JP3157592U - 商品陳列用具 - Google Patents

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大場 秋治
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Abstract

【課題】商品を陳列、販売するための商品陳列用具で、商品表示や広告用情報表示を印刷した印刷物を保持するためのもので、保持するための印刷物の挿入を簡単に行ない得る商品陳列用具を提供する。【解決手段】商品陳列用具は、側面板2と前面板3とよりなり、前面板3の前に更に保持板5を設け、前面板3と保持板5の間にて印刷物を保持するもので、前面板3の上方3aより印刷物を簡単に挿入し得ると共に前面板3と保持板5とにより印刷物を確実に保持し得る。【選択図】図1

Description

本考案は、商品販売時に商品陳列棚上に商品を陳列するに際して使用される商品陳列用具に関するもので特に商品情報等の表示部分その他に特徴を有するものである。
従来の商品陳列用具例えば陳列用トレイは、プラスチック、厚紙、金属等にて形成された底の浅い容器状のもので、その中に販売すべき商品が外から明瞭に見得るように又簡単に取り出し得るように置かれており、更にその前面には差し込みその他の手段にて容易に商品に関する表示を行なったラベル等を取り付け得るような構成のものが一般的である。
又、トレイの大きさは、商品を置いた状態にて持ち歩きや陳列棚への設置が容易であるように、比較的小型であって商品を置いた状態でも軽量であるように構成されている。
このように小型軽量であるため、陳列棚へ設置した後にトレイ上の個々の商品の取り出しの際に商品と共にトレイが移動するおそれがあった。特にトレイ上の商品の数が少なくなり、一層軽量になるとトレイの移動が一層おこりやすく、所定位置からのずれや所定の向きからのずれを生じ商品陳列上好ましくない。
又、薄型のパッケージ入りの商品をトレイに入れて展示する場合、商品が見やすいように、又商品をトレイから取り出し易いように立てて(上下方向に長くなるように)配置することがある。
このようにトレイに商品を立てておいた場合、商品が倒れ易く、特に商品の数が少なくなった場合には、倒れ易く又斜めにずれるおそれがある。
又、商品の販売時の広告、商品の特徴等をアピールするために、広告用情報表示(POP)を行なうことがあるが、従来の陳列用トレイ等の陳列用具は商品表示等を行なう場所が限られるため広告のための効果が十分得られない。
又、前面板等の商品の表示、広告用情報表示等を含めて商品陳列のための機能を多く備えていて、これらの機能が最も効果的になし得るようにそれらを容易に変形可能な構造にした商品陳列用具は、殆ど知られていない。
上記のような問題を解消するためになされた商品陳列用具の従来例のうち、商品等の表示手段に特徴を有する従来技術として、次の文献に記載された商品陳列用具がある。
実用新案登録第3120769号 実用新案登録第3125485号 この文献1に記載されている商品陳列用具は、上下方向に伸びる側板と、この側板の上端部分より斜め前方および下方に伸びる前面板と、前面板と側板との間に商品落下防止用の板または商品落下防止用の網を挟むようにした保持用突出部を備え、これにより商品陳列用具を保持するようにしたもので、この前面板の上側端部で側板との間および下側短部の内側に夫々形成されたU字状の保持部を有する構成である。そして上側端部と下側端部とに形成された両U字状の保持部を利用して、商品に関する情報等の印刷した印刷物を保持するようにした。
このように文献1に記載する商品陳列用具は、二つのU字状保持部を利用して印刷物を保持し得るため印刷物の保持が容易であると共に印刷物の交換も容易である。しかも、印刷物は、その印刷された内容を透明の前面板を通して見得ると共に印刷面の汚れを防止することになる。
つまり、この文献1の商品陳列用具は、図2に示すような構成で、図において、22は側板、23は前面板、24は商品陳列棚の先端部分に設けられた商品の落下を防止するための板あるいは網を挟むように構成された保持用突出部であって、前記の商品の落下を防止するための板または網を側板22と保持用突出部24の間に挿入し挟むことにより、商品陳列棚の先の部分に配置、固定して使用する。
この文献1の商品陳列用具には、側板22と前面板23の間で両者の結合部分付近にU字状保持部23aと前面板23の先端の内側に同様のU字状保持部23bが形成されている。そして、この二つのU字状保持部23a、23bを利用して、前面板の裏側に、例えば商品情報を印刷した印刷物を保持するようにしている。つまり、印刷物をその印刷面が前面板側に向くようにして二つのU字状保持部23a、23bにより保持することにより、透明な前面板23を透して印刷された内容が明瞭に見得るようにしてある。
又、文献2には上下方向に伸びる側板と、この側板の上側端部より斜め前方および下方に伸びる前面板とよりなり、前面板と側板との間に陳列棚の先端に設けられている商品が落下するのを防止する板又は網を挟むように構成した保持用突出部を備え、前面板の下側端部より、前面板の表面の上方向に向けて伸びた前面板を含めて全体としてU字状をなす保持部(カード差し)を一体に形成したことを特徴とする。
この文献2の商品陳列用具は、陳列棚に商品落下防止用の板や網が設けられている場合も使用し得るものであって、しかも、前面板の下側端部に設けられているU字状の保持部(カード差し)を利用して、商品陳列棚に置く商品の情報等を印刷したカードを挿入保持するようにしたものである。
つまり、この文献2に記載されている商品陳列用具は、文献1に記載されている商品陳列用具の先端部分にカード差しを設けたものである。
