JPS63153200A - 転写シ−ト及び転写方法 - Google Patents

転写シ−ト及び転写方法

Info

Publication number
JPS63153200A
JPS63153200A JP30082686A JP30082686A JPS63153200A JP S63153200 A JPS63153200 A JP S63153200A JP 30082686 A JP30082686 A JP 30082686A JP 30082686 A JP30082686 A JP 30082686A JP S63153200 A JPS63153200 A JP S63153200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
resin
transfer
transfer sheet
meth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30082686A
Other languages
English (en)
Inventor
竹厚 修
塚田 正樹
土井 富雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP30082686A priority Critical patent/JPS63153200A/ja
Publication of JPS63153200A publication Critical patent/JPS63153200A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Decoration By Transfer Pictures (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、転写によって耐擦傷性、耐薬品性、耐溶剤
性の優れた表面を形成し得る転写シートに関するもので
ある0、 〔従来の技術〕 従来、表面の強化された製品を転写を利用して作成する
際に用いる転写シートとしては、■基体シート上にその
シートと剥離性を示す、プレポリマーやオリゴマー、反
応性希釈剤、光開始剤などの組成物を塗布して作成した
もので未硬化のまま転写し、転写後に紫外線や電子線を
照射して硬化させるもの(特開昭56−144994号
)、および、 ■紫外線もしくは電子線の照射で硬化するものと、そう
でないものとを混合してして塗布し、一旦紫外線もしく
は電子線の照射では硬化しないものを他の熱などの手段
で硬化させたもので転写させた後、紫外線や電子線を照
射し硬化させるもの(特開昭60−239277号、特
開昭60−239278号)の2つのタイプがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記■の転写シートでは、基体シート上に塗布
した組成物が未硬化のままであり、流動性、粘着性を有
しているから、さらに絵柄層を設けることはできないし
、またそうしないとしても、巻き取ることができない。
また、基体シートと!!J1離性を有する組成物は実際
上限定される。
また、上記■の転写シートでは、紫外線もしくは電子線
で硬化しない部分を存しているので転写によって賦与さ
れる硬化表面の物性は、その分だけ低下する。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明では、未硬化状態において常温で固体であり、
且つ、熱可塑性である紫外線硬化性または電子線硬化性
の樹脂の未硬化、樹脂層を使用することにより、上記の
問題点を解消することができ、また、基体シート上に離
型層を介して未硬化樹脂層を設けることにより、剥離層
性を有する組成物に限定がなく、転写時に剥離を安定に
することができた。
従って、この発明は、 「 基体シート上に離型層、および、未硬化状態におい
て常温で固体であり、且つ、熱可塑性である紫外線硬化
性または電子線硬化性の樹脂の未硬化樹脂層、とを有す
ることを特徴とする転写シート」を要旨とし、また、 「 基体シート上に離型層、および、未硬化状態におい
て常温で固体であり、且つ、熱可塑性である紫外線硬化
性または電子線硬化性の樹脂の未硬化樹脂層、とを有す
る転写シートを用い被転写体に転写し、その後、′r4
離放射線を照射して未硬化樹脂層を硬化させることを特
徴とする転写方法」をも要旨とする。
をその要旨とするものである。
〔作用〕
この発明によれば、転写後に保護層となる樹脂層を形成
するための樹脂として電雛放射線の照射により硬化し得
る性質を有し、かつ、未硬化の状態でも常温では固体で
且つ熱可塑性である樹脂を使用するので、転写シートと
して使用するときには保護層の流動性や粘着性は消失し
ており、転写によりこのような樹脂層を賦与された表面
は、転写後に紫外線や電子線の照射をすることにより耐
擦傷性、耐薬品性、耐溶剤性が優れており、また、この
発明では基体シートに離型層を設けてから保護層となる
未硬化樹脂層を設けているから、離型性シートに直接に
樹脂層を設けたものに比べて剥離する際の剥離性が一定
化され、しかも、剥離性を任意に設定することが可能で
ある。
〔実施例〕
この発明で使用する転写シートは、最も単純には、基体
シート、離型層、および硬化樹脂層の3つの層からでき
ているが、転写をより確実にする意味でさらに接着剤層
