JPS61263558A - 紙送り方向変換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、静電転写式複写機や印刷機などに用いる紙送
シ方向変換装置に関するものである。

従来の技術 従来、自動両面複写機能をもつ静電転写式複写機などに
おいては、例えば実開昭５９−６１１４９号公報に記載
されているように、一つの搬送ローラの局面の上部と下
部の２ケ所に抑圧ローラを当接して構成した紙送り方向
変換装置があった。第２図に１つの従来例の要部を示す
が、ここにおいて、１は搬送ローラ、２は第１の押えロ
ーラ、３ば第２の押えローラであり、４．４＆、４ｂは
ガイド板である。６はスポンジローラであって、ガイド
板４ｂと軽い圧力で接している。搬送ローラ１、押圧ロ
ーラ２，３およびスポンジローラ５は侵入してきて、搬
送ローラ１と第１の押えローラ２によって矢印Ｂの如く
送られていく。スポンジローラ６はガイド板４ｂと軽い
圧力で接しているため、紙６はスポンジローラの下にも
ぐシこみ侵入をつづける。紙６は後端が、搬送ローラ１
と押圧ローラ２の当接部を通過すると、紙の後端が矢印
Ｃのように落下してガイド板４ｂ上に到達する。

このとき紙６にはスポンジローラ６による送り力のみが
作用しているので１紙６は矢印り方向へ移動し、搬送ロ
ーラ１と第２の押圧ローラ３により矢印り方向へ完全に
送り出される。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の装置では、紙６には、スポンジローラ
５により小さいとはいえ、矢印り方向のくうまく落下し
ないことである。スポンジローラ５とガイド板４ｂとの
当接力が適切な小さい値であればよいが、それより大き
いと、紙６の後端が、搬送ローラ１と押圧ローラ２との
当接部を通過したとたんスポンジローラ６によって、前
記当接部へ押し戻されてしまい紙が進まずジャムとなる
こともあった。この欠点を解決する方法としては、例え
ば、実開昭５２−１９２３１号公報などを参考として、
搬送ローラ軸に突起を有するアームを設けて、アームに
より搬送ローラの周面から、例えば第３図に示すように
アーム７によって紙６の後端を矢印Ｃの方向へ強制的に
たたきおとす方法が考えられるが、紙θ自体の剛性は小
さくアーム７による力で紙はたわみ、アーム７を逃げて
しまうことがあるため確実な効果は得られなかった。特
開昭４９−９１４Ｂ７号公報のようにアームを長く、か
つ町とう性のあるシートとしても同様であった。

本発明は上記従来例のもつ、紙送り方向変換途中での紙
送りの不確実性を解消した紙送り方向変換装置を提供す
ることを目的としたものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため本発明では、搬送ローラと、
この搬送ローラに当接して回転する２つの押えローラと
、前記搬送ローラによる紙の搬送方向下流側に前記搬送
ローラ側の紙を間欠的に戻す間欠送り手段とを配設し、
前記搬送ローラと第１の押えローラによって紙を間欠送
り手段側へ送り出した後、前記間欠送シ手段によって紙
を前記搬送ローラと第２の押えローラとの当接部へ送り
一、〜、込み、前記搬送ローラと第２の押えローラとで
紙を送り出すように構成したものである。

作　　　用 本発明は上記に示した構成により、搬送ローラとその上
部で当接する抑圧ローラにより送り出した紙を、従来の
ようにスポンジローラで微弱な戻し力を常時作用させる
のではなく、常時は紙に戻し力を付与せず、間欠的に戻
し力を付与することにより、紙送り方向変換途中での紙
送りの不確実性を解消するものである。

実施例 以下、本発明について図面とともにその詳細を説明する
。第１図ａ　＝　ｄは本発明の一実施例を示すもので、
図中、従来例で示した部分と同一のものについて同一の
番号を付している。なお第１図ａ　％　ｄについては紙
６の流れの順序にそってそれぞれ示したものである。第
１図ａｚｄ中、８は回転軸であり、回転軸８上には、ス
ポンジ等の可撓性を有する材料でできたアーム９を一体
的に固着してあり、アーム９は回転軸８とともに図中矢
印方向に常時回転している。アーム９の先端は回転中、
ガイド板４ｂに、軽く摺接する程度の長さとして構成し
てあり、先端は紙をめくらないように曲面を設けている
。

