JPH025706Y2 - - Google Patents

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JPH025706Y2
JPH025706Y2 JP1983036142U JP3614283U JPH025706Y2 JP H025706 Y2 JPH025706 Y2 JP H025706Y2 JP 1983036142 U JP1983036142 U JP 1983036142U JP 3614283 U JP3614283 U JP 3614283U JP H025706 Y2 JPH025706 Y2 JP H025706Y2
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reaping
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cutting
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は収穫機の刈高さ調節装置に関する。
第1図は本考案に係る収穫機の刈高さ調節装置
(以下本案装置という)を装備した収穫機の外観
左側面図であるが、これに基づき従来の一般的な
収穫機の刈高さ調節装置に関して説明する。収穫
機は走行装置であるクローラCに支持された機体
Aの前部適宜部分に枢支された刈取部Kにて収穫
対象である穀稈を刈取り、縦搬送チエインV、フ
イードチエインF等の搬送装置により機体A上部
に装備された脱穀部Dに搬入して脱穀処理するも
のであり、機体Aの前下部適宜部分にトラニオン
支持された油圧シリンダ4に後述する電磁方向制
御弁3にて圧油を給排してピストンロツド4aを
進出退入させることにより、穀稈の生育状況、圃
場の状況等に応じて刈取部Kの昇降を行うよう構
成されている。
また近年では、収穫作業中の刈取部Kの対地高
さ(刈高さ)を一定として作業を行うための刈高
さ調節装置が装備されているものも多く、第1図
の1はそのための対地高さ感知体であり、2は感
知体1により検出された対地高さに基づいて油圧
シリンダ4への圧油の給排を指令する制御装置
(第5図参照)に制御信号を発するためのスイツ
チボツクスである。
このような刈高さ調節装置においては、調節時
における所謂ハンチング現象の防止、刈取部Kの
急激な動作による機械部分の損傷防止、あるいは
刈取部Kと操縦席Sとが一体的に昇降するように
構成されている場合には乗心地及び安全性の確保
等のために刈取部Kを昇降させる油圧シリンダ4
への圧油の給排を断続的に行なわせるよう構成さ
れている。このような場合、たとえば収穫作業の
開始時において、第2図aに示す如くクローラC
後部が畦40に乗り上げた状態で収穫作業を開始
すると、機体Aはその後部を上方に向けて傾斜し
た状態となつており、このような状態では刈取部
Kは地表面に対しては所定の設定対地高さ(刈高
さ)となつていても、機体Aに対しては相対的に
高い位置となつており、第2図bに示す如く収穫
機が前進してクローラCが畦40から離脱した瞬
間に機体Aは水平状態となり刈取部Kの対地高さ
は過大となるが、油圧シリンダ4への圧油の給排
は断続的に行なわれるため刈取部Kが所定の対地
高さとなるには少なからぬ時間を要する。この間
にも収穫機は所定の速度で前進しつつ刈取作業を
行うので、この間所謂穂刈と呼ばれる過度の高刈
状態となり、刈取られた穀稈は脱穀処理が下可能
な程短いものとなる。
また一行程の収穫作業終了後は、機体を回向し
た後、次の収穫行程に移るが、この場合、第3図
aに示す如く収穫機の旋回等によつて生じた圃場
表面の凸部41にクローラCが乗り上げると機体
Aは前部を上方に向けて傾斜し、刈取部Kは機体
Aに対して相対的に下降して所定の設定対地高さ
を確保する。やがて、クローラCが凸部41を乗
り超えると第3図bに示す如く機体Aはその前部
を下方に向けて傾斜し、感知体1が刈取部Kの過
小な対地高さを検知した時点で刈取部Kは所定の
