JPH02201353A - 直接ポジ写真感光材料 - Google Patents

直接ポジ写真感光材料

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JPH02201353A
JPH02201353A JP1019423A JP1942389A JPH02201353A JP H02201353 A JPH02201353 A JP H02201353A JP 1019423 A JP1019423 A JP 1019423A JP 1942389 A JP1942389 A JP 1942389A JP H02201353 A JPH02201353 A JP H02201353A
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JP
Japan
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silver halide
emulsion
layer
sensitive material
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JP1019423A
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Shigeru Kuwajima
桑島 茂
Shigeo Hirano
平野 茂夫
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/485Direct positive emulsions
    • G03C1/48538Direct positive emulsions non-prefogged, i.e. fogged after imagewise exposure
    • G03C1/48569Direct positive emulsions non-prefogged, i.e. fogged after imagewise exposure characterised by the emulsion type/grain forms, e.g. tabular grain emulsions
    • G03C1/48576Direct positive emulsions non-prefogged, i.e. fogged after imagewise exposure characterised by the emulsion type/grain forms, e.g. tabular grain emulsions core-shell grain emulsions
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は直接ポジハロゲン化銀写真感光材料に関し、特
に最小画像濃度が小さくなるようにした、予めかぶらさ
れていない内部潜像型のコア/シェル型ハロゲン化銀乳
剤を含有する直接ポジ写真感光材料に関する。
(従来の技術) 反転処理工程又はネガフィルムを必要とせずに、直接ポ
ジ像を得る写真法はよく知られている。
従来知られている直接ポジハロゲン化銀写真感光材料を
用いてポジ画像を作成するために用いられる方法は、特
殊なものを除き、実用的有用さを考慮すると、主として
2つのタイプに分けることができる。
1つのタイプは、あらかじめカブラされたハロゲン化銀
乳剤を用い、ソーラリゼーションあるいはバーシェル効
果等を利用し、て露光部のカブリ核(潜像)を破壊する
ことによって現像後直接ポジ画像を得るものである。
もう1つのタイプは、カブラされていない内部潜像型ハ
ロゲン化銀乳剤を用い、画像露光後カブリ処理を施した
後かまたはカブリ処理を施しながら表面現像を行い直接
ポジ画像を得るものである。
また上記内部潜像型ハロゲン化銀写真乳剤とは、ハロゲ
ン化銀粒子の主として内部に感光核を有し、露光によっ
て粒子内部に主として潜像が形成されるようなタイプの
ハロゲン化銀写真乳剤をいう。
こうした内部潜像型ハロゲン化銀写真乳剤としては少な
くとも2層から成るコア/シェル構造を有するハロゲン
化銀乳剤粒子が知られており、コア/シェル型ハロゲン
化銀乳剤とよんでいる。
上記した2つのタイプの中、後者のタイプの方法は、前
者のタイプの方法に比較して、−船釣に感度が高く、高
怒度を要求される用途に適しており、本発明はこの後者
のタイプに関するものである。
この技術分野においては種々の技術がこれまでに知られ
ている。例えば、米国特許第2. 592゜250号、
同2,466.957号、同2,497.875号、同
2,588,982号、同3゜317.322号、同3
,761,266号、同3 761.276号、同3,
796,577号および英国特許第1.151,363
号、同1゜150.553号、同1,011,062号
各明細書等に記載されているものがその主なものである
これら公知の方法を用いると直接ポジ型としては比較的
高感度の写真感光材料を作ることができる。
また、直接ポジ像の形成機構の詳細については例えば、
T、  H,ジェームス著「ザ・セオリー・オン・ザ・
フォトグラフィック・プロセス」(The Theor
y of The Photographic Pro
cess )、第4版、第7章、182頁〜193頁や
米国特許第3.76i、276号等に記載されている。
つまり、最初の像様露光によってハロゲン化銀内部に生
じた、いわゆる内部潜像に基因する表面減感作用により
、未露光部のハロゲン化銀粒子の表面のみに選択的にカ
ブリ核を生成させ、次いで通常の、いわゆる表面現像処
理を施す事によって未露光部に写真像(直接ポジ像)が
形成されると考えられている。
上記の如く、選択的にカブリ核を生成させる手段として
は、一般に「光力プリ法」と呼ばれる感光層の全面に第
二の露光を与える方法(例えば英国特許1,151.3
63号)と「化学的かぶり法」と呼ばれる造核剤(un
cleating agent )を用いる方法とが知
られている。この後者の方法については、例えば「リサ
ーチ・ディスクロージャー」(Re5earch Di
sclosure )誌、第151巻、N(11516
2(1976年11月発行)の76〜78頁に記載され
ている。
直接ポジカラー画像を形成するには、内部潜像型ハロゲ
ン化銀感光材料をカブリ処理を施した後、又はカブリ処
理を施しながら表面発色現像処理を行い、その後漂白・
定着(又は漂白定着)処理して達成できる。漂白・定着
処理の後は通常水洗および/又は安定化処理が施される
(発明が解決しようとする課題) 化学的カブリ法を用いての直接ポジ画像形成においては
、通常のネガ型の場合に比べて現像速度が遅く処理時間
が長くかかるため、従来は現像液のpH及び/又は液温
を高くして処理時間を短かくする方法がとられてきてい
た。しかし、一般にpHが高いと得られる直接ポジ画像
の最小画像濃度が増大するという問題を有する。
一方、光かぶり法の場合には、広範な写真分野で各種の
目的に供するためには、種々の技術的問題点がある。即
ち、光かぶり法は、ハロゲン化銀の光分解によるカプリ
核の形成に基づいているので使用するハロゲン化銀の種
