JPH02247662A - 紙葉反転機構 - Google Patents

紙葉反転機構

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JPH02247662A
JPH02247662A JP1068127A JP6812789A JPH02247662A JP H02247662 A JPH02247662 A JP H02247662A JP 1068127 A JP1068127 A JP 1068127A JP 6812789 A JP6812789 A JP 6812789A JP H02247662 A JPH02247662 A JP H02247662A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 例えば複写機あるいはプリンタ等で記録紙の片面に記録
を行った後に記録紙のもう一方の片面に続けて記録を行
う際に利用し得る紙葉反転機構に関し、 駆動ローラと、駆動ローラを挟むように対接して駆動ロ
ーラによって回転させられる第1および第2のピンチロ
ーラと、駆動ローラと第1のピンチローラとの間に導入
されて排出される紙葉を所定の方向に案内するガイド手
段と、紙葉が駆動ローラと第1のピンチローラとの間か
ら完全に排出される前に紙葉の先端縁と当接して紙葉の
移動を停止させると共に撓ませる当接手段とを具備し、
紙葉が駆動ローラと第1のピンチローラとの間から完全
に排出された際に紙葉の撓みの反発力によってその後端
縁を駆動ローラと第2のピンチローラとの間に導いてそ
の間から排出させ、これにより紙葉の反転を行い得るよ
うにする紙葉反転機構であって、紙葉の後端縁が常に駆
動ローラと第2のピンチローラとのニップ部に一様に噛
み込ませられ得るように保証された紙葉反転機構を提供
することを目的とし、 かかる紙葉反転機構において、紙葉の先端縁が当接手段
と当接した後に紙葉の先端縁を把持する把持手段が設け
られ、紙葉の後端縁が駆動ローラと第2のピンチローラ
との間に導かれた後に把持手段が紙葉の先端縁をその把
持状態から釈放することを特徴とする紙葉反転機構を構
成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は例えば複写機あるいはプリンタ等で記録紙の片
面に記録を行った後に該記録紙のもう一方の片面に続け
て記録を行う際に利用し得る紙葉反転機構に関する。
〔従来の技術〕
複写機あるいはプリンタ等で記録紙に両面記録を行うた
めに、−旦片面記録を行った記録紙を反転させて複写機
あるいはプリンタ等の記録部に再び送り込み、これによ
り該記録紙のもう一方の片面に記録を行うことはよく知
られている。そのような記録紙の反転に用いられる紙葉
反転機構としては、種々のタイプのものがあり、その中
で最もシンプルでしかも安価に得られる紙葉反転機構が
第5図に示すようなタイプのものである。
第5図において、参照番号10は駆動ローラを示し、こ
の駆動ローラ10は矢印で示す方向すなわち反時計方向
に回転駆動させられる。駆動ローラ10には第1および
第2のピンチローラ12および14がそれを挟み込むよ
うな態様で対接させられ、これにより双方はピンチロー
ラ12および14は駆動ローラとは反対方向すなわち時
計方向に回転させられる。反転すべき紙葉は矢印aの方
向から駆動ローラ10と第1のピンチローラ12との間
に導入されて排出される。
駆動ローラ10と第1のピンチローラ12との間から排
出された紙葉はガイド手段16によって所定の方向に案
内される。すなわち、ガイド手段16は下側ガイド部材
16aと上側ガイド部材16bからなり、紙葉は駆動ロ
ーラ10と第1のピンチローラ12との間から排出され
つつ下側ガイド部材16aと上側ガイド部材16bとの
間を案内移動させられる。第5図から明らかなように、
下側ガイド部材16aと上側ガイド部材16bとの間に
形成される案内路はその導入口が隘路とされるのに対し
その直ぐ後方部が上下に拡がっている点を特徴とするが
、その技術的な意味については後述する。
紙葉が駆動ローラ10と第1のピンチローラ12との間
から排出される前に該紙葉の先端縁は当接手段18に当
