JPH02175115A - プラスチックレンズの高精度成形方法及びその成形装置 - Google Patents
プラスチックレンズの高精度成形方法及びその成形装置Info
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- JPH02175115A JPH02175115A JP33016288A JP33016288A JPH02175115A JP H02175115 A JPH02175115 A JP H02175115A JP 33016288 A JP33016288 A JP 33016288A JP 33016288 A JP33016288 A JP 33016288A JP H02175115 A JPH02175115 A JP H02175115A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1703—Introducing an auxiliary fluid into the mould
- B29C45/174—Applying a pressurised fluid to the outer surface of the injected material inside the mould cavity, e.g. for preventing shrinkage marks
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C43/00—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
- B29C43/32—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C43/52—Heating or cooling
- B29C2043/527—Heating or cooling selectively cooling, e.g. locally, on the surface of the material
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、高精度な転写性を有するプラスチックレンズ
を得るためのプラスチックレンズの高精度成形方法及び
その成形装置に関する。
を得るためのプラスチックレンズの高精度成形方法及び
その成形装置に関する。
高精度な転写性を有するプラスチックレンズを得る手段
としては、特公昭59−53858号公報に開示された
技術が公知である。かかる技術は、度付レンズの中央部
の肉厚が厚くなることに起因して成形時に生ずる厚肉部
の「ひけ」を防止するために、キャビティ内に溶融樹脂
を充填した後金型の移動コアを光学面に押し込む成形方
法である。
としては、特公昭59−53858号公報に開示された
技術が公知である。かかる技術は、度付レンズの中央部
の肉厚が厚くなることに起因して成形時に生ずる厚肉部
の「ひけ」を防止するために、キャビティ内に溶融樹脂
を充填した後金型の移動コアを光学面に押し込む成形方
法である。
しかしながら、上記従来技術は、キャビティ内に溶融樹
脂を充填した後、金型の移動コアを介して成形品を一定
量だけ押圧するだけの技術であるので、次のような問題
点があった。
脂を充填した後、金型の移動コアを介して成形品を一定
量だけ押圧するだけの技術であるので、次のような問題
点があった。
即ち、既知のように一般的に成形中における成形品の冷
却速度は部分的に異なり、又、成形品の肉厚の厚い部分
の方が薄肉部分に比して収縮率が大きくなる。従って、
成形時には薄肉部が速く固化するという事態が生ずる。
却速度は部分的に異なり、又、成形品の肉厚の厚い部分
の方が薄肉部分に比して収縮率が大きくなる。従って、
成形時には薄肉部が速く固化するという事態が生ずる。
そのために、上記従来技術のように金型の移動コアを介
して成形品を一定量だけ押圧するだけの技術では、成形
時に薄肉部分が速く固化してしまい、従って、移動コア
で成形品の全体を押圧しても薄肉部分が固化しているの
で樹脂が移動せず、その結果、厚肉部分が押圧されずに
「ひけ」を生ずるという大きな問題点があった。又、薄
肉部分が固化している状態で無理に押圧すると薄肉部分
に応力が生じ、面形状に歪を生ずるという問題点があっ
た。さらに、上記従来技術は、成形品の光学面に直接圧
力を加える手段であるので、面形状に歪を生じ、面精度
が著しく悪くなるという問題点があった。
して成形品を一定量だけ押圧するだけの技術では、成形
時に薄肉部分が速く固化してしまい、従って、移動コア
で成形品の全体を押圧しても薄肉部分が固化しているの
で樹脂が移動せず、その結果、厚肉部分が押圧されずに
「ひけ」を生ずるという大きな問題点があった。又、薄
肉部分が固化している状態で無理に押圧すると薄肉部分
に応力が生じ、面形状に歪を生ずるという問題点があっ
た。さらに、上記従来技術は、成形品の光学面に直接圧
力を加える手段であるので、面形状に歪を生じ、面精度
が著しく悪くなるという問題点があった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので
あって、極めて高精度な転写性を有し、かつ、残留歪の
ないプラスチックレンズを製出するプラスチックレンズ
の高精度成形方法及びその成形装置を提供することを目
的とする。
あって、極めて高精度な転写性を有し、かつ、残留歪の
ないプラスチックレンズを製出するプラスチックレンズ
の高精度成形方法及びその成形装置を提供することを目
的とする。
上記問題点に鑑み、本発明に係る成形方法は、成形品の
非光学面に接する金型面の少なくとも一部分に圧縮気体
