JPH06305746A - 光学ガラスレンズ用成形型 - Google Patents

光学ガラスレンズ用成形型

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JPH06305746A
JPH06305746A JP9620493A JP9620493A JPH06305746A JP H06305746 A JPH06305746 A JP H06305746A JP 9620493 A JP9620493 A JP 9620493A JP 9620493 A JP9620493 A JP 9620493A JP H06305746 A JPH06305746 A JP H06305746A
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JP
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mold
cavity
core
molten glass
optical glass
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Withdrawn
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JP9620493A
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Inventor
Shuhei Maeda
修平 前田
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/06Construction of plunger or mould
    • C03B11/08Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/56Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using mould parts movable during or after injection, e.g. injection-compression moulding
    • B29C45/561Injection-compression moulding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2011/00Optical elements, e.g. lenses, prisms
    • B29L2011/0016Lenses
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/70Horizontal or inclined press axis

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】成形品にひけなどの欠陥が生じることがなく、
ゲート部の除去加工が不要になる光学ガラスレンズ用成
形型を提供する。 【構成】固定金型11と、可動金型12と、キャビティ
14内に溶融ガラス16を充填(じゅうてん)するため
の流路を形成するランナ21と、該ランナ21とキャビ
ティ14の間に形成されたゲート部22を有する。そし
て、前記固定金型11及び可動金型12の少なくともい
ずれか一方は、胴型11a及び該胴型11a内に摺動
(しゅうどう)自在に配設されたコア型11bから成
る。コア型11bに圧力を加えて所定の位置まで前進さ
せ、溶融ガラス16を加圧・圧縮することによってキャ
ビティ14内を所定の圧力に維持することができるた
め、成形品にひけなどの欠陥が生じることがない。ま
た、成形品の形状に関係なくゲート部22の口径を十分
に大きくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学ガラスレンズ用成
形型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学ガラスレンズを成形する場
合、ガラス塊から予備成形体(ガラスプランク)を作
り、これを研削し、研磨して所望の最終形状にする成形
方法が提供されている。ところが、前記成形方法によっ
て成形すると、あらかじめ削り代を考慮して予備成形体
をその分だけ大きく作る必要があるだけでなく、研削や
研磨の工程が複雑になり、コストが高くなってしまう。
【0003】また、リピートプレス法においては、あら
かじめ溶融し固化したガラスを必要量だけ切断し、研削
などを施して所定の形状の予備成形品(プリフォーム)
を成形し、該予備成形品を高精度の成形面を有する成形
型内に投入して高温で加熱しながら加圧するようになっ
ている。ところが、光学ガラスレンズの面精度及び寸法
精度を達成するためには、予備成形品の重量を十分に調
整するとともに、研削などの工程において面粗度を十分
に仕上げる必要があり、前記予備成形品を成形する作業
が煩わしく、コストが高くなってしまう。
【0004】さらに、溶融状態のガラス(以下、「溶融
ガラス」という。)を直接プレスするダイレクトプレス
法においては、流出オリフィスから流出され、又は押し
出された溶融ガラスが必要量だけ切断され、成形型内に
直接落下させられるか、シュートを介して投入されるよ
うになっている。しかしながら、鋏(はさみ)で溶融ガ
ラスを切断する必要があるため、溶融ガラスの粘度が高
い場合には、切断された溶融ガラスの先端や後端に不均
一な切断跡(シャーマーク)が発生したり、成形型のキ
ャビティ内に溶融ガラスが十分に行き渡らず、完全な光
学ガラスレンズを得ることができない。逆に粘度が低い
場合には、鋏によって溶融ガラスを切断することが困難
になってしまう。
【0005】そこで、射出ノズルと成形型を密着させ、
