JPH0638029Y2 - 紙葉類処理機における重複送り検出装置 - Google Patents

紙葉類処理機における重複送り検出装置

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JPH0638029Y2
JPH0638029Y2 JP1985046155U JP4615585U JPH0638029Y2 JP H0638029 Y2 JPH0638029 Y2 JP H0638029Y2 JP 1985046155 U JP1985046155 U JP 1985046155U JP 4615585 U JP4615585 U JP 4615585U JP H0638029 Y2 JPH0638029 Y2 JP H0638029Y2
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JP
Japan
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paper sheet
rotation control
roller
thickness gauge
gauge plate
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JP1985046155U
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Inventor
哲治 小林
孝司 亀井
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グローリー工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば紙幣の支払、入金、分類等を行なう紙
幣支払機、紙幣入金機、紙幣分類機、あるいは伝票、葉
書、カード等の計数、分類等を行なう紙葉類処理機にお
ける重複送り検出装置にかゝり、なかでも紙葉類搬送体
と検知ローラとの間でゲート間隙を設定し、このゲート
間隙に紙葉類が複数枚同時に挿入されたときこの紙葉類
により検知ローラが回転させられ、この回転量を検出す
ることにより紙葉類の重複送りを検出する重複送り検出
装置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
従来の上記検出装置においては、被処理紙葉類の対象が
異なることにより紙葉類の厚みが変わると、ゲート問題
がその紙葉類の厚みに対応しなくなり、重複送りの検出
ができなくなる。
例えば輸出向けの紙幣処理機の場合、米国紙幣とブラジ
ル紙幣ではその厚みに差があり、米国向け紙幣処理機の
重複送り検出装置をブラジル向け紙幣処理機の重複送り
検出装置に使用しようとしても、ゲート問題が対応せ
ず、重複送りの検出ができないものとなる。
そのため従来では、輸出国の紙幣の厚みに対応するゲー
ト門隙に設計された重複送り検出装置をその輸出向けの
紙幣処理機に装置して製造されているのが実情である。
したがって組立面に各国毎にそれぞれ別々の部品を用意
して組立てることになり、組立上の煩雑さを伴なうばか
りでなく組立時間も長く要していた。
上記の点を解消するため、ゲート問題を可調整とするこ
とが当然考えられるが、この種の重複送り検出装置では
検知ローラは通常回転阻止手段により回転が阻止されて
おり、ゲート間隙に紙葉類が複数枚同時に送入されたと
きこの紙葉類におって検出ローラが回転されるようにな
っていて、この回転量を検出して重複送りの検出を行な
うようになっている。そのため紙葉類搬送体に対し検知
ローラを接離させてゲート間隙を調整することは出来て
も、検知ローラが移動されることは回転阻止手段の回転
阻止作用の機能を低下させることになる。また、ゲート
間隙を調整するためには微調整が必要であり、その微調
整がきわめてやりにくいものとなる。
〔考案の目的〕
本考案は上記従来技術の問題点に着目し、これを改善す
ることを目的としてなされたもので、ゲート間隙を被処
理紙葉類の厚みに応じて容易に対処することのできる紙
葉類処理機における重複送り検出装置を提供するにあ
る。
〔考案の概要〕
上記目的を達成するため、本考案による検出装置は、紙
葉類搬送体と検知ローラとの間にゲート間隙を設定し、
このゲート間隙に紙葉類が複数枚同時に挿入されたとき
その紙葉類によって検知ローラが回転され、この回転量
を検出して紙葉類の重複送りを検出するものにおいて、
紙葉類搬送体の軸上における紙葉類搬送域の紙葉類幅方
向両側位置に設けられる一対の軸受と、検知ローラの軸
上における前記各軸受と対応した位置に固定された一対
の回転制御ローラと、前記紙葉類搬送体の各軸受の外輪
と前記各回転制御ローラとの間に挿入され一面が前記軸
受の外輪の外周面に接触し他面が前記回転制御ローラの
外周面に接触して紙葉類搬送体と検知ローラとの間のゲ
ート間隙を設定する厚みゲージ板と、この厚みゲージ板
を前記軸受と回転制御ローラとの間への挿入状態の維持
および取外しを可能に支持する一対の支持機構と、各回
転制御ローラを厚みゲージ板方向へ付勢し各軸受に対す
