JPH02158314A - プラスチック光学部品の成形方法及び装置 - Google Patents

プラスチック光学部品の成形方法及び装置

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JPH02158314A
JPH02158314A JP31245888A JP31245888A JPH02158314A JP H02158314 A JPH02158314 A JP H02158314A JP 31245888 A JP31245888 A JP 31245888A JP 31245888 A JP31245888 A JP 31245888A JP H02158314 A JPH02158314 A JP H02158314A
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JP
Japan
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molding
cooling
piece
mold
station
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Application number
JP31245888A
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English (en)
Inventor
Masao Takagi
正雄 高木
Takesuke Maruyama
竹介 丸山
Hisao Inage
久夫 稲毛
Akiyoshi Eguchi
江口 昭嘉
Norio Yatsuda
則夫 谷津田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02158314A publication Critical patent/JPH02158314A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/72Heating or cooling
    • B29C45/7207Heating or cooling of the moulded articles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プラスチック光学部品の成形方法及び装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
プラスチック光学部品は、金型の母型転写により非球面
形状を容易に賦形することができる。このため球面収差
等を削減できる効果があり、近年多方面に適用されつつ
ある。
しかしながら厚肉でしかも高精度が要求される光学部品
においては、ヒケ変形の防止のために徐冷が必要であり
、成形サイクルが長くなる問題点があった。このような
問題点を解決するための装置として、例えば、特開昭6
0−245517号公報には、中心軸線を中心として回
転自在に装着された回転支持体に、周方向に間隔を置い
て複数個の成形型手段が装着されており、この回転支持
体を所定方向に回転駆動させ、順次に位置する素材装填
域。
成形域、冷却域及び成形品排出域を含む円形搬送経路を
通して成形型手段を移動させるようになっている圧縮成
形装置が開示されている。この圧縮成形装置は数数個の
成形型手段を設けることによって、最も時間を要してい
た冷却工程を並列に行なうことが可能となったため、成
形機の効率向上と成形タクトタイムの短縮を可能とする
ことができた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の従来技術は、大型の成形金型を移動・停止する際
に非常に大きな慣性力が発生する。この結果、設備全体
を高剛性にする必要があるので、設備の大型化、設備費
の高騰を避けることはできない。
本発明の目的は、従来技術の欠点をなくし、成形品の成
形装置外冷却及び加熱を小型な設備により実現し、成形
タクトタイムの短縮による製造コストの低減と設備費の
低減を実現することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の課題を解決するためにとられた本発明の構成の主