溶融ガラスを射出してキャビティ内に充填(じゅうて
ん)するものが提供されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の光学ガラスレンズ用成形型においては、溶融ガラス
の圧縮性がプラスチックと比べて小さく、また、射出ノ
ズルからキャビティまでの流路内において粘度が高くな
ってしまうため、プランジャ圧を高くして溶融ガラスを
射出してもキャビティ内に完全に充填することができ
ず、成形品としての光学ガラスレンズにひけなどの欠陥
が生じやすいだけでなく、寸法精度も低下してしまう。
【0007】また、キャビティの周囲にゲート部を形成
する必要があり、光学ガラスレンズの形状によってゲー
ト部の口径を十分に大きくすることができない。さら
に、離型後において成形品を完成させるためにゲート部
の除去加工が必要となり、特に、ゲート部の口径が大き
いほど除去加工が煩わしくなってしまう。本発明は、前
記従来の光学ガラスレンズ用成形型の問題点を解決し
て、成形品にひけなどの欠陥が生じることがなく、さら
にはゲート部の除去加工が不要になる光学ガラスレンズ
用成形型を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の光
学ガラスレンズ用成形型においては、固定金型と、該固
定金型に対向して進退自在に配設され、固定金型と接触
したときにキャビティを形成する可動金型と、前記固定
金型及び可動金型の少なくともいずれか一方において、
前記キャビティ内に溶融ガラスを充填するための流路を
形成するランナと、該ランナとキャビティの間に形成さ
れたゲート部を有する。
【0009】そして、前記固定金型及び可動金型の少な
くともいずれか一方は、胴型及び該胴型内に摺動(しゅ
うどう)自在に配設されたコア型から成る。また、他の
光学ガラスレンズ用成形型において、前記固定金型及び
可動金型は、いずれも胴型及び該胴型内に摺動自在に配
設されたコア型から成る。
【0010】
【作用】本発明によれば、前記のように光学ガラスレン
ズ用成形型は、固定金型と、該固定金型に対向して進退
自在に配設され、固定金型と接触したときにキャビティ
を形成する可動金型と、前記固定金型及び可動金型の少
なくともいずれか一方において、前記キャビティ内に溶
融ガラスを充填するための流路を形成するランナと、該
ランナとキャビティの間に形成されたゲート部を有す
る。
【0011】この場合、可動金型を固定金型に接触させ
て型締めを行った後、溶融ガラスがランナ及びゲート部
を介してキャビティ内に充填される。そして、前記固定
金型及び可動金型の少なくともいずれか一方は、胴型及
び該胴型内に摺動自在に配設されたコア型から成る。し
たがって、コア型に圧力を加えて成形品位置まで前進さ
せ、溶融ガラスを加圧・圧縮することができ、コア型を
成形品位置に置いたまま、キャビティ内を所定の圧力に
維持することができる。
【0012】また、他の光学ガラスレンズ用成形型にお
いて、前記固定金型及び可動金型は、いずれも胴型及び
該胴型内に摺動自在に配設されたコア型から成る。この
場合、可動金型を固定金型に接触させて型締めを行った
後、溶融ガラスがランナ及びゲート部を介してキャビテ
ィ内に充填される。そして、一方のコア型を後退させ、
他方のコア型を前進させてキャビティ内の溶融ガラスと
ゲート部を分離し、その後、両方のコア型に圧力を加え
て溶融ガラスを加圧・圧縮することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例を
示す光学ガラスレンズ用成形型の断面図、図2は本発明
の第1の実施例を示す光学ガラスレンズ用成形型の加圧
・圧縮状態図である。
【0014】図において、11は胴型11a、及び該胴
型11a内に矢印A方向に摺動自在に配設されたコア型
11bから成る固定金型、12は該固定金型11に対向
して設けられ、図示しないタイバーに沿って矢印B方向
に進退し、固定金型11と接離させられる可動金型であ
り、前記固定金型11と共に成形型を構成する。そのた
めに、前記可動金型12には図示しない型開閉装置が連
結されていて、該型開閉装置によって型閉じ、型締め及
び型開きを行うことができる。また、前記コア型11b
の後端には、図示しない加圧装置が接続され、独立して
速度、圧力及び位置を調整することができるようになっ
ている。
【0015】そして、前記可動金型12を固定金型11
に接触させた時に、前記コア型11bと可動金型12の
互いに対向する面の間に成形品としての光学ガラスレン
ズに対応する成形面を有するキャビティ14が形成され
る。なお、P.L.は固定金型11と可動金型12の合
わせ面を形成するパーティングラインである。また、1
5は射出ノズルであり、該射出ノズル15の中心軸がパ
ーティングラインP.L.と一致するように設けられる
とともに図示しない加熱シリンダの先端に一体的に形成
され、該射出ノズル15から溶融ガラス16が射出され
る。該射出ノズル15は矢印C方向に進退させることが
でき、前進させられると前記固定金型11及び可動金型
12にノズルタッチして溶融ガラス16を射出し、保圧
が終了すると後退させられる。
【0016】前記射出ノズル15内には、射出プランジ
ャ18が矢印D方向に進退することができるように配設
されている。そのため、射出プランジャ18の後端に図
示しない駆動装置が接続され、該駆動装置は図示しない
制御装置によって制御され、射出速度、射出圧力及び保
圧が調整される。また、成形型の各部にセンサ(熱電
対)が取り付けられていて、各部の温度が検出され、前
記制御装置に送られる。
【0017】そして、前記射出プランジャ18を前進さ
せると、射出ノズル15の前端部に溜(た)められた溶
融ガラス16が射出され、ランナ21及びゲート部22
を通ってキャビティ14内に充填される。前記ランナ2
1及びゲート部22は前記パーティングラインP.L.
