JP2930072B1 - 紙搬送機構 - Google Patents

紙搬送機構

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JP2930072B1
JP2930072B1 JP10062998A JP10062998A JP2930072B1 JP 2930072 B1 JP2930072 B1 JP 2930072B1 JP 10062998 A JP10062998 A JP 10062998A JP 10062998 A JP10062998 A JP 10062998A JP 2930072 B1 JP2930072 B1 JP 2930072B1
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Abstract

【要約】 【課題】 従来の紙搬送機構は、紙のコシが弱い紙厚の
薄い記録紙を搬送可能に構成されておらず、搬送ローラ
が確実に記録紙をグリップできないため、記録紙が搬送
ローラに食い込まず、記録紙にしわ、折れなどが生じて
しまうなどの課題があった。 【解決手段】 表面が摩擦係数の高い搬送ローラと、表
面が摩擦係数の低い引張ローラと、搬送ローラ及び引張
ローラと圧接して記録紙を挟む込むプレッシャーローラ
とを備え、表面が摩擦係数の高い搬送ローラと表面が摩
擦係数の低い引張ローラとは、交互に狭い間隔で配設さ
れ、また、記録紙を搬送方向に導くように、交互に配設
された搬送ローラ及び引張ローラ間及び各プレッシャー
ローラ間に、複数の平板を狭い間隔を置いて対向させて
構成したガイドを備え、さらに、搬送ローラよりも引張
ローラを速い回転速度で回転させるローラ駆動手段を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コピー機、ファ
クシミリ装置、プリンタ装置などに用いられる記録紙を
搬送する紙搬送機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の紙搬送機構は、一般的に、市場に
多く流通している紙厚の厚い記録紙(坪量64g/m2
の記録紙)を搬送することを想定して、搬送ローラによ
る記録紙の搬送速度や記録紙の接触圧などが設計されて
いる。従って、このような従来の紙搬送機構で紙厚の薄
い記録紙(坪量64g/m2 の記録紙)を搬送する場合
には、紙厚の薄い記録紙は紙のコシが弱いため、紙詰ま
り、紙のしわ、やぶれ、折れなどが生じ易くなる。ま
た、紙厚の薄い記録紙を搬送できるように、搬送シート
により記録紙を搬送する紙搬送機構もあるが、搬送シー
トを用いるものは構造は複雑となり、装置の価格が高く
なってしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の紙搬送機構は、
上記のように、紙のコシが弱い紙厚の薄い記録紙を搬送
可能に構成されておらず、搬送ローラが確実に記録紙を
グリップできないため、記録紙が搬送ローラに食い込ま
ず、記録紙にしわ、折れなどが生じてしまうという課題
があった。
【0004】また、従来の紙搬送機構で紙厚の薄い記録
紙を搬送すると、搬送ローラの配置間隔及びガイドの間
隔(紙パス)が、紙厚の薄い記録紙用の寸法に設定され
ていないため、搬送ローラへの巻き付きが発生し、紙詰
まりが生じてしまうという課題もあった。
【0005】さらに、搬送シートを用いて記録紙を搬送
する紙搬送機構は、紙厚の薄い紙も搬送可能であるが、
構造が複雑となり、装置の価格が高くなってしまうとい
う課題もあった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、紙厚の薄い記録紙を搬送する
場合でも、紙のしわ、折れなどを生じることなく、ま
た、搬送ローラへの巻き付きも生じることなく、さら
に、装置を安価に構成することができる紙搬送機構を得
ることを目的とする。
【0007】尚、本願に関連する先行技術として、特開