なるものは、プラスチック光学部品の成形方法において
は、成形材料の流動可能温度以上に成形金型を加熱する
工程と、加熱された該成形金型のキャビティ内に、射出
ユニットから溶融樹脂を射出充填する工程と、前記成形
材料の固化温度以下に前記成形金型を冷却する工程とを
有するプラスチック光学部品を成形する成形方法におい
て、前記成形金型に脱着可能に取り付けられた入駒部の
みを、該成形金形から取外した状態で射出温度まで昇温
させる工程と、昇温した該入駒部を前記成形金型へ装着
し型締圧力を負荷し、前記キャビティ内へ溶融樹脂を射
出充填する工程と、該溶融樹脂が射出充填された前記入
駒部を前記成形金型から取外し、圧縮圧力を負荷しなが
ら冷却し前記溶融樹脂を冷却・固化させる工程と、冷却
・固化した成形品を前記入駒部から離型すると共に、該
成形品を該入駒部から取出す工程とを有していることを
特徴とし、本発明のプラスチック光学部品の成形装置は
、成形材料の流動可能温度以上に加熱した成形金型のキ
ャビティ内に、射出ユニットから溶融樹脂を射出充填し
、前記成形材料の固化温度以下に前記成形金型を冷却す
るプラスチック光学部品の成形装置において、前記成形
金型の成形品を形成する入駒部のみが該成形金型から脱
着可能に構成され、前記入駒部を射出温度まで昇温させ
る加熱ステーションと、前記成形金型へ装着し、型締圧
力を負荷した前記入駒部のキャビティ内へ溶融樹脂を射
出充填する射出ステーションと、前記成型金型から取外
した前記入駒部を圧縮圧力を負荷しながら冷却して、前
記溶融樹脂を冷却・固化させる冷却ステーションと、前
記成形品を前記入駒部から離型すると共に、該成形品を
前記入駒部から取出す離型ステーションと、前記各ステ
ーションを環状に連結し、複数個の前記入駒部を連続的
に移動させる搬送路とを有していることを特徴とするも
のである。
〔作用〕
本発明では、光学部品のキャビティを構成する入駒部は
成形金型に脱着可能な独立構造となっているとともに、
この入駒部自体で独立した型締圧力を保持できる構造と
なっており、さらに、加熱ステーション、射出ステーシ
ョン、冷却ステーション及び離型ステーションは、それ
ぞれ個別のステーションになっており、これら各ステー
ションは搬送路で結合され、入駒部が連続的に移動でき
る構造となっている。従って、溶融樹脂が充填された入
駒部は、型締力の保持された状態で、成形金型から取外
され、各ステーションを連結する搬送路に移動される。
この結果、成形品は成形装置の外部で冷却することが可
能となり、成形装置は冷却時間の間を待機することなく
次の射出工程に移行することができる。このため、成形
装置は効率的に稼動し成形タフ1−タイムを短縮するこ
とができ、製品コス1〜の低減が可能となる。
また、搬送路により移動される入駒部の容量は、成形品
のキャビティを構成する部分に限定されたものであるの
で、その重量は成形金型重量の1/10以下である。従
って入駒部の移動・停止の際に発生する慣性力も前述の
重量に比例して減少する。この結果、各工程を構成する
ステーション及びステーションを連結する搬送路に発生
する応力も大幅に軽減され、設備の小型化と設備製作費
の低減が可能となる。
〔実施例〕
以下、実施例を同一部分は同一符号で示した図面を用い
て説明する。
第1図は本発明によるプラスチック光学部品の成形装置
の一実施例の説明図である。第1−図において、1は加
熱ステーションで、上下の加熱盤により構成されている
。2は射出ステーションで、射出ユニット3と成形金型
の型締ユニット4がら構成されている。射出ユニット3
は成形材料を可塑化溶融する可塑化装置、射出装置から
構成され、型締ユニット4はタイバー5に摺動自在に取
付けられたダイプレートを」二下方向に移動し、成形金
型を開閉すると共に、射出ユニット3による溶融樹脂の
射出圧力に対抗し、成形金型のパーティング面が開かな
いよう型締圧力を負荷する機能を有している。6は冷却
ステーションで、上下の冷却盤により構成されている。
7は離型ステーションで、案内ロッド8に摺動自在に取
付けられ押出プレー1〜9を上下方向に移し、クランプ
した入駒部を開閉すると共に、成形品を離型するユニツ
1へで構成されている。10は各ステーションを互いに
連結する搬送路である。
