JPH02160879A - 自動車用塗料組成物 - Google Patents

自動車用塗料組成物

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JPH02160879A
JPH02160879A JP63227094A JP22709488A JPH02160879A JP H02160879 A JPH02160879 A JP H02160879A JP 63227094 A JP63227094 A JP 63227094A JP 22709488 A JP22709488 A JP 22709488A JP H02160879 A JPH02160879 A JP H02160879A
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理 磯崎
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Shinji Sugiura
杉浦 新治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車用塗料組成物に関する。
従来の技術及びその問題点 自動車車体用塗料において、仕上り外観、塗膜性能等の
向上に対する要求とともに、エネルギーコスト低減の目
的や鋼板基材とプラスチック基材が一体となった自動車
外板において、同一塗料で一体塗装を可能とすることを
目的として1.低温硬化性塗料の開発に対する強い要求
がある。
自動車用上塗塗料として現在主流を占める塗料は、ポリ
エステル樹脂/メラミン樹脂系(ソリッドカラー)、熱
硬化性アクリル樹脂/メラミン樹脂系(メタリックカラ
ー及び2コート・1ベークトツプクリアコート)等であ
るが、これらの塗料は高度平滑性の追求において限界に
近く、また、各種塗膜特性も改善の余地がある。また、
低温硬化性は120°C程度が限度であり、より低温で
硬化させることは困難である。低温硬化性の上塗塗料と
しては、ポリエステル樹脂/脂肪族又は脂環族ポリイソ
シアネート系、熱硬化性アクリル樹脂/脂肪族又は脂環
族ポリイソシアネート系等の2液形の塗料が知られてい
るが、このような2波形の塗料では、使用直前に両成分
を混合する必要があり、2液形塗料のための専用の塗装
機や塗装設備が必要となる。更にイソシアネート硬化剤
は、毒性が強いという問題点もある。また、脂肪族イソ
シアネートを用いる場合には、残存するイソシアネート
基の湿気による分解や1級アミンの生成による黄変とい
う問題点もある。
一方、自動車用中塗塗料についても、塗膜の平滑性、下
塗塗膜の粗度隠蔽性等の向上、ハイソリッド化等の要求
とともに、低温硬化性の塗料の開発も強く望まれている
。自動車用中塗塗料として現在主流を占める塗料は、ポ
リエステル樹脂/メラミン樹脂系のものであるが、この
塗料については塗面平滑性をより向上させることや超ハ
イソリッド塗料化することは困難であり、また低温硬化
性は、120℃程度が限界である。中塗塗料においても
、ポリイソシアネート硬化形の2液性塗料の使用によっ
て、低温硬化は可能となるが、上塗塗料と同様に、専用
の塗装機や塗装設備が必要となり、また硬化剤の毒性の
問題もある。
問題点を解決するための手段 本発明者は、上記した如き従来技術の問題点を解決すべ
く鋭意研究を重ねてきた。その結果、水酸基、アルコキ
シル基等の遊離の官能基を2個以上有する特定のポリシ
ロキサン系マクロモノマーとオキシラン基含有ビニルモ
ノマーとを単量体成分として含有するビニル共重合体、
又は上記特定のポリシロキサン系マクロモノマーを必須
単量体成分とする重合体とオキシラン基含有ビニル単量
体を必須単量体成分とする重合体との混合物を基体樹脂
とし、これに、アルミニウムキレート化合物、チタニウ
ムキレート化合物及びジルコニウムキレート化合物の少
なくとも1種のキレート化合物を配合した塗料組成物は
、単量体成分であるポリシロキサン系マクロモノマー中
に存在するシラノール基や該マクロモノマー中のアルコ
キシル基の加水分解によって生じるシラノール基と、他
の単量体成分であるオキシラン基含有ビニルモノマー中
のオキシラン基とが架橋官能基となり、100°C以下
の低温においても、表面と内部で同時に硬化反応が進行
し、しかも硬化物の表面と内部と′で硬化の程度の差が
少なく、チヂミを生じ難いものであり、自動車用上塗塗
料、中塗塗料等として好適に使用し得るものであること
を見出した。
また、上記塗料組成物に、更に、1分子中に少なくとも
2個のオキシラン基を含有する数平均分子m2000以
下の低分子量化合物を配合することによって、均一硬化
性や平滑性の良好なハイソリッド塗料が容易に得られる
ことを見出した。
即ち、本発明は、以下に示す自動車用塗料を提供するも
のである。
[1](A)(イ)i)一般式 %式%(1) (式中、R1は炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基もしく
はフェニル基を、R2、R3及びR4は炭素数1〜4の
