JP3401603B2 - 多層の薄膜を有する反射防止シート - Google Patents

多層の薄膜を有する反射防止シート

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JP3401603B2 JP16755594A JP16755594A JP3401603B2 JP 3401603 B2 JP3401603 B2 JP 3401603B2 JP 16755594 A JP16755594 A JP 16755594A JP 16755594 A JP16755594 A JP 16755594A JP 3401603 B2 JP3401603 B2 JP 3401603B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、CRT、発光ダイオー
ド、プラズマ、液晶等の表示装置に主に使用される反射
防止シートに関するものである。更に、基材や蒸着材料
を種々選定することにより、食品包装材料のガスバリヤ
ーフィルム、導電性薄膜等の分野にも利用できる。 【0002】 【従来の技術】従来、表示面における眩しさを防止する
方法として、基材シートの表面を微細な凹凸形状にする
手法が取られていた。この反射防止シートは透明合成樹
脂シートの表面に微粉末固体を吹きつけて凹凸形状を形
成するサンドブラスト法、凹凸形状に加工した金属版、
金型、ロール等を用いて透明合成樹脂シートに凹凸模様
を形成する方法、前記シートに形成した凹凸模様を他の
透明合成樹脂シートに転写してシートに凹凸模様を賦与
する方法、又は、酸化珪素粒子等のフィラーを配合した
塗料をフィルムに塗布する方法等が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記蒸着によ
り金属又は金属酸化物等の無機質材料を樹脂基材上又は
樹脂層上に形成する方法は、樹脂表面と無機質材料の薄
膜との接着において、両者が異種材料であるため、密着
性が十分でなく、剥離が生じることがあった。本発明
は、基材の材質に特に限定されることなく、又基材を特
に樹脂とした場合においても、これらの各種基材の表面
に、無機質材料を蒸着やスパッタリングによって薄膜を
形成しても、密着性が十分である薄膜の形成方法を提供
するものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】基材に多層の樹脂層及び
無機質材料からなる薄膜層を設けた反射防止シートであ
って、基材に電離放射線硬化性樹脂を含む樹脂組成物を
塗布して樹脂層を形成し、該樹脂層をハーフキュアーし
て半硬化状樹脂層となし、該半硬化状樹脂層の上に、無
機質材料の薄膜層を形成し、該無機質材料の薄膜層の上
に、前記樹脂組成物の半硬化状樹脂層と前記無機質材料
の薄膜層を形成し、更に、必要に応じて、前記の半硬化
状樹脂層と無機質材料の薄膜層を形成して基材に多層の
薄膜層を設け、その後に電離放射線照射又は加熱によっ
て半硬化状樹脂層を完全に硬化させた多層の薄膜を有す
る反射防止シートとした。特に、本発明において、シー
トの反射防止効果を高めるために、無機質材料の薄膜を
多層にした。 【0005】 【作用】本発明によれば、半硬化状態の樹脂層の上に、
蒸着やスパッタリングによって無機質材料の薄膜を形成
し、それを多層にした後に、電子線等の電離放射線によ
り半硬化状態の樹脂層を硬化するので、無機質材料から
なる薄膜層は樹脂層との接着力が強く剥離することがな
いため、表面硬度が高く反射防止効果に優れた反射防止
シートを得ることができる。 【0006】 【実施例】以下、実施例に基づいて、図面を参照にしな
がら本発明を詳細に説明する。図1は本発明による多層
の薄膜を有する反射防止シートの一例を示す模式断面図
である。図2は本発明の反射防止シートの製造方法を示
す概略説明図である。図3は反射防止シートをハーフキ
ュアーの状態で、接着剤を介してプラスチック成形品に
