JPH022188Y2 - - Google Patents

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JPH022188Y2
JPH022188Y2 JP9363983U JP9363983U JPH022188Y2 JP H022188 Y2 JPH022188 Y2 JP H022188Y2 JP 9363983 U JP9363983 U JP 9363983U JP 9363983 U JP9363983 U JP 9363983U JP H022188 Y2 JPH022188 Y2 JP H022188Y2
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cutting height
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は収穫機の改良に関する。
収穫作業時の刈高さ、すなわち刈取部の対地高
さを、圃場表面、穀稈の成育状況等に応じて設定
した基準となるる刈高さに自動的に調節すること
を可能とした収穫機が実用化されている。
このような収穫機では刈取部Kが上昇退避位置
にある状態で、収穫作業を開始する場合又は回行
操作等のため一旦収穫作業を中断した後再度自動
調節を行わせるべく操作した場合には第1図aに
示す如く自動調節開始後最初に刈取部Kが設定さ
れた刈高さとなつて刈取部Kの対地高さ検出用の
刈高さセンサ7が不感帯となるまでは刈取部Kを
連続的に駆動して、安全性及び自動調節のハンチ
ング防止等のために断続的に刈取部Kを駆動する
通常の昇降速度に比して迅速に下降させ(刈取部
Kが不感帯より低い位置にある場合には上昇さ
せ)作業開始後、直ちに適正な刈高さとなるよう
にして作業開始直後の不適正な刈取状態を防止す
ることを可能とした収穫機が本出願人により提案
されている(実願昭58−36140号)。
しかし、第1図bに示す如く収穫作業開始時に
はクローラC後部が畦X等に乗り上げて機体Aを
前傾した状態で作業を開始することが多いが、こ
のような場合に刈高さ調節を自動とする第1図c
に示す如く刈高さセンサ7が不感帯となるまで刈
取部Kは連続的に駆動されて設定された刈高さと
なるが、第1図dに示す如く、クローラC後端が
畦から離脱して機体Aが水平となつた時点で刈取
部Kの対地高さが大となる。刈高さセンサ7はこ
れを検知して刈取部Kを断続的に下降させるが、
この場合の刈取部Kの対地高さの変化は通常の圃
場表面の凹凸による刈取部Kの対地高さの変化に
比して急激であるため調節遅れが生じて、刈取部
Kが所定の刈高さとなるまでの間、適正刈高さよ
りも高い刈高さで刈取作業が行われ、このためい
わゆる高刈りの状態となる。
第2図は以上の状況を、横軸に収穫機の走行距
離、縦軸に刈取部Kの高さをとつて示したもので
あり、1は刈取部Kを上昇退避位置としてクロー
ラCを畦Xに乗り上げた状態で自動制御にて作業
を開始した地点であり、この地点1から刈取部K
は連続的に駆動されて比較的迅速に下降して2の
地点で刈高さセンサ7の不感帯、即ち設定刈高さ
となり、以後クローラCが畦Xを離脱する地点3
までは刈高さセンサ7により適正な刈高さが維持
され、クローラCが畦Xを離脱した地点3から再
び刈高さKが設定刈高さとなる地点4までの間に
おいて刈高状態となるという問題点があつた。
本考案は以上のような事情にかんがみてなされ
たものであり、従来は刈高さ自動調節開始後、最
初に刈高さセンサ7がその不感帯位置となるまで
は、刈取部Kを連続的に昇降駆動して、それ以後
に比して迅速に刈取部の昇降を行わせることとし
ていたのを、2回目に刈高さセンサ7がその不感
帯位置となるまでの間は第2図に二点鎖線で示す
如く刈取部Kを連続的に昇降駆動して、それ以後
に比して迅速に刈取部Kの昇降駆動を行なわせる
こととして第2図の5の地点で設定刈高さとなる
ようにして、前述の如き問題点の解消を図つた収
穫機の提供を目的とするものであ。
以下、本考案をその実施例を示す図面に従つて
詳述する。
第3図は本考案に係る収穫機(以下本案機とい
う)の外観図、第4図はその要部油圧回路図であ
る。図中Kは刈取部を示し、この刈取部Kはデバ
イダ1、穀稈の引き起し装置2及び刈刃3等で構
成されており、穀稈をデバイダ1によつて分けつ
つ引き起し装置2で抱き起こして刈刃3で刈取
