JPH0219419Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0219419Y2
JPH0219419Y2 JP1984097231U JP9723184U JPH0219419Y2 JP H0219419 Y2 JPH0219419 Y2 JP H0219419Y2 JP 1984097231 U JP1984097231 U JP 1984097231U JP 9723184 U JP9723184 U JP 9723184U JP H0219419 Y2 JPH0219419 Y2 JP H0219419Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
holder
holders
present
storage recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984097231U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6111581U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9723184U priority Critical patent/JPS6111581U/ja
Publication of JPS6111581U publication Critical patent/JPS6111581U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0219419Y2 publication Critical patent/JPH0219419Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ICやLSI等のマイクロエレクトロニ
クス製品の部品であるICホルダー、LSIホルダー
等マイクロエレクトロニクス製品ホルダーの輸送
時の保護用に用いるトレイに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、ICホルダー、LSIホルダー等のマイクロ
エレクトロニクス製品ホルダーの輸送時の保護用
には板紙やクレープ紙等が併せもちいられてい
た。また上記の紙類の緩衝材のほかに、ポリエチ
レン発泡シート等の柔軟性と緩衝性とを併せもつ
シートからなる袋もマイクロエレクトロニクス製
品ホルダーの輸送時の保護用の緩衝資材としても
ちいられていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前者の紙類のものは緩衝能力が
乏しいだけでなく、耐水性、耐湿性も劣るため、
一度吸水してしまうと緩衝材として使用不可能に
なる欠点があつた。また、紙から発生する細かい
紙粉がホルダーのIC等チツプ取付面8(第7図)
に付着する不具合があり、この場合、ICやLSIの
使用時、それらとリードフレームとの配線に影響
を及ぼし、シヨートを起こす虞れがあると共に、
IC、LSIの特性を劣下させる虞れがあつた。
また後者の袋体のものも、単に袋体をしている
にすぎないため、輪送中ホルダー同士がぶつかり
あい、ホルダーに傷がつくことがあつた。
また、これらの紙類の緩衝材やポリエチレン発
泡シート等からなる袋は包装資材としてのみ使用
が可能であり、該緩衝材やシートからホルダーを
取り出す際、整列状態で取り出すことは不可能で
あり、従つて、マイクロエレクトロニクス製品の
製造工程に送る際、整列移送することが困難であ
つた。
本考案は上記した従来品の欠点を克服した、充
分な緩衝能力を持ち、傷防止に勝れ、耐水性、耐
湿性にも勝れ、また紙粉等の埃の発生する虞れの
ないマイクロエレクトロニクス製品ホルダー保護
用トレイを提供することを一つの目的とする。
さらに、本考案はマイクロエレクトロニクス製
品の組立製造時にホルダーを整列移送できるトレ
イを提供することを他の目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記従来の問題点を解決するため、プ
ラスチツク発泡体からなる保護用トレイ9として
構成した。このトレイ9は収納凹部2と周枠部1
とを備え、収納凹部2には複数の直線突条3が設
けられる。直線突条3は所定間隔毎に相互に平行
に設けられ、それにより収納凹部2を区画して複
数列のホルダー収納部10を形成する。各列のホ
ルダー収納部10にはマイクロエレクトロニクス
製品ホルダー5が収納される。
〔作用〕
