JP4565819B2 - 厚肉長尺品の射出成形方法および射出成形用金型 - Google Patents

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    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
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    • B29C2045/5695Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using mould parts movable during or after injection, e.g. injection-compression moulding using a movable mould part for continuously increasing the volume of the mould cavity to its final dimension during the whole injection step

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固定金型と可動金型に、これらの型で構成されるパーティングラインに平行な凹部が形成され、前記可動金型が固定金型に対して型締めされると、前記凹部により構成される空間と同じ断面形状のプランジャが前記空間内に軸方向に摺動自在に設けられ、前記空間と前記プランジャの上面とにより構成されるキャビティに、射出・充填圧力により前記プランジャを背圧に抗して後退させながら成形する厚肉長尺品の射出成形方法および成形用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、厚肉長尺品は、押出成形機を使用した押出成形方法により成形されている。押出成形機は、従来周知のように加熱シリンダ、この加熱シリンダの内部に回転駆動可能に設けられているスクリュ、前記加熱シリンダの先端部に設けられているダイス等から構成されている。したがって、スクリュを回転駆動して加熱シリンダ内で樹脂材料を溶融し、そしてダイスから押し出すと、成形品が得られる。このとき、連続的に押し出すことができるので、所定長さの長尺品も成形することができる。
【0003】
しかしながら、押出成形機は装置が大型化する欠点があり、多品種少量の成形品の成形には適していない。また、押出成形には樹脂材料が押し出しグレード樹脂、つまり流動性が悪い特殊な樹脂に限定されるという致命的な欠点もある。
【0004】
【特許文献1】
特開平3−138122号公報
【特許文献2】
特開昭61−192529号公報
【0005】
一方、本発明の先行技術として特許文献1、2を挙げることができる。特許文献1に開示されている厚肉成形品の成形装置は、図3に示されているように、固定金型50、可動金型51、可動片52、エアシリンダ53等からなっている。
固定金型50と可動金型51のパーティングラインP’側にはキャビティ55が形成され、このキャビティ55内に可動片52がエアシリンダ53で背圧が付与された状態で設けられている。キャビティ55と可動片52との間に成形品に形を与えるキャビティK’が構成され、このキャビティK’の上方部分すなわち可動片52と対向した位置にゲート56が設けられている。
【0006】
したがって、ゲート56から溶融樹脂をキャビティK’に射出・充填すると、射出・充填圧力により可動片52はエアシリンダ53の圧力に抗して下降する。
可動片52を下降させながら射出・充填を続けることにより所定の厚み、あるいは長さの成形品を得ることができる。
【0007】
また、特許文献2には、第1、2の型板、コア、バネ等からなる射出成形用金型が示されている。第1、2の型板の間には凹部が形成され、この凹部にコアがバネにより背圧が付与された状態で摺動自在に設けられている。そして、コアと対向した位置にはゲートが設けられている。これにより、凹部とコアとによりキャビティが構成されている。したがって、ゲートからキャビティに溶融樹脂を射出・充填すると、射出・充填圧力によりコアはバネを圧縮して下降する。これにより、所定厚みの成形品が得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、特許文献1、2のそれぞれに記載されている射出成形方法によっても、射出・充填圧力により可動片あるいはコアは押し下げられて、キャビティは長くなるので、長尺品も理論的には成形することはできる。しかしながら、問題もある。すなわち、射出・充填の途中で充填圧力が変化し、成形品の品質が落ちる欠点がある。図3によりさらに詳しく説明すると、充填初期の段階では、射出・充填圧力は可動片52の上面に直接的に作用する。したがって、可動片52は射出・充填圧力により押し下げられる。しかしながら、充填が進むと、射出・充填圧力は、充填された樹脂を介して可動片52に作用するようになる。そうすると、充填された樹脂の外周部は一部固化が始まり、固化が始まった樹脂の外周面とキャビティK’の内周面との間には摩擦力が生じ、充填された樹脂は動き難くなって初期の充填圧力では可動片52は下降しなくなる。すなわち、射出・充填が進むにつれて充填圧力を次第に高くしなければ、充填できなくなる。このように射出・充填圧力が変化するので、長手方向に均一は成形品は得られない。
