JPH02228646A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

Info

Publication number
JPH02228646A
JPH02228646A JP4920289A JP4920289A JPH02228646A JP H02228646 A JPH02228646 A JP H02228646A JP 4920289 A JP4920289 A JP 4920289A JP 4920289 A JP4920289 A JP 4920289A JP H02228646 A JPH02228646 A JP H02228646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emulsion
silver halide
silver
core
sensitivity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4920289A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunori Wada
安則 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP4920289A priority Critical patent/JPH02228646A/ja
Publication of JPH02228646A publication Critical patent/JPH02228646A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料に関するものであ
り、さらに詳しくは高感度で、しかも製造安定性が良く
、かつ耐圧性の優れたハロゲン化銀写真感光材料に関す
るものである。
〔発明の背景〕
ハロゲン化銀写真感光材料への基本的な要求のひとつで
ある高感度化に関しては、最近の技術開発により大幅に
向上しているものの、さらにフィルムメーカーサイドと
しては、製造安定性の良い高感度かつ高画質のハロゲン
化銀写真乳料の開発が当業界の優先課題とされている。
一般に、ハロゲン化銀写真乳剤の感度は、ハロゲン化銀
粒子の粒径に強く依存し、大粒径域で高く小粒径域では
低感度が常識とされている。
一方、画質も粒径に強く依存して大粒径域では高感度は
得られても、画像の粒状性、鮮鋭性は著しく劣化し商品
性を損なう結果となる。
そのため、小粒径域でより高感度を得るための乳剤技術
が数多く報告されており、例えばシェル厚が0.01μ
票以上で、粒子成長中に還元増感を施した単分散性のコ
ア/シェル乳剤を用いた特開昭57−179835号、
粒子内部に20モル%以上の沃化銀を局在化さ・せな単
分散性コア/シェル乳剤による特開昭59−17753
5号、或は二つの粒度分布を有した単分散乳剤による特
開昭57−178235号明細書記載の方法など数多く
知られている。
一方、高感度化、高画質化に並んで感光材料の物性改良
も極めて重要な要素であって、特に高感度ハロゲン化銀
写真感光材料の圧力耐性の向上は、必須要件の一つであ
る。
一般に、感光材料は、裁断、加工、装てん、搬送など、
さまざまな機械的応力を受ける機会を有する。感光材料
に力が加わる七写真特性に変化を起こすことはよく知ら
れており、例えばに、B、Mather、 J、Opt
、 Soc、 Am、 38.1054 (1948)
或はP。
Faalens、 J、Phot、Sci、g、105
 (1954)などに詳しく報告されている。
写真性の変化の多くは′圧カ力ブリ′又は゛圧力減感″
と言われている局部的にカブリ或は減感現象を招くこと
で、このうち特に後者の′圧力減感′現象は医療用感光
材料の場合、誤診につながる重大な危険性を有している
従来より、これらをなくして耐圧性を向上する目的から
、多くの提案がなされており、例えば感光材料構成層中
に非乳剤層を設けて圧力カブリを改良した特開昭60−
24546号或はチアジアゾール化合物やチオエーテル
類、チオウレア−類を用いて圧力減感を防止しt;特開
昭57−164734号、同60−80840号明細書
などが知られている。
しかしながら、これら従来技術を追試した結果、高感度
化に関しては効果は明らかに認められその際、感度のハ
ロゲン化銀粒径に対する依存性として例えば、粒径06
45〜1.6μmの大粒径域に於いては感度が粒径の2
乗の対数とは望直線関係にあることが分かった。しかし
、小粒径域の例えば、0.45μm以下の粒子を用いる
と感度の粒径依存が大きくなる!こめ極端に感度の低下
が起こすことがわかった。
このように感度の粒径依存性が極端に大きい場合には、
粒子調製時の僅かな粒径変動が感度変動に太き(影響し
てコンスタントな製品性能の維持が極めて困難な状況に