第2図は、射出ステーション2に取付けられた成形金型
11の断面図である。成形金型11は上部ダイプレー1
〜12a、下部ダイプレート12bに固定されている。
13a、13bは上部入駒。
上部入駒であり、凸レンズのキャビティ14を形成して
いる。15 a 、 1.5 bは上部スリーブ、下部
スリーブであり上部入駒13a、上部入駒13bを嵌合
、固定している(上部入駒13a、下部人駒1.3 b
 、 1部スリーブ15a及び下部スリーブ]−5bの
一体になった部分を入駒部16と称し、上部入駒13a
と上部スリーブ15aとよりなる部分及び上部入駒13
bと下部スリーブ15bとよりなる部分を、それぞれ、
上部人駒部16a及び下部入駒部16bと称する)。上
部スリーブ15aには、スリーブの中心部を貫通する押
出ロッド挿入穴17が加工されている。18a、1.8
bは上型、下型であり、それぞれ上部スリーブ15a。
下部スリーブ15bを保持すると共にそれぞれ取付板1
9a、19bを介してそれぞれ上部ダイプレート12a
、下部ダイプレート12bに固定されている。20a、
20bは入駒分離シリンダで、それぞれ上部ダイプレー
ト1.2 a 、下部ダイプレート12bに固定されて
いる。21は射出口で、射出ユニット3(第1図参照)
のノズル部が接触しランナ一部27を通ってキャビティ
14へ溶融樹脂を射出充填する入口である。
また、上部スリーブ15a及び下部スリーブ15bには
両者の接合部にそれぞれテーパ一部を有する突起部23
a及び23bを有し、この突起部が23a及び23bが
入駒搬送ロボット24(第4図及び第5図参照)に設け
られ、テーパー部を有する凹部25に嵌合するようにな
っており、この入駒搬送ロボット24を用いることによ
って、入駒部16を、搬送路10を介して、加熱ステー
ション1.射出ステーション2.冷却ステーション6、
離型ステーション7の各ステーション間ヲ移動させるこ
とができるようになっている。
なお、入駒搬送ロボット24には、例えば、内周面に円
形の四部25の設けられている一対の半円状円盤が用い
られる。
次に、この様に構成された射出装置と成形金型の動作に
ついて説明する。成形される光学部品はポリカーボネー
1〜樹脂の凸レンズであり、近似曲率半径がR125,
R250の非球面で構成されている外径150nn+、
中心肉厚38mの大口径投写レンズである。
第3図はこの成形工程において用いた金型温度の変化パ
ターンの説明図で、横軸にはサイクルタイム(分)、縦
軸には金型温度(°C)がとってあり、A、B、C,I
)は、入駒部16がそれぞれ加熱ステーション1.射出
ステーション2.冷却ステーション6及び離型ステーシ
ョン7に保持される時間が示しである。
成形に当りキャビティ14の設けられている入駒部16
は、後述のようにして成形金型11から取外された状態
で加熱ステーション1にセットされ、第3図に示す金型
温度の変化パターンに基づき加熱ステーション1で18
0℃まで加熱され(第3図A参照)、搬送路10により
射出ステーション2へ送られる。射出ステーション2へ
送られた入駒部16は、入駒搬送ロボット24により成
形金型11へ挿入され、嵌合・固定された後、成形金型
11は型締ユニット4により高圧で圧縮される。次に射
出ユニット3が移動し、その射出ノズルが成形金型11
射出口21で圧接し、溶融樹脂がランナ一部22を経由
してキャビティ14の内部へ射出充填される。射出・保
圧時間20秒が経過した時点(第3図B参照)で、入駒
部16の取外しのための動作が進められる。まず、上部
ダイプレート12aを上方向に移動させると、それに伴
い上型17aが移動し、上型17a、下型17bは分離
する。この上型17aの動きに同期して、分離シリンダ
20a及び20bが動作するようになっており、」二部
入駒部16aと下部入駒部16bは、第4図に示すよう
に圧縮された状態で、上型18aと下型18bの中間部
に保持される。
次に上部入駒部16aと下部入駒部16bは、第5図に
示すように、入駒搬送ロボット24により保持され、冷
却ステーション6へ移動される。
型締ユニット4から冷却ステーション6へ移動される間
、上部スリーブ15a、下部スリーブ15bのそれぞれ
の突起部23a、23bのテーパ一部と入駒搬送ロボツ
1−24の凹部25のテーパ一部は互いに圧接し、クサ
