JP3506955B2 - 硬貨搬送装置 - Google Patents

硬貨搬送装置

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JP3506955B2 JP17343499A JP17343499A JP3506955B2 JP 3506955 B2 JP3506955 B2 JP 3506955B2 JP 17343499 A JP17343499 A JP 17343499A JP 17343499 A JP17343499 A JP 17343499A JP 3506955 B2 JP3506955 B2 JP 3506955B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬貨を一枚ずつ繰
り出して搬送させる硬貨搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多数のバラ硬貨を一枚ずつ繰り出して搬
送させる硬貨搬送装置として、例えば、特開平6−44
433号公報に開示されたものがある。この硬貨搬送装
置は、回転円盤上に多数載置されたバラ硬貨を、該回転
円盤を回転させたときの遠心力により、その円周部に沿
って移動させながら、この円周部に連続して設けられた
硬貨通路に一枚ずつ分離して繰り出させる。そして、硬
貨通路に繰り出された硬貨を、その上方から複数のプー
リに張り渡された搬送ベルトで所定の力で押圧しつつ該
押圧で生じる摩擦力によってその表面を硬貨通路に押し
付けながら搬送するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、硬貨の
表面を硬貨通路に押し付けて搬送させる硬貨搬送装置で
は、押し付けられる硬貨と硬貨通路とが擦れ合うため、
特に柔らかい材質(例えばアルミニウム)からなる硬貨
は研がれた状態となり、硬貨通路に該硬貨の金属粉が残
ってしまう。このため、このような金属粉に起因して硬
貨通路に設けられるセンサ等に誤検知を生じてしまうこ
とがあった。また、硬貨と硬貨通路とが高速で擦れ合う
ことによって生じる摩擦熱によって、上記金属粉が硬貨
通路に焼き付いて硬貨の滑りを悪化させ、搬送不良を発
生させることがあった。さらに、このような金属粉が硬
貨通路に焼き付いた状態になると、簡単にはこれを取り
除くことができず、この焼き付いた金属粉を削り取ると
いう煩雑な作業が必要となるため、そのメンテナンスに
時間がかかり、業務に支障を来すことがあった。したが
って、本発明は、搬送中に硬貨から金属粉が生じてしま
うことを防止することにより、センサに生じる誤検知を
防止することができるとともに、硬貨の搬送を安定させ
ることができ、さらにメンテナンス時間を短縮すること
ができる硬貨搬送装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の硬貨搬送装置は、硬貨が載
置されるとともに回転することにより生じる遠心力で該
硬貨を繰り出す回転円盤から該硬貨を受け取りこれを案
内する硬貨通路を有するものであって、前記硬貨通路か
ら径方向における外周部の一部を上側に突出させて設け
られ、前記回転円盤から前記硬貨通路に繰り出された硬
貨の下面に接触してこれを回転力で送り出す搬送ローラ
を具備するとともに、前記硬貨通路の前記搬送ローラよ
り搬送方向下流側には、該搬送ローラで送り出される硬
貨の径方向の外周面に当接して該硬貨を停止させる規制
手段が設けられており、前記搬送ローラの上側には、前
記規制手段で硬貨を停止させる際に、前記搬送ローラに
よって送り出される硬貨の姿勢をガイドし該硬貨の径方
向の外周面を前記規制手段に当接させるガイド手段が設
けられていて、前記ガイド手段は、前記搬送ローラで送
り出される硬貨を該搬送ローラとの間に挟持しつつ連れ
回るガイドローラからなり、該ガイドローラの中心軸線
は前記搬送ローラの中心軸線に対し傾斜していることを
特徴としている。
【0005】これにより、硬貨通路から径方向における
外周部の一部を上側に突出させた搬送ローラが、回転円
盤から硬貨通路に繰り出された硬貨の下面に接触してこ
れを回転力で送り出すことになるため、硬貨が硬貨通路
に押し付けられて該硬貨通路と擦れ合うことがない。
