JPS63281151A - 鮮鋭性が高く、高感度なハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

鮮鋭性が高く、高感度なハロゲン化銀写真感光材料

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JPS63281151A
JPS63281151A JP11667287A JP11667287A JPS63281151A JP S63281151 A JPS63281151 A JP S63281151A JP 11667287 A JP11667287 A JP 11667287A JP 11667287 A JP11667287 A JP 11667287A JP S63281151 A JPS63281151 A JP S63281151A
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silver halide
light
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silver
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JP11667287A
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Mikio Kawasaki
川崎 幹男
Bon Honda
本田 凡
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Konica Minolta Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/46Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein having more than one photosensitive layer

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料に関する。
特に支持体の両側に感光性ハロゲン化銀乳剤層を有する
感光材料において、クロスオーバー光を減少させること
により鮮鋭性を高め、しかも高感度を維持したハロゲン
化銀写真感光材料を提供するものである。
〔発明の背景〕
支持体の両側に感光性乳剤層を有する感光材料は、支持
体の一方の側の乳剤層のみを感光させようとしても、支
持体を透過した光(クロスオーバ  。
−光)が反対の側の乳剤層をも感光させることがあり、
これはクロスオーバー効果として古くから知られている
。クロスオーバー効果は鮮鋭性を低下させるので、その
原因となるクロスオーバー光をできるだけ低減させるこ
とが望まれている。
上記支持体の両側に感光性乳剤層を有する感光材料の例
としては、放射線感光材料、特にX線感光材料がある。
例えば医療用直接X線画像の撮影に際しては、支持体の
両面に乳剤層が形成されたX線フィルムを螢光増悪紙の
間に密着させて設置するが、この場合X線フィルムは螢
光増感紙の発光によって増感紙に接しているX線フィル
ムの乳剤層だけを感光するのではなく、クロスオーバー
光により反対側の乳剤層も同時に感光する。このクロス
オーバー効果は鮮鋭性を低下させてしまう。
従来、クロスオーバー光をカットする技術として、米国
特許第3.923.515号に比較的低感度のハロゲン
化銀乳剤層を支持体とより高感度なハロゲン化銀乳剤層
の間に設けることが示されている。
しかし、この技術によれば、クロスオーバー光が減少し
、高ガンマで、かつ最高濃度が高くなる反面、粒状性が
劣化するという問題があった。
またEP(欧州特許)−84,637号には、平板状粒
子を含むハロゲン化銀乳剤層を非平板状粒子を含むハロ
ゲン化銀乳剤層より支持体側に設けることが示されてい
る。そして、この技術によればクロスオーバー光は減少
し、鮮鋭性は向上するが、粒状性が劣化するという問題
があった。
さらにクロスオーバー光をカットするために、フィルタ
ー色素を乳剤層と支持体との間に設けることが知られて
いる。一般に、フィルター色素は現像処理過程で脱色さ
れることが好ましく、特にX線フィルムではこの特性が
要求される。そこで、フィルター色素としては多少の水
溶性を有するものが用いられるが、この場合は、フィル
