JP2515315Y2 - カード送り装置 - Google Patents

カード送り装置

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JP2515315Y2
JP2515315Y2 JP1990024259U JP2425990U JP2515315Y2 JP 2515315 Y2 JP2515315 Y2 JP 2515315Y2 JP 1990024259 U JP1990024259 U JP 1990024259U JP 2425990 U JP2425990 U JP 2425990U JP 2515315 Y2 JP2515315 Y2 JP 2515315Y2
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feed
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば、プリペイドカード等を用いるカー
ドリーダ等に適用可能なカード送り装置に関する。
(従来の技術) 例えば、プリペイドカードを用いるカードリーダ等で
は、カード挿入口から異物などを挿入しても異物などが
奥まで侵入しないように、また、カードリーダ等の奥行
き寸法が大きくならないように、カード挿入口よりカー
ド処理部に至るカード通路を湾曲させたものがある。特
公昭63-15783号、特開昭62-223853号、特公昭58-24857
号の各公報記載のものはその例である。これら各公報記
載のもののうち、特公昭63-15783号、特開昭62-223853
号の各公報記載のものは、カード搬送路の一部を円弧状
に湾曲した湾曲ガイドで構成するとともに、複数の送り
ローラに掛けわたされた送りベルトを設け、この送りベ
ルトの一部をカード搬送路に進出させることにより、上
記湾曲ガイドに沿ってカードを湾曲させながら搬送する
ようになっている。また、特公昭58-24857号公報記載の
ものは、大径の回転ドラムと、この回転ドラムのほぼ半
周にわたって掛けられた内側無端ベルトと、この内側無
端ベルトの外面に接して配置された外側無端ベルトとを
有してなり、内側無端ベルトと外側無端ベルトとの間に
カードを挟み込んで湾曲させながら搬送するようになっ
ている。
(考案が解決しようとする課題) 上記特公昭63-15783号、特開昭62-223853号の各公報
記載のものによれば、湾曲ガイドを必要とし、特公昭58
-24857号公報記載のものによれば、回転ドラムのほか
に、内側無端ベルトと外側無端ベルトとを必要とする。
また、カードリーダでは、挿入されたカードの処理中に
別のカードを取り込むことのないようにカード挿入口付
近にシャッタを設ける必要があるが、上記各公報記載の
技術では、シャッタを設けるために特別のスペースを必
要とするか、又は、シャッタを付加するために、シャッ
タを配置するスペースを新たに確保する必要があってそ
のスペースが嵩張り、装置全体が大きくなるという問題
がある。
本考案は、かかる従来技術の問題点を解消するために
なされたもので、シャッタを配置するための特別のスペ
ースを新たに確保する必要がなく、装置全体の小型化お
よび構成の簡単化を図ることができるカード送り装置を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、カード挿入口よりカード処理部に至るカー
ド通路を湾曲させたカード送り装置において、上記カー
ド通路の湾曲部内側を送りローラ、外側を送りベルトに
してこの送りローラと送りベルトによりその間でカード
を湾曲させながら搬送する湾曲搬送部を構成し、上記送
りベルトは上記送りローラの位置からカード挿入口側に
延出させ、上記送りベルトの延出した先端と送りローラ
との間でカード通路を介し送りベルトに対向させてカー
ド通路に出入りするシャッタを配置し、上記送りベルト
の延出部の上記シャッタよりカード挿入口側の部分に対
して接離することができる従動ローラを配置し、上記シ
ャッタによるカード通路閉じ動作と従動ローラの送りベ
ルトからの離間動作及びシャッタによるカード通路の開
き動作と従動ローラの送りベルトへの圧接動作を行う背
反駆動手段を、上記カード通路の湾曲部の内側に配置し
たことを特徴とする。
(作用) 送りベルトを駆動し、この送りベルトの延出部に従動
ローラを圧接させることにより、挿入されたカードを取
り込むことができる。取り込まれたカードは送りローラ
と送りベルトの間に挟み込まれ、送りローラの外周に沿
