JP2558508Y2 - 薄板状体収納装置 - Google Patents

薄板状体収納装置

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JP2558508Y2
JP2558508Y2 JP3091692U JP3091692U JP2558508Y2 JP 2558508 Y2 JP2558508 Y2 JP 2558508Y2 JP 3091692 U JP3091692 U JP 3091692U JP 3091692 U JP3091692 U JP 3091692U JP 2558508 Y2 JP2558508 Y2 JP 2558508Y2
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実 柴田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、搬送装置等で搬送され
てきた紙幣やカード等の薄板状体を収納部に収納する薄
板状体収納装置であって、詳しくは、搬送路に沿って搬
送中の薄板状体を前記搬送路外の収納部に押し出す押し
出し部材と、前記押し出し部材を所定のタイミングで押
し出し位置と待機位置とに亘って一方向に往復移動させ
る往復移動装置とが設けられ、前記往復移動装置が、軸
部材を前記押し出し部材側に形成した一定幅又は略一定
幅の長孔の内周面に係入させて、前記軸部材の周回移動
で前記押し出し部材が往復移動されるクランク機構を設
けて構成されている薄板状体収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】冒記薄板状体収納装置は、モーターの駆
動で周回移動される軸部材を押し出し部材側に形成した
長孔の内周面に係合させて、押し出し部材を押し出し位
置と待機位置とに亘って往復移動させるという構造的に
簡単なクランク機構で、搬送路に沿って搬送されてきた
薄板状体を順次収納部に収納するものであるが、従来の
往復移動装置は、図4に示すように、往復移動方向に直
交する方向に直線的に長い長孔01を押し出し部材02
が固定されている厚板材08に形成し、この長孔01内
周面に、長孔01の幅より僅かに小さい直径の軸部材0
3を摺動自在に係入してクランク機構04を構成してい
る。05は薄板状体Aを案内搬送する搬送装置、06は
厚板材08を押し出し部材02とともに一方向に往復移
動させるためのガイド軸、07は軸部材03を周回移動
させる回転円板である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】搬送路Cに沿って搬送
されてきた薄板状体Aを押し出し部材02で押し出して
収納部Dに収納するには、押し出し部材02の前方に搬
送されてくる薄板状体Aの移動を妨げないよう、予め、
押し出し部材02を搬送路Cから引退する所定の待機位
置Fに確実に停止させておく必要があるが、上記従来技
術によれば、軸部材03が直線的に長い長孔01の内周
面に挟まれて、当該内周面に常時摺接しながら周回移動
するために、軸部材03が周回移動すればそれにともな
って押し出し部材02が必ず移動することとなり、従っ
て、押し出し部材02の実際の停止位置は、周回移動す
る軸部材03の停止位置によって決定されるから、押し
出し部材01を所定の待機位置Fで確実に停止させる為
には、軸部材03の慣性力による移動量等を考慮した上
で、軸部材03の周回移動を停止させるタイミングを正
確に検出しなければならず、高い検出精度を必要とする
欠点がある。又、長期使用のうちにクランク機構04の
作動抵抗が徐々に変化すると、軸部材03の慣性力によ
る移動量も変化するので、所定のタイミングで軸部材0
3の周回移動を停止させても、押し出し部材02が所定
の待機位置Fに停止しなくなることがあり、この場合
は、押し出し部材02が搬送路C内に入り込んだ状態で
停止して、押し出し部材02の前方に搬送されてくる薄
板状体Aの移動が妨げられ、薄板状体Aの詰まりが発生
するおそれがある。これらの欠点を解決する為の一つの
手段として、例えば図5(イ)に示すように、長孔01
の幅を軸部材03の直径よりも充分広くして、待機位置
Fにある押し出し部材02が軸部材03によって押し出
し方向に移動される前に、軸部材03が溝幅方向に横断
する間だけ、軸部材03の押し出し部材02との連動を
解除して、軸部材03が所定の待機位置Fに対応する所
定の停止位置から行き過ぎて停止しても、押し出し部材
02が所定の待機位置Fに停止しているよう構成するこ
とが考えられるが、軸部材03が所定の停止位置から行
き過ぎて停止した場合、押し出し部材02の所定待機位
置Fからの慣性力による移動を規制することができず、
結果的に図5(ロ)に示すように、押し出し部材02が
軸部材03に接当するまで移動して、押し出し部材02
が搬送路C側に入り込む位置に停止してしまうおそれが