接して、紙葉の移動は停止されるが、駆動ローラ10と
第1のピンチローラ12との間からの紙葉の送りが未だ
続いているので、紙葉は案内路の導入口後方部(上下に
拡がった)で撓まされることになる。当接手段18は板
状当接面18aを備え、この板状当接面18aは下側ガ
イド部材16aと上側ガイド部材16bとの間に形成さ
れる案内路の後方側隘路を横切って配置される。
紙葉が駆動ローラ10と第1のピンチローラ12との間
から完全に排出されると、該紙葉の後端縁は駆動路10
の回転に伴って駆動ローラ10と第2のピンチローラ1
4とのニップ部に移動させられると共に該紙葉の撓みの
反発力によって駆動ローラ10と第2のピンチローラ1
4との間に導かれてその間から矢印すの方向に排出させ
られ、これにより紙葉の反転が可能となる。すなわち、
紙葉の進行方向が逆向きとなるので、その進行方向を1
80度変更することによって紙葉は容易に反転され得る
ことになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、以上に述べた従来の紙葉反転機構では、駆動
ローラ10と第1のピンチローラ12との間から排出さ
れた紙葉の後端縁をその撓みの反発力を利用して駆動ロ
ーラ10と第2のピンチローラ14との間に導入すると
き、該後端縁を駆動ローラと第2のピンチローラ14と
のニップ部に一様に噛み込ませることができないことが
ある。
すなわち、紙葉の後端縁が駆動ローラ10および第2の
ピンチローラ14の回転軸線に対して斜めになった状態
でその間に導入され、その結果紙葉はスキュー状態(斜
行状態)で駆動ローラ10と第2のピンチローラ14と
の間を通過させられることになる。言うまでもなく、そ
のようなスキニー状態では、紙葉に皺が寄ったり、ある
いは最悪の場合には紙葉が詰まったりする問題が起きる
したがって、本発明の目的は、駆動ローラと、この駆動
ローラを挟むように対接して該駆動ローラによって回転
させられる第1および第2のピンチローラと、駆動ロー
ラと第1のピンチローラとの間に導入されて排出される
紙葉を所定の方向に案内するガイド手段と、紙葉が駆動
ローラと第1のピンチローラとの間から完全に排出され
る前に該紙葉の先端縁と当接して該紙葉の移動を停止さ
せると共に撓ませる当接手段とを具備し、紙葉が駆動ロ
ーラと第1のピンチローラとの間から完全に排出された
際に該紙葉の撓みの反発力によってその後端縁を駆動ロ
ーラと第2のピンチローラとの間に導いてその間から排
出させ、これにより紙葉の反転を行い得るようにする紙
葉反転機構であって、紙葉の後端縁が常に駆動ローラと
第2のピンチローラとのニップ部に一様に噛み込ませら
れ得るように保証された紙葉反転機構を提供することで
ある。
〔課題を解決するための手段〕
かかる目的を達成するために、本発明によれば、上述し
たような構成の紙葉反転機構において、紙葉の先端縁が
当接手段と当接した後に該紙葉の先端縁を把持する把持
手段が設けられ、紙葉の後端縁が駆動ローラと第2のピ
ンチローラとの間に導かれた後に把持手段が該紙葉をそ
の把持状態から釈放するようにされる。
〔作 用〕
以上に述べたような構成によれば、紙葉の後端縁が駆動
ローラと第2のピンチローラとの間に導かれた時点では
、該紙葉の先端縁は把持手段によって把持された状態に
あるので、該紙葉は駆動ローラと第2のピンチローラと
によって搬送されることなく止まった状態に置かれる。
すなわち、紙葉の後端縁は駆動ローラと第2のピンチロ
ーラとに対してスリップ状態に置かれる。このときもし
紙葉が駆動ローラおよび第2のピンチローラに対してス
キニー状態にあったとしても、駆動ローラと第2のピン
チローラとによって該紙葉の後端縁に及ぼされるスリッ
プ作用のために、かかるスキュー状態は解消され、その
結果紙葉の後端縁は駆動ローラと第2のピンチローラと
のニップ部に一様に噛み込ませられることになる。
〔実施例〕
次に、添付図面に第1図ないし第4図を参照して、本発
明による紙葉反転機構の一実施例を説明する。
第1図および第2図を参照すると、本発明によろ紙葉反
転機構は参照番号20で全体的に示される。なお、第1
図は紙葉反転機構20の平面図であり、第2図は第1図
の縦断面図である。