を有していてもよく、また、硬化樹脂層と接着剤層の間
には模様層を有していても良く、さらに、硬化樹脂層に
接して合成樹脂層を有していてもよい。
亙呈ユ文二上 基体シートの素材は、原則としてこの種の転写シートに
使用されているものであればよく、その厚みとしては通
常5〜200μmが好ましく、更に好ましくは12〜5
0μmである。具体的に例を示すと、ポリエチレンテレ
フタレート(いわゆるポリエステル)、ポリプロピレン
、ポリエチレン、ポリアミド、などの合成樹脂のフィル
ム、紙、合成紙などである。これらは必要によりラミネ
ートして使用できる。
基体シートには、離型層を設けて、さらに上層に設ける
硬化樹脂層と離型層との間に剥離性を与える。
離型層は適宜なベヒクル(ベヒクルの例は通常のインキ
組成物のベヒクルとして後記するものと同じ)単独もし
くは必要に応じてさらにワックス、シリコーンなどの離
型性物質を添加した塗料もしくはインキを用いて塗布も
しくは印刷することにより形成できるが、より好ましく
は、離型性物質を添加せずに自身が離型性である樹脂、
例えばメラミン樹脂、アクリル樹脂、ビニル樹脂、塩化
オレフィン樹脂などを単独もしくは混合して溶液化して
使用する。このような離型性の樹脂に更に離型性を発揮
させるには架橋剤を添加して架橋させ、離型層の表面密
度を上げ、表面の残留官能基を減らすのが好ましく、架
橋剤としては2価もしくはそれ以上の多価のポリイソシ
アネート化合物が適している。
このようにすることにより、離型層の耐溶剤性、耐熱性
が工場し、より安定した離型性が得られる。耐溶剤性が
向上すると、その上に種々の層を形成するときに用いる
塗料もしくはインキ中の溶剤の影響が少なくなる。また
、耐熱性が向上すると転写時に熱・圧力を受けても離型
層が軟化しにくくなり、その上に設ける層との熱・圧力
下での接着がしにくくなる。特に光熱のかかる使用法に
おいては耐熱性の高いメラミン系樹脂が好ましい。
未互上皇1iJL 未硬化樹脂層は、未硬化の状態では常温で固体であり、
かつ、熱可塑性、溶剤溶解性を有していながら、塗装及
び乾燥によって見かけ上、あるいは、手で触ったときに
も非流動性でありかつ非粘着性である塗膜を与える紫外
線硬化性樹脂または電子線硬化性樹脂を材料として形成
されているものである。
このような樹脂としてはラジカル重合性不飽和基を有す
る熱可塑性の次の2種類の樹脂がある。
(1)  ガラス転移温度が0〜250℃のポリマー中
にラジカル重合性不飽和基を有するもの。
さらに具体的には以下の化合物■〜■を重合、もしくは
共重合させたものに対し後述する方法(al〜(dlに
よりラジカル重合性不飽和基を導入したものを用いるこ
とができる。
■水酸基を有する単量体;N−メチロール(メタ)アク
リルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキンブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート等
■カルボキシル基を有する単量体: (メタ)アクリル
酸、(メタ)アクリロイルオキシエチルモノサクシネー
ト等。
■エポキシ基を存する単量体ニゲリシジル ゛(メタ)
アクリレート等。
■アジリジニル基を有する単量体:2−アジリジニルエ
チル(メタ)アクリレート、2−アジリジニルプロピオ
ン酸アリル等。
■アミノ基を有する単量体: (メタ)アクリルアミド
、ダイア七トン(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル
(メタ)アクリレート等。
■スルフォン基を有するnL1体: 2−(メタ)アク
リルアミド−2−メチルプロパンスルフォン酸等。
■イソシアネート化を有する単量:2,4−トルエンジ
イソシアネートと2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レートの1モル対1モル付加物等のジイソシアネートと
活性水素を存するラジカル重合性単量体の付加物等。
■更に、上記の共重合体のガラス転移点を調節したり、
硬化膜の物性をtA節したりするために、上記の化合物
と、この化合物と共重合可能な以下のような単量体とを
共重合させることができる。このような共重合可能な単
量体としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、
エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリ
レート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メ
タ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、
イソアミル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート等が挙げられる。
次に上述のようにして得られた重合体を以下に述べる方
法(a)〜fdlにより反応させ、ラジカル重合性不飽
和基を導入することによって、紫外線もしくは電子線硬
化性樹脂が得られる。
(a)水酸基を有する単量体の重合体または共重合体の
場合には、(メタ)アクリル酸等のカルボキシル基を有
する単量体等を縮合反応させる。
fb)カルボキシル基、スルフォン基を有する単量体の
重合体または共重合体の場合には、前述の水酸基を有す
