JPH0220581B2 - - Google Patents

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JPH0220581B2
JPH0220581B2 JP57234441A JP23444182A JPH0220581B2 JP H0220581 B2 JPH0220581 B2 JP H0220581B2 JP 57234441 A JP57234441 A JP 57234441A JP 23444182 A JP23444182 A JP 23444182A JP H0220581 B2 JPH0220581 B2 JP H0220581B2
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JP
Japan
Prior art keywords
monomers
weight
binder
water
parts
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP57234441A
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English (en)
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JPS59121152A (ja
Inventor
Hiroshi Hotsuta
Hideyuki Sumi
Hirokazu Kato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DKS Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd filed Critical Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Priority to JP57234441A priority Critical patent/JPS59121152A/ja
Publication of JPS59121152A publication Critical patent/JPS59121152A/ja
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はセラミツクグリーンテープの製造法に
関する。 従来よりセラミツクグリーンテープの製造法
は、ドクターブレード法でテープ状に成形する方
法が採られ、かつ殆んどが溶剤系で製造されてお
り、バインダーとしてはブチラール樹脂などが使
用されている。 しかしメタノール、エタノール、ブタノール、
メチルエチルケトン、トルエン等の溶剤が用いら
れているため、作業環境がわるく、引火の危険性
がある。 そのため溶剤系から水系へ転換する検討が行わ
れており、ポリビニルアルコール、ポリエチレン
オキサイド(PEO)、水系ポリウレタン樹脂等を
バインダーとして使用する試みがなされてきてい
る。 しかし、これら水系バインダーは溶剤系バイン
ダーと比較して多くの欠点があるため、溶剤系か
ら水系への転換が遅れている。 すなわち、ポリビニルアルコール又はPEOを
バインダーとしてセラミツクテープを製造する場
合、高密度かつ平滑な表面のセラミツクグリーン
テープが得られ難い。 また、水系ポリウレタン樹脂をバインダーとし
てセラミツクテープを製造する場合、テープ状に
したものを乾燥すると、水系ポリウレタン樹脂が
水不溶性皮膜を形成するため、再度水に溶解する
ことができない。従つてセラミツクテープの歩留
がせいぜい50%程度であることから、再使用を不
可能とする耐水性皮膜を形成するバインダーを使
用することは、得られる製品の価格上昇に結びつ
く等の問題がある。 本発明者らは、かかる従来の現状に鑑み、水性
バインダーを開発すべく鋭意研究を重ねた結果、
本発明を完成するに至つたものである。すなわ
ち、セラミツク材料に水、バインダーおよび分散
剤を添加し、所要時間混練して得る水性スリツプ
を用いて、セラミツクグリーンテープを製造する
において、セラミツク材料100重量部に対しバイ
ンダーとして、 () アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸
塩又はメタクリル酸塩より選ばれた1種以上の
単量体(以下単量体()という) と、 () アクリル酸又はメタクリル酸とC1〜C18
の一価アルコール又はC1〜C18の多価アルコー
ルとのエステル化物より選らばれた1種以上の
単量体(以下単量体()という) を、モル比(単量体()/単量体())99/
1〜50/50で共重合させて得られる分子量2万〜
50万の共重合体5〜20重量部を添加することを特
徴とするセラミツクグリーンテープの製造法であ
る。 本発明に使用する単量体()としては例えば
アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸又はメタ
クリル酸とナトリウム、カリウム又はリチウム等
のアルカリ金属との塩、アクリル酸又はメタクリ
ル酸とアンモニウムとの塩、アクリル酸又はメタ
クリル酸とメチルアミン、ジメチルアミン、トリ
メチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、
トリエチルアミン、モノエタノールアミン、ジエ
タノールアミン、トリエタノールアミン、モノホ
リン又はピリジン等の有機アミン類との塩等が挙
げられる。 単量体()としては例えばアクリル酸又はメ
タクリル酸とメチルアルコール、エチルアルコー
ル、プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、ブチルアルコール、ヘプチルアルコール、ヘ
キシルアルコール、オクチルアルコール、2−エ
チルヘキシルアルコール、ラウリルアルコール、
ステアリルアルコール等の一価アルコールおよ
び/又はエチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、プロパンジオール等の多価アルコールとの
エステル化物等が挙げられる。 共重合体としては、前記単量体()と単量体
()とを公知の例えば下記の方法で共重合させ
たもの、すなわち、単量体()と単量体()
を、両者を相溶する溶剤中、又は水中で、ラジカ
ルを発生する開始剤の存在下で、必要に応じて重
合度調整剤を添加し、公知の方法により所定温度
で所定時間共重合させた共重合体等が挙げられ
る。単量体()と単量体()を共重合させる
場合のモル比は単量体()/単量体()=
99/1〜50/50である。モル比が99/1より大き
い場合、バインダーとしての接着性の効果が期待
しがたい。 また、モル比が50/50より小さい場合、バイン
ダーとして水媒体での取扱いが困難である。共重