ター色素が乳剤層に拡散して感度低下の原因となること
がある。また保存中にカプリ上昇などをおこすことがあ
る。
例えば従来技術の1つとして、英国特許821.352
号に、色素または染料を用いる技術が記載されている。
しかしながら、ここに記載の方法では色素または染料に
より感度が低下したり、また色素残り等による処理後の
フィルムの色汚染があって、診断上好ましくない。近年
は一層の迅速処理が望まれているが、処理が高速になる
程、上記色素残り等の問題が起き易くなる。
クロスオーバー光による鮮鋭性の劣化は、感光性乳剤層
中の銀量が少ない程著しい。従来このクロスオーバー効
果の問題は、銀量の少ない感光材料、例えばオルソ増悪
したオルソタイプの感光材料において問題になり、この
タイプの感光材料についてクロスオーバー光低減の技術
が研究されていた。しかし近年の高感度乳剤の開発の結
果、低銀量でも充分な感度が得られるようになり、この
ため、従来は銀量が比較的多かったのでクロスオーバー
効果を余り問題としなかったレギエラータイプの感光材
料においても、クロスオーバー光の低減が必要とされる
ようになって来ている。
上記のように現状では、特定のタイプのみならずあらゆ
るタイプの感光材料について、クロスオーバー光低減が
望まれている。これは例えば医療用X線感光材料におい
ては、鮮鋭性を更に一層高めて、診断能を一層大きくす
るために切望されることである。かつこのようなりロス
オーバー光の低減を、感度低下をもたらすことなく達成
することが望まれているのである。
また一方では、前記したように少ない銀量で充分な感度
が得られる乳剤が開発されて来ており、これは省銀の立
場からも望ましいことではあるが、銀量が少ないと上述
のクロスオーバー効果の問題が大きくなるほか、乳剤に
よっては、処理性に問題が生じ、例えば現像時に現像機
によるローラーマークが発生して画像を劣化させること
がある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は上記した従来技術の諸問題を解決し、ク
ロスオーバー光を減少させ、鮮鋭性を向上させ、かつ粒
状性をも改良したハロゲン化銀写真感光材料を提供する
にある。
〔発明の構成及び作用〕
上記目的は支持体の両側に感光性ハロゲン化銀乳剤層を
有するハロゲン化銀写真感光材料において、前記支持体
の両側の感光性ハロゲン化銀乳剤層のうちの少なくとも
片側に設けられた乳剤層が少なくとも二層からなり、該
二層の感光性ハロゲン化銀乳剤層の中で最も高い感度を
有する乳剤層と前記支持体間に存在する感光性ハロゲン
化銀乳剤層の少なくとも一層に沃化銀を含有するハロゲ
ン化銀写真感光材料によって、達成される。
本発明では上記のように少なくとも片側に設けられた乳
剤層が少なくとも二層からなっていればよく、かつ該二
層について上記のような沃化銀含有の構成をとっていれ
ばよい0両面が少なくとも二層よりなっていてもよい、
更に両面の該二層が、上記の沃化銀含有の構成になって
いれば更に好ましい。
支持体両面の層構成は互いに同一でもよく、異なってい
てもよい。また必要に応じて非感光性層である中間層、
アンチハレーション層等を設けてもよく、保護層を設け
てもよい。
上記本発明は、以下のような知見に基づくものである。
すなわち鮮鋭性と粒状性とは、鮮鋭性を向上させると粒
状性が劣化し、逆に粒状性を良くすると鮮鋭性が劣化す
るという関係にあり、両者は背反するものと考えられて
いた。これらの改良について、従来は上記の如く粒状性
と鮮鋭性についてのみ目が向けられて、このため結局両
者の相反する要請が相克していたのであるが、本発明者
らの検討によれば、粒状性と鮮鋭性の関係を改良するの
に、調子再現(階調コントロール)も重要な役割を果た
しているのである。この知見をもとにして本発明者らは
種々検討した結果、本発明のように感光性ハロゲン化銀
写真感光材料を多層構造にし、かつ最高感度を示す感光
性ハロゲン化銀乳剤層と支持体の間にある感光性ハロゲ
ン化銀乳剤層中に沃化銀(Agl)を含有させれば、感
度低下が少なく、調子再現も良好で(すなわち階調コン
トロールできる)、かつ高鮮鋭性で、粒状性も良好なハ
ロゲン化銀写真感光材料が得られることを見い出し、本
発明に至ったものである。
本発明     ゛ のハロゲン他 剤層〜沃化銀を含む低感度感光性ハロゲン化銀乳剤層〜
支持体、 (b)外から、保護層〜高感度感光性ハロゲン化銀乳剤