る単量体を縮合反応さ、せる。
101エポキシ基、イソシアネート基あるいはアジリジ
ニル基を有するMA量体の重合体または共重合体の場合
には、前述の水酸基を有する単量体もしくはカルボキシ
ル基を有する単量体を付加させる。
+d)水酸基あるいはカルボキシル基を有する単量体の
重合体または共重合体の場合には、エポキシ基を有する
単量体あるいはアジリジニル基を有する単量体あるいは
ジイソシアネート化合物と水酸基含有アクリル酸エステ
ル単量体の1対1モルの付加物を付加反応させる。
上記反応を行なうには、微量のハイドロキノンなどの重
合禁止剤を加え乾燥空気を送りながら行うことが望まし
い。
(2)  融点が常温(20℃)〜250℃であり、ラ
ジカル重合性不飽和基を有する化合物。具体的にはステ
アリルアクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート
、トリアクリルイソシアヌレート、シクロヘキサンジオ
ールジアクリレート、シクロヘキサンジオールジ(メタ
)アクリレート、スピコグリコールジアクリレート、ス
ピログリコール(メタ)アクリレートなどが挙げられる
。 また、この発明においては前記fi+および(2)
を混合して用いることもでき、さらにそれらに対してラ
ジカル重合性不飽和am体を加えることもできる。この
ラジカル重合性不飽和単量体は電離性放射線照射の際、
架橋密度を向上させ、耐熱性を向上させるものであって
、前述の単量体の他にエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ト
リメチロールプロパントリ (メタ)アクリレート、ト
リメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエ
リスリトールトリ (メタ)アクリレート、ジペンタエ
リスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、エチレング
リコールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート
、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテルジ(メ
タ)アクリレート、プロピレングリコールジグリシジル
エーテルジ(メタ)アクリレート、ボリプロビレングリ
コールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、
ソルビトールテトラグリシジルエーテルテトラ(メタ)
アクリレートなどを用いることができ前記した共重合体
混合物の固形分100重量部に対して、0.1〜100
重量部で用いることが好ましい、また、上記のものは電
子線により充分に硬化可能であるが、紫外線照射で硬化
させる場合には、増悪剤としてベンゾキノン、ヘンジイ
ン、ヘンジインメチルエーテル、ナトのヘンジインエー
テル類、ハロゲン化アセトフェノン類、ビアセチル類な
どの紫外線照射によりラジカルを発生するものも用いる
ことができる。
このように、離型層上に硬化樹脂層のみを設けた転写シ
ートは硬化皮膜を転写のみによって適宜な対象に形成で
きる利点があり、必要に応じて着色してもよい。
1髪1 模様層は転写により、被転写体に模様を与えるためのも
のであるから、模様を転写することを目的とする模様転
写シートにおいては、必ず必要である。絵柄層の必要で
ない転写シートの例としては、実質的に保護層のみを転
写する保護層転写シートがあり、このものの使用は塗装
の代用となる。
模様層は通常、保護層の上に直接に、あるいは他の層を
介して間接に設け、インキの種類も用途、転写シートの
構造を考慮して決めればよい。通常のインキは、ベヒク
ルに顔料もしくは染料の着色剤、可塑剤、安定剤、その
ほかの添加剤、または、溶剤もしくは希釈剤などを用い
て、混練したものである。
インキの成分のうち、接着性に関連のあるバインダーと
しては、例えば、エチルセルロース、エチルヒドロキシ
セルロース、セルロースアセテートプロピオネート、酢
酸セルロース誘導体、ポリスチレン、ポリαメチルスチ
レンなどのスチレン樹脂及びスチレン共重合樹脂、ポリ
メタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリア
クリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなどの、アクリ
ル又はメタクリル樹脂の単独又は共重合樹脂、ロジン、
ロジン変性フェノール樹脂、重合ロジンなどのロジンエ
ステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、クマロン樹脂、ビニ
ルトルエン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂、セラック、アラビ
アゴム、アカロイド、マスチックなどの一種もしくは二
種以上を選択し用いることができる。
】jLl 隠蔽層は、被転写体がもともと有する色を隠して、転写
シートの模様に影響を与えないよう設けるもので、特に
、被転写体の色が4色であ。
ったり、転写シート上の模様が繊細な模様であるときは
被転写体の色を隠した方が望ましい。
隠蔽層を形成するには、模様層を設けるのと同様なイン
キを用い、ただし、着色剤に替えて隠藪性の高いチタン