平8−73069号公報、特開平7−257798号公
報などが掲げられる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明に係る紙搬送機構は、表面が摩
擦係数の高い搬送ローラと、表面が摩擦係数の低い引張
ローラと、搬送ローラ及び引張ローラと圧接して記録紙
を挟む込むプレッシャーローラとを備え、搬送ローラと
引張ローラとは、交互に狭い間隔で、かつ搬送ローラが
記録紙の搬送方向手前側に配設され、各プレッシャーロ
ーラは、搬送ローラ及び引張ローラと対向して配設さ
れ、また、記録紙を搬送方向に導くように、交互に配設
された搬送ローラ引張ローラ間及び各プレッシャーロ
ーラ間に、複数の平板を狭い間隔を置いて対向させて構
成したガイドを備え、さらに、搬送ローラよりも引張ロ
ーラを速い回転速度で回転させるローラ駆動手段を備え
たものである。
【0009】請求項2記載の発明に係る紙搬送機構は、
搬送ローラと引張ローラの対を複数設けたものである。
請求項3記載の発明に係る紙搬送機構は、搬送ローラの
表面を記録紙と吸着するように形成したものである。請
求項4記載の発明に係る紙搬送機構は、複数の搬送ロー
ラ及び複数の引張ローラの回転速度を、記録紙の搬送方
向の上流側から下流側に向かって徐々に速くしていくよ
うにしたものである。請求項5記載の発明に係る紙搬送
機構は、ローラ駆動手段を、ギア比によって搬送ローラ
と引張ローラの回転速度の設定を行うようにしたもので
ある。請求項6記載の発明に係る紙搬送機構は、ローラ
駆動手段を、搬送ローラ及び引張ローラを同一の回転速
度で駆動させるとともに、搬送ローラの回転速度に応じ
てこの搬送ローラの径を小さくし、引張ローラの回転速
度に応じてこの引張ローラの径を大きくしたものであ
る。さらに、請求項7記載の発明に係る紙搬送機構は、
搬送ローラ、引張ローラ、プレッシャーローラ及びガイ
ドの配置を適宜変更して記録紙の搬送路を直線状または
曲線状に構成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1. 図1はこの発明の実施の形態1による紙搬送機構の構成
を示す斜視図、図2は図1の紙搬送機構のA−A断面図
である。図1及び図2において、搬送ローラ1a,1
b、引張ローラ2a,2b及びプレッシャーローラ3a
〜3dは、いずれも円筒形状であって円筒の中心軸を支
点として回転自在に構成されている。搬送ローラ1a,
1bと引張ローラ2a,2bとは、交互に一列に狭い間
隔で、かつ搬送ローラ1a,1bが引張ローラ2a,2
bよりも記録紙5の搬送方向手前側に配設され、また4
つのプレッシャーローラ3a〜3dのそれぞれは、搬送
ローラ1a,1b及び引張ローラ2a,2bのそれぞれ
と圧接するように、搬送ローラ1a,1b及び引張ロー
ラ2a,2bと対向して一列に配設されている。搬送ロ
ーラ1a,1bの表面は、記録紙5と吸着するように形
成されているため、プレッシャーローラ3a,3cとの
間で記録紙5を挟み込んだ状態で、記録紙5を吸着させ
ながら回転して記録紙5を搬送させる。一方、引張ロー
ラ2a,2bの表面は、円滑に、即ち、摩擦係数を低く
して記録紙5が滑るように形成されているため、プレッ
シャーローラ3b,3dとの間で記録紙5を挟む込んだ
状態で、記録紙5を滑らせながら回転して記録紙5を引
っ張るものである。
【0011】ガイド4は、記録紙5を紙搬送方向に導く
ように、一列に交互に配設された各搬送ローラ1a,1
b及び引張ローラ2a,2b間、及び一列に配設された
各プレッシャーローラ3a〜3d間に、平板を狭い間隔
(紙パス)aを置いて対向させて構成したものである。
駆動部(ローラ駆動手段)6は、搬送ローラ1a,1b
及び引張ローラ2a,2bそれぞれを回転させるもので
あり、また回転速度設定部(ローラ駆動手段)7は、駆
動部6の回転軸と搬送ローラ1a,1b及び引張ローラ
2a,2bとの回転軸とのギア比を変えることによっ
て、搬送ローラ1a,1b及び引張ローラ2a,2bそ