層〜低域度感光性ハロゲン化恨乳剤層〜沃化銀を含む中
感度感光性ハロゲン化銀乳剤層〜支持体、 (C)外から、保護層〜高感度感光性ハロゲン化銀乳剤
層〜沃化銀を含む中感度感光性ハロゲン化銀乳剤層〜沃
化銀を含む低感度感光性ハロゲン化銀乳剤層〜支持体、 (d)外から、保護層〜中感度感光性ハロゲン化銀乳剤
層〜高感度感光性ハロゲン化銀乳剤層〜沃化恨を含む低
感度感光性ハロゲン化銀乳剤層〜支持体、 などの層構成をとることができる。
次に本発明で使用する沃化銀について述べる。
沃化銀としては任意のものを用いることができ、例えば
α型沃化銀(立方晶系、比重d14%・”=6.OO)
、β型沃化銀(六方晶系、比重d ”””=5.71)
 、γ型沃化銀(立方晶系、比重dI4s・”=5.9
6)及びこれらの混合物のいずれでも使用できる。そし
て上記各結晶型の混合物を用いる場合では、α型沃化銀
を多く含んでいるものが好ましい。更に好ましくは、α
型沃化銀である。
なお、α型沃化銀は、沃素原子が体心立方格子をつくり
、銀原子はこの格子のすき間に勝手な配置をとっている
。β型沃化銀は、沃化カリ水溶液に沃化銀を溶かした溶
液をうすめて析出させると得られる。β型沃化銀は、ウ
ルツ鉱型結晶構造をしている。γ型沃化銀は閃亜鉛鉱型
結晶構造をしている。なお、α型、β型、T型及びこれ
らの混合物については、ジャーナル・オプ・フォトグラ
フィック・サイエンス、第18巻(1970年)、53
〜59頁(Journal of Photograp
hic 5cience、Vol t8゜1970、 
pp53〜59)や、US Ser、 Na784.1
39、filedOct、 4.1985に詳細に述べ
られている。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いるハロゲン化
銀乳剤としては、感光性ハロゲン化銀粒子を含有する感
光性乳剤を任意に使用することができる。含有されるハ
ロゲン化銀の組成も任意であり、結晶形態・粒径・粒径
分布・晶癖なども任意のものを使用できる。適用する感
光材料の種類に応じて、適宜選択すればよい。
即ち、本発明において用いる感光性ハロゲン化銀乳剤と
しては臭化銀、沃臭化銀、沃塩臭化銀、塩臭化銀及び塩
化銀等のいずれのハロゲン化銀を用いてもよい。
本発明に用いられる感光性ハロゲン化銀乳剤中のハロゲ
ン化銀粒子は、立方体、八面体、十四面体のような規則
的な結晶体を有するいわゆるレギュラー粒子でもよく、
また球状などのような変則的な結晶形を持つもの、双晶
面などの結晶欠陥を持つもの、あるいはそれらの複合形
でもよい。
本発明に使用できる感光性ハロゲン化銀乳剤は、例えば
リサーチ・ディスクロージャー(RD)、Nα1764
3 (1978年12月)、22〜23頁、“°1.乳
剤製造(Emulsion  Preparation
  andtypes)″及び同、Nα18716 (
1979年11月)、64B頁に記載の方法、グラフィ
ック「写真の物理と化学」、ボールモンテル社刊(P、
Glafkides、  Chemie etPhys
ique Photographique、  Pau
l Montel。
1967) 、ダフィン著「写真乳剤化学」、フォーカ
ルプレス社刊(G、F、  Duffin、  Pho
tographieEmulsion Chemist
ry(Focal Press+ 1966)、ゼリク
マン等著「写真乳剤の製造と塗布」フォーカルプレス社
刊(V、L、Zelikman et at。
Making and Coating Photog
raph’ic EIIlulsion+Focal 
Press+  7964)などに記載された方法を用
いて調製することができる。
別々に形成した2種以上のハロゲン化銀乳剤を混合して
用いてもよい。
前記のレギュラー粒子からなるハロゲン化銀乳剤は、粒
子形成中のJ’AgとpHを制御することにより得られ
る。詳しくは、例えばフォトグラフィック・サイエンス
・アンド・エンジニアリング(Photographi
c 5cience and Engineering
 )第6巻、159〜165頁(1962) :ジャー
ナル・オプ・フォトグラフィック・サイエンス(Jou
rnal  ofPhotographic 5cie
nce)、121.242〜251頁(1964)、米
国特許3,655,394号及び英国特許1,413.
