JPH02234815A - 滑り止めチェーン - Google Patents

滑り止めチェーン

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JPH02234815A
JPH02234815A JP1120221A JP12022189A JPH02234815A JP H02234815 A JPH02234815 A JP H02234815A JP 1120221 A JP1120221 A JP 1120221A JP 12022189 A JP12022189 A JP 12022189A JP H02234815 A JPH02234815 A JP H02234815A
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locking device
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tensioning
slip
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Charles R Franklin
チャールズ ロバート フランクリン
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    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C27/00Non-skid devices temporarily attachable to resilient tyres or resiliently-tyred wheels
    • B60C27/06Non-skid devices temporarily attachable to resilient tyres or resiliently-tyred wheels extending over the complete circumference of the tread, e.g. made of chains or cables
    • B60C27/10Non-skid devices temporarily attachable to resilient tyres or resiliently-tyred wheels extending over the complete circumference of the tread, e.g. made of chains or cables having tensioning means
    • B60C27/12Non-skid devices temporarily attachable to resilient tyres or resiliently-tyred wheels extending over the complete circumference of the tread, e.g. made of chains or cables having tensioning means resilient pretension
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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  • Lubricants (AREA)
  • Hydrogenated Pyridines (AREA)
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  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
  • Optical Measuring Cells (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車両のタイヤに使用する滑り止めチェーン(横
滑り防止チェーン)に関するもので、該滑り止めチェー
ンは車両のタイヤのトレッドに適用することができるチ
ェーン部分によってともに接続される内側及び外側の横
方向ハーネスを備え、前記外側の横方向ハーネスには少
なくとも1つの中間に配置された弾性伸張部材を備え、
その両端の一方で緊張チェーンに取着し、その他端で緊
張チェーン用の錠止装置を備え、該錠止装置は緊張チェ
ーンがそれを通過するとき解放可能な錠止部材によって
緊張方向と反対にチェーンを錠止する. 滑り止めチェーンは通常組み立てられないで車両に搭載
され、そして道路条件のために必要となるときのみ組み
立てられて利用される。組立てはしばしば使用者にとっ
て不愉快である条件下で行われねばならない。このため
、不適切な取扱いの問題が生じることなく熟練してない
者でも滑り止めチェーンの適用を可能とするように,好
ましくない天候条件でも、迅速に且つ出来るだけ複雑で
ない方法において滑り止めチェーンを装着するような努
力がなされている。
滑り止めチェーンのより容易な適用を可能にするために
過去に多くの示唆がなされかつ実際にここ数年顕著な進
歩がなされている。
かくして,例えば、公知の滑り止めチェーンにおいては
、チェーンの内側ハーネス(すなわち車両のタイヤの内
側に対して横たわるその部分)に関して、その自由端に
緊張チェーンが固定される弾力的に伸張可能なばねスタ
ーラップが使用され、緊張チェーンはばね鋼スターラッ
プの他の自由端上の偏向小穴を通過し且つそれから横方
向に前方に向ってタイヤのトレッドを横切って導かれ、
その場合にその自由端はそこで側部チェーンにそれを鉤
掛けすることにより適宜に維持させることができる。こ
の公知の滑り止めチェーンにおいて、内側ハーネスの比
較的迅速な適用および車軸の外側から作動する使用者に
よる内側ハーネスの締付けを可能にする。
内側ハーネスの締付けの他に、更に、外側の横方向ハー
ネスが同様に車輪上のチェーンの確実な着座を保証する
ために緊張させねばならない。
加えて、一端車輪に固定されたチェーンは短い道程であ
っても、その道程後再び締め付けねばならないので、1
度だけの組立ては不可能である。
他の公知の滑り止めチェーンにおいて、内側の横方向ハ
ーネスは同様に車軸のトレッドを除去するように離して
拡げることができる構造からなる。この構造において、
それらの端部で互いに枢動可能に固定される3個または
4個の堅い金厘の屈曲リンクが内側ハーネスの形状であ
る環状の閉止めされた最終形状にばね力の作用により予