類や特性によって、その適性露光照度や露光量が異る。
そのため一定の性能を得るのが困難であり、更に現像装
置が複雑でしかも高価なものになるという欠点がある。
また現像速度も満足できるものではない。
また、得られる直接ポジ画像の最大濃度を増大させるた
めに、内部潜像型ハロゲン化銀乳剤、特にコア/シェル
型ハロゲン化銀乳剤において、表面化学増感処理が施さ
れるが、最大画像濃度を増大させるための化学増感は、
しばしば最小画像濃度の増大を引き起こす。このため、
表面化学増感は、通常適度なところで停止せざるを得な
いが、その場合には、形成される表面化学増感核は通常
のネガ型の場合に比べて弱いものとなり、経時安定性が
著しく悪化する欠点が生じ、これにも限度があった。従
って、コア/シェル型ハロゲン化銀乳剤のかぶりレベル
を下げることは重要な課題であった・ 特に、コア/シェル型ハロゲン化銀乳剤においては、上
記最小画像濃度の増大が、粒子形成時のわずかな条件の
変化(特に系の撹拌状態等の変化)によって、顕著とな
る問題があった。このことは製造へのスケールアップ時
や、(り返し再現性で最小画像濃度が増大するという大
きな欠点をもたらすものであった。また、こうした場合
の最小画像濃度の増加は、しばしば長期経時後の最小画
像濃度の増大を増巾し、感光材料としての性能を著しく
損う原因であった。
最小画像濃度の増大及び経時による性能変化を改良する
ため従来からよく知られている4−ヒドロキシ−6−メ
チル−1,3,3a、?−テトラザインデン、■−フェ
ニルー5−メルカプトテトラゾールなどの安定剤を添加
する方法が検討されたが、経時による性能変化を防止す
るためには、多量に添加しなければならず、そのため得
られる写真性能にさまざまな悪作用を及ぼすことを避け
ることはできなかった。このような悪作用は具体的に言
えば現像抑制剤作用によるポジ像の最大濃度低下であり
、再反転像感度の上昇であり、更にはハロゲン化銀乳剤
において通常よく行われる分光増感においてこれらの化
合物が増感色素の吸着を阻害し、分光増感の感度上昇を
妨げるなどの作用であったため、これらの悪作用を回避
でき、かつ経時安定性を向上させる技術の出現も望まれ
ていた。
さらに、写真感光材料は、その露光から現像処理に至る
諸工程中にしばしば機器との接触等により乳剤に圧力を
受け、これが圧力増減感として処理後の性能に変化をも
たらすことがあるが、コア/シェル型内部潜像型ハロゲ
ン化銀乳剤においても、こうした圧力に対する耐性の改
良が望まれていた。
従って、本発明は、次の点を目的とするものである。
(1)最小画像濃度の低いコア/シェル型内部潜像型直
接ポジ写真感光材料を提供すること。
(2)内部潜像型ハロゲン化銀乳剤の粒子形成時の条件
によらず最小画像濃度の低いコア/シェル型内部潜像型
直接ポジ写真感光材料を提供すること。
(3)経時によっても最小画像濃度が変らず低レベルに
保たれるコア/シェル型内部潜像型直接ポジ写真感光材
料を提供すること。
(4)圧力増感及圧力減感の少ないコア/シェル型内部
潜像型直接ポジ写真感光材料を提供すること。
(課題を解決するための手段) 本発明の上記目的は、支持体上に少なくとも1層の予め
かぶらされていない内部潜像型のコア/シェル型ハロゲ
ン化銀乳剤を有する直接ポジ写真感光材料において、該
乳剤のコアとシェルとのハロゲン化銀モル比が115以
下であり、かつ前記感光材料が下記一般式〔N−I)で
示される化合物の少なくとも1種を含有することを特徴
とする直接ポジ写真感光材料により達成される。
一般式〔N−I ) 5.−Z・、 (式中、Zは5ないし6員の複素環を形成するに必要な
非金属原子群を表わし、Zは置換基で置換されていても
よい、R1は脂肪族基であり、R2は水素原子、脂肪族
基または芳香族基である。R1及びR2は置換基で置換
されていてもよい。また、R1は更にZで完成される複
素環と結合して環を形成してもよい。但し、R1、R1
及びZで表わされる基のうち、少な(とも一つは、アル
キニル基、アシル基、ヒドラジン基またはヒドラゾン基
を含むか、またはR’ とRtとで6員環を形成し、ジ
ヒドロピリジニウム骨格を形成する。さらにR1R2及
びZの置換基のうち少なくとも一つは、ハロゲン化銀へ
の吸着促進基を有してもよい。Yは電荷バランスのため
の対イオンであり、nは0またはlである。) 本発明において使用される上記内部潜像型コア/シェル
乳剤のコアとシェルとのハロゲン化銀モル比は115以
下であり、1/6以下かつ1/100以上が好ましい。
上記乳剤は、本発明の直接ポジ写真感光材料中、少なく
ともlの乳剤層に使用されるが、全乳剤層において使用
されることが好ましい。また、上記乳剤と前記一般式〔
N−T)で示される化合物とは同一層中で使用されるこ
とか好ましいが、別の層に使用された場合でも一定の効
果が得られる。
前記一般式〔N−13で示される化合物は造核剤として
作用する。
前記ハロゲン化銀乳剤は、コアとシェルとのハロゲン化
銀モル比が115より大である場合には、その調製時の
撹拌回転数により写真性能に大きな変動をきたす傾向が
みられる。本発明は、上記研究成果に基づき、コアとシ
ェルとのハロゲン化銀モル比を115以下とし、さらに
前記一般式〔N−I)で示される造核剤と併用すること
により、すぐれた写真性能の得られることを見出しなさ
れた。
本発明に用いる予めかぶらされていない内部潜像型ハロ
ゲン化銀乳剤はハロゲン化銀粒子の表面が予めかぶらさ
れてなく、しかも潜像を主として粒子内部に形成するハ
ロゲン化銀を含有する乳剤であるが、更に具体的には、
ハロゲン化銀乳剤を透明支持体上に一定!(0,5〜3
 g/rrr)塗布し、これに0.0工ないし10秒の
固定された時間で露光を与え下記現像液A(内部型現像
液)中で、18℃で5分間現像したとき通常の写真濃度
測定方法によって測られる最大濃度が、上記と同量塗布
して同様にして露光したハロゲン化銀乳剤を下記現像液
B(表面型現像液)中で20″Cで6分間現像した場合
に得られる最大濃度の、少なくとも5倍大きい濃度を有
するものが好ましく、より好ましくは少なくとも10倍
大きい濃度を有するものである。
内部現像液A メトール            2g亜硫酸ソーダ(
無水) ハイドロキノン 炭酸ソーダ(−水塩) Br l 水を加えて 表面現像液B メトール            2.5gL−アスコ
ルビン酸       10   gNa BOz ・
4 Hz 0      35   gKBr    
           1   g水を加えて    
        1290    g g 52.5g g 0.5g 円滑型乳剤の具体例としては例えば、米国特許3.76
1,276号、同3,850,637号、同3,923
,513号、同4,035,185号、同4,395,
478号、同4.504.570号1.特開昭52−1
56614号、同55−127549号、同53−60
222号、同5622681号、同59−208540
号、同60−107641号、同61−3137号、リ
サーチディスクロージャー誌Na23510 (198
3年11月発行)R236に開示されている特許に記載
のコア/シェル型ハロゲン化銀乳剤を挙げることができ
る。本発明においては、前述のごとくコアとシェルとの
