JP4758179B2 - 装填紙葉類収納繰込み装置 - Google Patents

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本発明は、装填収納される紙葉類を1枚ずつ分離して繰り込む装填紙葉類収納繰込み装置に関する。
従来、例えば紙幣やカード等の紙葉類を処理する紙葉類計数機、紙幣入金機、紙幣入出金機等に使用される装填紙葉類収納繰込み装置では、紙葉類が装填される装填口が形成され、この装填口から装填される紙葉類を重積状態に収納する紙葉類収納部が形成され、この紙葉類収納部の底部の繰出方向端部に紙葉類を繰り出す繰出ローラが設けられているとともに、この繰出ローラの上部に対向してこの繰出ローラとの間で紙葉類1枚の通過を許容するゲート部を構成するゲート形成部材が設けられ、さらに、紙葉類収納部の下部の繰出方向中央域には重積紙葉類の最下位の紙葉類を繰出ローラに向けて送る中央域ローラが設けられており、紙葉類収納部に装填された紙葉類を1枚ずつ分離して機械内部へ繰り込むようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭59−176888号公報(第4頁、第7−8図)
上述した従来の装填紙葉類収納繰込み装置では、紙葉類の繰出中において、紙葉類が1枚ずつスムーズにゲート部から繰り出されない場合、装置を停止させ、操作者が装填した紙葉類を全部取り出し、それら紙葉類を揃え直した後、それら紙葉類を紙葉類収納部に再び装填し、紙葉類の繰り出しを再開させるようにしなければならない。
このように、紙葉類がゲート部で停滞する都度、装置を停止させねばならないこと、また、紙葉類を全部取り出し、それら紙葉類を揃え直した後、それら紙葉類を紙葉類収納部に再び装填しなければならないこと、次に再度、紙葉類の繰り出しを再開させなければならないこと、といった煩雑な種々の作業が必要となる問題があった。
こうした問題を解決するために、次の方法を考えた。即ち、繰出ローラおよび中央域ローラを、紙葉類を繰り出す正転とは別に、紙葉類を繰出方向とは逆方向に戻す逆転を可能とする。また、ゲート部を通過する紙葉類の繰出方向先端縁を検知する検知センサを繰出方向に複数配置する。そして、複数の検知センサに基づき紙葉類の正常繰出と異常繰出とを検知し、正常繰出時は中央域ローラおよび繰出ローラの各正転による紙葉類の繰り出しを継続し、異常繰出時は中央域ローラおよび繰出ローラを一時的に逆転させて繰出紙葉類の繰出方向先端縁をゲート部より上流域へ戻した後に中央域ローラおよび繰出ローラを再度正転させて繰出紙葉類をゲート部へ送り込むように制御する。
ところが、紙葉類収納部には紙葉類の装填をし易くするため、装填口が上部域から紙葉類収納部の下部まで形成されている。そのため、中央域ローラおよび繰出ローラを一時的に逆転させると、繰出紙葉類が装填口から飛び出してしまい、紙葉類を拾わねばならないことがある。
また、繰出紙葉類が装填口から飛び出してしまわないにしても、繰出紙葉類の繰出方向後端縁が装填口から大きく突き出る場合がある。この場合は、中央域ローラおよび繰出ローラの正転復帰時に最下位紙葉類の上に載る次位の紙葉類の繰出方向先端縁がまずゲート部に進入し、その紙葉類がゲート部の通過中に最下位紙葉類の繰出方向先端縁がゲート部へ進入しようとする。この際、最下位紙葉類は中央域ローラおよび繰出ローラに直接接触して繰り出されるので、ゲート部へ進入してしまい、最下位紙葉類と次位の紙葉類がゲート部に詰まることになる。
こうしたことの解決のため、装填口の下部域であって紙葉類収納部の下部の繰出方向上流端域に上方へ突出する係止片を設けたとする。その場合、中央域ローラおよび繰出ローラの逆転時に、繰出紙葉類の繰出方向後端縁が係止されるので、紙葉類の飛び出しとか詰まりは解消される。