い湾曲しながら搬送の向きを変えられ、カード処理部に
送り込まれる。上記従動ローラが送りベルトに圧接して
いるときはシャッタがカード通路を開き、従動ローラが
送りベルトから離間しているときはシャッタがカード通
路を閉じる。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本考案にかかるカード送り
装置の実施例について説明する。
第1図ないし第3図において、符号8は前側のケース
を、符号4は後側のケースをそれぞれ示しており、ケー
ス8には相対向する一対のシャーシ6、7が左右(第3
図において上下)に固定されている。ケース8の上部前
側(第1図において右側)にはカード挿入口45が設けら
れている。上記ケース4は上記シャーシ6、7の下端後
部に支持された軸3を中心にケース8に対し垂直面内で
回転してケース8の外側を開閉可能に設けられている。
ケース4でケース8の外側を閉じた状態でケース4とケ
ース8を固定する固定金具10がケース4の上端に設けら
れている。
ケース8のカード挿入口45の後方には比較的大径の送
りローラ2が回転可能に支持されている。送りローラ2
の下部後方には駆動ローラ13が、送りローラ2の上方に
は従動ローラ12が、カード挿入口45の上部には従動ロー
ラ11がそれぞれ回転可能に支持されており、これら駆動
ローラ13、従動ローラ12、従動ローラ11には送りベルト
1が掛けわたされている。送りベルト1の外側の一部は
上記大径の送りローラ2に約90度の範囲にわたって掛け
られている。送りベルト1は従動ローラ11によって送り
ローラ2の位置からカード挿入口45側に延出している。
従動ローラ11から送りローラ2に至るベルト1の下方に
はこのベルト1と平行に下側ガイド29が配置されてい
る。従動ローラ11から送りローラ2に至るベルト1と同
一面内にもベルト1の両側に上側ガイドが配置される
が、上側ガイドの図示は省略されている。上側ガイドと
下側ガイド29との間にはカード搬送路が形成されてお
り、このカード搬送路の前端(第1図において右端)は
カード挿入口45に続いている。上記カード搬送路は、送
りローラ2の位置で湾曲搬送部46となっている。この湾
曲搬送部46は、カード通路の内側が送りローラ2で、外
側が送りベルト1で構成され、その間でカードを湾曲さ
せながら搬送するようになっている。第3図、第5図に
示すように、駆動ローラ13を一体に支持する軸の一端は
ケース8の外方に突出し、この突出端にはローラ13を手
動的に回転させるためのつまみ22が一体に取付けられて
いる。
上記カード搬送路の下方にはローラ支持体32が軸33を
中心にして垂直面内において回転可能に支持されてい
る。第6図にも示すように、ローラ支持体32は側面から
みて逆L字状に形成されており、その上部水平部の前端
部に従動ローラ5が回転可能に支持されている。従動ロ
ーラ5は前記従動ローラ11の下に位置している。また、
ローラ支持体32の上記上部水平部の後端に続く垂下部に
は縦長で幅の広い長孔32aが形成され、この長孔32aを、
ソレノイド25のプランジャ25aを貫通して設けられた突
起25bが空間的な余裕をもって貫通している。上記軸33
の外周にはコイル状のばね34が嵌められ、ばね34の一端
部は上記突起25bに掛けられ、ばね34の他端部はローラ
支持体32の一部、例えばローラ支持体32に固植されたピ
ンに掛けられている。ローラ支持体32は、ばね34の弾力
により、その従動ローラ5が従動ローラ11の位置におけ
るベルト1に圧接する向き、即ち、第2図において反時
計方向に回転付勢されている。
上記従動ローラ5を抱え込むようにしてシャッタ板38
が配置されている。シャッタ板38は従動ローラ5の下方
の軸28を中心に垂直面内において回転可能に支持されて
いる。第6図にも示すように、シャッタ板38は側面から
みて逆L字状に形成され、その上部水平部からシャッタ
38cが立ち上がり、上記上部水平部の後端側に続いて垂
下部が形成され、この垂下部にはカム溝38aが形成され
ている。上記シャッタ38cは前記従動ローラ11と送りロ
ーラ2との間における送りベルト1の中間部において前
記下側ガイド29の直下に、かつ、前記カード通路を介し
送りベルト1に対向させて配置され、シャッタ板38が軸
28を中心に回転することによりシャッタ38cが前記カー
ド通路に出入するようになっている。上記カム溝38aに
は前記プランジャ25aの突起25bが嵌まっている。ソレノ