対地高さを確保すべく上昇を開始するが、油圧シ
リンダ4への圧油の給排は断続的に行なわれ、し
かも刈取部Kが所定の設定対地高さにまで上昇す
るには少なからぬ時間を要するため、刈取部Kの
上昇が間に合わず圃場表面への刈取部Kの突入と
いう事態を招来し、刈取部K、対地高さ感知体1
及び油圧シリンダ4等の破損に至ることがあつ
た。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
であり、収穫機の刈取部の現状の対地高さと所定
の対地高さ(刈高さ)との差が過大となつた場合
には刈取部を所定対地高さとなるよう連続的に昇
降を行なわせることによつて、前述したような収
穫作業の開始時における過度の高刈り、回向時の
刈取部の圃場表面への突入等を防止し、刈取部の
実際の対地高さと所定高さとの差が比較的小さい
場合には刈取部の昇降を断続的に行なわせること
により、刈高さ調節のハンチング現象の防止、刈
取部の急激な動作による機械部分の損傷防止等を
可能とした収穫機の刈高さ調節装置の提供を目的
とするものである。以下、本考案をその実施例を
示す図面に従つて詳述する。
第1図は前述した如く本案装置を装備した収穫
機の外観左側面図であり、第4図はその刈取部K
を昇降させるための油圧回路図である。この油圧
回路は油圧シリンダ4、電磁方向制御弁3、油圧
ポンプP等からなり、油圧ポンプPから吐出され
た圧油は電磁方向制御弁3へ供給されるが、電磁
方向制御弁3のソレノイドSu又はSdが通電励磁
されると電磁方向制御弁3は切換位置u又はdと
なり、油圧シリンダ4の油室に圧油が送給されて
(又は刈取部Kの自重により圧油が排出されて)
そのピストンロツド4aを進出させて(又はピス
トンロツド4aが退入し)刈取部Kを上昇させる
(又は下降する)。また、ソレノイドSu,Sdが共
に励磁されない場合には電磁方向制御弁3は切換
位置nとなり、油圧シリンダ4の油室内の圧油は
密封状態となり、刈取部Kは両ソレノイドSu,
Sdが共に励磁されなくなつた時点の位置で昇降
を停止し、その位置に固定される。
第5図は本案装置の電気回路図である。負極を
ボデイアースされたバツテリ11の正極はキース
イツチ12の一端に接続され、キースイツチ12
の他端は脱穀クラツチを継合した場合に閉路する
脱穀スイツチ13及び閉路操作されると刈取部K
の昇降が自動制御される自動スイツチ14を介し
て論理判断回路20の給電端子a0へ接続される一
方、後述するスイツチ回路15uを介してソレノ
イドSu及び同じくスイツチ回路15dを介して
ソレノイドSdにも接続され、更にスイツチボツ
クス2へ接続されている。
このスイツチボツクス2の内部には第6図に示
す如く2u,2u′及び2d,2d′の四組の光電ス
イツチが配設されており、対地高さ感知体1の回
動軸1aに固着されたその一部に切欠部2bを有
する遮光板2aが感知体1の回動に伴つて一体的
に回動して切欠部2bにより前記光電スイツチ2
u,2u′又は2d′の内の一つを作動させるもので
あり、刈取部Kの対地高さが所定対地高さ(設定
刈高さ)より過度に高く(又は低く)なつた場合
には光電スイツチ2d′又は2u′が作動し、刈取部
Kの対地高さが所定対地高さを中心とする一定の
範囲を若干超えて高く(又は低く)なつた場合に
は光電スイツチ2u又は2dが作動するようにな
つている。また、刈取部Kの対地高さが所定の対
地高さを中心とする一定範囲内にある場合は遮光
板2aの切欠部2bが光電スイツチ2dと2uの
間の位置となり、いずれの光電スイツチも作動せ
ず、感知体1の不感帯となる。
各光電スイツチ2u,2u′,2d及び2d′は
夫々一端を一括してバツテリ11の正極ラインに
並列に接続されており、それぞれの他端はそれぞ
れ平滑回路5a,5b,5c及び5dを介して論
理判断回路20の入力端子a1,a2,a3及びa4にそ
れぞれ接続されている。平滑回路5a,5b,5
c及び5dはスイツチボツクス2からの信号を平
滑化して論理判断回路20へ入力することにより
ハンチング現象の防止を図るものである。