マイクロエレクトロニクス製品ホルダー5はホ
ルダー収納部10に収納されるが、該収納部10
は、収納凹部2を複数の直線突条3によつて区画
して構成されているため、ホルダー5は整列した
状態で収納される。また直線突条3は位置ズレ防
止壁の役割りを果し、そのため、輪送中の振動に
よつてホルダー5が位置ズレを起こしたりするこ
とはなく、ホルダー5同士が激しくぶつかりあ
い、損傷を招くという虞れもない。
更に梱包を解いた後、ベルトコンベアー等の移
送手段によりホルダー5を移送する際、直線突条
3がガイドの役目を果し、整列状態でホルダー5
をベルトコンベアー等に載せることができる。
〔実施例〕
第1図〜第4図は、本考案のトレイの一実施例
を示し、1は周枠部であり、2は収納凹部、3は
直線突条、4は段部である。
周枠部1は枠状をしており、その幅は3〜20mm
が好ましい。第5図及び第9図のように本考案の
トレイ9にマイクロエレクトロニクス製品ホルダ
ー5を納め、第6図のようにホルダー5を納めた
トレイ9を段ボール箱7内に積み重ねた場合に、
この周枠部1は段ボール箱の内壁表面と接触して
トレイ9を支え、トレイ9が段ボール箱7内でず
れるのを防ぐ役目を果たす。また、周枠部1は、
本考案のトレイを補強する機能も有する。
収納凹部2には、該収納凹部2を区画する複数
の直線突条3が所定間隔毎に平行に形成され、以
て複数列のホルダー収納部10が形成され、該収
納部10にホルダー5が収納される。収納凹部2
の深さは1〜3mmが好ましい。収納凹部2の深さ
が上記範囲であると、例えば振動等の衝撃をうけ
た場合に、マイクロエレクトロニクス製品ホルダ
ー5がトレイ9内から飛び出してしまい、ホルダ
ー5が破損したり、ホルダー5に傷がつくという
不具合を防止する上で最も好ましい。
直線突条3の幅は0.5〜2mmが好ましく、高さ
は0.6mm以上あることが好ましい。直線突条3の
高さが0.6mm以上であると、同様に振動をうけた
場合等にホルダー5が直線突条3を越え、ホルダ
ー5同士がぶつかりあい、ホルダー5に傷がつく
という不具合を防止する上で最も好ましい。直線
突条3は所定間隔毎に平行に形成される。特に等
間隔に形成することが好ましい。直線突条3同士
を平行且つ等間隔に形成した場合にはホルダー5
を整理して収納することができ、且つ後述するよ
うな、組立製造工程にて本考案のトレイを使用し
た場合にホルダーを整列移送することが容易であ
るという利点がある。直線突条3同士の間隔はホ
ルダー5の幅に合せて設けられる。ホルダー5
各々と、直線突条3各々との間には若干隙間があ
つたほうが、後述するマイクロエレクトロニクス
製品の製造工程時におけるホルダーの滑りがよく
好ましい。直線突条3は、図示しないが、断面矩
形状でも断面半円形状でもよく形状は適宜選択し
得る。
段部4は、本考案のトレイが真空成形、圧空成
形、マツチモールド成形等のいわゆるシート成形
からなる製品の場合には自ら形成される。本考案
のトレイが射出成形からなる場合には形成しても
よく、形成しなくともよいが、形成したほうが使
用するプラスチツクの量をすくなくすることがで
き経済的であり、また軽量化を図ることもでき
る。
本考案のトレイは、ポリスチレン、ポリーパラ
ーメチルスチレン、スチレン−ブタジエン共重合
体等のスチレン系樹脂、ポリプロピレン、ポリエ
チレン、エチレン酢酸ビニル共重合体等のオレフ
イン系樹脂、塩化ビニル系樹脂等の熱可塑性樹脂
の発泡体から形成されたものが好ましい。本考案
のトレイは、このようなプラスチツク発泡体から
形成することにより、紙類の緩衝材のように紙粉
が発生する虞れがない。従つて、ホルダー5の
IC等チツプ取付面8やその他の表面に紙粉等が
付着する虞れがなく、IC等の特性を劣下させる
不具合はない。
また、本考案のトレイは前述したように、シー
ト成形や射出成形により形成することができる
が、発泡粒子を型内成形することにより得られる
ビーズ成形品からなるものであつてもよい。シー
ト成形からなる場合にはポリスチレン発泡シー
ト、ポリプロピレン発泡シート、架橋ポリエチレ
ン発泡シート、塩化ビニル樹脂発泡シート等から
なるものが好ましいが、ポリスチレン発泡シート
からなるものは適度な剛性と柔軟性とを併せも
ち、円滑性もあり、また紙粉等の発生する虞れも
ないことから特に好ましい。
また、本考案のトレイがシート成形からなる場
合には、無発泡の熱可塑性樹脂フイルムを積層し
た積層シートからなるものであつてもよい。積層
シートからなるトレイは強度が勝れ、平滑性に富
み、また汚れの除去が容易である等の利点があ