源と連通ずる多孔質部材を配設した成形用金型のキャビ
ティ部内に溶融樹脂を充填し、溶融樹脂のキャビティ部
内への充填完了後、保圧から冷却工程中に、成形品の非
光学面を前記圧縮気体源、多孔質部材を介して流入する
気体にて押圧せしめるものである。
非光学面に接する金型面の少なくとも一部分に圧縮気体
源と連通ずる多孔質部材を配設した成形用金型のキャビ
ティ部内に溶融樹脂を充填し、溶融樹脂のキャビティ部
内への充填完了後、保圧から冷却工程中に、成形品の非
光学面を前記圧縮気体源、多孔質部材を介して流入する
気体にて押圧せしめるものである。
又、本発明に係る成形装置は、成形品の非光学面に接す
る金型面の少なくとも一部分に多孔質部材を配設し、前
記多孔質部材を圧縮気体源と連通して構成したものであ
る。
る金型面の少なくとも一部分に多孔質部材を配設し、前
記多孔質部材を圧縮気体源と連通して構成したものであ
る。
上記成形方法においては、成形品の光学面は金型の転写
面に密着させた状態で成形できるので、高精度の転写性
を有し、かつ、残留歪のないプラスチックレンズが成形
される。
面に密着させた状態で成形できるので、高精度の転写性
を有し、かつ、残留歪のないプラスチックレンズが成形
される。
又、上記成形装置においては、上記作用を有する射出成
形を実施することができる。
形を実施することができる。
〔実施例]
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例について詳細に
説明する。
説明する。
(第1実施例)
第1図は、本発明の第1実施例にて使用するプラスチッ
クレンズの高精度成形装置l(射出成形用金型)1の縦
断面図、第2図は、第1図におけるA−A線矢視方向の
断面図である。
クレンズの高精度成形装置l(射出成形用金型)1の縦
断面図、第2図は、第1図におけるA−A線矢視方向の
断面図である。
図に示すように高精度成形装置1は、金型部2と、金型
部2と接続された気体圧縮装置3と、射出成形装置4と
より構成してあり、気体圧縮装置3は射出成形装置4と
電気接続しである。
部2と接続された気体圧縮装置3と、射出成形装置4と
より構成してあり、気体圧縮装置3は射出成形装置4と
電気接続しである。
金型部2は、固定側金型5.可動側金型6等より構成し
てあり、両金型5.6は成形中はパーティング面(型締
め面)8にて一定圧力で型締めされるようになっている
。
てあり、両金型5.6は成形中はパーティング面(型締
め面)8にて一定圧力で型締めされるようになっている
。
固定側金型5には、複数の固定コア9が嵌装固定してあ
り、各固定コア9の成形面側はパーティング面8に臨ま
せである。各固定コア9に対応する可動側金型6には、
可動コア10が貫入して嵌装してあり、各可動コアIO
はパーティング面8に対して直交する方向(垂直方向)
に摺動自在の構成となっている。固定コア9と可動コア
の互の対向面間には成形品であるレンズのキャビティ部
11が形成されるようになっており、このキャビティ部
11内に射出成形装置4より溶融樹脂が流入1充填され
るように設定しである。
り、各固定コア9の成形面側はパーティング面8に臨ま
せである。各固定コア9に対応する可動側金型6には、
可動コア10が貫入して嵌装してあり、各可動コアIO
はパーティング面8に対して直交する方向(垂直方向)
に摺動自在の構成となっている。固定コア9と可動コア
の互の対向面間には成形品であるレンズのキャビティ部
11が形成されるようになっており、このキャビティ部
11内に射出成形装置4より溶融樹脂が流入1充填され
るように設定しである。
可動側金型6には、第2図にて示す如く、各キャビティ
部11の外周部に接するように多孔質部材12が内装し
てあり、この多孔質部材12は、気体通入孔13.チュ
ーブ14を介して気体圧縮装置3と連通接続しである。
部11の外周部に接するように多孔質部材12が内装し
てあり、この多孔質部材12は、気体通入孔13.チュ
ーブ14を介して気体圧縮装置3と連通接続しである。
即ち、多孔質部材12には気体圧縮装置3から圧送され
る圧縮気体が流入するようになっており、多孔質部材1
2に流入した圧縮気体はキャビティ部11に均等に流出
するように設定しである。又、多孔質部材12における
パーティング面8側の面には、多孔質部材12に流入し
た気体がパーティング面8から流出しないように気体流
出防止用のコーティング処理を施しである。
る圧縮気体が流入するようになっており、多孔質部材1
2に流入した圧縮気体はキャビティ部11に均等に流出
するように設定しである。又、多孔質部材12における
パーティング面8側の面には、多孔質部材12に流入し
た気体がパーティング面8から流出しないように気体流
出防止用のコーティング処理を施しである。
射出成形装置4と電気的に接続された気体圧縮装置3は
、射出成形装置4からの射出完了信号にて圧縮気体を流
出させるように制御構成されており、さらにタイマーを
介して所定時間経過後に気体流出を停止制御するように
設定しである。
、射出成形装置4からの射出完了信号にて圧縮気体を流
出させるように制御構成されており、さらにタイマーを
介して所定時間経過後に気体流出を停止制御するように
設定しである。
次に、上記構成の高精度成形装置lを用いてプラスチッ
クレンズを成形する方法について説明する。
クレンズを成形する方法について説明する。
まず、射出成形装置4から溶融樹脂を各キャビティ部1
1内に流入させて射出成形する。第3図a、b、cは、
射出成形後のキャビティ部11内の樹脂の固化の状態を
示したものである。第3図aは、射出完了時の状態を示
すものであり、キャビティ部11内の樹脂は液相状!!