り、更には縦搬送チエインT1を経て、脱穀部D
のフイードチエインH2に給送するようになつて
いる。この刈取部Kは第2図に示す如く、その支
持フレーム4を介して機体Aの主フレーム(トラ
ツクフレーム)に対し、その前部の軸5回りに上
下動可能に支持されており、機体Aと支持フレー
ム4との間に介装した油圧シリンダ6のピストン
ロツド6aの進退動作によつて刈取部K全体が機
体Aに対し昇降されるようにしてある。この油圧
シリンダ6の制御は電磁方向制御弁Vによつて行
われ、そのソレノイドSuに通電されると電磁方
向制御弁Vがuで示す第1の位置に切換えられ
て、油圧ポンプPからの圧油が油圧シリンダ6に
供給され、ピストンロツド6aが進出され、また
一方ソレノイドSdに通電されると電磁方向制御
弁Vがdで示す第2の位置に切換えられて油圧シ
リンダ6内の圧油が放出されピストンロツド6a
が退入されることとなる。
前記電磁方向制御弁Vの両ソレノイドSu,Sd
に対する通電制御は第3図、第4図に示す如き刈
高さセンサ7によつて、あるいは運転席Uのフロ
ントパネルFに配した刈取部Kの昇降操作部たる
上昇用スイツチ27u及び下降用スイツチ27d
(いずれも第5図参照)によつて夫々制御される。
前記刈高さセンサ7は一定の範囲内において刈取
部Kを昇降調節して穀稈に対する刈高さを自動調
節するためのものであつて、橇状のアームがデバ
イダ支持杆1aに付設したセンサボツクス7a内
にその基端部を回動自在に支持され、先端部は地
表に自重で或いは所定の付勢手段を用いて摺接さ
れていて、地表とセンサボツクス7aとの垂直距
離に応じて回動角度が変わり、センサボツクス7
a内の2個の光電スイツチ7u,7d(第5図参
照)を選択的に作動させ、または共に非作動と
し、前記電磁方向制御弁Vの両ソレノイドSu,
Sdいずれかに通電し、あるいは共に通電しない
状態として刈取部Kの昇降及び停止の制御を行う
ようになつている。
また、油圧シリンダ6の進出側端部にはリミツ
トスイツチ40が設置されており、更にピストン
スロツド6aの刈取部Kへの枢支点にはスイツチ
ドツグ41が取り付けられており、ピストンロツ
ド6aが所定量以上退入すると、即ち刈取部Kが
所定量以上下降するとスイツチドツグ41がリミ
ツトスイツチ40の作動杆40aに当接してリミ
ツトスイツチ40を作動させるようになつてい
る。
第5図は本案機の要部電気回路図である。負極
をボデイアースされたバツテリ8の正極にはキー
スイツチ9の一端が接続されており、キースイツ
チ9の他端は、スイツチ回路13uを介して電磁
方向制御弁VのソレノイドSu、スイツチ回路1
3dを介して電磁方向制御弁VのソレノイドSd、
プルアツプ抵抗を介して制御部10の入力端子
a2、刈高さセンサ7の光電スイツチ7u,7dの
各一端、上昇用手動スイツチ27u、下降用手動
スイツチ27dの各一端に夫々接続されており、
更に脱穀クラツチを継合状態にした場合にオンす
る脱穀スイツチ12を介して制御部10の電源端
子a1に接続されている。
制御部10の入力端子a2は、キースイツチ9の
他端とプルアツプ抵抗を介して接続されており、
また、刈高さ調節を刈高さセンサ7の光電スイツ
チ7u,7dの検出結果に基づいて自動的に行わ
せる場合に操作すべき自動スイツチ11を介して
ボデイアースされている。
光電スイツチ7u,7dの他端は、夫々平滑回
路15,16を介して制御部10の入力端子a3
a4に接続されている。平滑回路15,16は、圃
面の足跡や切株等による刈高さセンサ7の誤動作
を防止すべく、光電スイチ7u,7dの信号を平
滑するものである。制御部10は、地表に接して
いる刈高さセンサ7の光電スイツチ7u,7dの
信号を捉えて刈取部Kを昇降させるようになつて
いる。
刈取部Kの上昇用手動スイツチ27u、下降用
手動スイツチ27dは、夫々前述したソレノイド
Su,Sdに連なるスイツチ回路13u,13dの
入力端に夫々ダイオードを介して接続されると共
に、夫々ダイオードを介して、抵抗28に一括し
て接続され、さらにインバータ29を介してR−
Sフリツプフロツプ20の負論理のセツト端子に
接続されている。R−Sフリツプフロツプ20の
出力端子Qは制御部10の入力端子a5に接続され
ており、またR−Sフリツプフロツプ20の負論
理の、ハイレベルにプルアツプされたリセツト端
子Rは、抵抗を介して、刈高さの自動調節時に手
