JP3423646B2 - 硬貨搬送装置 - Google Patents

硬貨搬送装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬貨を一枚ずつ繰
り出して搬送させる硬貨搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多数のバラ硬貨を一枚ずつ繰り出して搬
送させる硬貨搬送装置として、例えば、特開平10−1
05762号公報に開示されたものがある。この硬貨搬
送装置は、回転円盤上に多数載置されたバラ硬貨を、該
回転円盤を回転させたときの遠心力により、その円周部
に沿って移動させながら、この円周部に連続して設けら
れた硬貨通路に一枚ずつ分離して繰り出させる。そし
て、硬貨通路に繰り出された硬貨を、その上方から複数
のプーリに張り渡された搬送ベルトで所定の力で押圧し
つつ該押圧で生じる摩擦力によってその表面を硬貨通路
に押し付けながら搬送するようになっている。また、こ
の硬貨搬送装置は、硬貨通路内に突出自在に設けられた
ストッパを、必要に応じて硬貨通路内に突出させ、硬貨
の径方向における外周面に搬送方向下流側から当接させ
ることにより、搬送中の硬貨の移動を規制するようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、硬貨の
表面を硬貨通路に押し付けて搬送させる硬貨搬送装置で
は、押し付けられる硬貨と硬貨通路とが擦れ合うため、
特に柔らかい材質(例えばアルミニウム)からなる硬貨
は研がれた状態となり、硬貨通路に該硬貨の金属粉が残
ってしまう。このため、このような金属粉に起因して硬
貨通路に設けられるセンサ等に誤検知を生じてしまった
り、該金属粉が硬貨と硬貨通路との摩擦熱で硬貨通路に
焼き付いて硬貨の滑りを悪化させ搬送不良を発生させる
ことがあった。また、必要に応じてストッパが硬貨を停
止させると、急激な硬貨の停止で搬送ベルトと硬貨が擦
れ合うことになり、該搬送ベルトの劣化を早めてしまう
という問題もあった。したがって、本発明は、センサに
生じる誤検知を防止することができるとともに、硬貨の
搬送を安定させることができ、さらに、硬貨を搬送させ
る手段の寿命を延ばすことができる硬貨搬送装置の提供
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の硬貨搬送装置は、硬貨が載
置されるとともに回転することにより生じる遠心力で該
硬貨を繰り出す回転円盤から該硬貨を受け取りこれを案
内する硬貨通路を有するものであって、前記硬貨通路か
ら径方向における外周部の一部を上側に突出させて設け
られ、前記回転円盤から前記硬貨通路に繰り出された硬
貨の下面に接触してこれを回転力で送り出す搬送ローラ
と、前記回転円盤から前記硬貨通路に繰り出された硬貨
を検知する硬貨検知手段と、前記回転円盤から前記硬貨
通路に繰り出された硬貨を前記硬貨検知手段の検知結果
に基づくタイミングで上昇させ前記搬送ローラに対し離
間させて停止させる移動規制手段と、を具備することを
特徴としている。
【0005】これにより、硬貨通路から径方向における
外周部の一部を上側に突出させた搬送ローラが、回転円
盤から硬貨通路に繰り出された硬貨の下面に接触してこ
れを回転力で送り出すことになるため、硬貨が硬貨通路
に押し付けられて該硬貨通路と擦れ合うことがない。ま
た、移動規制手段が、回転円盤から硬貨通路に繰り出さ
れた硬貨を上昇させ搬送ローラに対し離間させて停止さ
せることになるため、必要に応じて急激に硬貨を停止さ
せても、搬送ローラが硬貨に搬送力を付与することがな
く、該硬貨と搬送ローラとが擦れ合うこともない。
【0006】本発明の請求項2記載の硬貨搬送装置は、
請求項1記載のものに関し、前記移動規制手段は、前記
搬送ローラの上側に配置された上部保持手段と、前記硬
貨通路に対し上方に突出し下方に引込む硬貨持上手段と
を有し、前記回転円盤から前記硬貨通路に繰り出された
硬貨を、前記硬貨持上手段で持ち上げさせかつ該硬貨持
上手段と前記上部保持手段とで挟持させることにより前
記搬送ローラに対し離間状態に保持することを特徴とし