比は115以下であり、l/100以上であることが好
ましい。
本発明に使用するハロゲン化銀粒子の形は立方体、八面
体、十二面体、十四面体の様な規則的な結晶体、球状な
どのような変則的な結晶形、また、長さ/厚み比の値が
5以上の平板状の形で粒子を用いてもよい。また、これ
ら種々の結晶形の複合形をもつもの、またそれらの混合
から成る乳剤であってもよい。
ハロゲン化銀の組成としては、塩化銀、臭化銀混合ハロ
ゲン化銀があり、本発明に好ましく使用されるハロゲン
化銀は沃化銀を含まないか含んでも3%モル以下の塩(
沃)臭化銀、(沃)塩化銀または(沃)臭化銀である。
ハロゲン化銀粒子の平均粒子サイズは、2μm以下で0
.1μm以上が好ましいが、特に好ましいのは1μm以
下0,15μm以上である。粒子サイズ分布は狭くても
広くてもいずれでもよいが、粒状性や鮮鋭度等の改良の
ために粒子数あるいは重量で平均粒子サイズの±40%
以内、好ましくは±20%以内に全粒子の90%以上が
入るような粒子サイズ分布の狭い、いわゆる「単分散」
ハロゲン化銀乳剤を本発明に使用するのが好ましい。
また感光材料が目標とする階調を満足させるために、実
質的に同一の感色性を有する乳剤層において粒子サイズ
の異なる2種以上の単分散ハロゲン化銀乳剤もしくは同
一サイズで感度の異なる複数の粒子を同一層に混合また
は別層に重層塗布することができる。さらに2種類以上
の多分散ハロゲン化銀乳剤あるいは単分散乳剤と多分散
乳剤との組合わせを混合あるいは重層して使用すること
もできる。
本発明に使用するハロゲン化銀乳剤は、粒子内部または
表面に硫黄もしくはセレン増悪、還元増感、貴金属増感
などの単独もしくは併用により化学増感することができ
る。詳しい具体例は、例えばリサーチ・ディスクロージ
ャー誌No、17643−III(1978年12月発
行)R23などに記載の特許にある。
本発明に用いる写真乳剤は、慣用の方法で写真用増感色
素によって分光増感される。待に有用な色素は、シアニ
ン色素、メロシアニン色素および複合メロシアニン色素
に属する色素であり、これらの色素は単独又は組合せて
使用できる。また上記の色素と強色増感剤を併用しても
よい。詳しい具体例は、例えばリサーチ・ディスクロー
ジャー誌Nα17643−IV(1978年12月発行
)R23〜24などに記載の特許にある。
本発明に用いられる写真乳剤には、感光材料の製造工程
、保存中あるいは写真処理中のカブリを防止し、あるい
は写真性能を安定化させる目的でカブリ防止剤または安
定剤を含有させることができる。
本発明で使用する下記一般式〔N−I〕で示される化合
物は、次のようなものである。
一般式[N−1) 、・−Z゛・ (式中、2は5ないし6員の複素環を形成するに必要な
非金属原子群を表わし、Zは置換基で置換されていても
よい。R1は脂肪族基であり、R2は水素原子、脂肪族
基または芳香族基である。R1及びR2は置換基で置換
されていてもよい。また、R2は更にZで完成される複
素環と結合して環を形成してもよい。但し、R1、R1
及びZで表わされる基のうち、少なくとも一つは、アル
キニル基、アシル基、ヒドラジン基またはヒドラゾン基
を含むか、またはR1とR2とで6員環を形成し、ジヒ
ドロピリジニウム骨格を形成する。さらにR′R2及び
Zの置換基のうち少なくとも一つは、ハロゲン化銀への
吸着促進基を有してもよい。Yは電荷バランスのための
対イオンであり、nはOまたはlである。
更に詳しく説明すると、Zで完成される複素環は、例え
ばキノリニウム、ベンゾチアゾリウム、ベンズイミダゾ
リウム、ピリジニウム、チアゾリニウム、チアゾリウム
、ナフトチアゾリウム、セレナゾリウム、ベンゾセレナ
ゾリウム、イミダゾリウム、テトラゾリウム、インドレ
ニウム、ピロリニウム、アクリジニウム、フェナンスリ
ジニウム、イソキノリニウム、オキサシリウム、ナフト
オキサシリウム及びベンズオキサシリウム核があげられ
る。Zの置換基としては、アルキル、アルケニル、アラ
ルキル、アリール、アルキニル、ヒドロキシ、アルコキ
シ、アリールオキシ、ハロゲン原子、アミノ、アルキル
チオ、アリールチオ、アシルオキシ、アシルアミノ、ス
ルホニル、スルホニルオキシ、スルホニルアミノ、カル
ボキシル、アシル、カルバモイル、スルファモイル、ス
ルホ、シアノ、ウレイド、ウレタン、炭酸エステル、ヒ
ドラジン、ヒドラゾン、またはイミノ基などがあげられ
る。Zの置換基としては、例えば上記置換基の中から少
なくとも1個選ばれるが、2個以上の場合は同じでも異
なっていてもよい。また上記置換基はこれらの置換基で
さらに置換されていてもよい。
更にZの置換基として、適当な連結基りを介してZで完
成される複素環四級アンモニウム基を有してもよい。こ
の場合はいわゆるダイマーの構造を取る。
Zで完成される複素環として、好ましくはキノリニウム
、ベンゾチアゾリウム、ベンズイミダゾリウム、ピリジ
ニウム、アクリジニウム、フェナンスリジニウム、及び
イソキノリニウム核があげられる。更に好ましくはキノ
リニウム、ベンゾチアゾリウムであり、最も好ましくは
キノリニウムである。
R’及びR2の脂肪族基は、炭素数1〜18個の無置換
アルキル基およびアルキル部分の炭素数が1〜18個の
置換アルキル基である。置換基としては、Zの置換基と
して述べたものがあげられる。
R2で表わされる芳香族基は炭素数6〜20個のちので
、例えばフェニル基、ナフチル基などがあげられる。W
換基としてはZの置換基として述べたものがあげられる
。Rtとして好ましくは脂肪族基であり、最も好ましく
はメチル基、置換メチル基、又は更にZで完成される複
素環と結合して環を形成する場合である。
R1,R1及びZで表わされる基のうち、少なくとも一
つはアルキニル、アシル、ヒドラジン、またはヒドラジ
ン基を有するか、またはR1とR2とで6員環を形成し
、ジヒドロピリジニウム骨格を形成するが、これらはZ
で表わされる基への置換基として先に述べた基で置換さ
れていてもよい。
R1、R1及びZで表わされる基または環への置換基の
少なくとも1つは、アルキニル基またはアシル基である
場合、あるいはR1とR2とが連結してジヒドロピリジ
ニウム骨格を形成する場合が好ましく、更にアルキニル
基を少な(とも一つ含む場合が好ましく、特にプロパル
ギル基が最も好ましい R1、R1及び2の置換基の有するハロゲン化銀への吸
着促進基としては、X ”+L ’−)r−で表わされ
るものが好ましい。ここで、XIはハロゲン化銀への吸
着促進基、L+は二価の連結基であり、mはO又は1で
ある。
XIで表わされるハロゲン化銀への吸着促進基の好まし
い例としては、チオアミド基、メルカプト基または5な
いし6員の含窒素へテロ環基があげられる。
これらはZの置換基として述べたもので置換されていて
もよい。チオアミド基としては好ましくは非環式チオア
ミド基(例えばチオウレタン基、チオウレイド基など)
である。
xlのメルカプト基としては、特にペテロ環メルカプト
基(例えば5−メルカプトテトラゾール、3−メルカプ
ト−1,2,4−トリアゾール、2−メルカプト−1,
3,4−チアジアゾール、2−メルカプト−1,3,4
−オキサジアゾールなど)が好ましい。
XIで表わされる5ないし6員の含窒素複素環としては
、窒素、酸素、硫黄及び炭素の組合せからなるもので、