れぞれの回転速度を設定するものである。回転速度設定
部7のギア比は、搬送ローラ1a,1bの回転速度より
も引張ローラ2a,2bの回転速度の方が速くなるよう
に設定されている。尚、回転速度設定部7の搬送ローラ
1a,1b及び引張ローラ2a,2bの回転速度の設定
は、記録紙5のコシの強さに応じて変更する。
【0012】次に動作について説明する。図3及び図4
はこの発明の実施の形態1による紙搬送機構の動作を説
明するための図である。図3に示すように、搬送ローラ
1a,1b及び引張ローラ2a,2bが、記録紙5を搬
送する方向(矢印の方向)に回転すると、プレッシャー
ローラ3a〜3dも、搬送ローラ1a,1b及び引張ロ
ーラ2a,2bに圧接することにより、記録紙5を搬送
する方向(矢印の方向)に回転する。記録紙5が、ガイ
ド4の記録紙挿入口4aから紙搬送機構に挿入すると、
記録紙5は、搬送ローラ1aとプレッシャーローラ3a
に挟まれ、このような搬送ローラ1aとプレッシャーロ
ーラ3aが記録紙5を挟む込んだ状態で回転することに
より、紙搬送方向(矢印方向b)に搬送される。このと
き、搬送ローラ1aの表面は吸着力を有しているため、
記録紙5は、搬送ローラ1aに確実にグリップされ(吸
着され)て搬送される。
【0013】次に、図4に示すように、搬送ローラ1a
により搬送された記録紙5は、引張ローラ2aとプレッ
シャーローラ3bに挟まれる。ここで、搬送ローラ1a
の回転速度よりも引張ローラ2aの回転速度の方が速く
なるように、搬送量設定部7のギア比が設定されている
ので、引張ローラ2aは、搬送ローラ1aによる記録紙
5の搬送量よりも多い搬送量で記録紙5を搬送させよう
とする。しかし、搬送ローラ1aの表面は、記録紙5と
吸着するように形成されているのに対し、引張ローラ1
bの表面は、円滑に形成されているので、引張ローラ2
aとプレッシャーローラ3bが記録紙5を挟み込んだ状
態で速い回転速度で回転して記録紙5を引っ張っても、
引張ローラ2aは記録紙5をグリップせずに滑ってしま
う。従って、記録紙5の搬送量は、搬送ローラ1aの回
転速度によって決定されるが、引張ローラ2aの回転に
よって、記録紙5が引っ張られて記録紙5のコシが強く
なり、記録紙5の紙詰まり、しわ、折れなどが生じるこ
とがなくなる。
【0014】また、搬送ローラ1aと引張ローラ2aと
が交互に狭い間隔で配設され、かつガイド4の間隔aも
狭く構成されていることにより、紙厚の薄い記録紙5を
搬送する場合であっても、ローラ(特に、搬送ローラ1
a)への巻き付きが発生したり、記録紙5の折れが生じ
ることがなくなる。
【0015】引き続いて、記録紙5が搬送されると、搬
送ローラ1bとプレッシャーローラ3cに挟まれて、上
記図3で説明した搬送ローラ1aの場合と同様の動作に
より搬送方向に搬送される。さらに記録紙5が搬送され
ると、引張ローラ2bとプレッシャーローラ3dに挟ま
れて、上記図4で説明した引張ローラ2bの場合と同様
の動作により搬送方向に速い回転速度で記録紙5を引っ
張って、記録紙5のコシを強くする。
【0016】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、表面が記録紙5と吸着するように形成された搬送ロ
ーラ1a,1bと、表面が円滑に形成された、搬送ロー
ラ1a,1bよりも回転速度の速い引張ローラ2a,2
bとを、交互に配設することにより、記録紙5が引張ロ
ーラ2a,2bに引っ張られて記録紙5のコシを強くし
て、記録紙5の紙詰まり、しわ、折れ、破れなどが生じ
るのを防止することができる。また、搬送ローラ1a,
1bと引張ローラ2a,2bとの配置間隔を狭くすると
ともに、記録紙5を搬送方向に導くガイド4の間隔aを
狭くすることにより、紙厚の薄い記録紙5であっても、
ローラ(特に搬送ローラ1a,1b)への巻き付きや記
録紙5の折れなどが生じるのを防止することができ、ガ
イド4の搬送路内で記録紙5を確実に搬送することがで
きる。
【0017】また、搬送ローラ1a,1bと引張ローラ