748号に記載されている。
また本発明では単分散乳剤を用いることができる。そし
て単分散乳剤は平均粒子直径が約0.1μmより大きい
ハロゲン化銀粒子で、その少なくとも95重量%が平均
粒子直径の±40%内にあるような乳剤が代表的である
。このような乳剤の製造方法は、米国特許3,574,
628号、同3,655,394号及び英国特許1,4
13.748号に記載されている。
また、アスペクト比が5以上であるような平板状粒子も
本発明における感光性乳剤中のハロゲン化根粒として使
用できる。平板状粒子を用いた場合、増感色素による色
増感効率の向上、粒状性の向上及び鮮鋭性の上昇などの
利点があることが、米国特許4,434,226号など
に詳しく述べられている。
感光性ハロゲン化銀乳剤中のハロゲン化銀の結晶構造は
一様なものでも、内部と外部とが異質なハロゲン組成か
らなる物でもよく、層状構造をなしていてもよい。また
、エピタキシャル接合によって組成の異なるハロゲン化
銀が接合されていてもよく、また例えばロダン銀、酸化
鉛などのハロゲン化銀以外の化合物と接合されていても
よい。
また種々の結晶形の粒子の混合物を用いてもよい。
感光性ハロゲン化銀粒子形成または物理熟成の過程にお
いて、カドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イリ
ジウム塩またはその錯塩、ロジウム塩またはその錯塩、
鉄塩または鉄錯塩などを共存させてもよい。
本発明に用いられる感光性ハロゲン化銀粒子の形成時に
は、粒子の成長をコントロールするためにハロゲン化銀
溶剤として例えばアンモニア、チオエーテル化合物、チ
オン化合物、アミン化合物などを用いることができる。
また本発明に用いられる感光性ハロゲン化銀粒子含有の
乳剤を得るに当たっては、種々の化合物をハロゲン化銀
沈澱生成過程で存在せしめることによって、ハロゲン化
銀粒子の性質をコントロールできる。そのような化合物
は反応器中に最初に存在せしめてもよいし、また常法に
従って1もしくは2以上の塩を加えると共に添加するこ
ともできる。また銅、イリジウム、鉛、ビスマス、カド
ミウム、亜鉛、金及び第■族貴金属の化合物や分光増感
色素をハロゲン化銀沈澱生成過程で存在せしめることに
よって、ハロゲン化銀の特性をコントロールできる。更
にハロゲン化銀乳剤は沈澱生成過程において粒子の内部
を還元増感することができる。
本発明で用いる感光性ハロゲン化銀乳剤は化学増感して
いても、していなくても良い。
化学増感する場合は、通常の硫黄増感、還元増怒、貴金
属増感及びそれらの組み合わせを用いることができる。
本発明で用いる感光性ハロゲン化銀乳剤としては、通常
、物理熟成、化学熟成及び分光増悪を行ったものを使用
することが好ましい。このような工程で使用される添加
剤は前述のものの他に、リサーチ・ディスクロージャー
176巻、Nα17643(1978年12月)及び同
187巻、No、18716(1976年11月)に記
載されており、その該当個所を表−1にまとめた。
°本発明の実施に際して感光性乳剤の調製に当たり使用
できる種々の写真用添加剤も上記の2つのリサーチ・デ
ィスクロージャーに記載されており、表−1 本発明においては、上記感光性ハロゲン化銀乳剤層を形
成する乳剤として、感光性ハロゲン化銀粒子と、内部カ
ブリを有する金属塩粒子例えば内部のかぶったハロゲン
化銀粒子とを含有する乳剤を用いることもできる。
本発明に用いる支持体としては、写真用に使用支持体を
用いることができる。支持体として有用なものは、硝酸
セルロース、酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、ポ
リスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリカーボネート等の半合成または合成高分子か
ら成るフィルムなどである。なかでも上記の透明支持体
を青色に着色したものが好ましい。また各種放電処理や
下引き処理が施されていてもよい。
上記の如き支持体上に、乳剤層その他必要に応じて形成
される層を任意の手段により塗設して、本発明の写真感
光材料とすることができる。
本発明の感光材料の写真処理には、適宜の手段を用いて
もよく、処理液も感光材料に応じて任意に選択すればよ
く、種々のものを用いることができる。また、処理温度
は通常、18℃から50″Cの間に選ばれるが、18°
Cより低い温度または50°Cをこえる温度としてもよ
い。
本発明の効果は撮影用黒白感光材料において特に顕著で
あるが、黒白現像剤には、ジヒドロキシベンゼン類(例
えばハイドロキノン)、3−ピラゾリドン類(例えば1
−フェニル−3−ピラゾリドン)、アミノフェノール類
(例えばN−メチル−p−アミノフェノール)などの現
像主薬を単独或いは組み合わせて用いることができる。
詳細はメースン著「フォトグラフィック・プロセシング
・ケミストリー」フォーカルプレス社刊(L、F、八、
Mason、Photographic  Proce
ssingChemistry+Focal Pres
s、1975)やリサーチ・ディスクロージャー188
巻、 No、18873(1979年12月)。
及び同204巻、Nα20405 (1981年4月)
に記載されている。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によって説明する。当然のことな
がら、本発明が実施例に限定されるものではない。
実施例−1 (感光性ハロゲン化銀乳剤の調製) 沃化銀2.0モル%を含有する平均粒径1.05μmの
沃臭化銀乳剤(A乳剤)と、沃化銀2.5モル%を含有
する平均粒径0.70μmの沃臭化銀乳剤(B乳剤)と
、沃化!ff!3.0モル%を含有する平均粒径0.5
5μmの沃臭化銀乳剤(C乳剤)を通常の方法で調製し
、これら乳剤に銀1モル当たり更にチオシアン酸アンモ
ニウム45〜50mg1モルAg、塩化金酸0.7〜1
.0■1モルAg及びチオ硫酸ナトリウム3.0〜5.
0■1モルAgを用いて化学増感し、安定剤として7−
ヒドロキシ−5−メチル−1,3,4゜7a−テトラザ
インデン1.5 g 1モルAgを加えた。
そして塗布時において潤滑剤としてトリメチロールプロ
パン10g1モルAg1キレート剤として1−ブトキシ
−2−ヒドロキシープロピルアミンージアセテイツクフ
9フ12 剤として1,3−ジヒドロキシベンゼン−4−スルホン
酸ナトリウム5g1モルAg及びp−ニトロフェニルー
トリフェニルフォスホニウムクロライド50■1モル醜
等を添加した。
(沃化銀乳剤の調整) 〈D乳剤〉 下記各液を用いて調整した。
すなわちV−1液を35°Cに保ち、硫酸にてpHを5
、0に調整し、硝酸銀溶液にてPAgを3.5に調整し
た後に、500r,p.mで攪拌している中にAg−1
液及びH−1液を、p/Igを3.36に保つように、
各々添加量をコントロールしながら3時間かけて添加し
た.添加終了後、水酸化カリウムでpHを6.5に調整
し、沃化カリウム溶液でpAgを10.0に調整した後
に、通常の方法で過剰塩を取り除き、安定剤として7−
ヒドロキシ−5−メチル−1.3,4。
7a−テトラザインデン2g及びゼラチン20gを加え
て冷蔵庫中に保存した。このようにして、平均粒径0.