このようなカード差しが前面板の表面に設けられているため、カードの挿入やカードの交換が極めて簡単に行ない得る。
この文献2の商品陳列用具を図3をもとに説明すると次の通りである。
この文献2の図3において22は側面板、23は前面板、24は例えば商品陳列棚の先端部分に設けられている商品落下防止用の板あるいは商品落下防止用の網を側面板22と共に保持するための保持用の突出部である。又前面板23の上側端部と下側端部には、その裏側に夫々U字状保持部23a,23bが設けられている。更に、前面板23の上側端部には、側面板22とにて構成される他のU字状の保持部23cが形成されている。
この文献2の商品陳列用具は、図3に示すように前面板23の下側端部にU字状の保持部23bとは反対側(表面側)に他のU字状の保持部を設けたことを特徴とする。
このU字状の保持部(カード差し)にカードを挿入して使用する。
このU字状の保持部(カード差し)を設けたことにより、前面よりカードを挿入することが可能であり、カードの取り付け交換にとって極めて便利な構成である。
前記文献1、2に記載されている商品陳列用具は、商品の販売時に商品の説明等が印刷されている印刷物を、前面板23の裏面に形成されている二つのU字状保持部22a,22bを利用して保持する。
そのため前面板22の保持部22a,22bによる印刷物の保持が面倒であり、又取り付け後の保持の確実性が十分とはいえない。
本考案の商品陳列用具は、上下方向に伸びる側板と、この側板の上端部分より斜め前方および下方に伸びる前面板と、前面板と側板との間に商品落下防止用の板または商品落下防止用の網を挟むようにした保持用突出部を設け、商品陳列用具を保持するようにしたもので、前面板の前方に更に前面板と同一形状で透明な印刷物保持部材を設けたもので、これにより前面板と印刷物保持部材との間に商品情報等記載した印刷物を保持するようにしたものである。
又、本考案の商品陳列用具は、前記のような構成であって、更に側板の部分にテスターケース等を取り付ける支持部を設けたもので、この支持部を利用して商品見本等を置くようにしてある。
本考案の商品陳列用具は、前面板と印刷物保持部とにて印刷物を保持するようにしたもので、印刷物の取り付けが簡単であり、取り付け後は印刷物を良好な見易い状態にて保持し得る。
本考案の商品陳列用具の側面図 従来の商品陳列用具の側面図 他の従来の商品陳列用具の側面図
本考案の実施の形態を図示する実施例をもとに詳細に説明する。
本考案の商品陳列用具は、その要部である商品の説明等のために用いる商品表示部分の構成を特徴とするもので、この商品表示部分は、図1に示す通りである。
図1は、前記商品表示部分の側面図で、この図において、2は側板、3は前面板、4は商品陳列棚の先端部分に設けられた商品が落下するのを防止するための落下防止板あるいは落下防止網を挟むように構成された保持用の突出部で、側板2と保持用突出部4とにより落下防止板または落下防止網を挟持することにより、商品表示用部材を商品棚の先端部分に取り付けるものである。これら図1における側板2、前面板3、保持用突出部4等の構成は、文献1、文献2に記載するものと実質上同一である。
しかし、本考案の商品陳列用具は、前面板3の前面に商品情報等を印刷した印刷物の保持板5および側板2の背面にカード差し6を設けたものである。又、図1における7は他のカード差し、8は他の保持部で、商品陳列棚に商品落下防止用板または商品落下防止用網が設けられていない場合等に用いられる。
この図1の商品陳列用具において、前面板3に近接配置された印刷物の保持板5は、前面板3とほぼ同一形状で、ほぼ同一の大きさであって、印刷物が挿入され得る程度の狭い間隙を設けて近接配置され、その下端3aは前面板3と結合され、逆に上端3bは開いた形状である。したがって、印刷物は上端5bより容易に挿入されると共に、挿入後は前面板3に沿った形状で、狭い空間内に確実に保持される。
又、印刷物の保持板5は、透明または半透明の材料にて形成され挿入された印刷物の内容が明瞭に見得ることがより好ましい。
又、カード差し6は、表示カードの外にテスターケース、リーフレットケース等を保持するために用いられる。例えばテスターケースを保持し、商品を購入する者のテスト用として用いられる。一方前面板3の下端部分の保持部(カード差し)7は、バーコード等の商品管理用コードが記載されたカードを挿入、保持するために用いられる。
本考案の商品陳列用具は、陳列棚の前側に配置して商品の表示や広告用情報表示等を行なうために利用するものであって、前面板とその前方に設けた印刷物の保持板との間に印刷物を挿入保持するようにして、簡単に印刷物を挿入し得るようにし、挿入後は、確実に印刷物を保持し得る。
2 側板
3 前面板
5 保持板
6 カード差し

Claims (3)

  1. 上下方向に伸びる側板と、この側板の上端部分より斜め前方および下方に伸びる前面板と、前面板と側面板との間に商品落下防止用の板又は商品落下防止用の網を挟むようにした保持用突出部を設けて陳列棚の前側部分に固定配置するようにした商品陳列用具であって、前記前面板の前に前記前面板とほぼ同一形状でほぼ同一の長さの印刷物保持部材を設けたことを特徴とする商品陳列用具。
  2. 前記印刷物保持部材の下端部にカード差しを設けた請求項1の商品陳列用具。
  3. 前記側面板に商品見本等を取り付け保持する保持部を更に備えた請求項1又は2の商品陳列用具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017012562A (ja) * 2015-07-02 2017-01-19 大日本印刷株式会社 香り見本

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