接着した後、電子線照射して製品を作る場合の説明図で
ある。図4は薄膜層を三層にした場合の反射防止シート
の断面図である。以下に、本発明の反射防止シートの製
造方法について手順に従って説明する。 【0007】図1に示すように、本発明による多層の薄
膜を有する反射防止シートは基材2、電離放射線硬化性
樹脂層3、無機質材料の薄膜層4からなり、電離放射線
硬化性樹脂層と無機質材料の薄膜層は多層になっている
のが特徴である。また、本発明の反射防止シートは電離
放射線硬化性樹脂層が半硬化の状態のときに、蒸着等に
よって無機質材料の薄膜層を形成し、更に反射防止膜と
なる無機質材料の薄膜層が多層となっているため、無機
質材料の薄膜層と電離放射線硬化性樹脂層との接着力が
強く、表面硬度が高く反射防止効果に優れた反射防止シ
ートとなる。前記電離放射線硬化性樹脂の代わりに熱硬
化性樹脂を使用して、半硬化状態の熱硬化性樹脂層を形
成して、反射防止シートを作製することもできる。 【0008】本発明の反射防止シートは、図2に示すよ
うな手順で作製される。先ず、図2(a)に示すよう
に、基材フィルム2に電離放射線硬化性樹脂を塗布し、
これを熱又は電離放射線でハーフキュアーして、電離放
射線硬化性樹脂層を流動しない半硬化状態とする。次
に、ハーフキュアーした電離放射線硬化性樹脂層3a
に、真空蒸着又はスパッタリング等によって、図2
(b)に示すように、反射防止膜となるフッ化マグネシ
ウム等の無機質材料の薄膜層4を形成する。 【0009】更に、この無機質材料の薄膜層4の上に電
離放射線硬化性樹脂を塗布して熱又は電離放射線でハー
フキュアーし、図2(c)に示すように、半硬化状態の
樹脂層3aを形成し、その後フッ化マグネシウム等の無
機質材料の薄膜層4を形成して、図2(d)に示すよう
に、半硬化状態の樹脂層3aと無機質材料の薄膜層4を
有する積層シート1aを得る。また、必要に応じて、図
2(d)に示した積層シート1aの上に、半硬化状態の
樹脂層3aと後フッ化マグネシウムの薄膜層4を複数形
成して、基材に多層の薄膜層を設ける場合もある。 【0010】上記積層シートに電子線等の電離放射線を
照射して、ハーフキュアーした電離放射線硬化性樹脂層
を完全に硬化させて、多層の反射防止膜を有する反射防
止シートを作製する。このようにして作製した反射防止
シートは、電離放射線硬化性樹脂層がハーフキュアーの
状態で蒸着等により無機質材料の薄膜を形成し、その後
に電子線等で完全硬化するので、電離放射線硬化性樹脂
と無機質材料の薄膜の接着力が強く、薄膜層が剥離する
ようなことがない。 【0011】本発明においては、樹脂層を半硬化状態に
して真空蒸着又はスパッタリング等により無機質材料の
薄膜を形成し、その後に半硬化樹脂層を電子線等で完全
硬化するので、使用する樹脂としては電離放射線硬化性
樹脂を含む樹脂組成物が好適である。このよな樹脂組成
物としては次のようなものが挙げられる。 電離放射線硬化性樹脂の単独。 電離放射線硬化性樹脂に粘着性を有する樹脂を混合
したもの。 電離放射線硬化性樹脂に熱硬化性樹脂を混合したも
の。 電離放射線硬化性樹脂に熱可塑性樹脂を混合したも
の。 固相反応型電離放射線硬化性樹脂。 使用に際しては、上記樹脂組成物に、必要に応じて、溶
剤、光増感剤、光重合開始剤、安定剤、染料、顔料等が
適宜添加される。 【0012】前記電離放射線硬化性樹脂としては、分子
中に(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイルオ
キシ基((メタ)アクリロイルとは、アクリロイル又は
メタアクリロイルの意味で用い、以下(メタ)は同様の
意味とする)重合性不飽和結合、又はエポキシ基を有す
るプレポリマー、オリゴマー、及び/又は単量体を適宜
混合した組成物が用いられる。これらのプレポリマー、
オリゴマーとしては、ウレタン(メタ)アクリレート、
ポリエステル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)