ところが、装填口からの紙葉類の装填時に紙葉類が係止片に引っかかり、紙葉類に対して傷をつけたり紙葉類が破れたりしてしまうおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、紙葉類がゲート部で停滞しても、煩雑な種々の作業を必要とすることなく、スムーズに停滞を解消できて紙葉類の繰り出しを再開でき、それでいて、装填口から紙葉類の装填時に紙葉類が傷ついたり破れたりするのを防止できる装填紙葉類収納繰込み装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の装填紙葉類収納繰込み装置は、紙葉類を装填する装填口が形成されるとともにこの装填口から装填される紙葉類を重積状態に収納する紙葉類収納部と、この紙葉類収納部の下部で紙葉類の繰出方向端部に設けられ、正転により紙葉類を繰り出すとともに逆転によりその紙葉類を繰出方向に対して逆方向に戻す繰出ローラと、この繰出ローラに対向し該繰出ローラとの間に紙葉類の1枚通過を許容するゲート部を構成するゲート形成部材と、前記紙葉類収納部の下部で繰出方向中央域に設けられ、正転により重積紙葉類のうちの最下位の紙葉類を繰出ローラに向けて送るとともに逆転によりその紙葉類を繰出ローラに対して逆方向に戻す中央域ローラと、前記ゲート部を通過する紙葉類を検知する検知センサ手段と、この検知センサ手段による検知状況に基づいて紙葉類の正常繰出および異常繰出を検知し、正常繰出時は中央域ローラおよび繰出ローラの各正転による紙葉類の繰り出しを継続し、異常繰出時は中央域ローラおよび繰出ローラを一時的に逆転させて繰出紙葉類の繰出方向先端縁をゲート部より上流域へ戻した後に中央域ローラおよび繰出ローラを再度正転させて繰出紙葉類をゲート部へ送り込ませる制御部と、前記装填口の下部域であって前記紙葉類収納部の下部の繰出方向上流端域に設けられ、重積紙葉類の質量に応じて起立姿勢と倒伏姿勢とをとる揺動部材であって、重積紙葉類の質量が所定量以下のときには重積紙葉類の質量に抗して起立姿勢をとり、この起立姿勢時に戻し方向へ移動する紙葉類の繰出方向後端縁を係止する第1の紙葉類後端縁規制部を有するとともに、重積紙葉類の質量が所定量を越えるときには重積紙葉類の質量にて倒伏姿勢をとり、この倒伏姿勢時に戻し方向へ移動する紙葉類の繰出方向後端縁を係止する第2の紙葉類後端縁規制部を有する揺動部材とを具備しているものである。
請求項2記載の装填紙葉類収納繰込み装置は、請求項1記載の装填紙葉類収納繰込み装置において、揺動部材を起立姿勢に向けて付勢する付勢手段と、起立姿勢位置で揺動部材を係止する係止部材とを具備しているものである。
請求項3記載の装填紙葉類収納繰込み装置は、請求項1または2記載の装填紙葉類収納繰込み装置において、中央域ローラは、繰出方向下流側に位置して紙葉類の蹴り出しをする中央域下流側ローラと、繰出方向上流側に位置して紙葉類の蹴り出しを補助する中央域上流側ローラとを有しているものである。
請求項4記載の装填紙葉類収納繰込み装置は、請求項3記載の装填紙葉類収納繰込み装置において、中央域下流側ローラと中央域上流側ローラとは、繰出方向に対して交差する幅方向にずれた位置に配置されているとともに、繰出方向には一部重なり状態に配置されているものである。
請求項5記載の装填紙葉類収納繰込み装置は、請求項1ないし4いずれか記載の装填紙葉類収納繰込み装置において、紙葉類収納部に収納された重積紙葉類を紙葉類収納部の下部に向けて押圧する押圧部材を具備しているものである。
請求項6記載の装填紙葉類収納繰込み装置は、請求項4記載の装填紙葉類収納繰込み装置において、紙葉類収納部に収納された重積紙葉類を紙葉類収納部の下部に向けて押圧する押圧部材であって、押圧力が中央域上流側ローラおよび揺動部材には加わらないように繰出ローラおよび中央域下流側ローラに押圧する域に配置された押圧部材を具備しているものである。
請求項1記載の装填紙葉類収納繰込み装置によれば、装填口の下部域であって紙葉類収納部の下部の繰出方向上流端域に重積紙葉類の質量に応じて起立姿勢と倒伏姿勢とをとる揺動部材を設け、重積紙葉類の質量が所定量以下のときには重積紙葉類の質量に抗して揺動部材が起立姿勢をとり、この起立姿勢時に揺動部材の第1の紙葉類後端縁規制部によって戻し方向へ移動する紙葉類の繰出方向後端縁を係止し、また、重積紙葉類の質量が所定量を越えるときには重積紙葉類の質量にて揺動部材が倒伏姿勢をとり、この倒伏姿勢時に揺動部材の第2の紙葉類後端縁規制部によって戻し方向へ移動する紙葉類の繰出方向後端縁を係止するので、紙葉類がゲート部で停滞しても、煩雑な種々の作業を必要とすることなく、スムーズに停滞を解消できて紙葉類の繰り出しを再開でき、それでいて、装填口から紙葉類の装填時に紙葉類が傷ついたり破れたりするのを防止できる。
請求項2記載の装填紙葉類収納繰込み装置によれば、請求項1記載の装填紙葉類収納繰込み装置の効果に加えて、付勢手段によって揺動部材を起立姿勢に向けて付勢し、係止部材によって揺動部材を起立姿勢位置で係止するので、重積紙葉類の質量に応じて揺動部材の起立姿勢または倒伏姿勢を確実にとらせることができる。