好ましくはイミノ銀を生成するもので例えばベンゾトリ
アゾールやアミノチアトリアゾールがあげられる。
Llで表わされる二価の連結基としては、C1N、S、
0のうち少なくとも1種を含む原子又は原子団である。
具体的には、例えばアルキレン基、アルケニレン基、ア
ルキニレン基、アリーレン基、O−−5−1−NH−1
−N=、−CO−1SO□−(これらの基は置換基をも
っていてもよい)、等の単独またはこれらの組合せから
なるものである。組合せの例としては、−C0キレン)
−CNH (アリーレン)−3O□NH− (アリーレン)−NHCNH−(アリーレン)I CNH−などが好ましい。
電荷バランスのための対イオンYとしては、例えば臭素
イオン、塩素イオン、沃素イオン、p−トルエンスルホ
ン酸イオン、エチルスルホン酸イオン、過塩素酸イオン
、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、チオシアンイ
オン、四フッ化ホウ素イオン、六フッ化リンイオンなど
があげられる。
これらの化合物及びその合成法は例えばリサーチ6デイ
スクロージ+ −(ResearchDisclosu
re)誌Nα22,534 (1983年1月発行、5
0〜54頁)、及び同Nα23,213(1983年8
月発行、267〜270頁)に引用された特許、特公昭
49−38,164号、同52−19,452号、同5
2−47,326号、特開昭52−69,613号、同
52−3,426号、同55−138.742号、同6
0−11゜837号、米国特許第4,306.016号
、及び同4,471,044号に記載されている。
一般式〔N−I)で表わされる化合物の具体例を以下に
あげるが、これらに限定されるわけではない。
〔N−I−1) 〔N−1−3) 〔N−1−4) 〔N−1−2) 〔N−1−5) し11tシ=c:H 〔N−[−6) 〔N ■ 〔N−1−8) しF1貫し=じH 〔N−1 H 〔N−1−13) 〔N−1−14) 〔N−1−9) 〔N−1−10) 〔N−1−11) 〔N ■ 〔N r−16) 〔N−1−17) 〔N−1−18) しHzL;=1.;ti 本発明には上記一般式〔N−1〕で示される造核剤の外
に他の造核剤を併用することも出来る。
特に、下記一般式〔N−II)で示される化合物を併用
することが出来る。下記一般式〔N−n)で示される化
合物の使用量は、造核剤全量に対し50%未満であるこ
とが好ましく、30%以下であることがさらに好ましい
一般式〔N−n) R”1−N−N−G−R” R23R24 (式中、RZIは脂肪族基、芳香族基、又はへテロ環基
を表わし;R22は水素原子、アルキル、アラルキル、
アリール、アルコキシ、アリールオキシ、又はアミノ基
を表わし;Gはカルボニル、スルホニル、スルホキシ、
ホスホリル、又はイミノメチL/7基(HN=C−1:
:)を表わし、RZ3及びR24は共に水素原子か、あ
るいは一方が水素原子で他方がアルキルスルホニル、ア
リールスルホニル又はアシル基のどれかひとつを表わす
。ただしG、R2Z、 R24およびヒドラジン窒素を
含めた形でヒドラゾン構造(二::N−N=C;)を形
成してもよい。また以上述べた基は可能な場合は置換基
で置換されていてもよい。) 更に詳しく説明するとRZIは置換基で置換されていて
もよく、置換基としては、例えば以下のものがあげられ
る。これらの基は更に置換されていてもよい。例えばア
ルキル、アラルキル、アルコキシ、アルキルもしくはア
リール置換アミノ、アシルアミノ、スルホニルアミノ、
ウレイド、ウレタン、アリールオキシ、スルファモイル
、カルバモイル、アリール、アルキルチオ、アリールチ
オ、スルホニル、スルフィニル、ヒドロキシ、ハロゲン
原子、シアノ、スルホ、カルボキシル基やリン酸アミド
基などである。
これらのうち特にウレイド基及びスルホニルアミノ基が
好ましい。
これらの基は可能なときは互いに連結して環を形成して
もよい。
RZIとして好ましいのは、芳香族基、芳香族へテロ環
又はアリール置換メチル基であり、更に好ましくはアリ
ール基(例えばフェニル基、ナフチル基など)である。
R21で表わされる基のうち好ましいものは、水素原子
、アルキル(例えばメチル)アラルキル基(例えば、0
−ヒドロキシベンジル)、またはアリール基(例えば2
−ヒドロキシメチルフェニル)などであり、特に水素原
子が好ましい。
R2gの置換基としては、R21に関して列挙した置換
基が適用できる他、例えばアシル1.アシルオキシ、ア
ルキルもしくはアリールオキシカルボニル、アルケニル
、アルキニルやニトロ基なども適用できる。
これらの置換基は更にこれらの置換基で置換されていて
もよい。また可能な場合は、これらの基が互いに連結し
て環を形成してもよい。
RZI又はRzz、なかでもR21は、カプラーなどの
耐拡散基、いわゆるバラスト基を含んでもよいし、特に
ウレイド、スルホニルアミノ基で連結する場合が好まし
い。
ハロゲン化銀粒子の表面に吸着するのを促進する基Xz
−+Lz±1rを有していてもよい。ここでX2は一般
式〔N−1)のX′と同じ意味を表わし、好ましくはチ
オアミド(チオセミカルバジド及びその置換体を除く)
、メルカプト、または5ないし6員の含窒素へテロ環基
である。L!は二価の連結基を表わし、一般式〔N−I
)の[,1と同じ意味を表わす。m2はOまたは1であ
る。
更に好ましいX2は、非環状チオアミド基(例えばチオ
ウレイド、チオウレタン)、環状のチオアミド基(すな
わちメルカプト置換含窒素へテロ環で、例えば2−メル
カプトチアジアゾール、3−メルカプト−1,2,4−
)リアゾール、5メルカプトテトラゾール、2−メルカ
プト−1゜3.4−オキサジアゾール、2−メルカプト
ベンズオキサゾールなど)、又は含窒素へテロ環基(例
えば、ベンゾトリアゾール、ベンズイミダゾール、イン
ダゾール基など)の場合である。
最も好ましい×2については、用いる感材によって異な
る。例えばカラー窓材において、p−フェニレンジアミ
ン系現像薬の酸化体とカップリング反応して色素を形成
する色材(いわゆるカプラー)を用いる場合は、X2と
してはメルカプト置換含窒素へテロ環、又はイミノ銀を
形成する含窒素へテロ環が好ましい。またカラー窓材に
おいて現像薬酸化体とクロス酸化することにより拡散性
色素を生成する色材(いわゆるDRR化合物)を用いる
場合は、X2としては非環状チオアミド基、又はメルカ
プト置換含窒素へテロ環が好ましい。
さらに、黒白感材においては、X2としてはメルカプト
置換含窒素へテロ環又はイミノ銀を形成する含窒素へテ
ロ環が好ましい。
R23、R24としては水素原子が最も好ましい。
−i弐〔N−II)のGとしてはカルボニル基が最も好
ましい。
また一般式〔N−Il〕で表わされる化合物としては、
ハロゲン化銀への吸着基を有するものやウレイド、スル
ホニル、アミノ基を有するものがより好ましい。
これらの化合物例およびその合成法はまずハロゲン化銀
吸着基を有するヒドラジン系造核剤の例としでは、例え
ば米国特許第4,030,925号、同第4,080,
207号、同第4.031゜127号、同第3,718
,470号、同第4゜269.929号、同第4,27
6.364号、同第4,278,748号、同第4. 