アクリレート等のアクリレート、シロキサン等の珪素樹
脂、不飽和ポリエステル、エポキシ等が挙げられる。 【0013】単量体の例としては、スチレン、αーメチ
ルスチレン等のスチレン系単量体、(メタ)アクリル酸
メチル、(メタ)アクリル酸ー2ーエチルヘキシル、ジ
ペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジ
ペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ト
リメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、及び
/又は、分子中に2個以上のチオール基を有するポリオ
ール化合物、例えば、トリメチロールプロパントリチオ
グリコレート、トリメチロールプロパントリチオプロピ
レート、ペンタエリスリトールテトラチオグリコール等
がある。以上の化合物を必要に応じ、1種もしくは2種
以上混合して用いるが、樹脂組成物に通常の塗工適性を
付与するために、前記プレポリマー又はオリゴマーを5
重量%以上、前記単量体及び/又はポリチオールを95
重量%以下とすることが好ましい。 【0014】単量体の選定に際して、硬化物の可撓性が
要求される場合は、塗工適性上支障のない範囲で、単量
体の量を少なめにしたり、1官能又は2官能アクリレー
ト単量体を用い比較的低架橋密度の構造とする。また、
硬化物の耐熱性、硬度、耐溶剤性等を要求される場合に
は、塗工適性上支障のない範囲で単量体の量を多めにし
たり、3官能以上のアクリレート系単量体を用い高架橋
密度の構造とするのが好ましい。1、2官能単量体と3
官能以上の単量体を混合し、塗工適性と硬化物の物性と
を調整することもできる。 【0015】以上のような1官能アクリレート系単量体
としては、2ーヒドロキシアクリレート、2ーヘキシル
アクリレート、フェノキシエチルアクリレート等が挙げ
られる。2官能アクリレート系単量体としては、エチレ
ングリコールジアクリレート、1,6ーヘキサンジオー
ルジアクリレート等、3官能アクリレート系単量体とし
ては、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペン
タエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリス
リトールヘキサアクリレート等が挙げられる。 【0016】電離放射線硬化性樹脂を紫外線で硬化させ
る場合は、前記電離放射線硬化性樹脂組成物に光重合開
始剤として、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、ミ
ヒラーベンゾイルベンゾエート、αーアミロキシムエス
テル、テトラメチルメウラムモノサルファイド、チオキ
サントン類、及び/又は光増感剤として、nーブチルア
ミン、トリエチルアミン、トリーnーブチルホスフィン
等を混合して用いることもできる。 【0017】電離放射線硬化性樹脂の中には、硬化剤
(ルイス酸コンプレックス、有機過酸化物、ポリイソシ
アネート)を添加して、完全キュアーの際に、熱で硬化
させることができるものもある。また、硬化剤を入れな
くとも熱で硬化するものもある。 【0018】粘着性を有する樹脂は、電離放射線硬化性
樹脂に粘性を付与するもので、電離放射線硬化性樹脂と
粘着剤を混合したものが通常使用される。特に、樹脂塗
膜の硬度を高くするためには、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリブチルメタクリレート等の熱可塑性樹脂が好適
である。 【0019】その他の粘着性樹脂としては、公知の粘着
テープや粘着シール等に使用されているものでよい。例
えば、ポリイソプレンゴム、ポリイソブチレンゴム、ス
チレンブタジエンゴム、ブタジエンアクリロニトリルゴ
ム等のゴム系樹脂、(メタ)アクリル酸エステル系樹