に沿って形成される。なお、前記固定金型11及び可動
金型12には、図示しない温調装置、成形品を取り出す
ための成形品取出装置等が設けられる。また、射出ノズ
ル15を進退させるための図示しない駆動装置が設けら
れるとともに、加熱シリンダにはガラスを溶融させるた
めの図示しない加熱装置が設けられる。
【0018】次に、前記構成の光学ガラスレンズ用成形
型の動作について説明する。まず、前記型開閉装置を駆
動して可動金型12を固定金型11に接触させ、型締め
を行う。この時、前記コア型11bは図1に示す待機位
置に置かれ、キャビティ14の厚さは成形品の厚さより
も大きく設定される。次に、可動金型12及び固定金型
11を予熱し、一方、前記加熱シリンダを加熱してガラ
スを溶融させる。
【0019】続いて、射出ノズル15を前進させてノズ
ルタッチを行う。そして、射出プランジャ18を前進さ
せると、射出ノズル15の前端部に溜められた溶融ガラ
ス16が射出され、ランナ21及びゲート部22を通っ
てキャビティ14内に充填される。その後、所定の圧力
を射出プランジャ18に加え、キャビティ14内の溶融
ガラス16を保圧する。そして、コア型11bに圧力を
加えて図2に示すように成形品位置まで前進させ、溶融
ガラスを加圧・圧縮する。この時、コア型11bを成形
品位置に置いたままキャビティ14内を所定の圧力に維
持することができるように射出プランジャ18に加えら
れる圧力を変化させる。
【0020】次に、キャビティ14内の溶融ガラス16
を徐冷した後、前記射出プランジャ18に加えられてい
た圧力を低下させて除圧し、コア型11bに加えられて
いた圧力を低下させて除圧し、射出ノズル15を後退さ
せる。最後に、可動金型12を後退させて型開きを行
い、図示しない成形品取出装置によって成形品を取り出
す。
【0021】図3はコア型の加圧・圧縮量の説明図であ
る。図の(a)は成形品の形状を示す図、(b)は成形
型の型閉状態図、(c)は成形型の加圧・圧縮状態図で
ある。図において、11は固定金型、11aは胴型、1
1bはコア型、12は可動金型、15は射出ノズル、1
6は溶融ガラス、18は射出プランジャ、22はゲート
部、23は成形品である。
【0022】前記コア型11bは図の(b)においては
待機位置に、(c)においては成形品位置にあるが、両
位置間の距離すなわちコア型11bの移動量tは、通常
0.1〜0.5〔mm〕程度とする。サイド厚の小さい
成形品23を成形する場合は、ゲート部22の口径を大
きく確保するためにコア型11bの移動量tを大きく
し、例えば1〔mm〕以上にすることもできる。
【0023】このように、コア型11bに圧力を加えて
図の(c)に示すように成形品位置まで前進させ、溶融
ガラス16を加圧・圧縮することによってキャビティ1
4内を所定の圧力に維持することができるため、成形品
23にひけなどの欠陥が生じることがなく、寸法精度を
向上させることができる。また、成形品23の形状に関
係なくゲート部22の口径を十分に大きくすることがで
きる。
【0024】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図4は本発明の第2の実施例を示す光学ガラスレ
ンズ用成形型の断面図、図5は本発明の第2の実施例を
示す光学ガラスレンズ用成形型の第1加圧・圧縮状態
図、図6は本発明の第2の実施例を示す光学ガラスレン
ズ用成形型のゲート部分離状態図、図7は本発明の第2
の実施例を示す光学ガラスレンズ用成形型の第2加圧・
圧縮状態図である。
【0025】図において、11は胴型11a、及び該胴
型11a内に矢印A方向に摺動自在に配設されたコア型
11bから成る固定金型、12は胴型12a、及び該胴
型12a内に矢印E方向に摺動自在に配設されたコア型
12bから成る可動金型である。該可動金型12は前記
固定金型11に対向して設けられ、図示しないタイバー
に沿って矢印B方向に進退し、固定金型11と接離させ
られ、前記固定金型11と共に成形型を構成する。
【0026】そのために、前記可動金型12には図示し
ない型開閉装置が連結されていて、該型開閉装置によっ
て型閉じ、型締め及び型開きを行うことができる。ま
た、前記コア型11b,12bは、それぞれの後端に図
示しない加圧装置が接続され、独立して速度、圧力及び
位置を調整することができるようになっている。そし
て、前記可動金型12を固定金型11に接触させた時
に、前記コア型11b,12bの互いに対向する面の間
に成形品23(図3)に対応する成形面を有するキャビ
ティ14が形成される。なお、P.L.は固定金型11
と可動金型12の合わせ面を形成するパーティングライ
ンである。
【0027】また、15は射出ノズルであり、該射出ノ
ズル15の中心軸がパーティングラインP.L.と一致