385.  IO2号、同第4,459,347号、同
4,478.922号、同4,560,632号、英国
特許第2,011,391B号、特開昭54−74゜7
29号、同55−163,533号、同55−74.5
36号、及び同60,179,734号などに記載され
ている。
その他のヒドラジン系造核剤としては、例えば特開昭5
7−86.829号、米国特許第4,560.638号
、同第4,478.928号、さらには同2,563,
785号及び同2,588゜982号に記載されている
一般式〔N−n)で示される化合物の具体例を以下に示
す。ただし本発明は以下の化合物に限定されるものでは
ない。
〔N−■−1) 〔N−U−2) 〔N−If−3) 〔N−n−4) 〔N−11−5) ■ 〔N−11 〜=====〜 〔N−■ 〔N−11 / CH!0H 〔N ■−7) 〔N−I[−8) 〔N−If−9) 〔N−11−12) 〔N−11−13) / CH,OH 〔N−11−14) 造核剤の感材中での使用量は、ハロゲン化銀1モル当り
10−”〜10−zモルが好ましく、更に好ましくは1
0−?〜104モルである。
本発明において前記造核剤の作用をさらに促進するため
、下記の造核促進剤を使用することができる。
造核促進剤としては、任意にアルカリ金属原子又はアン
モニウム基で置換されていてもよいメルカプト基を少な
くとも1つ有する、テトラザインデン類、トリアザイン
デン類及びペンタザインデン類および特開昭63−10
6656号公報(6〜16頁)に記載の化合物を添加す
ることができる。
造核促進剤の具体例を以下にあげるが、これらに限定さ
れるわけではない。
(A−1)3−メルカプト−1,2,4−トリアゾロ(
4,5−a)ピリジン (A−2)3−メルカプト−1,2,4−1リアゾロ(
4,5−a)ピリミジン (A−3)5−メルカプト−1,2,4−トリアゾロ(
1,5−a)ピリミジン (A−4)7− (2−ジメチルアミノエチル)5−メ
ルカプト−1,2,4−)リアゾロ(1,5−a)ピリ
ミジン (A−5)3−メルカプト−7−メチル−1,2゜4−
トリアゾロ(4,5−a)ピリミジン (A−6)3.6−ジメルカブトー1.2.4−トリア
ゾロ(4,5−b)ピリダジン (A−7)2−メルカプト−5−メチルチオ−1゜3.
4−チアジアゾール (A−8)3−メルカプト−4−メチル−1,24−ト
リアゾール (A−9)2− (3−ジメチルアミノプロピルチオ)
−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾール塩酸塩 (A−10)2− (2−モルホリノエチルチオ)5−
メルカプト−1,3,4−チアジアゾール塩酸塩 造核促進剤は、感光材料中或いは処理液中に含有させる
ことができるが、感光材料中なかでも内部潜像型ハロゲ
ン化銀乳剤層やその他の親水性コロイド層(中間層や保
護層など)中に含有させるのが好ましい。特に好ましい
のはハロゲン化銀乳剤層中又はその隣接層である。
本発明において直接ポジカラー画像を形成するには種々
のカラーカプラーを使用することができる。カラーカプ
ラーは、芳香族第一級アミン系発色現像薬の酸化体とカ
ップリング反応して実質的に非拡散性の色素を生成また
は放出する化合物であって、それ自身実質的に非拡散性
の化合物であることが好ましい。有用なカラーカプラー
の典型例には、ナフトールもしくはフェノール系化合物
、ピラゾロンもしくはピラゾロアゾール系化合物および
開鎖もしくは複素環のケトメチレン化合物がある。本発
明で使用しうるこれらのシアン、マゼンタおよびイエロ
ーカプラーの具体例は「リサーチ・ディスクロージャー
」誌Nα17643 (1978年12月発行)p25
、■−D項、同Nα18717 (1979年11月発
行)および特開昭62−215272号に記載の化合物
およびそれらに引用された特許に記載されている。
生成する色素が有する短波長域の不要吸収を補正するた
めの、カードカプラー、発色色素が適度の拡散性を有す
るカプラー、無呈色カプラー、カップリング反応に伴っ
て現像抑制剤を放出するDIRカプラーやポリマー化さ
れたカプラーも又使用できる。
本発明の感光材料の乳剤層や中間層に用いることのでき
る結合剤または保護コロイドとしては、ゼラチンを用い
るのが有利であるが、それ以外の親水性コロイドも用い
ることができる。
本発明の感光材料には、色カブリ防止剤もしくは混色防
止剤が使用できる。
これらの代表例は特開昭62−215272号185〜
193頁に記載されている。
本発明にはカプラーの発色性の向上させる目的で発色増
強剤を用いることができる。化合物の代表例は特開昭6
2−215272号121〜125頁に記載のものがあ
げられる。
本発明の感光材料には、イラジェーションやハレーショ
ンを防止する染剤、紫外線吸収剤、可塑剤、螢光増白剤
、マ、)剤、空気カブリ防止剤、塗布助剤、硬膜剤、帯
電防止剤やスベリ性改良剤等を添加する事ができる。こ
れらの添加剤の代表例は、リサーチ・ディスクロージャ
ー誌k17643■〜X111頁(1978年12月発
行)p25〜27、および同18716 (1979年
11月発行)p647〜651に記載されている。
本発明は支持体上に少な(とも2つの異なる分光感度を
有する多層多色写真材料にも適用できる。
多層天然色写真材料は、通常支持体上に赤感性乳剤層、
緑感性乳剤層、および青感性乳剤層を各々少なくとも一
つ有する。これらの層の順序は必要に応じて任意にえら
べる。好ましい層配列の順序は支持体側から赤感性、緑
感性、青感性または支持体側から緑感性、赤感性、青感
性である。また前記の各乳剤層は感度の異なる2つ以上
の乳剤層からできていてもよく、また同一感色性をもつ
2つ以上の乳剤層の間に非感光性層が存在していてもよ
い。赤感性乳剤層にシアン形成カプラーを、緑感性乳剤
層にマゼンタ形成カプラーを、青感性乳剤層にイエロー
形成カプラーをそれぞれ含むのが通常であるが、場合に
より異なる組合わせをとることもできる。
本発明に係る感光材料は、ハロゲン化銀乳剤層の他に、
保護層、中間層、フィルター層、ハレーション防止剤、
バック層、白色反射層などの補助層を適宜設けることが
好ましい。
本発明の写真感光材料において写真乳剤層その他の層は
リサーチ・ディスクロージャー誌No、17643v■
項(1978年12月発行)228に記載のものやヨー
ロッパ特許0,102,253号や特開昭61−976
55号に記載の支持体に塗布される。またリサーチ・デ
ィスクロージャー誌Na17643XV項p28〜29
に記載の塗布方法を利用することができる。
本発明は種々のカラー感光材料に適用することができる
例えば、スライド用もしくはテレビ用のカラー反転フィ
ルム、カラー反転ペーパー、インスタントカラーフィル
ムなどを代表例として挙げることができる。またフルカ
ラー複写機やCRTの画像を保存するためのカラーハー
ドコピーなどにも適用することができる0本発明はまた
、「リサーチ・ディスクロージャー」誌患17123 
(1978年7月発行)などに記載の三色カプラー混合
を利用した白黒感光材料にも適用できる。
更に本発明は黒白写真感光材料にも適用できる。
本発明を応用できる黒白(B/W)写真感光材料として
は、特開昭59−208540号や、特開昭60−26
0039号に記載されているB/W直接ポジ写真感光材
料(例えばXレイ用感材、デユープ感材、マイクロ感材
、写真用感材、印刷感材)などがある。
本発明のかぶり処理は下記の「光かぶり法」及び/又は
「化学かぶり法」によりなされる。本発明の「光かぶり
法」における全面露光すなわちかぶり露光は、像様露光
後、現像処理および/または現像処理中に行われる。像
様露光した感光材料を現像液中、あるいは現像液の前浴
中に浸漬し、あるいはこれらの液より取り出して乾燥し
ないうちに露光を行うが、現像液中で露光するのが最も