アルコキシル基もしくは水酸基を示す。) で表わされる化合物(a)70〜99.999モル%と 一般式 %式% (式中、R5は水素原子もしくはメチル基を、R6、R
7及びR8は水酸基、炭素数1〜4のアルコキシル基も
しくは炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基を示す。但し、
R6、R7及びR8のすべてが炭素数1〜8の脂肪族炭
化水素基であることはない。nは1〜6の整数を示す。
) で表わされる化合物(b)30〜0.001モル%とを
反応させてなり、水酸基及びアルコキシル基から選ばれ
た遊離の官能基を1分子当り2個以上有し、かつ数平均
分子量が400〜1oooooであるポリシロキサン系
マクロモノマー、及び ii)オキシラン基含有ビニルモノマーを単量体成分と
して含有する共重合体、又は(ロ)上記ポリシロキサン
系マクロモノマーを必須単量体成分として含有する重合
体(I)とオキシラン基含有ビニルモノマーを必須単量
体成分とする重合体(II)との混合物 からなる基体樹脂100重賃1、並びに(B)アルミニ
ウムキレート化合物、チタニウムキレート化合物及びジ
ルコニウムキレート化合物の少なくとも1種からなるキ
レート化合物0゜1〜30重量部 を含有することを特徴とする自動車用塗料組成物。
■ 1分子中に少なくとも2個のオキシラン基を含有す
る数平均分子ff12000以下の化合物を基体樹脂1
00重量部に対して5〜60重量部含有する上記■に記
載の自動車用塗料組成物。
本発明自動車用塗料組成物では、基体樹脂としては、一
般式 %式%(1) (式中、R1s R2、R3及びR4は上記に同じ)で
表わされる化合物(a)と、 一般式 /R5 CH2=CCOO(CH2)   S i   R−r
口 \R8 R5・・・・・・(2) (式中、R5、R6、R7、R8及びnは上記に同じ) で表わされる化合物(b)とを反応させることに得られ
るポリシロキサン系マクロモノマーとオキシラン基含有
ビニルモノマーとを単量体成分として含有するビニル共
重合体、又は上記ポリシロキサン系マクロモノマーを必
須単量体成分とする重合体(I)と、オキシラン基含有
ビニルモノマーを必須単量体成分とする重合体(n)と
の混合物を用いる。
上記ポリシロキサン系マクロモノマーは、主骨格がシロ
キサン結合で措成され、この主骨格のSiに脂肪族炭化
水素基、フェニル基、水酸基、アルコキシル基、重合性
不飽和結合等が直接もしくは間接的に結合しているもの
である。
上記化合物(a)において、R1は、炭素数1〜8の脂
肪族炭化水素基又はフェニル基を示し、R2、R3及び
R4は炭素数1〜4のアルコキシル基又は水酸基を示す
。R2、R3及びR4は、すべて同一でも一部又は全部
が異なっていてもさしつかえない。
化合物(’a)において、炭素数1〜4のアルコキシル
基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基、ブトキシ基等の直鎖又は分枝したもの等を挙げる
ことができ、また炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基とし
てはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペン
チル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基等の直鎖
又は分枝したもの等を挙げることができる。
上記化合物(a)において、R1としてはメチル基、フ
ェニル基が特に好ましい。R2、R3及びR4としては
特にメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ
基、水酸基が好ましい。化合物(a)の好ましい具体例
としては、メチルトリメトキシシラン、フェニルトリメ
トキシシラン、ブチルトリメトキシシラン、メチルトリ
エ]・キシシラン、メチルトリブトキシシラン、フェニ
ルトリシラノール、メチルトリシラノールなどが挙げら
れる。これらのうちメチルトリメトキシシラン、フェニ
ルトリメトキシシラン、フェニルトリシラノールなどが
特に好ましく用いられる。化合物(a)は、単独又は組
合わせて用いることができる。
上記化合物(b)において、R5は水素原子又はメチル
基を示し、R6、R7及びR8は水酸基、炭素数1〜4
のアルコキシル基又は炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基
を示す。nは1〜6の整数を示す。R6、R7及びR8
はすべて同一でも一部又は全部が異なってもよいが、す
べてが炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基であってはなら
ない。
化合物(b)における炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基
及び炭素数1〜4のアルコキシル基としては、化合物(
a)におけるものと同様のものを挙げることができる。
R6、R7及びR8としては特にメトキシ基、エトキシ
