JPH02235065A - 転写シート - Google Patents

転写シート

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JPH02235065A
JPH02235065A JP5717189A JP5717189A JPH02235065A JP H02235065 A JPH02235065 A JP H02235065A JP 5717189 A JP5717189 A JP 5717189A JP 5717189 A JP5717189 A JP 5717189A JP H02235065 A JPH02235065 A JP H02235065A
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土井 富雄
Norinaga Nakamura
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業状の利用分野〕 本発明は転写シートに関する. 〔従来の技術〕 各種成形品等の被転写体に少なくとも保護層を転写して
表面物性の向上を図るための転写シートとして例えば、
基材シートの表面に電離放射線硬化性樹脂からなる保護
層と、接着剤層を順次設けて構成してなり、転写後に電
離放射線を照射して転写された上記保護層を硬化させる
ものがある。
この種の転写シートとしては、従来、保護層を反応性希
釈剤が含有された紫外線硬化性樹脂にて形成したもの(
特開昭56−144994号公報)や、保護層を溶剤希
釈タイプの電離放射線硬化性樹脂からなる塗料にて形成
したものが知られている. 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、これらの転写シートは巻き取り状態にし
て保管等した場合、前者のものでは保護層に含まれる未
反応の反応性希釈剤が接着剤層表面側に析出し、これに
より当接する転写シート面(具体的には基材シート面)
との間において、ブロッキング等の問題が発生したり、
後者のものでは保護層に含まれる残留溶剤が多い場合に
上記と同様にプロッキングが発生し易い欠点があった.
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり
、巻き取り状態等にした場合においても転写シートどう
しのブロッキングが発生することがなく、しかも転写に
より被転写体に優れた表面物性を付与することができる
転写シートを提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、 (1)  基材シートの表面側に、未硬化状態において
常温で非流動性である電離放射線硬化性樹脂よりなる保
護層を少な《とも有する転写層、接着剤層を順次積層し
てなる転写シートにおいて、上記基材シートの裏面側に
背面離型処理層を設けてなることを特徴とする転写シー
ト。
(2)背面離型処理層がシリコン系樹脂もしくはフノ素
系樹脂の単独樹脂からなる請求項l記載の転写シート. (3)上記電離放射線硬化性樹脂が、未硬化状態におい
て常温で固体であり且つ熱可塑性である紫外線または電
子線硬化性樹脂である請求項l記載の転写シート9 を要旨とするものである。
〔実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基き説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すもので、本発明転写シ
ー1−1は基材シート3と、該基材シート3の表面側に
形成される少なくとも保護層5からなる転写層2及び接
着剤層7と、基材シート3の裏面側に形成される背面離
型処理層4から構成される。
上記基材シート3としては、ポリエステル、ナイロン、
ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカ
ーボネート、ポリイミド、ボリアミド等からなるシート
があげられ、これらのシトは単体で用いることもできる
し、複合体で用いることもできる。シート3の厚さは5
〜200μ程度が好ましく、更に好ましくは12〜50
μmである。
本発明における背面離型処理層4は、特に転写シートど
うしの間で発生するプロッキングを防止させる役割を果
たすものである。上記背面離型処理層4を形成するため
の材質としては、アクリル樹脂、メラミン樹脂、ポリウ
レタン樹脂、ポリエステル樹脂、エボキシ樹脂、ブチラ
ール樹脂、ゴム系樹脂からなるピヒクルに、必要に応じ
てシリコン、ワックス等の離型剤を添加したものを用い
ることができる。背面離型処理層4は上記材質をグラビ
アコート等のコーティング法やシルクスクリーン印刷、
グラビア印刷等の印刷法により基材シート裏面側に塗布
して形成される。その塗布の厚みは0. 1〜5μ程度
が好ましい。また、背面処理層4は安定した良好な離型
性能を確保させる点を考慮した場合、シリコン系樹脂、
もしくはボリフッ化エチレン等のフッ素系樹脂の単独樹
脂により形成することが好ましい. 上記保護層5は被転写体に転写されて該被転写体の表面
保護膜として機能するものであり、該保護層5は電離放
射線硬化性樹脂にて形成されるが、本発明において上記
硬化性樹脂は塗布後、その上に接着剤層、更に必要に応
じて絵柄インキ層等を設けて巻き取って使用するため、
常温では流動性を有さないものであることが必須である
上記電離放射線硬化性樹脂の一例としては、分子中にエ
チレン性不飽和結合を有するプレボリマーまだはオリゴ
マー、例えば、不飽和ポリエステル類、ポリエステルア
クリレート、エボキシアクリレート、ウレタンアクリレ