動スイツチ27u,27dよる刈高さ調節を行つ
た後に再び自動調節に復帰させる自動復帰スイツ
チ31の一端、及び刈取クラツチを遮断状態にし
た場合にオンする刈取スイツチ30の第1の常開
接点301の一端に夫々接続されており、自動復
帰スイツチ31の他端及び常開接点301の他端
は一括してボデイアースされている。
制御部10は後述するごとき態様で、夫々の出
力端b1〜b5からハイレベルの信号を出力するもの
であり、マイクロコンピユータにて構成されてい
る。
制御部10の出力端子b1は、刈高さ調節が自動
調節の場合にハイレベルの信号を出力するもので
あり、該出力信号はスイツチ回路24に与えられ
てこれをオンし、自動調節であることを報知する
自動ランプ25を点灯するようになつており、更
にリレ42にも与えられ、ハイレベルの場合には
その常開接点42aを閉路する。
制御部10の出力端子b2は刈取クラツチを遮断
状態にした場合にハイレベルの信号を出力するも
のであり、該ハイレベル出力はモノマルチバイブ
レータ(以下モノマルチという)17に入力され
ている。モノマルチ17はこのハイレベルの信号
を出力し、該ハイレベル出力はORゲート23の
一入力となつている。モノマルチ17とORゲー
ト23との接続点とボデイアースとの間にはスイ
ツチトランジスタ36が介装されており、該スイ
ツチトランジスタ36の入力端とボデイアースと
の間には前記刈取スイツチ30の第2の常開接点
302と、刈取部上昇用手動スイツチ27u及び
刈取部下降用手動スイツチ27dと連動し、いず
れかのスイツチのオンによりオンするスイツチ3
5との並例回路が介装されている。
出力端子b3は、刈高さ調節が自動調節である場
合において、刈取部Kが不感帯域よりも下方にな
り刈高さセンサ7の上昇指令用光電スイツチ7u
がオンしたときにハイレベルの信号を出力するも
のであり、該出力はANDゲート21の一入力と
なつている。ANDゲート21の他入力端にはパ
ルス発振器18がインバータ19を介して接続さ
れており、パルス発振器18の出力パルス信号が
インバータ19にて反転されてNDゲート21の
他入力となつている。パルス発振器18とインバ
ータ19との接続点とボデイアームとの間には後
述するスイツチトランジスタ26が介装されてお
り、またインバータ19の出力は後述するAND
ゲートの一入力となつている。ANDゲート21
の出力は前記ORゲート23の他入力となつてお
り、該ORゲート23の出力はスイツチ回路13
uの入力端に与えれており、その入力がハイレベ
ルになるとスイツチ回路13uはオンしてソレノ
イドSuが励磁される。
制御部10の出力端子b4は、刈高さを自動調節
すべく自動スイツチ11をオンした場合に、刈高
さセンサ7の光電スイチ7u,7dいずれもがオ
フした不感帯に2回なるまでハイレベルの信号を
出力するものであり、該出力は前述したパルス発
振器18とインバータ19との接続点とボデイア
ースとの間に介装されたスイツチトランジスタ2
6の入力端に与えられており、該ハイレベル出力
によりスイツチトランジスタ26はオンされ、イ
ンバータ19の入力は強制的にローレベルとされ
るようになつている。
また出力端子b5は、刈高さ調節が自動調節時
に、刈取部Kが不感帯域の上方となつて刈高さセ
ンサ7の下降指令用光電スイチ7dがオンした場
合にハイレベルの信号を出力するものであり、該
出力は前記ANDゲート22の他入力となつてい
る。ANDゲート22の出力はスイツチ回路13
dの入力端に与えられており、ANDゲート22
のハイレベル出力にてスイツチ回路13dはオン
してソレノイドSdが励磁される。
また、ソレノイドSdの接地側端子はリレ42
の常開接点42aを介してボデイアースされる一
方、常閉接点42bを介してリミツトスイツチ4
0の常閉接点40bの一端に接続されており、こ
のリミツトスイツチ40の常閉接点40bの他端
はボデイアースされている。
叙上の如く構成された本案機において、刈高さ
調節は、刈高さセンサ7による自動調節及び手動
スイツチ27u,27dによる手動調節のいずれ
もが可能となつている。まず自動調節について説
明すると、キースイツチ9オンし、脱穀クラツ
チ、刈取クラツチを継合状態にすると脱穀スイツ
チ12、刈取スイツチ30がオンし、さらに自動
調節とすべく自動スイツチ11をオンすると、制
御部10は出力端子b1からハイレベル信号を出力