特に、成形品が長くなると、充填圧力はさらに高くしなければならないので、長手方向に均一な長尺品を成形することはできなくなる。特許文献2に記載されている成形方法についても同様なことが言える。
本発明は、上記したような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、長手方向に均一な厚肉長尺品を成形することができる厚肉長尺品の射出成形方法および射出成形用金型を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、キャビティの一部を構成するために背圧が付与されたプランジャが適用されるが、射出を開始してから終了するまでのどの射出・充填段階においても、射出・充填圧力がプランジャに実質的に直接的に作用するように構成される。充填が進んでも、射出・充填圧力がプランジャに直接的に作用するので、プランジャを押し広げる圧力、あるいは押し下げる圧力は常に一定となり、したがって一定の射出・充填圧力により充填される。これにより、長手方向に均一な厚肉長尺品が得られるようになる。かくして、請求項に記載の発明は、固定金型と可動金型に、これらの型で構成されるパーティングラインに平行な凹部が形成され、前記可動金型が固定金型に対して型締めされると、前記凹部により構成される空間と同じ断面形状のプランジャが前記空間内に軸方向に摺動自在に設けられ、前記空間と前記プランジャの上面とにより構成されるキャビティに、射出・充填圧力により前記プランジャを背圧に抗して後退させながら射出・充填するとき、溶融樹脂を、前記プランジャの側部に長手方向に形成されている凹溝と前記固定金型に形成されている凹部の内周面とにより構成されるランナを介して前記プランジャの上面近傍から、射出・充填圧力が直接的に前記プランジャの上面に作用するようにして、前記キャビティに射出・充填するように構成される。請求項に記載の発明は、請求項1に記載の射出成形方法において、背圧を油圧により付与するように構成される。
請求項に記載の発明は、固定金型と、可動金型と、プランジャとからなり、前記固定金型と可動金型のパーティングライン側には該パーティングラインに平行な凹部が形成され、前記プランジャが前記可動金型が固定金型に対して型締めされると、前記凹部により構成される空間内に背圧が付与された状態で長手方向に摺動自在に設けられ、前記空間と前記プランジャの上面とによりキャビティが構成さるようになっている金型であって、前記プランジャの表面の側部には、一方は溶融樹脂が射出されるスプルに、他方が前記キャビティに達する凹溝が形成され、前記固定金型と可動金型とが型締めされると、前記凹溝と前記固定金型の凹部の内周面とによりランナが形成され、そして請求項に記載の発明は、請求項に記載の金型において、固定金型の、プランジャに対向した位置で、前記プランジャの上面から見てスプルを越えた位置には、前記プランジャの凹溝に摺動自在な凸部が形成されるように構成される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1に示されているように、本実施の形態に係わる射出成形用金型は、固定盤2に取り付けられている固定金型1、この固定金型1と対をなす可動金型10、固定金型1と可動金型10のパーティングラインP側に設けられ、後述するキャビティを構成するプランジャ20、このプランジャ20に背圧を与える油圧ピストンシリンダユニット30等からなっている。
【0011】
固定金型1のパーティングラインP側には、このパーテングラインPに平行な所定長さの固定側凹部3が形成されている。そして、この凹部3の下方位置寄りに、一方がロケートリング4に連通した1個のスプル5が開口している。可動盤11に取り付けられている可動金型10にも、そのパーテングラインP側には固定側凹部3と対をなす可動側凹部13が形成されている。これらの凹部3、13により成形品に形が与えられる。可動盤11と可動金型10とにわたって、成形品を突き出すエジェクタ装置が設けられているが、型締装置と同様に図1には示されていない。
【0012】
プランジャ20は、図1に示されている実施の形態では、軸方向に所定長さのピストン部21からなっている。この所定長さのピストン部21により、所定長さの成形品が得られることになる。ピストン部21は、図1に示されているように可動金型10が固定金型1に対して型締めされるとき、固定側凹部3と可動側凹部13とで構成される空間内を密な状態で摺動できる大きさになっている。これにより、固定側凹部3と可動側凹部13とピストン部21の上面とにより成形品を得るキャビティ14が構成される。このように構成されているピストン部21の表面の側部には、軸方向に凹溝22が形成されている。この凹溝22は、固定金型1のスプル5に対応し、固定側凹部3の内周面と共働して流路すなわちランナ23を構成する。また、固定金型1の、スプル5よりも下方位置には、凸部6が形成されている。この凸部6は、プランジャ20のピストン部21の凹溝22に摺動自在に嵌合している。したがって、後述するようにプランジャ20が後退しても、溶融樹脂は凸部6によりも下方へは流れない。