【0006】
【0007】また、規制手段で硬貨を停止させる際に、
搬送ローラから送り出される硬貨の姿勢をガイド手段に
よってガイドし該硬貨の径方向の外周面を規制手段に当
接させることになる。
【0008】
【0009】さらに、ガイド手段として、搬送ローラで
送り出される硬貨を該搬送ローラとの間に挟持しつつ連
れ回るガイドローラを用いているため、硬貨がガイド手
段に接触して金属粉を生じてしまうことがない。本発明
の請求項2記載の硬貨搬送装置は、硬貨が載置されると
ともに回転することにより生じる遠心力で該硬貨を繰り
出す回転円盤から該硬貨を受け取りこれを案内する硬貨
通路を有するものであって、前記硬貨通路から径方向に
おける外周部の一部を上側に突出させて設けられ、前記
回転円盤から前記硬貨通路に繰り出された硬貨の下面に
接触してこれを回転力で送り出す搬送ローラを具備する
とともに、前記硬貨通路の前記搬送ローラより搬送方向
下流側には、該搬送ローラで送り出される硬貨の径方向
の外周面に当接して該硬貨を停止させる規制手段が設け
られており、前記搬送ローラの上側には、前記規制手段
で硬貨を停止させる際に、前記搬送ローラによって送り
出される硬貨の姿勢をガイドし該硬貨の径方向の外周面
を前記規制手段に当接させるガイド手段が設けられてい
て、前記ガイド手段は、前記搬送ローラに対向する上方
位置に設けられた合成樹脂材料からなるガイド板である
ことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一の実施の形態を図1〜
図7を参照して以下に説明する。この実施の形態の硬貨
搬送装置159は、多数のバラ硬貨を上面の載置面18
4上に載置させる回転円盤185と、該回転円盤185
の接線方向に延在し該回転円盤185の回転による遠心
力で該回転円盤185から送り出される硬貨を案内する
直線形状の硬貨通路186と、回転円盤185から該硬
貨通路186に送り出される硬貨の複数重なり合った状
態での通過を規制し該硬貨を一枚ずつに分離して通過さ
せる厚み規制部材187と、硬貨通路186上の硬貨を
回転円盤185に対し反対方向に送り出す硬貨搬送部1
88と、回転円盤185と硬貨搬送部188をともに駆
動する駆動機構部189とを有している。
【0011】また、硬貨搬送装置159は、硬貨通路1
86の途中に設けられ、該硬貨通路186で搬送される
硬貨の通過を検出しその数を計数する硬貨計数部190
と、硬貨通路186の硬貨計数部190よりも回転円盤
186に対し反対側(すなわち硬貨搬送部188より搬
送方向下流側)に設けられて、硬貨搬送部188で送り
出される硬貨の径方向の外周面に当接して該硬貨を停止
させる送出規制部(規制手段)191と、硬貨通路18
6から繰り出された硬貨をさらに下流側へ向け案内する
ガイド部材192と、回転円盤185上の硬貨がフル状
態にあるか否かを検出するフル検知センサ193と、回
転円盤185上に硬貨が存在するか否かを検出する残留
センサ194とを有している。
【0012】硬貨通路186は、図3に示すように、回
転円盤185の載置面184と同じ高さの上面196を
有し回転円盤185から繰り出された硬貨を上面196
上で搬送させる搬送底部材195の前記した上面196
と、図1に示すように、該搬送底部材195の両側に配
置されて該搬送底部材195の上面196上に繰り出さ
れた硬貨の搬送を両側からガイドするガイド部材19
7,198の互いに対向する側壁面197a,198a
とで構成されている。
【0013】ここで、図2に示すように、厚み規制部材
187は、搬送底部材195の上面196と両ガイド部
材197,198の側壁面197a,198aとで、硬
貨を一枚ずつ繰り出させるための繰出口199を画成す
る。なお、繰出口199の高さは、取り扱うすべての金
種の硬貨を一枚ずつのみ通過させることができる高さと
されており、また、硬貨通路186の通路幅すなわちガ
イド部材197,198の側壁面197a,198a同
士の間隔は、取り扱うすべての金種の硬貨を搬送可能な
幅とされている。
【0014】図1,図3に示すように、搬送底部材19
5におけるガイド部材197,198間の中間位置すな
わち硬貨通路186の幅方向の中間位置には、上下に貫