脂、ポリビニルエーテル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹
脂、ポリ塩化ビニルー酢酸ビニル共重合系樹脂、ポリス
チレン系樹脂、ポリポリアミド系樹脂、ポリ塩素化オレ
フィン系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂等に適当な粘
着付与剤、例えば、ロジン、ダンマル、重合ロジン、部
分水添ロジン、エステルロジン、ポリテルペン系樹脂、
テルペン変性体、石油系樹脂、シクロペンタジエン系樹
脂、フェノール系樹脂、クマロンーインデン系樹脂を適
宜添加し、更に、必要に応じて軟化剤、充填剤、老化防
止剤等を添加したものである。電離放射線硬化性樹脂に
対する粘着性樹脂の添加割合は、樹脂塗膜を半硬化状態
にするためにも、電離放射線硬化性樹脂100重量部に
対して50重量部以下にすることが好ましい。 【0020】電離放射線硬化性樹脂に添加する熱硬化性
樹脂としては、フェノール樹脂、尿素樹脂、ジアリルフ
タレート樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、不飽和
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、
アミノアルキッド樹脂、メラミンー尿素共縮合樹脂、珪
素樹脂、ポリシロキサン樹脂等があり、必要に応じて添
加剤として、架橋剤、重合開始剤等の硬化剤、重合促進
剤、溶剤、粘度調整剤、体質顔料等を添加する。前記硬
化剤として通常、イソシアネートは不飽和ポリエステル
系樹脂又はポリウレタン系樹脂に使用され、メチルエチ
ルケトンパーオキサイド等の過酸化物及びアゾイソブチ
ロニトリル等のラジカル開始剤は不飽和ポリエステルに
よく使用される。更に、硬化剤としてのイソシアネート
は、2価以上の脂肪族又は芳香族イソシアネートが使用
できる。 【0021】固相反応型電離放射線硬化性樹脂は、未架
橋の状態では常温で固体であり、且つ熱可塑性、溶剤溶
解性を有していながら、塗装、乾燥によって、塗膜を形
成したときに見かけ上は固体であり、又は手で触ったと
きにも非流動性(指触乾燥性という)であり、且つ非粘
着性の塗膜を与える電離放射線硬化性樹脂を主成分とす
るものである。例えば、下記に示す(イ)ガラス転移点
が0〜250℃で、ポリマー中にラジカル重合性不飽和
基を有する樹脂及び(ロ)融点が常温(20℃)〜25
0℃であり、ポリマー中にラジカル重合性不飽和基を有
する樹脂が固相反応型電離放射線硬化性樹脂として使用
される。 【0022】また、特開平1ー202492号公報にも
同様な樹脂が開示されている。更に、下記の(イ)及び
(ロ)に示す樹脂を混合して使用することもでき、又、
それに対してラジカル重合性不飽和単量体を添加して使
用することもできる。これらの樹脂には、通常の電離放
射線硬化性樹脂に用いられる反応性希釈剤、増感剤等が
添加される。また、樹脂硬化物に可撓性を付与するため
に、非架橋性の熱可塑性樹脂を添加して使用する場合も
ある。 【0023】(イ) ガラス転移点が0〜250℃で、
ポリマー中にラジカル重合性不飽和基を有する樹脂とし
ては、次に挙げる単量体を重合又は共重合したものに、
後述の(a)〜(d)の方法によってラジカル共重合性
不飽和基を導入した樹脂が挙げられる。 水酸基を有する単量体:Nーメチロール(メタ)ア
クリルアミド、2ーヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2ーヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
2ーヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等。 カルボキシル基を有する単量体:(メタ)アクリル
酸、(メタ)アクリロイルオキシエチルモノサクシネー
ト等。 エポキシ基を有する単量体:グリシジル(メタ)ア