するように設けるとともに図示しない加熱シリンダの先
端に一体的に形成され、該射出ノズル15から溶融ガラ
ス16が射出される。該射出ノズル15は矢印D方向に
進退させることができ、前進させられると前記固定金型
11及び可動金型12にノズルタッチして溶融ガラス1
6を射出し、保圧が終了すると後退させられる。
【0028】前記射出ノズル15内には、射出プランジ
ャ18が矢印E方向に進退することができるように配設
されている。そのため、射出プランジャ18の後端に図
示しない駆動装置が接続され、該駆動装置は図示しない
制御装置によって制御され、射出速度、射出圧力及び保
圧が調整される。また、成形型の各部にセンサ(熱電
対)が取り付けられていて、各部の温度が検出され、前
記制御装置に送られる。
【0029】そして、前記射出プランジャ18を前進さ
せると、射出ノズル15の前端部に溜められた溶融ガラ
ス16が射出され、ランナ21及びゲート部22を通っ
てキャビティ14内に充填される。前記ランナ21及び
ゲート部22は前記パーティングラインP.L.に沿っ
て形成される。なお、前記固定金型11及び可動金型1
2には、図示しない温調装置、成形品23を取り出すた
めの成形品取出装置等が設けられる。また、射出ノズル
15を進退させるための駆動装置が設けられるととも
に、加熱シリンダにはガラスを溶融させるための加熱装
置が設けられる。
【0030】次に、前記構成の光学ガラスレンズ用成形
型の動作について説明する。まず、前記型開閉装置を駆
動して可動金型12の胴型12aを固定金型11の胴型
11aに接触させ、型締めを行う。この時、前記コア型
11b,12bは図4に示す待機位置に置かれ、キャビ
ティ14の厚さは成形品23の厚さよりも大きく設定さ
れる。また、キャビティ14内をあらかじめ真空引きし
たり、固定金型11又は可動金型12にエアベントを設
けてもよい。
【0031】次に、可動金型12及び固定金型11を予
熱し、一方、加熱シリンダを加熱してガラスを溶融させ
る。続いて、射出ノズル15を前進させてノズルタッチ
を行う。そして、射出プランジャ18を前進させると、
射出ノズル15の前端部に溜められた溶融ガラス16が
射出され、ランナ21及びゲート部22を通ってキャビ
ティ14内に充填される。
【0032】そして、所定の圧力を射出プランジャ18
に加え、キャビティ14内の溶融ガラス16を保圧す
る。その後、図5に示すように、前記コア型11b,1
2bをいずれも前進させ、コア型11b,12b間の保
持間隔が成形品23の厚さよりわずかに大きくなるよう
に加圧・圧縮する。この場合、該保持間隔は成形品23
の厚さより0.1〔mm〕程度大きくなるように設定さ
れる。
【0033】次に、図6に示すように前記保持間隔を維
持したままの状態で、キャビティ14内の溶融ガラス1
6とゲート部22が完全に分離するまで前記コア型11
b,12bを移動させる。本実施例においては、前記コ
ア型11bを後退させるとともに前記コア型12bを前
進させる。続いて、図7に示すように、前記コア型11
b,12bに圧力を加えて前進させ、キャビティ14内
の溶融ガラス16を加圧・圧縮する。この場合、一方の
コア型を固定し、他方のコア型のみを前進させるように
してもよい。
【0034】また、前記射出プランジャ18に加えられ
ていた圧力を低下させて除圧し、キャビティ14内の溶
融ガラス16を徐冷した後、コア型11b,12bに加
えられていた圧力を低下させて除圧し、射出ノズル15
を後退させる。最後に、可動金型12を後退させて型開
きを行い、前記エジェクタピンを前進させて成形品23
を取り出す。
【0035】このように、前記保持間隔を維持したまま
の状態で前記コア型11b,12bを移動させて、その
後、両方のコア型11b,12bに圧力を加えて溶融ガ
ラス16を加圧・圧縮することによって、キャビティ1
4内を所定の圧力に維持することができるため、成形品
23にひけなどの欠陥が生じることがなく、寸法精度を
向上させることができる。
【0036】また、成形品23の形状に関係なくゲート
部22の口径を十分に大きくすることができる。さら
に、成形品23とゲート部22が分離されるため、ゲー
ト部22の除去加工が不要になる。なお、本発明は前記
実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づ
いて種々変形することが可能であり、それらを本発明の
範囲から排除するものではない。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば光学ガラスレンズ用成形型は、固定金型と、該固定
金型に対向して進退自在に設けられ、固定金型と接触し
たときにキャビティを形成する可動金型と、前記固定金
型及び可動金型の少なくともいずれか一方において、前