通する切欠201が形成されている。
【0015】硬貨搬送部188は、図3に示すように、
切欠201を介してその径方向における外周部の一部を
硬貨通路186から上側に突出させることにより、回転
円盤185から繰り出された硬貨の下面に接触してこれ
を回転力でガイド部材192側に送り出す搬送ローラ2
02と、図1,図2に示すように、該搬送ローラ202
に対向する該搬送ローラ202の上側位置に設けられ
て、搬送ローラ202によって送り出される硬貨を該搬
送ローラ202との間に挟持しつつ連れ回ることで該硬
貨の姿勢をガイドするガイドローラ(ガイド手段)20
3と、該ガイドローラ203を回転自在に支持するとと
もに該ガイドローラ203を搬送ローラ202と所定の
間隔を維持するよう付勢する板バネ204とを有してい
る。ここで、上記配置により、搬送ローラ202は、回
転円盤185の次に硬貨に搬送力を付与する。
【0016】ガイドローラ203と搬送ローラ202と
の間隔は、これらの間を通過する硬貨の厚みより小さく
かつ互いに当接することがない間隔とされている。ま
た、搬送ローラ202は、硬貨通路186に沿って硬貨
を送り出すことからその中心軸線を硬貨通路186の幅
方向に配置させているが、これに対しガイドローラ20
3の中心軸線は、搬送ローラ202の中心軸線と平行な
水平面内に配置されつつも、該搬送ローラ202の中心
軸線に対し平行ではなく若干角度をもって傾斜してい
る。
【0017】そして、ガイドローラ203の中心軸線上
における軸線方向の中点と搬送ローラ202の中心軸線
上における軸線方向の中点とを結んだ線が鉛直に沿いか
つ硬貨通路186の通路幅の中心位置を通過するよう
に、ガイドローラ203および搬送ローラ202は配置
されている。
【0018】駆動機構部189は、図2,図3に示すよ
うに、回転円盤185の下側に設けられその駆動軸に直
接回転円盤185を固定支持する正逆回転可能な繰出モ
ータ206と、回転円盤185の底部に固定され該回転
円盤185と一体に回転するベベルギア207と、機体
フレームに支持された回転軸208と、該回転軸208
の一端側に固定されてベベルギア207に噛み合うベベ
ルギア209と、回転軸208の他端側に固定されたギ
ア210と、該回転軸208と平行をなすように機体フ
レームに支持されるとともに搬送ローラ202が固定さ
れる回転軸211と、該回転軸211に固定されたギア
212と、ギア210とギア212との間に張り渡され
る駆動伝達ベルト213とを有しており、これにより、
図示せぬ制御部が繰出モータ206を駆動させることに
より、回転円盤185が回転するとともに搬送ローラ2
02が回転する。ここで、回転円盤185が硬貨通路1
86に硬貨を繰り出す方向に駆動される状態では搬送ロ
ーラ202は硬貨を回転円盤185に対し反対方向に送
り出す方向に駆動されることになる。
【0019】硬貨計数部190は、搬送底部材195の
切欠201の回転円盤185に対し反対側の端部とほぼ
位置を合わせて形成された二カ所のセンサ孔214,2
15上を通過する硬貨の有無をそれぞれ検出する二つの
硬貨検知センサ216,217を有している。ここで、
硬貨検知センサ216,217は、硬貨通路186を搬
送される全金種の硬貨を、搬送方向に直交する方向のい
ずれの位置にあっても検知可能とされている。なお、図
示せぬ制御部は、これら硬貨検知センサ216,217
の検知結果に基づいて、硬貨を計数することになるが、
これに加えて、該検知結果で送出規制部191で硬貨の
搬送を規制するタイミングも取ることになる。
【0020】送出規制部191は、図1,図3に示すよ
うに、搬送底部材195とガイド部材192との間に上
下動可能に設けられ、上昇し搬送ローラ202の上端よ
りも上側となるまで搬送底部材195の上面196から
突出することにより硬貨の径方向における外周面に当接
してその移動を規制する一方、搬送底部材195の上面
196より下まで下降して硬貨の通過を許容する一対の
規制片219,219を上部に有するストッパ220
と、このような上下動が可能となるようにストッパ22
0を支持するガイド部材221と、ON/OFFにより
ストッパ220を上下動させる規制ソレノイド222と
を有している。ここで、このストッパ220の規制片2