備緊張される。閉止部材は最後のハーネスリンクの2つ
の自由端上にそれぞれ取り付けられ,それらはタイヤト
レッドを横切って拡げられた後、内側ハーネスがその最
終環状形状にそれ自体自動的に閉止するのを可能にする
.この公知の滑り止めチェーンにおいては、使用者が車
輪の外側から内側ハーネスを締め付けねばならないとい
うことがないので、とくに迅速な組立てが可能である。
しかし、外側の横方向ハーネスはまたこの場合に使用者
によって同様に締め付けねばならない。
基本的な検討は、この迅速な組立てとは別に、チェーン
が適切に作動することを保証するために、車軸上のチェ
ーンの良好な緊張した着座が重要であることにある。サ
ービスマンにおける滑り止めチェーンの良好な機能的特
性に関しては,静的応力だけでなく使用中に生じるチェ
ーンの動的応力が平衡させることであり、ならびに良好
なチェーン着座が最も多く変化させる応力の存在におい
ても実際の使用中に維持させることができ,同時にチェ
ーンの動的作用によって強力に影響を及ぼすチェーンの
走行雑音ができるだけ低く維持することができるといる
ことである. チェーンの外側の横方向ハーネスの緊張(締付け)にお
いて、そこに1つ(または幾つか)の弾性伸張部材を設
けることは知られており,該伸張部材はそれら自体チェ
ーンが締め付けられるとき締め付け,それによって発生
される弾性回復力の結果として、チェーンが常にサービ
スにおいても緊張したままであることを保証する.これ
は、実際のサービスにおいて、その場合にチェーンに生
じる動的作用の影響により、外側ハーネス部材の弛緩に
至るかも知れないチェーンの嵌合の変化が生じることが
できるので重要である. 伸張部材の代りに、さらに、錠止部材を使用することが
知られており,該錠止部材によって外側の横側ハーネス
の一端に取着された緊張チェーンが案内され且つ外側ハ
ーネスが締め付けられた後に、緊張チェーン(それとと
もにチェーンに固定される側方ハーネス)が緊張の方向
に対して戻るのを阻止する。
問題の全体的な事実はかなりの期間にわたって組立ての
作用および速度の条件に関して,最近のチェーンについ
てなされねばならない要求が常に所望の特性の一方又は
他方のために妥協していたということであり、その結果
とくに良好な機能的特性を有するチェーンは容易でかつ
良好な組立てを行うことができない. イタリア国実用新案登録第210,268号明細書から
、外側ハーネス用の締付け装置を有する型式の滑り止め
チェーンが知られており,その装置において外側の横方
向ハーネスは中間に配置させた弾性を有するハーネス線
、ならびに緊張チェーン用の反逆転錠止装置を備えてい
る.公知の滑り止めチェーンにおいては、しかし、内側
の横方向ハーネスはまず車軸の後部に組立ての間中適用
される強力なワイヤーローブとして構成され、その端部
の一端が再び車輪の他端において前方に達するまで車輪
のまbりに移動させる一端を有しなければならない.そ
の場合に未経験者には取扱いが簡単でない閉止によって
互いにワイヤロープの2つの自由端を固定する必要があ
る。そこで使用者は、ハーネスとしてのその機能を行う
ように車輪の内側にワイヤロープを移動させることを可
能にするために、両手で横方向に、その端部の固定後閉
止させるワイヤロープを把持し,それを卵形の細長い形
状に引っ張り、それを車軸に向けて移動させ、最後に車
輪の後側まで車輪の上方トレッドを横切って外側且つ上
方部を移動させる必要がある。
外側の横方向ハーネスの組立および締付けはこの非常に
不便な取扱い手順が完了されたときのみ達成することが
できる.この装置において,外側の横方向ハーネスはそ
の端部が最後に完全な緊張線を生じるようにともに鉤掛
けされねばならない2つの単一部分を有するチェーンか
ら作られるハーネスの2つの部分の鉤掛けは内側の横方
向ハーネスが車輪の後側に移動させた後のみ行うことが
できる.同じことは錠止装置を通る緊張線の通り抜けに
も適用される。緊張チェーンに関しては、内側ハーネス
の遷移を許容するために、内方ハーネスが車輪を横切っ
て移動される前に錠止装置から引き出されねばならない
。公知の滑り止めチェーンにおいて,緊張チェーンはハ
ーネス線の一端に固定される一方、その他端で錠止装置
はネジ調整引張りばねの型式の弾性体の挿入により取り
付けられる。錠止装置は解放可能な錠止部材からなり,
該部材は緊張チェーンが錠止装置を通過するとき緊張チ
ェーンと係合することができる。
この公知の滑り止めチェーンは外側の横方向ハーネス上
の伸張部材及び締付け部材の組合せならびにその全体構
造により機能的に良好な特性を有する一方,組み立てる
のが非常に単調でかつ比較的遅い。このため、内側の横
方向ハーネス且つ外側の横方向ハーネスのハーネス線の
2つの部分の端部上の接続は解放されねばならず、そし
て緊張チェーンはまた錠止チェーンにより解放されねば
ならない。鋼製ロープが再度前方に達するまで内側ハー
ネスの鋼製ロープは単に車輪のまわりに押圧させること
ができ、その後前記接続は予め定めたシーケンス段階に
おいて再度確立されねばならない.前述のごとく,また
必要なことは,緊張チェーンが組立て前に錠止装置から
引き出され、そして組立ての完成のために、外側ハーネ
スの締付けを行うことができる前に、再び錠止装置を通
り抜けなければならないということである。これにも拘
らず、実質的な手先の器用さが必要であり、そして行な
われねばならない多数の操作が例えば皮手袋を着けたま
まで行うことができない。加えて、前記接続の確立は追
加の光源の使用なしの都合の悪い照明条件において可能
でない。錠止チェーンの自由端での精力的な引張りによ
る伸張部材上への過度の応力を回避するために、伸張部
材を形成する螺旋ばねの内部にチェーン部分が適用され
、該チェーン部分は螺旋ばねの弛緩状態において緩く係
止しかつ予め定めた限界にまで螺旋ばねの伸張を単に許
容する。しかし、伸張部材がそれらの負荷限界に緊張さ
れないならば、不愉快な雑音はばね内に存在する弛緩さ
れたチェーン部分を通って各螺旋ばね内に発生させるこ
とができる。それとは別に所望しない振動が使用される
螺旋ばねの結果として、運転中にチェーン内に生じる動
的応力の中に生じることができ,そしてこれらの振動は
また滑り止めチェーンの走行雑音を強める。さらに、螺
旋ばねは所望しない摩擦作用を生じることができる車両
のタイヤの外方側壁に対して横たわる。
この点から進んで、本発明が解決しようとする問題は、
.この種の公知の装置を,同様により大きな効率により
、構造における過度の複雑さなしに実質上より容易に且
