JPS63132095A - 転写シ−トおよび転写方法 - Google Patents

転写シ−トおよび転写方法

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JPS63132095A
JPS63132095A JP27829686A JP27829686A JPS63132095A JP S63132095 A JPS63132095 A JP S63132095A JP 27829686 A JP27829686 A JP 27829686A JP 27829686 A JP27829686 A JP 27829686A JP S63132095 A JPS63132095 A JP S63132095A
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JP27829686A
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塚田 正樹
土井 富雄
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、転写シートを用いて箒母半、その後、被転
写体を成形することにより、所望の形状の表面に表面強
度の優れた保護層を形成する方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、表面の強化された製品を転写を利用して作成する
のには、熱硬化性樹脂を塗布して加熱硬化させるか、電
離放射線の照射で硬化する樹脂を塗布し、塗布後、電離
放射線を照射するなどの方法がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、通常の熱硬化性樹脂を使用するとその硬化に熱
がかかって、彼f4布材の材質によっては熱変形を起こ
す恐れがあり、加熱に要する時間が長く、紫外線硬化性
樹脂や電子線硬化性樹脂を塗布する方法では塗布工程が
別に必要である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明で、従来、被塗布材に与えられていた熱の影響
を解消し、従来必要であった塗布工程を解消することを
狙いとしている。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明では、[未硬化状態において常温で固体であり
、且つ、熱可塑性である紫外線硬化性または電子線硬化
性の樹脂」を使用して層を設け、未硬化状態で転写し、
転写後成形し、しかる後、紫外線もしくは電子線を照射
して層の樹脂を硬化することにより、上記の問題点を解
決できた。
即ち、この発明は、 「 離型性シートの離型性面に、未硬化状態において常
温で固体であり、且つ、熱可塑性である紫外線硬化性ま
たは電子線硬化性の樹脂の未硬化樹脂層を有する転写シ
ー)・を用いて成形素材に転写し、転写後の成形素材を
所定の形状に成形し、しかる後、電離放射線を照射する
ことを特徴とする転写方法」 に関するものである。
〔作用〕
この発明によれば、保護層は照射により硬化し得るので
耐熱性が高く、しかも、成形時には未硬化であるので成
形形状の制約がなく、従って、自由な形状の成形品の表
面に耐熱性が高い保護層を形成した製品を得ることがで
きる。
〔実施例〕
この発明で使用する転写シートは、最も単純には、離型
性シートおよび未硬化樹脂層の2つの層からできている
が、転写をより確実にする意味でさらに接着剤層を有し
ていてもよく、また、未硬化樹脂層と接着剤層の間には
模様層を有していても良い。
皇亙ユ上二上 離型性シートの素材は、原則として、この種の転写シー
トに使用されているものであればよく、その厚みとして
は通常5〜200μmが好ましく、更に好ましくは12
〜50μmである。
具体的に例を示すと、ポリエチレンテレフタレート(い
わゆるポリエステル)、ポリプロピレン、ポリエチレン
、ポリアミドなど、の合成樹脂のフィルム、紙、合成紙
などである。これらは必要によりラミネートして使用で
きる。
離型性シートの表面の凹凸は、転写したときに保i!!