請求項3記載の装填紙葉類収納繰込み装置によれば、請求項1または2記載の装填紙葉類収納繰込み装置の効果に加えて、中央域ローラとして、繰出方向下流側に位置する中央域下流側ローラと、繰出方向上流側に位置する中央域上流側ローラとを備えるので、紙葉類の繰出方向への移動、戻し方向への移動が確実でスムーズにできる。
請求項4記載の装填紙葉類収納繰込み装置によれば、請求項3記載の装填紙葉類収納繰込み装置の効果に加えて、中央域下流側ローラと中央域上流側ローラとを、紙葉類繰出幅方向にずれた位置に配置するとともに、繰出方向には一部重なり状態に配置するので、紙葉類の繰出方向への移動、戻し方向への移動が確実でスムーズにできる。
請求項5記載の装填紙葉類収納繰込み装置によれば、請求項1ないし4いずれか記載の装填紙葉類収納繰込み装置の効果に加えて、押圧部材によって紙葉類収納部に収納された重積紙葉類を紙葉類収納部の下部に向けて押圧するので、重積紙葉類が所定の押圧力で繰出ローラおよび中央域ローラに押圧でき、紙葉類の繰り出しを確実にできる。
請求項6記載の装填紙葉類収納繰込み装置によれば、請求項4記載の装填紙葉類収納繰込み装置の効果に加えて、押圧部材によって紙葉類収納部に収納された重積紙葉類を紙葉類収納部の下部に向けて押圧するので、重積紙葉類が所定の押圧力で繰出ローラおよび中央域ローラに押圧でき、紙葉類の繰り出しを確実にできる。しかも、押圧部材を繰出ローラおよび中央域下流側ローラに押圧する域に配置したので、押圧力が中央域上流側ローラおよび揺動部材には加わらないようにでき、紙葉類の繰出方向への移動、戻し方向への移動が確実でスムーズにできるとともに、重積紙葉類の揺動部材近傍には強い押圧力が加わらないことで、紙葉類の戻し方向への移動時に紙葉類に傷ついたり破れたりするのを防止できる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
装填紙葉類収納繰込み装置は、紙幣やカード等の紙葉類を処理する紙葉類計数機、紙幣入金機、紙幣入出金機等の紙葉類処理機において、機械に装填される入金紙幣や計数予定紙幣および計数予定カードなどの繰り込みに使用される。
図1ないし図3において、装填紙葉類収納繰込み装置は、紙葉類Pを上下方向に重積状態に収納する紙葉類収納部11を有し、この紙葉類収納部11の上部域から前面域にわたって紙葉類Pをその短手方向の向きで装填する装填口12が形成され、この紙葉類収納部11の装填口12に対して反対側下部つまり紙葉類Pの繰出方向下部に機械内部に紙葉類Pをその短手方向の向きで繰り込む紙葉類搬送路13が形成されている。
紙葉類収納部11の底部には載置板14が配置され、紙葉類搬送路13を構成する一対のガイド板15,16の一部が紙葉類収納部11の底部および装填口12に対して反対側の背部に延設されて配置されている。紙葉類収納部11の両側には紙葉類Pの長手方向の位置を規制する図示しない側壁が配置されている。紙葉類収納部11の底部の載置板14は紙葉類Pの繰出方向に向けて下降傾斜されている。
また、紙葉類収納部11の載置板14の下側には、紙葉類Pの繰出方向端部と繰出方向中央域における繰出方向下流側および繰出方向上流側とに、それぞれ繰出方向に対して交差する幅方向を軸方向として平行に配置される各ローラ軸19,20,21が各軸受22,23,24によって回転可能に軸支されている。ローラ軸19とローラ軸20との間、およびローラ軸20とローラ軸21との間にはそれぞれベルト25,26が掛け回され、これらローラ軸19,20,21が一体的に連動して同一方向に回転可能としている。1つのローラ軸19には例えばパルスモータなどのモータM(図4参照)を駆動源とする駆動系からの正転、逆転の回転駆動力が伝達される。
繰出方向端部のローラ軸19には、幅方向の複数位置に、正転により紙葉類収納部11内の紙葉類Pを繰出方向に繰り出すとともに逆転によりその紙葉類Pを繰出方向に対して逆方向に戻す複数の繰出ローラ27が取り付けられている。これら繰出ローラ27の周面は載置板14およびガイド板15より上方の紙葉類収納部11内に突出され、この周面には複数の溝部28が形成されて区画された複数の突面部29が形成され、これら各突面部29には周方向の一定角度域に高摩擦部30が形成されている。この高摩擦部30は、繰出ローラ27に対して着脱交換可能とするゴム材料などで形成された高摩擦部材にて構成され、紙葉類Pとの引っ掛かりをよくするために周方向に複数の溝部が形成されている。高摩擦部30を除く繰出ローラ27の突面部29の周面部が低摩擦部31として形成されている。