ている。
【0007】このように、回転円盤から硬貨通路に繰り
出された硬貨を、硬貨持上手段で持ち上げさせかつ該硬
貨持上手段と上部保持手段とで挟持させることにより搬
送ローラに対し離間状態に保持するため、簡易な構成で
確実に硬貨を停止させることができる。
【0008】本発明の請求項3記載の硬貨搬送装置は、
請求項2記載のものに関し、前記硬貨持上手段が前記硬
貨通路に対し下方に引込んだ状態において、前記上部保
持手段は前記搬送ローラで送り出される硬貨を案内する
ことを特徴としている。
【0009】このように上部保持手段が、硬貨持上手段
が硬貨通路に対し下方に引込んだ状態においては、搬送
ローラで送り出される硬貨を案内することになるため、
搬送ローラで送り出される硬貨を上側で案内する手段を
別途設ける必要がなくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一の実施の形態を図1〜
図4を参照して以下に説明する。この実施の形態の硬貨
搬送装置11は、多数のバラ硬貨を上面の載置面12上
に載置させる回転円盤13と、該回転円盤13の接線方
向に延在し該回転円盤13の回転による遠心力で該回転
円盤13から送り出される硬貨を案内する直線形状の硬
貨通路15と、回転円盤13から該硬貨通路15に送り
出される硬貨の複数重なり合った状態での通過を規制し
該硬貨を一枚ずつに分離して通過させる厚み規制部材1
6と、硬貨通路15上の硬貨を回転円盤13に対し反対
方向に送り出す硬貨搬送部18と、回転円盤13と硬貨
搬送部18をともに駆動する駆動機構部19とを有して
いる。
【0011】また、硬貨搬送装置11は、硬貨通路15
の途中に設けられ、回転円盤13から硬貨通路15に繰
り出され該硬貨通路15で搬送される硬貨を検知しその
数を計数等する硬貨計数部(硬貨検知手段)20と、回
転円盤13から硬貨通路15に繰り出された硬貨を、硬
貨計数部20の検知結果に基づくタイミングで上昇させ
硬貨搬送部18に対し離間させて停止させる送出規制部
(移動規制手段)21と、硬貨通路15から繰り出され
た硬貨をさらに下流側へ向け案内するガイド部材22と
を有している。
【0012】硬貨通路15は、図2に示すように、回転
円盤13の載置面12と同じ高さの水平な上面23を有
し回転円盤13から繰り出された硬貨を上面23上で搬
送させる搬送底部材24の前記した上面23と、図1に
示すように、該搬送底部材24の両側に配置されて該搬
送底部材24の上面23上に繰り出された硬貨の搬送を
両側からガイドするガイド部材26,27の互いに対向
する側壁面26a,27aとで構成されている。
【0013】搬送底部材24におけるガイド部材26,
27間の中間位置すなわち硬貨通路15の幅方向の中間
位置には、上下に貫通する切欠30が形成されている。
【0014】硬貨搬送部18は、図2に示すように、切
欠30を介してその径方向における外周部の一部を硬貨
通路15から上側に突出させることにより、回転円盤1
3から繰り出された硬貨の下面に接触してこれを回転力
でガイド部材22側に送り出す搬送ローラ32を有して
おり、該搬送ローラ32は、回転円盤13の次に硬貨に
搬送力を付与する。
【0015】駆動機構部19は、回転円盤13の下側に
設けられその駆動軸に直接回転円盤13を固定支持する
正逆回転可能な繰出モータ33と、回転円盤13の底部
に固定され該回転円盤13と一体に回転するベベルギア
34と、該ベベルギア34に噛み合うベベルギア35
と、該ベベルギア35と同軸かつ一体に固定されたギア
36と、該ギア36と平行に配置されるとともに搬送ロ
ーラ32と同軸かつ一体に固定されたギア37と、ギア
36とギア37との間に張り渡される駆動伝達ベルト3
8とを有しており、これにより、図示せぬ制御部が繰出
モータ33を駆動させることにより、回転円盤13が回
転するとともに搬送ローラ32が回転する。ここで、回
転円盤13が硬貨通路15に硬貨を繰り出す方向に駆動
される状態では搬送ローラ32は硬貨を回転円盤13に
対し反対方向に送り出す方向に駆動されることになる。
【0016】送出規制部21は、搬送底部材24の切欠