陥ってしまう。
また、感光材料の物性に関しても、ハロゲン化銀結晶自
体の圧力耐性を改良することが最も好ましいのは当然で
あり、上述の従来技術のいずれもが、ハロゲン化銀粒子
に加わる外的圧力を物理的に低減緩和する方法であるた
め、効果には限界があった。
〔発明の目的〕
本発明はこのような実状に鑑み為されたものであって、
その主たる目的の第一は、製造安定性が優れた高感度写
真乳剤の製造方法および該乳剤を有したハロゲン化銀写
真感光材料を提供することである。
本発明の第二の目的は、耐圧性が優れ、かつ高画質の画
像を得られるハロゲン化銀写真感光材料を提供すること
である。その他の目的は、以下の明細から明らかとなる
〔発明の構成〕
本発明者は鋭意検討の結果、上記の目的は平均粒径が0
.45μm以下のコア/シェル型ハロハロゲン化銀粒子
を含む乳剤層を少なくとも一層有するハロゲン化銀写真
感光材料において、該乳剤のシェル層の厚みが0.05
〜0.28μmであるハロゲン化銀写真感光材料によっ
て達成された。
さらに、上記乳剤のコアのハロゲン化銀粒径は0.15
〜0.27μ寵であって、かつコア部の高沃度層の沃化
銀含量が10〜40モル%であるハロゲン化銀写真感光
材料によって達成される。。
本発明でいうコアとは、種晶上に沃化銀含有量の高い沃
化銀局在化部分を有した状態の粒子を指し、その表面を
被覆するシェル層よりも高沃度であることが重要である
。また種晶自身が高沃度部を持ち、種晶単独でコアとな
っていてもよい。
本発明のハロゲン化銀粒子全体の平均ヨード含有量は、
10モル%以下が好ましく1モル%以上がより好ましい
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いられる乳剤は
、公知の方法で製造できる。例えばリサーチ・ディスク
ロージャー(RD、17643 P22〜23.197
8年12月月、乳剤製造法(Emulsion Pre
parationand Types)及び同(RD、
18716 P648.1979年11月)に記載の方
法が用いられてよい。なおコア/シ工ル型乳剤を得る方
法としては、例えば英国特許l。
027,146号、米国特許3,505.068号、同
4,444.877号、及び特開昭60−14331な
どの公報に詳しく述べられている。
即ち、中性法、酸性法、アンモニア法などの溶液条件、
順混合法、逆混合法、ダブルジェット法、コンドロール
ド・ダブルジェット法などの混合条件、コンバージョン
法、コア/シェル法などの粒子調製条件及びこれらの組
合わせ法を用いて製造することができる。
本発明の好ましい実施態様としては、沃化銀を粒子内部
に局在させたコア/シェル型単分散乳剤である。このよ
うなコア部及びシェル層に用いられるハロゲン化銀の種
類としては、沃化銀、沃臭化銀、臭化銀、或はこれらに
少量の塩化銀を存在させたものであってもよい。
また、シェル層は実質的には臭化銀もしくは沃臭化銀が
好ましく最終的に得られるコア/シェル乳剤は、沃臭化
銀乳剤であることが高感度を得られる点で有利である。
次に本発明に係るコア/シェル型乳剤の好ましい実施態
様のついて述べる。
まず、種晶粒子としては粒径が0.15〜0.27μm
の沃化銀含有量の比較的少ないハロゲン化銀粒子を調製
する。この場合、沃化銀量が低いほど単分散性のよい粒
子が得られる。好ましい沃化銀含有量は0〜40モル%
でより好ましくは0.5〜10モル%である。得られた
乳剤は、常法により可溶性塩類を除去してからアンモニ
ア水を含むゼラチン溶液中に分散して、その中へ高沃度
のハロイド溶液とアンモニア性硝酸銀溶液を添加し高沃
度の被覆層を設はコア粒子を成長する。次いで充分な量
のブロムイオンと硝酸銀溶液を含む水溶液を添加するこ
とにより粒子最表面に実質的に沃化銀含量の少ないシェ
ル層を生成させて本発明に係る乳剤を得ることができる
本発明でいうシェル層とは、この最表面層を指し、高A
gBrのハロゲン化銀組成からなり、その厚みが0.0
5〜0.28.u mで好ましくは0.10〜0.28
.u mである。
本発明に係るコア/シェル乳剤のシェル層は、臭化銀ま
たは沃臭化銀乳剤からなることが好ましく、−層以上の
多層構造をなしていてもよい。好ましくは0.05〜0
.28μmの厚さの層構造である。
該シェル層に対して沃化銀局在部を有するコアのハロゲ
ン化銀組成は、沃化銀含有量が10〜40モル%、好ま
しくは20〜40モル%の法度イオン含む沃臭化銀乳剤
であってよい。コアのの粒径は0.15〜0−27 p
 ms好ましくは0.15〜0.25.u mである。
コア粒子の調製時に於ける銀およびハライドイオンの添
加条件は、ダブルジェット法もしくはコンドロールドダ
ブルジェット法を用いることが好ましい。
本発明の乳剤は、その物理熟成過程において、必要によ
ってはカドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イリ
ジウム塩またはその錯塩、ロヂウム塩又はその錯塩、鉄
塩又は鉄錯塩などを共存させてよい。コア粒子の形状は
球状、板状、双晶型であってもよく又八面体、十四面体
、立方体もしくはそれらの混合型であってもよい。
種晶粒子は調製に際して均一なハロゲン組成になってい
ることが好ましい。又、種晶粒子は単分散型でも多分散
型でもよいが好ましくは単分散型でよい。ここでいう単
分散乳剤とは、常法により、例えば平均粒子直径を測定
したとき、粒子数または重量で少なくとも95%の粒子
が、平均粒子径の±40%以内、好ましくは±30%以
内にあるハロゲン化銀粒子である。
ハロゲン化銀の粒径分布は、狭い分布を有した単分散乳
剤或は広い分布の多分散乳剤のいずれであってもよい。
ハロゲン化銀の結晶構造は、内部と外部が異なったハロ
ゲ〉・化銀組成からなっている。本発明の好ましい態様
としての乳剤は、沃化銀局在部を持つコア部分に低沃度
のシェル層からなる明確な二層構造を有したコア/シェ
ル型単分散乳剤である。かかる単分散乳剤の製法は公知
であり、例えJ、Phot、Sic、 12゜242〜
251頁(1963)、特開昭48−36890号、同
52−16364号、同55−142329、同58・
49938号、英国特許1.413.748号、米国特
許3゜574.628号 3.655.394号などの
公報に記載されている。
上記の単分散乳剤としては、種晶を用い、この種晶を成
長核として銀イオン及びハライドイオンを供給すること
により、粒子を成長させた乳剤が特に好ましい。なお、
コア/シェル乳剤を得る方法としては、例えば英国特許
1,027.146号、米国特許3,505.068号
、同4,444,877号、特開昭60・14331号
などの公報に詳しく述べられている。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、アスペクト比
が5以上の平板状粒子であってもよい。
かかる平板状粒子の利点は、分光増感効率の向上、画像
の粒状性および鮮鋭性の改良などが得られるとして例え
ば、英国特許2.112.157号、米国特許4,43
9.520号、同4,433,048号、同4,414
.310号、同4,434.226号などの公報に記載
の方法により調製することができる。
上述した乳剤は、粒子表面に潜像を形成する表面潜像型
あるいは粒子内部に潜像を形成する内部潜像型、表面と
内部に潜像を形成する型のいずれの乳剤であってもよい
乳剤は可溶性塩類を除去するためにターデル水洗法、7
0キユレーシヨン沈降法あるいは限外ろ適法などの水洗
方法がなされてよい。
本発明に係る乳剤は、物理熟成まt;は化学熟成前後の
工程において、各種の写真用添加剤を用いることができ
る。公知の添加剤としては、例えばリサーチ・ディスク
ロージャー No−17643(1978年12月)お
よび同 No−18716(1979年11月)に記載
された化合物が挙げられる。
これら二つのリサーチ・ディスクロージャーに示されて
いる化合物種類と記載箇所を次表に掲載添加剤    
RD−17643Rd−18716頁 分類     
頁 分類 化学増感剤 増感色素 現像促進剤 カブリ防止剤 安定剤 色汚染防止剤 画像安定剤 紫外線吸収剤 フィルター染料 増白剤 硬化剤 塗布助剤 界面活性剤 可塑剤 スベリ剤 〃 25   ■ 25   ■ 25〜26■ 〃 4  V 6  X 26〜27]I 26〜27f1 7  n 〃 スタチック 防止剤 7  IN マット荊 バインダー 28  XVl 26   IN 648−右上 648右−649左 648−右上 649−右下 〃 650左−右 649右〜650左 65i右 650右 650右 〃 650左 651左 本発明に係る感光材料は、前述のRD−17643の2
9頁XX項またはRD−18716の651頁左欄に記
載された通常の方法によって現像処理することができる
本発明に係る感光材料に用いることのできる支持体とし
ては、例えば前述のRD−17643の28頁およびR
D−18716の647頁左欄に記載されているものが
挙げられる。適当な支持体としては、プラスチックフィ
ルム、紙などでこれら支持体の表面は一般に、塗布層の
接着をよくするために、下塗層を設けたり、コロナ放電
、紫外線照射などを施してもよい。そして、このように
処理された支持体上の片面あるいは両面に本発明に係る
乳剤を塗布することができる。
本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料のすべてに適用可
能であるが、特に高感度の黒白用あるいはカラー用感光
材料に適している。
医療用X線ラジオグラフィーに本発明を適用する場合、