繰出方向中央域における繰出方向下流側のローラ軸20には、幅方向の複数位置に、正転により紙葉類収納部11内の重積紙葉類Pのうちの最下位の紙葉類Pを繰出ローラ27に向けて送るとともに逆転によりその紙葉類Pを繰出ローラ27に対して逆方向に戻す中央域ローラ32であって、紙葉類Pの蹴り出しをする複数の中央域下流側ローラ33が取り付けられている。これら中央域下流側ローラ33の周面は載置板14およびガイド板15より上方の紙葉類収納部11内に突出され、この周面の周方向の一定角度域に高摩擦部34が形成されている。この高摩擦部34は、中央域下流側ローラ33に対して着脱交換可能とするゴム材料などで形成された高摩擦部材にて構成され、紙葉類Pとの引っ掛かりをよくするために周方向に複数の溝部が形成されている。高摩擦部34を除く中央域下流側ローラ33の周面部が低摩擦部35として形成されている。
繰出方向中央域における繰出方向上流側のローラ軸21には、幅方向の複数位置に、正転により紙葉類収納部11内の重積紙葉類Pのうちの最下位の紙葉類Pを繰出ローラ27に向けて送るとともに逆転によりその紙葉類Pを繰出ローラ27に対して逆方向に戻す中央域ローラ32であって、紙葉類Pの蹴り出しを補助する複数の中央域上流側ローラ36が取り付けられている。これら中央域上流側ローラ36の周面は載置板14およびガイド板15より上方の紙葉類収納部11内に突出され、この周面の周方向の一定角度域に高摩擦部37が形成されている。この高摩擦部37は、中央域上流側ローラ36に対して着脱交換可能とするゴム材料などで形成された高摩擦部材にて構成され、紙葉類Pとの引っ掛かりをよくするために周方向に複数の溝部が形成されている。高摩擦部37を除く中央域上流側ローラ36の周面部が低摩擦部38として形成されている。
複数の繰出ローラ27と複数の中央域下流側ローラ33とは、および複数の中央域下流側ローラ33と複数の中央域上流側ローラ36とは、それぞれ、繰出方向に対して交差する幅方向にずれた位置に配置されているとともに、繰出方向に一部重なり状態に配置されている。
また、各繰出ローラ27の上部に対向して、これら繰出ローラ27との間に紙葉類Pの1枚通過を許容するゲート部41を構成するゲート形成部材としての複数のゲートローラ42が配置されている。これらゲートローラ42は、図示しないワンウェイクラッチを介してモータM(図4参照)を駆動源とする駆動系に連結されており、繰出ローラ27の正転時には繰出ローラ27の回転方向に対して逆方向に回転し、また、繰出ローラ27の逆転時にはワンウェイクラッチによって繰出ローラ27の回転方向に対する逆方向への回転が阻止される。
ゲート部41より繰出方向下流側には、紙葉類Pを各繰出ローラ27との間に挟み込んで押圧する複数のピンチローラ43が配設されている。ゲートローラ42とピンチローラ43はローラ軸19方向にずれた状態で繰出ローラ27に対向する。
また、ピンチローラ43より繰出方向下流側であって紙葉類搬送路13の始端位置に、ストッパ部46が配設されている。このストッパ部46では、各ガイド板15,16の外側位置に、繰出方向に対して交差する幅方向を軸方向として平行に対向配置されるローラ軸47,48が軸受49(ローラ軸48の軸受49のみを示すが、ローラ軸47の軸受も同様に設けられている)によって回転可能に軸支されている。
ローラ軸47には、幅方向の複数位置に、周面が紙葉類搬送路13内に突出する複数の押えローラ50が取り付けられている。
ローラ軸48には、各押えローラ50に対向する幅方向の複数位置に、複数のストッパローラ51が取り付けられている。これらストッパローラ51は、周面の一部が外径方向に突出するストッパ部52を有し、このストッパ部52のみが紙葉類搬送路13内に対して進退可能であって押えローラ50に当接可能としている。
ローラ軸48の端部と繰出ローラ27のローラ軸19の端部との間には、繰出ローラ27の回転時にストッパローラ51を揺動させるように駆動力を伝達するリンク機構53が配設されている。このリンク機構53は、リンク54を有し、このリンク54の一端がローラ軸19の端部に取り付けられた連結部材55の小径位置に連結ピン56で回転可能に連結され、リンク54の他端がローラ軸48の端部に取り付けられた連結部材57の大径位置に連結ピン58で回転可能に連結されている。そして、繰出ローラ27の回転時に、ローラ軸19と一体に連結ピン56が回転することにより、リンク54を介して、連結ピン58が揺動するとともに一体的にストッパローラ51が揺動する。