つより迅速な組立てを行うことができるようにしたもの
である.この問題は,内側の横方向ハーネスがタイヤの
トレッド上に滑り込むように弾性的に離して広げられる
ことができるリング形状の開放ばね鋼スターラップとし
て構成され,その端部に閉止部材を備え,これらの閉止
部材はばね鋼スタ一ラップがタイヤのトレッドに滑り込
されかつその最初の位置にはね返った後(その弾性回復
力の結果として)又はその端部が使用者によってともに
前進させられた後にばね鋼スターラップの端部を錠止し
、そして閉止部材はかくしてばね鋼スターラップを閉止
端形状に拘束して保持し、さらにハーネス線が貫通の連
続(かつまた連続可能な)線として構成され、一方それ
に中間に挿入される弾性体が緩衝部材として構成され,
そして錠止装置に通される緊張チェーンは錠止装置を通
るその自由端の通り抜けを阻止する装置を備え,その結
果緊張チェーンは常に錠止装置を通って通り抜けられか
つそれから引き出すことができない本発明による滑り止
めチェーンにおいて解決される. スタータップの2つの端部が互いに近づくときその部材
が互いに錠止するリング形状の弾性的に伸張可能なばね
鋼スターラップとしての内側の横方向ハーネスの構成に
よって、内側ハーネスの非常に迅速な組立てが行うこと
ができ、その締付けをもはや必要としない。さらに、ば
ね鋼スターラップはとくに安定な内側ハーネスを形成し
、そのことはチェーンの良好な着座のために、また使用
におけるその走行作動のために重要である.本発明によ
る滑り止めチェーンにおいて、外側の横方向ハーネスの
ハーネス線は、関連の従来技術におけるように組立ての
間に引き離されており、次いでその後最終的に組立てを
完了するために合わせられねばならない2つの別個の部
分から形成されているものではない。どちらかと言えば
、対照して見ると、本発明による滑り止めチェーンにお
いては貫通の連続ハーネス線が使用され、すなわちハー
ネス線が取り外されるかまたは複数部分に分離させるこ
とができない線の貫通長さからなり、そしてその場合に
,1つ又は複数の弾性伸張部材が緩衝部材の形式で含ま
れているという場合である. 本発明による滑り止めチェーンにおいては、貫通ハーネ
ス線の2つの自由端を結合する緊張チェーン(ハーネス
線の一端に固定されかつハーネス線の他端に配置される
錠止装置を貫通し、そしてその中で横方向にずらされる
ために)はもはや錠止装置から自由になることができな
いが常にその中に通されたままであるので、組立中に不
便な通し作業の必要がない.この点において、緊張チェ
ーンはばね鋼スターラップを拡げかつ車両タイヤ上にそ
れを滑り込ませる過程中にチェーンの外側からの障害を
示さないような長さを使用する。
上述した通り、本発明による滑り止めチェーンの組立て
中に、ばね鋼スターラップはまず公知の方法において引
き離され、タイヤ上に滑り込まされかつ解放される.そ
の閉止部材の錠止はスターラップが十分な強さによりそ
の閉止位置に予備偏倚されるならば、ばね鋼スターラッ
プの端部の弾力によって、好ましくは自動的に、または
そのような大きなばね偏倚が選ばれないならば,使用者
が閉止部材が互いに錠止係合する範囲にばね鋼スターラ
ップの2つの端部を近づけるという事実によって行われ
る.この点において、緊張チェーンはその自由端で引張
ることが必要であり、従ってそれは錠止装置を通しかつ
伸張部材の他に対しての同時の伸び(引張り)により連
続八−ネス線の2つの端部を引っ張り,その結果外側ハ
ーネスの緊張した着座が達成され、そして緊張させられ
た伸張部材および錠止装置内の一方向ラッチの結果とし
て、運転中にも保証されたままである。最後に、通常の
チェーンにおけるように、錠止装置から引き出された緊
張チェーンの自由端は望ましくは外側の横方向ハーネス
に固定され,その際ここではまた緊張した着座が同時に
緩衝部材として構成されるさらに他の弾性伸張部材を中
閏に備えることにより保証され,これはまた錠止装置の
背部(その下流側)に置かれた緊張チェーンのこの外端
に関連して緊張チェーンの良好な緊張した着座を保証す
る. 本発明による滑り止めチェーンにおいて、接続はハーネ
ス線の部分間になされず,また緊張チェーンの端部が錠
止装置に通されねばならないこともない。さらに、使用
者は、閉止が自動でないので、ばねスターラップとして
構成した内側の横方向スターラップを閉止するために幾
つかの簡単な操作のみを与えねばならない。本発明によ
る滑り止めチェーンは不都合な天候条件に.おいて、例
えば最も寒い天候において,使用者が目の粗いまたは詰
め物をした二叉手袋を着用したときでも、それらを脱ぐ
ことなく、使用者によって組み立てることができる.使
用者がチェーンの個々の部品を認識することができない
暗がりまたは不都合な照明条件においても、使用者は迅
速な感じによりかつ錠止装置を通って完全に引っ張られ
る緊張チェーンがさらに強力な引っ張り力を呈する抵抗
により、本発明による滑り止めチェーンが全体として適
切に適用させることを確信することができる. 本発明による滑り止めチェーンの解放はまた対応の従来
技術におけるよりも実質上簡単であることが判かる。
著しく容易でかつ迅速な組立てとは別に,本発明による
チェーンは同じ型の滑り止めチェーンと比して同様によ
り簡単化された構造を有する。
これに加えて、本発明による滑り止めチェーンは同時に
緩衝部材としての弾性伸張部材の構成によって、使用中
に生じる動的作用に関して有するその作動に関連して改
善され、その作用は使用中、とくに負荷の比較的大きな
差が迅速な連続において互いに生じるとき生起する変化
する動的負荷および緊張が緊張されたチェーン着座にお
いてとくに釣り合された力の取込みに至り、そのさい弾
性部材(かつそれによりチェーン線全体)に生起する平
衡運動は、緩衝部材のために、純粋な弾性部材が存する
ときより全体的に小さくなるということである.これら
の緩衝部材はさらにチェーンの走行雑音への基本的な正
の影響を有し、それらはとくに外側ハーネス線の所望し
ない振動の発生を阻止し,外側ハーネス線はまた車輪の
内側上野比較的大きな硬い部材であるスターラップがチ
ェーンの良好な着座を付与するだけでなく、組み立てら
れたチェーンの所望しない振動の発生を同様に少なくす
るので、内側の横方向ハーネスとしてのばね鋼スターラ
ップの使用によって支持される.本発明による滑り止め
チェーンは優れた機能的特性を有し、また著しく容易で
且つ迅速な組立てを可能にする.チェーンは良好に着座
し且つ静的組立て段階中だけでなく、また次の使用中の