層の表面の凹凸を決めるものである。転写された後の表
面をミラー(鏡)面としたいときには、これらの離型性
シートの表面はミラー面としなければならない。また、
装飾用途においては、しばしば、マットな表面が要望さ
れるので、そのときは、離型性シートとしてマット剤I
 Vり込み、サンドフ゛ラストン去、もしくはケミカル
ニノチングなと゛により艶の状態を五周整したマットフ
ィルムを使用するのがよい。
離型性シートは上記のような素材からなるもの以外でも
、離型性層を別に設けて表面を離型性にしたものでもよ
い。
この離型性層は転写の際に転写シートの基体シートから
保護層の剥離を可能にする成分を有し、具体的には適宜
なベヒクル(ベヒクルの例は通常のインキ組成物のベヒ
クルとして後記するものと同し)単独もしくは必要に応
じてさらにワックス、シリコーンなどの離型性物質を添
加してつくれば良い。
豆1皇11 保護層は、未硬化の状態では常温で固体であり、かつ、
熱可塑性、溶剤溶解性を有していながら、塗装及び乾燥
によって見かけ上、あるいは、手で触ったときにも非流
動性であり、かつ非粘着性である塗膜を与える紫外線硬
化樹脂または電子線硬化樹脂を材料として形成され、か
つ、硬化しているものである。
このような樹脂としてはラジカル重合性不飽和基を有す
る熱可塑性の次の2種類の樹脂がある。
(1)  ガラス転移温度が0〜250℃のポリマー中
にラジカル重合性不飽和基を有するもの。
さらに具体的には以下の化合物■〜■を重合、もしくは
共重合させたものに対し後述する方法(al〜fd)に
よりラジカル重合性不飽和基を導入したものを用いるこ
とができる。
■水酸基を有する単量体:N−メチロール(メタ)アク
リルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート等
■カルボキシル基を有する単量体: (メタ)アクリル
酸、(メタ)アクリロイルオキシエチルモノサクシネー
ト等。
■エポキシ基を有する単量体;グリシジル(メタ)アク
リレート等。
■アジリジニル基を有する単量体:2−アジリジニルエ
チル(メタ)アクリレート、2−アジリジニルプロピオ
ン酸アリル等。
■アミノ基を有する単量体= (メタ)アクリルアミド
、ダイア七トン(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル
(メタ)アクリレート等。
■スルフォン基を有する単量体: 2−(メタ)アクリ
ルアミド−2−メチルプロパンスルフォン酸等。
■インシアネート基を有する単m:2.4−トルエンジ
イソシア名−トと2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レートの1モル対1モル付加物等のジイソシアネートと
活性水素を有するラジカル重合性単量体の付加物等。
■更に、上記の共重合体のガラス転移点を調節したり、
硬化膜の物性を調節したりするために、上記の化合物と
、この化合物と共重合可能な以下のような単量体とを共
重合させることができる。このような共重合可能な単量
体としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エ
チル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレ
ート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ
)アクリレート、t−ブチル(メタ)7クリレート、イ
ソアミル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ
)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレ
ート等が挙げられる。
次に上述のようにして得られた重合体を以下に述べる方
法(a、1〜(d)により反応させ、ラジカル重合性不
飽和基を導入することによって、紫外線もしくは電子線
硬化性樹脂が得られる。
fa)水酸基を有する単量体の重合体または共重合体の
場合には、(メタ)アクリル酸等のカルボキシル基を有
する単量体等を縮合反応させる。
(blカルボキシル基、スルフォン基を有する単量体の
重合体または共重合体の場合には、前述の水酸基を有す
る単量体を縮合反応させる。
tclエポキシ基、イソシアネート基あるいはアジリジ
ニル基を有する単量体の重合体または共重合体の場合に
は、前述の水酸基を有する単量体もしくはカルボキシル
基を有する単量体を付加させる。
tdl水酸基あるいはカルボキシル基を有する単量体の
重合体または共重合体の場合には、エポキシ基を有する
単量体あるいはアジリジニル基を有する単量体あるいは
ジイソシアネート化合物と水酸基含有アクリル酸エステ
ル単量体の1対1モルの付加物を付加反応させる。
上記反応を行なうには、微量のハイドロキノンなどの重