基、水酸基が好ましく、nは特に2〜4の範囲が好まし
い。化合物(b)の好ましい具体例としては、γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリ
ロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−アクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシブチ
ルトリエトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリ
シラノール等が挙げられる。
これらのうち、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシ
ラン、γ−アクリロキシプロピルトリシラノール等が特
に好ましい。化合物(b)は、単独又は適宜組合わせて
用いることができる。
本発明において、ポリシロキサン系マクロモノマーは、
上記化合物(a)と化合物(b)とを混合し、反応させ
ることによって得られる。両化合物の混合比率は、該両
化合物の合計量にもとづいて、化合物(a)が70〜9
9.999モル%、好ましくは90〜99.9モル%、
より好ましくは95〜99モル%、化合物(b)が30
〜0.001モル%、好ましくは10〜0.1モル%、
より好ましくは5〜1モル%の範囲内である。
化合物(a)が70モル%より少なくなると共重合反応
でゲル化し易く、一方99’、999モル%よりも多く
なると共重合しないポリシロキサン量が多くなり樹脂液
ににごりが生ずるので好ましくない。
化合物(a)と化合物(b)との反応は、両化合物が有
する水酸基、又はアルコキシル基が加水分解して生ずる
水酸基が脱水縮合することにより行なわれる。この際、
反応条件によっては脱水縮合のみではなく、−邪説アル
コール縮合も起こる。
この反応は、無溶媒でも行なうことができるが、化合物
(a)及び化合物(b)を溶解できる有機溶媒、又は水
を溶媒として行なうことが好ましい。
この様な有機溶媒としては、好ましくは、ヘプタン、ト
ルエン、キシレン、オクタン、ミネラルスピリット等の
炭化水素系溶媒、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸イ
ソブチル、メチルセロソルブアセテート、ブチルカルピ
トールアセテート等のエステル系溶媒、メチルエールケ
)・ン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン
等のケトン系溶媒、エタノール、インプロパツール、n
−ブタノール、5ec−ブタノール、イソブタノール等
のアルコール系溶媒、n−ブチルエーテル、ジオキサン
、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレング
リコールモノエチルエーテル等のエーテル系溶媒等を使
用できる。これらの溶媒は単独又は適宜組み合わせて用
いることができる。
溶液状態で用いる場合の化合物(a)と化合物(b)の
濃度は、合計量として5重量%程度以上とすることが適
当である。
本発明における化合物(a)と化合物(b)との反応で
は、反応温度は、通常20〜180℃程度が適当であり
、好ましくは50〜120°C程度である。また、反応
時間は、通常1〜40時間程度とするのが適当である。
また、この反応において、必要に応じて、重合禁止剤を
添加してもよい。重合禁止剤は、化合物(b)に含まれ
る不飽和結合が化合物(a)との反応中に重合するのを
防ぐために有効であって、具体的には、例えばハイドロ
キノン、ハイドロキノンモノメチルエーテルなどが使用
できる。
また、このポリシロキサン系マクロモノマーの製造にお
いて、上記化合物(a)と化合物(b)との反応系中に
、更にテトラアルコキシシランやジアルキルジアルコキ
シシランなどを添加しても差支えなく、該両化合物の2
0モル%程度以下で添加することができる。
化合物(a)と化合物(b)との反応において、R2、
R3、R4、R6、R7及びR8がすべて水酸基である
場合には、有機溶媒中で加熱攪拌下に脱水縮合すること
が好ましい。
また、化合物(a)及び(又は)化合物(b)が、Si
に結合するアルコキシル基を有するときには、縮合に先
立って加水分解させるのが好ましく、通常水及び触媒の
存在下で加熱攪拌することにより加水分解反応及び縮合
反応を連続して行なうことができる。この場合の水の使
用量は、特に限定されないが、アルコキシル基1モル当
り約0.1モル以上とするのが好ましい。約0,1モル
よりも少なくなると両化合物の反応が低下するおそれが
ある。最も好ましいのは、水を溶媒として大過剰に用い
る方法である。また、この反応において、水と水溶性有
機溶媒とを併用すれば、縮合により水に難溶性のアルコ
ールが生成する場合に反応系を均一化することができる
。水溶性有機溶媒としては、前記したアルコール系、エ
ステル系、エーテル系、ケトン系などのものを好ましく
使用できる。この加水分解反応の触媒としては、酸触媒