動的負荷段階中の使用中の道路網から伝達される応力の
パルスを弾力的に(緩衝方法において)取るように、常
に緊張した状態に支持することができる。同時に、本発
明による滑り止めチェーンは種々の大きさのタイヤにつ
いても同様にチェーンの使用を行うことができる一定の
許容範囲を有している。
本発明の好適な実施例によれば、ばね鋼スターラップと
して構成された内側ハーネスは各端部においてその平面
から屈曲され、ばね鋼スターラップの閉止の方向に対し
て向けられる鉤掛け耳部を有する平らな板として形成さ
れるそれぞれの閉止部材を有する。切欠部が耳部に隣接
して板に設けられ、そしてばね鋼スターラップがともに
釈放されるとき他方の閉止部材の鉤掛け耳部と係合させ
ることができる。さらに,鉤掛け耳部は各場合にばね鋼
スターラップの同一側に突出し、ばね鋼スターラップの
弾力閉止の方向に切欠部に先立ってそれぞれの板に配置
されている。2つの閉止部材が相互の鏡面対称により構
成させるのがとくに好適である。これらの実施例におい
て、板状閉止部材は各々ばね鋼スターラップの平面内に
あり、フックは平面の同一側に向って突出する.鉤掛け
耳部は平面から屈曲されるので、その作用は各耳部が閉
止の方向に他方の閉止部材がそこで鉤掛け耳部が係合す
ることができる板の切欠部に達するまで一側(他方の閉
止部材の板がその側に前進すると仮定する)に向って該
板を偏向することができるといることである.好適な閉
止部材はそれらのとくに平らなかつ小さな構造のために
,それらが車両のタイヤの側壁に突出するのが無難しく
且つこのため衝突または絡まりの危険を発生しないとい
う大きな利点を有する。切欠部は打ち抜き穿孔として形
成されるので、多分1つの切欠部に集まった氷は,本発
明の滑り止めチェーンが外されるとき,フックを掛け外
すことにより難なく切欠部から押し出すことができ、そ
の結果チェーンの部材の除去は着氷したときでも可能で
ある。
本発明による滑り止めチェーンのさらに他の好適な実施
例は錠止装置がチェーン案内溝を有し,該溝は選択的に
緊張チェーンの1つのリンクがこのチェーン案内溝上で
横向きにかつ平らに横たわる一方、すぐ次のチェーンリ
ンクが先行のリンクに対して直角に案内溝内に向けられ
て支持されそして非常に小さな横方向の遊びのみで案内
溝内に貫通し、それにより錠止装置内の緊張チェーンの
位置が正確に決定される.ここで,錠止装置はチェーン
案内溝内の係合方向にばねにより付勢されたチェーン案
内溝と一直線にされた枢着錠止歯の形式で設けられ、緊
張が締付け方向において緊張チェーンに加えられるとき
、チェーン案内溝を通る前進に関してはチェーンリンク
を解放するが,反対方向へのチェーンリンクの運動を妨
げるような形状を備えている. 好ましくは,チェーン案内溝はその端部において、緊張
チェーンの自由端が車両のタイヤのほぼ中心に引き出す
ことができ、そしてハーネス線からの直線においてチェ
ーン案内溝に入るような方法において屈曲される。この
方法において、緊張チェーンの自由が緊張チェーンが引
っ張られるとき脱線されないが容易にかつ快適に動かさ
れることができるような方向において錠止装置から導き
出されることができる。
同様により好適な方法において,チェーン案内溝は回転
可能に取り付けられたローラの周辺溝として構成され、
それにより緊張チェーンを締め付けることにおいて伸張
される力が更に減じられ、そしてそれとは別に,緊張チ
ェーンの自由端はその作用に適するように選択された所
望の方向に逃げることができる. 本発明の他の好適な実施例によれば、錠止歯は一端で枢
着された揺動レバーの端部間から突出するように構成さ
れ、かつ好ましくはそれと一体であり、前記揺動レバー
の自由端は作動ハンドルとして構成されており、該作動
ハンドルは使用者によって操作させることができ、モし
て錠止装置の外部に突出し、そして揺動レバーは緊張チ
ェーン案内溝に向って弾力的に付勢されている。この方
法において,歯はチェーン案内溝内に突出し、従ってそ
の2つの側縁上にチェーン案内溝を横切って横たわるよ
うな緊張チェーンリンクの開放内方領域に突出する。こ
の目的のため、揺動レバーは好ましくは錠止装置のハウ
ジング内に収納されるピンに揺動可能に取り付けられそ
してピンのまわりに巻回された偏倚ばねの端部によりチ
ェーン案内溝に対して弾力的に付勢されている。とくに
好適なことは、錠止装置のハウジングは揺動レバーの解
放運動用の端部受台又はストツパ部材を有する。揺動レ
バーの自由端の長さの適宜な選択により、錠止装置のた
やすい解放に必要な解放力が錠止装置が着氷さえるとし
ても、それに調整させることができる。
錠止装置のハウジングはもちろん適宜な材料から構成す
ることができる。事実上とくに好適なのは、チェーン案
内溝からなる部分の材料と同様に適宜なプラスチック材
料から錠止装置が製造されることであり、それにより行
われる運動によって発生される緊張チェーンとチェーン
案内溝との間の摩擦力はとくに小さく保持される.大体
において、錠止め装置全体はこの方法において比較的平
らな小さな部分をして構成させることができ、そしてよ
り大きな空間条件なしに車輪の一側に容易に収容させる
ことができ、そしてタイヤが突出端部等によって損傷さ
れるかも知れないという危険を生ずることなくタイヤの
側壁に対して横たわることができる.それ自体において
ここに記載された錠止装置の構造は、本発明による滑り
止めチェーンに関連して使用するかどうかに関係なく、
著しく簡単で,堅固で且つ非常に有効なそして使用の簡
単な全体装置を構成する。種々の選択的な構造が、本発
明によって提供されるように、緊張チェーンの自由端が
錠止め装置から離れることを防止するために考えること
ができる。しかし、とくに好適なのは、緊張チェーンが
その自由端にまで錠止装置を介して引っ張られるとき、
形成が錠止装置のハウジング上野対応反対形成と係合す
るような方法において,かつ緊張チェーンのこの端部が
錠止装置に走行するのを阻止する所望の錠止が行われる
ような方法において、緊張チェーンの端部上に端部スト
ッパ部材を設けることである. 緊張チェーンの端部上のこの端部ストツパ部材は常に錠
止装置の外側に残るハンドルの形式においてとくに好適
にされ,したがって使用者が厚い手袋を装着していると
しても同様に可能である緊張チェーンを締め付けるため
に使用者によって容易に把持することができる。
本発明の好適な実施例において,前記ストツパ部材は弾
性的に伸張可能な締付け部材として構成され,その自由