好ましい。
本発明の感光材料の現像処理に用いる発色現像液は、好
ましくは芳香族第一級アミン系発色現像主薬を主成分と
するアルカリ性水溶液である。この発色現像主薬として
は、アミノフェノール系化合物も有用であるが、p−フ
ェニレンジアミン系化合物が好ましく使用され、その代
表例としては2−メチル−4−アミノ−N、 N−ジエ
チルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−
N−β−ヒドロキシエチルアニリン、3−メチル−4−
アミノ−N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエ
チルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−
N−β−メトキシエチルアニリン及びこれらの硫酸塩、
塩酸塩もしくはP−)ルエンスルホン酸塩が挙げられる
。これらの化合物は目的に応じ2種以上併用することも
できる。
これらの発色現像液のpHは9〜12であり、好ましく
は9.5〜11.5である。
発色現像後の写真乳剤層は通常漂白処理される。
漂白処理は定着処理と同時に行なわれてもよいしく漂白
定着処理)、個別に行なわれてもよい。更に処理の迅速
化を図るため、漂白処理後漂白定着処理する処理方法で
もよい、さらに二種の連続した漂白定着浴で処理するこ
と、漂白定着処理の前に定着処理すること、又は漂白定
着処理後漂白処理することも目的に応じ任意に実施でき
る。
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料は、脱銀処理
後、水洗及び/又は安定工程を経るのが一般的である。
水洗工程での水洗水量は、感光材料の特性(例えばカプ
ラー等使用素材による)、用途、更には水洗水温、水洗
タンクの数(段数)、向流、順流等の補充方式、その他
種々の条件によって広範囲に設定し得る。このうち、多
段向流方式における水洗タンク数と水量の関係は、Jo
urnal of the 5ociety of M
otion Picture andTelevisi
on Engineers  第64巻、p248−2
53 (1955年5月号)に記載の方法で、求めるこ
とができる。
本発明のハロゲン化銀カラー感光材料には処理の簡略化
及び迅速化の目的で発色現像主薬を内蔵してもよい。内
蔵するためには、発色現像主薬の各種プレカーサーを用
いるのが好ましい。
一方、本発明において黒白感光材料を現像するには、知
られている種々の現像主薬を用いることができる。すな
わちポリヒドロキシベンゼン類、たとえばハイドロキノ
ン、2−クロロハイドロキノン、2−メチルハイドロキ
ノン、カテコール、ピロガロールなど;アミノフェノー
ル類、たとえばp−アミノフェノール、N−メチル−P
−アミノフェノール、2,4−ジアミノフェノールなど
;3−ピラゾリドン類、例えば1−フェニル−3−ピラ
ゾリドン類、1−フェニル−4,4′−ジメチル−3−
ピラゾリドン、■−フェニルー4−メチルー4−ヒドロ
キシメチル−3−ピラゾリドン、5,5−ジメチル−1
−フェニル−3−ピラゾリドン等;アスコルビン酸類な
どの、単独又は組合せを用いることができる。又、特開
昭58−55928号に記載されている現像液も使用で
きる。
黒白感光材料についての現像剤、保恒剤、緩衝剤および
現像方法の詳しい具体例およびその使用法については「
リサーチ・ディスクロージャー」誌Nα17643 (
1978年12月発行)XIX〜XXI項などに記載さ
れている。
(実施例) 以下、実施例により本発明の詳細な説明する。
ただし、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
実施例1 ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体(厚さ10
0ミクロン)の表側に、次の第1Nから第14層を、裏
側に第15層から第16層を重1Iid布したカラー写
真感光材料を作成した。第1層塗布側のポリエチレンに
は酸化チタン(4g/M)を白地顔料として、また微量
(0,003g/ホ)の群青を青み付は染料として含む
(支持体の表面の色度は L*、ao、b9系で88.
0、−0.20、−0.75であった。) (感光層組成) 以下に成分と塗布量(g/nf単位)を示す。なおハロ
ゲン化銀については銀換算の塗布量を示す。
各層に用いた乳剤は乳剤BMIの製法によりコアとシェ
ルのハロゲン化銀モル比も同じにして作られた。但し第
14層の乳剤は表面化学増感しないリップマン乳剤を用
いた。
第1層(アンチハレーションN) 黒色コロイド銀         ・・・0.10ゼラ
チン            ・・・0.70第2層(
中間層) ゼラチン            ・・・0.70第3
層(低感度赤感層) 赤色増感色素(ExS−1,2,3)で分光増感された
臭化銀(平均粒子サイズ0.25μ、サイズ分布[変動
係数]8%、八面体)・・・0.04 赤色増感色素(ExS−1,2,3)で分光増感された
塩臭化銀(塩化銀5モル%、平均粒子サイズ0.40μ
、サイズ分布10%、八面体)           
・・・0.08ゼラチン            ・・
・1.OOシアンカプラー(ExC−1,2,3を1:
1:0.2)         ・・・0.30退色防
止荊(Cpd−1,2,3,4等り・・・0.18 スティン防止剤(Cpd−5)   ・・・0.003
力プラー分散媒(Cpd−6)   ・・・0.03カ
プラー溶 媒(Solv−1,2,3等り・・・0.1
2 第4層(高域度赤惑層) 赤色増感色素(ExS−1,2,3)で分光増感された
臭化銀(平均粒子サイズ0.60μ、サイズ分布15%
、八面体)  ・・・0.14ゼラチン       
     ・・・1.00シアンカプラー(ExC−1
,2,3を1=1:0.2)         ・・・
0.30退色防止剤(Cpd−1,2,3,4等量)・
・・0.18 カプラー分散媒(Cpd−6)   ・・・0.03カ
プラー溶 媒(Solv−1,2,3等量)・・・0.
12 第5層(中間層) ゼラチン            ・・・1.00混色
防止剤(Cpd−7)     ・・・0.08混色防
止剤溶媒(Solv−4,5等量)・・・0,16 ポリマーラテックス(Cpd−8)・・・0.10第6
層(低域度緑惑層) 緑色増感色素(ExS−4)で分光増感された臭化銀(
平均粒子サイズ0.25μ、サイズ分布8%、八面体)
      ・・・0.04緑色増感色素(ExS−4
)で分光増感された塩臭化銀(塩化銀5モル%、平均粒
子サイズ0.40μ、サイズ分布lO%、八面体)・・
・0.06 ゼラチン            ・・・0.80マゼ
ンタカプラー(ExM−1,2,3等量)・・・0.1
1 退色防止剤(Cpd−9,26を等量)・・・0.15 スティン防止剤(Cpd−10,11,1213をlO
ニア:7:l比で) ・・・0.025力プラー分散媒
(Cpd−6)   ・・・0.05カプラー溶 媒(
Solv−4,6等り・・・0.15 第7層(高感度緑感層) 緑色増感色素(ExS−I〕で分光増感された臭化銀(
平均粒子サイズ0.65μ、サイズ分布16%、八面体
) ・・・0.10 ゼラチン            ・・・0.80マゼ
ンタブラー(ExM−1,2,3等it)・・・0.1
1 退色防止剤(Cpd−9,26等量) ・・・0.15 スティン防止剤(CPd−10,11,1213を10
ニア:7:1比で) ・・・0.025力プラー分散媒
(Cpd−6)   ・・・0.05カプラー溶 媒(
Solv−4,6等量)・・・0.15 第8層(中間層) 第5層と同じ 第9層(イエローフィルターN) イエローコロイド銀(粒子サイズ200人)・・・0.