イド25は、シャッタ38cによるカード通路の開閉動作
と、従動ローラ5の送りベルト1への接離動作とを背反
的に行う背反駆動手段となっている。
第1図ないし第4図において、送りローラ2の下方に
は、モータ14が取付けられ、モータ14の出力軸上の歯車
15の回転力が減速歯車列16、17を介してプーリ18に伝達
されるようになっている。プーリ18は前記シャーシ6、
7で支持された軸に取付けられ、プーリ18の上方の前記
駆動ローラ13の近傍にもシャーシ6、7で支持された軸
にプーリ19が取付けられている。これらプーリ18、19間
には駆動ベルト21が掛けわたされている。駆動ベルト21
は前記カード搬送路の湾曲搬送部46に続きカードを上下
方向に搬送するための搬送部を構成している。この搬送
部を構成するプーリ18の近傍には、第2図、第5図に示
すようにリード・ライト用磁気ヘッド40からなるカード
処理部50が設けられている。第3図、第4図に示すよう
に、プーリ19の軸と一体に歯車20が設けられ、歯車20は
駆動ローラ13の軸と一体に設けられた歯車23と噛み合っ
ている。
前記後側のケース4には、上記プーリ18の上方におい
てカード通路に進退することができるフラップ41が設け
られている。フラップ41が上記カード通路に進出した状
態でカードが逆向きに搬送されると、カードがフラップ
41の先端ですくわれるようにして保留ガイド42に搬送さ
れ、暫定的に保留されるようになっている。保留ガイド
42の上部は前記駆動ローラ13の後方上部から従動ローラ
12の上方に至る空間に沿って円弧状に湾曲されている。
次に、上記実施例の動作を説明する。
カードが挿入口45に挿入されない通常の状態では、第
6図に示すようにソレノイド25が非励磁の状態になって
いる。この状態では、プランジャ25aが付勢ばね(図示
されず)によりソレノイド25から突出し、プランジャ25
aの突起25bがローラ支持体32の長孔32aと、シャッタ板3
8のカム溝38aの一側縁を押す。ローラ支持体32は軸33を
中心にばね34の付勢力に抗することなく時計方向に回転
させられ、シャッタ板38は軸28を中心に時計方向に回転
させられる。軸33は従動ローラ5よりも後方にあり、軸
28はシャッタ38cよりも前方にあるという配置関係か
ら、従動ローラ5とシャッタ38cが背反動作し、従動ロ
ーラ5が送りベルト1から離間するのに対しシャッタ38
cがカード通路に進出してカード通路を閉じる。
そこでいま、カード挿入口45からカードを挿入する
と、カードの先端がシャッタ38cに当接してカードの取
り込みが阻止される。また、カードの挿入により前側の
センサ(図示されず)がカードを検知し、この検知信号
によってソレノイド25が励磁されるとともに、モータ14
が回転駆動される。モータ14の回転力は歯車列15、16、
17を介しプーリ18に伝達されて同プーリ18を第2図にお
いて反時計方向に回転駆動し、これとともに駆動ベルト
21を駆動する。駆動ベルト21の駆動力はプーリ19に伝達
され、プーリ19の回転力は歯車20、23を介して駆動ロー
ラ13に伝達され、駆動ローラ13を時計方向に回転駆動す
る。この駆動ローラ13の回転駆動にともない送りベルト
1が駆動される。
一方、ソレノイド25の励磁により、第2図に示すよう
に、プランジャ25aがばね34を付勢しながらソレノイド2
5に吸引され、プランジャ25aの突起25bがローラ支持体3
2の長孔32aの一側縁から逃げるとともに、シャッタ板38
のカム溝38aの他方の側縁を押す。これによりローラ支
持体32はばね34の付勢力により反時計方向に、シャッタ
板38は反時計方向に回転する。軸33は従動ローラ5より
も後方にあり、軸28はシャッタ38cよりも前方にあると
いう配置関係から、従動ローラ5とシャッタ38cが背反
動作し、従動ローラ5が送りベルト1に圧接するのに対
しシャッタ38cがカード通路から退避しカード通路を開
く。この動作態様ではローラ支持体32の長孔32aの縁部
からプランジャ25aの突起25bが離間し、ローラ支持体32
はばね34の付勢力によってのみ反時計方向に回転してそ
の従動ローラ5がベルト1に圧接させられる。
上記のようにして、駆動されている送りベルト1に対
して従動ローラ5が圧接され、かつ、シャッタ38cがカ
ード通路を開くことにより、送りベルト1と従動ローラ
5の間に挿入されたカードが前記下側ガイド29と状側ガ
イドで構成されるカード通路内に取り込まれるととも
に、ベルト1の駆動方向に搬送されていく。