端はそれを外側の横方向ハーネスに鉤掛けするための固
定部材(好ましくはフックに形成される)を有する。こ
の方法において、弾性的に伸張可能な締付け部材が構成
され、該部材はそれ自体緊張チェーンを締め付けている
人の手において一定の弾性伸張に従う。
ここでもちろん緊張部材を例えば螺旋引っ張りばねの形
式に構成することができる.しかしながら、本発明のと
くに好適な実施例によれば、この弾性的に伸張可能な緊
張部材はまた緩衝部材の形式に構成され、そのさいその
作用は緊張チェーンの自由端上の振動の発生は運転中の
動的な応力の発生中に同様に妨げられることが達成され
、このような応力は締付け部材の端部においてフックが
その鉤掛け位置から事実上離れることができる型式から
なる。
本発明の好適な実施例において、緩衝部材はプラスチッ
ク又は加硫ゴムから,すなわちその固有のヒステリシス
の結果として所望の緩衝特性を有する材料から作られて
いる。
ハンドルを形成する締付け部材は緊張チェーンの端部の
堅固な延長部にすることができるが、好ましくは、外側
の横方向ハーネスのチェーンリンクへのその端部上の固
定部材(好ましくはフックとして設計される)の挿入を
さらに簡単化するために,前記端部に旋回方法において
固定されている。
本発明による滑り止めチェーンのさらに好都合な実施例
において、錠止装置の後の領域に緊張チェーンを再び向
けるための少なくとも1つの偏向部材が設けられている
。この偏向部材は外側の横方向ハーネスに適用されかつ
車両のタイヤの中心に向けられる,この偏向部材によっ
て,締付け時錠止装置を通って引き出される緊張チェー
ンの自由部分は,外側の横方向ハーネスによって取り囲
まれる表面の少なくとも2倍の過剰締付けにより緊張チ
ェーンの比較的長い端部分の同様に信頼し得る収納を可
能にするように、うまく合せられ、そこに再び向けられ
ることができる.好ましくは車両のタイヤの中心に向か
う偏向部材の方向付けは種々のチェーン部分の交差を回
避する。
緩衝部材として構成され,外側の横方向ハーネスに取付
けられた弾性伸張部材は適宜な材料から製造することが
できる。しかしながら、このためにとくに好適なのは十
分な弾性特性を有する緩衝プラスチック又は適宜な加硫
ゴムである。好適な加硫ゴムの型式は好ましくは−50
’C以下の低い温度でもそれらの弾性伸張特性を実質上
維持する型式である. 本発明の好適な実施例において、ばね部材および緩衝部
材はその2つの端部にそれぞれの固定部材が適用される
伸張可能な部分または帯片錠部分として構成され、それ
は好ましくは関連のハーネス線の隣接チェーンリンクへ
の接続のためのフックまたは小穴として構成させること
ができる、この型式の帯片形状ばねおよび緩衝部材それ
が比較的平らであるという利点を有するだけでなく、そ
の構成におけるより大きな構造的自由度を可能にする。
もちろん、適宜な方法において帯片状伸張部材の端部に
おいて固定部材を締め付けるか又はそうでなければ固定
することができる.しかしながら、とくに簡単であるが
長い持続のとくに信頼し得る固定付属品は緩衝部材の向
い合う固定部材の端部が緊張部材の端部に、ゴムークロ
ロハイドレイトを基礎にした接着剤により接着固定され
ている. 弾性緩衝部材において、それらの緩衝特性のために,緩
衝部材が側部チェーン内に弾性部材として挿入されると
き例えば純粋な螺旋ばねにおける場合である程度にそれ
らの伸張を制限することは基本的に不必要である.しか
しながら、本発明の好適な実施例によれば、ばね伸張の
限界は極端に強い緊張下での緩衝部材の過剰伸張を阻止
するために、本発明によって使用される緩衝部材に設け
られている.これは、とくに好適な方法において、緩衝
部材が閉止されたハウジング内に取付けられ、その壁を
通ってその固定部材が突出するために達成され、固定部
材の少なくとも一方、好ましくは両方が伸張および収縮
方向に周囲壁内で自由に動くように取り付けられている
.好ましくは熱可塑性プラスチックからなるこの閉止さ
れたハウジングはそれに収容された緩衝部材を保護し、
低温に耐え、その端壁によって、端壁が対応する伸張の
限界を構成するため、緩衝部材が離れ過ぎて伸張するの
を阻止(それが緩衝部材を完全に取り囲むので)する。
緩衝部材の伸張は端部の少なくとも1つが緩衝部材を取
り囲む壁内に可動に収容されている(伸張の方向に)の
で、それらに取着される固定部材を通って外側に伝達さ
せることができる。
基本的には緩衝部材の固定部材用のハウジングの端壁に
比較的大きな穿孔を導入することができる。しかしなが
ら,とくに好適な配置は各固定部材が弾性方向に延び,
間隙をもって許容する寸法の、ハウジング内の開口部を
貫通する軸を有するということである.間隙用の露出し
た室のみが使用されるという事実の結果として、その作
用は軸がハウジングのそれぞれの端壁内で自由に動くこ
とができるが,汚物および湿気は浸入を多いに阻止し,
この方法においてハウジング内の氷の形成は回避させる
ことができる。
とくに好適なのは、その部分用のハウジングがともに堅
固に固定される2つの半殻体からなるということであり
、それにより簡単且つ迅速で、経済的な組立てが可能で
ある。
本発明を添付図面に示した実施例についてより詳細に説
明する。
第1図および第2図はホイールリムに取付けられたタイ
ヤ1の斜視図であり、該タイヤには符号2で示した滑り
止めチェーンが装着されている。このチェーン2は車軸
の内側にばね鋼スターラップ3(第2図参照)の形状の
内側ハーネスを有し、スターラップ3は第2図に示した
端部状態において閉鎖円形リングを構成する。
閉止部材4,5はばね鋼スターラツプ3のそれぞれの端
部に固定されている。これらの閉止部材は平らな板状打
抜き部片(第2図,第3図,第4図)から形成されてい
る。2枚の打抜き部片4,5は互いに鏡面対称に設計さ
れ、対応して取付けられている。それらは第3図及び第
4図に関連して以下に詳細に説明する。
タイヤ1のトレッド(接地面)にわたって延びるチェー
ンライン部分6の端部はばね鋼スターラップ3に固定さ
れている。これらのチェーンライン部分6はトレッド内
に位置している接続部分7とともに、滑り止めチェーン
2の作動網を形成する. 組立てのために、ばね鋼スターラップ3はその2つの端
部の領域において使用者によってまず把持されそしてタ
イヤ1のトレッド上に滑り込ませることができる範囲ま
で互いに離して拡げる.次いでばね鋼スターラップ3は
使用者によって開放・され、その結果、スターラップ3
が十分に予備緊張されている場合にその最初の位置に弾
力的にはね返り,それによりその端部が弾性回復ばね力