キースイツチ12の他端は更に論理判断回路2
0の入力端子a6及び刈取連動スイツチ30の常閉
接点301の一端に接続される一方、R−Sフリ
ツプフロツプ19の(リセツト)端子及び刈取
連動スイツチ30のいま一つの常閉接点302の
一端に接続され、更に常開の自動復帰スイツチ3
1の他端に接続されており、前記常閉接点30
1,302及び自動復帰スイツチ31の他端は一
括してボデイアースされている。刈取連動スイツ
チ30は刈取クラツチと連動しており、刈取クラ
ツチが継合(又は遮断)されると両常閉接点30
1及び302が開路(又は閉路)し入力端子a6
びR−Sフリツプフロツプ19の端子をハイレ
ベル(又はローレベル)とする。また自動復帰ス
イツチ31が閉路するとR−Sフリツプフロツプ
19の端子はローレベルとなる。
更にキースイツチ12の他端は刈取部Kの手動
制御用の上昇スイツチ17u、同じく下降スイツ
チ17dの夫々一端に接続されており、その他端
は夫々ダイオード27及び28を介して一括して
インバータ18によりその出力を反転されてR−
Sフリツプフロツプ19の(セツト)端子に接
続される一方、上昇スイツチ17uの前記他端は
トランジスタをダーリントン接続してなるスイツ
チ回路15uの一端に、下降スイツチ17dの他
端は同じくスイツチ回路15dの一端に接続され
ている。
R−Sフリツプフロツプ19はセツト/リセツ
ト機能、即ち又は端子にローレベルの入力が
与えられると端子出力はローレベル(又はハイ
レベル)となり、次に又は端子にローレベル
の入力が与えられるまでその状態を維持するもの
であり、その端子出力は入力端子a5に与えられ
る。
論理判断回路20は入力端子a1がハイレベルの
場合は出力端子b1をハイレベル、a2がハイレベル
の場合はb2をハイレベル、a3がハイレベルの場合
はb3をハイレベル、a4がハイレベルの場合はb4
ハイレベルとし、入力端子a5又はa6のいずれか一
方がローレベルの場合は出力端子a1,a2,a3及び
a4のすべてを強制的にローレベルとして自動制御
を禁じる。従つて入力端子a5及びa6が共にハイレ
ベルとなつた場合にのみ自動制御が行なわれるこ
ととなる。
出力端子b2及びb3の出力は夫々パルス発生回路
21及び22を介して夫々ORゲート23及び2
4の一方の入力に与えられ、出力端子b1及びb4
出力は夫々直接ORゲート23及び24の他方の
入力に与えられ、ORゲート23及び24の出力
は夫々スイツチ回路15u及び15dに与えられ
て、これがハイレベルの場合に前記スイツチ回路
15u及び15dを作動して夫々上昇用ソレノイ
ドSu及び下降用ソレノイドSdを通電励磁する。
パルス発生回路21及び22は所定デユーテイ
のパルス信号を発するものであり、出力端子b2
はb3がハイレベルの場合には前記パルス発生回路
21又は22を介してソレノイドSu又はSdを断
続的に通電励磁することとなり、出力端子b1又は
b4がハイレベルとなつて、又は手動制御用上昇ス
イツチ17u(又は下降用スイツチ17d)が操
作されてパルス発生回路21又は22を介さずに
直接ソレノイドSu又はSdが連続的に通電励磁さ
れた場合には前記パルス発生回路21又は22を
介してソレノイドSu又はSdが断続的に通電励磁
された場合に比して迅速に油圧シリンダ4の進出
退入が行なわれ、従つて刈取部Kの昇降も迅速に
行なわれることとなる。
以上のように構成された本案装置を装備した収
穫機は以下のように動作する。
刈取部Kを手動操作にて昇降させる場合は、手
動制御用上昇(又は下降)スイツチ17u又は1
7dを操作する。これによりスイツチ回路15u
又は15dがオンして上昇用(又は下降用)ソレ
ノイドSu又はSdは連続的に通電励磁され、電磁
方向制御弁3は切換位置u又はdとなり油圧シリ
ンダ4に圧油が供給され(又は油圧シリンダ4か
ら圧油が排出され)ピストンロツド4aが迅速に
上昇(又は下降)する。
これに対してキースイツチ11、脱穀スイツチ
13及び自動スイツチ14をオンすると論理判断
回路20に給電されて自動調節が可能となるが、