2a,2bとの配置間隔、及びガイド4の間隔(紙パ
ス)aを記録紙5のコシの強さに応じて設定するように
構成すれば、より一層ローラへの巻き付きが起こるのを
防ぐことができる。
【0018】尚、上記実施の形態1では、紙搬送機構
は、交互に配設した2つの対の搬送ローラ1a,1bと
引張ローラ2a,2bを設けた構成について説明した
が、これに限るものではなく、搬送ローラと引張ローラ
の対を複数設けた構成であっても構わない。また、印字
ヘッドの記録位置に適用するだけでなく、紙挿入口から
排紙口に至るまでの全てのローラに上記構成を適用する
ものでも構わない。装置の紙搬送路全体に、本願の紙搬
送機構を適用する方が、記録紙5のしわ、折れ、破れな
どや、ローラへの巻き付きを一層防止することができる
ので、より好ましいからである。
【0019】また、上記構成においては、搬送ローラ1
a,1b及び引張ローラ2a,2bの回転速度を、回転
速度設定部7で設定することにより、引張ローラ2aに
よる記録紙5の搬送量を、搬送ローラ1aによる記録紙
5の搬送量よりも多くしていたが、搬送ローラ1a,1
bと引張ローラ2a,2bの回転速度を同一として、引
張ローラ2a,2bの径を搬送ローラ1a,1bの径よ
りも大きくすることにより、引張ローラ2a,2bによ
る記録紙5の搬送量を、搬送ローラ1a,1bによる記
録紙5の搬送量よりも多くすることができる。搬送ロー
ラ1a,1b及び引張ローラ2a,2bの回転速度が同
一であれば、径が大きい程記録紙5の搬送量が多くなる
からである。また、搬送ローラ1a,1b及び引張ロー
ラ2a,2bの径は、記録紙5のコシの強さに応じて、
搬送ローラ1a,1b及び引張ローラ2a,2bに巻き
付かないような大きさにしておくとよい。
【0020】また、上記構成においては、搬送ローラ1
a,1bの表面を記録紙5と吸着するように形成してい
たが、これに限るものではなく、記録紙5との摩擦係数
が高い材質で形成しても、同様の効果を奏する。また、
引張ローラ2a,2bの表面は、記録紙5が滑るように
円滑に形成されていたが、搬送ローラ1a,1bの表面
の摩擦係数に対して十分低ければ、同様の効果を奏する
ものである。
【0021】また、プレッシャーローラ3a〜3dが搬
送ローラ1a,1b及び引張ローラ2a,2bを押さえ
つける圧力を、記録紙5のコシ及び厚さに応じて設定可
能に構成してもよい。
【0022】また、上記構成においては、複数の搬送ロ
ーラ1a,1bの回転速度を同一とし、複数の引張ロー
ラ2a,2bの回転速度も同一としていたが、複数の搬
送ローラ1a,1b及び複数の引張ローラ2a,2bの
回転速度を、記録紙5の搬送方向の上流側から下流側に
向かって徐々に速くしていくように構成しても、搬送ロ
ーラ1a,1b及び引張ローラ2a,2bの回転速度及
び配置位置やガイド4の配置位置の微妙な調整を行わな
くても、上記したのと同様の効果を達成することができ
る。
【0023】さらに、搬送ローラ1a,1b、引張ロー
ラ2a,2b、プレッシャーローラ3a〜3d、ガイド
4の形状は、上記各図に示したものに制約されず、その
他細部の構成においても上記各図に示したものに制約さ
れるものではない。
【0024】実施の形態2.上記実施の形態1では、上
記図1及び図2に示したように、搬送ローラ1a,1b
及び引張ローラ2a,2bを下側に配設し、これらに対
向してプレッシャーローラ3a〜3dを上側に配設して
いたが、図5に示すように、搬送ローラ1a,1b及び
引張ローラ2a,2bとプレッシャーローラ3a〜3d
の配置を上下逆に、即ち、搬送ローラ1a,1b及び引
張ローラ2a,2bを下側に配設し、プレッシャーロー
ラ3a〜3dを上側に配設するように構成しても、上記
実施の形態1と同様の効果を奏する。但し、本願の紙搬
送機構を現像機構と組み合わせる場合には、当然に、搬
送ローラ1a,1b及び引張ローラ2a,2bと現像機
構との配置(位置関係)に配慮することが必要になる。
【0025】実施の形態3.上記実施の形態1及び2で