30の側方に上下に貫通して形成された穴部40と、該
穴部40を介して上下動することにより搬送底部材24
の上面23に対し上方に突出する状態と下方に引込む状
態とに切り換えられるとともに、上昇時には搬送ローラ
32の上端よりも上側となるまで突出する棒状の持上部
材(硬貨持上手段)41と、ON/OFFにより持上部
材41を上下動させる図示せぬ規制ソレノイド(駆動
源)とを有している。ここで、この持上部材41は、取
り扱うすべての金種の硬貨を持ち上げ可能な位置に配置
されている。
【0017】また、送出規制部21は、搬送ローラ32
および持上部材41の上側を覆うように水平配置された
位置固定の上部ガイド板(上部保持手段)43を有して
いる。この上部ガイド板43は、回転円盤13から硬貨
通路15に繰り出され、持上部材41で持ち上げられた
硬貨を、該持上部材41との間に挟持して、搬送ローラ
32に対し離間状態に保持する。
【0018】ここで、この上部ガイド板43は、持上部
材41が硬貨通路15に対し下方に引込んだ状態におい
ては、搬送ローラ32で送り出される硬貨に接触して該
硬貨の姿勢を案内する。具体的には、上部ガイド板43
と搬送ローラ32との間隔がこれらの間を通過する硬貨
の最大の厚みより若干大きい間隔とされ、その結果、上
部ガイド板43は、硬貨を、搬送ローラ32に対し良好
に接触し該搬送ローラ32の回転力で良好に送り出され
るように、ほぼ水平の姿勢に維持する。なお、この上部
ガイド板43としては、硬貨を研いでしまうような硬い
材質のものではなく、例えば合成樹脂材料等で構成する
のが好ましい。
【0019】硬貨計数部20は、硬貨搬送方向における
位置を、上記持上部材41よりも搬送方向下流側であっ
て、切欠30の回転円盤13に対し反対側の端部とほぼ
合った位置に配置されて、該位置における硬貨の有無を
検出する二つの硬貨検知センサ45,46を有してい
る。これら硬貨検知センサ45,46は、それぞれ光路
の遮断・連通で硬貨の有無を検出する光学式のもので、
このような光路を形成するために、搬送底部材24およ
び上部ガイド板43にはそれぞれ二カ所のセンサ孔(図
1において搬送底部材24のセンサ孔47,48のみ示
す)が形成されている。ここで、硬貨検知センサ45,
46は、硬貨通路15を搬送される全金種の硬貨を、搬
送方向に直交する方向のいずれの位置にあっても検知可
能とされている。
【0020】なお、図示せぬ制御部は、これら硬貨検知
センサ45,46の検知結果に基づいて硬貨を計数する
ことになるが、これに加えて、該検知結果に基づいて送
出規制部21で硬貨の搬送を規制するタイミングも取る
ことになる。すなわち、硬貨の搬送を規制する際の制御
部による図示せぬ規制ソレノイドの駆動タイミングは、
例えば、硬貨検知センサ45,46のいずれか一方が硬
貨を検知した時点とされており、このタイミングで図示
せぬ規制ソレノイドを駆動すると、持上部材41が搬送
底部材24から突出して、前記非検知〜検知となった硬
貨を持ち上げて搬送ローラ32から離間させ、さらに該
硬貨を上部ガイド板43に全面で突き当てて、該上部ガ
イド板43とで挟持する。
【0021】以上に述べた構成の硬貨搬送装置11の作
動について説明する。回転円盤13上にバラ硬貨を載置
させた状態で、繰出モータ33を駆動させると、回転円
盤13および搬送ローラ32が回転し、その結果、回転
円盤13の回転による遠心力で該回転円盤13から硬貨
が、厚み規制部材16により一枚ずつに分離されて硬貨
通路15に繰り出される。このようにして回転円盤13
から繰り出された硬貨Cは、硬貨通路15で案内され
て、図3に示すように、搬送ローラ32の上部に載り上
げ、該搬送ローラ32の回転力で該搬送ローラ32と上
部ガイド板43との間を通過しつつ硬貨検知センサ4
5,46で計数された後、ガイド部材22に送り出され
る。
【0022】他方、硬貨検知センサ45,46で、ガイ
ド部材22側に繰り出させる最後の硬貨が検出される
と、制御部は、前記最後の硬貨が検出された後、この硬
貨をガイド部材22に送り出させ、かつこの硬貨の次の
硬貨が硬貨検知センサ45,46で検出されるタイミン
グで送出規制部21の図示せぬ規制ソレノイドを駆動し