の結果として互いに向って前進し,従って閉止部材4,
5を互いに係合させる。
この後、ばねスターラップ3は第2図に示した位置を取
る。もし拡がったばね鋼スターラツプ3のばね予備緊張
が2つの端部を、はね返り時に閉止部材4,5が互いに
自動的に係合するように十分に近接させるのに.十分で
ない場合に、使用者は手で互いに向って小さなあるべき
所にない距離だけ、ばね鋼スターラップ3の2つの側方
突出部分を近づける必要がある。滑り止めチェーンを取
り外すために,ばね鋼スターラップ3は、閉止部材4,
5の相互の係合の開放後に、外側からタイヤ1を取り囲
むようにした使用者の手によって把持することができ、
タイヤ1を横切って外側に滑り込ませることができる範
囲にタイヤの後ろに離れて拡げる.この過程中において
,閉止部材4,5は作動網6,7のチェーン部分によっ
て妨害されることなく、互いに離れて移動する. タイヤの内側の端部の一方によってばね鋼スターラップ
3に固定されているチェーンライン部分6はタイヤ1(
第1図)の外側上のそれぞれの端部を閉止外側ハーネス
チェーン8に取付け、該チェーン8の2つの端部の各々
にはそれぞれの伸張部材9が固定されている.このよう
な伸張部材9は第10図に関連して以下により詳細に説
明する。
ハーネスチェーン8に固定されない伸張部材9の他端は
それらの一部分を緊張チェーン10の端部にそして第6
図乃至第9図に関連してより詳細に以下に説明する一方
向錠止装置11に取付けられている。この点において、
錠止装置11は緊張方向、即ち2つの伸張部材9間の間
隔が減じられることを保証する方向に緊張チェーン10
の困難のない通過を行なうことができ、他方緊張チェー
ン10は錠止装置11を通る緊張チェーン10の自由な
かつ制御されてない前後運動を発生すべく緊張チェーン
10を解放するための解放子12が作動されるまで持続
する時間にわたって反対方向に滑り込むのを阻止する. 緊張チェーン10の自由端は、外側ハーネスチェーン8
に固定されている偏向フック13の型式の偏向部材上に
導かれ、そしてタイヤの中央に向ける。ここから、緊張
チェーンの端部領域は外側ハーネスチェーン8のほぼ反
対位置に向けられ,そこで、弾性締付け部材14の自由
端に設けられたフック15によって適宜に鉤掛けされる
。この構成において、締付け部材14は緊張チェーン1
0の自由端に旋回可能に配置されている(第5図に関連
して以下にさらに詳細に説明する). 第1図に見ることができるように,ハーネスチェーン8
と,2つの伸張部材9と、それらを結合する緊張チェー
ン10の部分と、錠止装置11とは滑り止めチェーン2
の外側ハーネスを示すほぼ円形のリング形状の周部の完
全に閉じた連続線を形成する。
解放子12の作動後に、緊張チェーン10の自由端が錠
止装置11を通って引張られるときでも、締付け部材1
4の結果として錠止装置11を通過できないように構成
されているため、この閉止線は開放することができない
。この点については緊張チェーン10の長さはこの状態
において,すなわち緊張チェーン1oが十分に戻され、
ばね鋼スターラップ3の端部が離れて湾曲されている(
第2図)場合に締付け部材14が錠止装置11に対して
当接しているとき、十分に離れて拡げられたばねスター
ラップ3が外側からタイヤ1にわたって妨害なしに外す
ことができるような長さが選定されている。これが行な
われたとき,前述のごとく,ばねスターラップ3の端部
は解放され、ばねスターラップ3がその最初の位置には
ね返り、それにより閉止部材4,5を相互に係合させる
その後、錠止装置11から突出する締付け部材14は使
用者によって把持されかつそれへの引張りにより緊張チ
ェーン10は緊張方向に負荷されかつ十分に大きな抵抗
が感じられるまで錠止装置11を通って引っ張られる。
この状態において、伸張部材9はすでに多少強力に伸張
され,外方の横方向ハーネスチェーン8は第1図に示し
た位置を取り,解放子12は緊張チェーン10の逆戻り
、すなわちその所望しない弛緩を阻止する。
この後、緊張チェーン10の自由端は偏向フック13の
まわり、に移動させ、締付け部材14の伸張後、フック
15は、その意図しない抜け出しを阻止するために,僅
かに緊張させられるような方法において外側の横方向ハ
ーネスチェーン8に引っ掛けられねばならない。
滑り止めチェーンが取付けられ、その走行中に,伸張部
材9は滑り止めチェーン2を常にタイヤ1上に固定し且
つ緊張して位置させ、個々のチェーンライン部分の位置
の偏向に至るすべての動的応力を均一に吸収し且つ補正
する作用をなす。
理解できるように、タイヤ1に滑り止めチェーン2を組
立てるために必要とされるすべてのものは熟練の必要の
ない幾つかの簡単な操作であり、悪い照明条件において
も又は実際に暗がりにおいて容易に行なうことができる
.第3図には同じ構造からなり、鏡像関係を有する2つ
の閉止部材4,5が示され、これらのばね鋼スターラッ
プ3のそれぞれの対向端に固定されている.ばね鋼スタ
ーラップ3が弾性回復力の発生により使用者によって引
き離されるとき,次いで閉止部材4,5は第3図に示し
たような、引き離された関係に移動される。その後ばね
鋼スターラップ3がその最初の位置にはね返されるとき
、2つの閉止部材4,5は第3図に示した矢印の方向に
互いに向って移動する6各閉止部材4,5は例えば2m
mの板鋼から打ち抜かれ,ばね鋼スターラップ3の端部
に向い合う端部に2つのリベット孔16を有し、該孔1
6に締付け方法においてばね鋼スターラップ3の端部を
取り囲む対向部片(図示せず)がリベット止めされてい
る。各閉止部材4,5はさらにその中央領域に略矩形の
開口部17を備え、その自由端近傍に閉止フック18を
有し、該フック18は関連の閉止部材4,5の基板の板
鋼から適宜な方法において金属薄板耳部を屈曲すること
によって形成する。この薄板耳部18は閉止方向に対向
して、即ちばね鋼スターラップ3の方向に向けられ、そ
の結果閉止方向に対向して有効な閉止フック18を構成
する。該閉止フック18を形成する金属薄板ラッチ又は
耳部はその表面から関連の閉止部材4,5の自由端近傍
に斜め外側に(即ち、タイヤの側面に位置するように向
けられない閉止部材の側部に向って)且つ開口部17に
向って延びる。耳部は閉止部材4,5の表面に対して平
行に折り曲げられ、その自由端に向って傾斜している開
口部17の方向に閉止部材4,5の緊張面に対して平行
に延びる。耳部18の端部分と閉止部材の表面との間の
部分間隔はその金属薄板の厚さより実質上大きくない.