又はアルカリ触媒が使用でき、具体的には、酸触媒とし
て塩酸、硫酸、リン酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、ア
クリル酸、メタクリル酸などが使用でき、アルカリ触媒
として水酸化ナトリウムミトリエチルアミン、アンモニ
ア等が使用できる。
触媒の添加量は、上記化合物(a)と化合物(b)との
合計量に対し、0.0001〜5重量%程度好ましくは
0.01〜0.1重量%程度の範囲内が適している。
本発明では、ポリシロキサン系マクロモノマーとしては
、数平均分子量が400〜100000程度、好ましく
は1000〜20000程度のものを用いる。数平均分
子量が40,0程度未満では共重合時にゲル化し易い傾
向にあり、また100000程度を越えると相溶性が低
下する傾向にあるので好ましくない。
本発明において、化合物(a)と化合物(b)との反応
によって得られるポリシロキサン系マクロモノマーの主
骨格はシロキサン結合によって構成され、その主骨格の
構造は、主として長鎖(l i near)状、梯子(
l adder)状又はこれらの混合系等からなる。こ
れらのうち梯子状の構造からなるもの又は混合系であっ
て、梯子状の部分を多く有するものを使用するのが耐水
性、耐熱性、耐光性等の点から好ましい。これらの構造
は、化合物(a)と化合物(b)との混合比率、水なら
びに酸触媒などの配合nなどによって任意に選択できる
。そして、該ポリシロキサン系マクロモノマーはこのシ
ロキサン結合のSiに、前記−殺伐%式% いずれかなどが結合している構造であって、Siに結合
した水酸基及び/又は炭素数が1〜4のアルコキシル基
等の遊離の官能基(即ち、シラノール基及び/又はアル
コキシシラン基)を1分子当り2個以上有する。
また、該ポリシロキサン系マクロモノマーは、重合性不
飽和結合を1分子当り平均して、0.2〜1.9個有す
ることが好ましく、0.6〜1.4個有することがより
好ましく、0.9〜1.2個有することが最も好ましい
。重合性不飽和結合が少な過ぎると、該マクロモノマー
とじニルモノマーとの共重合反応生成物が白濁し易く、
一方重合性不飽和結合が多過ぎると、共重合反応中にゲ
ル化するおそれがあるので好ましくない。
ここで、該マクロモノマー中の不飽和結合数は以下の方
法によって求めることができる。
■ 化合物(a)及び化合物(b)の割合を適宜変えて
、同一条件で反応させて、各種のポリシロキサン系マク
ロモノマーを得る。
■ 得られた各マクロモノマーについて、非官能性ビニ
ルモノマーの使用割合を変化させて、各種のビニル共重
合体を合成する。
■ 得られたビニル共重合体の分子全分布をゲルパーメ
ーション りロマトグラフイー(G、 P。
C,)によって求める。
■ マクロモノマーと非官能性ビニルモノマーとの使用
割合を変えた場合にも、得られる共重合体のピーク分子
」(最も含有率の高い分子量)がほぼ同一゛で、しかも
分布曲線がモノピークとなり、低分子量成分(不飽和結
合成分を持っていないマクロモノマー)や高分子量成分
(不飽和結合を2個以上有するマクロモノマーの共重合
体)の分布が認められない場合には、用いられたマクロ
モノマーは、1分子中に重合性不飽和結合を平均1子有
するものといえる。
■ その他のマクロモノマーについては、化合物(a)
の使用モル数を〔a〕、化合物(b)の使用モル数を[
b)とし、平均−個の重合性不飽和結合を有するマクロ
モノマーを得る場合に用いられた化合物(a)のモル数
を〔a1〕、化合物(b)のモル数を〔b1〕とすると
、によってマクロモノマー中の平均の重合性不飽・和結
合数が求められる。
例えば化合物(b)/化合物(a)=1/20(モル比
)の場合に重合性不飽和結合数1個のマクロモノマーが
得られるとすれば、化合物(b)/化合物(a ) =
 0 、 9 / 20の場合には、重合不飽和結合を
平均0.9個有するマクロモノマーが得られる。
本発明で用いるビニル重合体のもう一つの単量体成分で
あるオキシラン基含有ビ斗ルモノマーとしては、例えば
下記の各−殺伐で表わされるものg 0 を挙げることができる。
〔各−殺伐中、R9は水素原子又はメチル基を、RI 
Oは炭素数1〜6の2価の脂肪族飽和炭化水素基を、R
1lは炭素数1〜10の2価の炭化水素基を示す。Tは
0〜10の整数を示す。〕これらのオキシラン基含有ビ
ニルモノマーの内、特に脂環式オキシラン基含有ビニル
モノマーを用いるのが、硬化性の点から好ましい。
上記において、炭素数1〜6の2価の脂肪族飽和炭化水
素基としては、直鎖又は分枝アルキレン例えばメチレン
、エチレン、プロピレン、テトラメチレン、エチルエチ
レン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン基等を挙げるこ
とができる。また、炭素数1〜10の2価の炭化水素基
としては、例えばメチレン、エチレン、プロピレン、テ
トラメチレン、エチルエチレン、ペンタメチレン、ヘキ
本発明塗料組成物において用いる基体樹脂は、上記した
ポリシロキサン系マクロモノマーとオキシラン基含有ビ