12μmのα型沃化銀とX線回折の特性値がかなり一致
するD乳剤が得られた。
(E乳剤〉 V−1液の替りに1.6%のゼラチン溶液500ccを
用い、水酸化ナトリウムにてpHを6.0に調整し、硝
酸銀溶液にてpAgを2.45に調整した後、p/Ig
を2、45に調整し、その後り乳剤と同様にしてE乳剤
を得た。平均粒径は0.11μmであり、X線回折から
組成はβ型とT型の混合型であることがわかった。
(F乳剤〉 E乳剤の調製において、硝酸銀溶液と沃化力2リウム溶
液の添加終了1分前に下記色素を150■含む溶液を添
加し、その後はD乳剤と同様にしてF乳剤を得た。
〈C乳剤〉 E乳剤で過剰塩を取り除いた後に、ゼラチンを加える時
に下記の染料を100■添加し、F乳剤を調製した。
(塗布試料の調製) 接着性を良好にするための下引層を両面に有するポリエ
チレンテレフタレート支持体の片面に、表−2に示す様
な層構成になるように重層塗布した。なお支持体からの
最外層には、保護層とじてゼラチン1.5g/rrf、
マット剤としてポリメチルメタクリレート微粒子(平均
粒径7μm)50■/ボ、硬膜剤としてホルマリン7■
/ボとグリオキザール14■/ボ、塗布助剤としてドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム20■/ボ及びむ−
オクチルフエノキシエトキシエタンスルホン酸ナトリウ
ム10■/ボ、帯電防止剤として 同時に重層塗布した。
更に、もう一方の面にも同様に塗布して試料を調製した
なお感光性ハロゲン化銀乳剤のハロゲン化銀は、銀量に
換算して両面で4.0g/n−rとなるように、また、
(A乳剤)=(B乳剤):(C乳剤)=20:50:3
0となるように配合し、沃化銀乳剤の場合は(A乳剤)
:(B乳剤)=(C乳剤):(沃化銀乳剤)=20:5
0:25:5となるように配合した。なお沃化銀乳剤り
、E、F、Gを含有しない比較試料を試料Nα1とした
(感度の測定方法) 試料をX線写真用増悪祇NR−100(小西六写真工業
株式会社製)で挟み、距離を変えて80KVpの管電圧
でX線を照射し、下記現像液を用いてローラー自動現像
機QX−1200(小西六写真工業株式会社製)で35
°C130秒間現像処理し、定着し、乾燥して現像処理
を完了した。
〈現像液〉 上記のようにして現像した各試料について、感度評価を
した。感度は、試料Nα1の、カブリ+1.0の黒化濃
度を与えるX線量の逆数を100とした相対値感度で示
した。
(MTFの測定) 得られた試料を感度の測定と同様に増感紙NR−100
を用い、矩形波チャートを撮影し、コントラスト法によ
りMTFを測定した。尚、MTFは空間周波数2.0本
/Mの値を示した。MTF値は、値が高い程鮮鋭性が高
いことを示す。
(RMSの測定) 感度測定と同様に増感紙NR−100を用いて、現像処
理後の黒化濃度として、0.5±0.1になる距離テ8
0KVp テX線照射し、38°CテQX−1200自
動現像機で処理した。
粒状性は48μのアパーチュアー径で測定した’ RM
 S J粒状性で(但し光学濃度1.2の部分で)評価
した。 1′″RMSJ粒状性については、ティ・エッ
チ・ジェイムス(T、H,Jan+es)[集:ザ・セ
オリー・オブ・ザ・フォトグラフィック・プロセス(T
he Theory of the Photogra
phic Process)(1977、Macmil
lan)pp 619−620に記載されている。なお
RMS値は、値が低いほど粒状性がよいことを示す。
(結 果) 本発明の試料は表−1のデータから理解されるように、
MTF値が高く、従って鮮鋭性が良好で、しかも感度は
維持されており、そして粒状性も改表−2 実施例−2 (感光性ハロゲン化銀乳剤の調製) 化学増感時に下記の色素を添加した他は、実施例−1の
感光性ハロゲン化銀乳剤A−Cに準じて調製した。