更に,表面から離れている耳部18の部分の幅は開口部
17の幅より僅かだけ小さい。両閉止部材4,5の閉止
フック18は同一側に突出し且つ2つの開口部17とと
もに、ばね運動線(矢印)と同一面に横たわる.それら
の部分の閉止部材4.5はばね鋼スターラップ3(第2
図参照)によって形成される平面内に横たわり且つ互い
に鉤掛けすることができ、・2つの閉止部材4,5に関
係なく前後に横たわる. 第4図において,2つの閉止部材4.5はばね鋼スター
ラップ3がそのリング形状の最初の状態(前もって引き
離された後の)に再びはね返るか又は手で対応位置に戻
されたとき生じる互いに鉤掛け又は閉止した状態におい
て示されている. 各閉止部材4,5はタイヤのトレッドに向い合うその縁
部上に、タイヤトレッドにわたって延伸するチェーンラ
イン部分6を固定するための穿孔19を有している. 第5図に示した実施例は斜視図及び拡大図で緊張チェー
ン(第1図参照)10の端部に設けられた締付け部材1
4を示す。これは帯片状中央部分21を有し、−50℃
までの温度で十分に柔軟且つ弾力性がある加流ゴムから
なる。この中央部分21は同時に緩衝部材として作用し
、手で容易に伸張させることができ、そして緊張チェー
ン10を締め付けたい作動者によってハンドルとして直
接使用することができるように寸法付けられている. 端板20は緊張チェーン10に向けられている帯片状中
央部分21の端部に挿入されている(図示を明瞭にする
ために、その最後のリングのみが第5図に示されている
)。この端板1oは緊張チェーン1oの最後のリンク1
0aを受容するための横孔を有する。かくして、緊張チ
ェーン10は締付け部材14に枢動可能に連接されかつ
緊張チェーン1oを締め付けるためのハンドルとして使
用することができる。フックl5は緊張チェーン10を
締め付けた後に側方チェーンに鉤掛けする(第1図に示
したような端位置)ことができる。
第6図及び第7図は錠止装置1を通過する部分を示した
緊張チェーン10を有する錠止装置を斜視図で示してい
る. 錠止装置11は間隔を置いた方法で配置された2枚のプ
ラスチック側板22から形成されるハウジングを有する
。第7図において.a察者に向い合う錠止装置11の側
板22は,その内部の状態を示すように、除去されてい
る。
2枚の側板22は第7図に示すように、それらの間に配
置されたローラ23を回転可能に支持する横方向短軸4
0によって貫通されている.この日ーラ23はその外周
にチェーン案内溝24を備え、該溝24はその作動方法
および緊張チェーン10のリングとの協働について第8
図及び第9図により詳細に示されている。
緊張チェーン1oはローラ23上のチェーン案内溝24
を通って走行する。第6図及び第7図の矢印9′の方向
において、緊張チェーン10は伸張部材9に導内され、
該伸張部材9により緊張チェーン10が外側の横方向ハ
ーネスチェーン8に取付けられ、矢印14′方向におい
て緊張チェーンは締付け部材14に導内され、使用者が
締め付けるために把持するその自由端に至る. 作動レバーの形式の解放子12は側板22を横方向に貫
通する他の短軸29に揺動可能に取付けられている.解
放子12は短軸29に取付けられている一端を有し,第
7図に示した矢印39の方向にばね26によって付勢さ
れている金属薄板レバーとして構成されている。ばね2
6は短軸29のまわりに巻回されている。
解放子12の他の自由端41は、矢印8の方向に作動さ
せることができるように、銃の引きがねのような作動の
ためにとくに適切な形状で形成され、第1図に見ること
ができるように、タイヤの中心方向に側板22によって
形成されるハウジングから外側に突出する。この構成に
おいて,解放子12は偶発的に解放する危険なしにとく
に簡単な作動を行なうことができる。
解放子12の全長の約1/3に対応する短軸29の中心
点からの距離において、ラッチ歯25が形成され(第7
図)、ばね26の力によってローラ23に向って付勢さ
れている。この歯25は矢印14′で示した緊張チェー
ン10の端部に向い合う表面27(第8図)を有し、モ
してローラに対して載置するどきローラ23に対してほ
ぼ半径方向に延伸している。歯25の他の反対端面ば短
軸29に向って適宜にテーパが付けられている。
錠止の作動方法は第8図により正確に示されている。緊
張チェーン10の第2リングがチェーン案内溝24に突
出し、従ってローラ23の半径方向面にほぼ横たわり、
緊張チェーン1oの他のリンクはローラ23の外周に横
たわり,それらはチェーン案内溝24の両側に延伸して
いる.ローラ23に関連して異なって配置された歯25
の表面27.28は,第8図に見ることができるように
、矢印14′の方向(緊張チェーンの自由端に向って)
に緊張チェーン10の運動を可能にし、その際にその歯
25を有する解放子12はローラ23の半径方向に延在
するチェーンリンクの第8図に対して屈曲矢印の方向に
傾斜面28に対して前進により常道を離れて旋回させら
れている。
他方において、矢印9′の方向(すなわち伸張部材9に
向って)への緊張チェーン10の運動は表面27のラッ
チ作用(さらに他の開放運動に対して解放子12の阻止
と結合される)によって阻止される。しかし,錠止装置
は緊張チェーン10との結合から歯25を揺動するため
に解放子12上に支持するのに比較的小さな力のみが必
要であるような方法で寸法付けられており、その結果緊
張チェーン10が実質的に伸張性のある力に従わされる
ときでも、解放は快適にかつ困難なく行なうことができ
る。
第9図は第8図の■−■線に沿う断面を示し、第8図は
チェーン案内溝24を通るリンクの前進において緊張チ
ェーンのこれら連続チェーンリンクの主平面のほぼ互い
に垂直な配置を示す。
第10図は伸張部材9の拡大図を示し、伸張部材9は下
方ハウジング34及び上方ハウジング35から形成され
る熱可塑性プラスチックの細長い中空箱を有し、各ハウ
ジングの2つの狭い側部は固定部材32の突起用孔33
を有している。箱34.35の内部には加流ゴムからな
る平らな帯片部分30が取り付けられ,その特性は−5
0℃以下の低い温度でもその柔軟性および弾力性を維持
するようになっている。
中央の平らな帯片部分3oは横方向の大きな間隙なしに
ハウジング34.35内に緩く挿入されているが、内部
の端部から見られる通りその2つの狭い側部の各々に関
して一定の伸張空間を有する。両端に存する伸張空間の
合計はハウジング34及び35と、平らな帯片部分30
と,該帯片部分30に取着される固定部材32からなる
伸張部材9全体の許容し得る弾性通路に対応する.これ
は帯片部分30が負荷により伸張することができる最大
範囲である.この伸張中に,ハウジング34,35は帯
片部分30の運動と同伴することはないので、所定位置
に固定されたままである.帯片部分30の各端部には,
それぞれの孔33を通るばね通路の方向に延びるそれぞ
れの軸31が非常に小さな間隙のみでそれぞれの孔33
を貫通して、接着固定または加流され,その結果軸31
は該軸31の長手方向に自由に且つ妨げるものなく移動
することができるが、同時に横方向の遊びが良好である
. 加流したゴムにより形成される帯片部分30は、ここで
は弾性媒体としてのみ作動するが、また同時にその材料
に固有の比較的大きなヒステリシスの結果として緩衝部
材として作動する。
軸31の自由端にはそれぞれ小穴32′が形成され、各
々外側のハーネスチェーン8の端部の一方、即ち緊張チ
ェーン4の一端又は錠止装i!11の一端に固定されて
いる。
ハウジング部分34および35はともに堅固に固定され
、その結果ハウジング全体は水溜りに強くかつ外部作用
に対してその中に配置された弾性緩衝部材30を十分に
保護する。
第10図は実線で無負荷状態における伸張部材90寸法
を、破線で全負荷(すなわち最大伸張での)での寸法を
示す.