【0013】
本実施の形態によると、図1からも理解されるように、ランナ23はピストン部21の上面の側部に開口している。したがって、ランナ23から射出・充填される溶融樹脂の圧力は、ピストン部21の上面に直接的に作用することになる。
また、図示の実施の形態によると、ランナ23は固定側凹部3の内周面の内側に構成されているので、ランナ23に充填される樹脂は成形品の一部となる。
【0014】
上記のように構成されているプランジャ20のロット24は、金型1、10から外部へ出て油圧ピストンシリンダユニット30のピストン31に取り付けられている。油圧ピストンシリンダユニット30は、従来周知のように構成され、本実施の形態では可動金型10の方に取り付けられている。油圧ピストンシリンダユニット30のピストンヘッド室32には、第1の油ホースあるいは油管33が、そしてピストンロッド室34には第2の油管35がそれぞれ取り付けられている。そして、これらの第1、2の油管33、35は、4個のポートA、B、PおよびTを有するタンデムセンタ形の方向切換弁36を介して油圧ポンプPおよびタンクTに接続されている。第1の油管33には、プランジャ20に所定の背圧を与えるために、バランスピストン形のリリーフバルブ37が設けられている。
このリリーフバルブ37の摘38を調節することによりリリーフ圧力すなわち背圧が調節される。また、第2の油管35には一方向弁39が介装され、成形時にピストンロッド室34に作動油が自吸されるようになっている。
【0015】
次に、図2も参照して、上記金型を使用した成形方法について説明する。図1に示されているように、可動金型10を固定金型1に対して型締めする。また、リリーフバルブ37の摘38を調節して、射出・充填圧力すなわち背圧を決める。方向切換弁36をaポジション切り換える。そうすると、油圧ポンプPから作動油が油圧ピストンシリンダユニット30のピストンヘッド室32に供給され、ピストンロット室34の作動油はタンクTへ排出される。これにより、プランジャ20は、所定位置まで駆動される。所定位置まで駆動されたことを検知すると、方向切換弁36はbポジションに切り替わり、ピストンヘッド室32とピストンロット室34はロックされた状態になる。プランジャ20が所定位置まで駆動され、固定側凹部3と可動側凹部13とピストン部21の上面とにより成形品を得るキャビティ14が構成される。
【0016】
別途可塑化された溶融樹脂を従来周知のようにして射出ノズル7から、射出する。溶融樹脂は、スプル5およびランナ23を通ってキャビティ14に充填される。充填圧力により、油圧ピストンシリンダユニット30のピストンヘッド室32には圧力が立つ。充填が進み、ピストンヘッド室32の圧力が設定圧力に達すると、リリーフバルブ37が開き、ピストンヘッド室32中の作動油はその分だけタンクTへ排出され、ピストンヘッド室32の圧力は設定値になる。作動油が排出された分だけプランジャ20は後退し、充填が続行される。このとき、溶融樹脂はプランジャのピストン部21の上面近傍に射出されているので、射出・充填圧は直接的にピストン部21の上面に作用する。このようにして射出・充填されている状態が図2の(イ)に示されている。
【0017】
所定位置までプランジャ20が後退すると、これを検知して、射出・充填を終わる。射出・充填が終わった状態が図2の(ロ)に示されている。冷却固化を待って可動金型10を開く。本実施の形態によると、油圧ピストンシリンダユニット30は、可動金型10の方に取り付けられているので、油圧ピストンシリンダユニット30も、図2の(ハ)に示されているように、可動金型10について開かれる。エジェクタピンが突き出て、スプル5’が付いた状態で成形品Sが突き出される。突き出されている状態が図2の(ニ)に示されている。スプル5’を切り落とす。以下、前述したようにして成形する。保守・点検等のためにプランジャ20を後退させるときは、方向切換弁36をcポジションに切り換える。そうすると、作動油が油圧ピストンシリンダユニット30のピストンロット室34に供給され、プランジャ20は後退する。
【0018】
本実施の形態によると、ランナ23がピストン部21の上面に開口しているので、射出・充填される溶融樹脂は、既に充填された樹脂を介することなく、直接的にピストン部21の上面に作用する。したがって、射出・充填の進み程度に関係無く、常に設定されて射出圧力でプランジャ20が後退し、一定の圧力で射出・充填される。したがって、長手方向に均一な成形品を得ることができる。また、ランナ23が固定金型1の凹部3の内周面と共働して構成されているので、ランナは成形品Sの一部となり、スプル5’(ゲート6’)は1個で後処理が簡単になっている。さらには、プランジャ20が後退してもプランジャ20の凹溝22は、凸部6で閉鎖された形になっているので、溶融樹脂は凸部6を越えて流れない。成形品Sにランナが付くようなことはない。
【0019】