llaを呈している。第3図すは、射出完了後値かな時
間が経った後(保圧から冷却工程中)の状態を示すもの
であり、樹脂の表層が僅かに固相状態11bを呈してい
る。この第3図すにて示す状態の時点で気体圧縮装置3
に信号を与え、チューブ14.気体通入孔13.多孔質
部材12を経て成形体であるレンズの外周部15に圧力
を負荷する。そして、レンズ外周部15に気体による圧
力を加えて状態で成形体を冷却する。第3図Cに、樹脂
がすべて固相になり収縮した状態を示す。
1内に流入させて射出成形する。第3図a、b、cは、
射出成形後のキャビティ部11内の樹脂の固化の状態を
示したものである。第3図aは、射出完了時の状態を示
すものであり、キャビティ部11内の樹脂は液相状!!
llaを呈している。第3図すは、射出完了後値かな時
間が経った後(保圧から冷却工程中)の状態を示すもの
であり、樹脂の表層が僅かに固相状態11bを呈してい
る。この第3図すにて示す状態の時点で気体圧縮装置3
に信号を与え、チューブ14.気体通入孔13.多孔質
部材12を経て成形体であるレンズの外周部15に圧力
を負荷する。そして、レンズ外周部15に気体による圧
力を加えて状態で成形体を冷却する。第3図Cに、樹脂
がすべて固相になり収縮した状態を示す。
以上のように、本実施例の成形方法においては、成形体
であるレンズ外周部15に気体により圧力を加えて状態
で冷却させるので、樹脂が収縮するのに伴いレンズ外周
部15だけに「ひけ」16(第3図C参照)を発生させ
ることができる。
であるレンズ外周部15に気体により圧力を加えて状態
で冷却させるので、樹脂が収縮するのに伴いレンズ外周
部15だけに「ひけ」16(第3図C参照)を発生させ
ることができる。
その結果、レンズ光学面は両コア9.10に密着した状
態で冷却固化するので、高精度な転写性を有するプラス
チックレンズllc (第3図C参照)を成形すること
ができる。又、成形体であるレンズ外周部に気体にて均
等に圧力を加える方法であるので、レンズの冷却に伴う
「ひけ」に応じてレンズ外周部を圧縮でき、残留歪のな
い極めて高精度の光学面を有するプラスチックレンズを
成形することができる。
態で冷却固化するので、高精度な転写性を有するプラス
チックレンズllc (第3図C参照)を成形すること
ができる。又、成形体であるレンズ外周部に気体にて均
等に圧力を加える方法であるので、レンズの冷却に伴う
「ひけ」に応じてレンズ外周部を圧縮でき、残留歪のな
い極めて高精度の光学面を有するプラスチックレンズを
成形することができる。
なお、上記実施例では、両コア9410の光学面の形状
は凸形状に形設してあり、従って、成形品の形状も両凹
レンズとなっているが、これに限定されるものではなく
、例えば、第4図a、bにて示すごときメニス形状のレ
ンズ20や第5図にて示すごとき凸形状のレンズ21の
成形にも適用しうるのは勿論である。この場合、第4図
すにて示すレンズ形状においては、レンズ外周部20a
の面積が小さく、この部分に多孔質部材12を配設して
も気体による圧縮の効果が得にくいので、図に示すよう
に固定コア9のキャビティ部の非光学面部分22に多孔
質部材12を配設して有効な気体圧縮効果が得られるよ
うにするのがよい。
は凸形状に形設してあり、従って、成形品の形状も両凹
レンズとなっているが、これに限定されるものではなく
、例えば、第4図a、bにて示すごときメニス形状のレ
ンズ20や第5図にて示すごとき凸形状のレンズ21の
成形にも適用しうるのは勿論である。この場合、第4図
すにて示すレンズ形状においては、レンズ外周部20a
の面積が小さく、この部分に多孔質部材12を配設して
も気体による圧縮の効果が得にくいので、図に示すよう
に固定コア9のキャビティ部の非光学面部分22に多孔
質部材12を配設して有効な気体圧縮効果が得られるよ
うにするのがよい。
又、本実施例では、成形品レンズの外周部には何も形成
していないが、第6図a、第6図b(第6図aにおける
B−B線方向矢視図)にて示すように、キャビティ部1
1の外周部に接する多孔質部材12の内周面に少なくと
も1ケ所以上の凹部30を形設し、この各凹部30内周
面に気体流出防止用のコーティング処理を施してプラス
チックレンズ31を成形してもよい、かかる成形方法及
び成形装置lによれば、気体により成形体外周部に圧力
を加えて成形品レンズ外周部に「ひけ」を生じさせても
、この凹部30に形成されるレンズ外周部の突起部32
(第6図C参照)の部分は「ひけJを住じない。従って
、光学系に対して極めて高精度に位置決めしうるプラス
チックレンズ31を製出しうる(第6図C参照)利点が