白、弁柄等を多量に含有させ、必要であれば、更に任意
の色に着色してもよい。
1じ11目」 接着剤層用の接着剤としては、公知のものを使用でき、
例えば、ポリイソプレンゴム、ポリイソブチルゴム、ス
チレンブタジェンゴム、ブタジェンアクリロニトリルゴ
ムなどのゴム系樹脂、(メタ〕アクリル酸エステル系樹
脂、ポリビニルエーテル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、化
ビニルー酢酸ビニル共重合体系樹脂、ポリスチレン系樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩素化オ
レフィン系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂などの任
意の接着剤を使用することができる。
これらの樹脂は、必要により希釈して塗布に適した粘度
とした後、公知のコーティング方法例エバ、リバースロ
ールコーティング、ロールコーティング、グラビアコー
ティング、キスコーティング、ブレードコーティング、
スムーズコーチインなどにより、コーティングする。
この発明の転写シートにおいて、他の層を設ける方法も
概ね同じであり、ただし、層を模様状に設けるときには
印刷手法を用いる。
転写シートの構造は、基本的には以上の通りであるが、
さらに必要により、以下のような各層を設けることがで
きる。
?″  車  のム成 脂の なお、硬化樹脂層に直接に接する層、例えばtQ様層を
設ける′のに先立って、硬化性層との間に、熱可塑性樹
脂などの溶剤渾散型の合成樹脂の層を設けてもよく、こ
のようにすると、模様層を設ける際には介在するこの層
との接着のみを考慮すればよく、模様層を設ける際のイ
ンキのバインダーの選択範囲が拡がる利点がある。
皇m 被転写体の表面に、金属調の外観を与えるため、金属薄
膜層を設けることもできる。金属薄膜層を作る素材とし
ては、アルミニウム、クロム、錫、銀、銅、金などであ
り、厚みは通常、400〜600人程度である。金属薄
膜層は必要に応じ、模様状とすることができ、水溶性の
パターンを設けた後に金属薄膜を設け、その後に水を作
用させる方法や、金属薄膜を先に設けた後にレジストパ
ターンを設け、その後に酸やアルカリを作用させる方法
がある。
1工1豊 転写方法としては例えば、■加熱により被転写体に模様
層(場合によっては模様層上に更に重ねて設けられてい
る他の層)を熱圧着させて未硬化樹脂層と共に転写を行
なう熱転写法、■転写シートと被転写体との間に、溶剤
もしくは樹脂の溶剤溶液からなる活性化液を介在させて
行なう溶剤活性転写法が例示できる。゛この発明で利用
する転写方法として興味ある方法は、■プレス成型、真
空成型、圧空成型、真空圧空成型、射出同時成型、押出
成型、カレンダー成型などの成型法であり、これらの成
型法においては成型と同時に転写を行なうこともできる
利点がある。転写後、所定の形状になる様、プレス成型
、真空成型、圧空成型、真空圧空成型などを行なっても
よい、転写後に成形を行なうと、転写の方法が転写と同
時に成形が可能な方法であっても、転写の際には最終の
形状を成形する必要はない、このような場合はむしろ転
写の際には、平板形状などの単純な形状に成型しておき
、転写させる層を充分密着させることを主眼としてのが
よい。
l藝工止 この発明で転写を行なう対象としては種々のものが使用
できる0例えば、次のような化粧材基材は被転写体とし
て使用できる。
晒クラフト紙、チタン紙、リンター祇、板紙、石膏ボー
ド紙等の紙、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフ
ィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリビニルアルコー
ルフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポ
リカーボネートフィルム、ナイロンフィルム、ポリスチ
レンフィルム、エチレン酢酸ビニル共重合体フィルム、
エチレンビニルアルコール共重合体フィルム、アイオノ
マー等のプラスチックフィルム、木、合板、バーチクル
ボード等の木質基材、石膏ボード、石膏スラグボード等
の石膏系基材、パルプセメント板、石綿セメント板、木
片セメント板等の繊維セメント板、GRCおよびコンク
リート、鉄、アルミニウム、銅等の金属箔もしくはシー
ト、並びに以上の各基材の複合体など。
あるいは各種の成型品も被転写体として使用でき、成型
品の素材としては上記の化粧材基材と重複するが次のよ
うなものが例示できる。
AAS樹脂、ABS樹脂、AC3樹脂、アミノ4HII
L酢酸セルロース・酪酢酸セルロース・エチルセルロー
スなどのセルロース樹脂、了りル樹脂、エチレン−α−
オレフィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−塩化ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、M
BS樹脂、メタクリル−スチレン共重合体、ニトリル樹
脂、フェノール樹脂、ポリアミド樹脂、ボリアリレート
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリブタジェン樹脂、ポ
リブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポ
リエチレンテレフタレート樹脂、ポリメチルメタクリレ
ート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリフェニレンオキシ
ド樹脂、ポリスチレン樹脂、AS樹脂、ポリウレタン樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリル変性ポリ塩化ビール
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などのプラスチック成型
品。
鉄、アルミニウム、銅、ステンレスなどの金属の押し出
し成型品。
これら被転写体の被転写面には必要により、被転写体表
面の素材に合わせた前処理を施してもよく、例えば、プ
ライマー処理、コロナ処理などの接着性向上のための前
処理、塗装その他による下地色の調整処理、目止め処理
、セメントなどのアルカリ性基材におけるアルカリ滲出
防止処理などである。
雫      −− 転写シートを被転写体に転写後、電離放射線を照射して
樹脂を硬化させる。照射は転写シートの基体シートを剥
がして後、行なっても、剥がす前に行なってもよい。
電離放射線としては代表的には紫外線と電子線がある。
電子線としては、コックロフトワルトン型、バンプグラ
フ型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、直線型、ダイ
ナミドロン型高周波型などの各種電子線加速器から放出
された50〜1000Kev、好ましくは100〜30
0KeVの範囲のエネルギーを持つ電子線を用いること
ができ、又、紫外線としては超高圧水銀灯高圧水銀灯、
低圧水銀灯、カーボンアーク、クセノンアーク、メタル
ハライドランプなどの光源を用いた紫外線源から発する
ものを用いることができる。
〔発明の効果〕
この発明によれば、転写シート上に既に硬化樹脂層を有
しているので、取り扱い上の支障がな(、単に転写する
のみで、被転写体の表面に物性の優れた保護層を与える
ことができる。
また、転写シートとして離型層を有するものを使用する
ので、硬化樹脂層を構成する樹脂の選択範囲が広い。
〔実施例〕
以下、この発明をより具体的に示す実施例を掲げる。
ス且皇上 基体シートとしてポリエステルフィルム(東し■製、ル
ミラーQ−75)を用い、その片面にメラミン系樹脂(
大日精化工業■製)をグラビアコーティングによりコー
ティングし、厚み0.5μmの離型層を形成した。
このフィルムの処理面に紫外線硬化型樹脂(三菱油化フ
ァイン側型、ユピマー LZ−075)をメチルエチル
ケトンで固形分40%になるように希釈したものをグラ
ビアコーティ 。
ングし、厚み6μmの保護層を形成した。
この時の乾燥条件は100℃の熱風で1分間行なった。
次いで、アクリル樹脂と塩化ビニル/酢酸ビニル樹脂共
重合体とをベヒクルとするグラビアインキを用いて、模
様をグラビア印刷し、更に印刷面にアクリル樹脂のメチ
ルエチルケトン/トルエン=2/1の溶液を全面塗布し
て転写シートとした。
得られた転写シートを用い、アクリル樹脂板の表面に熱
ロール(表面温度200℃)を用いて転写し、転写後、
ポリエステルフィルムを除去した。
転写済のアクリル樹脂板を、出力80W/cmのオゾン
有りタイプの高圧水銀灯の下を、転写された面側から照
射されるように10秒間照射して保護層を硬化させた。
このようにして得られた化粧アクリル樹脂板は、スチー
ルウール#0OOOでこすっても傷が付かず、また、メ
チルエチルケトンをしみ込ませた綿布で200回ラビン
グしても、何の変化も生じることがなくて耐溶剤性が高
い、優れたものであった。
IL遣1L 実施例1において模様を印刷した後に、模様を印刷する
のに用いたのと同じ樹脂系で、ただし、チタン白を固形
分中45%含むインキを用いて隠蔽荘をグラビア印刷し
て設けた後にアクリル樹脂のメチルエチルケトン/トル
エン溶?flを全面塗布して転写シートとしたものを用
い、被転写体として黒色のABS板を用いた以外は実施
例1と同様に行なったところ、実施例1で得られたのと
同様な効果が得られ、また、模様側から見て被転゛写体
の色は見えなかった。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基体シート上に離型層、および、未硬化状態にお
    いて常温で固体であり、且つ、熱可塑性である紫外線硬
    化性または電子線硬化性の樹脂の未硬化樹脂層、とを有
    することを特徴とする転写シート。
  2. (2)未硬化樹脂層上に模様層を有することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の転写シート。
  3. (3)さらに隠蔽層を有することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項もしくは第2項記載の転写シート。
  4. (4)最上層に接着剤層を有することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項〜第3項いずれかに記載の転写シート
  5. (5)基体シート上に離型層、および、未硬化状態にお
    いて常温で固体であり、且つ、熱可塑性である紫外線硬
    化性または電子線硬化性の樹脂の未硬化樹脂層、とを有