そして、ストッパ部46は、繰出ローラ27の回転位置との関係で、この繰出ローラ27で繰り出される紙葉類Pの繰出方向先端縁がストッパ部46の位置に到達する際にストッパローラ51が押えローラ50に当接して紙葉類搬送路13を閉鎖する状態にあり、到達後にストッパローラ51が押えローラ50から離反して退避し、紙葉類Pの繰り出しが継続許容される。
ゲート部41とストッパ部46との間の付近には、ゲート部41を通過する紙葉類Pを検知する検知センサ手段61が配置されている。この検知センサ手段61は、繰出ローラ27のローラ軸19に設けられる角度位置検知センサS1、ゲート部41の直後位置で幅方向の複数位置に配置された複数の重なり検知センサS2、およびこれら重なり検知センサS2より繰出方向下流位置でかつストッパ部46の直前位置で幅方向の複数位置に配置された複数の繰出状態検知センサS3を有している。
重なり検知センサS2および繰出状態検知センサS3は、検知光を発する発光部とこの発光部が発した検知光を受光する受光部とを組としたフォトセンサで構成されている。重なり検知センサS2は、紙葉類Pによって検知光が遮られた状態でその紙葉類Pを透過する透過光量に応じて紙葉類Pが1枚か複数枚かを検知可能としている。繰出状態検知センサS3は、紙葉類Pによって検知光が遮光されることによって紙葉類Pを検知する。
また、装填口12の下部域であって、紙葉類収納部11の下部の繰出方向上流端域で載置板14が上昇傾斜する傾斜部14aに臨んだ幅方向の複数位置には、紙葉類収納部11に装填される紙葉類Pの繰出方向後端縁側が載り、この載った重積紙葉類Pの質量に応じて起立姿勢と倒伏姿勢とをとる複数の揺動部材64が配設されている。
揺動部材64は、幅方向を軸方向とする支軸65によって起立姿勢と倒伏姿勢との間で揺動可能に軸支されており、付勢手段としてのねじりばね66によって起立姿勢に向けて付勢されているとともに、載置板14側に配設された係止部材67によって起立姿勢位置で係止される。
揺動部材64には、紙葉類収納部11に装填される紙葉類Pの繰出方向後端縁側が載る載置部68が突出形成され、重積紙葉類Pの質量が所定量以下のときにはねじりばね66の付勢で重積紙葉類Pの質量に抗して起立姿勢をとり、重積紙葉類Pの質量が所定量を越えるときにはねじりばね66の付勢に抗して重積紙葉類Pの質量にて倒伏姿勢をとる。
揺動部材64の載置部68における紙葉類収納部11の内方に臨む側には、起立姿勢時に、繰出方向に送られてから逆方向である戻し方向へ移動されてくる紙葉類Pの繰出方向後端縁を係止する第1の紙葉類後端縁規制部69が形成されている。この第1の紙葉類後端縁規制部69は、起立姿勢時に、鉛直方向よりも紙葉類収納部11の内方に向けて傾斜され、載置板14の傾斜部14aとの間で紙葉類Pの繰出方向後端縁を係止可能とし、また、倒伏姿勢時に、紙葉類収納部11の内方側に倒れ込んで載置板14の傾斜部14aより下方に退避する。
揺動部材64の載置部68における紙葉類収納部11の外方に臨む側には、倒伏姿勢時に、繰出方向に送られてから逆方向である戻し方向へ移動されてくる紙葉類Pの繰出方向後端縁を係止する第2の紙葉類後端縁規制部70が形成されている。この第2の紙葉類後端縁規制部70は、起立姿勢時に、鉛直方向よりも紙葉類収納部11の内方に向けて傾斜され、載置板14の傾斜部14aとの間で紙葉類Pの繰出方向後端縁を係止可能とし、また、倒伏姿勢時に、紙葉類収納部11の外方側に倒れ込んで退避する。
また、紙葉類収納部11には、紙葉類収納部11に収納された重積紙葉類Pを紙葉類収納部11の下部に向けて押圧する押圧部材73が配置されている。この押圧部材73は、押圧力が中央域上流側ローラ36および揺動部材64には加わらないように、繰出ローラ27および中央域下流側ローラ33に押圧する域に配置されており、押圧部材73の自重で押圧する。
また、図4に示すように、装填紙葉類収納繰込み装置を制御する制御部75には各検知センサS1,S2,S3から検知信号が入力され、この制御部75によりモータMの駆動を制御して各ローラの回転を制御する。