例えば透過性放射線曝射によって近紫外光ないし可視光
を発生する蛍光体を主成分とする蛍光増感紙が用いられ
る。これを本発明の乳剤を両面塗布してなる感光材料両
面に密着し露光することが望ましい。
ここで言う透過性放射線とは、高エネルギーの電磁波で
あって、X線及びガンマ−線を意味する。
また蛍光増感紙とは、例えばタングステン酸カルシウム
を主とした蛍光成分とする増感紙、或はテルビウムで活
性化されt;稀土類化合物を主成分とする蛍光増感紙な
どをいう。
〔実施例〕
次に実施例によって本発明を具体的に説明する。
なお、本発明は、該実施例に限定されるものではない。
実施例−1 A、乳剤の調製 (イ)種晶No、lの調製 先ず以下のA−Hの溶液を準備した。
Ar−H,023c Lゼラチン 0.2Kg BrH!0 5.2Q LHtSO4(稀硫酸) CrH,0 77、On+Q 6.012 Lゼラチン              150gD 
r H!0               5.4QL
A gN Os               190
gE (−Hto                6
−4QLA gN O32−82Kg 反応釜にA液を加えao’cに保温し、他の液は59℃
で添加しt;。この際、B液とD液をコントロールダブ
ルジェット法で30分間かけて添加し、そしてC液とE
液をコントロールダブルジェット法で105分間かけて
加えた。撹拌は800rpmで行った。
流速は粒子の成長に伴い、ハロゲン化銀粒子の総表面積
に比例して増加せしめ、添加液の流入の際、新しい成長
核が発生せず、かついわゆるオストワルド熟成を起こさ
ず、粒径分布の広がらない流速で添加した。
得られた乳剤を脱塩後、調整することによって、沃化銀
2モル%粒径0.3μmの14面体単分散種晶No。
1を得た。
(ロ)コア及びシェル層の形成(E m No、13)
上記の種晶No、l(粒径0.3μl11)を用いて、
最終粒径が0.4μmのときのコア及びシェル層形成の
例を示す。
以下の溶液を調製した。
J、H,013ff L氷酢酸 0.120 KrH,0 2,34a Lゼラチン 2g Lr)(,0 1,541Z Lゼラチン MrH,0 50g 1.2!In L濃アンモニア水 NrH,0 30mQ 1.95Q OrH,0 1,7H P  rH,03,9Q LK B r                   
    2.25KgJ液を加え45°Cに保温し、撹
拌機で800rpmで撹拌を行った。J液に酢酸を加え
て、pH−9,90に調整し、種晶を銀換算で添加総銀
量の42.2%をJ液に溶解しした。そして、M液を5
分かけて等速で添加した後に、E液及びN液を同時に4
5分かけて添加し沃化銀局在部を有するコア部を形成し
た。
この時のpAgは8.08であった。
次にシェル部を形成するために20分かけてKBr溶液
及び酢酸を用いてpHを8.83、pAgを8.89に
調整した後、0液とL液を同時に30分かけて添加した
。この時、添加開始時と添加終了時の流入速度比は1:
10であって、時間と共に流速を上昇せしめた。また流
入量に比例して、pHを8.83から8.00まで低下
せしめた。また0液及びL液が全体の273の量だけ添
加された時にP液をラッシュで添加した。この時pAg
は8.89からpA gll、lまで上昇した。更に酢
酸を加えてpHを6.0にした後に種晶と同様に脱塩処
理を行い、ゼラチンを追加し、pH= 5.90、pA
 g= 8.72である乳剤を得た。粒径の分数性、σ
/r=o、16、そして(Ill)面が20%、(10
0)面が80%である0、4μmのAg13モル%の1
4面体のコア/シェル型沃臭化銀単分散乳剤EmNo。
13を得た。
(ハ)種晶No、2〜6の調製 上述の(イ)と同様の方法を用い、B液とD液の添加速
度および反応温度をコントロールすることにより下記表
1に示す種晶No、2〜6を得た。
表1 本添加流量は(イ)の種晶No、lのB+D液の添加速
度30分を100とした場合の相対値で示しIこ 。
(ニ)コア及びシェル層の形成 前述の(ロ)のEm13と同様の方法で(ハ)で調製し
たコア粒子を用いて被覆層を設けた。
例えば、種晶No、3を総重量の19.3%を用いるこ
とによってシェル層の厚みが0.162μmで最終粒径
が0.45/J mのEm32を得た。
また、種晶No、4を総重量の0.18%用いることに
よってシェル層の厚みが0.127μmで最終粒径が0
.35it rnのEm44を得た。
このように種晶種類と量を変えて下記表−2に示したよ
うに24種のコア/シェル型乳剤を調製した。
なお、これら乳剤の沃化銀含量は、シェル形成後、最終
的に3モル%になるように液のKl量を調整して統一し
た。
このようにして得られた乳剤のそれぞれには、チオシア
ン酸ナトリウム、塩化金酸およびハイポを加えて、それ