本発明の実施例による紙６の流れを説明すると、第１図
ａにおいて、紙ｅは矢印入方向よシ侵入し、搬送ローラ
１と、第１の抑圧ローラ２によって矢印Ｂ方向に送られ
てくる。このときアーム９も回転軸８と一体に回転して
いるが、ガイド板４ｂとは１回転中のほんの一時的に接
するのみで、他はアーム９とガイド板４ｂは離れており
、紙６が侵入することは自由になっている。そのため、
紙６は回転軸８の下方をくぐシ侵入を続ける。この途中
に、時々アーム９が回転してきて、紙６をガイド板４ｂ
の間にはさむ状態となり、紙６に戻し力を付与すること
になるが、アーム９は可撓性のためにまがり、紙６には
、前記搬送ローラ１と押圧ローラ２による送シ出し力に
比べて小さな戻し力でしかも、短時間しか与えない。そ
のため、紙６とアーム９は互いにすべることで紙６は侵
入を続ける。仮に、アーム９による戻し力がやや大きい
としても戻そうとする時間が短かいため、第１図すに示
すように紙６にたわみＥを一瞬生じさせるだけで、紙６
の流れは変化しない。つまり、第１図Ｃのように、アー
ム９が紙６から離れれば、−瞬、生じたたわみＥも紙６
の剛性による復元力のため消滅し、紙６は回転軸８の下
方への侵入を続行するのである。紙６の後端が、搬送ロ
ーラ１と押圧ローラ２の当接部を通過すると、第１図ｄ
に示すように、紙６の後端は矢印Ｃのように落下し、ガ
イド板４ｂに到達する。この途中、仮にアーム９が紙６
に戻し力を付与しても、すぐに戻し力は前述のごとく消
滅するので１紙６には一瞬たわみを生じさせるだけであ
り、またそのたわみ自体が、紙６の復元のエネルギーと
なってためられ、たわみを元へもどすときに、そのエネ
ルギーは紙６の自らが搬送ローラ１をけり出す力ともな
る。そして紙６は、アーム９が離れていったときには他
に紙に力を与えるものはないのですみやかに矢印Ｃの方
向へ落下する。ガイド板４ｂ上に落下した紙６は、一時
的には動かないが、すぐにアーム９が戻し力を付与して
、搬送ローラ１と第２の押圧ローラ３の当接部へ送りこ
まれる。ここでアーム９による送り出し量が小さくても
、他にアーム９の力に反する力はないので、２回、３回
と順次送られて、ついには搬送ローラと押圧ローラ３に
はさまれ、矢印りの方向に完全に送り出される。

なお、上記実施例ではアーム９をスポンジからなる突起
状に示したが、半月形としても同様の機能が得られるし
シート状としても同様である。材質もスポンジに限らず
、プラスチックやゴムを用い−ても同様である。

また、アーム９は、ブラシ状にしても同等の機能が得ら
れることはもちろんである。

発明の効果 以上詳述したごとく本発明によれば、搬送ローラによる
紙の下流側に間欠送り手段を設けであるため、従来例に
示すように紙が搬送ローラと第１の押えローラを通過し
た時点でとまってしまうことがなく、単に回転軸にアー
ムを形成しそれを常゛″−時回転させるという簡単な構
成で、確実な紙送り方向の変換を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ　−ｄは本発明の一実施例におけろ紙送多方向
変換装置の動作を示す要部断面図、第２図。 第３図は従来の紙送り方向変換装置の要部断面図である
。 １・・・・・・搬送ローラ、２，３・・・・・・押圧ロ
ーラ、４゜４ａ、４ｂ・・・・・・ガイド板、６・・・
・・・紙、８・・・・・・回転軸、９・・・・・・アー
ム。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第１図 Ｃ 第２図 第３図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）搬送ローラと、前記搬送ローラにそれぞれ当接し
   つつ回転する二つの押えローラと、前記搬送ローラによ
   る紙の搬送方向の下流側に前記搬送ローラ側へ紙を間欠
   的に戻す間欠送り手段とを有し、前記搬送ローラと前記
   一方の押えローラにより前記紙を前記間欠送り手段側へ
   送り出し、前記間欠送り手段により前記紙を前記搬送ロ
   ーラと前記他方の押えローラとの当接部へ送りこみ、前
   記搬送ローラと前記他方の押えローラとで紙を送り出す
   ようにしたことを特徴とする紙送り方向変換装置。
2. （２）間欠送り手段が、回転軸に可撓性を有するアーム
   部材を設けてなることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載の紙送り方向変換装置。
3. （３）上記間欠送り手段が、回転軸に半月形のローラ部
   を形成してなることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の紙送り方向変換装置。
4. （４）間欠送り手段が、回転軸にスポンジからなる半月
   形のローラ部を形成してなることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の紙送り方向変換装置。