クリレート等。 アジリジニル基を有する単量体:2ーアジリジニル
エチル(メタ)アクリレート、2ーアジリジニルプロピ
オン酸アリル等。 アミノ基を有する単量体:(メタ)アクリルアミ
ド、ダイアセント(メタ)アクリルアミド、ジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート等。 スルフォン基を有する単量体:2ー(メタ)アクリ
ルアミドー2ーメチルプロパンスルフォン酸等。 イソシアネート基を有する単量体:2,4トルエン
ジイソシアネートと2ーヒドロキシエチル(メタ)アク
リレートの1モル対1モルの付加物等のジイソシアネー
トと活性炭素を有するラジカル共重合体の付加物等。 【0024】更に、共重合体のガラス転移温度を調節し
たり、硬化塗膜の物性を調節したりするために、上記に
列挙した各種単量体と次に示す化合物を共重合させるこ
とができる。このような共重合可能な単量体としては、
例えば、メチル(メタ)アクリレート、プロピル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソ
ブチル(メタ)アクリレート、gtーブチル(メタ)ア
クリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、シクロ
ヘキシル(メタ)アクリレート、2ーエチルヘキシル
(メタ)アクリレート等が挙げられる。 【0025】上記の各単量体を重合もしくは共重合させ
たものに対して、次の(a)〜(d)の方法により、ラ
ジカル重合性不飽和基を導入することによって、紫外線
硬化型樹脂又は電子線硬化型樹脂等の電離放射線硬化性
樹脂が得られる。 (a)水酸基を有する単量体の重合体又は共重合体の場
合には、(メタ)アクリル酸等のカルボキシル基を有す
る単量体等を縮合反応させる。 (b)カルボキシル基、スルフォン基を有する単量体の
重合体又は共重合体の場合には、前述の水酸基を有する
単量体を縮合反応させる。 (c)エポキシ基、イソシアネート基又はアジリジニル
基を有する単量体の重合又は共重合体の場合には、前述
の水酸基を有する単量体又はカルボキシル基を有する単
量体を付加反応させる。 (d)水酸基又はカルボキシル基を有する単量体の重合
体又は共重合体の場合には、エポキシ基を有する単量体
又はアジリジニル基を有する単量体又はジイソシアネー
ト化合物と水酸基含有アクリル酸エステル単量体の1モ
ル体1モルの付加物を付加反応させる。 上記反応を行うには、微量のハイドロキノン等の重合禁
止剤を加え、乾燥空気を送りながら反応させることが望
ましい。 【0026】(ロ) 融点が常温(20℃)〜250℃
であり、ラジカル重合性不飽和基を有する樹脂には、ス
テアリル(メタ)アクリレート、トリアクリルイソシア
ネート、シクロヘキサンジオール(メタ)アクリレー
ト、スピログリコール(メタ)アクリレート等がある。 【0027】本発明は、透明基材上に電離放射線硬化性
樹脂を塗布し、その樹脂塗膜層を指触乾燥又はハーフキ
ュアー等によって半硬化状態とし、その上に金属、金属
酸化物又は金属化合物等の無機質材料を蒸着又はスパッ
タリング等によって無機質材料の薄膜層を形成する。本
発明において、樹脂塗膜層を半硬化状態で蒸着又はスパ
ッタリング等によって無機質材料の薄膜層を形成するの
は、樹脂塗膜と無機質材料の薄膜の接着力を高め、無機
質材料の薄膜が剥離しないようにするためである。 【0028】従来の樹脂塗膜層を完全に硬化させた後
に、蒸着又はスパッタリング等によって無機質材料の薄
膜層を形成する場合は、無機質材料の樹脂塗膜への接着
力が弱く、薄膜の剥離が生じる等の欠陥があった。しか
し、本発明のように、樹脂塗膜を指触乾燥又はハーフキ
ュアーして半硬化状態で、半硬化樹脂層に無機質材料を
斜め蒸着することにより、半硬化樹脂層に斜方蒸着層が
形成され、蒸着薄膜層は半硬化樹脂層の表面に入り込む
状態となり、その後に、電子線等によって樹脂層を完全
に硬化すれば、蒸着薄膜層と樹脂層の接着力は強固なも