12 ゼラチン            ・・・0.70混色
防止剤(Cpd−7)     ・・・0.03混色防
止剤溶媒(Solv4.5等量)・・・0.10 ポリマーラテックス(Cpd−8)・・・0.07第1
0層(中間層) 第5層と同じ 第11層(低感度青感層) 青色増感色素(ExS−5,6)で分光増感された臭化
銀(平均粒子サイズ0.40μ、サイズ分布8%、八面
体)    ・・・0.07青色増怒色素(ExS−5
,6)で分光増感された塩臭化tl (塩化銀8モル%
、平均粒子サイズ0.60μ、サイズ分布11%、八面
体)・・・0.14 ゼラチン           ・・・0.80イエロ
ーカプラー(ExY−1,2等り・・・0.35 退色防止剤(Cpd−14)    ・・・0.10ス
テイン防止剤(Cpd−5,15を 1:5比で)          ・・・0.007力
プラー分散媒(Cpd−6)   ・・・0.05カプ
ラー溶 媒(S o 1 v−2)  ・・・0. 1
0第12層(高感度青感層) 青色増感色素(ExS−5,6)で分光増感された臭化
銀(平均粒子サイズ0.85μ、サイズ分布18%、八
面体) ・・・0.15 ゼラチン            ・・・0.60イエ
ローカプラー(ExY−1,2等量)・・・0.30 退色防止剤(Cpd−14)    ・・・0.10ス
テイン防止剤(CPd−5,15を 1:5比で)          ・・・0.007力
プラー分散媒(Cpd−6)   ・・・0.05カプ
ラー溶 媒(Solv−2)  ・・・0.10第13
層(紫外線吸収N) ゼラチン            ・・・1.00紫外
線吸収剤(Cpd−2,4,16等量)・・・0.50 混色防止剤(Cpd−7,17等量) ・・・0.03 分散媒(Cpd−6)       ・・・0.02紫
外線吸収剤溶媒(Solv−2,7等量)・・・0.0
8 イラジェーション防止染料 (Cpd−18,19,20,21,27を10:10
:13:15:20比で) ・・−0,05 第14層(保護N) 微粒子塩臭化銀(塩化銀97モル%、平均サイズ0.1
p)         ・・・0.03ポリビニルアル
コールのアクリル 変性共重合体(分子!50.000)  ・・・o、o
iポリメチルメタクリレート粒子 (平均粒子サイズ2.4μ)と酸化けい素(平均粒子サ
イズ5μ)等量   ・・・0.05ゼラチン    
        ・・・1.80ゼラチン硬化剤(H−
1,H−2等量)・・・0.18 第15層(IJ) ゼラチン            ・・・2.50紫外
線吸収剤(Cpd−2,4,16等量)・・・0.50 染料(Cpd−18,19,20,21,27を等り 
           ・・・0.06第16層(裏面
保護層) ポリメチルメタクリレート粒子 (平均粒子サイズ2.4μ)と酸化けい素(平均粒子サ
イズ5μ)等量   ・・・0.05ゼラチン    
        ・・・2.00ゼラチン硬化剤(H−
1、H−2等量)・・・0.14 乳剤EM−1の作り方 臭化カリウムと硝酸銀の水溶液をゼラチン水溶液に75
℃で15分を要して同時に添加し、平均粒径が0.50
μの八面体臭化銀粒子を得た。この乳剤に銀1モル当た
り0.3gの3.4−ジメチル−1,3−チアゾリン−
2−チオン、6mgのチオ硫酸ナトリウムと7mgの塩
化金酸(4水塩)を順次加え75℃で80分間加熱する
ことにより化学増感処理を行なった。こうして得た粒子
をコアとして、第1回目と同様な沈澱環境で更に成長さ
せ、最終的に平均粒径が0.7μの八面体単分散コア/
シェル臭化銀乳剤を得た。コアとシェルのハロゲン化銀
のモル比は1;17であった。
粒子サイズの変動係数は約10%であった。この乳剤に
銀1モル当たり1.5mgのチオ硫酸ナトリウムと1.
5mgの塩化金酸(4水塩)を加え60″Cで60分間
加熱して化学増感処理を行ない内部潜像型ハロゲン化銀
乳剤を得た。
このとき、反応槽として直径20CI、液深20cmの
円筒形撹拌槽を用いた。この反応槽にはじゃま板が設け
られ、撹拌槽の中心に直径7. 5cmの6枚羽根ター
ビン(翼巾1.5cm)が設置された。
タービン羽根の回転数は2000回転/分と200回転
回転炉用いられた。EM−1製造時の回転数は2000
回転/分であった。
各感光層には、造核剤としてN−l−16をハロゲン化
銀に対し、銀1モル当り4.5XlO−”モル、造核促
進剤としてCpd−22を銀1モル当り4.5X10−
’モル用いた。更に各層には乳化分散助剤としてアルカ
ノールXC(Dupon社)及びアルキルベンゼンスル
ホン酸ナトリウムを、塗布助剤としてコハク酸エステル
及びMagefac  F−120(大日本インキ社製
)を用いた。ハロゲン化銀及びコロイド銀含有層には安
定剤として(Cpd−23,24,25)を用いた。こ
の試料を試料番号101とした。以下に実施例に用いた
化合物を示す。
xS−1 ・N(C2HJ3 xS−2 SO,− 3O,H xS−3 xS−6 xS−4 Cpd−1 xS−5 Cpd−2 嘗 SOsH−N(CtHs)s Cpd−3 Cpd−4 Cpd−5 Cpd−9 Ii \ CsH■(t) Cpd−6 −(−CH!−CH−)−i− CONHC,H*(t) n−100〜1000 Cpd−7 Cpd−8 −(−CH,−CH−h− C00Cx Hs Cpd−11 Cpd−12 Cpd−13 Cpd−14 Cpd−15 Cpd−16 cp d−20 Pd−21 Cpd−22 Cpd−17 Cpd−18 Cp d−19 Cpd−23 cp d−24 cp d−25 cp d−26 Cpd−27 EXC−1 EXC−2 しL XM−2 XM−3 CH。
EXC−3 XM−1 XY−1 1 ジ(2−エチルヘキシル)セバケ ート 5olv−2)リノニルホスフエート 5olv−3ジ(3−メチルヘキシル)フタレート 5olv−4)リクレジルホスフエート5olv−5ジ
ブチルフタレート 5olv−6)リオクチルホスフエート5olv−7ジ
(2−エチルヘキシル)フタレート 1.2−ビス(ビニルスルホニル アセトアミド)エタン 4.6−ジクロロ−2−ヒドロキ シ−i、3.5−)リアジンNa 塩 試料102〜110の作製 試料101の内部潜像型コア/シェル型ハロゲン化銀乳
剤を乳剤已M−1に準じて、コアとシェルのハロゲン化
銀モル比及び反応槽の撹拌槽の撹拌回転数を変えること
以外は同じにして試料10■1−2 olv 2〜110を作製した。各々の試料のコア、/シェル比
及び撹拌回転数を第1表に示した。
このように作製した試料101〜110を連続ウェッジ
を通して露光し、下記現像処理を行ない、それぞれシア
ン、マゼンタ、イエローの濃度を測定し、最小画像濃度
([)min)を求めた。
次に、上記試料101〜110を30°C155%RH
条件に3ケ月保存した後、上記露光、現像処理、濃度測
定を行ない、Dminを求めた。
それらの結果を第1表に示す。
また、試料101〜110を現像処理後のシアン、マゼ
ンタ、イエローの濃度が1.0になる様に均一に露光を
与え、下記現像処理の開始10秒後に、現像液中で膨潤
層上を直径0.8Mの鋼球針に連続的に変化する負荷を
与えて引掻いた。下記現像処理後に減感し始めた荷重を
シアン、マゼンタ、イエローについて求めた。この結果