る各厚みゲージ板の当接と各厚みゲージ板に対する各回
転制御ローラの当接をなさしめる付勢手段とを具備し、
前記軸受と回転制御ローラとの間へ挿入する厚みゲージ
板の厚みにより両者の間隙を定めることによりゲート間
隙を設定し得るようにしたことを特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例を参照して説明する。
第1図は所定の被処理紙葉類Pが1枚のみゲート間隙を
通過している状態、第2図は同2枚重ねで通過している
状態の各上面を示しいる。
左右の側壁1,1間に本考案における紙葉類搬送体2の一
部を構成する駆動ローラ軸3の両端部が軸受4,4を介し
て位置固定に軸承され、この軸3と平行して検知ローラ
5の軸6の両端部が側壁1,1に形成されかつ前記軸3方
向に延びる軸受孔7,7に嵌合された軸受8,8を介して軸承
されている。この軸受8,8は、側壁1,1に形成されたバネ
収容部9,9内におかれるバネ10,10により常時軸3方向へ
付勢されている。
前記搬送体2の駆動ローラ軸3には、その中央部付近に
前記検知ローラ5,5に正対するローラ部11,11を有し、こ
のローラ部11,11の外側方にはプーリー12,12があって、
このプーリー12,12と図示しないプーリーとの間にベル
ト13,13が巻回されている。また、この軸3の一端には
駆動力を受けるプーリー14が固着され、図示しない駆動
源からベルト15を通じて軸3に回転が伝達されるように
なっている。
上記軸3の側壁1,1に近い端部には軸受16,16が設けられ
ている。この軸受16,16はベアリング構造のもので、そ
の内輪16Aが軸3に固定され、外輪16Bは回転自在とされ
ている。
前記検知ローラ5,5の外側方には、搬送体2側のベルト1
3,13と対応するベルト17,17が走っており、これらベル
ト13,17間で紙葉類Pが搬送されるようになっている。
検知ローラ5,5の軸6の側壁1,1に近い端部には、前記駆
動ローラ軸3上に軸受16,16に正対する回転制御ローラ1
8,18が固設されている。
また検知ローラ5,5の軸6の側壁1より突出する一端に
は回転検出用円盤19が固着されている。この円板19は、
その周縁にそって一定のピッチをもって多数の検出孔2
0,20…が穿孔されており、この検出孔20の通過軌道上に
はフォトセンサ等の検出器21が設けられ、この円板19が
回転されたとき検出器21により検出孔20,20…の通過を
カウントしてそのカウント値により重積送りを検出する
ようになっている。
厚みゲージ板22は、第4図および第5図に示すように、
側壁1に切設された垂直方向の切孔23に挿脱自在とされ
た板状部材からなり、その長手方向両端には前記切孔23
の端縁が嵌入し得る切溝24,25があり、この切溝24,25を
結ぶ仮想称より内側となる辺に前記軸受16と回転制御ロ
ーラ18との間に介入し得るゲージ部26を有し、他側の辺
には操作用のつまみ部27が設けられている。図において
28は、厚みゲージ板22を切孔23内に挿入して一端の切溝
24を切孔23の一端に嵌入した状態を保つため、側壁1に
螺挿して厚みゲージ板22の他端を外れ止めする止めネジ
である。上記切孔23、止めネジ28により本考案における
支持機構を構成している。
つぎに上記実施例の作用を説明する。
第1図示のように、被処理紙葉類Pに対応する厚さの厚
みゲージ板22,22を選択してこれを軸受16,16の外輪16B,
16Bと回転制御ローラ18,18との間に介入させれば、回転
制御ローラ18,18は厚みゲージ板22,22のゲージ部26,26
の厚み分だけバネ10,10をたわませて移動し、これによ
り駆動ローラ軸3上のローラ部11,11と検知ローラ5,5と
の隙間で形成されるゲート間隙が設定される。この場合
のゲート間隙は、被処理紙葉類Pの厚みにより僅か広い
間隙とされる。
この状態で駆動ローラ軸3はベルト15、プーリー14を通
じて回転され、軸6は回転制御ローラ18が厚みゲージ板
22に圧接されて回転不能に拘束されており、軸受16,16
は外輪16B,16Bが同様に厚みゲージ板22,22に圧接してい
るので固定されて固定軸受となり、内輪16A,16Aによっ
て駆動ローラ軸3が回転される。
紙葉類Pがベルト13,17間に挟まれて送り込まれると、
ローラ部11,11と検知ローラ5,5との間のゲート間隙に入
る。このとき紙葉類Pが2枚重ねあるいはそれ以上重複
して送り込まれると、検知ローラ5,5が移動されるので
軸6が第2図示のようにバネ10,10に抗して移動され、
これにより回転制御ローラ18,18は厚みゲージ板22,22か
ら離間し、拘束が解かれる。
そのためベルト13,17によって送られる重複紙葉類との
摩擦により検知ローラ5,5も共に回転され、軸6が回転
してその軸端の回転検出用円板19が回転する。この円板
19の回転により検出孔20,20…が検出器21を横切って移
動することにより検出器21からパルス信号が発信され、
パルス数のカウント値より重複送りが検出される。
被処理紙葉類Pの厚みが異なる仕様の装置とする場合に