ニルモノマーとを単量体成分として用いてなるビニル共
重合体である。該共重合体では、必要に応じて、上記単
量体成分以外に、他の重合性ビニルモノマーを単量体成
分として用いることもできる。
この様な他の重合性ビニルモノマーとしては、望まれる
性能に応じて広範に選択することができる。斯かる不飽
和単量体の代表例を示せば次の通りである。
(a)  アクリル酸又はメタクリル酸のエステル:例
えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリ
ル酸ラウリル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸イソプロピル
、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタク
リル酸オクチル、メタクリル酸ラウリル等のアクリル酸
又はメタクリル酸の炭素数1〜18のアルキルエステル
;アクリル酸メトキシブチル、メタクリル酸メトキシブ
チル、アクリル酸メトキシエチル、メタクリル酸メトキ
シエチル、アクリル酸エトキシブチル、メタクリル酸エ
トキシブチル等のアクリル酸又はメタクリル酸の炭素数
2〜18のアルコキシアルキルエステル;アリルアクリ
レート、アリルメタクリレート等のアクリル酸又はメタ
クリル酸の炭素数2〜8のアルケニルエステル:ヒドロ
キシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレ
ート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプ
ロピルメタクリレート等のアクリル酸又はメタクリル酸
の炭素数2〜8のヒドロキシアルキルエステル;FA−
1、FA−3、FM−1、FM−3(いずれも商標名、
ダイセル社製)等のアクリル酸またはメタクリル酸のヒ
ドロキシアルキルエステルとε−カプロラクトンの付加
物;アリルオキシエチルアクリレート、アリルオキシメ
タクリレート等のアクリル酸又はメタクリル酸の炭素数
3〜18のアルケニルオキシアルキルエステル。
(b)  ビニル芳香族化合物:例えば、スチレン、α
−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−クロルスチレ
ン。
(C)  ポリオレフィン系化合物:例えは、ブタジェ
ン、イソプレン、クロロブレン。
(d)  その他:アクリロニトリル、メタクリレート
リル、メチルイソプロペニルケトン、酢酸ビニルベオバ
モノマー(シェル化学製品)、ビニルプロピオネート、
ビニルピバレート等。
本発明塗料組成物で基体樹脂として用いるポリシロキサ
ン系マクロモノマーとオキシラン基含有ビニルモノマー
とを単量体成分として含有するビニル共重合体では、各
単量体の使用mは、上塗塗料として用いる場合には、ポ
リシロキサン系マクロモノマー1〜70重量%、好まし
くは5〜50重量%、オキシラン基含有ビニルモノマー
2〜70重量%、好ましくは5〜50重量%、その他の
重合性ビニルモノマー0〜97重量%、好ましくは0〜
90重量%とすることが好ましい。ポリシロキサン系マ
クロモノマーが1重量%未満では、硬化物の耐スリキズ
性、耐溶剤性、耐水性、耐候性等が劣るものとなり、ま
た70重量%を上回ると硬化物の物性が劣るものとなる
ので好ましくない。また、オキシラン基含有ビニルモノ
マーが2重量%未満では、耐スリキズ性、耐溶剤性、耐
水性、硬度等が劣るものとなり、一方70重貴%を上回
ると硬化物の物性が劣るものとなるので好ましくない。
・また中塗塗料として用いる場合には、ポリシロキサン
系マクロモノマー0.5〜50重量%、好ましくは1〜
40重回%、オキシラン基含有ビニルモノマー2〜70
重量%、好ましくは5〜50重量%、その他の重合性ビ
ニルモノマー0〜97型組%、好ましくは0〜90重量
%とすることが好ましい。ポリシロキサン系マクロモノ
マーが0.5重合%未満では、鮮映性、耐衝撃性、耐チ
ッピング性が劣るものとなり、一方50重量%を上回る
と上塗との付着性が低下する。オキシラン基含有ビニル
モノマーが2重合%未満では鮮映性、耐衝撃性、耐チッ
ピング性が劣るものとなり、70重1%を上回ると塗膜
の物性が劣るものとなるので好ましくない。尚、その他
の重合性ビニルモノマーとして、ヒドロキシ基を有する
モノマーを全モノマー量に対して5〜30重景%重量す
ることが硬化性の点から好ましい。
上記共重合体は、通常のアクリル樹脂やビニル樹脂等の
合成反応と同様の方法、条件で得ることができる。この
様な合成反応の一例として、各単量体成分を有機溶剤に
溶解もしくは、分散せしめ、ラジカル重合開始剤の存在
下で6o〜180 ’C程度の温度で攪拌しながら加熱
する方法を示すことができる。反応時間は、通常1〜1
0時間程度とすればよい。また、有機溶剤としては、前
述したものと同様のアルコール系溶媒、エーテル系溶媒
、エステル系溶媒、炭化水素系溶媒等を使用できる。
炭化水素系溶媒を用いる場合には、溶解性の点から他の
油媒を併用することが好ましい。またラジカル開始剤と