ビ効果により圧縮圧力が保持できる。
第6図及び第7図は、冷却ステーション6の説明図で、
第6図は縦断面図、第7図は要部の横断面図である。こ
れらの図で、26及び27はその間に入駒部16が挿入
される冷却上面盤及び冷却下面盤であり、28は冷却上
面盤26の冷却盤コラムで、内部に冷却媒体流路29が
設けられている。冷却盤コラム28には冷却媒体供給口
30゜冷却媒体戻り口31及び冷却電体溝32が設+−
1られている冷却媒体マニホールド33が○リング34
を介して嵌合している。35は入駒圧縮ユニツI−であ
る。
冷却ステーション6に搬送された入駒部16は冷却上面
盤26と冷却下面盤27どの間に挿入保持されるが、冷
却下面盤27の下部には、入駒部圧縮ユニット35が装
着してあり、入駒部16に冷却上面盤26と冷却下面盤
27の間で圧縮し型締圧力を負荷すると共に、入駒部1
Gの熱量が冷却」二面盤26及び冷却下面盤27ノ\良
好に熱伝導されるようになっている。また、冷却−L面
盤26は、その中央部に設けられた冷却盤コラム28か
ら外部の回転駆動装置(図示せず)により回転される構
造となっており、冷却盤コラム28は、0リング34を
介して冷却媒体マニホールド33に接続されている。そ
して、冷却媒体マニホールド33に設けられている冷却
媒体供給口30と冷却媒体戻り口31は、外部の金型温
調機(図示せず)へ接続されており、冷却媒体マニホー
ルド33には冷却媒体溝32が円周状に加工され、冷却
上面盤26に設けられた各ブロックの冷却媒体流路29
に接続されているので、外部の金型温調機から供給され
た冷却媒体、冷却媒体供給口30、冷却媒体溝32を経
由して冷却上面盤26に設けられた冷却媒体流路29へ
と流れる。冷却上面盤26.入駒部16との熱交換によ
り温度上昇した熱媒体は、冷却媒体溝32を経由して冷
却媒体戻り口31から外部の金型温調機へ戻される。
すなわち、入駒部16は冷却上面盤27.26と冷却下
面盤27の間に固定され、熱伝導により直接冷却される
。これにより入駒部16は、第3図に示すように、約6
分間で1−80℃から]00°Cまて冷却され(第3図
C参照)、これに伴いキャビティ]4に充填された溶融
樹脂も冷却され、賦形・固化が完了する。
第8図は離型ステーション7の説明図て、36a及び3
6bはそれぞれ上部スリーブ1.5 a及び下部スリー
ブ15bの係合用のクランパー37a及び37bが設け
られている上部押出プレート及び下部押出プレートで、
上部押出プレート36aには上部スリーブ15aの押出
ロッド挿入穴17に挿入される離型ロッド38を有する
離型シリンダ39が設けられている。
離型ステーション7に搬送された入駒部16は、クラン
パー37a、37bにより上部押出プレート36a及び
下部押出プレート36bに固定される。クランパー37
a、37bはそれぞれ、上部押出プレート36a及び下
部押出しプレート36bに設けられたT溝を摺動可能な
構造となっており、移動シリンダ(図示せず)により前
進し、入駒部16を下部押出プレー1−36 b lに
固定する。入駒部16の固定が完了した時点で、上部押
出プレート36bを上方向に移動し、下部入駒部16a
下部入駒部]、 6 bを型開きする。型開きが完了し
た時点で、」二部押出プレーh 36 aに固定されて
いる離型シリンダ39を動作させ、離型シリンダ39に
連結されている離型ロッド38を下方へ突出す。上部入
駒]、 3 aは離型ロツ1へ38に押され、」二部ス
リーブ15aの内部を摺動し、成形レンズ40をパーテ
ィング面上へ押出す。押出された成形レンズ40は、レ
ンズ取出機(図示セず)により離型・取出され(第3図
り参照)、次工程へ搬送される。一方、入駒部16は、
再度型締され、サイクルの開始工程である加熱ステーシ
ョン1へ移動する。
以上は1個の入駒部16に着眼して、各工程毎にその動
作を説明したものである。これに対して各工程を構成す
る各ステーションにおいては、射出ステーション2のタ
フ1−タイムに同期し、間欠的に入駒部」6を移動する
。すなわち、射出ステジョン2においては、1個の入駒
部16へ射出・充填が完了すると直ちに次の入駒部16
へ同様に射出・充填を実施することができる。従って8
分サイクルの工程において、射出ステーション2のタク