合禁止剤を加え乾燥空気を送りながら行うことが望まし
い。
+21  !!!!点が常温(20℃)〜250℃であ
り、ラジカル重合性不飽和基を有する化合物。具体的に
はステアリルアクリレート、ステアリル(メタ)アクリ
レート、トリアクリルイソソアヌレート、シクロヘキサ
ンジオールジアクリレート、ンクロヘキサンジオールジ
(メタ)アクリレート、スピログリコールジアクリレー
ト、スピログリコール(メタ)アクリレートなどが挙げ
られる。 また、この発明においては前記(11および
(2)を混合して用いることもでき、さらにそれらに対
してラジカル重合性不飽和1ffi体を加えることもで
きる。このラジカル重合性不飽和単量体は電離性放射線
照射の際、架橋密度を向上させ、耐熱性を向上させるも
のであって、前述の単量体の他にエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールプロパントリ (メタ)アジリ
レート、トリメチロールブロパンジ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート
、ペンタエリスリトールトリ (メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、
エチレングリコールジグリシジルエーテルジ(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコールジグリシジルエー
テルジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ
グリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ボリブロ
ビレングリコールジグリシジルエーテルジ(メタ)アク
リレート、ソルビトールテトラグリシジルエーテルテト
ラ(メタ)アクリレートなどを用いることができ前記し
た共重合体混合物の固形分100重量部に対して、08
.1〜100重盟部で用いることが好ましい、また、上
記のものは電子線により充分に硬化可能であるが、紫外
線照射で硬化させる場合には、増感剤としてベンゾキノ
ン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、などのベ
ンゾインエーテル類、ハロゲン化アセトフェノン類、ビ
アセチル類などの紫外線照射によりラジカルを発生する
ものも用いることができる。
に」1目」 上記の未硬化樹脂層を被転写体に当てて転写しても一応
の接着力が得られるが、なお−届の接着力の向上を必要
とするときは、接着剤層を別の層として設けるとよい。
接着剤層用の接着剤としては、公知のものを使用でき、
例えば、ポリイソプレンゴム、ポリイソブチルゴム、ス
チレンブタジェンゴム、ブタジェンアクリロニトリルゴ
ムなどのゴム系樹脂、(メタ)アクリル酸エステル系樹
脂、ポリビニルエーテル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、化
ビニルー酢酸ビニル共重合体系樹脂、ポリスチレン系樹
脂、ポリエステル樹脂、ポ、lJアミド樹脂、ポリ塩素
化オレフィン系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂など
の任意の接着剤を使用することができる。
これらの樹脂は、必要により希釈して塗布に適した粘度
とした後、公知のコーティング方法例エバ、リバースロ
ールコーティング、ロールコーティング、グラビアコー
ティング、キスコーティング、ブレードコーティング、
スムーズコーチインなどにより、コーティングする。
この発明の転写シートにおいて、他の層を設ける方法も
概ね同じであり、ただし、層を模様状に設けるときには
印刷手法を用いる。
l正■ 模様層は転写により、被転写体に模様を与えるためのも
のであるから、模様を転写することを目的とする模様転
写シートにおいては、必ず必要である。絵柄層の必要で
ない転写シートの例としては、実質的に保護層のみを転
写する保護層転写シートがあり、このものの使用は塗装
の代用となる。具体的な保護層転写シートは、離型性シ
ートとの密着もしくは剥離性、保護層の被転写体との接
着性、接着剤層の必要性の可否などを用途に合わせて考
慮し、作ればよい。
模様層は通常、保護層の上に直接に、あるいは他の層を
介して間接に設け、インキの種類も用途、転写シートの
構造を考慮して決めればよい。通常のインキは、ベヒク
ルに顔料もしくは染料の着色剤、可塑剤、安定剤、その
ほかの添加剤、または、溶剤もしくは希釈剤などを用い
て、混練したものである。
インキの成分のうち、接着性に関連のあるバインダーと
しては、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エ