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車のタイヤに適用された本発明による滑り
止めチェーン(自動車のタイヤの外側から見た)の斜視
図、第2図は第1図による滑り止めチェーンを車輪の内
側から見た斜視図、第3図は第2図に示したばね鋼スタ
ーラップの2つの閉止部材をばね鋼スターラップの端部
の接近時の相互掛正直前の離れた状態で示した拡大斜視
図、第4図は第3図の2つの閉止部材を相互に掛止した
状態で示した斜視図、第5図は緊張チェーンの自由端で
の締付け部材を示す拡大斜視図、第6図は本発明による
滑り止めチェーンの緊張チェーン用一方向ラッチ(錠止
装置)を示す拡大斜視図、第7図はハウジング側壁が除
去されている第6図の錠止装置を示す斜視図,第8図は
緊張チェーンへの第6図および第7図の錠止装置の錠止
部材の係合を略示する拡大図,第9図は第8図のIX−
IX線に沿う断面図、第110図はハウジング力バーの
一部が除去されている弾性的に伸張可能な緩衝部材を非
常に拡大して示す斜視図である. 図中、符号1は車両のタイヤ,2は滑り止めチェーン、
3はスターラップ、4,5は閉止部材、8はハーネスチ
ェーン,10は緊張チェーン、11は錠止装置,12は
揺動レバー、14は締付け部材,15は固定部材(フッ
ク)、17は穿孔、18は鉤掛け耳部,21は弾性伸張
部材,23はローラ、24はチェーン案内溝、25は錠
止歯、26は偏倚ばね、29は短軸、30は緩衝部材、
31は軸、32は固定部材、33は開口部、34.35
はハウジング、4lは作動ハンドルである. 特許出願人   コンチベイス ベイセンフェルスゲゼ
ルシャフト ミット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タイヤのトレッドに適用させることができるチェ
    ーン部分によってともに接続された内側及び外側の横方
    向ハーネスには少なくとも1つの中間に配置させた弾性
    伸張部材を備え、その両端の一方で緊張チェーンに取付
    け、その他端で緊張チェーン用の錠止装置を備え、緊張
    チェーンが錠止装置を通過するとき、錠止装置の解放可
    能な錠止部材によって緊張方向と反対に緊張チェーンを
    錠止する滑り止めチェーンにおいて、内側横方向ハーネ
    スにはタイヤトレッド上に滑り込むように弾性的に離し
    て拡げることができるリング形状の開放ばね鋼スターラ
    ップ(3)を備え、該スターラップの端部にはスターラ
    ップの端部に近接することによりともに錠止することが
    できる閉止部材(4、5)を備え、ハーネス線を連結線
    として構成し、少なくとも1つの弾性伸張部材には緩衝
    部材(30)を設け、錠止装置(11)を通って通過す
    る緊張チェーン(10)には錠止装置(11)を通るそ
    の自由端の通過を阻止する締付け部材(14)を備えた
    ことを特徴とする滑り止めチェーン。
  2. (2)錠止装置(1)にはチェーン案内溝(24)を備
    え、緊張チェーン(10)のリンクをチェーン案内溝(
    24)の2つの側線上に交互に横たわるか又はチェーン
    案内溝(24)内に対して垂直に走行させ、錠止部材を
    チェーン案内溝(24)に向けられ且つ揺動可能に取付
    けた錠止歯(25)から構成し、該歯をチェーン案内溝
    (24)の係合方向にばねにより付勢させ、緊張チェー
    ン(10)が緊張方向に引っ張られるとき走行のためチ
    ェーン案内溝(24)内のチェーンリンクを解放するが
    、反対方向にはチェーンリンクの通過を阻止するように
    錠止歯を形成したことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の滑り止めチェーン。
  3. (3)チェーン案内溝(24)を回転可能に収納させた
    ローラ(23)の外周上に設けたことを特徴とする特許
    請求の範囲第2項に記載の滑り止めチェーン。
  4. (4)前記錠止歯(25)をその両端の一方に枢着させ
    た揺動レバー(12)の端部間から突出させ、該レバー
    の自由端を錠止装置(11)から突出する作動ハンドル
    として形成し、揺動レバー(12)をチェーン案内溝(
    24)に向ってばねで付勢させたことを特徴とする特許
    請求の範囲第2項又は第3項に記載の滑り止めチェーン
  5. (5)締付け部材(14)を緩衝部材として構成したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の滑り止め
    チェーン。
  6. (6)各緩衝部材(30)を閉止ハウジング(34、3
    5)内に受容させ、その壁を通って固定部材(32)を
    突出し、固定部材(32)の少なくとも一方、好ましく
    は両方を弾性の方向に壁内で移動のために収納させるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第5項に記載の滑り止め
    チェーン。
  7. (7)緩衝部材(30)のハウジングを好ましくはプラ
    スチックから形成し、ともに堅固に固定される2つの半
    殻体(34、35)からなり、固定部材(32)の各々
    を弾性方向に延在するそれぞれの軸(31)から形成し
    、各軸をそれに適合される間隙により半殻体(34、3
    5)に形成した開口部(33)を貫通することを特徴と
    する特許請求の範囲第6項に記載の滑り止めチェーン。
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