(沃化銀乳剤の調製) 〈H乳剤〉 F乳剤の調整時に用いた色素を、下記の色素に変えた他
はF乳剤と同じにしてH乳剤を得た。
〈■乳剤〉 またG乳剤の調整時に用いた染料のかわりに、下記染料
を用いてI乳剤を得た。
〈J乳剤〉 またD乳剤に、下記染料を添加してJ乳剤を得た。
上述の感光性ハロゲン化銀乳剤及びH−J乳剤を用い実
施例−1と同様に試料を作製し、X線写真用増感紙KO
−125(小西六写真工業株式会社製)を用いて実施例
−1と同じ性能テストを行った所、感度、M T F値
及びRMS値は、それぞれ実施例−1の本発明に属する
試料No、 3〜Nα14と同様に良好な結果が得られ
た。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、クロスオーバー光が
減少し、鮮鋭性が向上し、粒状性の改良されたハロゲ゛
ン化銀写真感光材料が得られる。
手続補正書印発) 1、事件の表示 昭和62年 特許側 第116672号2、発明の名称 鮮鋭性が高く、高感度なハロゲン化銀写真感光材料3、
補正をする者 事件との関係   特許出願人 住所  東京都新宿区西新宿1丁目26番2号名称  
(127)小西六写真工業株式会社4、代理人 住所  〒102  東京都千代田区二番町11番9号
ダイアパレス二番町506号 FAX  03 (221)1924 5、補正命令の日付 自 発 6、補 正 の 対 象  明細書中、「発明の詳細な
説明」の欄。
(1)明細書中、第22頁くG乳剤〉の欄の第2行「F
乳剤」を「G乳剤」と補正する。
(2)同第28頁(沃化銀乳剤の調製)のくH乳剤〉の
欄を次のように補正する。
<H乳剤〉 F乳剤の調製時に用いた色素を、下記の色素に変えた他
はF乳剤と同じにしてH乳剤を得た。
(3)同第28頁の下から5行目の「またG乳剤の調整
時に用いた」を「またG乳剤の調製時に用いた」と補正
する。
(4)同第29頁の化学式の左肩に下記のように「束且
」をつける。
染料 λmax ; 545nm  (水) 以上 手続補正書印釦 昭和63年5月、、’!30日 特許庁長官  小 川 邦 夫 殿 1、事件の表示  昭和62特許願第116672号2
、発明の名称  鮮鋭性が高く、高感度なハロゲン化銀
写真感光材料 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所  東京都新宿区西新宿1丁目26番2号名称  
(217)コニカ株式会社 4、代 理 人              昭和ω年
121’4110名称変更1A(一括)住所  〒10
2 東京都千代田区二番町11番9号ダイアパレス二番
町506号 電話 03 (221)1922 FAX   03 (221)1924明細書中、第2
8頁(沃化銀乳剤の調製)のくH乳剤〉の欄を下記のよ
うに補正する。
〈H乳剤〉 F乳剤の調製時に用いた色素を、下記の色素に変えた他
はF乳剤と同じにしてH乳剤を得た。
負−1 C言H%        C,H。
」K−仁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、支持体の両側に感光性ハロゲン化銀乳剤層を有する
    ハロゲン化銀写真感光材料において、前記支持体の両側
    の感光性ハロゲン化銀乳剤層のうちの少なくとも片側に
    設けられた乳剤層が少なくとも二層からなり、該二層の
    感光性ハロゲン化銀乳剤層の中で最も高い感度を有する
    乳剤層と前記支持体間に存在する感光性ハロゲン化銀乳
    剤層の少なくとも一層に沃化銀を含有することを特徴と
    するハロゲン化銀写真感光材料。
JP11667287A 1987-05-13 1987-05-13 鮮鋭性が高く、高感度なハロゲン化銀写真感光材料 Pending JPS63281151A (ja)

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