る。この積層シートは、ポリスチレン発泡シート
には無延伸ポリスチレンフイルム、一軸延伸や二
軸延伸のポリスチレンフイルム、スチレン−ブタ
ジエン共重合体樹脂フイルム等が積層されたシー
トが好ましく、ポリプロピレン発泡シートや架橋
ポリエチレン発泡シート等のポリオレフイン系樹
脂発泡シートには無延伸ポリオレフイン系樹脂フ
イルム、一軸延伸や二軸延伸のポリオレフイン系
樹脂フイルムが積層されたシートが好ましい。
本考案のトレイが積層シートからなるシート成
形品である場合、無発泡の熱可塑性樹脂フイルム
はトレイの内面側、外面側のいずれに形成されて
いてもよく、内面側及び外面側の両面に形成され
ていてもよいが、内側面にフイルムが形成されて
いると、後述するようにホルダー5の滑りがよく
好ましい。
本考案のトレイが単層シートからなるシート成
形品である場合や射出成形品である場合及びビー
ズ成形品である場合には、トレイの内側面にスキ
ン層が形成されているほうがホルダー5の滑りが
よく好ましい。
本考案のトレイは、例えばカーボンブラツク等
の導電性材料が含まれたプラスチツク発泡体から
なるものであつてもよい。本考案のトレイが積層
シートのシート成形品である場合には、発泡体と
無発泡の熱可塑性樹脂フイルムの両方に導電性材
料が含まれたものでもよく、無発泡の熱可塑性樹
脂フイルムのみがアルミ蒸着処理等の導電処理を
施されたフイルムからなるものであつてもよい。
以上の構成からなる本考案のトレイは、輸送時
には、例えば、およそ幅18.5cm、長さ21.5cmの本
考案のトレイに、第5図のように、幅7mm、長さ
19mm、厚さ2mmのホルダー5をホルダー収納部1
0に10個納め、さらにこれを横に20列並べたもの
をトレイの一包装単位とし、次に第6図のように
ホルダー5を納めたトレイ9を15枚重ね、最上部
には空のトレイ9を逆さにして蓋とし、これらを
段ボール箱7に納め、この段ボール箱7をさらに
大きな段ボール箱に10個納めたものが一梱包単位
となる。
マイクロエレクトロニクス製品の組立製造時に
は、周枠部1を構成する周縁部のうち、直線突条
3に対して直角方向に位置する周縁部6の一方を
切除し、例えば第8図のように、トレイ9を傾斜
させてホルダー5を滑らせ、例えばベルトコンベ
アー11上に移す。このときホルダー5は直線突
条3にガイドされ、整列状態で直線突条3に沿つ
てベルトコンベアー11上に滑り落ち、オートメ
ーシヨン工程の次工程に順次流れてゆき、マイク
ロエレクトロニクス製品の自動製造化が可能とな
る。本考案のトレイが内面側に無発泡樹脂フイル
ムが形成されたものである場合や、スキン層が形
成されたものである場合には、ホルダーの滑りが
よく、ベルトコンベアー11への移送が円滑に行
なわれる。
〔考案の効果〕
前述した構成を有する本考案のトレイは、充分
な緩衝能力を持ち、傷防止に勝れ、耐水性、耐湿
性に勝れ、また紙粉の埃の発生する虞れもなく、
軽量であり、マイクロエレクトロニクスホルダー
の保護用緩衝材として最適なものである。
また本考案は収納凹部を複数の直線突条によつ
て区画し、それにより形成されるホルダー収納部
にホルダーを収納するよう構成したから、ホルダ
ーは整列状態で且つ安定姿勢状態で収納され、容
易には位置ズレを生じないという効果を有すると
共に、本考案トレイからホルダーを移送手段に移
すに当り、ホルダーは直線突条によつてガイドさ
れるため整列状態で移すことができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、本考案のトレイの一実施例
を示し、第1図は、平面図、第2図は正面図、第
3図は裏面図、第4図は、第1図の−線縦断
面図、第5図は、本考案のトレイにマイクロエレ
クトロニクス製品ホルダーを納めた状態を示す部
分平面図、第6図は、ホルダーを納めたトレイを
段ボール箱内に積み重ねた状態を示す断面図、第
7図は、マイクロエレクトロニクスホルダーの一
例を示す斜視図、第8図は、ホルダーを本考案ト
レイからベルトコンベアー上に移す状態を示す略
図、第9図は、第5図の部分拡大図である。 1……周枠部、2……収納凹部、3……直線突
条、4……段部、5……マイクロエレクトロニク
ス製品ホルダー、6……周縁部、7……段ボール
箱、8……IC等チツプ取付面、9……トレイ、
10……ホルダー収納部、11……ベルトコンベ
アー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プラスチツク発泡体からなる保護用トレイであ
    つて、収納凹部と、周枠部とを有し、上記収納凹