ート、ポリオールアクリレート、メラミンアクリレート
等の各種アクリレート類、ポリエステルメタクリレート
、エボキシメククリレート、ウレタンメタクリレート、
ボリオールメタクリレート、メラミンメタクリレート等
の各種メタクリレート類等の一種もしくは二種以上と、
分子中にエチレン性不飽和結合を有するモノマー、例え
ば、スチレン、α−メチルスチレンなどのスチレン系モ
ノマー類、アクリル酸メチル、アクリル酸−2−エチル
ヘキシル、アクリル酸メトキシエチル、アクリル酸プト
キシエチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸メトキシプ
チル、アクリル酸フエニル等のアクリル酸エステル類、
アクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
プロビル、メタクリル酸メトキシエチル、メタクリル酸
エトキシエチル、メタクリル酸フエニル、メタルリル酸
ラウリル等のメクルリル酸エステル類、アクリルアミド
、メタクリルアミド等の不飽和カルボン酸アミド類、ア
クリル酸一2−(N,N−ジヘンジルアミノ)エチル、
メタクリル酸、−2−(N,N−ジメチルアミノ)エチ
ル、アクリル酸−2−(N,N−ジヘンジルアミノ)エ
チル、メタクリル酸(N,N−ジメチルアミノ)メチル
、アクリル酸−2−(N,N−ジエチルアミノ)プロビ
ル等の不飽和酸の置換アミノアルコールエステル類;エ
チレングリコールジアクリレート、プロピレングリコー
ルジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレ
ート、1 6−ヘキサンジオールジアクリレート、ジエ
チレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコ
ールジアクリレート、ジブロビレングリコールジアクリ
レート、エチレングリコールジメタクリレート、プロピ
レングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコー
ルジメタクリレート等の多官能性化合物、及び/又は分
子中に2個以上のチオール基を有するポリチオール化合
物、例えばトリメチロールプロパントリチオグリコレー
ト、トリメチロールプロパンリチオプ口ピオネート、ペ
ンタエリスリトールテトラチオグリコレート等を使用す
ることができる。以上の化合物は任意に混合して塗布用
の組成物とすることができるが、通常のコーティング適
性を持たせるために、前記プレボリマーまたはオリゴマ
ーを5重量%以上、同じく前記モノマー及び/又はポリ
チオールを95重量%以下とすることが好ましい. 塗布用の組成物には、上記の化合物が紫外線照射前もし
くは電子線照射前に硬化するのを防止するために、ハイ
ドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、ヘン
ヅキノン等の重量禁止剤として添加するとよい。
塗布用の組成物を紫外Li!硬化性塗料とするには、こ
の中に光重合開始剤として、アセトフェノン類、ベンゾ
フエノン類、ミヒラーヘンゾイルベンゾエート、α−ア
ミロキシエステル、テトラメチルチウラムモノサルファ
イド、チオキサントン類や、光増悪剤としてn−プチル
アミン、トリエチルアミン、トリーn−ブチルホスフィ
ン等を混合して用いることができる。
更に、硬化後、高い可撓性や耐収縮性が要求される場合
には、上記の硬化性塗料中に適当量の熱可塑性樹脂、例
えば、非反応性のアクリル樹脂や各種ワックス等を添加
することによってそれらの要求に応えることができる。
上述したこれら樹脂のうち未硬化状態において常温でも
非流動性であるタイプのものを選択したり、或いは、他
の非流動性タイプの樹脂を添加して使用することができ
るが、特に好ましくは、以下に述べる電離放射線硬化型
粘着剤である。
電離放射線硬化型粘着剤とは、電離線照射前には被着体
に対して粘着性を有する共に、照射後は硬化して′m着
体と強固に密看するが、基材シート3に対しては剥離性
となる性質を有するものである,具体的には、分子中に
重合性二重結合、好ましくはアクリロイル基又はメタク
リロイル基を少なくとも1個、好ましくは2個以上有す
る化合物を含有し、例えば、1.4〜ブチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、l,6−ヘキサングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ
)アクリレート、テトラメチロールメタンテトラ(メタ
)アクリレートなどの単量体、及びエポキシアクリレー
ト、ウレタン変性アクリレート、オリゴエステルアクリ
レートなどのオリゴマーなどを含有する.これらは必要
に応じて2種以上を併用してもよい。
粘着性を付与する為に混合するポリマーとしては、それ
自体が粘着性を有するものと、上記電離放射線硬化型化
合物を配合することにより必要な粘着性を発揮するもの
とにわけられる.前者の例としては、アルキル基の炭素
数が1〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステル重
合体、(メタ)アクリル酸アルキルエステルと(メタ)
アクリル酸、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ジメチルアミノエチル(メク)アクリレート、スチ
レン、酢Mビニル、(メタ)アクリロニトリルなどの不
飽和化合物との共重合体(架橋剤を用いて架橋した重合
物を含む)、或いはスチレンーイソブレンースチレンブ
ロック共重合体ゴム、スチレンプタジエンゴム、ニトリ