は、紙搬送機構の記録紙搬送路を直線状に構成していた
が、図6に示すように、搬送ローラ1a,1b、引張ロ
ーラ2a,2b、プレッシャーローラ3a〜3d及びガ
イド4の配置を変更して、紙搬送機構の記録紙搬送路を
曲線状に構成することもできる。これは、記録紙5に紙
搬送方向に張力をかける方法が、上記実施の形態1で説
明したように、引張ローラ1a,1bとプレッシャーロ
ーラ3b,3dとで挟み込んだ状態で回転するものであ
るため、記録紙5の紙搬送方向に対して垂直方向に反り
を与えていないからである。従って、本願の紙搬送機構
を現像機構や定着機構に適用することが容易となる。
【0026】このように曲線状に記録紙搬送路を構成す
る場合であっても、搬送ローラ1a,1bと引張ローラ
2a,2bを交互に狭い間隔で配設し、ガイド4の間隔
を狭く構成することにより、記録紙5のしわ、やぶれ、
折れなどが生じることはない。
【0027】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、表面が摩擦係数の高い搬送ローラと、表面が摩擦
係数の低い引張ローラと、搬送ローラ及び引張ローラと
圧接して記録紙を挟む込むプレッシャーローラとを備
え、搬送ローラと引張ローラとは、交互に狭い間隔で
かつ搬送ローラが記録紙の搬送方向手前側に配設され、
各プレッシャーローラは、搬送ローラ及び引張ローラと
対向して配設され、また、記録紙を搬送方向に導くよう
に、交互に配設された搬送ローラ引張ローラ間及び各
プレッシャーローラ間に、複数の平板を狭い間隔を置い
て対向させて構成したガイドを備え、さらに、搬送ロー
ラよりも引張ローラを速い回転速度で回転させるローラ
駆動手段を備えたので、記録紙が引張ローラに引っ張ら
れて記録紙のコシを強くして、記録紙の紙詰まり、し
わ、折れ、破れなどが生じるのを防止することができる
とともに、紙厚の薄い記録紙であっても、ローラへの巻
き付きや記録紙の折れなどが生じるのを防止することが
でき、ガイドの搬送路内で確実に記録紙を搬送すること
ができる効果を奏する。
【0028】また、請求項2記載の発明によれば、搬送
ローラと引張ローラの対を複数設けたので、紙挿入口か
ら排紙口に至るまでの全てのローラに適用することがで
き、記録紙のしわ、折れ、破れなどや、ローラへの巻き
付きを一層防止することができる効果を奏する。
【0029】また、請求項3の発明によれば、搬送ロー
ラの表面を記録紙と吸着するように形成したので、記録
紙を搬送ローラに確実にグリップさせて搬送することが
できる効果を奏する。
【0030】また、請求項4の発明によれば、複数の搬
送ローラ及び複数の引張ローラの回転速度を、記録紙の
搬送方向の上流側から下流側に向かって徐々に速くして
いくようにしたので、複数の搬送ローラ及び複数の引張
ローラの回転速度及び配置位置やガイドの配置位置の微
妙な調整を行わなくても、上記同様の効果を達成するこ
とができる効果を奏する。
【0031】また、請求項5の発明によれば、ローラ駆
動手段を、ギア比によって搬送ローラと引張ローラの回
転速度の設定を行うようにしたので、容易にローラの回
転速度を設定することができる効果を奏する。
【0032】また、請求項6の発明によれば、ローラ駆
動手段を、搬送ローラ及び引張ローラを同一の回転速度
で駆動させるとともに、搬送ローラの回転速度に応じて
この搬送ローラの径を小さくし、引張ローラの回転速度
に応じてこの引張ローラの径を大きくしたので、ギア等
の機械的な装置を必要とせず簡単な構成で容易にローラ
の回転速度を設定することができる効果を奏する。
【0033】さらに、請求項7の発明によれば、搬送ロ
ーラ、引張ローラ、プレッシャーローラ及びガイドの配
置を適宜変更して記録紙の搬送路を直線状または曲線状
に構成したので、本願の紙搬送機構を現像機構や定着機
構に適用することが容易となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による紙搬送機構の