この時点では刈取クラツチが未だ遮断状態にある
ので刈取連動スイツチ30の常閉接点301,3
02は閉路していて入力端子a6はローレベル、R
−Sフリツプフロツプ19の端子はローレベル
となつているので、R−Sフリツプフロツプ19
の端子のハイレベルの出力が入力端子a5に与え
られている。次に刈取クツチが継合されると刈取
連動スイツチ30の常閉接点301及び302は
開路し入力端子a6はハイレベルとなり、またR−
Sフリツプフロツプ19の端子はハイレベルと
なるがR−Sフリツプフロツプ19は端子に次
のローレベルの入力があるまではそれ以前の状態
を維持しているので、入力端子a5はハイレベルを
維持しており、自動調節が行なわれる。
即ち、刈取部Kの対地高さが所定対地高さの範
囲より若干高く(又は低く)なると対地高さ感知
体1は不感帯位置を若干超えて下方(又は上方)
へ回動し、スイツチボツクス2内の光電スイツチ
2d又は2uがオンして平滑回路5c又は5bを
介して論理判断回路20の入力端子a3又はa2にハ
イレベルの信号を与えるので、論理判断回路20
の出力端子b3又はb2の出力はハイレベルとなりパ
ルス発生回路22又は21を介してORゲート2
4又は23に与えられ、その出力はスイツチ回路
15d又は15uに与えられてこれをオンし、ソ
レノイドSd又はSuを断続的に通電励磁し、刈取
部Kを比較的緩慢に下降(又は上昇)させ、刈取
部Kの対地高さを所定の対地高さとする。このよ
うにして刈取部Kの対地高さが所定対地高さとな
ると対地高さ感知体1は不感帯位置となり、スイ
ツチボツクス2内の光電スイツチ2d又は2uは
オフし、刈取部Kの下降(又は上昇)は停止す
る。
また、刈取部Kの対地高さが所定の対地高さよ
り過度に高く(又は低く)なつた場合には対地高
さ感知体1は不感帯位置を大きく超えて下方(又
は上方)へ回動し、スイツチボツクス2内の光電
スイツチ2d′又は2u′がオンして平滑回路5d又
は5aを介して論理判断回路20の入力端子a4
はa1にハイレベルの信号を与えるので、論理判断
回路20の出力端子b4又はb1の出力はハイレベル
となり直接ORゲート24又は23に与えられ、
その出力はスイツチ回路15d又は15uに与え
られてこれをオンし、ソレノイドSd又はSuを連
続的に通電励磁し、刈取部Kを迅速に下降(又は
上昇)させ、刈取部Kの対地高さを感知体1の不
感帯幅よりも若干高い(又は低い)位置とし、そ
の後は前述した如く光電スイツチ2d又は2uが
オンして刈取部Kを比較的緩慢に下降(上昇)さ
せて刈取部Kの対地高さを所定対地高さとする。
上述のような刈取部Kの自動制御中に何らかの
理由により手動操作にて刈取部Kの昇降を行なわ
ねばならない場合があるが、そのような場合には
手動制御用上昇(又は下降)スイツチ17u又は
17dを操作するとインバータ18の入力がハイ
レベル、出力がローレベルとなつてR−Sフリツ
プフロツプ19の端子に与えられ、端子出力
はローレベルとなつて入力端子a5に与えられるの
で、自動制御は禁止されて手動制御用スイツチ1
7u又は17dによる手動制御が可能となる。こ
の手動操作の後、自動復帰スイツチ31が操作さ
れるとR−Sフリツプフロツプ19の端子はロ
ーレベルとなり、端子の出力はハイレベルとな
つて入力端子a5に与えられるので自動制御に復帰
する。
更に、一行程の収穫作業を終了して収穫機の回
向操作が行なわれる場合には、通常刈取クラツチ
が遮断されるので、刈取連動スイツチ30の常閉
接点301及び302は閉路する。このため入力
端子a6がローレベルとなつて自動制御は停止さ
れ、次の収穫行程に移つて刈取クラツチが継合さ
れるまでR−Sフリツプフロツプ19の端子は
ローレベルの状態が継続するので、刈取クラツチ
が継合されると常閉接点301が開路し入力端子
a6がハイレベルとなることと合わせて直ちに自動
調節に復帰する。
従つて第2図aに示す如く、収穫作業の開始時
にクローラC後部が畦40に乗り上げた状態で収
穫作業を開始する場合には刈取クラツチが継合さ
