コハク
酸、アジピン酸、セバシン酸、グルタル酸、アゼライン
酸、マレイン酸、フマル酸など)、芳香族ジカルボン酸
(テレフタル酸、イソフタル酸など)及びこれらの2種
以上の混合物が挙げられる。
ラクトンとしてはε−カプロラクトン、δ−バレロラク
トンが挙げられる。カーボネートとしては、エチレンカ
ーボネート、トリメチルカーボネート、テトラメチレン
カーボネート等が挙げられる。
ポリエステルジオールは通常の方法、例えば低分子ジオ
ール及び/又は分子量1000以下のポリエーテルジオ
ールを、ジカルボン酸もしくはそのエステル形成性誘導
体[例えば無水物(無水マレイン酸、無水フタル酸など
)、低級エステル(テレフタル酸ジメチルなど)、ハラ
イド等コやアルキレンカーボネート(例えばエチレンカ
ーボネート等)と、またはその無水物及びアルキレンオ
キシド(例えばエチレンオキシド及び/又はプロピレン
オキシド)とを反応(縮合)させる、あるいは開始剤(
低分子ジオール及び/又は分子量1000以下のポリエ
ーテルジオール、ポリエステルジオール)にラクトンを
付加させることにより製造することができる。
これらのポリエステルジオールの具体例としては、ポリ
エチレンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリへ
キサメチレンアジペート、ポリネオペンチルアジペート
、ポリエチレンプロピレンアジペート、ポリエチレンブ
チレンアジペート、ポリブチレンヘキサメチレンアジペ
ート、ポリジエチレンアジペート、ポリ(ポリテトラメ
チレンエーテル)アジペート、ポリエチレンアゼレート
、ポリエチレンセバケート、ポリブチレンアゼレート、
ポリブチレンセバケート、ポリエチレンフタレート、ポ
リブチレンフタレート、ポリカプロラクトンジオール、
l、6−ヘキサンジオールとエチレンカーボネートを反
応して得られるポリカーボネート及びこれらの2種以上
の混合物が挙げられる。
これらのうち、好ましいのは、芳香族ジカルボン酸系ポ
リエステルジオール、アジピン酸系ポリエステルジオー
ル、ポリカプロラクトンジオール、ポリカーボネートジ
オール等である。
高分子ポリオール(A + )及び(A2)の当量は、
通常200〜2000.  好ましくは、250〜!5
00である。
本発明における低分子活性水素含有化合物(a)として
は、低分子ポリオール及びポリアミンが挙げられる。低
分子ポリオールとしては、前記低分子ジオール及びグリ
セリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタ
ン、ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール、ジグ
リセリン、 α−メチルグルコシド、ソルビトール、キ
シリット、マンニット、グルコース、フラクトース、蔗
糖等の3〜8価のアルコール類、が挙げられる。これら
のうち、好ましいのは、炭素数2〜10のアルキレング
リコール、 トリメチロールプロパン等である。また、
前記低分子ジオールとモノヒドロキシモノカルボン酸と
を反応して得られるエステルジオールが挙げられる。モ
ノヒドロキシモノカルボン酸としては、グリコール酸、
乳酸、ヒドロキシアクリル酸、α−オキシ酪酸、オキシ
ピバリン酸、サリチル酸、m−またはp−オキシ安息香
酸及びこれらの二種以上の混合物が挙げられる。
これらのうち、好ましいものは、炭素数2〜6のグリコ
ールとオキシピバリン酸とを反応して得られるエステル
ジオールである。
ポリアミンとしては脂肪族ポリアミン(エチレンジアミ
ン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン
など)、脂環族ポリアミン(4,1−ジアミノジシクロ
ヘキシルメタン、!、4−ジアミノシクロヘキサンイソ
ホロンジアミンなど)、芳香環を有する脂肪族ジアミン
(キシリレンジアミン、テトラメチルキシリレンジアミ
ンなど)、芳香族ポリアミン(ジフェニルメタンジアミ
ン、ジクロロジフェニルメタンシなど)アルカノールア
ミン(モノ−またはジ−エタノールアミン、プロパツー
ルアミンなど)ポリアルキレンオキシドポリアミン[炭
素数2〜4のアルキレンオキシド例えばエチレンオキシ
ド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドなどの1種
または2種以上(ランダム及び/またはブロック)の付
加物、アルキレンオキシドの開環重合物(ポリテトラメ
チレンエーテルグリコールなと)のポリエーテルポリオ
ールの末端OH基がアミノ基によって置換された構造の
化合物例えばポリオキシエチレンエーテルジアミン及び
ポリオキシプロピレンエーテルジアミン]など、及びこ
れらの2種以上の混合物が挙げられる。