ルブタジエンゴムなどのゴム類を主体とするゴム系粘着
物質などが挙げられる.また後者の例としては、飽和又
は不飽和ポリエステル樹脂、ポリブチラール樹脂などが
挙げられる. 上記電離放躬線硬化型化合物と上記粘着性ボリマーとの
配合割合は、80 : 20〜10 : 90、好まし
くは70 : 30〜30 : 70 (いずれも重量
比)である。前記電離放射線硬化型化合物が80%を越
えると塗工(粘着)層の電離放射線照射前の凝集性が劣
り、側面へのはみ出しなどが起生ずるために好まし《な
く、またlO%未満では充分な硬化が得られないために
好ましくない. 特に粘着剤が紫外線硬化型である場合、光増惑剤を添加
するのが好ましい。光増感剤としては、上記化合物の光
重合反応を促進させるものであれば特に制限されないが
、例えば、ベンゾイル、ヘンゾイルメチルエーテル、ベ
ンヅインエチルエーテル、ヘンゾインイソプビルエーテ
ル、α−メチルベンゾインなどのヘンゾイン類、l−ク
ロロアントラキノン、2−クロロアントラキノンなどの
アントラキノン類、ペンゾフエノン、p−クロロヘンゾ
フエノン、p−ジメチルアミノヘンゾフエノンなどのヘ
ンヅフエノン類、ジフェニルジスルフィド、テトラメチ
ルチウラムジスルフィドなどの含イオウ化合物類などを
挙げることができる.上記光増感剤は上記電離放射線硬
化型化合物と粘着性ボリマーとの合計量に対して0.0
5〜20重世%、好ましくは0.5〜10重量%の範囲
で添加される。
更に、電離放射線硬化型粘着剤は必要に応して適宜顔料
もし《は染料で着色してもよい。但し、T4離放射線を
透過させて、被着体上の電離放射線硬化型粘着剤層を硬
化させる必要があるので、電屠放射線透過性の顔料又は
染料を使用する必要がある。電離放射線として紫外線を
使用するときは、紫外線透過性を鐙保するために、紫外
線透過性を妨げる顔料や充填剤の多用は避けた方がよく
、染料により着色するか、粒子径の掻く小さい顔料を使
用するとよい。上記!離放射線硬化型粘着剤の塗工厚さ
は一般に約3μm−fonであり、好ましくは10μm
〜200μmである。
又、保護層5は上述の電離放射線硬化性樹脂の他に、例
えば、未硬化状態において常温で非粘着性の固体であり
、熱可塑性である電離放射線硬化性樹脂にて形成するこ
とができる.上記樹脂とは未硬化の状態では常温で固体
であり、且つ、熱可塑性、溶剤溶解性を有していながら
、塗装および乾燥によって見かけ上、あるいは、手で触
った時にも非流動性であり、かつ非粘着性である塗膜を
与える紫外線硬化性樹脂または電子線硬化性樹脂を材料
として形成され、且つ、紫外線もしくは電子線の照射に
より硬化するものである.このような樹脂としてはラジ
カル重合性不飽和基を有する熱可塑性の次の二種類の樹
脂がある。
(1)  ガラス転移温度が0〜250゜Cのボリマー
中にラジカル重合性不飽和基を有するもの。
更に具体的には以下の化合物■〜■を重合、もしくは共
重合させたものに対し後述する方法(a)〜(d)によ
りラジカル重合性不飽和基を導入したものを用いること
ができる。
■水酸基を有する単量体;N−メチロール(メタ)アク
リルアミド、2−ヒドロキンエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキジピ口ビル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キン−3−フエノキシブロビル(メタ)アクリレート等
■カルボキシル基を有する単量体: (メタ)アクリル
酸、(メタ)アクリロイルオキシエチルモノサクシネー
ト等。
■エボキシ基を有する単量体:グリシジル(メタ)アク
リレート等. ■アジリジニル基を有する単量体:2−アジリジニルエ
チル(メタ)アクリレート、2−アジニリジルプロピオ
ン酸アリル等。
■アミノ基を有する単量体: (メタ)アクリルアミド
、ダイア七トン(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル
(メタ)アクリレート等.■スルフォン基を有する単量
体:2−(メタ)アクリルアミドー2−メチルプロパン
スルフォン酸等。
■イソシアネート基を有する単鼠体:2,4−トルエン
ジイソシアネートと2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレートの1モル対1モル付加物等のジイソシアネート
重合性単量体の付加物等.■更に、上記の共重合体のガ
ラス転移点を調節したり、硬化膜の物性を調節したりす
るために、上記の化合物と、この化合物と共重合可能な
以下のような単量体とを共重合させることができる。
このような共重合可能な単量体としては、例えば、メチ
ル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート
、プロビル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アク
リレート、イソブチル(メタ)アクリレート、L−プチ
ル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレ
ート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチ
ルヘキシル(メタ)アクリレート等が挙げられる.次に
、上述のようにして得られた重合体を以下に述べる方法
(a)〜(d)により反応させ、ラジカル重合体不飽和
基を導入することによって、紫外線もしくは電子線硬化
性樹脂が得られる.(a)水酸基を有する単量体の重合
体または、共重合体の場合には、(メタ)アクリル酸等
のカルボキシル基を有する単量体等を縮合反応させる.