19,219同士は取り扱うすべての金種の硬貨の移動
を規制可能な幅(すなわち取り扱う最小径の硬貨より狭
い幅)となっており、通路幅方向において対称に配置さ
れている。
【0021】硬貨の搬送を規制する際の制御部による規
制ソレノイド222の駆動タイミングは、硬貨検知セン
サ216,217が硬貨を検知した後、いずれの硬貨検
知センサ216,217も当該硬貨を検知しなくなって
から所定時間経過後(図4に示す硬貨C1の位置に硬貨
が位置するタイミング)とされており、このタイミング
で規制ソレノイド222を駆動すると、規制片219,
219が搬送底部材195から突出して、前記検知〜非
検知となった硬貨よりも後続の硬貨(図13,図14に
示す硬貨C2)の移動をタイミングよく規制するように
なっている。
【0022】ここで、規制ソレノイド222を駆動する
タイミングすなわち前記所定時間は、金種によって硬貨
の径が異なることから、制御部は、全金種について金種
に応じた最適な前記所定時間を予めROMに記憶させて
おり、ROMから回転円盤185で繰り出す硬貨の最適
な所定時間を読み出しこれに基づいて規制ソレノイド2
22を駆動することになる。
【0023】上記したガイドローラ203は、図5に示
すように、ストッパ220が硬貨を停止させる際に、搬
送ローラ202が硬貨を搬送しようとしても、搬送する
硬貨の搬送方向前方が上方に向いてストッパ220を飛
び越えてしまうことを防止するように、該硬貨の径方向
の外周面を必ずストッパ220に当接させるべく該硬貨
の姿勢を案内するものである。
【0024】具体的に、ガイドローラ203と搬送ロー
ラ202とストッパ220との位置関係は、ガイドロー
ラ203と搬送ローラ202との間に硬貨を取り込む際
にストッパ220が取り込みに支障を及ぼすことがな
く、しかもガイドローラ203と搬送ローラ202との
間に硬貨を位置させた状態(具体的にはガイドローラ2
03と搬送ローラ202とで硬貨を挟持した状態であり
このとき硬貨は水平に維持される)で該硬貨の径方向に
おける外周面がストッパ220に当接してその移動が規
制されるように設定されている(図5に示す硬貨C2の
状態)。これにより、上記のようにストッパ220を乗
り越えて硬貨が移動してしまうことがなく、確実に硬貨
の移動を規制することができる。
【0025】以上に述べた構成の硬貨搬送装置159の
作動について説明する。回転円盤185上にバラ硬貨を
載置させた状態で、繰出モータ206を駆動させると、
回転円盤185および搬送ローラ202が回転し、その
結果、回転円盤185の回転による遠心力で該回転円盤
185から硬貨が、繰出口199を介して一枚ずつ硬貨
通路186に繰り出される。このようにして回転円盤1
85から繰り出された硬貨は、硬貨通路186で案内さ
れて、搬送ローラ202の上部に載り上げ、該搬送ロー
ラ202の回転力で該搬送ローラ202とガイドローラ
203との間を通過しつつ硬貨検知センサ216,21
7で計数された後、ガイド部材192に送り出される。
【0026】他方、例えば、硬貨検知センサ216,2
17で、ガイド部材192側に繰り出させる最後の硬貨
が検出されると、制御部は、前記最後の硬貨が検出され
た後、この硬貨をガイド部材192に送り出させ、かつ
この硬貨の次の硬貨のガイド部材192への送り出しを
規制するタイミングで送出規制部191の規制ソレノイ
ド222を駆動してストッパ220の規制片219,2
19を突出させて、これら規制片219,219に前記
次の硬貨の径方向における外周面を当接させてそのガイ
ド部材192への送り出しを規制するとともに、繰出モ
ータ206を停止させ回転円盤185および搬送ローラ
202を停止させる。
【0027】このとき、搬送ローラ202からストッパ
220の方向に送り出される前記次の硬貨は、搬送ロー
ラ202とガイドローラ203とで挟持されてその姿勢
が水平に維持され、搬送ローラ202よりも所定量上側
まで位置するストッパ220にその径方向における外周
面が当接してその移動が規制される。これにより、スト
ッパ220を乗り越えて硬貨が移動してしまうことがな
く、確実に硬貨の移動を規制することができる。
【0028】以上に述べた硬貨搬送装置159によれ