紙葉反転機構20は略平坦方形状の形態を呈する箱形フ
レーム22を具備し、この箱形フレーム22は底部壁2
2aと、この底部壁22Hの周囲から直立する矩形状周
囲側壁22bと、この矩形状周囲壁22bの上面を覆う
頂部壁22Cとから構成される。
箱形フレーム22の頂部壁22cの一側辺からは矩形状
支持板部材24が頂部壁22Cの延長部として突出し、
この矩形状支持板部材24はガイド手段26の支持構造
体として機能する。ガイド手段26は下側ガイド板26
aと、この下側ガイド板要素26aの延長部として機能
する4本の下側ガイドロッド26bと、一対の上側ガイ
ドロッド26cとから構成される。矩形状支持板部材2
4の両側端部には略三角形状の直立ブラケット28が参
照番号29で示すように螺子止めされ、これら直立ブラ
ケット28を介して矩形状支持板部材24はガイド手段
26を支持することになる。
下側ガイド板26aの両端側は参照番号30で示すよう
に直立ブラケット28に対して螺子止めされ、また下側
ガイド板26Hの内方側のコーナ部が参照番号32で示
すように頂部壁22cに螺子止めされる。なお、下側ガ
イドロッド26bは第2図から明らかなように波形の横
断面形状を持つ。第1図から明らかなように、4本の下
側ガイドロッド26bは箱形フレーム22の頂部壁22
c上に適当な間隔で互いに平行に固定され、下側ガイド
板26aの案内支持面の延長部を形成することになる。
一対の上側ガイドロッド26Gは下側ガイドロッド26
bに対して平行に箱形フレーム22の頂部壁22Cの上
方を横断するように延在し、各上側ガイドロッド26C
の一端は2つの直立ブラケット28の頂端間に掛は渡さ
れたロッド要素34に取り付けられ、その他端は頂部壁
22Cの反対側の側辺縁部に取り付けられる。第2図に
示すように、各上側ガイドロッド26cの一部分すなわ
ち下側ガイド板26aの上方に位置する部分は山形に大
きく隆起し、その左方部(第2図において)は下側ガイ
ド板26aに向かって傾斜して接近し、次いでループ状
の円弧を描くように湾曲してロッド要素34に突き当た
り、一方その右方部(第2図において)は箱形フレーム
22の頂部壁22C側に向かって傾斜して、各上側ガイ
ドロッド26cの他の部分すなわち下側ガイドロッド2
6bの上面に対して僅かな隙間を形成するような態様で
延在する部分に連なる。要するに、下側ガイド板26a
と上側ガイドロンド26cの山形隆起部分とからなる構
成が第5図を参照して説明したガイド手段16と実質的
に同じであることは明らかであろう。なお、第5図に示
したローラ組立体(すなわち、駆動ローラ10、第1の
ピンチローラ12および第2のピンチローラ14からな
る組立体)と同様なものが上側ガイドロッド26Cのル
ープ状湾曲部と下側ガイド板26aとの間に形成される
案内路導入口を臨むように配置されることになるが、し
かし第1図および第2図では図示の簡略化のために省略
されている。
下側ガイド板26aおよび下側ガイドロンド26bと上
側ガイドロッド26Cとの間に形成される案内路内に導
入された紙葉の先端縁と当接して該紙葉の移動を停止さ
せるために箱形フレーム22の頂部壁22C上には当接
手段36が設けられ、この当接手段36は下側ガイドロ
ッド26bを直角方向に横切るように延在しかつ上側ガ
イドロッド26cよりも下方に配置された長尺の板状要
素36aからなる。板状要素36aは下側ガイドロッド
26bと上側ガイトロラド26Cとの間に置かれて、ガ
イド手段26による紙葉の案内方向に沿って移動自在と
される。この場合、板状要素36aの下端縁には下側ガ
イドロッド26bを摺動自在に受は入れる切欠き部が形
成されて、該下端縁が下側ガイドロッド26bの上面よ
りも下方のレベルまで延ばされる。
要するに、下側ガイドロンド26bの上面と上側ガイド
ロッド26Cの下面との間の隙間に相当するスペースに
はそれらロッドに対して直角方向に延在する当接面が板
状要素36aによって与えられることになる。
板状要素36aを紙葉の案内方向に沿って移動させるた
めに、水平断面口形状を呈する可動枠体36bが箱形フ
レーム22内に配置され、その可動枠体36bの両側部
から上方に突出する突出片が箱形フレーム2・2の頂部