カードが所定距離搬送されてその先端が送りローラ2
の近傍に設けられた後方センサ(図示されず)で検知さ
れると、この検知信号によってソレノイド25が非励磁と
なる。これにより第6図について既に説明したように、
シャッタ38cはカード通路を閉じ、従動ローラ5は送り
ベルト1から離間し、従って、仮りに2枚目のカードが
挿入口45から挿入されたとしてもカードをシャッタ38c
で阻止してカードの取り込みを禁止する。
カード通路を搬送された前記1枚目のカードは湾曲搬
送部46に至り、この湾曲搬送部46の内側を構成する送り
ローラ2とこれに圧接して湾曲搬送部46の外側を構成す
る送りベルト1との間に挟み込まれてほぼ90度の範囲に
わたり湾曲されながら搬送方向を下方に曲げられる。カ
ードはさらに駆動ローラ60(第4図、第5図)によって
下方に搬送され、磁気ヘッド40を有してなるカード処理
部50に至り、これに続く駆動系で搬送されながら再生記
録処理が行われる。
上記1枚目のカードの再生記録処理の結果金額不足そ
の他の理由で1枚目のカードを保留する必要があるとき
は、フラップ41を回転させてその先端をカード搬送路に
進出させた状態でモータ14を逆転させ、カードを逆向き
に搬送する。逆向きに搬送されたカードは保留ガイド42
に取り込まれ、晢定的に保留される。
次に、ソレノイド25が励磁され、ローラ支持体32とシ
ャッタ38cとが背反動作して第2図に示すような動作態
様となり、カード挿入口45に挿入されている2枚目のカ
ードを前述の動作と同様の動作によって取り込み処理す
る。
処理が終了したカードは、モータ14の逆転駆動によっ
て挿入口45から排出される。
上記保留ガイド42の部分におけるカード駆動系は、モ
ータ14を共通の駆動源として用いることができる。ま
た、保留ガイド42の部分におけるカード駆動系は、カー
ドを保留ガイド42に取り込みかつ保留ガイド42から送り
出す場合にのみ駆動するための切り換え機構を必要とす
るが、この部分の構成は本考案とは直接の関係がないか
ら説明は省略する。
以上説明した実施例によれば、カード挿入口45よりカ
ード処理部50に至るカード通路に湾曲搬送部46を設ける
に当たり、この湾曲搬送部46の内側を送りローラ2で、
外側を送りベルト1にしてこの送りローラ2と送りベル
ト1で構成したため、湾曲搬送部46に湾曲したガイドを
設ける必要がなく、構成の簡単化を図ることができると
いう利点がある。また、上記湾曲搬送部46を構成する送
りベルト1はカード挿入口45側に延出させ、カード挿入
口45に挿入されたカードを取り込むための従動ローラ5
を上記送りベルト1の延出部に接離させるようにしたた
め、1枚のカードの処理中に別のカードの取り込みを阻
止するためのシャッタを、上記湾曲搬送部46を構成する
送りローラ2と従動ローラ5との間に形成される空間で
あって上記湾曲搬送部46の内側の空間に、かつ、カード
通路を介し送りベルト1に対向させて配置することがで
きるため、シャッタ機構の構成に無理がなく、また、装
置の小型化を図ることができる。
さらに、送りベルト1が常時駆動されていても、シャ
ッタ38cがカード搬送路を閉じているときは、上記ベル
ト1にカードを押圧させるための従動ローラ5はソレノ
イド25との関係を絶ってシャッタ38cの動きに背反動作
してベルト1から離間するため、上記従動ローラ5をベ
ルト1から確実に逃すことができる。従って、カード挿
入口45にカードを挿入したときカードが送りベルト1や
従動ローラ5でこすられることはなくなり、カードを汚
したり、カードに傷をつけたりすることを防止すること
ができるし、カード挿入口45側のカード駆動源とカード
処理部50側の駆動源を共通のモータ14とすることがで
き、この点からも装置の簡単化を図ることができる。
また、送りベルト1は繰返し使用するに従って汚れが
付着し、カードを汚したりカードとの間で滑りを生じる
というような様々な不具合を生じるので、定期的にクリ
ーニングを行う必要がある。その点、本考案の実施例に
よれば、第5図に示すように、また、第1図に鎖線4Aで
示すように、軸3を中心にして後側ケース4を前側ケー
ス8に対し回転させて前側ケース8の後部を開放するこ
とができ、これによって送りベルト1の一部を露呈させ
ることができるため、クリーニング液を付けた綿棒43を
送りベルト1に押しつけてこするなどして送りベルト1
を容易にクリーニングすることができる。さらに、ベル
ト1を掛けた駆動ローラ13の軸と一体につまみ22が設け