ば、硬貨通路186から径方向における外周部の一部を
上側に突出させた搬送ローラ202が、回転円盤185
から硬貨通路186に繰り出された硬貨の下面に接触し
てこれを回転力で送り出すことになるため、硬貨が硬貨
通路186に押し付けられて該硬貨通路186と擦れ合
うことがない。したがって、柔らかい材質の硬貨(例え
ばアルミニウムからなる1円硬貨)を搬送させる場合で
あっても、搬送中に金属粉が生じてしまうことを防止す
ることができる。その結果、硬貨検知センサ214,2
15に生じる誤検知を防止することができるとともに、
硬貨の搬送を安定させることができ、さらにメンテナン
ス時間を短縮することができる。
【0029】また、送出規制部191のストッパ220
で硬貨を停止させる際に、搬送ローラ202から送り出
される硬貨の姿勢をガイドローラ203によってガイド
し該硬貨の径方向の外周面をストッパ220に当接させ
ることになる。したがって、送出規制部191のストッ
パ220で硬貨を停止させる際に、確実に硬貨を停止さ
せることができる。
【0030】さらに、搬送ローラ202から送り出され
る硬貨の姿勢をガイドするガイド手段として、搬送ロー
ラ202で送り出される硬貨を該搬送ローラ202との
間に挟持しつつ連れ回るガイドローラ203を用いてい
るため、硬貨がガイド手段に接触して金属粉を生じてし
まうことがない上、硬貨の姿勢を確実に制御できる。し
たがって、柔らかい材質の硬貨を搬送させる場合であっ
ても、搬送中に金属粉が生じてしまうことをさらに確実
に防止した上で、送出規制部191で硬貨を停止させる
際に、確実に硬貨を停止させることができる。
【0031】なお、ガイドローラ203に代えて、図6
に示すように、搬送ローラ202に対向する上方位置に
位置固定のガイド板230を設けてもよい。この場合、
ガイド板230と搬送ローラ202との間隔は、これら
の間を通過する硬貨の最大の厚みより若干大きい間隔と
される。このガイド板230は、図7に示すように、ス
トッパ220が硬貨を停止させる際に、搬送ローラ20
2が硬貨を搬送しようとしても、搬送する硬貨の搬送方
向前方が上方に向いてストッパ220を飛び越えてしま
うことを防止するように、該硬貨の径方向の外周面を必
ずストッパ220に当接させるべく該硬貨の姿勢を案内
するものである。
【0032】具体的に、ガイド板230と搬送ローラ2
02とストッパ220との位置関係は、図6に示すよう
に、ガイド板230と搬送ローラ202との間に硬貨を
取り込む際にストッパ220が取り込みに支障を及ぼす
ことがなく、しかも図7に示すように、ガイド板230
と搬送ローラ202との間に硬貨を位置させた状態(こ
のとき該硬貨はほぼ水平に維持される)で該硬貨の径方
向における外周面がストッパ220に当接してその移動
が規制されるように設定される。この場合、ガイド板2
30としては、硬貨を研いでしまうような硬い材質のも
のではなく、例えば合成樹脂材料等で構成するのが好ま
しい。
【0033】なお、上述した硬貨搬送装置159では、
径の異なる複数種の硬貨を搬送させるため最大径の硬貨
に合わせた通路幅の硬貨通路186を有するものを例に
とり説明したことから、小径硬貨に対応するように、ス
トッパ220が二つの規制片219,219を有し、ま
た二つの硬貨検知センサ216,217を有している
が、特定の単一種の硬貨のみを搬送させる硬貨通路の場
合、該硬貨の径に合わせて通路幅を設定することができ
るため、ストッパの規制片を一つにでき硬貨検知センサ
も一つですむことになる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の硬貨搬送装置によれば、硬貨通路から径方向にお
ける外周部の一部を上側に突出させた搬送ローラが、回
転円盤から硬貨通路に繰り出された硬貨の下面に接触し
てこれを回転力で送り出すことになるため、硬貨が硬貨
通路に押し付けられて該硬貨通路と擦れ合うことがな
い。したがって、柔らかい材質の硬貨を搬送させる場合
であっても、搬送中に金属粉が生じてしまうことを防止
することができる。その結果、センサに生じる誤検知を
防止することができるとともに、硬貨の搬送を安定させ
ることができ、さらにメンテナンス時間を短縮すること
ができる。