のとなる。 【0029】樹脂塗膜を半硬化状態にする方法として
は、溶剤乾燥型半硬化方法及び電離放射線によるハーフ
キュアー方法がある。次に、これらの方法について述べ
る。 (イ) 溶剤乾燥型半硬化方法 溶剤乾燥型半硬化方法には、通常の電離放射線硬化性樹
脂に溶剤を加えて、樹脂塗膜層を形成し、溶剤を乾燥す
ることによって、塗膜を半硬化状態にする方法と固相反
応型電離放射線硬化性樹脂に添加した溶剤を乾燥させる
ことによって、半硬化状態にする方法がある。 【0030】(a)溶剤乾燥型半硬化方法 通常の電離放射線硬化性樹脂に溶剤を加えた組成物をフ
ィルム基材に塗布し、溶剤を乾燥させることによって、
半硬化状態の樹脂塗膜層を形成し、電離放射線硬化性樹
脂の硬化反応が十分に進行しない状態にする。電離放射
線硬化性樹脂に溶剤を加えた状態では基材に塗布するの
に十分な粘度が得られないので、前記溶剤に可溶な熱可
塑性樹脂を加えて、塗布に適した粘度に調整する。この
ように熱可塑性樹脂を加えた樹脂組成物を用いて基材に
塗布した場合、溶剤の乾燥によって、熱可塑性樹脂と電
離放射線硬化性樹脂の混合物からなる塗膜は半硬化状態
となる。電離放射線硬化性樹脂に添加する溶剤可溶な熱
可塑性樹脂の種類は汎用の熱可塑性樹脂が使用できる
が、特に、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタ
クリレートを使用すれば、塗膜の硬度を高めることがで
きる。 【0031】(b)固相反応型電離放射線硬化性樹脂の
半硬化方法 固相反応型電離放射線硬化性樹脂は未架橋状態では常温
で固体であり、且つ熱可塑性及び溶剤可溶性であるの
で、前記樹脂を基材に塗布して乾燥した場合、見かけ上
は固体であり、手で触っても非流動性及び非粘着性であ
り、電離放射線硬化性樹脂は未だ硬化反応が完了してい
ない半硬化状態となる。 【0032】(ロ) ハーフキュアー型半硬化方法 ハーフキュアー型半硬化方法には、下記の3種類の方法
がある。 (a)電離放射線硬化性樹脂半架橋型半硬化方法 通常の電離放射線硬化性樹脂を用いて基材に塗布して塗
膜を形成し、塗膜に紫外線又は電子線等の電離放射線を
照射し、照射条件を調整して電離放射線硬化性樹脂を半
架橋の状態にして半硬化の塗膜を形成する。 【0033】(b)電離放射線硬化性樹脂と熱硬化性樹
脂のブレンド型半硬化方法 電離放射線硬化性樹脂に熱硬化性樹脂をブレンドした樹
脂組成物を基材に塗布し、塗膜に熱を加えることにより
熱硬化性樹脂を硬化させて、ブレンド樹脂層を半硬化の
状態とする。 【0034】(c)溶剤乾燥型とハーフキュアー型の複
合半硬化方法 前記溶剤乾燥型半硬化の状態に更に電離放射線を照射
し、照射条件を調節することによって、所望の半硬化状
態とする方法である。この半硬化方法は、特開平1ー2
0249号公報に開示されている。 【0035】本発明においては、基材に塗布された電離
放射線硬化性樹脂を含む樹脂組成物を完全に硬化させる
方法として、電離放射線照射を使用する。基材上に形成
された半硬化状態の樹脂層の上に、金属、金属酸化物又
は金属化合物等の無機質材料を蒸着又はスパッタリング
等によって薄膜を形成した後に、電子線等の電離放射線
を照射して樹脂層を完全に硬化するので、無機質材料の
薄膜は樹脂層に強力に接着する。薄膜層に使用される無
機質材料としては、紫外線硬化型樹脂や電子線硬化型樹
脂等の屈折率より低屈折率を示すフッ化マグネシウム
(MgF2 )、シリカ(SiO2 )が好適である。薄膜
層に樹脂層より低屈折率の材料を使用することにより、
防眩効果がよく発揮される。電離放射線として紫外線を
使用する場合は、半硬化状態の樹脂層及び無機質材料の
薄膜層は紫外線が透過できる透明な層にする必要があ
る。 【0036】電離放射線照射装置としては、通常、紫外
線照射装置や電子線照射装置が使用される。例えば、
紫外線としては、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀
灯、カーボンアーク、ブラックライト、メタルハライド
ランプ等の光源が使用される。電子線源としては、コッ
クロフトワルト型、バンデグラフ型、共振変圧器型、絶
縁コア変圧器型或いは直線型、ダイナミトロン型、高周
波型等の各種電子線加速器を用い、100〜1000K
eV、好ましくは100〜300KeVのエネルギーを
持つ電子を照射する。照射線量としては、通常、0.5
〜30KGy(キログレイ)程度である。 【0037】以下に、具体的な実施例について述べる。 (実施例1)図2(a)に示すように、基材フィルム2
として厚さ80μmのトリアセチルセルロースフィルム
(富士写真フィルム(株)製 FT-UV-80 )を使用し、こ
れに加熱によって指触乾燥できる紫外線硬化型樹脂(三
菱油化(株)製 H-4000 屈折率:1.49)を乾燥状態で塗
膜厚が5μmになるように塗布し、50℃1分間加熱し
て指触乾燥して、半硬化状態の紫外線硬化型樹脂層3a
を形成した。この半硬化状態の樹脂層3aの上に、屈折
率1.38のフッ化マグネシウム(以下MgF2 とす
る)を斜方蒸着法にて、図2(b)に示すように、膜厚
が0.1μmになるようにMgF2 蒸着膜4を形成し
た。 【0038】次に、この蒸着膜4の上に上記紫外線硬化
型樹脂を乾燥状態で膜厚が0.18μmになるように塗
布し、50℃1分間加熱して指触乾燥し、図2(c)に
示すように、半硬化状態の紫外線硬化型樹脂層3aを形
成した。更に、該半硬化樹脂層3aの上に前記MgF2
を蒸着法により、膜厚0.1μmのMgF2 蒸着層4を
形成して、図2(d)に示すような半硬化樹脂層とMg
2 蒸着膜を有する積層シート1aを得た。上記積層シ
ートに、電子線を50KGy照射して、半硬化状態の樹
脂層を完全に硬化して、図1に示すような反射防止シー
トを作製した。 【0039】(実施例2)基材フィルム2として、実施
例1と同じトリアセチルセルロースフィルムを使用し、
これに紫外線硬化型樹脂(大日精化工業(株)製 EXG-4
0 屈折率:1.49)を乾燥状態で厚さが5μmになるよう
に塗布し、紫外線を120mj(ミリジュール)照射し
てハーフキュアーの紫外線硬化型樹脂層3aを形成し
て、図2(a)に示す構成とした。 【0040】次に、実施例1と同様にして、MgF2
着膜4を形成し、更に、前記紫外線硬化型樹脂を乾燥膜
厚が0.18μmになるように塗布し、紫外線を120
mj照射してハーフキュアー状態の紫外線硬化型樹脂層
3aを形成した。更に、ハーフキュアーした樹脂層の上
に、実施例1と同様にして、膜厚0.1μmのMgF2
蒸着層4を形成して、図2(d)に示すような積層シー
トを作製した。上記積層シートに、電子線を50KGy
照射して、半硬化状態の樹脂層を完全に硬化して、図1
に示すような反射防止シートを作製した。 【0041】(実施例3)実施例2と同様に、基材フィ
ルム2として、トリアセチルセルロースフィルムを使用
し、これに紫外線硬化型樹脂(大日精化工業(株)製 E
XG-40 屈折率:1.49)を乾燥状態で厚さが5μmになる
ように塗布し、紫外線を120mj照射してハーフキュ
アーの紫外線硬化型樹脂層3aを形成し、その上に厚さ
0.18μmのMgF2 蒸着膜4を形成して図2(b)
のような構成とした。 【0042】次に、実施例2と同様にして、乾燥膜厚
0.18μmのハーフキュアー状態の紫外線硬化型樹脂
層3aと膜厚0.1μmのMgF2 蒸着層4を形成し、
更に、膜厚0.18μmのハーフキュアー紫外線硬化型
樹脂層3aと膜厚0.1μmのMgF2 蒸着層4を形成
して、三層の薄膜層を有する積層シートを作製した。こ
れに、実施例2と同様に、電子線を50KGy照射し
て、半硬化状態の樹脂層を完全に硬化して、図4に示す
ような反射防止シートを作製した。 【0043】(実施例4)基材フィルム2として、実施
例1と同じトリアセチルセルロースフィルムを使用し、
これに下記組成の紫外線硬化型樹脂塗工液(屈折率:1.
