JP2019031326A - 複数の品物の梱包容器とその梱包方法 - Google Patents
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Abstract
Description
なお、上述の2つの公知例に用いられている可撓性フィルムは、その性質に関しては、何らの言及が無い。特に、可撓性を有しているとしても、力を除去した場合に元に戻ろうとする「回復弾性」を有しているかどうかは不明である。
従来の商品を梱包する容器のうち、特許文献1(上記の実用新案登録第3197405号)に記載される梱包容器は、梱包容器の内部の底部の板体の上に商品を置き、その上から可撓性フィルムで商品を板体に押し付けることによって、商品を板体と可撓性フィルムに挟み込んでいる。
しかし、この公知技術では、1個のみの商品を梱包することが前提となっていると言うべきである。仮に、複数個の商品を板体と可撓性フィルムの間に挟み込むと、商品は1枚の可撓性フィルムと板体のみによって挟まれるので、商品と商品の間や、商品と可撓性フィルムの間に、比較的大きい隙間ができやすく、商品と可撓性フィルムが接触する面積が少ない。それゆえに、配送中や長期間の展示中に商品が移動して商品同士がぶつかって壊れるとか、配置の美観を損なうなどの問題があった。
しかし、この特許文献2においても、2枚の可撓性フィルムによって挟持されるだけであるので、商品が移動しないためには、1個のみの商品を梱包することが前提とならざるを得ない。特許文献1と同様に、仮に、複数の商品を2枚の可撓性フィルムに挟持させたとすると、搬送中や長期間の展示中に商品が移動しやすいという同じ問題がある。
開口部に透明樹脂フィルムを接着した新たな別の基材を、上記3個の基材に追加して、4枚の透明樹脂フィルムで品物を挟持することもできる。5枚以上の場合も同様であり、基本的に3個の基材が備えられれば、本発明の範囲内である。
4個以上の基材で4枚以上の透明樹脂フィルムを用いても、基本的に3個の基材で3枚の透明樹脂フィルムを用いる本発明の範囲内である。
4個以上の基材で4枚以上の透明樹脂フィルムを用いても、基本的に3個の基材で3枚の透明樹脂フィルムを用いる本発明の範囲内である。
透明樹脂フィルムを接着した基材を3個より多く使用して、フィルム間に品物を挟持させても、基本的に3個の基材の場合と同様の効果を得られる。
本発明は、基材を3個より多くして、各基材に接着された透明樹脂フィルムを3枚より多くして、それらの間にも品物を挟持させても良いことは言うまでもない。例えば、中間基材を2個にして、4枚の近接する透明樹脂フィルムによって形成される3つの空間に、品物を挟持することができる。5個以上の基材の場合でも同様である。
量産性や強度を考慮すれば、樹脂を採用することも考えられる。
図1(c)において、強度保持基材3a、3bは、後述するように、段ボールの枠5a、5bと、枠5a、5bの開口部6a、6bに接着された透明樹脂フィルム7a、7bからなる。中間基材4は、段ボールの枠8と、その開口部9に接着された透明樹脂フィルム10からなる。2個の強度保持基材3a、3bの透明樹脂フィルム7a、7bと中間基材4の透明樹脂フィルム10は、相互に近接して重なるように配置される。このとき、2個の強度保持基材3a、3bは、透明樹脂フィルム7a、7bが近接するように、背中合わせに近接させ、その間に、中間基材4が配置されることになる。これらの基材3a、3b、4は、その外形が正四角形で、大きさもほぼ同一である。そのために、基材3a、3b、4を近接させると、一つの梱包容器となる。
品物11は、強度保持基材3aの透明樹脂フィルム7aと中間基材4の透明樹脂フィルム10の間に挟まれて配置する。一方、品物12は、他方の強度保持基材3bの透明樹脂フィルム7bと中間基材4の透明樹脂フィルム10の間に挟まれて配置される。このように、2個の強度保持基材3a、3bと中間保持基材4は、隣り合って向き合う透明樹脂フィルム7a、7b、10の間に品物を挟み込むように梱包し、相互に接触させた状態で、枠5aと枠5bと枠8を側面で接着する。その結果、図1(a)に示すような、品物2を梱包した梱包容器1が完成する。なお、枠5a、5b、8の側面での接着に当たっては、テープ、糊、その他の方法で良い。
図3において、各基材や部材は、図に示す折れ線において段ボールを折ることによって組み立てられる。