ポリアミンのうちで好ましいのはへキサメチレンジアミ
ン、イソホロンジアミン、及び4・V−ジアミノジシク
ロヘキシルメタンである。
本発明における有機ポリイソシアネート(B)としては
、脂肪族ジイソシアネート、脂環式ジイソシアネート、
芳香族ジイソシアネート、ポリイソシアネートが挙げら
れる。
脂肪族ジイソシアネートとしては、エチレンジイソシア
ネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート(HMD1)、ドデカメチレンジ
イソシアネート、2,2.4− )リメチルヘキサンジ
イソシアネート、リジンジイソシアネート、2.トジイ
ソシアネートメチルカプロエート、ビス(2−イソシア
ネートエチル)フマレート、ビス (2−イソシアネー
トエチル)カーボネートなどが挙げられる。
脂環式ジイソシアネートとしては、インホロンジイソシ
アネート(IPD1)、ジシクロヘキシルメタンジイソ
シアネート(水添MD1) 、シクロヘキシレンジイン
シアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート
(水添TD1)、テトラメチルキシリレンジイソシアネ
ート(TMID1) 、ビス(2−インシアネートエチ
ル)4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキシレート
などが挙げられる。
芳香族ジイソシアネートとしては1,3−及び/又ハ1
,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−及ヒ/又
は2.6−)リレンジイソシアネー) (TD1)、ジ
フェニルメタン−2,v−及び/又は4.v−ジインシ
アネ−) (MD1)、ナフチレン−1,5−ジイソシ
アネート、−一及び/又はp−インシアネートフェニル
スルホニルイソシアネートなど)が挙げられる。
ポリイソシアネートとしては、BDIの水膨性物、IP
DIの三量化物、ポリトリレンジイソシアネート(粗製
TD1)、ポリフェニルメタンポリイソシアネート(粗
製MD1)、変性MDI(カーポジイミド変性MDIな
ど)およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
これらのうち好ましいものは脂肪族ジイソシアネート、
脂環式ジイソシアネートおよび芳香族ジイソシアネート
であり、特に好ましいものはHMDI、IPDI、  
MDI、TDIである。
ウレタン樹脂(U)を製造するにあたり、ポリエーテル
系ポリウレタンブロック(U 1)とポリエステル系ポ
リウレタンブロック(U2)の重量比は通常l:4〜4
:lであり、好ましくはl:3〜2:lである。
これ以外の範囲の重量比では本発明の目的である分散性
が充分にでない。
ポリウレタンブロック(U1)及び(U2)を合成する
場合(A1)及び(At)It、通常5〜90当量x1
好ましくは、10〜80当量冥である。 (A 1)及
び(A2)の量が5%当量未満では、生成ウレタン樹脂
のフィルム物性が低下する。一方(A、)及び(A2)
の量が90当量%を越えるとフィルムが剛直になり、基
材に対する密着性が低下する。
(a)は通常lO〜90当量%、好ましくは15〜80
当量%である。lO当量%未満では生成ウレタン樹脂の
溶解性が低下し磁性粉の分散性が悪くなる。
90当量%を越えるとウレタン樹脂のフィルム物性が低
下し磁性層の強度が悪くなる。
活性水素含有化合物(A)及び(A′)の当量は通常1
00−1800である。 (A)及び(A′)の当量が
100未満の場合には生成ウレタン樹脂が皮膜形成性に
乏しい脆い樹脂となり、磁気記録材料用バインダーとし
て充分でない。一方当量がteooを越えるとフィルム
強度が低下し、耐摩耗性、耐スクラッチ性も低下する。
(A)または(A′)と(B)を反応させるに際し、 
(B)と(A)または(A′)の当量比は通常0.6〜
1.5、好ましくは、0.8〜1.2である。当量比が
0.6未満および1.5を越えると(A)または(A′
)と(B)との反応によりえられるポリウレタンブロッ
クの分子量が低くなり分散性が低下する。
上記反応はインシアネート基に対して不活性な溶媒の存
在下または不存在下に行なうことができる。この溶媒と
してはエステル系溶媒(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、
エーテル系溶媒(ジオキサン、テトラハイドロフラン等
)、ケトン系溶媒(シクロヘキサノン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン等)、芳香族炭化水素系
溶媒(トルエン、キシレン等)およびこれらの二種以上
の混合溶媒が挙げられる。