構成を示す斜視図である。
【図2】 図1の紙搬送機構のA−A断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による紙搬送機構の
動作を説明するための図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による紙搬送機構の
動作を説明するための図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による紙搬送機構の
構成を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による紙搬送機構の
構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1a,1b 搬送ローラ 2a,2b 引張ローラ 3a〜3d プレッシャーローラ 4 ガイド 5 記録紙 6 駆動部(ローラ駆動手段) 7 回転速度設定部(ローラ駆動手段)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面が摩擦係数の高い搬送ローラと、表
    面が摩擦係数の低い引張ローラと、上記搬送ローラ及び
    上記引張ローラと圧接して記録紙を挟む込むプレッシャ
    ーローラとを備え、 上記搬送ローラと上記引張ローラとは、交互に狭い間隔
    、かつ上記搬送ローラが上記記録紙の搬送方向手前側
    配設され、上記各プレッシャーローラは、上記搬送ロ
    ーラ及び上記引張ローラと対向して配設され、 また、上記記録紙を搬送方向に導くように、交互に配設
    された上記搬送ローラ上記引張ローラ間及び各プレッ
    シャーローラ間に、複数の平板を狭い間隔を置いて対向
    させて構成したガイドを備え、 さらに、上記搬送ローラよりも上記引張ローラを速い回
    転速度で回転させるローラ駆動手段を備えたことを特徴
    とする紙搬送機構。
  2. 【請求項2】 搬送ローラと引張ローラの対を複数設け
    たことを特徴とする請求項1記載の紙搬送機構。
  3. 【請求項3】 搬送ローラの表面を記録紙と吸着するよ
    うに形成したことを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の紙搬送機構。
  4. 【請求項4】 複数の搬送ローラ及び複数の引張ローラ
    の回転速度を、記録紙の搬送方向の上流側から下流側に
    向かって徐々に速くしていくことを特徴とする請求項2
    または請求項3記載の紙搬送機構。
  5. 【請求項5】 ローラ駆動手段は、ギア比で搬送ローラ
    と引張ローラの回転速度を設定することを特徴とする請
    求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の紙搬送
    機構。
  6. 【請求項6】 ローラ駆動手段は、搬送ローラ及び引張
    ローラを同一の回転速度で駆動するものとし、上記搬送
    ローラの回転速度に応じて該搬送ローラの径を小さく
    し、上記引張ローラの回転速度に応じて該引張ローラの
    径を大きくしたことを特徴とする請求項1から請求項4
    のうちのいずれか1項記載の紙搬送機構。
  7. 【請求項7】 搬送ローラ、引張ローラ、プレッシャー
    ローラ及びガイドの配置を適宜変更して記録紙の搬送路
    を直線状または曲線状に構成したことを特徴とする請求
    項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の紙搬送機
    構。
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JPH11278713A (ja) 1999-10-12

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