ぞれの最高感度が得られる条件で化学熟成を行ってから
4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a、7−チト
ラザインデンをハロゲン化銀1モル当たり2X 10−
”モル添加して乳剤を安定化した。
B、テスト試料の作成 上記(A)で調製したハロゲン化銀乳剤に、更に添加剤
として、ハロゲン化銀1モル当り、t−ブチル・カテコ
ール40(1mg、ポリビニルピロリドン(分子量10
.000) 1.og、スチレン−無水マレイン酸共重
合体2−5gxポリエチレンアクリレート(分子量25
0.000) 2.5g、  トリメチルロールプロパ
ン10g。
ジエチレングリコール5g1ニトロフエニル−トリフェ
ニル7オスフオニウムクロライh 50mg5 l、3
・ジヒドロキシベンゼン−4−スルホン酸アンモニウム
4g、2−メルカプトベンズイミダゾール−5−スルホ
ン酸ソーダ15mg、 2−メルカプトベンズチアゾー
ル10mgx 1.1−ジメチロール−1−ブロム −1−ニトロメタン 0mg 等を加えて乳剤とし、また、保護層添加剤として下記の
化合物をゼラチン1g当たりの量で加えた。
即ち、 SO,Na 平均粒径7μmのポリメチル メタクリレートからなるマット剤    711g平均
粒径0.013μmのコロイダルシリカ  70mgホ
ルムアルデヒド            9mgグリオ
キザール            6mg2−ヒドロキ
シ−4,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンナトリ
ウム塩        4mg等を加えたゼラチン水溶
液を保護層として、下引済みのポリエステルフィルム支
持体の両面に、コーティングスピード150m/min
で同時塗布し、2分30秒で乾燥して試料を得た。なお
、塗布銀量は両面で6.5g10+”、保護層のゼラチ
ン塗布量は両面で2.6g/m”、乳剤層のゼラチン塗
布量は両面で4.8g/■2であった。
写真性能の評価 作成した試料をKS−1型センシトメーター〔コニカ(
株)製〕を用い JIS法にもとづき内光でウェッジ露
光したのち、自動現像機5RX−501(コニカ株)製
〕でXレイ自動現像機用現像液XD−XR,定着液XF
−SR(いずれもコニカ(株)製〕で45秒モードで処
理を行い写真性能の評価を行った。
なお、感度は各々粒径が同一の中で比較した。
即ち粒径が0.5μmでは試料No、lを、0.45/
J m。
0.40p m、 0.35μmおよび0.30μmで
は、それぞれ試料NO,7,13,18および22を比
較試料としてカブリ+0.2の濃度を与える露光量より
算出した値より相対値として表した。
得られた結果を表−2に示す。
耐圧性の評価 耐圧性の評価方法として、各試料を約12時間、25°
C1相対湿度50%恒温恒湿に保ち、この条件下で、曲
率半径2cmにて、約280°折り曲げた。折り曲げて
から3分後にアルミウェッジを用いて増感紙K O−2
50(コニカ(株)製)にてX線露光を行い、前述と同
様に現像処理した。
得られた試料の各つ1ツジ黒化濃度を測定し、折り曲げ
によって生じた減感部分と、折り曲げを行った部分との
濃度差をΔDとし、各濃度りでΔDを割り、そり平均値
ΔD/Dを算出し、この値を圧力減感の目安とした。つ
まりこの値が小さいほど、圧力減感耐性がよいことにな
る。
得られた結果を表−2に示す。
表−2 実施例−2 本実施例は、本発明に係るハロゲン化銀粒子の高感度性
及び製造(工程)時における安定性について、粒径と感
度の関係を調べたものである。
第1図は、実施例−1で作成した試料を用いて、粒径と
感度(相対感度)の関係をそれぞれ対数値で図示したも
のである。
第1図から分かるように、本発明に係るハロゲン化銀粒
子は、比較用粒子と同一粒径にしたいづれの場合でも高
感度が得られ、かつ比較の粒子では、粒径が小さくなる
に従い感度の粒径依存性が大きくなるのに比べ、本発明
では小粒径域においても感度の粒径依存性は一定である
製造安定性では、例えば比較用粒子の0.35〜0.4
0μm域における粒径変動率が3%のとき、感度は10
%以上も低下するのに対し、本発明の粒子では5%の低
下にとどまり、変動が1/2以下になっていることが分
る。
このように本発明のハロゲン化銀粒子が示す感度は、小
粒径域においても粒径の2乗の対数値に比例しているこ
とが明らかとなり、ハロゲン化銀写真感光材料の高感度
化及びその製造工程安定化の上からも優れていることが
理解できる。
〔発明の効果〕
本発明により、製造安定性のよい高感度/%ロゲン化銀
乳剤が得られた。また、本発明による乳剤を用いたハロ
ゲン化銀写真感光材料は、圧力減感が少なく優れた画質
を有していた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るノ・ロゲン化銀乳剤の粒径と感