トタイム20秒で入駒部16が間欠的に送り出される本
発明のシステムでは、入駒部16が同時に24個稼動し
ていることになる。
次に、他の実施例を、第9図〜第13図を用いて説明す
る。
第9図及び第10図は同一材料でレンズ肉厚が異なる光
学部品を、同一の成形システムにて形成加工する例であ
る。第9図は中心肉厚が5■の薄肉レンズの成形用人駒
部の断面図であり、第10図は中心肉厚が40側の厚肉
レンズの成形用人駒部の断面図である。この実施例にお
いて、射出工程及び離型工程は基本的に同一の方法によ
り実施される。しかし、レンズの肉厚の相違により型開
ストローク、射出充填量、射出速度、射出充填圧力等の
条件が変化するので、これに対応するために、射出ユニ
ット2及び離型ステーションでは、各々の入駒部16に
設けられた表示器の情報によりレンズの肉厚を判断し、
それぞれ適正条件を切換制御する。
第11図は、レンズの肉厚により冷却速度が異なる条件
を実現することのできる冷却ステーション6の一部の説
明図である。この実施例の冷却ステーション6には、冷
却媒体流路29と冷却媒体溝32の間に流量調整弁41
が設けられている。
冷却ステーション6は入駒部16に設けられた温度検知
器の情報により流量調整弁41を調整する。
これにより冷却面盤に供給される冷却媒体の流量を調整
し、各レンズ毎に適正な冷却条件を実現することができ
る。
第12図、第13図は、同一材料でしかも形状が異なる
光学部品を、同一の成形システムによって成形加工する
実施例に説明するものである。第12図は前述の実施例
と同様な凸レンズを成形するための入駒部16の断面図
であり、第13図は、凹レンズを成形するための入駒部
16の断面図である。この実施例の凹レンズは、近似曲
率半径R100、R=600−の非球面で構成されてお
り、外径95 +io 、中心肉厚3■の大口径投写レ
ンズである。射出工程及び離型工程の条件は、前述の適
正条件調整法により制御される。第12図及び第13図
において、42a及び42bは凸レンズの適正冷却条件
を実現するための熱伝導盤、43a及び43bは凹レン
ズの適正冷却条件を実現するための熱伝導盤である。
このような構造とすることにより、凸しンズキヤビテイ
に射出充填された樹脂は、厚肉部の中心部における熱交
換が促進され、レンズ全体に渡り均一な冷却勾配を実現
することができる。凹レンズにおいても全く同様であり
、厚肉部の周辺部における熱交換が促進され、レンズ面
全体に渡り均士な冷却勾配を実現することができる。こ
の結果、冷却工程の温度分布に起因する内部応力あるい
はヒケ変形の発生を防止することができる。このように
同一材料からなる光学部品であるならば、熱伝導盤42
 a 、 42 b ; 4.3 a 、 43 bの
形状を適正に選択することにより、同一成形装置でしか
も同時に成形加工することができる。
以上の実施例の成形装置を用いれば、成形タクトタイム
を従来の8分から20秒l\飛躍的に短縮することがで
き、製造コストの低減を実現できた。
また、成形金型から入駒部のみを分離することにより、
搬送重量を250kgから40kgと大幅に小型軽量化
することができた。この結果として成形システム全体を
小型化することができ、設m費の大幅な削減を実現でき
た。
〔発明の効果〕
本発明は、成形品の成形装置外冷却及び加熱を小型な設
備により実現し、成形タクトタイムの短縮による製造コ
ストの低減と設備費の低減を実現可能とするもので、産
業上の効果の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のプラスチック光学部品の成型装置の一
実施例の説明図、第2図は第1図の射出ステーションに
取付けられた成形金型の断面図、第3図は本発明のプラ
スチック光学部品の成型方法の一実施例において用いた
金型温度の変化パターンの説明図、第4図及び第5図は
第2図の成形金型のそれぞれ異なる二つの状態を示す断
面図、第6図は第1図の冷却ステーションの要部断面図
、第7図は第6図の一部断面図、第8図は第1図の離型
ステーションの要部断面図、第9図及び第10図は本発
明のプラスチック光学部品の成形装置のそれぞれ異なる
他の実施例の要部の断面図、第11図は同しく他の実施
例の要部の説明図、第12図及び第13図は同じく、そ