して自動ランプ25を点灯して自動調節であるこ
とを報知し、刈高さセンサ7よにり刈高さ自動調
節を行う。
この場合、刈取部Kの対地高さが不感帯域より
はずれて所定値以下(又は以上)になつており、
光電スイツチ7u又は7dがオンした状態である
と、制御部10は出力端子b3又はb5からハイレベ
ルの信号を出力すると共に、端子b4からハイレベ
ルの信号を出力してスイツチトランジスタ26を
オンし、インバータ19の入力を連続的にロレー
レベルとしてANDゲート21又は22の両入力
を連続的にハイレベルとして、ソレノイドSu又
はSdを連続的に励磁し、刈取部Kを連続的に上
昇(又は下降)させる。そして光電スイチ7u又
は7dがオフし、刈取部Kの対地高さが不感帯内
に入ると、端子b4の出力はローレベルとなり、次
に再度刈高さセンサ7の不感帯となるまでは、刈
取部Kの対地高さが不感帯域よりはずれて所定値
以下(又は以上)となつた場合には、光電スイチ
7u又は7dがオンして制御部10の出力端子b3
又はb5からハイレベルの信号が出力され、これに
よりスイツチトランジスタ26がオンされ、イン
バータ19の入力は連続的にローレベルとなり、
ANDゲート21又は22の両入力が連続的にハ
イレベルとなつてソレノイドSu又はSdが連続的
に励磁されて刈取部Kが連続的に上昇(又は下
降)され、爾後は刈高さセンサ7の検出結果に基
づき、刈取部Kはパルス発振機18にて発振され
るパルス信号にて昇降される。
爾後の刈高さ自動調節は、次のように行われ
る。即ち、刈取部Kの対地高さが不感帯よりはず
れて所定値以下(又は以上)になると、光電スイ
チ7u又は7dがオンし、制御部10の出力端子
b3又はb5からハイレベル信号が出力されてAND
ゲート21又は22の一方の入力はハイレベルと
なる。ANDゲート21又は22の他方の入力は、
制御部10の端子b4の出力がローレベルのままで
あるので、パルス発振器18にて発振されるパル
ス信号をインバータ19にて反転されたものであ
り、ANDゲート21又は22は、インバータ1
9のハイレベル出力に同期してハイレベルの信号
をORゲート23を介して(又は直接)スイツチ
回路13u又は13dに出力してこれをオンし、
ソレノイドSu又はSdを断続的に励磁する。これ
により電磁方向制御弁Vは断続的に切換えられて
油圧シリンダ6のロツド6aが進出(又は退入)
し、刈取部Kは断続的に上昇(又は下降)する。
従つて、第1図bに示す如く刈取部Kを上昇退
避位置として、クローラCの後部を畦Xに乗り上
げた状態で刈高さ自動スイツチ11をオンして作
業を開始した場合には、第1図cに示す如く刈取
部Kが設定刈高さ、即ち刈高さセンサ7の不感帯
位置まで迅速に下降し、更にクローラCの後部が
畦Xを離脱した時点で第1図dに示す如く刈取部
Kは刈高さセンサ7の不感帯位置より大きく上方
の位置となるが、再度刈高さセンサ7の不感帯と
なるまで刈取部Kは迅速に下降する。
一方手動スイツチ27u,27dによる手動調
節は次のように行われる。即ち、上昇用(又は下
降用)手動スイツチ27u又は27dがオンされ
ると、スイツチ回路13u又は13dは直接オン
されてソレノイドSu又はSdが連続的に励磁され、
刈取部Kは連続的に上昇(又は下降)するもので
あり、後述するように常に手動調節が優先するよ
うになつている。
さて、刈高さ調節を自動調節にて行つている場
合に、次行程への回行等のために刈取クラツチを
遮断状態にすると、刈取スイツチ30がオフして
その第2の常開接点302は開路し、制御部10
の入力端子a5はローレベルになり、自動調節での
刈高さ調節が禁じられる。これにより制御部10
の出力端子b2はハイレベルの信号を出力して、モ
ノマルチ17の入力をハイレベルとし、モノマル
チ17から所定時間に亘つてハイレベルの信号を
出力せしせ、スイツチ回路13uを所定時間に亘
つてオンしてソレノイドSuを連続的に励磁し、
刈取部Kを所定時間に亘つて連続的に上昇させ
る。即ち、一行程の終了後回行等を行う際には刈
取部は上方の対比位置となり刈刃3が土中等に突
込むのを防止するものである。
さらに本案器の刈高さ調節は、手動スイツチ2
7u,27dによる手動調節が常に優先するよう
になつている。即ち、刈取部Kの上昇用(又は下
降用)手動スイツチ27u又は27dがオンされ
と、インバータ29の出力はローレベルとなり、
R−Sフリツプフロツプ20のセツト端子S入力