制御部75は、検知センサS2,S3による検知状況に基づいて紙葉類Pの正常繰出および異常繰出を検知し、正常繰出時は中央域ローラ32および繰出ローラ27の各正転による紙葉類Pの繰り出しを継続し、異常繰出時は中央域ローラ32および繰出ローラ27を一時的に逆転させて繰出紙葉類Pの繰出方向先端縁をゲート部41より上流域へ戻した後に中央域ローラ32および繰出ローラ27を再度正転させて繰出紙葉類Pをゲート部41へ送り込ませる機能を有している。
次に、装填紙葉類収納繰込み装置の作用を説明する。
処理する紙葉類Pを装填口12から紙葉類収納部11に上下方向に重積状態に装填し、重積紙葉類P上に押圧部材73を配置し、押圧部材73の自重で重積紙葉類Pを繰出ローラ27および中央域下流側ローラ33に押圧する。
紙葉類収納部11に装填された紙葉類Pの繰出方向後端縁側は起立姿勢をとる揺動部材64の載置部68上に載る。このとき、紙葉類Pの枚数が例えば紙幣の場合で20枚以下であれば、図1に示すように(この図は、紙葉類Pの繰出過程を示し、紙葉類Pの繰出方向後端縁側は起立姿勢をとる揺動部材64の載置部68から外れている)、揺動部材64はねじりばね66の付勢によって起立姿勢に保たれ、また、紙葉類Pの枚数が例えば紙幣の場合で20枚より多ければ、図2に示すように、揺動部材64はねじりばね66の付勢に抗して倒れ込んで倒伏姿勢をとる。
そして、紙葉類Pの繰出動作を開始すると、モータMの正転駆動により、中央域上流側ローラ36、中央域下流側ローラ33、および繰出ローラ27が正転し、ゲートローラ42が逆転し、リンク機構53を介してストッパローラ51が揺動する。
中央域下流側ローラ33および中央域上流側ローラ36の高摩擦部34,37が重積紙葉類Pのうちの最下位の紙葉類Pに接触して繰出方向下流側へ蹴り出し、紙葉類Pの繰出方向先端縁を繰出ローラ27とゲートローラ42との間のゲート部41に送り込む。
このとき、図2に示すように、紙葉類Pの枚数が例えば紙幣の場合で20枚より多く、揺動部材64がねじりばね66の付勢に抗して倒れ込んで倒伏姿勢をとっている場合、最下位の紙葉類Pの繰出方向後端縁が揺動部材64の載置部68より外れることにより、上層の紙葉類Pが載置部68に載り、この上層の紙葉類Pを揺動部材64で押し上げるように付勢するので、最下位の紙葉類Pに加わる上層の紙葉類Pの荷重を軽減でき、最下位の紙葉類Pと一緒に上層の紙葉類Pが連れ出そうとしたり、最下位の紙葉類Pが斜めになるなどの異常繰出を抑制し、最下位の紙葉類Pを正常に繰り出しやすくできる。
ゲート部41に送り込まれた最下位の紙葉類Pに繰出ローラ27の高摩擦部30が接触して繰出方向下流側へ繰り出し、最下位の紙葉類Pと一緒に連れ出ようとする上層の重なり紙葉類Pを逆回転するゲートローラ42によって紙葉類収納部11に戻し、1枚の紙葉類Pのみを通過させる。
ゲート部41を通過した紙葉類Pは複数の各重なり検知センサS2で検知光を遮光し、紙葉類Pを透過する透過光量から紙葉類Pが1枚か複数枚かを検知する。紙葉類Pが1枚であることが検知されていれば、紙葉類Pの繰出動作を継続する。
ゲート部41を通過した紙葉類Pの繰出方向先端縁がストッパ部46に到達する直前にストッパローラ51が押えローラ50に当接して紙葉類搬送路13を閉鎖し、このストッパ部46の押えローラ50とストッパローラ51との間に紙葉類Pの繰出方向先端縁が当接して一時的に停止する。
このときのタイミングで、複数の繰出状態検知センサS3の遮光状態を確認し、全ての繰出状態検知センサS3が遮光状態にあれば、紙葉類Pの繰り出しが正常であることを検知でき、紙葉類Pの繰出動作を継続する。
紙葉類Pの繰出動作を継続することにより、ストッパローラ51が押えローラ50から離反して退避し、係止を解除された1枚の紙葉類Pがストッパ部46を通過して繰出方向下流側に繰り出され、紙葉類搬送路13に送り込まれる。
また、複数の重なり検知センサS2で紙葉類Pを透過する透過光量を確認し、複数の重なり検知センサS2のうちのいずれか1つでも紙葉類Pが複数枚であることが検知された場合、または、複数の繰出状態検知センサS3の遮光状態を確認し、繰出状態検知センサS3のいずれかか全てが透光状態にある場合には、紙葉類Pの異常繰出であると判断し、紙葉類Pの戻し動作(リトライ動作)を開始する。
まず、モータMを停止して繰出動作を一旦停止した後、モータMを逆転駆動することにより、中央域上流側ローラ36、中央域下流側ローラ33、および繰出ローラ27が逆転し、リンク機構53を介してストッパローラ51が揺動する。ゲートローラ42はワンウェイクラッチによって繰出ローラ27の回転方向に対する逆方向には回転しない。