上記実施の形態では、プランジャ20のピストン部21は、成形品と略同じ長さになっているが、ランナ23部分を確保できるような構造で実施すると、ピストン部21は短くすることができる。短くなると、加工が容易になる効果が得られる。また、油圧ピストンシリンダユニット30は、固定金型1の方に取り付けても、さらには図示されていない他の部材に取り付けても実施できる。また、油圧ピストンシリンダユニットに作動油を給排する油圧回路が図示の実施の形態に限定されないことは明らかである。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、本発明によると、固定金型と可動金型に、これらの型で構成されるパーティングラインに平行な凹部が形成され、前記可動金型が固定金型に対して型締めされると、前記凹部により構成される空間と同じ断面形状のプランジャが前記空間内に軸方向に摺動自在に設けられ、前記空間と前記プランジャの上面とにより構成されるキャビティに、射出・充填圧力により前記プランジャを背圧に抗して後退させながら射出・充填するとき、
溶融樹脂を、前記プランジャの側部に長手方向に形成されている凹溝と前記固定金型に形成されている凹部の内周面とにより構成されるランナを介して前記プランジャの上面近傍から、射出・充填圧力が直接的に前記プランジャの上面に作用するようにして、前記キャビティに射出・充填するので、射出・充填圧力は直接的にプランジャに作用する。したがって、成形品の長短に関係無く、常に一定の射出圧力により充填することができ、長手方向あるいは厚肉方向に均一な成形品を得ることができる。また、本発明によると、射出成形により厚肉長尺品を成形するので、樹脂の種類に限定されない効果も得られる。
また、他の発明によると、溶融樹脂をプランジャの側部に長手方向に形成されている凹溝と固定金型に形成されている凹部の内周面とにより構成されるランナを介して前記プランジャの上面近傍から、射出・充填圧力が直接的に前記プランジャの上面に作用するようにして、キャビティに射出・充填するので、ランナに充填される樹脂は成形品の一部となり、上記のような効果に加えてランナを切り落とす等の仕上げ加工が不要になる効果がさらに得られる。
さらには、固定金型の、プランジャに対向した位置で、プランジャの上面から見てスプルを越えた位置に、プランジャのランナを構成する凹溝に摺動自在な凸部が形成されている金型の発明によると、この金型により成形される成形品には、スプルとランナを介して充填されるにも拘わらずランナは付かない。したがって、成形品の仕上げ加工が簡単になる効果が付加される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を一部断面にして模式的に示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態の作用を模式化して示す図で、その(イ)は、射出・充填がある程度進んだ状態を、その(ロ)は終了した状態を、その(ハ)は可動金型を開いた状態を、そしてその(ニ)は成形品が突き出されている状態を、それぞれ示す側面図である。
【図3】従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 固定金型 3 固定側凹部
5 スプル 6 凸部
10 可動金型 13 可動側凹部
14 キャビティ 20 プランジャ
22 凹溝 23 ランナ
30 油圧ピストンシリンダユニット
P パーティングライン
S 成形品

Claims (4)

  1. 固定金型と可動金型に、これらの型で構成されるパーティングラインに平行な凹部が形成され、前記可動金型が固定金型に対して型締めされると、前記凹部により構成される空間と同じ断面形状のプランジャが前記空間内に軸方向に摺動自在に設けられ、前記空間と前記プランジャの上面とにより構成されるキャビティに、射出・充填圧力により前記プランジャを背圧に抗して後退させながら射出・充填するとき、
    溶融樹脂を、前記プランジャの側部に長手方向に形成されている凹溝と前記固定金型に形成されている凹部の内周面とにより構成されるランナを介して前記プランジャの上面近傍から、射出・充填圧力が直接的に前記プランジャの上面に作用するようにして、前記キャビティに射出・充填することを特徴とする厚肉長尺品の射出成形方法。
  2. 請求項1に記載の射出成形方法において、背圧を油圧により付与する厚肉長尺品の射出成形方法。
  3. 固定金型と、可動金型と、プランジャとからなり、前記固定金型と可動金型のパーティングライン側には該パーティングラインに平行な凹部が形成され、前記プランジャが前記可動金型が固定金型に対して型締めされると、前記凹部により構成される空間内に背圧が付与された状態で長手方向に摺動自在に設けられ、前記空間と前記プランジャの上面とによりキャビティが構成さるようになっている金型であって、
    前記プランジャの表面の側部には、一方は溶融樹脂が射出されるスプルに、他方が前記キャビティに達する凹溝が形成され、前記固定金型と可動金型とが型締めされると、前記凹溝と前記固定金型の凹部の内周面とによりランナが形成されることを特徴とする厚肉長尺品の射出成形用金型。
  4. 請求項3に記載の金型において、固定金型の、プランジャに対向した位置で、前記プランジャの上面から見てスプルを越えた位置には、前記プランジャの凹溝(22)に摺動自在な凸部(6)が形成されている厚肉長尺品の射出成形用金型。
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