はローレベルとなつてQ出力はローレベルとな
り、従つて制御部10の入力端子a4はローレベル
となり、自動調節での刈高さ調節を禁じる。一方
手動スイツチ27u又は27dのオンにより、ス
イツチ35ガオンしてモノマルチ17の出力をロ
ーレベルとし、刈取クラツチ遮断により刈取部K
が上昇している場合でも、その上昇を禁じると共
に、直接スイツチ13u又は13dをオンしてソ
レノイドSu又はSdを励磁させ刈取部Kを上昇
(又は下降)させる。この主手動による刈取部昇
降の後に再び刈高さを自動調節に復帰させる場場
合には、自動復帰スイツチ31をオンするか、刈
取スイツチ30をオンして第1の常開接点301
を閉路させる。そうするとR−Sフリツプフロツ
プ20のリセツト端子Rはローレベルとなり、R
−Sフリツプフロツプはリセツト状態になつてQ
出力はハイレベルとなり、刈高さ調節は自動調節
に復帰する。
このような手動操作が行われる場合、刈取部K
が所定量以上下降すると、スイツチドツグ41が
リミツトスイツチ40の作動杆41aに当接して
リミツトスイツチ45を作動させ、その常閉接点
40bbが開路するので、ソレノイドSuへの通電
は停止され、このためそれ以上の刈取部Kの下降
は停止される。
尚、自動調節時にはリレ21が通電されてその
常開接点21aが閉路してソレノイドSdの他端
を直接ボデイアースするので、リミツトスイツチ
40の作動・非作動とは関係なく、ソレノイド
Sdへの通電が可能である。
以上詳述した如く本考案に係る収穫機は、刈取
部の対地高さを検出するセンサの出力に応じて刈
取部を昇降させる刈高さ自動調節装置を備えた収
穫機において、刈高さ自動調節装置を動作せしめ
るべく操作した後、刈高さが前記刈高さ自動調節
の不感帯に2回入るまでの間は刈高さ調節のため
の駆動系を連続的に作動せしめ、爾後は前記セン
サの出力に応じて断続的に作動せしめる構成とし
たものであるから、収穫作業開始時に収穫機の走
行装置後部が畦等の凸状部に乗り上げた状態で作
業を開始しても、走行装置後部が畦等から離脱し
た後の高刈を防止することが可能となる。
また前記実施例の如く、刈取部の手動操作時に
のみ刈取部の所定量以上の昇降を禁ずるように構
成すれば、作業者の技量未熟による刈取部の圃場
表面等への衝突を回避することか可能となり、更
に刈取部の手動制御時には自動制御時に比して迅
速に刈取部の昇降を行わせる構成とすれば、緊急
時の刈取部の上昇退避等が容易となる等、本考案
は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の刈高さ調節装置を装備した収穫
機の収穫作業開始時の状況を示す説明図、第2図
はその刈取部の高さ位置を示すグラフ、第3図は
本考案に係る収穫機の外観図、第4図はその要部
油圧回路図、第5図は本案機の要部電気回路図で
ある。 A…機体、K…刈取部、Sd,Su…ソレノイド、
4…電磁方向制御弁、6…油圧シリンダ、7…刈
高さセンサ、7u,7d…光電スイチ、10…制
御部、11…手動スイツチ、18…パルス発振
器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 刈取部の対地高さを検出するセンサの出力に応
    じて刈取部を昇降させる刈高さ自動調節装置を備
    えた収穫機において、刈高さ自動調節装置を動作
    せしめるべく操作した後、刈高さが前記刈高さ自
    動調節の不感帯に2回入るまでの間は化高さ調節
    のための駆動系を連続的に作動せしめ、爾後は前
    記センサの出力に応じて断続的に作動せしめる構
    成としたことを特徴とする収穫機。
JP9363983U 1983-06-17 1983-06-17 収穫機 Granted JPS601224U (ja)

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JP9363983U JPS601224U (ja) 1983-06-17 1983-06-17 収穫機

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JP9363983U JPS601224U (ja) 1983-06-17 1983-06-17 収穫機

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