しては、通常用いられているものをいずれも用いること
ができ、その−例として、過酸化ベンゾイル、t−ブチ
ルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、等の過酸化
物、アゾビスイソブチルニトリル、アゾビスジメチルバ
レロニトリル等のアゾ化合物等を示すことができる。
上記共重合体は、数平均分子!3000〜30000程
度のものが好ましく、5000〜20000程度のもの
がより好ましい。
本発明塗料組成物を自動車用上塗塗料として用いる場合
には、上記共重合体の数平均分子量が3000朱謂では
、硬化物の耐スリキズ性、硬度、耐溶剤性、耐水性等が
劣るものとなり、一方30000を上回ると鮮映性に劣
るものとなるので好ましくない。また中塗塗料として用
いる場合には、数平均分子量が3000未満では、上塗
塗料を塗布した場合に、膨潤して、上塗の鮮映性が低下
し、一方30000を上回るとハイソリッド化ができず
、下地の隠蔽性が不充分となって、凹凸をひろい、平滑
性が低下するので好ましくない。
本発明塗料組成物では、基体樹脂としては、上記したポ
リシロキサン系マクロモノマーとオキシラン基含有ビニ
ルモノマーを単量体成分とするビニル共重合体に代えて
、上記ポリシロキサン系マクロモノマーを必須単全体成
分とする重合体(I)とオキシラン基含有ビニルモノマ
ーを必須単量体とする重合体(II)との混合物を用い
ることができる。
この重合体の混合物において用いるポリシロキサン系マ
クロモノマーを必須成分とする重合体(I)としては、
上記ポリシロキサン系マクロモノマーの単独重合体、又
は該ポリシロキサン系マクロモノマーとその他の重合性
ビニルモノマーとの共重合体が挙げられる。重合性ビニ
ルモノマーとしては、望まれる性能に応じて広範に選択
することができ、例えば、前記したポリシロキサン系マ
クロモノマーとオキシラン基含有ビニルモノマーとの共
重合体において、必要に応じて加えられるものとして例
示された重合性ビニルモノマーを用いることができる。
上記したその他の重合性ビニルモノマーを用いてポリシ
ロキサン系マクロモノマーと共重合させ共重合体を得る
際のその他の重合性ビニルモノマーは、共重合体固型分
換算で5〜99重量%、好ましくは30〜90重量%の
範囲で配合することができる。また上記した重合性ビニ
ルモノマー以外にもアクリル酸、メタクリル酸、クロト
ン酸等のモノカルボン酸不飽和単量体;フマル酸、マレ
イン酸、イタコン酸等のジカルボン酸及びこれらの無水
物の不飽和単量体及び無水ジカルボン酸のモノエステル
化物の不飽和単量体等をそれぞれ共重合体固型分換算で
10重量%以下及び5重合%以下の範囲で配合すること
ができる。
重合体の混合物におけるもう一方の重合体であるオキシ
ラン基含有ビニルモノマーを必須重合体成分とする重合
体(II)としては、オキシラン基含有ビニルモノマー
の単独重合体もしくは該オキシラン基含有ビニルモノマ
ーと上記したと同様のその他の重合性とニルモノマーと
の共重合体が使用できる。オキシラン基含有ビニルモノ
マーとしては、例えば前記した一般式(3)〜(18)
のビニルモノマーを用いることができる。
父上記したオキシラン基含有とニルモノマーの使用量は
、通常、重合体(n)に対して約3〜100重量%、好
ましくは約20〜100重量%の範囲である。配合量が
約3重量%より少ないと硬化物の硬化性が低下する。
上記重合体(I)及び(II)は、通常のアクリル樹脂
やビニル樹脂等の合成反応と同様の方法、条件で得るこ
とができる。この様な合成反応の一例として、単量体成
分を有機溶剤に溶解もしくは、分散せしめ、ラジカル重
合開始剤の存在下で60〜180°C程度の温度で撹拌
しながら加熱する方法を示すことができる。反応時間は
、通常1〜10時間程度とすればよい。また、有機溶剤
としては、前述したものと同様のアルコール系溶媒、エ
ーテル系溶媒、エステル系溶媒、炭化水素系溶媒等を使
用できる。炭化水素系溶媒を用いる場合には、溶解性の
点から他の溶媒を併用することが好ましい。またラジカ
ル開始剤としては、通常用いられているものをいずれも
用いることができ、その−例として、過酸化ベンゾイル
、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート等
の過酸化物、アゾビスイソブチルニトリル、アゾビスジ
メチルバレロニトリル等のアゾ化合物等を示すことがで
きる。
上記重合体は、数平均分子ff13000〜20000
0程度のものが好ましく、10000〜80000程度
のものがより好ましい。
かくして得られた重合体(I)及び重合体(II)は、
両者の総合計酋を基準として、重合体(I)5〜95重
量%、また重合体(II)95〜5重量%の範囲で配合
される。重合体(I)が5重量%より少ないか、重合体
(ロ)が95重量%より多いと、硬化性が低下し、他方
重合体(I)が95重量%より多いか、または重合体(
II)が5重量%より少ないと、硬化物の物性が低下し
、チヂミが発生し易くなるので好ましくない。
本発明においては、架橋反応硬化剤としては、アルミニ