チル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルな
どのアクリルもしくはメタクリルモノマーの単独共重合
体もしくはこれらモノマーを含む共重合体、ポリスチレ
ン、ポリα−スチレンなどのスチレン樹脂及びスチレン
共重合樹脂、酢酸セルロース、塩化ビニル、ポリエステ
ル樹脂などの、好ましくはアルコール不溶性樹脂の一種
もしくは2種以上を選択して使用する。
転写シートの構造は、基本的には以上の通りであるが、
さらに必要により、以下のような各層を設けることがで
きる。
一溶」L圧」L二]■且11 なお、未硬化樹脂層に直接に接する層、例えば模様層を
設けるのに先立って、硬化性層との間に、熱可塑性樹脂
などの溶剤揮散型の樹脂の層を設けてもよく、このよう
にすると、模様層を設ける際には介在する未硬化樹脂層
との接着のみを考慮すればよく、模様層を設ける際のイ
ンキのバインダーの選択範囲が拡がる利点がある。
金属薄■りl 被転写体の表面に、金属調の外観を与えるため、金属薄
膜層を設けることもできる。金属薄膜層を作る素材とし
ては、アルミニウム、クロム、錫、銀、銅、金などであ
り、厚みは通常、400〜600人程度である。金属薄
膜層は必要に応じ、模様状とすることができ、水溶性の
パターンを設けた後に金属薄膜を設け、その後に水を作
用させる方法や、金属薄膜を先に設けた後にレジストパ
ターンを設け、その後に酸やアルカリを作用させる方法
がある。
五工克五 この発明では、適宜な方法で転写を行なった後に、成形
を行ない、その後、紫外線もしくは電子線を照射して、
転写された未硬化樹脂層を完全に硬化させることにより
、成形体の表面に完全硬化した皮膜を作ることができる
。このとき、離型性シートを剥がしてから照射する場合
と、照射後に剥がす場合とがある。
転写方法としては例えば、■加熱により被転写体に模様
N(場合によっては模様層上に更に重ねて設けられてい
る他の層)を熱圧着させて未硬化樹脂層と共に転写を行
なう熱転写法、■転写シートと被転写体との間に、溶剤
もしくは樹脂の溶剤溶液からなる活性化液を介在させて
行なう)容則活性転写法が例示できる。
この発明で利用する転写方法として興味ある方決は、■
プレス成型、真空成型、圧空成型、真空圧空成型、射出
同時成型、押出成型、カレンダー成型などの成型法であ
り、これらの成型法においては成型と同時に転写を行な
うこともできる利点がある。
炭N 転写後、所定の形状になる様、プレス成型、真空成型、
圧空成型、真空圧空成型などを行なう。本発明では、こ
のように転写後に成形を行なうので、転写の方法が転写
と同時に成形が可能な方法であっても、転写の際には最
終の形状を成形する必要はな(、むしろ転写の際には、
平板形状などの単純な形状に成型しておき、転す6 写させる眉を充分密着させることを主眼と←→のがよい
被転写体 この発明で転写を行なう対象としては種々のものが使用
できる。転写の対象としては、予め平板形状などの単純
な形状に成型されたちの以外にも、その転写対象が製造
されるのと同時に転写が行なえるものも含み、例えば次
のようなものである。
AASAs樹へBS樹脂、AC3樹脂、アミノ樹脂、酢
酸セルロース・酪酢酸セルロース・エチルセルロースな
どのセルロース樹脂、アリル樹脂、エチレン−α−オレ
フィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−塩化ビニル共重合体、アイオノマー44411i
1i、MBS樹脂、メタクリル−スチレン共重合体、ニ
トリル樹脂、フェノール樹脂、ポリアミド樹脂、ボリア
リレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリブタジェン
樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレン
樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリメチルメ
タクリレート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリフェニレ
ンオキシド樹脂、ポリスチレン樹脂、As樹脂、ポリウ
レタン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリル変性ポリ塩
化ビニル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などのプラスチ
ック成型品。
鉄、アルミニウム、銅、ステンレスなどの金属の押し出
し成型品。
これら被転写体の被転写面には必要により、被転写体表
面の素材に合わせた前処理を施してもよく、例えば、ブ
ライマー処理、コロナ処理などの接着性向上のための前
処理、塗装その他による下地色の調整処理、目止め処理
、セメントなどのアルカリ性基材におけるアルカリ滲出
