JP3157121U - イヤリングのディスプレイ具 - Google Patents

Abstract

【課題】イヤリングを装飾品として適切に分類し、適切に買い手にアピールするように売り場に陳列することができるイヤリングのディスプレイ具を提供する。【解決手段】基板部の両端部には、裏面方向に折曲された折曲部１２，１３を有し、一端部の折曲部には互いに間隔を置いて、イヤリングの固定アーム２０が係止しうる複数のスリット１５が設けられると共に、上記基板部の表面側１８にはディスプレイ部１６が設けられている。【選択図】図２

Description

本考案は、イヤリングのディスプレイ具に係る。

従来より、様々な形状のイヤリングが使用されているが、このようなイヤリングが商品として売り場に展示される場合には、単に、所定の幅寸法に切断形成された厚紙に連続して固定して陳列されていた。
しかしながら、様々な形状のイヤリングを単に厚紙に固定するのみでは、本来、装飾品であることから、より、買い手にアピールする形で販売したい、という要請があった。
また、様々な形状、値段のイヤリングを、個別にディスプレイし、適切に分類された形で仕分けてして梱包し、搬送し、販売したい、という要請があった。

そこで、本考案の課題は、多種類のイヤリングを装飾品として適切に分類し、適切に買い手にアピールするように売り場に陳列すると共に、適切に分類された形で梱包し、搬送し、販売することができるイヤリングのディスプレイ具を提供することにある。

上記課題を解決するために、請求項１にあっては、 基板部の両端部には、裏面方向に折曲された折曲部を有し、一端部の折曲部には互いに間隔を置いて、イヤリングの固定アームが係止しうる複数のスリットが設けられていることを特徴とする。
また、請求項２記載の考案にあっては、上記基板部は長方形状に形成され、長さ方向両端部に上記折曲部が形成されていることを特徴とする。

従って、請求項１及び２記載の考案にあっては、上記折曲部の端部をまたがらせるようにして、上記複数のスリットに、一対又は複数個のイヤリングのアーム部の端部を係止させて、上記折曲部にイヤリングを固定することができる。
請求項３記載の考案にあっては、上記基板部の表面側にはディスプレイ部が設けられていることを特徴とする。
請求項４記載の考案にあっては、上記ディスプレイ部にはディスプレイ用のパネルが貼付されていることを特徴とする。

請求項１及び２記載の考案にあっては、一対、又は多数個のイヤリングを一つのディスプレイ具に固定して陳列することができる。その結果、同種類のイヤリングを同一のディスプレイ具に、一対又はまとめて固定した状態で陳列することができる。

従って、商品の分類、梱包、搬送において非常に効率的に分類、梱包、搬送作業を行うことができると共に、売り場においても装飾品としてのイヤリングのイメージを崩すことなくエレガントな形で陳列することができる。
また、請求項３及び４記載の考案にあっては、ディスプレイ部に、商品名称、ブランド名等を記載することができることから、商品の陳列品質を向上させることができる。

また、商品としてのイヤリングは本考案に係るイヤリングのディスプレイ具に係止固定されているのみであるから、容易に取り外すこともでき、売り手にとっても、買い手にとっても非常に便利である。

本考案に係るイヤリングのディプレイ具の一実施の形態を示す斜視図である。 本考案に係るイヤリングのディプレイ具の一実施の形態を示し、イヤリングを装着した状態を示す斜視図である。 本考案に係るイヤリングのディプレイ具の一実施の形態を示す３―３線断面図である。

以下、添付図面に示す実施の形態に基づき、本考案を詳細に説明する。
図１に示すように、本実施の形態に係るイヤリングのディスプレイ具１０は、基板部１１の両端部には、裏面１４側に折曲された折曲部１２、１３を有し、一端部の折曲部１３には互いに間隔を置いて、イヤリングの固定アームが係止しうる複数のスリット１５が設けられている。
本実施の形態にあっては、上記基板部１１は長方形状に形成され、長さ方向両端部に上記折曲部１２、１３が形成されている。本実施の形態にあっては、基板部１１は合成樹脂により形成され、上記折曲部１２、１３は、所定の厚さ寸法を有して側面コ字状に裏面１４方向へ折曲して形成されている。
上記下部の折曲部１３は上部の折曲部１２よりも大きな幅寸法に折曲形成されており、幅方向に沿って形成された長方形状のスリット１５が、長さ方向に連続して、上記７つのスリット１５が一定間隔毎に開設されている。なお、上記折曲部１２及び１３の厚さ寸法は同一に形成されている。
一方、上記基板部の表面１８側にはディスプレイ部１６が設けられている。本実施の形態にあっては、上記ディスプレイ部１６にはディスプレイ用のパネル１７が貼付固定されている。
以下、本実施の形態に係るイヤリングのディスプレイ具１０の作用について説明する。
本実施の形態に係るイヤリングのディスプレイ具１０を使用する場合には、図２に示すように、イヤリング１７の飾り部１９を表面１８側に配置すると共に固定アーム２０が裏面１４側に配置する。その後、上記固定アーム２０の端部が上記スリット１５に係合し、固定アーム２０が折曲部１３をまたぐように挿し込み、折曲部１３及び基板部１１の下端部に固定する。
この要領で、必要な個数を固定し、商品の梱包、出荷、搬送、陳列を整理された形で行なうことができる。なお、商品陳列の際には、本実施の形態にあっては、上記折曲部１２、１３は同一の厚さ寸法に形成されていることから、商品陳列にあたり、陳列台等の平面上にフラットな状態で載置することができる。
また、本実施の形態に係るイヤリングのディスプレイ具１０は、合成樹脂製であることから、非常に軽く、梱包、出荷、搬送の際、及び商品陳列の際にも不具合はない。
さらに、本実施の形態にあっては、ディスプレイ部１６にはディスプレイ用のパネル１７が貼付固定されていることから、固定したイヤリングに関する宣伝文句、ブランド名、商品名等を記載したり、予め印刷したディスプレイ用のパネル１７を用いることもできるため、装飾品としてのイヤリングの販売イメージを大幅に向上させることができる。
なお、本実施の形態にあっては、折曲部１３に７個のスリットが開設されている場合を例に説明したが、上記スリットの個数には限定されない。また、スリットの形状に関しても、本実施の形態の長方形には限定されない。円形の孔部が開設されていてもよく、固定しようとするイヤリングの形状との関係で適宜設定することができる。

本考案は、広く、イヤリングのディスプレイ具に適用することができる。

１０ イヤリングのディスプレイ具
１１ 基板部
１２ 折曲部
１３ 折曲部
１４ 裏面
１５ スリット
１６ ディスプレイ部
１７ イヤリング
１８ 表面
１９ 飾り部
２０ 固定アーム

Claims (4)

1. 基板部の両端部には、裏面方向に折曲された折曲部を有し、一端部の折曲部には互いに間隔を置いて、イヤリングの固定アームが係止しうる複数のスリットが設けられていることを特徴とするイヤリングのディスプレイ具。
2. 上記基板部は長方形状に形成され、長さ方向両端部に上記折曲部が形成されていることを特徴とする請求項１記載のイヤリングのディスプレイ具。
3. 上記基板部の表面側にはディスプレイ部が設けられていることを特徴とする請求項２記載のイヤリングのディスプレイ具。
4. 上記ディスプレイ部にはディスプレイ用のパネルが貼付されていることを特徴とする請求項３記載のイヤリングのディスプレイ具。