反応方法としては(A)または(A′)と(B)とを−
括して反応容器に仕込み反応させる方法、(A)または
(A′)と(B)とを分割して多段反応をさせる方法及
びあらかじめ混合した(A)または(A′)と(B)を
加熱されたコンティニュアスニーダ−中を通過させ反応
させる方法が挙げられる。
反応温度は通常4G−180℃、好ましくは60〜12
0℃である。反応においては、反応を促進させるため通
常のウレタン反応において用いられる触媒、例えば錫系
触媒(トリメチルチンラウレート、トリメチルチンヒド
ロキサイド、ジメチルチンジラウレート、ジブチルチン
ジラウレート、スタナスオクトエート等)、鉛系触媒(
レッドオレート、レッド2−エチルヘキソエート等)等
を使用することもできる。
得られるポリウレタンブロック(U、)及び(U2)は
、数平均分子量が通常3,000〜50,000、好ま
しくは5.000〜30,000である。
(A)または(A′)と(B)とを反応して得られたポ
リウレタンブロック(U1)と(U2)に鎖伸長剤(例
えば低分子ジオール、ジアミン或は有機ポリイソシアネ
ート)を加えて伸長反応を行いウレタン樹脂(U)を製
造する。反応温度、反応溶媒等は(A)または(A′)
と(B)を反応させる場合と同じでよい。
得られるウレタン樹脂(U)は、数平均分子量が通常1
0.000〜200,000、好ましくは15,000
〜100.000である。
(U、)と(U2)を反応させてなるポリウレタン樹脂
(U)は磁気記録材料用バインダーとして用いられるが
、必要により、磁気記録材料用として通常使用されてい
る他の高分子材料を併用することができる。この高分子
材料としてはポリ塩化ビニル系[塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体(VYHH; UCC製、エスレックC;積
水化学製等)、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコ
ール共重合体(V A G H,エスレックA等)、塩
化ビニル−塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体
(サラン:旭ダウ製)等」、ポリウレタン系[ウレタン
樹脂(ニステン;グツドリッチ製等)]、ブタジェン系
[アクリロニトリル−ブタジェン共重合体(ハイカー1
482; 日本ゼオン製等)、アクリロニトリル−ブタ
ジェン−スチレン共重合体(A−135)等]、アクリ
ル系(アクリル酸エステル系共重合体等)、ニトロセル
ロース、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる
本発明の磁気記録材料用バインダーはこれに磁性体を含
有させることにより磁気記録材料(以下磁性塗料という
ことがある)とする事ができる。
この磁性体としては、酸化鉄例えばγ−FezOa (
γ−へマタイト)、Cr Os (二酸化クロム)およ
び合金系の磁性体例えばCo−γ−Fe2rs (コバ
ルトフェライトまたはコバルトドープγ−酸化鉄)、F
e−Go’−Cr1 純鉄Fe(メタルパウダー)およ
び炭化鉄が挙げられる。本発明においては特に最近のよ
り一層微粉末化されたγ−Fe2O3、CO−γ−Fe
eOs、メタル、炭化鉄に対して有用である。
磁性体は磁性粉でありその形状は通常、粒状および針状
である。磁性体の形状の一例を示せば、径が0.02〜
0.7μ、例えば長径0.2〜0.7μ、短径0.02
〜0.1μである〇 磁性塗料にはポリウレタン樹脂を架橋させるために架橋
剤を用いることができる。この架橋剤としてはNGO含
有化合物および活性水素含有化合物が挙げられる。NG
O含有化合物としてはポリイソシアネート[変性MDI
(ミリオネートME。
採土ケ谷化学製)、3.3′−ジメトキシ−4,4′−
ジイソシアネート等]およびNGO末端プレポリマー[
ポリイソシアネート(TDI、MDI等)とポリオール
(低分子ポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリエ
ステルポリオール等)とのNCO末端プレポリマー例え
ばデスモジュールL(バイエル製)、コロネー)L(日
本ポリウレタン製)等]が挙げられる。また活性水素含
有化合物としてはポリアミン[トリレンジアミン(TD
A)、4.4′−ジアミノ−3,3′−ジクロロジフェ
ニルメタン等)およびポリオール(低分子ポリオール、
ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール等)
が挙げられる。
架橋剤の添加量はポリウレタン樹脂に対し通常0〜50
重量%、好ましくは5〜30重量%である。50重量%
を越えるとフィルムの可撓性が低下し易い。