れた時点で刈取部Kは自動的に所定対地高さとな
り、所定の設定刈高さにて収穫作業が開始され
る。その後、クローラCが畦40を離脱した時点
で機体Aは水平となり、刈取部Kの対地高さは所
定対地高さに比して過度に高くなるが、前述した
如くスイツチボツクス2内の光電スイツチ2d′が
オンしてソレノイドSdを連続的に通電励磁して
刈取部Kを迅速に降下させ所定対地高さとするの
で、穂刈と呼ばれるような過度の高刈となること
は回避される。
また、第3図aに示す如く、一行程の収穫作業
の終了後、回向操作をおえて次の収穫行程に移る
際に、クローラCの旋回による圃場表面の凸部4
1にクローラCが乗り上げた状態で作業を再開す
る場合には、刈取クラツチが再度継合された時点
で刈取部Kは自動的に所定対地高さとなり、適正
な刈高さにて収穫作業が再開される。その後、ク
ローラCが凸部を乗り超えた時点で機体Aは前方
へ傾斜し、刈取部Kの対地高さは過度に低くなる
が、前述した如くスイツチボツクス2内の光電ス
イツチ2u′がオンしてソレノイドSuを連続的に
励磁して刈取部Kを迅速に上昇させ所定対地高さ
とするので刈取部Kの地表面への突入は回避され
る。
以上詳述した如く本考案に係る収穫機の刈高さ
調節装置は、刈取部の対地高さに応じて刈取部を
昇降させて所定刈高さに自動的に調節すべくなし
た収穫機の刈高さ調節装置において、刈取部の対
地高さと設定刈高さとの差が比較的小なる場合は
刈取部を比較的緩慢に昇降させ、刈取部の対地高
さと設定刈高さとの差が比較的大なる場合は刈取
部を比較的迅速に昇降させるべくなしたものであ
るから、収穫作業開始時に収穫機の走行装置後部
が畦等に乗り上げて前下りに傾斜した状態で作業
を開始した後、走行装置が畦等を離脱して収穫機
本体が水平状態に復帰した時点で所謂穂刈と呼ば
れる過度の高刈となることが回避でき、また回向
操作後等の作業中に圃場表面の凸部を収穫機の走
行装置が乗り超した場合にも刈取部の圃場表面へ
の突入を回避でき、刈取部等の損傷を防止するこ
とが可能となる。
更に前記実施例の如く、手動操作時には刈取部
が迅速に昇降するよう構成された場合には、特に
迅速な刈取部の上昇退避が必要な緊急時、即ち圃
場表面に異物等が存在する場合等に、刈取部を比
較的迅速に上昇退避させることが可能となる等、
本考案は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る収穫機の刈高さ調節装置
を装備した収穫機の外観左側面図、第2図は収穫
作業開始時に収穫機の走行装置の後部が畦等に乗
り上げた状態及び離脱した時点での刈取部の状態
を示す説明図、第3図は収穫作業中に収穫機の走
行装置が圃場表面の凸部に乗り上げた場合、及び
乗り超した場合の刈取部の状態を示す説明図、第
4図は本案装置を装備した収穫機の刈取部昇降用
油圧回路図、第5図は本案装置の電気回路図、第
6図はスイツチボツクスの左側断面図である。 K……刈取部、Su,Sd……ソレノイド、1…
…対地高さ感知体、2……スイツチボツクス、2
a……遮光板、2d,2d′2u,2u′……光電ス
イツチ、3……電磁方向制御弁、4……油圧シリ
ンダ、20……論理判断回路、21,22……パ
ルス発生回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 刈取部の対地高さに応じて刈取部を昇降させて
    所定刈高さに自動的に調節すべくなした収穫機の
    刈高さ調節装置において、刈取部の対地高さと設
    定刈高さとの差が比較的小なる場合は刈取部を比
    較的緩慢に昇降させ、刈取部の対地高さと設定高
    さとの差が比較的大なる場合は刈取部を比較的迅
    速に昇降させるべくなしたことを特徴とする収穫
    機の刈高さ調節装置。
JP3614283U 1983-03-11 1983-03-11 収穫機の刈高さ調節装置 Granted JPS59141727U (ja)

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