合体の分子量は2万〜50万、好ましくは3万〜40
万である。 2万より小さい場合、バインダーとしての接着
力が小さい。 50万より大きい場合、バインダーとしての接着
力は大きいが柔軟性に欠けもろくなる。 本発明の共重合体をバインダーとして使用する
場合の添加量はセラミツク材料100重量部に対し
5〜20重量部である。セラミツク材料としては例
えばアルミナ、炭化ケイ素、窒化ケイ素、ジルコ
ニア、コージイライト、リシア系セラミツク、酸
化トリウム、炭化ハフニウム、チタン酸バリウ
ム、チタン酸ジルコン酸鉛、ゼオライト、マグネ
シア、ベリリア、窒化ホウ素、酸化スズ、チタン
酸アルミ、酸化亜鉛、ムライト、サイアロン等が
挙げられる。また分散剤としては公知の分散剤等
が挙げられる。 本発明の共重合体をバインダーとして添加して
得られるセラミツクグリーンテープは柔軟性に富
み、従つて型抜き、孔開け等の加工性に優れ、さ
らに高密度であるため、焼成して得られるセラミ
ツクテープは見掛け比重が高い。 つぎに実施例および比較例を挙げて本発明を説
明するが、本発明はそれらの実施例のみに限定さ
れるものではない。なお、「%」は特に限定しな
い限り、「重量」を基準としたものである。 実施例 1 還流冷却器、温度計、撹拌棒、窒素導入管を備
えた2のフラスコに蒸留水200重量部、アクリ
ル酸150重量部を仕込む。撹拌冷却しながら40%
苛性ソーダ208重量部を徐々に添加しアクリル酸
ナトリウムの水溶液を調製する。次にラウリルメ
タクリレート5.35重量部、イソプロピルアルコー
ル400重量部、2−メルカプトエタノール5重量
部を仕込み均一に混合する。温度を40℃に調整し
窒素導入管より窒素を吹き込みを始める。次に
2,2アゾビス(アミジノプロパン)塩酸塩0.15
重量部を水10重量部に溶解して添加する。約20分
の誘導期の後、発熱が認められ重合が開始する。
重合期間中、撹拌、冷却、窒素吹き込みをつづ
け、温度は60℃±5℃に保つ。重合開始後、3時
間目から加熱し80℃にて1時間熟成を行う。次
に、減圧によりイソプロピルアルコールを留去す
る。得られた共重合体は水溶性であり、分子量は
34000,20℃40%の水溶液の粘度は11000cpsであ
つた。同様にして各種共重合体を得た。 結果を第1表に示す。
【表】 実施例 2 セラミツク材料としてアルミナ〔(低ソーダア
ルミナ)Al2O3純度99.8%〕、バインダー、可塑剤
としてジブチルフタレート、分散剤として分子量
6000のポリアクリル酸アンモニウム塩および水を
それぞれ第2表に示す配合割合で配合したアルミ
ナスリツプ組成物をアルミナ製ボールミルに入
れ、次に1.7倍量の重量のアルミナボールを入れ、
24時間混練し、水性スリツプを得た。脱泡後、ド
クターブレード法にてポリエステルシート上に2
mmの水性スリツプを載せると共にテープ状に作成
した。これを公知の方法に従つて乾燥を行いセラ
ミツクグリーンテープを得た。このセラミツクグ
リーンテープの密度および柔軟性を測定した。次
にこれを公知の方法に従つて、焼成したのち、セ
ラミツクテープを得た。このセラミツクテープの
見掛比重および表面の粗さを測定した。 結果を第2表に示す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セラミツク材料に水、バインダーおよび分散
    剤を添加し、所要時間混練して得る水性スリツプ
    を用いて、セラミツクグリーンテープを製造する
    において、セラミツク材料100重量部に対しバイ
    ンダーとして、 () アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸
    塩又はメタクリル酸塩より選ばれた1種以上の
    単量体(以下単量体()という) と、 () アクリル酸又はメタクリル酸とC1〜C18
    の一価アルコール又はC1〜C18の多価アルコー
    ルとのエステル化物より選ばれた1種以上の単
    量体(以下単量体()という) を、モル比(単量体()/単量体())99/
    1〜50/50で共重合させて得られる分子量2万〜
    50万の共重合体5〜20重量部を添加することを特
    徴とするセラミツクグリーンテープの製造法。
JP57234441A 1982-12-24 1982-12-24 セラミツクグリ−ンテ−プの製造法 Granted JPS59121152A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57234441A JPS59121152A (ja) 1982-12-24 1982-12-24 セラミツクグリ−ンテ−プの製造法

Applications Claiming Priority (1)

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JP57234441A JPS59121152A (ja) 1982-12-24 1982-12-24 セラミツクグリ−ンテ−プの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59121152A JPS59121152A (ja) 1984-07-13
JPH0220581B2 true JPH0220581B2 (ja) 1990-05-09

Family

ID=16971052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57234441A Granted JPS59121152A (ja) 1982-12-24 1982-12-24 セラミツクグリ−ンテ−プの製造法

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JP (1) JPS59121152A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6146096A (ja) * 1984-08-10 1986-03-06 日本高圧電気株式会社 セラミツク基板の製造方法
JP2608449B2 (ja) * 1988-03-02 1997-05-07 サーマルプリンタヘッドの製造方法
US6653056B2 (en) 2000-07-12 2003-11-25 E. I. Du Pont Nemours And Company Process for patterning non-photoimagable ceramic tape

Also Published As

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JPS59121152A (ja) 1984-07-13

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