防止処理などである。
−1」[放」L鉄jL肚 転写シートを用いて被転写体に転写した後、電離放射線
を照射して、転写された未硬化樹脂層を硬化させる。電
離放射線としては代表的には紫外線と電子線である。
電子線としては、コックロフトワルトン型、バンプグラ
フ型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、直線型、ダイ
ナミドロン型高周波型などの各種電子線加速器から放出
された50〜1000KeV、好ましくは100〜30
0KeVの範囲のエネルギーを持つ電子線を用いること
ができ、又、紫外線としては超高圧水銀灯高圧水銀灯、
低圧水銀灯、カーボンアーク、クセノンアーク、メタル
ハライドランプなどの光源を用いた紫外線源から発する
ものを用いることができる。
〔発明の効果〕
この発明によれば、転写シート上の未硬化樹脂層は転写
後に電離放射線を照射して硬化させることができ、塗布
工程を要しない上、所定の形状の成型品の表面に硬化し
た被膜を施すことができる。
〔実施例〕
離型性フィルムとしてポリエステルフィルム(三菱ダ・
イヤホイル■製、厚み25μm)を用い、その片面にメ
ラミンアクリレート系紫外線硬化性樹脂(三菱油化ファ
イン■製、商品名ユビマーLZ−075)をメチルエチ
ルケトンで固形分が30%になるように希釈したものを
ロールコーティングによりコーティングし、コーテイン
グ後、80℃の熱風で乾燥し、皮膜を固化させた(塗布
厚み7μm)。
次いで、アクリル系樹脂をバインダーとするインキを用
い、大理石g4様をグラビア印刷により印刷した。
さらに印刷面に、アクリル樹脂系の感熱接着剤(昭和イ
ンク工業所件零製、H332−G)を乾燥後の厚みが5
μmになるよう塗布し、乾燥させて、転写シートとした
得られた転写シートを、白色塩化ビニルパネル(仮)の
表面に転写シートの感熱接着剤層側が接するようにして
重ね、平板状プレスにて、160℃の温度で1分間プレ
スし、転写を行なった。
転写済の白色塩化ビニルパネルを真空成型の型の上に置
き、加熱しながら型とパネルとの間を真空に引き、パネ
ルを型に密着させ、洗面台状に成型した。
得られた成型品の紫外線硬化性樹脂層側からオゾン有り
タイプの高圧水銀灯(160W/c+s)を4灯用い2
秒間照射して紫外線硬化性樹脂を硬化させた。
得られた、模様付きで表面が硬化した成型品は、スチー
ルウール#0OOOでこすっても傷が付かず、また、メ
チルエチルケトンをしみ込ませた綿布で200回ラビン
グしても、何の変化も生じることがなくて耐溶剤性が高
い、優れたものであった。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)離型性シートの離型性面に、未硬化状態において
    常温で固体であり、且つ、熱可塑性である紫外線硬化性
    または電子線硬化性の樹脂の未硬化樹脂層を有すること
    を特徴とする転写シート。
  2. (2)離型性シートの離型性面に未硬化樹脂層を有し、
    さらに接着剤層を有することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の転写シート。
  3. (3)未硬化樹脂層と接着剤層との間に模様層を有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の転写シー
    ト。
  4. (4)離型性シートの離型性面に、未硬化状態において
    常温で固体であり、且つ、熱可塑性である紫外線硬化性
    または電子線硬化性の樹脂の未硬化樹脂層を有する転写
    シートを用いて被転写体に転写した後、電離放射線を照
    射することを特徴とする転写方法。
  5. (5)離型性シートの離型性面に未硬化樹脂層を有し、
    さらに接着剤層を有する転写シートを用いることを特徴
    とする特許請求の範囲第4項記載の転写方法。
  6. (6)未硬化樹脂層と接着剤層との間に模様層を有する
    転写シートを使用することを特徴とする特許請求の範囲
    第5項記載の転写方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011235634A (ja) * 2010-04-13 2011-11-24 Chiyoda Gravure Corp 転写材およびこの転写材を用いた成型品の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011235634A (ja) * 2010-04-13 2011-11-24 Chiyoda Gravure Corp 転写材およびこの転写材を用いた成型品の製造方法

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