中央域上流側ローラ36、中央域下流側ローラ33、および繰出ローラ27の逆転によって、異常繰出となった紙葉類Pの繰出方向先端縁がゲート部41より上流側に戻るように紙葉類収納部11内に戻す。
紙葉類収納部11に戻される紙葉類Pの繰出方向後端縁が、載置板14の傾斜部14aを通じて揺動部材64に当接して紙葉類Pの戻し方向への移動が規制される。このとき、図1に示すように、揺動部材64が起立状態にあれば、紙葉類Pの繰出方向後端縁が第1の紙葉類後端規制部69に当接して紙葉類Pの移動が規制され、また、図2に示すように、揺動部材64が倒伏状態にあれば、紙葉類Pの繰出方向後端縁が第2の紙葉類後端規制部70に当接して紙葉類Pの移動が規制される。
モータMの逆転駆動は、異常繰出となった紙葉類Pの繰出方向先端縁がゲート部41より上流側に確実に戻るのに対応した所定パルス分としている。
所定パルス分の逆転駆動後にモータMを停止し、モータMを再び正転駆動することにより、上述したように紙葉類収納部11からの紙葉類Pの繰出動作を再開する。
このように、紙葉類Pの異常繰出を検知する都度、紙葉類Pの戻し動作を実施することにより、紙葉類Pを確実に正常繰出できる。
また、装填口12の下部域であって紙葉類収納部11の下部の繰出方向上流端域に重積紙葉類Pの質量に応じて起立姿勢と倒伏姿勢とをとる揺動部材64を設け、重積紙葉類Pの質量が所定量以下のときには重積紙葉類Pの質量に抗して揺動部材64が起立姿勢をとり、この起立姿勢時に揺動部材64の第1の紙葉類後端縁規制部69によって戻し方向へ移動する紙葉類Pの繰出方向後端縁を係止し、また、重積紙葉類Pの質量が所定量を越えるときには重積紙葉類Pの質量にて揺動部材64が倒伏姿勢をとり、この倒伏姿勢時に揺動部材64の第2の紙葉類後端縁規制部70によって戻し方向へ移動する紙葉類Pの繰出方向後端縁を係止することにより、従来のように、紙葉類がゲート部で停滞する都度、装置を停止させねばならないこと、また、紙葉類を全部取り出し、それら紙葉類を揃え直した後、それら紙葉類を紙葉類収納部に装填しなければならないこと、つぎに再度、紙葉類の繰り出しを再開させねばならないことといった煩雑な種々の作業が必要でなくなり、つまり、紙葉類Pがゲート部で停滞しても、煩雑な種々の作業を必要とすることなく、スムーズに停滞を解消できて紙葉類Pの繰り出しを再開できる。それでいて、装填口12から紙葉類Pの装填時に、紙葉類Pが揺動部材64に引っ掛かることがなく、紙葉類Pが傷ついたり破れたりするのを防止できる。
また、ねじりばね66によって揺動部材64を起立姿勢に向けて付勢し、係止部材67によって揺動部材64を起立姿勢位置で係止することにより、重積紙葉類Pの質量に応じて揺動部材64の起立姿勢または倒伏姿勢を確実にとらせることができる。
また、中央域ローラ32として、繰出方向下流側に位置する中央域下流側ローラ33と、繰出方向上流側に位置する中央域上流側ローラ36とを備えることにより、紙葉類Pの繰出方向への移動、戻し方向への移動が確実でスムーズにできる。
この中央域下流側ローラ33と中央域上流側ローラ36とを、紙葉類繰出幅方向にずれた位置に配置するとともに、繰出方向には一部重なり状態に配置することにより、紙葉類Pの繰出方向への移動、戻し方向への移動が確実でスムーズできる。
また、押圧部材73によって紙葉類収納部11に収納された重積紙葉類Pを紙葉類収納部11の下部に向けて押圧するので、重積紙葉類Pが所定の押圧力で繰出ローラ27および中央域下流側ローラ33に押圧でき、紙葉類Pの繰り出しを確実にできる。しかも、押圧部材73を繰出ローラ27および中央域下流側ローラ33に押圧する域に配置したので、強い押圧力が中央域上流側ローラ36および揺動部材64には加わらないようにでき、紙葉類Pの繰出方向への移動、戻し方向への移動が確実でスムーズにできるとともに、重積紙葉類Pの揺動部材64近傍には強い押圧力が加わらないことで、紙葉類Pの戻し方向への移動時に紙葉類Pに傷ついたり破れたりするのを防止できる。
なお、揺動部材64は、ねじりばね66などの付勢手段で起立姿勢をとるように付勢する他、揺動部材64の自重のバランスで起立姿勢をとるようにしてもよい。
また、中央域ローラ32は、中央域下流側ローラ33と中央域上流側ローラ36との2つに限らず、1つでもよく、あるいは3つ以上でもよい。