壁22cに形成されたガイドスロット38 (下側およ
び上側ガイドロンド26bおよび26cに対して平行)
を通して板状要素26aに連結される。図示の複雑化を
避けるために第1図および第2図で図示はされていない
が、水平断面口形状の可動枠体36bの両側部から上方
に突出する突出片の各々の外方側壁面には一対のベアリ
ングローラが取り付けられ、その一方のベアリングロー
ラは頂部壁22Cの下面側に、その他方のベアリングロ
ーラは頂部壁22cの上面側に係合させられる。すなわ
ち、一対のベアリングローラは頂部壁22Cをその上下
から挟み込むような態様で可動枠体36bの上方突出片
の外方側壁面に取り付けられ、これにより可動枠体36
bがガイドスロット38に沿って案内移動させられると
、板状要素36aも紙葉の案内方向に沿って移動され得
ることになる。
また、板状要素36aの中央部にはキャリッジ39がそ
こから吊下されるような態様で取り付けられ、キャリッ
ジ39は箱形フレーム22の頂部壁22cに形成された
矩形状の中央開口部40内に部分的に収容される。キャ
リッジ39には把持手段42が搭載され、この把持手段
42はガイド手段2Gによって案内されてきた紙葉の先
端縁が当接手段36に当接した後に該先端縁を把持する
ように機能する。要するに、可動枠体36bが移動させ
られると、把持手段42を搭載したキャリッジ39は板
要素36aと共に紙葉の案内方向に沿って移動させられ
ることになる。
可動枠体36bをガイドスロット38に沿って移動させ
ると共に所定位置に位置決めさせるための駆動機構が第
2図において参照番号44で全体的に示され、それは箱
形フレーム22の矩形状周囲側壁22bの一側壁部すな
わち矩形状支持板部材24の下方に位置する側壁部に取
り付けられた駆動モータ44aと、この駆動モータ44
aの出力軸に連結されかつ箱形フレーム22内で矩形状
周囲側壁22bの対向側壁部間に回転自在に支持された
螺子ロッド44bと、この螺子ロッド44bに螺着され
かつ可動枠体36bに連結されたナツト要素44cとか
らなる。駆動モータ44aの回転方向に応じて、ナツト
要素44Cは螺子ロッド44bに沿って移動し、これに
より板状要素36aはキャリッジ39と共に所定位置ま
で移動させられることになる。第2図では、最左方側に
位置された板状要素36aおよびキャリッジ39を実線
で示し、最右方側に位置された板状要素36aおよびキ
ャリッジ39を破線示し、板状要素36aおよびキャリ
ッジ39はその両位置間で移動させられて所定位置に位
置決めされる。なお、板状要素36aの移動ならびに位
置決めが手動あるいは自動的に反転すべき紙葉のサイズ
(搬送方向の長さ)に応じて行われることは言うまでも
ない。
キャリッジ39上に搭載される把持手段42の構成は第
3図(a)、第3図(b)および第3図(C)に詳細に
示されている。なお、第3図(a)は把持手段42の平
面図、第3図(b)は第3図(a)のb−b線に沿う断
面図、第3図(C)は第3図(a)のc−c線に沿う断
面図である。
把持手段42は第3図(b)に示すようにキャリッジ3
9上に固着された電磁石46を具備し、この電磁石46
はコア部46aと、このコア部46aの周囲を取り巻く
コイル部46bから構成され、コイル部46bに通電す
ることによってコア部46aが磁石として作用すること
になる。一方、キャリッジ39の直立側壁38aの頂部
には磁性材料例えば鉄材料から作られた可動片48が枢
動軸48aでもって軸着され、その可動片48はその軸
着部から電磁石46のコア部46aの上方を越えて延び
、しかもその先端部は上方に傾斜させられる。第3図(
a)および第3図(C)に見られるように、可動片48
とキャリッジ39との双方には一対のボルト要素50が
挿通させられ、各ボルト要素50のヘッド50aとナラ
)50b間の距離には幾分余裕が与えられ、このため可
動片48の枢動変位量が所定の範囲内に規制されること
になる。すなわち、第3図(b)に示すように、可動片
48は実線で示す位置と二点鎖線で示す位置との間だけ
で枢動することができる。第3図(C)に最もよく示す
ように、ボルト要素50の軸部分には圧縮コイルばね5
0Cが組み込まれ、この圧縮コイルばね50Cは可動片