    部には、該収納凹部を区画する複数の直線突条が
    所定間隔毎に平行に形成され、複数列のホルダー
    収納部を形成してなることを特徴とするマイクロ
    エレクトロニクス製品ホルダー保護用トレイ。
JP9723184U 1984-06-28 1984-06-28 マイクロエレクトロニクス製品ホルダ−保護用トレイ Granted JPS6111581U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9723184U JPS6111581U (ja) 1984-06-28 1984-06-28 マイクロエレクトロニクス製品ホルダ−保護用トレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9723184U JPS6111581U (ja) 1984-06-28 1984-06-28 マイクロエレクトロニクス製品ホルダ−保護用トレイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6111581U JPS6111581U (ja) 1986-01-23
JPH0219419Y2 true JPH0219419Y2 (ja) 1990-05-29

Family

ID=30656765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9723184U Granted JPS6111581U (ja) 1984-06-28 1984-06-28 マイクロエレクトロニクス製品ホルダ−保護用トレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6111581U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5932155A (ja) * 1982-08-16 1984-02-21 Hitachi Ltd 半導体装置の収納容器
JPS60113997A (ja) * 1983-11-25 1985-06-20 株式会社日立製作所 半導体装置の運搬用トレ−

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5932155A (ja) * 1982-08-16 1984-02-21 Hitachi Ltd 半導体装置の収納容器
JPS60113997A (ja) * 1983-11-25 1985-06-20 株式会社日立製作所 半導体装置の運搬用トレ−

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6111581U (ja) 1986-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006273333A (ja) 梱包用トレー
JP2008030756A (ja) ガラス基板搬送用ボックス及びガラス基板搬送用包装体
US4098400A (en) Returnable packaging system
ES2099124T3 (es) Recipiente de empaquetado reciclable con forma de bandeja con medios absorbentes.
JPH0219419Y2 (ja)
JP3292429B2 (ja) 搬送コンテナ
JP3087740U (ja) 物品保持包装体
WO2012058676A2 (en) Substrate shipper
JP3096750B2 (ja) 果実用トレー
JP4007838B2 (ja) 包装材
JPH086742Y2 (ja) 段ボール箱用緩衝材
JPH0439130Y2 (ja)
JPS6218443Y2 (ja)
JPS6215168Y2 (ja)
JPS5931587Y2 (ja) ブラウン管包装体
JPS5815337Y2 (ja) 包装体
JPS6233732Y2 (ja)
JPH0634269Y2 (ja) 収納容器
JP4168703B2 (ja) モジュール化したハンモック包装容器
JPS5916295Y2 (ja) 包装用の複合材料
JP2004067154A (ja) ガラス板搬送用コンテナ
JP2000255623A (ja) 包装用のコーナーパッド、サイドパッドおよびそれらを使用した包装箱
JP4213308B2 (ja) コーナーパッド
JPH068053Y2 (ja) 物品輸送箱
JPH0224793Y2 (ja)