【0035】また、規制手段で硬貨を停止させる際に、
搬送ローラから送り出される硬貨の姿勢をガイド手段に
よってガイドし該硬貨の径方向の外周面を規制手段に当
接させることになる。したがって、規制手段で硬貨を停
止させる際に、確実に硬貨を停止させることができる。
【0036】さらに、ガイド手段として、搬送ローラで
送り出される硬貨を該搬送ローラとの間に挟持しつつ連
れ回るガイドローラを用いているため、硬貨がガイド手
段に接触して金属粉を生じてしまうことがない。したが
って、柔らかい材質の硬貨を搬送させる場合であって
も、搬送中に金属粉が生じてしまうことをさらに確実に
防止した上で、規制手段で硬貨を停止させる際に、確実
に硬貨を停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の硬貨搬送装置の一の実施の形態を示
す平面図。
【図2】 本発明の硬貨搬送装置の一の実施の形態を示
す正面図。
【図3】 本発明の硬貨搬送装置の一の実施の形態を示
す側面図。
【図4】 本発明の硬貨搬送装置の一の実施の形態の部
分拡大平面図。
【図5】 本発明の硬貨搬送装置の一の実施の形態の部
分拡大側面図。
【図6】 本発明の硬貨搬送装置の一の実施の形態の他
の例を示す部分拡大側面図であって硬貨の移動を規制し
ない状態を示すもの。
【図7】 本発明の硬貨搬送装置の一の実施の形態の他
の例の部分拡大側面図であって硬貨の移動を規制した状
態を示すもの。
【符号の説明】 159 硬貨搬送装置 185 回転円盤 186 硬貨通路 191 送出規制部(規制手段) 202 搬送ローラ 203 ガイドローラ(ガイド手段) 230 ガイド板(ガイド手段)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨が載置されるとともに回転すること
    により生じる遠心力で該硬貨を繰り出す回転円盤から該
    硬貨を受け取りこれを案内する硬貨通路を有する硬貨搬
    送装置において、 前記硬貨通路から径方向における外周部の一部を上側に
    突出させて設けられ、前記回転円盤から前記硬貨通路に
    繰り出された硬貨の下面に接触してこれを回転力で送り
    出す搬送ローラを具備するとともに、 前記硬貨通路の前記搬送ローラより搬送方向下流側に
    は、該搬送ローラで送り出される硬貨の径方向の外周面
    に当接して該硬貨を停止させる規制手段が設けられてお
    り、 前記搬送ローラの上側には、前記規制手段で硬貨を停止
    させる際に、前記搬送ローラによって送り出される硬貨
    の姿勢をガイドし該硬貨の径方向の外周面を前記規制手
    段に当接させるガイド手段が設けられていて、 前記ガイド手段は、前記搬送ローラで送り出される硬貨
    を該搬送ローラとの間に挟持しつつ連れ回るガイドロー
    ラからなり、 該ガイドローラの中心軸線は前記搬送ローラの中心軸線
    に対し傾斜していることを特徴とする 硬貨搬送装置。
  2. 【請求項2】 硬貨が載置されるとともに回転すること
    により生じる遠心力で該硬貨を繰り出す回転円盤から該
    硬貨を受け取りこれを案内する硬貨通路を有する硬貨搬
    送装置において、 前記硬貨通路から径方向における外周部の一部を上側に
    突出させて設けられ、前記回転円盤から前記硬貨通路に
    繰り出された硬貨の下面に接触してこれを回転力で送り
    出す搬送ローラを具備するとともに、 前記硬貨通路の前記搬送ローラより搬送方向下流側に
    は、該搬送ローラで送り出される硬貨の径方向の外周面
    に当接して該硬貨を停止させる規制手段が設けられてお
    り、 前記搬送ローラの上側には、前記規制手段で硬貨を停止
    させる際に、前記搬送ローラによって送り出される硬貨
    の姿勢をガイドし該硬貨の径方向の外周面を前記規制手
    段に当接させるガイド手段が設けられていて、 前記ガイド手段は、前記搬送ローラに対向する上方位置
    に設けられた合成樹脂材料からなるガイド板であること
    を特徴とする 硬貨搬送装置。
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