48とキャリッジ39との間で拘束され、このため可動
片48は通常は二点鎖線で示す位置(第3図(b))側
に弾性的偏倚させられるが、電磁石46のコイル部46
bが通電された際に可動片48はコア部46aに磁気的
な吸引力でもってコア46b側に引き寄せられて実線で
示す位置(第3図(b))を取ることになる。
把持手段42がキャリッジ39上に搭載されるとき、そ
の搭載については、電磁石46のコア部46aの頂面が
下側ガイドロッド26bの上面と同一レベルとなるよう
に、しかも紙葉の先端縁と当接手段36との間の当接動
作が干渉されないように行われ、このため紙葉の先端縁
が当接手段36に当接した際には該先端縁の中央部分が
電磁石46のコア部46aと可動片48との間に存在す
る。したがって、その時点で電磁石のコイル部46bを
通電すると、可動片48がコア146 aに吸引され、
その結果紙葉の先端縁が把持手段42でもって把持され
ることになる。
次に、第4図(a)ないし第4図(d)を参照して、以
上で述べた紙葉反転機構20の作動例について説明する
第4図(a)ないし第4図(d)では、第1図および第
2図では図示されなかったローラ組立体、すなわち駆動
ローラ10、第1のピンチローラ12および第2のピン
チローラ14とからなるローラ組立体が図示されている
が、その他の上述の構成要素については当接手段36の
板状要素36a1キヤリツジ39および把持手段42を
除いて省かれている。また、第4図(a)ないし第4図
(d)において、参照番号52はホトセンサを示し、こ
のホトセンサ52は発光素子52aと受光素子52bと
からなる。ホトセンサ52は駆動ローラ10と第1のピ
ンチローラ12との間に導入された紙葉の後端縁の通過
を検出し、これに基づいて把持手段44の作動タイミン
グを制御するが、これについては以下の作動例の中で説
明することにする。
先ず、反転すべき紙葉P、のサイズに応じて、可動枠体
36bを移動させて当接手段36の板状要素36aを所
定位置に位置決めする。紙葉P、が駆動ローラ10と第
1のピンチローラ12との間に導入されると、第4図(
a)に示すように、該紙葉PIの先端縁側はその間から
排出され、ガイド手段26によって所定の方向すなわち
当接手段36の板状要素36aに向かって移動させられ
る。
ホトセンサ52の設置箇所を紙葉P1の後端縁が通過す
ると、ホトセンサ52は該後端縁の通過を検出し、その
検出信号は上述の紙葉反転amを紐み込んだ例えば複写
機あるいはプリンタ等のコントローラ(図示されない)
の遅延回路あるいはカウンタに送られ、紙葉P、の長さ
に対応した所定時間の経過後に電磁石46の駆動回路が
動作されるその所定時間が経過するまでに、紙葉P1の
先端縁は当接手段36の板状要素36aと当接させられ
て、該紙葉P、は第5図で説明した場合と同様に撓ませ
られ、更に紙葉P、が撓ませられた後、該紙葉P1の後
端縁が駆動ローラ10と第1のピンチローラ12との間
から排出され、その後端縁は駆動ローラ10の回転に伴
って駆動ローラ10と第2のピンチローラ14との間の
ニップ部に向かって移動させられる。
紙葉P1の後端縁が駆動ローラ10によって第1および
第2のピンチローラ12および14のほぼ中間位置まで
移動させられたとき、すなわち、カウンタが所定時間経
過したことを示したとき電磁石46の駆動回路が動作さ
せられる。これにより把持手段42は第4図(b)に示
すように紙葉P、の先端縁を把持することになる。一方
、電磁石46の駆動回路が動作されると、上述のコント
ローラでは別の遅延回路あるいはカウンタ(各サイズ共
に共用可能)が動作させられ、所定時間経過後に電磁石
46の駆動回路の動作が“オフ”される。
電磁石46の駆動回路の動作が“オフ”されるまでの間
、紙葉P1の後端縁は第4図(C)に示すように駆動ロ
ーラ10と第2のピンチローラ14との間に導入されて
その間に挟み込まれるが、紙葉P、の先端縁は把持手段
42によって把持された侭であるから、該紙葉P+ は
送り出されることなく停止状態に維持され、紙葉P1の
後端縁は駆動ローラ10と第2のピンチローラ14とに
対してスリップ状態に置かれる。このとき紙葉P+がス
キュー状態にあれば、紙葉P+の後端縁が受けるスリッ