られているので、このつまみ22を回転させてベルト1を
動かすことができ、これによってベルト1全体を能率的
にクリーニングすることができる。
なお、本考案は、1枚目のカードを取り込んで処理し
たあと2枚目のカードを取り込んで処理することができ
るようにしたカードリーダに適用することが可能である
し、1枚のカードだけを使用することができるカードリ
ーダにも適用することができる。1枚のカードだけを使
用することができるカードリーダにおけるシャッタは、
いたずら防止や誤ったカードの挿入防止のために設けら
れるもので、カードを取り込む場合とカードを排出する
場合に搬送路を開くようになっている。
また、シャッタと従動ローラとを背反動作させるため
の駆動源はソレノイドに限られるものではなく、ソレノ
イドに代えてモータその他の適宜の駆動源を用いてよ
い。さらに、本考案装置に用いるカードの種類は特に限
定されるものではなく、磁気カードのほか光カードその
他を用いることができる。
(考案の効果) 本考案によれば、カード挿入口よりカード処理部に至
るカード通路に湾曲搬送部を設けるに当たり、この湾曲
搬送部の内側を送りローラで、外側を送りベルトにして
この送りローラと送りベルトによりその間でカードを湾
曲させながら搬送する湾曲搬送部を構成したため、湾曲
搬送部に湾曲したガイドを設ける必要がなくなり、構成
の簡単化を図ることができるという効果がある。また、
上記湾曲搬送部を構成する送りベルトはカード挿入口側
に延出させ、カード挿入口に挿入されたカードを取り込
むための従動ローラを上記送りベルトの延出部に接離さ
せるようにしたため、1枚のカードの処理中に別のカー
ドの取り込みを阻止するためのシャッタを、上記湾曲搬
送部を構成する送りローラと従動ローラとの間に形成さ
れる空間であって上記湾曲搬送部の内側の空間に、か
つ、カード通路を介し送りベルトに対向させて配置する
ことができるため、シャッタ機構の構成に無理がなく、
また、装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるカード送り装置の実施例を示す
側面図、第2図は同上実施例の内部構成を示す側面図、
第3図は上記実施例中のカード挿入口から湾曲搬送部に
至る部分の駆動系を示す平面図、第4図は上記実施例中
のカード処理部に至る駆動系を示す正面図、第5図は上
記実施例の後部を開放した状態を示す斜視図、第6図は
上記実施例中のシャッタと従動ローラの一動作態様を示
す側面図である。 1……送りベルト、2……送りローラ、5……従動ロー
ラ、25……背反駆動手段としてのソレノイド、38c……
シャッタ、45……カード挿入口、46……湾曲搬送部、50
……カード処理部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード挿入口よりカード処理部に至るカー
    ド通路を湾曲させたカード送り装置において、 上記カード通路の湾曲部内側を送りローラ、外側を送り
    ベルトにしてこの送りローラと送りベルトによりその間
    でカードを湾曲させながら搬送する湾曲搬送部を構成
    し、 上記送りベルトは上記送りローラの位置からカード挿入
    口側に延出させ、 上記送りベルトの延出した先端と送りローラとの間でカ
    ード通路を介し送りベルトに対向させてカード通路に出
    入りするシャッタを配置し、 上記送りベルトの延出部の上記シャッタよりカード挿入
    口側の部分に対して接離することができる従動ローラを
    配置し、 上記シャッタによるカード通路閉じ動作と従動ローラの
    送りベルトからの離間動作及びシャッタによるカード通
    路の開き動作と従動ローラの送りベルトへの圧接動作を
    行う背反駆動手段を、上記カード通路の湾曲部の内側に
    配置してなるカード送り装置。
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JPS57158072U (ja) * 1981-07-16 1982-10-04
JPS58168188A (ja) * 1982-03-30 1983-10-04 Tokyo Jiki Insatsu Kk 磁気カ−ドエンコ−ダ装置
JPS58164059U (ja) * 1982-04-20 1983-11-01 株式会社田村電機製作所 カ−ドリ−ダのカ−ド搬送機構

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