て持上部材41を突出させるとともに、繰出モータ33
を停止させ回転円盤13および搬送ローラ32を停止さ
せる。すると、図4に示すように、持上部材41は前記
硬貨Cの下面に当接し該硬貨Cを持ち上げて搬送ローラ
32から離間させ、さらに該硬貨Cを上部ガイド板43
に突き当てて、該上部ガイド板43とで挟持する。これ
により、駆動停止後に搬送ローラ32が慣性で回って
も、該搬送ローラ32が硬貨Cに搬送力を付与すること
がなく、搬送ローラ32が硬貨Cと擦れ合うこともない
ため、良好に該硬貨Cのガイド部材22への送り出しを
規制することになる。
【0023】以上に述べた硬貨搬送装置11によれば、
硬貨通路15から径方向における外周部の一部を上側に
突出させた搬送ローラ32が、回転円盤13から硬貨通
路15に繰り出された硬貨の下面に接触してこれを回転
力で送り出すことになるため、硬貨が硬貨通路15に押
し付けられて該硬貨通路15と擦れ合うことがない。し
たがって、柔らかい材質の硬貨(例えばアルミニウムか
らなる1円硬貨)を搬送させる場合であっても、搬送中
に金属粉が生じてしまうことを防止することができる。
その結果、硬貨検知センサ45,46に生じる誤検知を
防止することができるとともに、硬貨の搬送を安定させ
ることができる。
【0024】また、送出規制部21が、回転円盤13か
ら硬貨通路15に繰り出された硬貨を上昇させ搬送ロー
ラ32に対し離間させて停止させることになるため、必
要に応じて急激に硬貨を停止させても、搬送ローラ32
が硬貨に搬送力を付与することがなく、該硬貨と搬送ロ
ーラ32とが擦れ合うこともない。したがって、硬貨を
搬送させる手段である搬送ローラ32に不要な負荷がか
かったり擦れたりすることがなく、その寿命を延ばすこ
とができる。
【0025】さらに、回転円盤13から硬貨通路15に
繰り出された硬貨を、持上部材41で持ち上げさせかつ
該持上部材41と上部ガイド板43とで挟持させること
により搬送ローラ32に対し離間状態に保持するため、
簡易な構成で確実に硬貨を停止させることができる。
【0026】加えて、上部ガイド板43が、持上部材4
1が硬貨通路15に対し下方に引込んだ状態において
は、搬送ローラ32で送り出される硬貨を案内すること
になるため、搬送ローラ32で送り出される硬貨を上側
で案内する手段を別途設ける必要がなくなる。したがっ
て、さらに簡素な構成にできコストを低減することがで
きる。
【0027】なお、上述した硬貨搬送装置11では、径
の異なる複数種の硬貨を搬送させるため最大径の硬貨に
合わせた通路幅の硬貨通路15を有するものを例にとり
説明したことから、小径硬貨に対応するように、二つの
硬貨検知センサ45,46を有しているが、特定の単一
種の硬貨のみを搬送させる硬貨通路の場合、該硬貨の径
に合わせて通路幅を設定することができるため、硬貨検
知センサも一つですむことになる。また、上述した硬貨
搬送装置11では、持上部材41を一つ設けた場合を例
にとり説明したが、硬貨の持ち上げを安定的に行うため
に該持上部材41を複数設けてもよい。さらに、持上部
材41が一つであってもその上面の面積を増すことで硬
貨の持ち上げを安定的に行わせることも可能である。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の硬貨搬送装置によれば、硬貨通路から径方向にお
ける外周部の一部を上側に突出させた搬送ローラが、回
転円盤から硬貨通路に繰り出された硬貨の下面に接触し
てこれを回転力で送り出すことになるため、硬貨が硬貨
通路に押し付けられて該硬貨通路と擦れ合うことがな
い。したがって、柔らかい材質の硬貨を搬送させる場合
であっても、搬送中に金属粉が生じてしまうことを防止
することができる。その結果、センサに生じる誤検知を
防止することができるとともに、硬貨の搬送を安定させ
ることができる。また、移動規制手段が、回転円盤から
硬貨通路に繰り出された硬貨を上昇させ搬送ローラに対
し離間させて停止させることになるため、必要に応じて
急激に硬貨を停止させても、搬送ローラが硬貨に搬送力
を付与することがなく、該硬貨と搬送ローラとが擦れ合