度の関係を示したもので、横軸は粒径を、縦軸は相対感
度をそれぞれ対数値で表したものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均粒径が0.45μm以下のコア/シェル型ハ
    ロゲン化銀粒子を含む乳剤層を少なくとも一層有するハ
    ロゲン化銀写真感光材料において、該乳剤のシェル層の
    厚みが0.05〜0.28μmであることを特徴とする
    ハロゲン化銀写真感光材料。
  2. (2)上記乳剤のコアのハロゲン化銀粒径が0.15〜
    0.27μmで、かつコア部の高沃度層の沃化銀含量が
    10〜40モル%であることを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項記載のハロゲン化銀写真感光材料。
JP4920289A 1989-02-28 1989-02-28 ハロゲン化銀写真感光材料 Pending JPH02228646A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4920289A JPH02228646A (ja) 1989-02-28 1989-02-28 ハロゲン化銀写真感光材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4920289A JPH02228646A (ja) 1989-02-28 1989-02-28 ハロゲン化銀写真感光材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02228646A true JPH02228646A (ja) 1990-09-11

Family

ID=12824408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4920289A Pending JPH02228646A (ja) 1989-02-28 1989-02-28 ハロゲン化銀写真感光材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02228646A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0444256B2 (ja)
JPS6135537B2 (ja)
EP0126644B1 (en) Light-sensitive silver halide photographic material for x-ray photography
JPH0564328B2 (ja)
JPH0523422B2 (ja)
JP2001264919A (ja) ハロゲン化銀放射線写真フィルム
US4912029A (en) Silver halide photographic materials
JP2828229B2 (ja) 直接ポジハロゲン化銀乳剤
JPH06250305A (ja) 乳房造影法における迅速処理用のための増強された像品質を有するハロゲン化銀感光性写真材料
JPH0433019B2 (ja)
JPS63199347A (ja) 鮮鋭性の向上した高感度ハロゲン化銀写真感光材料
JP3150478B2 (ja) 好適な像色調及び表面まぶしさを有するx線ハロゲン化銀写真材料
JPH02228646A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH10115883A (ja) 極薄の平板状粒子乳剤を含む放射線透過写真要素
JPH03158843A (ja) 感光性ハロゲン化銀写真材料
US5593821A (en) Silver halide emulsion and photographic material having the same
JP4643585B2 (ja) 高スピードラジオグラフィ用フィルム
JP2821504B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPS63281151A (ja) 鮮鋭性が高く、高感度なハロゲン化銀写真感光材料
JPH10307353A (ja) (111)平板状塩(臭)沃化銀結晶の製造方法
JPS63259563A (ja) 粒状性及び鮮鋭性の改良された片面感光性写真感光材料
JPS60162245A (ja) ネガ型ハロゲン化銀写真感光材料と放射線画像形成方法
JPH01105244A (ja) 迅速処理可能なハロゲン化銀写真感光材料
JPH0588285A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPS62174739A (ja) X線用ハロゲン化銀写真感光材料