(b)カルポキシル基、スルフオン基を有する単量体の
重合体の場合には、前述の水酸基を有する単量体を縮合
反応させる. (c)エボキシ基、イソシアネート基あるいはアジリジ
ニル基を有する単量体の重合体または共重合体の場合に
は、前述の水酸基を有する単量体もし《はカルボキシル
基を有する単量体を付加させる。
(d)水酸基あるいはカルボキシル基を有する単量体の
重合体または共重合体の場合には、エボキテ基を有する
単量体あるいはジイソシアネート化合物と水酸基含有ア
クリル酸エステル単量体の1対1モルの付加物を付加反
応させる。
上記反応を行うには、微量のハイドロキノンなどの重合
禁止剤を加え乾燥空気を送りながら行うことが望ましい
(2)融点が常温(20’C)〜250゜Cであり、シ
シカル重合性不飽和基を有する化合物。具体的にはステ
アリルアクリレ−1−、ステアリル(メタ)アクリレー
ト、トリアクリルイソシアヌネート、シクロヘキサンジ
オールジアクリレート、シクロヘキサンンジオールジ(
メタ)アクリレート、スビログリコールジアクリレート
、スピログリコール(メタ)アクリレート等が挙げられ
る。
又、この発明においては前記(1)および(2)を混合
して用いることもでき、さらにそれらに対してラジカル
重合性不飽和単量体は電離性放射線照射の際、架橋密度
を向上させ、耐熱性を向上させるものであって、前述の
単量体の他にエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパントリ (メタ)アクリレート(トリメチロ
ールプロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリ
トールテトラ(メタ)アクリレー1・、ペンタエリスリ
トールトリ (メタ)アクリレート、ジペンタエリスリ
トールヘキサ(メタ)アクリレート、エチレングリコー
ルジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ポリ
エチレングリコールジグリシジエーテルジ(メタ)アク
リレート、プロピレングリコールジグリシジルエーテル
ジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ
グリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ソルビト
ールテトラグリシジルエーテルテトラ(メタ)アクリレ
ート等を用いることができ前記した共重合体混合物の固
形分100重量部に対して、0.1−100重量部で用
いることが好ましい.又、上記のものは電子線により充
分に硬化可能であるが、紫外線照射で硬化させる場合に
は、増感剤としてペンゾキノン、ベンゾイン、ヘンゾイ
ンメチルエーテル、等のベンゾインエーテル類、ハロゲ
ン化アセトフェノン類、ビアセチル類、等の紫外線照射
によりラジカルを発生するものも用いることができる。
保護層5は上記電離放射線硬化性樹脂を塗布することに
より形成され、被転写体に転写さした後、電離放射線を
照射して硬化される.電g!放射線としては代表的には
紫外線と電子線がある。
電子線としては、コック口フトワルトン型、バンデグラ
フ型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、直線型、ダイ
ナミトロン型高周波型などの各種電子線加速器から放出
された50〜100KeV、好ましくは100〜300
KeVの範囲のエネルギーを持つ電子線を用いることが
でき、又、紫外線としては超高圧水銀灯、高圧水銀灯、
低圧水銀灯、カーボンアーク、クセノンアーク、メタル
ハライドランプ、ブランクライトランプ等の光源を用い
た紫外線源から発するものを用いることができる. 上記保護層5以外の転写層2として、被転写体に高意匠
性等を付与するために従来この種転写シートに設けられ
ている通常の絵柄層6や金属蒸着層等を併設することが
できる。
接着剤層7は、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ゴム系
樹脂、オレフィン系樹脂、塩化ビニルー吊酸ビニル共重
合体、塩化ビニル樹脂、エボキシ樹脂、ウレタン樹脂等
の熱可塑性樹脂単独或いはそれらの混合樹脂等をグラビ
アコート、シルクスクリーン印刷等の方法により形成す
るか、或いはハケ塗り、スプレー塗装、フローコート等
により塗布して形成される。
尚、本発明転写シートは、第1図に示すように必要に応
じて基材シート3と転写層2の間に離型層8を設けるこ