ある。本考案は上記実情に鑑みて成されたものであっ
て、押し出し部材を往復移動させるクランク機構を工夫
することにより、駆動停止タイミングの検出精度不足や
往復移動機構の作動抵抗の経年変化に起因して、押し出
し部材が所定の待機位置に停止しなくなる事態を効果的
に防止できる薄板状体収納装置を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為の
本考案の特徴構成は、冒記薄板状体収納装置において、
前記長孔が、前記押し出し部材が前記待機位置に停止し
たままでの前記軸部材の一定範囲内での単独周回移動を
許容する円弧状に形成されている点にあり、かかる構成
から次の作用効果を奏する。
【0005】
【作用】軸部材が押し出し部材側の長孔内周面に接当し
ながら周回移動されると、押し出し部材が待機位置と押
し出し位置とに亘って往復移動される。そして、押し出
し部材が待機位置に移動した状態から、軸部材が更に一
定範囲内で周回移動しても、軸部材は円弧状に形成され
た長孔に沿って移動するだけで、押し出し部材はその軸
部材の周回移動に連動して移動せず、しかも、押し出し
部材の待機位置からの移動が、軸部材と長孔内周面との
係合で規制されているから、押し出し部材がその待機位
置から押し出し位置側に移動することがない。
【0006】
【考案の効果】従って、押し出し部材を所定の待機位置
に停止させるべく軸部材が停止する位置が、軸部材の単
独周回移動が許容されている一定範囲内で、初期に設定
した位置からずれても、押し出し部材を待機位置に確実
に停止させておくことができ、駆動停止タイミングの検
出精度不足や往復移動機構の作動抵抗の経年変化に起因
して、押し出し部材が所定の待機位置に停止しなくなる
事態を効果的に防止できる。
【0007】
【実施例】図1乃至図3は、パチンコホール等の遊技設
備において、遊技島(図示せず)の紙幣搬送装置(図示
せず)で搬送されてきた、遊技媒体貸機等(図示せず)
に投入された薄板状体の一例である千円札等の紙幣Aを
島端側で回収して積層状態で収納する紙幣収納装置を示
し、遊技島から搬送されてきた紙幣Aをその紙面が上下
方向に位置する縦姿勢で案内搬送する案内搬送装置B
と、案内搬送装置Bの搬送路Cに沿って搬送中の紙幣A
を搬送路C外の透明な紙幣収納箱D内に押し出す押し出
し部材1と、押し出し部材1を所定のタイミングで紙幣
収納箱D内に押し出す押し出し位置Eと搬送路Cから引
退する待機位置Fとに亘って一方向に往復移動させる往
復移動装置Gとが透明ケース2に内装され、紙幣収納箱
Dが、搬送路Cを挟んで押し出し部材1に対向する姿勢
で、この透明ケース2に固定されている。そして、押し
出し部材1で搬送路C外に押し出された紙幣Aは、透明
ケース2に形成した紙幣Aの大きさより若干狭い開口3
から紙幣収納箱D内に押し込まれて、積層状態で収納さ
れるよう構成してある。
【0008】前記案内搬送装置Bは、遊技島の紙幣搬送
装置から搬送されてきた紙幣Aを挾持搬送する挾持搬送
機構4と、挾持搬送機構4で搬送されてきた紙幣Aを待
機位置Fに停止している押し出し部材1と紙幣収納箱D
との間の位置に送り込む送り搬送機構5とを基板6に取
付けて構成されている。前記挾持搬送機構4は、搬送用
電動モーターM1にベルト連動される駆動回転軸7と、
駆動回転軸7に固定された上下一対の駆動プーリー8
と、第1遊転軸9に固定された上下一対の第1遊転プー
リー10と、駆動プーリー8と第1遊転プーリー10と
に亘って巻掛けられた上下一対の挾持用無端回動ベルト
11と、紙幣Aの搬送方向長さよりも短い間隔で挾持用
無端回動ベルト11各々に圧接される上下二組の遊転ロ
ーラー12とを設けて構成され、挾持用無端回動ベルト
11と遊転ローラー12との協働で紙幣Aを挾持して送
り搬送機構5に搬送するよう構成されている。前記送り
搬送機構5は、第1遊転軸9に第1遊転プーリー10を
挟んで上下に固定される第2遊転プーリー13と、第2
遊転軸14に固定された上下一対の第3遊転プーリー1
5と、第2遊転プーリー13と第3遊転プーリー15と
に亘って巻掛けられた上下一対の送り用無端回動ベルト
16とを設けて構成され、挾持搬送機構4から搬送され
てきた紙幣Aが待機位置Fに停止している押し出し部材
1と紙幣収納箱Dとの間に円滑に誘導されるよう構成し
てある。
【0009】前記往復移動装置Gは、平面視でL字状に
形成された板金製の押し出し部材1を、クランク機構1
7の作動で、搬送路Cを横断して突出する押し出し位置
Eと搬送路Cから引退する待機位置Fとに亘って、搬送
路Cに直交する方向に往復移動させるもので、前記クラ
ンク機構17は、ガイド軸18に沿って押し出し部材1
と一体にスライド移動する樹脂製ブロック19に長孔2
0を形成し、この長孔20の内周面に、電動モーターM
2の駆動で周回移動される筒軸部材21を摺動自在に係
入させて構成されているとともに、モーターM2の停止
タイミングを検出する第1検出手段22と、モーターM