また、ゲート形成部材としては、ゲートローラ42に限らず、繰出ローラ27に対してゲート部41の間隔をあけて対向する規制片などでもよい。
また、ストッパローラ51は、繰出ローラ27の回転に連動させれば、別のモータで駆動してもよい。
本発明の一実施の形態を示す装填紙葉類収納繰込み装置の揺動部材が起立状態の図3A−A矢視の断面図である。 同上装填紙葉類収納繰込み装置の揺動部材が倒伏状態の図3A−A矢視の断面図である。 同上装填紙葉類収納繰込み装置の一部を省略した平面図である。 同上装填紙葉類収納繰込み装置の制御部のブロック図である。
符号の説明
11 紙葉類収納部
12 装填口
27 繰出ローラ
32 中央域ローラ
33 中央域下流側ローラ
36 中央域上流側ローラ
41 ゲート部
42 ゲート形成部材としてのゲートローラ
61 検知センサ手段
64 揺動部材
66 付勢手段としてのねじりばね
67 係止部材
69 第1の紙葉類後端規制部
70 第2の紙葉類後端規制部
73 押圧部材
P 紙葉類

Claims (6)

  1. 紙葉類を装填する装填口が形成されるとともにこの装填口から装填される紙葉類を重積状態に収納する紙葉類収納部と、
    この紙葉類収納部の下部で紙葉類の繰出方向端部に設けられ、正転により紙葉類を繰り出すとともに逆転によりその紙葉類を繰出方向に対して逆方向に戻す繰出ローラと、
    この繰出ローラに対向し該繰出ローラとの間に紙葉類の1枚通過を許容するゲート部を構成するゲート形成部材と、
    前記紙葉類収納部の下部で繰出方向中央域に設けられ、正転により重積紙葉類のうちの最下位の紙葉類を繰出ローラに向けて送るとともに逆転によりその紙葉類を繰出ローラに対して逆方向に戻す中央域ローラと、
    前記ゲート部を通過する紙葉類を検知する検知センサ手段と、
    この検知センサ手段による検知状況に基づいて紙葉類の正常繰出および異常繰出を検知し、正常繰出時は中央域ローラおよび繰出ローラの各正転による紙葉類の繰り出しを継続し、異常繰出時は中央域ローラおよび繰出ローラを一時的に逆転させて繰出紙葉類の繰出方向先端縁をゲート部より上流域へ戻した後に中央域ローラおよび繰出ローラを再度正転させて繰出紙葉類をゲート部へ送り込ませる制御部と、
    前記装填口の下部域であって前記紙葉類収納部の下部の繰出方向上流端域に設けられ、重積紙葉類の質量に応じて起立姿勢と倒伏姿勢とをとる揺動部材であって、重積紙葉類の質量が所定量以下のときには重積紙葉類の質量に抗して起立姿勢をとり、この起立姿勢時に戻し方向へ移動する紙葉類の繰出方向後端縁を係止する第1の紙葉類後端縁規制部を有するとともに、重積紙葉類の質量が所定量を越えるときには重積紙葉類の質量にて倒伏姿勢をとり、この倒伏姿勢時に戻し方向へ移動する紙葉類の繰出方向後端縁を係止する第2の紙葉類後端縁規制部を有する揺動部材と
    を具備していることを特徴とする装填紙葉類収納繰込み装置。
  2. 揺動部材を起立姿勢に向けて付勢する付勢手段と、
    起立姿勢位置で揺動部材を係止する係止部材とを具備している
    ことを特徴とする請求項1記載の装填紙葉類収納繰込み装置。
  3. 中央域ローラは、繰出方向下流側に位置して紙葉類の蹴り出しをする中央域下流側ローラと、繰出方向上流側に位置して紙葉類の蹴り出しを補助する中央域上流側ローラとを有している
    ことを特徴とする請求項1または2記載の装填紙葉類収納繰込み装置。
  4. 中央域下流側ローラと中央域上流側ローラとは、繰出方向に対して交差する幅方向にずれた位置に配置されているとともに、繰出方向には一部重なり状態に配置されている
    ことを特徴とする請求項3記載の装填紙葉類収納繰込み装置。
  5. 紙葉類収納部に収納された重積紙葉類を紙葉類収納部の下部に向けて押圧する押圧部材を具備している
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の装填紙葉類収納繰込み装置。
  6. 紙葉類収納部に収納された重積紙葉類を紙葉類収納部の下部に向けて押圧する押圧部材であって、押圧力が中央域上流側ローラおよび揺動部材には加わらないように繰出ローラおよび中央域下流側ローラに押圧する域に配置された押圧部材を具備している
    ことを特徴とする請求項4記載の装填紙葉類収納繰込み装置。
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