プ作用によって、かかるスキュー状態は解消されること
になる。一方、この間には次の紙葉P2が駆動ローラ1
0と第1のピンチローラ12との間に導入されることに
なる。
所定時間経過後に電磁石46の駆動回路の動作が“オフ
″されると、紙葉P1の先端縁の把持状態が第4図(d
)に示すように釈放され、その結果紙葉P1は駆動ロー
ラ10と第2のピンチローラ14とによって送り出され
ることになる。
なお、紙葉P2も紙葉P、と同様な経過を経て駆動ロー
ラ10と第2のピンチローラ14とによって送り出され
ることは明らかであろう。
以上に述べた紙葉反転機構20の作動は一例を述べたも
のであり、その他の態様でも紙葉反転機構20を作動さ
せ得ることは言うまでもない。例えば、第4図(c)か
ら第4図(d)に移行する段階で駆動ローラ10の回転
駆動を一時的に停止させてもよい。
上述の実施例では、把持手段42は電磁石を利用して構
成されたが、その他の機械的な機構を用いて構成するこ
とも可能である。例えば、カム機構を利用して同様な機
能を持つ把持手段を構成することができる。
〔発明の効果〕
以上の記載から明らかなように、本発明による紙葉反転
機構では、常に紙葉にはそのスキュー状態を解消させる
ような作用が及ぼされるので、紙葉に皺が寄ったり、あ
るいは紙葉が詰まったりする問題が排除される。したが
って、本発明による紙葉反転機構を複写機、プリンタ等
に用いた場合には、記録紙の両面記録作動の信頼性が大
巾に向上され得ることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による紙葉反転機構の一実施例を示す平
面図、第2図は第1図の紙葉反転機構の縦断面図、第3
図(a)は第1図の紙葉反転機構に用いられる把持手段
の拡大平面図、第3図(b)は第3図(a)のb−b線
に沿う断面図、第3図(C)は第3図(a)のC−C線
に沿う断面図、第4図(a)ないし第4図(d)は第1
図に示した紙葉反転機構の作動を説明するための作動説
明図、第5図は従来の紙葉反転機構を示す概略側面図で
ある。 10・・・駆動ローラ、 12・・・第1のピンチローラ、 14・・・第2のピンチローラ、 20・・・紙葉反転機構、 22・・・箱形フレーム、
24・・・矩形状支持板部材、 26・・・ガイド手段、  36・・・当接手段、42
・・・把持手段。 作動説明図 第4図 把持部材の拡大圀 第3図 ]4 従来の紙葉反転機構 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、駆動ローラ(10)と、この駆動ローラを挟むよう
    に対接して該駆動ローラによって回転させられる第1お
    よび第2のピンチローラ(12、14)と、前記駆動ロ
    ーラと前記第1のピンチローラとの間に導入されて排出
    される紙葉を所定の方向に案内するガイド手段(26)
    と、紙葉が前記駆動ローラと前記第1のピンチローラと
    の間から完全に排出される前に該紙葉の先端縁と当接し
    て該紙葉の移動を停止させると共に撓ませる当接手段(
    36)とを具備し、紙葉が前記駆動ローラと前記第1の
    ピンチローラとの間から完全に排出された際に該紙葉の
    撓みの反発力によってその後端縁を前記駆動ローラと前
    記第2のピンチローラとの間に導いてその間から排出さ
    せ、これにより紙葉の反転を行い得るようにする紙葉反
    転機構(20)において、紙葉の先端縁が前記当接手段
    と当接した後に該紙葉の先端縁を把持する把持手段(4
    2)が設けられ、紙葉の後端縁が前記駆動ローラと前記
    第2のピンチローラとの間に導かれた後に前記把持手段
    が該紙葉の先端縁をその把持状態から釈放することを特
    徴とする紙葉反転機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10198081A (ja) * 1997-01-10 1998-07-31 Ricoh Co Ltd 両面装置

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