ある。
していないが、第6図a、第6図b(第6図aにおける
B−B線方向矢視図)にて示すように、キャビティ部1
1の外周部に接する多孔質部材12の内周面に少なくと
も1ケ所以上の凹部30を形設し、この各凹部30内周
面に気体流出防止用のコーティング処理を施してプラス
チックレンズ31を成形してもよい、かかる成形方法及
び成形装置lによれば、気体により成形体外周部に圧力
を加えて成形品レンズ外周部に「ひけ」を生じさせても
、この凹部30に形成されるレンズ外周部の突起部32
(第6図C参照)の部分は「ひけJを住じない。従って
、光学系に対して極めて高精度に位置決めしうるプラス
チックレンズ31を製出しうる(第6図C参照)利点が
ある。
その他の効果は第1図示のものと同様である。
(第2実施例)
第7図a、bに本発明の第2実施例を示す。成形部以外
の構成は第1図と同様であるので、その説明を省略する
。
の構成は第1図と同様であるので、その説明を省略する
。
図に示すように本実施例においては、キャビティ部11
の外周部40が凸形状を呈するように多孔質部材12と
固定側、可動側両金型5.6の内周面を加工形設しであ
る。その他の構成は、第1実施例と同様であるのでその
説明を省略する。
の外周部40が凸形状を呈するように多孔質部材12と
固定側、可動側両金型5.6の内周面を加工形設しであ
る。その他の構成は、第1実施例と同様であるのでその
説明を省略する。
本実施例の成形装置にて成形する方法について説明する
と、まず、キャビティ部11に図示を省略している射出
成形装置から溶融樹脂を充填する。
と、まず、キャビティ部11に図示を省略している射出
成形装置から溶融樹脂を充填する。
次に、樹脂が第3図すにて示した状態になった時点で気
体通人孔13から気体を圧送する。そして、この気体を
圧送した状態で成形体を冷却し、第7図すにて示すよう
に固化させてレンズ41を成形するものである。
体通人孔13から気体を圧送する。そして、この気体を
圧送した状態で成形体を冷却し、第7図すにて示すよう
に固化させてレンズ41を成形するものである。
本実施例によれば、成形時に成形体外周部に圧力を加え
て成形品であるレンズ外周部に「ひけ」41を生じさせ
ても、第7図すにて示すごとく成形品レンズ42の外周
部が凹形状に凹むことがない、従って、レンズ41外周
部の「ひけ」41がレンズ42の光学的な有効径範囲内
に入り込むことがなく、レンズ有効径をレンズ外周ぎり
ぎりまでとったレンズにおいても、高精度なレンズを成
形することができる利点がある。その他の効果は、第1
実施例と同様であるので、その説明を省略する。
て成形品であるレンズ外周部に「ひけ」41を生じさせ
ても、第7図すにて示すごとく成形品レンズ42の外周
部が凹形状に凹むことがない、従って、レンズ41外周
部の「ひけ」41がレンズ42の光学的な有効径範囲内
に入り込むことがなく、レンズ有効径をレンズ外周ぎり
ぎりまでとったレンズにおいても、高精度なレンズを成
形することができる利点がある。その他の効果は、第1
実施例と同様であるので、その説明を省略する。
(第3実施例)
第8図a、bに本発明の第3実施例を示す。なお、第8
図a、bは、第2図と同様の平断面を示すものである。
図a、bは、第2図と同様の平断面を示すものである。
本実施例においては、図に示すように可動側金型6の各
ゲート部にゲートシャフトビン50を溶融樹脂の流入方
向と直交する方向に摺動可能に配設し、このゲートシャ
ットビン50をアクチュエータ51を介して長平方向に
移動制御しうるように構成しである。ゲートシャットビ
ン50には、ゲート孔52が貫設してあり、このゲート
孔52は、溶融樹脂射出時はランナ一部53とキャビテ
ィ部11とを連通させ、樹脂流入完了後はランナ一部5
3とキャビティ部11との連通路を遮断するように移動
制御されるようになっている。又、ゲートシャットビン
50の先端部におけるキャビティ部11側の部分には、
各キャビティ部11外周部に配設された多孔質部材12
と同じ多孔質部材54が固設しである。55で示すのは
、ビン摺動案内用の孔である。
ゲート部にゲートシャフトビン50を溶融樹脂の流入方
向と直交する方向に摺動可能に配設し、このゲートシャ
ットビン50をアクチュエータ51を介して長平方向に
移動制御しうるように構成しである。ゲートシャットビ
ン50には、ゲート孔52が貫設してあり、このゲート
孔52は、溶融樹脂射出時はランナ一部53とキャビテ
ィ部11とを連通させ、樹脂流入完了後はランナ一部5
3とキャビティ部11との連通路を遮断するように移動
制御されるようになっている。又、ゲートシャットビン