その他必要により分散剤(レシチンあるいはアニオン、
ノニオン、カチオン等の界面活性剤例えばドデシルベン
ゼンスルホン酸ソーダ等)および潤滑剤(高級脂肪酸エ
ステル例えばステアリン酸ブチル)を加えることもでき
る。
磁性塗料には粘度調整のため溶媒が用いられる。
この溶媒としてはポリウレタン樹脂生成反応の箇所で記
載したのと同様の溶媒すなわちエステル系溶媒(酢酸エ
チル、酢酸ブチル等)、エーテル系溶媒(ジオキサン、
テトラヒドロフラン等)、ケトン系溶媒(シクロヘキサ
ノン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルルケトン
等)、芳香族炭化水素溶媒(トルエン、キシレン等)お
よびこれらの二種以上の混合溶媒を用いることができる
これらのうち好ましいものはケトン系と芳香族炭化水素
系の混合溶媒である。
磁性塗料中のポリウレタン樹脂(U)の含有量は塗料の
重量に基づいて通常5重量%以上、好ましくは6〜20
重量%である。 (U)を5重量%以上含ませることに
より本発明の目的を十分に達成することができる。
磁性塗料中の磁性体の量は通常30〜80重量%、好ま
しくは32〜60重量%である。
磁性塗料中の溶媒の量は通常30〜80−重量%、好ま
しくは40〜70重量%である。
他の高分子材料の量は通常0〜20重量%、好ましくは
2〜15重量%である。
その他(架橋剤、分散剤、潤滑剤等)の量は通常0〜3
重量%、好ましくは0.01〜2重量%である。
磁性塗料を製造する方法としてはバインダー溶媒および
磁性体を必要により予めプレミキサ−等で混合したのち
混合分散機(ボールミル、ペイントコンディジeナー 
サンドグラインダー サンドミル、プラストミル等)で
分散させ、濾過する方法が挙げられる。
この磁性塗料は磁気記録媒体用支持体フィルムに適用さ
れ磁気記録媒体(磁気テープ等)を作成することができ
る。この支持体フィルムとしては、紙、セロハン、アセ
テート、ポリエステルCPET)、強化ポリエステル、
ポリイミド等のフィルムが挙げられる。これらのフィル
ムのうちよく用いられるのはポリエステルフィルムであ
る。
磁性塗料を支持体フィルムに適用する場合、塗布厚は通
常数μから数十μである。適用法としてはドクターブレ
ード法、転写印刷法(グラビア法、リバースロール法等
)等の塗布法が挙げら・れる。
磁性塗料を塗布されたフィルムは以後例えば配向、乾燥
、表面加工、切断、巻取り等の工程を経て磁気記録媒体
とされる。
磁気記録媒体は支持体フィルムと磁性層(磁性体バイン
ダー)からなるものが−膜内であるが、支持体フィルム
と磁性層の間に中間層(下塗層)を設けたもの、支持体
フィルムの両面に磁性層を有するもの、磁気特性の異な
る磁性層を重積したもの、磁性層の上に保護層を設けた
もの等もある。
[実施例コ 以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明は
これに限定されるものではない。以下において、部は重
量部を示す。
実施例1 当量500のポリプロピレングリコール1モル、ネオペ
ンチルグリコール2モルをMD I 2.9モルを反応
させてポリウレタンブロック(U + 、)を得た。
また当量1.000のポリカプロラクトンジオール1モ
ルとネオペンチルグリコール4七ルヲMD I 4.8
モルと反応させてポリウレタンブロック(U 21 )
を得た。
この(U + + )と(U21)を重量比でU + 
I/ U 21=1/1になるように配合した。これに
MDIを加えて反応し、数平均分子量19.500で分
子量末端にOH基を有するウレタン樹脂(U−1)を得
た。
(U−1)をバインダーとして使用し、下記組成の混合
物をペイントコンディジeナーで混合、分散させて磁性
塗料(D + )を作成した。
γ−Fe203微粉末      100部ポリウレタ
ン樹脂(U−1)   20部塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体 10部 デスモジュールL       2部 レシチン           1部 メチルエチルケト7    75部 トルエン           75部この磁性塗料を
ポリエステルフィルムに塗布しく乾燥膜厚5μ) 、1
0000eの磁場をかけ、配向させ、テープ(E1)を
得た。更に、このテープをカレンダーロールで処理し、
磁気テープを得た。
実施例2 当量500のポリテトラメチレングリコール1モル、ネ
オペンチルグリコール2モルとMDI2.95モルを反
応させウレタンブロック(UI2)を得た。
これと実施例1で合成したウレタンブロック(U21)
とを重量比でUI2/U21=1/3になるように配合
し、これにMDIを加えて反応させ数平均分子量22.