ウムキレート化合物、チタニウムキレート化合物及びジ
ルコニウムキレート化合物の少なくとも1種からなるキ
レート化合物を用いる。また、これらのキレート化合物
の内、ケト・エノール互変異性体を構成し得る化合物を
安定なキレート環を形成する配位子として含むキレート
化合物が好ましい。
ケト・エノール互変異性体を構成し得る化合物としては
、β−ジケトン類(アセチルアセトン等)、アセト酢酸
エステル類(アセト酢酸メチル等)、マロン酸エステル
類(マロン酸エチル等)、及びβ位に水酸基を有するケ
トン類(ダイアセトンアルコール等)、β位に水酸基を
有するアルデヒド類(サリチルアルデヒド等)、β位に
水酸基を有するエステル類(サリチル酸メチル)等を使
用することができる。特に、アセト酢酸エステル類、β
−ジケトン類を使用すると好適な結果が得られる。
アルミニウムキレート化合物は、例えば一般式 〔式中、RI2の各々は、同一または異なって、炭素数
1〜20のアルキル基又はアルケニル基を示す。〕 で表わされるアルミニウムアルコラード類1モルに対し
、上記ケト・エノール互変異性体を構成し・得る化合物
を通常1〜3モル程度のモル比で混合し、必要に応じて
加熱することにより好適に調製することができる。
炭素数1〜20のアルキル基としては、メチル、エチル
、n−プロピル、1so−プロピル、n−ブチル、1s
o−ブチル、5ec−ブチル、tert−ブチル、ペン
チル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル
、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、
オクタデシル基等を、アルケニル基としては、ビニル、
アリル基等をそれぞれ例示できる。
一般式(19)で表わされるアルミニウムアルコラード
類としては、アルミニウムトリメトキシド、アルミニウ
ムトリエトキシド、アルミニウムトリーn−プロポキシ
ド、アルミニウムトリイソプロポキシド、アルミニウム
トリーn−ブトキシド、アルミニウムトリイソブトキシ
ド、アルミニウムトリー5ec−ブトキシド、アルミニ
ウムトリーtert−ブトキシ等があり、特にアルミニ
ウムトリイソプロポキシド、アルミニウムトリーsee
 −ブトキシド、アルミニウムトリーn−ブトキシド等
を使用するのが好ましい。
チタニウムキレート化合物は、例えば 一般式 〔式中、mは0〜10の整数、R13の各々は同−又は
異なって、炭素数1〜2oのアルキル基又はアルケニル
基を示す。〕 で表わされるチタネート類中のTi1モルに対し、上記
ケト・エノール互変異性体を構成し得る化合物を通常1
〜4モル程度のモル比で混合し、必要に応じて加熱する
ことにより好適に調製することができる。炭素数1〜2
0のアルキル基及びアルケニル基は、前記と同様である
一般式(20)で表わされるチタネート類としては、m
が0のものでは、テトラメチルチタネート、テトラエチ
ルチタネート、テトラ−n−プロピルチタネート、テト
ライソプロピルチタネート、テトラ−n−ブチルチタネ
ート、テトライソブチルチタネート、テトラ−tert
−ブチルチタネート、テトラ−n−ペンチルチタネート
、テトラ−n −へキシルチタネート、テトライソオク
チルチタネート、テトラ−n−ラウリルチタネート等が
あり、特にテトライソプロピルチタネート、テトラ−n
−ブチルチタネート、テトライソブチルチタネート、テ
トラ−tert−ブチルチタネート等を使用すると好適
な結果を得る。また、mが1以上のものについては、テ
トライソプロピルチタネート、テトラ−n−ブチルチタ
ネート、テトライソブチルチタネート、テトラ−ter
t−ブチルチタネートの2景体から11量体(一般式(
20)におけるm−1〜10)のものが好適な結果を与
える。
ジルコニウムキレート化合物は、例えば一般式 〔式中、mはO〜10の整数、R+aの各々は同−又は
異なって、炭素数1〜20のアルキル基又はアルケニル
基を示す。〕 で表わされるジルコネート類中のZr1モルに対し、上
記ケト・エノール互変異性体を176成し得る化合物を
通常1〜4モル程度のモル比で混合し、必要に応じて加
熱することにより好適に調製することができる。炭素数
1〜20のアルキル基及びアルケニル基は、前記と同様
である。
一般式(21)で表わされるジルコネート類としては、
テトラエチルジルコネート、テトラ−n−プロピルジル
コネート、テトライソプロピルジルコネート、テトラ−
n−プロルジルコネート、テトラ−8ec−ブチルジル
コネート、テトラ−tert−ブチルジルコネート、テ
トラ−n−ペンチルジルコネート、テトラ−tert−
ペンチルジルコネート、テトラ−tert−へキシルジ
ルコネート、テトラ−n−へブチルジルコネート、テト
ラ−n−オクチルジルコネート、テトラ−n−ステアリ
ルジルコネート等があり、特にテトライソプロピ、ルジ
ルコネート、テトラ−n−プロピルジルコネート、テト
ライソブチルジルコネート、テトラ−n−ブチルジルコ
ネート、テトラ−5ee−ブチルジルコネート、テトラ
−tert−ブチルジルコネート等を使用すると好適な