50の先端部におけるキャビティ部11側の部分には、
各キャビティ部11外周部に配設された多孔質部材12
と同じ多孔質部材54が固設しである。55で示すのは
、ビン摺動案内用の孔である。
本実施例の成形装置1にて成形する方法について説明す
ると、まず、キャビティ部11に溶融樹脂を流入させ、
流入完了後にアクチュエータ51を介してゲートシャン
トビン50を第8図すにて示すように移動させ、互に連
通していたキャビティ部11とランナ一部53との連通
を遮断する。
ると、まず、キャビティ部11に溶融樹脂を流入させ、
流入完了後にアクチュエータ51を介してゲートシャン
トビン50を第8図すにて示すように移動させ、互に連
通していたキャビティ部11とランナ一部53との連通
を遮断する。
この際、ゲートシャフトビン50の先端部の多孔質部材
54は、第8図すにて示すように丁度キャビティ部11
の側面部に位置する。
54は、第8図すにて示すように丁度キャビティ部11
の側面部に位置する。
その後、第1実施例と同様の工程を経て、キャビティ部
11の側面部に気体圧縮装置3から圧縮空気を流入させ
、キャビティ部1FkJ樹脂の収縮に応じて成形体側面
を押圧する。
11の側面部に気体圧縮装置3から圧縮空気を流入させ
、キャビティ部1FkJ樹脂の収縮に応じて成形体側面
を押圧する。
本実施例によれば、第1実施例の効果に加えて、成形体
全周を均等に押圧することができ、ゲート部分に歪のな
い極めて高精度の光学面を有するプラスチックレンズを
成形できる利点がある。
全周を均等に押圧することができ、ゲート部分に歪のな
い極めて高精度の光学面を有するプラスチックレンズを
成形できる利点がある。
(発明の効果〕
以上のように、本発明の請求項1に係る発明によれば、
成形品の非光学面にだけ「ひけ」を発生させるだけで、
光学面は金型における転写性(成形面)に密着させた状
態で成形できるので、極めて高精度な転写性を有し、か
つ、残留歪のないプラスチックレンズを成形することが
できる。
成形品の非光学面にだけ「ひけ」を発生させるだけで、
光学面は金型における転写性(成形面)に密着させた状
態で成形できるので、極めて高精度な転写性を有し、か
つ、残留歪のないプラスチックレンズを成形することが
できる。
又、請求項2に係る発明によれば、上記効果を有する成
形方法を実施することができる。
形方法を実施することができる。
第1図、第2図は、本発明の第1実施例の縦断面図及び
第1図におけるA−A線矢視方向の断面図、 第3図a、b、cは、射出成形後のキャビティ部内の樹
脂の固化状態を示す断面図、 第4図a、b、第5図は、レンズ形状の他の適用例を示
す断面図、 第6図a、b、cは、第1実施例の他の変形例を示す説
明図、 第7図a、bは、本発明の第2実施例を示す縦断面図、 第8図a、bは、本発明の第3実施例を示す平断面図で
ある。 3・・・気体圧縮装置(圧縮気体a) 9.10・・・金型 11・・・キャビティ部 12・・・多孔質部材 特許出願人 オリンパス光学工業株式会社代理人 弁
理士 奈 良 武4町〒、第 図 第 図 第 図 第 図 (a) (b) 第 図゛ 第 図 5 Jυ ν 第7 (a) 図 (b)
第1図におけるA−A線矢視方向の断面図、 第3図a、b、cは、射出成形後のキャビティ部内の樹
脂の固化状態を示す断面図、 第4図a、b、第5図は、レンズ形状の他の適用例を示
す断面図、 第6図a、b、cは、第1実施例の他の変形例を示す説
明図、 第7図a、bは、本発明の第2実施例を示す縦断面図、 第8図a、bは、本発明の第3実施例を示す平断面図で
ある。 3・・・気体圧縮装置(圧縮気体a) 9.10・・・金型 11・・・キャビティ部 12・・・多孔質部材 特許出願人 オリンパス光学工業株式会社代理人 弁
理士 奈 良 武4町〒、第 図 第 図 第 図 第 図 (a) (b) 第 図゛ 第 図 5 Jυ ν 第7 (a) 図 (b)
Claims (2)
- (1)成形品の非光学面に接する金型面の少なくとも一
部分に圧縮気体源と連通する多孔質部材を配設した成形
用金型のキャビティ部内に溶融樹脂を充填し、 溶融樹脂のキャビティ部内への充填完了後、保圧から冷
却工程中に、成形品の非光学面を前記圧縮気体源、多孔
質部材を介して流入する気体にて押圧せしめることを特
徴とするプラスチックレンズの高精度成形方法。 - (2)成形品の非光学面に接する金型面の少なくとも一
部分に多孔質部材を配設し、前記多孔質部材を圧縮気体
源と連通して構成したことを特徴とするプラスチックレ