000で分子量末端にOH基を有するウレタン樹脂(U
−2)を得た。実施例1と同様にして磁性塗料(D2)
を作成し、磁気テープ(E2)を得た。
実施例3 当量1000のポリテトラメチレングリコール1モル、
ネオペンチルグリコール3モル及び1.4−ブタンジオ
ール1モルとTDI5.9モルを反応させウレタンブロ
ック(U + s )を得た。またアジピン酸と1.8
−ヘキサンジオールとを反応して得られる当量500の
ポリエステルジオール1モルと1.8−ヘキサンジオー
ル1.5モルとMDI3モルとを反応してポリウレタン
ブロック(U*a)を得た。重量比でU +a/ U 
ts = 1 / 2となるように配合し、これにネオ
ペンチルグリコールを加えて反応して数平均分子量25
 、GOGで分子量末端にOH基を持つウレタン樹脂(
U−3)を得た。実施例1と同様にして磁性塗料(D3
)を作成し、磁気テープ(Es)を得た。
比較例1 実施例におけるウレタン樹脂(U−1)と組成が同じに
なるように以下の組成で一括して反応を行った。
当量500のポリプロピレングリコール 1モル当量1
,000のポリカプロラクトン  1 モルネオペンチ
ルグリコール      6 モルMDI      
        7.7モル数平均分子量22.300
で分子末端にOH基を有するウレタン樹脂(U−4)を
得た。実施例1と同様にして磁性塗料(D4)を作成し
、磁気テープ(Ej)を得た。試験例 実施例1〜3および比較例1で得られたテープについて
、表面の光沢度、磁気特性(角型比)、耐加水分解性を
評価した。
光沢度:光沢針を用い60゜ 6「の正反射率を測 定した。
角型比:振動試料型磁力計を用い測定した。
耐加水分解性:フィルムを80℃×95%RHで7日間
放置後の破断強度保持率。
[発明の効果] 本発明の磁気記録材料用バインダーおよび磁気記録材料
は、従来のバインダーに比べて、次のような効果を奏す
る。
(1)耐加水分解性が優れている。
(2)磁性粉に対する分散性が優れている。
(3)支持体フィルムに対する密着性に優れている。
以上の効果を奏するところから本発明のバインダーおよ
び材料は、例えばオーディオテープ、ビデオテープ、コ
ンピューターテープ、データーレコーダーテープ、ビデ
オシート、メタルテープ、メタルディスク、磁気カード
用の磁気記録材料用バインダーおよび磁気記録材料とし
て有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリエーテル系ポリウレタンブロック(U_1)と
    ポリエステル系ポリウレタンブロック(U_2)を含有
    するウレタン樹脂(U)からなることを特徴とする磁気
    記録材料用バインダー。 2、ポリエーテル系ポリウレタンブロックが高分子ポリ
    エーテルジオール(A_1)と低分子活性水素含を化合
    物(a)とからなる活性水素含有化合物(A)と有機ポ
    リイソシアネート(B)とからのブロックである請求項
    1記載のバインダー。 3、ポリエステル系ポリウレタンブロックが高分子ポリ
    エステルジオール(A_2)と低分子活性水素含有化合
    物(a)とからなる活性水素含有化合物(A’)と有機
    ポリイソシアネート(B)とからのブロックである請求
    項1または2記載のバインダー。 4、請求項1〜3のいずれか記載のバインダーと磁性体
    を含有させてなることを特徴とする磁気記録材料。
JP34473989A 1989-12-27 1989-12-27 バインダーおよび磁気記録材料 Pending JPH03201211A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5578376A (en) * 1994-04-07 1996-11-26 Fuji Photo Film Co., Ltd. Magnetic recording medium having a magnetic layer comprising a specified ferromagnetic metal powder and a specified polyurethane binder
CN111941292A (zh) * 2020-08-17 2020-11-17 中山德立洁具有限公司 一种研磨用磨轮及其制备工艺

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