れぞれ異なる他の実施例の要部の断面図である。 1・加熱ステーション、2・射出ステーション、6・冷
却ステーション、7・離型ステーション、10・・搬送
路、11・・・成形金型、13a  上部入駒、13b
・・下部入駒、14 ・キャビティ、15a上部スリー
ブ、15b・・・下部スリーブ、16人駒部、16a 
 ・上部入駒部、16b・下部入駒部、23a、23b
  突起部、24 ・入駒搬送ロボット、25・四部、
26 ・冷却上面盤、27・・冷却下面盤、28・冷却
媒体流路、39 離型シリンダ、40・・成形レンズ、
41 ・流量調整弁、42a、42b、43a、43b
=熱伝導盤。 第4囚 「=1 71)L 5 第50 「=1 第6 第′V口 第 口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、成形材料の流動可能温度以上に成形金型を加熱する
    工程と、加熱された該成形金型のキャビティ内に、射出
    ユニットから溶融樹脂を射出充填する工程と、前記成形
    材料の固化温度以下に前記成形金型を冷却する工程とを
    有するプラスチック光学部品を成形する成形方法におい
    て、前記成形金型に脱着可能に取り付けられた入駒部の
    みを、該成形金形から取外した状態で射出温度まで昇温
    させる工程と、昇温した該入駒部を前記成形金型へ装着
    し型締圧力を負荷し、前記キャビティ内へ溶融樹脂を射
    出充填する工程と、該溶融樹脂が射出充填された前記入
    駒部を前記成形金型から取外し、圧縮圧力を負荷しなが
    ら冷却し前記溶融樹脂を冷却・固化させる工程と、冷却
    ・固化した成形品を前記入駒部から離型すると共に、該
    成形品を該入駒部から取出す工程とを有していることを
    特徴とするプラスチック光学部品の成形方法。 2、成形材料の流動可能温度以上に加熱した成形金型の
    キャビティ内に、射出ユニットから溶融樹脂を射出充填
    し、前記成形材料の固化温度以下に前記成形金型を冷却
    するプラスチック光学部品の成形装置において、前記成
    形金型の成形品を形成する入駒部のみが該成形金型から
    脱着可能に構成され、前記入駒部を射出温度まで昇温さ
    せる加熱ステーションと、前記成形金型へ装着し、型締
    圧力を負荷した前記入駒部のキャビティ内へ溶融樹脂を
    射出充填する射出ステーションと、前記成型金型から取
    外した前記入駒部を圧縮圧力を負荷しながら冷却して、
    前記溶融樹脂を冷却・固化させる冷却ステーションと、
    前記成形品を前記入駒部から離型すると共に、該成形品
    を前記入駒部から取出す離型ステーションと、前記各ス
    テーションを環状に連結し、複数個の前記入駒部を連続
    的に移動させる搬送路とを有していることを特徴とする
    プラスチック光学部品の成形装置。 3、前記入駒部が、前記キャビティを構成する上部入駒
    及び下部入駒と、該上部入駒及び該下部入駒がそれぞれ
    嵌入する凹部と、外周部に入駒搬送ロボットの凹部に嵌
    合する突起部を有する上部スリーブ及び下部スリーブと
    よりなつている特許請求の範囲第2項記載のプラスチッ
    ク光学部品の成形装置。 4、前記冷却ステーションが、前記入駒部の挿入される
    間隙を介して対向する一対の冷却面盤と、該一対の冷却
    面盤間に圧縮力を印加する入駒圧縮ユニットと有し、前
    記冷却面盤に冷却媒体流路が設けられていることを特徴
    とする特許請求の範囲第2項又は第3項記載のプラスチ
    ック光学部品の成形装置。 5、前記冷却ステーションに前記入駒部を挿入したとき
    、該入駒部と前記冷却面盤との接触部に、前記成形品の
    形状に対応した形状の熱伝導盤が介挿されている特許請
    求の範囲第4項記載のプラスチック光学部品の成形装置
    。 6、前記冷却ステーションが、冷媒流路に前記成形品の
    形状に対応して冷媒流量を調整する流量調整弁を有して
    いる特許請求範囲第4項又は第5項記載のプラスチック
    光学部品の成形装置。
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