50)を乾燥状態で厚さが5μmになるように塗布し、紫
外線を600mj照射してハーフキュアーの紫外線硬化
型樹脂層3aを形成して、図2(a)に示す構成とし
た。 ☆紫外線硬化型樹脂塗工液の組成 ・ペンタエリスリトールトリアクリレート 90重量部 (大阪有機化学(株)製) ・ポリイソシアネート 10重量部 (大日精化工業(株)製「フェザミンレックス」) ・イルガキュアーー184 3重量部 (日本チバガイギー(株)製) 【0044】次に、図2(b)に示すように、ハーフキ
ュアーの紫外線硬化型樹脂層3aの上に、プラズマ蒸着
法により膜厚0.09μmのSiO2 (屈折率:1.46)
の薄膜層4を形成した。更に、この薄膜層4の上に、前
記紫外線硬化型樹脂塗工液(屈折率:1.50)を乾燥状態
で厚さが0.16μmになるように塗布し、紫外線を6
00mj照射してハーフキュアーの紫外線硬化型樹脂層
3aを形成し、その上に又プラズマ蒸着法により膜厚
0.09μmのSiO2 の薄膜層4を形成し、図2
(d)に示すような層構成の積層シートを作製した。上
記積層シートを40℃、3日間エージングして紫外線硬
化型樹脂層3aを完全に硬化させて反射防止シートを作
製した。 【0045】(実施例5)実施例2と同様にして、図3
(a)に示すように、ハーフキュアーした樹脂層3aと
MgF2 蒸着膜4を有する積層シート1aを作製し、こ
れに接着層5を形成し、図3(b)に示すように、プラ
スチック成形品6に接着した。この成形品の表面に電子
線を50KGy照射してハーフキュアー樹脂を完全に硬
化して、表面に反射防止を施した成形品を得た。 【0046】(表面の物性試験)実施例1、実施例2、
実施例3、実施例4及び実施例5で作製した反射防止シ
ート及び成形品について、JIS K7105(全光線
反射率の測定法)に準拠して、東洋精機(株)製直読式
ヘイズメーターを使用して、波長550nmの反射率を
測定した。また、表面の鉛筆硬度試験と碁盤目によるセ
ロテープ密着試験を行った。その結果、いずれの試料
も、反射率は1%、鉛筆硬度はH、碁盤目によるセロテ
ープ密着度は100/100であり、蒸着膜と樹脂の接
着力が強く、表面硬度に優れ、反射率の少ない反射防止
シートを得ることができた。 【0047】 【本発明の効果】本発明によれば、半硬化状態の樹脂層
の上に、蒸着やスパッタリングによって無機質材料の薄
膜を形成し、それを多層にした後に、電離放射線により
半硬化状態の塗膜を硬化するので、無機質材料からなる
多層の薄膜層は樹脂層との接着力が強く剥離するこがな
いため、表面硬度に優れた反射防止効果の高い反射防止
シートを得ることができ、反射防止シートの用途拡大が
図れる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の反射防止シートの層構成を示す模式断
面図。 【図2】本発明の反射防止シートの製造方法を示す図
で、 (a) 基材に電離放射線硬化性樹脂を塗布して半硬化
状態にした図。 (b)(a)の半硬化樹脂層に無機質材料の薄膜層を形
成した図。 (c)(b)の薄膜層の上に更に半硬化樹脂層を形成し
た図。 (d)(c)の半硬化樹脂層の上に再度無機質材料の薄
膜層を形成した図。 【図3】本発明の反射防止シートを成形品に利用する場
合の説明図で、 (a) 半硬化の樹脂層と薄膜層を有する積層シートに
接着層を設けた図。 (b)(a)のシートを成形品に接着して電子線を照射
した図。 【図4】実施例3による反射防止シートの断面図。 【符号の説明】 1 反射防止シート 1a 半硬化樹脂層と無機質材料の薄膜層を有する積層
シート 2 基材フィルム 3 電離放射線硬化性樹脂層 3a 半硬化状態の電離放射線硬化性樹脂層 4 無機質材料の薄膜層 5 接着層 6 プラスチック成形品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 7/04 - 7/06 C23C 14/00 - 14/58

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 基材に多層の樹脂層及び無機質材料から
    なる薄膜層を設けた反射防止シートであって、基材に電
    離放射線硬化性樹脂を含む樹脂組成物を塗布して樹脂層
    を形成し、該樹脂層をハーフキュアーして半硬化状樹脂
    層となし、該半硬化状樹脂層の上に、無機質材料の薄膜
    層を形成し、該無機質材料の薄膜層の上に、前記樹脂組
    成物の半硬化状樹脂層と前記無機質材料の薄膜層を形成
    し、更に、必要に応じて、前記の半硬化状樹脂層と無機
    質材料の薄膜層を形成して基材に多層の薄膜層を設け、
    その後に電離放射線照射又は加熱によって半硬化状樹脂
    層を完全に硬化させたことを特徴とする多層の薄膜を有
    する反射防止シート。
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