は、その紙葉類Pの厚みに対応する厚みゲージ板22,22
を選択し、このゲージ板を取付けることにより直ちに対
処することができる。
厚みゲージ板22,22の取付けには、まず厚みゲージ板22
の一端の切溝24を側壁1の切孔23の一端へ嵌込み、他端
の切溝25部分を切孔23の他端にくゞらせて側壁1に止め
ネジ28を螺挿し、下りを止めることにより厚みゲージ板
22は側壁1に直角をなす状態に取付けられ、そのゲージ
部26は軸受16の外輪16Bと回転制御ローラ18との間に介
在してゲート間隙が定められる。
なお、ゲート間隙と厚みゲージ板22の厚みとの関係の一
例を示すと下記の通りである。
上記厚みゲージ板22の形状については、図示実施例に限
定されるものではなく、他に適宜設計変更することは任
意である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、紙葉類搬送体の駆動ロ
ーラ軸の軸受と検知ローラの軸上の回転制御ローラとの
間に厚みゲージ板を介入させることによりゲート間隙を
設定するようにしたので、この厚みゲージ板を被処理紙
葉類の厚みにしたがって用意し、被処理対象紙葉類に対
応する厚みゲージ板を選択して用いることによりその紙
葉類用の検出装置としてのゲート間隙を設定することが
でき、そのため被処理紙葉類の種類毎に検出装置を製作
する必要がなく、組立上の難点を一挙に解消することが
できるとともに機械の出荷後においても簡単にゲート間
隙の設定ができるなど、種々優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による重複送り検出装置の一実施例を示
す一部を断面とした上面図、第2図は同重複送りされた
場合の状態を示す一部を断面とした上面図、第3図は第
1図III-III矢視拡大図、第4図は同IV-IV矢視拡大図、
第5図は厚みゲージ板の斜視図である。 1…側壁、2…紙葉類搬送体、3…駆動ローラ軸、5…
検知ローラ、10…付勢手段としてのバネ、11…ローラ
部、16…軸受、18…回転制御ローラ、19…回転検出用円
板、21…検出器、22…厚みゲージ板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉類搬送体と検知ローラとの間にゲート
    間隙を設定し、このゲート間隙に紙葉類が複数枚同時に
    挿入されたときその紙葉類によって検知ローラが回転さ
    れ、この回転量を検出して紙葉類の重複送りを検出する
    ものにおいて、紙葉類搬送体の軸上における紙葉類搬送
    域の紙葉類幅方向両側位置に設けられる一対の軸受と、
    検知ローラの軸上における前記各軸受と対応した位置に
    固定された一対の回転制御ローラと、前記紙葉類搬送体
    の各軸受の外輪と前記各回転制御ローラとの間に挿入さ
    れ一面が前記軸受の外輪の外周面に接触し他面が前記回
    転制御ローラの外周面に接触して紙葉類搬送体と検知ロ
    ーラとの間のゲート間隙を設定する厚みゲージ板と、こ
    の厚みゲージ板を前記軸受と回転制御ローラとの間への
    挿入状態の維持および取外しを可能に支持する一対の支
    持機構と、各回転制御ローラを厚みゲージ板方向へ付勢
    し各軸受に対する各厚みゲージ板の当接と各厚みゲージ
    板に対する各回転制御ローラの当接をなさしめる付勢手
    段とを具備し、前記軸受と回転制御ローラとの間へ挿入
    する厚みゲージ板の厚みにより両者の間隙を定めること
    によりゲート間隙を設定し得るようにしたことを特徴と
    する紙葉類処理機における重複送り検出装置。
JP1985046155U 1985-03-29 1985-03-29 紙葉類処理機における重複送り検出装置 Expired - Lifetime JPH0638029Y2 (ja)

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JP1985046155U JPH0638029Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29 紙葉類処理機における重複送り検出装置

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JP1985046155U JPH0638029Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29 紙葉類処理機における重複送り検出装置

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JPS61163261U JPS61163261U (ja) 1986-10-09
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS61116652U (ja) * 1984-12-28 1986-07-23

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