記キャビティ内に溶融ガラスを充填するための流路を形
成するランナと、該ランナとキャビティの間に形成され
たゲート部を有する。
【0038】まず、可動金型を固定金型に接触させて型
締めを行った後、溶融ガラスがランナ及びゲート部を介
してキャビティ内に充填される。そして、前記固定金型
及び可動金型の少なくともいずれか一方は、胴型及び該
胴型内に摺動自在に配設されたコア型から成る。したが
って、コア型に圧力を加えて所定の位置まで前進させ、
溶融ガラスを加圧・圧縮することによってキャビティ内
を所定の圧力に維持することができるため、成形品にひ
けなどの欠陥が生じることがなく、寸法精度を向上させ
ることができる。
【0039】また、成形品の形状に関係なくゲート部の
口径を十分に大きくすることができる。また、他の光学
ガラスレンズ用成形型においては、前記固定金型及び可
動金型は、いずれも胴型及び該胴型内に摺動自在に配設
されたコア型から成る。この場合、可動金型を固定金型
に接触させて型締めを行った後、溶融ガラスがランナ及
びゲート部を介してキャビティ内に充填される。
【0040】そして、一方のコア型を後退させ、他方の
コア型を前進させてキャビティ内の溶融ガラスとゲート
部を分離し、その後、両方のコア型に圧力を加えて溶融
ガラスを加圧・圧縮することによってキャビティ内を所
定の圧力に維持することができるため、成形品にひけな
どの欠陥が生じることがなく、寸法精度を向上させるこ
とができる。
【0041】また、成形品の形状に関係なくゲート部の
口径を十分に大きくすることができる。さらに、成形品
とゲート部が分離されるため、ゲート部の除去加工が不
要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す光学ガラスレンズ
用成形型の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す光学ガラスレンズ
用成形型の加圧・圧縮状態図である。
【図3】コア型の加圧・圧縮量の説明図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す光学ガラスレンズ
用成形型の断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す光学ガラスレンズ
用成形型の第1加圧・圧縮状態図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す光学ガラスレンズ
用成形型のゲート部分離状態図である。
【図7】本発明の第2の実施例を示す光学ガラスレンズ
用成形型の第2加圧・圧縮状態図である。
【符号の説明】
11 固定金型 11a,12a 胴型 11b,12b コア型 12 可動金型 14 キャビティ 15 射出ノズル 16 溶融ガラス 18 射出プランジャ 21 ランナ 22 ゲート部 23 成形品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)固定金型と、(b)該固定金型に
    対向して進退自在に配設され、固定金型と接触したとき
    にキャビティを形成する可動金型と、(c)前記固定金
    型及び可動金型の少なくともいずれか一方において、前
    記キャビティ内に溶融ガラスを充填するための流路を形
    成するランナと、(d)該ランナとキャビティの間に形
    成されたゲート部を有するとともに、(e)前記固定金
    型及び可動金型の少なくともいずれか一方は、胴型及び
    該胴型内に摺動自在に配設されたコア型から成ることを
    特徴とする光学ガラスレンズ用成形型。
  2. 【請求項2】 前記固定金型及び可動金型は、いずれも
    胴型及び該胴型内に摺動自在に配設されたコア型から成
    る請求項1に記載の光学ガラスレンズ用成形型。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100405108C (zh) * 2002-12-18 2008-07-23 大立光电股份有限公司 光学系统中的嵌合式镜片
US20200339463A1 (en) * 2018-04-17 2020-10-29 Okamoto Glass Co., Ltd. Mold for molding glass-made optical component and method for manufucturing glass-made optical component using mold
CN113788602A (zh) * 2021-09-01 2021-12-14 安徽光智科技有限公司 非球面玻璃镜片模压方法及其模压模具

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