強度保持基材3aは、四角形の枠5aと中央部に開口部6aがある。枠5aに示す破線は折れ線14a、14b、14c、14dであり、この折れ線14a、14b、14c、14dに沿って折り曲げると、所定の厚さを持った立体構造の強度保持基材3aになる。この立体構造によって、容器として必要な強度を持つと共に、梱包容器1の厚さに相当する部分の一辺が、容器1全体を縦方向に立てることを可能にし、容器に梱包された商品が見えやすくすることにも貢献する。
具体的には、図4(a)は、組み立てる前の強度保持基材3aに、透明樹脂フィルム7aを接着することを説明する説明図である。透明樹脂フィルム7aは、強度保持基材3aの開口部を形成している枠に、矢印方向へ接着される。
2 品物
3 強度保持基材
4 中間基材
5 強度保持基材の枠
6 強度保持基材の開口部
7 強度保持部材の透明樹脂フィルム
8 中間基材の枠
9 中間基材の開口部
10 中間基材の透明樹脂フィルム
11 品物
12 品物
13 外部容器
14 折れ線
15 強度保持基材の額縁材
16 強度保持基材のカバー
Claims (8)
- 所定の材料からなる基本的に3個の基材からなり、各基材の各開口部には透明樹脂フィルムが前記開口部を覆うように其々接着されており、前記各基材は、複数個の品物の梱包にあたり、それら3枚の前記透明樹脂フィルムが互いに向き合うように近接して配置され、前記複数の品物が前記3枚の透明樹脂フィルムの間に挟持された状態で前記3個の基材が組立接着されることを特徴とする複数の商品の梱包容器
- 前記基材の前記所定の材料が段ボールである請求項1に記載の複数個の品物の梱包容器。
- 前記基材の前記所定の材料が樹脂である請求項1に記載の複数個の品物の梱包容器。
- 所定の材料からなる四角形の外周枠と、当該外周枠に囲まれた開口部と、当該開口部を塞ぐように前記外周枠に接着された透明樹脂フィルムとを有し、前記外周枠は所定の厚さを持つ第1の基材と、前記第1の基材と同一材料からなりほぼ同一外周形状の外周枠と、当該外周枠に囲まれた開口部と、当該開口部を塞ぐように前記外周枠に接着された透明樹脂フィルムとを有し、前記外周枠は板状である第2の基材と、前記第1の基材と同一材料からなりほぼ同一の構造の外周枠、開口部および透明樹脂フィルムを有する第3の基材とからなることを特徴とする複数個の商品の梱包容器。
- 前記基材の前記所定の材料が段ボールである請求項4に記載の複数個の品物の梱包容器。
- 前記基材の前記所定の材料が樹脂である請求項4に記載の複数個の品物の梱包容器。
- 外周枠に形成された開口部を塞ぐように透明樹脂フィルムが接着された、所定の材料でできた基本的に3個の基材を用意し、前記3個の基材を前記透明樹脂フィルムが近接するように配置し、前記3個の基材のうち隣り合う2個の基材のそれぞれの前記透明樹脂フィルムの間に1個または複数個の品物を挟持させ、さらに、別の基材の透明樹脂フィルムと前記2枚の透明樹脂フィルムのうちの一方の前記透明樹脂フィルムの間に別の1個または複数個の品物を挟持することによって、3個の基材に接着された3枚の透明樹脂フィルムの間に複数の品物が挟持されることを特徴とする複数の品物の梱包方法
- 前記3個の基材は、段ボールで形成され、2個の強度保持基材と、前記2個の強度保持基材の間に挟まれて配置される1個の中間基材からなり、前記強度保持基材は、外周枠で形成された開口部を有すると共に、外周枠は梱包される品物の大きさに見合う所定の大きさと厚さを有し、前記中間基材は板状の外周枠で形成されており、前記3個の基材を前記3枚の透明樹脂フィルムが互いに近接するように配置し、隣り合う2枚の透明樹脂フィルム間に1個または複数個の品物を挟持させることを特徴とする請求項7に記載の複数の品物の梱包方法。
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JP2021178671A (ja) * | 2020-05-15 | 2021-11-18 | 株式会社liketory | 梱包容器 |
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- 2017-08-04 JP JP2017160617A patent/JP6906125B2/ja active Active
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