ンズの高精度成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33016288A JP2686122B2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | プラスチックレンズの高精度成形方法及びその成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33016288A JP2686122B2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | プラスチックレンズの高精度成形方法及びその成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02175115A true JPH02175115A (ja) | 1990-07-06 |
JP2686122B2 JP2686122B2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=18229507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33016288A Expired - Fee Related JP2686122B2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | プラスチックレンズの高精度成形方法及びその成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2686122B2 (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07164495A (ja) * | 1993-12-17 | 1995-06-27 | Nec Corp | プラスチック成形品の射出成形工法 |
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JP2004114628A (ja) * | 2002-09-27 | 2004-04-15 | Ricoh Co Ltd | プラスチック成形品の成形方法および射出成形用金型 |
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JP2006051822A (ja) * | 2005-08-22 | 2006-02-23 | Ricoh Co Ltd | プラスチック成形品およびその成形方法 |
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JP2016221785A (ja) * | 2015-05-28 | 2016-12-28 | 株式会社日本製鋼所 | 樹脂成形金型及びこれを用いた樹脂成形方法 |
ES2651694A1 (es) * | 2016-07-27 | 2018-01-29 | Comercial De Utiles Y Moldes, S.A. | Dispositivo y procedimiento para la succión de aire en moldes de inyección y la posterior expulsión de piezas moldeadas |
TWI782267B (zh) * | 2020-04-01 | 2022-11-01 | 瑞皇精密工業股份有限公司 | 模具結構改良 |
-
1988
- 1988-12-27 JP JP33016288A patent/JP2686122B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11161289B2 (en) | 2016-07-27 | 2021-11-02 | Comercial De Utiles Y Moldes, S.A. | Device and method for the suction of air in injection molds and the subsequent expulsion of molded pieces |
TWI782267B (zh) * | 2020-04-01 | 2022-11-01 | 瑞皇精密工業股份有限公司 | 模具結構改良 |
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JP2686122B2 (ja) | 1997-12-08 |
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