JP3087740U - 物品保持包装体 - Google Patents

物品保持包装体

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JP3087740U JP2002001218U JP2002001218U JP3087740U JP 3087740 U JP3087740 U JP 3087740U JP 2002001218 U JP2002001218 U JP 2002001218U JP 2002001218 U JP2002001218 U JP 2002001218U JP 3087740 U JP3087740 U JP 3087740U
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宏史 飯島
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株式会社ディーケイプラスチック
株式会社アカディ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、半導体プリント基板やパソコン
など、壊れ易い製品のどれにでも適応できる汎用包装体
として、物品を作業性良く固定して保持し、搬送するた
めの包装体を作ることを目的とする。 【解決手段】 本考案は、スベリにくく、柔軟性のある
一対のフィルムで型枠自体あるいは型枠内にスポンジ状
緩衝材をセットしたものの上下面を覆い、上下面のフィ
ルムを型枠の外側で袋状に接着するか、型枠上に接着な
いし係止した包装体において、多段に重ねた包装体のフ
ィルム間に被包装物をサンドイッチ状に挟み、固定して
保持することにより、被包装物を安全に搬送できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、半導体プリント基板、半導体製品、パソコンおよびその部品、特殊 ガラス製品等の壊れ易い精密部品や電器電子製品などを保持し、固定して包装し 、搬送するための包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のような壊れ易い製品は、緩衝材フィルム等でくるんで包装された り、合成樹脂製のトレイ、容器等に入れたり、クッション性のあるダンボールや 発泡スチロールのパット等を入れて梱包し、保管、搬送している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、これらの方法では、被包装物が搬送中に動く場合が多く、被包装物が 精密部品等の場合は、品質に異常が発生したり、壊れたりすることがある。 また、被包装物が動かないようにしようとすると、被包装物に対応して、個々の 独自な梱包形態にしなければならないため、個々の包装材料を作るための金型の 投資等が必要となる場合が多く、包装費用がより高くなり、梱包の作業性も悪い 。従って、どのような形状の被包装物にも、そのまま対応できる汎用性のある物 品保持包装材料が求められている。その課題を達成すれば、包装材料のトータル 費用のコストダウンと作業性の向上にもつながる。
【0004】
【課題が解決するための手段】
本考案は、被包装物が滑りにくく、柔軟性のある一対のフィルムを型枠の上下 面にセットした二枚の包装体間に、被包装物をサンドイッチ状に挟んで重ねるこ とにより、被包装物を保持し、固定することにより、被包装物を安全に保管し、 搬送できることを特徴とするものである。 但し、被包装物が特殊板ガラスのように、厚みの薄い場合は、上記請求項2のよ うに、型枠と一対のフィルムの内側に、型枠よりやや小さいスポンジ状発泡体等 をセットすると被包装物を完全に固定できる。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、この考案に係わる包装体の実施例につき、添付図面に基づいて説明する。 図1a、図1bおよび図2aは、本考案の物品保持包装体一個の略示図である。 すなわち、図1aは、型枠1全体を柔軟性を有する一対の合成樹脂製フィルム2 で覆い、当該フィルムを型枠の外側四方向に伸ばして、熱、高周波あるいは超音 波等により、型枠の外側で袋状に接着し、その端面をカットた包装体である。 図1bは、同様に、一対のフィルムで型枠を覆い、型枠の天地面に接着ないし係 止したものである。その接着・係止部分3は、型枠の外周よりやや内側に相似形 に施す。 図2は、図1aの型枠および一対のフィルムの内側にスポンジ状の発泡ウレタン や発泡ポリエチレン等の緩衝材4をセットした包装体の略示図である。緩衝材は 、厚みの薄い被包装物を固定するために、適度な柔らかさの度合いが必要であり 、例えば、発泡ポリエチレンの場合は、発泡倍率40倍、比重0.025程度の 製品が好ましい。 その各々の方法での共通点は、第一に、フィルムはウレタンフィルムなど柔軟性 があり、スベリ性が悪く、鋭利でとがったものに対しても破れ難いものを使用す る。第二に、型枠はポリスチレン樹脂等、腰性があり、成形性の良い汎用樹脂を 射出成型等して型枠を作る。 図3は、図1aを多段に重ねた場合の略示図です。この場合、図1a包装体の替 わりに図1bの包装体も適用できる。 図4は、図2において、厚みの厚い被包装物5aを下段型枠の上面フィルムの上 に置き、その上に、上段型枠を置き、その下面フィルムとの間に挟み、ダンボー ル箱6に収納した時の実施例の断面斜視図である。この場合、最下段包装体の下 部および最上段包装体の下部にはフィルムの保護のために、発泡体等の緩衝材シ ート7を置く。 次に、図5は、被包装体が特殊板ガラスのような厚みの薄い場合、上記請求項2 の通り、図2の包装体に、図4と同様の様式で、被包装体をセットした場合の断 面斜視図である。 この場合、被包装体が輸送中に動かないように固定するために、図2の包装体に おいて、スポンジ状緩衝材4をセットすることが機能上、非常に効果があること は、実験より裏付けられている。この場合も、上記と同様に、図1a包装体の替 わりに図1bの包装体も適用できる。
【0006】
【考案の効果】
本考案において、型枠の表裏に張った合成樹脂製フィルムは、被包装物を固定す るために、スベリ性が悪く、柔軟性と弾性を持っており、かつ、突き刺しに強い ウレタンフィルム等を使用するため、半導体プリント基板や半導体チップなど鋭 利な角を持った被包装物を型枠のフィルム上に載せてもフィルムは破れず、一対 のフィルムで被包装物を挟むことで、被包装物を固定して保持できる。 これにより、包装体を傾けたり、落下させても被包装物は全く動かず、搬送して も、搬送中に被包装物がキズついたり、壊れたりすることがなく、被包装物をサ ンドイッチ状に包装体間に置いて重ねて、ダンボール箱ないしプラスチックダン ボール箱等に収納するだけの簡単な包装作業で良い。この場合、5mm以上の被 包装物は、図1のタイプの包装体を、また、5mm以下の薄い被包装物は、図2 のタイプの包装体を使うことが前記の通り、実証されている。 また、本考案の実施により、各種の製品の形状選ぶことなく、どの製品形状にも 対応できる汎用的な物品保持包装体として、作業性の良さはもちろんのこと、省 スペース、包装費や輸送費のコストダウンにつながるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1a】一対のフィルムを型枠の外側方向に引き伸ば
し、フィルムを型枠の外側で四方接着した包装体の略示
【図1b】一対のフィルムで型枠の天地面に接着ないし
係止した包装体の略示図
【図2】図1aにおいて、型枠および一対のフィルムの
内側に、スポンジ状緩衝材4をセットした場合の包装体
の略示図
【図3】図1aの包装体を多段に重ねた場合の略示図
【図4】厚みの厚い被包装物5aを図1aの包装体の多
段重ね品のフィルム間にセットした場合の断面斜視図
【図5】厚みの薄い被包装物5bを図2の包装体の多段
重ね品のフィルム間にセットした場合の断面斜視図
【符号の説明】
1 型枠 2 フィルム 3 接着・係止部分 4 スポンジ状緩衝材 5a 厚みの厚い被包装物 5b 厚みの薄い被包装物 6 ダンボール 7 緩衝材シート