2の駆動開始タイミングを検出する第2検出手段23と
が設けられている。
【0010】前記第1検出手段22は、筒軸部材21を
回転自在に軸支している回転円板24の当該筒軸部材2
1に対して直径方向に対向する部分に形成された切欠部
25と、基板6側に固定されたリミットスイッチ26と
を設けて構成され、回転円板24の回転にともなって、
リミットスイッチ26が回転円板24の円形外周面に接
当している状態から、切欠部25の通過で円形外周面と
の接当が解除される状態に切り替わると、リミットスイ
ッチ26からの出力信号が変化して、モーターM2の停
止タイミングが検出され、筒軸部材21が搬送路C側か
ら最も離れた状態で長孔20の長手方向中央位置に停止
するよう、モーターM2の駆動が停止されて、押し出し
部材1が所定の待機位置Fで待機する。前記第2検出手
段23は、挾持搬送機構4の搬送路Cに突入するようバ
ネ付勢されている揺動アーム27と、揺動アーム27の
揺動で受光状態と非受光状態とに切り換えられるフォト
センサー28とを設けて構成され、遊技島の紙幣搬送装
置で搬送されてきた紙幣Aが挾持搬送機構4に送り込ま
れて搬送路Cを移動して、当該紙幣Aとの接当で強制揺
動された揺動アーム27が、紙幣Aの通過にともなって
復帰揺動すると、フォトセンサー28からの出力信号が
変化してモーターM2の駆動開始タイミングが検出さ
れ、所定のタイムラグを置いてモーターM2の駆動が開
始されるよう構成されている。
【0011】従って、搬送路Cを紙幣Aが搬送されて来
ないときは、モーターM2の駆動が停止されていて、押
し出し部材1が待機位置Fに停止しており、紙幣Aが搬
送されてくると、押し出し部材1が所定のタイミングで
待機位置Fと押し出し位置Eとに亘って往復移動して紙
幣収納箱Dに収納される。前記筒軸部材21が係入され
る長孔20は、筒軸部材21の周回中心と同芯状で、か
つ、筒軸部材21の周回軌跡の一部と略同じ形状の円弧
型長孔部分29と、円弧型長孔部分29の両端から接線
方向に直線的に延びる直線部分30とを有する円弧状に
形成されている。そして、この長孔20に長孔20の幅
よりも僅かに狭い直径の筒軸部材21を摺動自在に係入
して、押し出し部材1が待機位置Fに移動してからも筒
軸部材21が直ちに停止せず、筒軸部材21が一定範囲
内で更に周回移動してから停止しても、筒軸部材21が
円弧状長孔部分29に沿って移動するだけで、押し出し
部材1はその筒軸部材21の周回移動に連動して移動せ
ず、しかも、押し出し部材1の待機位置Fからの移動
を、筒軸部材21と長孔内周面との係合で規制して、押
し出し部材1がその待機位置Fから押し出し位置E側に
移動することがないよう構成してある。
【0012】〔その他の実施例〕 薄板状体は千円札以外の高額紙幣や、カード等であ
っても良い。 薄板状体を収納する収納部は、収納装置本体に対し
て着脱自在に取付けられていても良い。 軸部材が係入される長孔は、有底の溝状に形成され
るものであっても良い。 軸部材が係入される円弧状長孔の全体形状は、軸部
材の周回軌跡の一部と同じ又は略同じ形状の円弧型長孔
部分を有するものであれば、特に限定されず、実施例で
示した直線部分を有しない形状であっても良い。
【0013】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】薄板状体収納装置の内部を示す平面図
【図2】図1のII−II線断面矢視図
【図3】要部側面図
【図4】従来技術の説明図
【図5】(イ),(ロ)は比較例を示す概略図
【符号の説明】
1 押し出し部材 17 クランク機構 20 長孔 21 軸部材 A 薄板状体 C 搬送路 D 収納部 E 押し出し位置 F 待機位置 G 往復移動装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送路(C)に沿って搬送中の薄板状体
    (A)を前記搬送路(C)外の収納部(D)に押し出す
    押し出し部材(1)と、前記押し出し部材(1)を所定
    のタイミングで押し出し位置(E)と待機位置(F)と
    に亘って一方向に往復移動させる往復移動装置(G)と
    が設けられ、前記往復移動装置(G)が、軸部材(2
    1)を前記押し出し部材(1)側に形成した一定幅又は
    略一定幅の長孔(20)の内周面に係入させて、前記軸
    部材(21)の周回移動で前記押し出し部材(1)が往
    復移動されるクランク機構(17)を設けて構成されて
    いる薄板状体収納装置において、前記長孔(20)が、
    前記押し出し部材(1)が前記待機位置(F)に停止し
    たままでの前記軸部材(21)の一定範囲内での単独周
    回移動を許容する円弧状に形成されていることを特徴と
    する薄板状体収納装置。
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