うこともない。したがって、硬貨を搬送させる手段であ
る搬送ローラに不要な負荷がかかったり擦れたりするこ
とがなく、その寿命を延ばすことができる。
【0029】本発明の請求項2記載の硬貨搬送装置によ
れば、回転円盤から硬貨通路に繰り出された硬貨を、硬
貨持上手段で持ち上げさせかつ該硬貨持上手段と上部保
持手段とで挟持させることにより搬送ローラに対し離間
状態に保持するため、簡易な構成で確実に硬貨を停止さ
せることができる。
【0030】本発明の請求項3記載の硬貨搬送装置によ
れば、上部保持手段が、硬貨持上手段が硬貨通路に対し
下方に引込んだ状態においては、搬送ローラで送り出さ
れる硬貨を案内することになるため、搬送ローラで送り
出される硬貨を上側で案内する手段を別途設ける必要が
なくなる。したがって、さらに簡素な構成にできコスト
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の硬貨搬送装置の一の実施の形態を示
す平面図。
【図2】 本発明の硬貨搬送装置の一の実施の形態を示
す側断面図。
【図3】 本発明の硬貨搬送装置の一の実施の形態を示
す部分拡大側断面図であって硬貨の移動を規制しない状
態を示すもの。
【図4】 本発明の硬貨搬送装置の一の実施の形態を示
す部分拡大側断面図であって硬貨の移動を規制した状態
を示すもの。
【符号の説明】
11 硬貨搬送装置 13 回転円盤 15 硬貨通路 20 硬貨計数部(硬貨検知手段) 21 送出規制部(移動規制手段) 32 搬送ローラ 41 持上部材(硬貨持上手段) 43 上部ガイド板(上部保持手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−76090(JP,A) 特開 昭60−93585(JP,A) 特開 昭60−142796(JP,A) 実開 昭60−184167(JP,U) 実開 昭47−21695(JP,U) 実開 昭60−109172(JP,U) 実開 昭61−46673(JP,U) 実開 昭62−147071(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 1/00 - 13/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨が載置されるとともに回転すること
    により生じる遠心力で該硬貨を繰り出す回転円盤から該
    硬貨を受け取りこれを案内する硬貨通路を有する硬貨搬
    送装置において、 前記硬貨通路から径方向における外周部の一部を上側に
    突出させて設けられ、前記回転円盤から前記硬貨通路に
    繰り出された硬貨の下面に接触してこれを回転力で送り
    出す搬送ローラと、 前記回転円盤から前記硬貨通路に繰り出された硬貨を検
    知する硬貨検知手段と、 前記回転円盤から前記硬貨通路に繰り出された硬貨を前
    記硬貨検知手段の検知結果に基づくタイミングで上昇さ
    せ前記搬送ローラに対し離間させて停止させる移動規制
    手段と、を具備することを特徴とする硬貨搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記移動規制手段は、 前記搬送ローラの上側に配置された上部保持手段と、 前記硬貨通路に対し上方に突出し下方に引込む硬貨持上
    手段とを有し、 前記回転円盤から前記硬貨通路に繰り出された硬貨を、
    前記硬貨持上手段で持ち上げさせかつ該硬貨持上手段と
    前記上部保持手段とで挟持させることにより前記搬送ロ
    ーラに対し離間状態に保持することを特徴とする請求項
    1記載の硬貨搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記硬貨持上手段が前記硬貨通路に対し
    下方に引込んだ状態において、前記上部保持手段は前記
    搬送ローラで送り出される硬貨を案内することを特徴と
    する請求項2記載の硬貨搬送装置。
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