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型枠全体ないし型枠の表裏両面を柔軟性
    を有する一対の合成樹脂製フィルムで覆い、当該フィル
    ムを型枠の外側四方向に伸ばして、型枠の外側で袋状に
    接着するか、型枠に接着、ないし、係止することによ
    り、表裏両面フィルムが型枠の上下にツライチ構造にな
    っている型枠を二段以上重ね、下段型枠の表面フィルム
    上に物品を載せ、上段型枠の裏面フィルムとの間に挟む
    ことにより、物品を保持する多層複合包装体。
  2. 【請求項2】 前項の型枠の内側に枠の厚みと同等、な
    いし、若干、厚みが厚く、型枠の内寸と同等、ないし、
    やや小さい発泡体等の緩衝材を位置させ、その表裏を一
    対のフィルムで覆った請求項1の物品保持包装体。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005239242A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Nippon Electric Glass Co Ltd ガラス板梱包体
JP2006171153A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Dainippon Printing Co Ltd 積層体、板の利用方法およびシート
JP2008120422A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Hiroyuki Shibata ケース入り卵の保護具
JP2013510772A (ja) * 2009-11-11 2013-03-28 ドイチェ ポスト アーゲー クッション構造を有する輸送コンテナ
JP2013510773A (ja) * 2009-11-11 2013-03-28 ドイチェ ポスト アーゲー クッション構造を備えた輸送コンテナ
JP2019031326A (ja) * 2017-08-04 2019-02-28 株式会社彩静堂 複数の品物の梱包容器とその梱包方法

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