も合せて第1表に示した。
漂白定着 水洗(1) 水洗(2) 乾  燥 40〃33〃3 40〃   33 〃      3 〃40〃33−
3 0180I 300〃 水洗水の補充方式は、水洗浴(2)に補充し、水洗浴(
2)のオーバーフロー液を水洗浴(1)に導く、いわゆ
る向流補充方式とした。このとき感光材料による漂白定
着浴から水洗浴(1)への漂白定着液の持ち込み量は3
5rrl/rr?であり、漂白定着液の持ち込み量に対
する水洗水補充量の倍率は9. 1倍であった。
各処理液の組成は、以下の通りであった。
D−ソルビット      0.15g  0.20ナ
フタレンスルホン酸   0. 15g  0. 20
ナトリウム・ホルマリン縮金物 エチレンジアミンテト   1.5g1.5ラキスメチ
レンホスホン酸 ジエチレングリコール  12.0rrl  16.0
mlベンジルアルコ−ル 臭化カリウム       0.80gベンゾトリアゾ
ール   0.003g  0.004g亜硫酸ナトリ
ウム     2.4g3.2gN,N−ビス(カルボ
キシ 6.0g8.0gメチル)ヒドラジン D−グルコース      2.0g2.4gトリエタ
ノールアミン   6.0g    8.0gN−エチ
ル−N−(β−メ 5.4g8.5gタンスルホンアミ
ドエチ ル)−3−メチル−4− アミノアニリン硫酸塩 炭酸カリウム      30.0  g  25.0
g蛍光増白剤(ジアミノスチ 1.0g   1.2g
ルベン系) pH (25’C)      1 0.2510、7
5 2ナトリウム・2水塩 エチレンジアミン4酢酸・ 70.0gFe(■)  
・アンモニラ ム・2水塩 チオ硫酸アンモニウム   180m4(700g/I
り p−トルエンスルフィン酸 20.0gナトリウム 重亜硫酸ナトリウム    20.0g5−メルカプト
〜1.3.   0.5g4−トリアゾール 硝酸アンモニウム      10.0g母液、補充液
とも 水道水をH型強酸性カチオン交換樹脂(ロームアンドバ
ース社製アンバーライトIR−120B)と、OH型ア
ニオン交換樹脂(同アンバーライトI R−400)を
充填した温床式カラムに通水してカルシウム及びマグネ
シウムイオン濃度を3mg/l以下に処理し、続いて二
塩化イソシアヌール酸ナトリウム20 m g / l
と硫酸ナトリウム1゜5 g / I!を添加した。こ
の液のpHは6.5〜7゜5の範囲にあった。
第1表の結果から明らかな様に比較例の試料101〜1
04では、特にシェル形成時の撹拌速度が低下した場合
(試料102,104)に塗布直後及び経時後のDmi
nが非常に大きくなるのに対し、本発明の試料105〜
110では撹拌速度が低下した場合(試料106,10
8.110)にもDmin増大がなく、ハロゲン化粒子
の製造条件のバラツキによる安定性が飛躍的に向上して
いることを示している。又、本発明の試料105〜11
0はいずれも試$4101−104の比較例に比べ圧力
減感しにくいことも第1表から明らかである。
実施例2 実施例1の内部潜像型コアシェルハロゲン化銀乳剤のハ
ロゲン組成を臭化銀から、塩化銀30モル%、臭化銀7
0モル%(コアとシェルは同じハロゲン組成)にした場
合も同様の結果を得た。
実施例3 実施例1の内部潜像型コアシェルハロゲン化銀乳剤のハ
ロゲン組成を臭化銀から、コアを塩化銀10モル%、臭
化銀90モル%を臭化銀にした場合も同様の結果を得た
実施例4 実施例1の内部潜像型コアシェルハロゲン化銀乳剤の粒
子形状を八面体から立方体にした場合も同様の結果を得
た。
実施例5 実施例1において試料105及び107の調製において
造核剤〔N−1−16)を〔N−1−1)、〔N−1−
3)、〔N−I−7)、〔N−1−12L及び〔N−1
−20)にそれぞれ変更した以外は実施例1と同様に試
料調製し、実施例1と同様にテストした結果実施例1試
料105における写真性能と同様の結果を得た。
実施例6 実施例5において造核剤として〔N−11−1)、〔N
−II−4)、及び〔N−II−8)を変更使用した以
外実施例5と同様に試料調製及びテストを行なった結果
、実施例5の試料に比べ最大画像濃度が約20%低下す
るなど写真性能が明らかに劣ることかわかった。
(発明の効果) 本発明の感光材料は、最小画像濃度の低いポジ画像を得
ることができ、これは内部潜像型ハロゲン化銀乳剤の粒
子形成時の条件によらずに得ることができる。さらに、
本発明の感光材料は保存のように経時させても最小画像
濃度が低いレベルに保たれ、また圧力増感及び圧力減感
が少ない。
手続補正書 1.1材牛の耘 平成1手持許願第19423号 2、発明の名称 直接ポジ写真感光材料 3、補正をする者 舅牛との兼:特許出願人 名称 (,520)富士写真フィルム株式会社4、代理
人 8、補正の内容 明細書の「発明の詳細な説明」の欄を次の通りに補正す
る。
l)明細書第21頁9行目の「ヒドラジン基」を「ヒド
ラゾン基」と補正する。
2)同書第26頁〔N−1−4)の化学構造式を次のよ
うに補正する。
r〔N−I−4) 3)同書第32頁4〜7行目の「下記・・・・・・好ま
しい。」を削除する。
4)同書第35頁3〜4行目の「(チオセミカルバジド
及びその置換体を除く)」を削除する。
5)回書第36真下から4行目の「スルホニル、アミノ
」を「スルホニルアミン」と補正する。
6)同書第84頁6〜7行目の「と硫酸ナトリウム1.
5g/j!」を削除する。
7)同書第85頁第1表中「コアとシェルのハロゲン化
銀モル比」の欄の下から2行目の「1:3.0」を−r
l;30」と補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 支持体上に少なくとも1層の予めかぶらされていない内
    部潜像型のコア/シェル型ハロゲン化銀乳剤を含有する
    直接ポジ写真感光材料において、該乳剤のコアとシェル
    とのハロゲン化銀モル比が1/5以下であり、かつ前記
    感光材料が下記一般式〔N− I 〕で示される化合物の
    少なくとも1種を含有することを特徴とする直接ポジ写
    真感光材料。 一般式〔N− I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Zは5ないし6員の複素環を形成するに必要な
    非金属原子群を表わし、Zは置換基で置換されていても
    よい。R^1は脂肪族基であり、R^2は水素原子、脂
    肪族基または芳香族基である。R^1及びR^2は置換
    基で置換されていてもよい。また、R^2は更にZで完
    成される複素環と結合して環を形成してもよい。但し、
    R^1、R^2及びZで表わされる基のうち、少なくと
    も一つは、アルキニル基、アシル基、ヒドラジン基また
    はヒドラゾン基を含むか、またはR^1とR^2とで6
    員環を形成し、ジヒドロピリジニウム骨格を形成する。 さらにR^1、R^2及びZの置換基のうち少なくとも
    一つは、ハロゲン化銀への吸着促進基を有してもよい。 Yは電荷バランスのための対イオンであり、nは0また
    は1である。)
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