    する転写シートを用い被転写体に転写し、その後、電離
    放射線を照射して未硬化樹脂層を硬化させることを特徴
    とする転写方法。
  6. (6)未硬化樹脂層上に模様層を有する転写シートを用
    いることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の転写
    方法。
  7. (7)さらに隠蔽層を有する転写シートを用いることを
    特徴とする特許請求の範囲第5項もしくは第6項記載の
    転写方法。
  8. (8)最上層に接着剤層を有する転写シートを用いる特
    許請求の範囲第5項〜第7項いずれかに記載の転写方法
JP30082686A 1986-12-17 1986-12-17 転写シ−ト及び転写方法 Pending JPS63153200A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30082686A JPS63153200A (ja) 1986-12-17 1986-12-17 転写シ−ト及び転写方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30082686A JPS63153200A (ja) 1986-12-17 1986-12-17 転写シ−ト及び転写方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63153200A true JPS63153200A (ja) 1988-06-25

Family

ID=17889568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30082686A Pending JPS63153200A (ja) 1986-12-17 1986-12-17 転写シ−ト及び転写方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63153200A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006076042A (ja) * 2004-09-08 2006-03-23 Dainippon Printing Co Ltd 中間転写記録媒体、中間転写層形成物及び中間転写層の形成方法。

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6169487A (ja) * 1984-09-14 1986-04-10 Dainippon Printing Co Ltd 転写シート及びそれを用いた転写方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6169487A (ja) * 1984-09-14 1986-04-10 Dainippon Printing Co Ltd 転写シート及びそれを用いた転写方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006076042A (ja) * 2004-09-08 2006-03-23 Dainippon Printing Co Ltd 中間転写記録媒体、中間転写層形成物及び中間転写層の形成方法。

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6169487A (ja) 転写シート及びそれを用いた転写方法
KR20000068748A (ko) 전사재, 표면보호시트 및 성형품의 제조방법
JP3153349B2 (ja) 化粧シート及び該化粧シートの製造方法
JPS6059878B2 (ja) 転写絵付方法
JP2989837B2 (ja) ハードコート転写箔
JPH0729084B2 (ja) 水圧転写用シ−トおよびその使用方法
JP2632343B2 (ja) 硬化性保護層を有する転写シートおよび転写方法
JPS63153200A (ja) 転写シ−ト及び転写方法
JPS63132096A (ja) 転写シ−ト
JPH0419924B2 (ja)
JPS63126797A (ja) 硬化性保護層を有する転写シ−トおよび転写方法
JP2548938B2 (ja) 転写シ−ト
JP2609871B2 (ja) 転写シート
JPS63154400A (ja) 転写シ−ト
JPS61114898A (ja) 転写シ−ト及びこれを用いる表面硬化層の形成方法
JP2607092B2 (ja) 転写シート及び転写シートを用いた転写方法
JPS6277999A (ja) 転写シ−ト及び転写シ−トを用いてなるプラスチツクミラ−の製造方法
JPS63132095A (ja) 転写シ−トおよび転写方法
JP2603497B2 (ja) 電離放射線硬化性積層体及びそれを用いた化粧材の製造方法
JPH082714B2 (ja) 絵付け方法
JP2556315B2 (ja) 耐擦傷性艶消材の製造方法
JP2524564B2 (ja) 化粧板の製造方法
JPH03275354A (ja) 表面保護膜の形成方法及びその方法に使用する転写シート
JPS6198599A (ja) 転写シ−トおよびこれを用いた模様付け方法
JP2657294B2 (ja) 表面硬化合成樹脂成形品の製造方法