とができる。この離型層8を設けることにより、転写時
に基材シート3を転写層2から容昌に且つ確実に剥離す
ることが可能となる(但し、剥離は離型層8と転写層2
の間でなされる).M型層8は従来の転写シートに設け
られているこの種の離型層と同様のものでよく、特に基
材シートと保護層との剥離を容易とする材質にて形成す
ることが好ましい. 以下、具体的実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明す
る. 実施例 基材シートとして厚さ38aのポリエステルフィルム(
東レ製:T−60)を用い、その基材シート片面にシリ
コン系塗料(信越シリコーン製:X−6 2)をグラビ
アコートで塗布し、120゜Cで1分間乾燥して厚さ0
.5μの背面離型処理層を形成した。
次いで基材シートのコート面と反対面にアクリル樹脂/
メラミン樹脂系の塗料をグラビアコートで塗布し、16
0゜Cで30秒間乾燥して厚さ0.5μの離型層を形成
した. 次いで、上記で形成した離型層の表面に紫外線硬化性樹
脂(三菱油化製:ユピマーLZ)を6μの塗布厚で塗布
し、その上にウレタン系ブライマー用インキ(昭和イン
ク製)をO、7μの塗布厚で塗布し、更に塩化ビニル系
インキ(昭和インク製IVA)で絵柄を印刷し、最後に
アクリル系接着剤を全面に塗布して、転写シートを作成
した。
得られた転写シートを巻き取り状態で常温保管及び高温
高温(50゜C×95%Rl1)保管したところ、いず
れの保管状態においてもシート間のプロッキングの発生
はなかった. 比較例 背面離型処理層を設けない他は実施例と同様にして転写
シートを作成し、その転写シートを巻き取り状態で高温
高温(50’CX95%RH)で保管したところ、一ケ
月経過で一部にプロノキングが発生した. 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明の転写シートは上述の如き
構成を有するものであり、特に基材の裏面側に背面離型
処理層を形成しているため、巻き取り状態で保管した場
合でも保護層形成に用いる電離放射線硬化性樹脂中の未
反応の反応性希釈剤や残留溶剤の析出によるプロッキン
グ問題がなくなる.又、本発明によれば背面離型処理層
によりブロンキングが確実に防止されるため、従来品の
如き保護層を形成するための塗料における配合制約(保
護層を高温状態でも非流動性とすることによりプロツキ
ングを防止するため、例えば、保護層形成用樹脂に非架
橋ボリマーを添加する配合手段が採られていた。しかし
このように配合を工夫しても、非流動性になる代わりに
耐擦傷性等の表面物性が低下する等の問題があった。)
が少なくなる。
また背面離型処理層をシリコン系樹脂もしくはフッ素系
樹脂の単独樹脂にて形成することにより、背面離型処理
表面の活性度を下げられる等の理由によって安定した離
型性が得られ、その結果上記ブロンキング防止効果をよ
り一層高めることができる. 更に、保護層を未硬化状態において常温で固体であり且
つ熱可塑性である紫外線または電子線硬化性樹脂にて構
成した場合、前記した電離放射線硬化型粘着剤等を用い
た場合に比べ、塗工・乾燥後は未硬化状態でもその表面
が完全に固体化するため、巻き取って保存するような場
合におけるブロッキング防止効果がより一層向上して完
全なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明転写シートの一実施例を示す縦断面図で
ある。 l・・・転写シート 2・・・転写層 3・・・基材シ
ート4・・・背面離型処理層 5・・・保護層7・・・
接着剤層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材シートの表面側に、未硬化状態において常温
    で非流動性である電離放射線硬化性樹脂よりなる保護層
    を少なくとも有する転写層、接着剤層を順次積層してな
    る転写シートにおいて、上記基材シートの裏面側に背面
    離型処理層を設けてなることを特徴とする転写シート。
  2. (2)背面離型処理層がシリコン系樹脂もしくはフッ素
    系樹脂の単独樹脂からなる請求項1記載の転写シート。
  3. (3)上記電離放射線硬化性樹脂が、未硬化状態におい
    て常温で固体であり且つ熱可塑性である紫外線または電
    子線硬化性樹脂である請求項1記載の転写シート。
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