結果を得る。また、mが1以上のものについては、テト
ライソプロピルジルコネート、テトラ−n−プロピルジ
ルコネート、テトラ−n−ブチルジルコネート、テトラ
イソブチルジルコネート、テトラ−8ec−ブチルジル
コネート、デトラーtert−ブチルジルコネートの2
n体から11量体(一般式(21)におけるm=1〜1
0)のものが好適な結果を与える。また、これらジルコ
ネート類同志が会合した構成単位を含んでいても良い。
而して、本発明における特に好ましいキレート化合物と
しては、ジイソプロピレートエチルアセトアセテートア
ルミニウム、トリス(エチルアセトアセテート)アルミ
ニウム、トリス(n−プロピルアセトアセテート)アル
ミニウム、トリス(イソプロピルアセトアセテート)ア
ルミニウム、トリス(n−ブチルアセトアセテート)ア
ルミニウム、イソプロポキシビスエチルアセトアセ元−
トアルミニウム、ジイソプロポキシエチルアセトアセテ
ートアルミニウム、トリス(アセチルアセトナート)ア
ルミニウム、トリス(エチルアセトナート)アルミニウ
ム、ジイソプロピレートエチルアセトナートアルミニウ
ム、モノアセチルアセトナート・ビス(エチルアセトナ
ート)アルミニウム、モノエチルアセトアセテートビス
(アセチルアセトナート)アルミニウム、トリス(イソ
プロピレート)アルミニウム、トリス(see−ブチレ
ート)アルミニウム、ジイソプロピレートモノ−5ee
−ブトキシアルミニウム、トリス(アセチルアセトン)
アルミニウム等のアルミニウムキレート化合物;ジイソ
プロポキン・ビス(エチルアセトアセテート)チタネー
ト、ジイソプロポキシ・ビス(アセチルアセテート)チ
タネート、ジイソプロポキシ・ビス(アセチルアセトン
)チタネート等のチタニウムキレート化合物;テトラキ
ス(アセチルアセトン)ジルコニウム、テトラキス(n
−プロピルアセトアセテート)ジルコニウム、テトラキ
ス(アセチルアセトナート)ジルコニウム、テトラキス
(エチルアセトアセテート)ジルコニウム等のジルコニ
ウムキレート化合物を挙げることができる。
本発明′においては、架橋反応硬化剤として用いるキレ
ート化合物としては、アルミニウムキレート化合物、ジ
ルコニウムキレート化合物及びチタニウムキレート化合
物のいずれか1種を用いても良いし、2種以トを適宜併
用しても良い。
本発明塗料組成物では、架橋硬化剤としてのキレート化
合物の配合貴は、前記ポリシロキサン系マクロモノマー
及びオキシラン基含有ビニルモノマーを単量体成分とし
て含有するビニル共重合体、又は重合体(I)と重合体
(II)との混合物のいずれかからなる基体樹脂100
重量部に対して0.1〜30重量部とし、好ましくは、
0.1〜5重口部とする。架橋硬化剤の使用量がこの範
囲より少ないと架橋硬化性が低下する傾向にあり、また
この範囲より多いと硬化物中に残存して、硬化物の耐水
性を低下させるので好ましくない。
本発明塗料組成物には、必要に応じて、1分子中に少な
(とも2個のオキシラン基を含有する数平均分子!20
00以下の低分子全化合物(C)を配合することができ
る。この低分子曇化合物(c)は、反応性希釈剤となり
、塗料組成物中に添加することにより塗料を低粘度化し
て、固形分量を増加することができ、また、硬化時の副
生成物が少ないので、均−硬化性等に優れたハイソリッ
ド塗料を得ることができる。また硬化に際してもチヂミ
の生じることが少なく、平滑性に優れた塗膜となる。
本発明において用いることのできる1分子中に少な(と
も2個のオキシラン基を含有する数平均分子fi200
0以下の化合物としては例えば、下記した一般式で示さ
れる化合物 ○ 等;酊X)−CH20Hと下記したポリイソシアネート
化合物との付加物(使用し得るポリイソシアネート化合
物としては、例えばヘキサメチレンジイソシアネートも
しくはトリメチルへキサメチレンジイソシアネートの如
き脂肪族ジイソシアネート類;水素添加キシリレンジイ
ソシアネートもしくはイソホロンジイソシアネートの如
き環状脂肪族ジイソシアネート類;トリレンジイソシア
ネートもしくは4.4′−ジフェニルメタンジイソシア
ネートの如き芳香族ジイソシアネート類の如き有機ジイ
ソシアネートそれ自体、またはこれらの各有機ジイソシ
アネートと多価アルコール、低分子全ポリエステル樹脂
もしくは水等との付加物、あるいは上記した如き各有機
ジイソシアネート同志の重合体、さらにはイソシアネー
ト・ビウレット体等が挙げられるが、それらの代表的な
市販品の例としては[パーノックD −750,、−8
00、DN−950、−970もしくは15−4554
[以上、大日本インキ化学工業■製品]、「デスモジュ
ールLSNHL、I LもしくはN3390]〔西ドイ
ツ国バイエル社製品〕、「タケネートD−102、−2
02、−11ONもしくは一123N」 〔武田薬品工
業■製品〕、「コロネートL1HL、EI(もしくは2
03J  (日本ポリウレタン工業株製品〕または「デ
ュラネート24A−90CXJ  (旭化成工業■製品
〕等である);を有するエステル化物(例えば、テトラ
ヒドロ無水フタル酸、トリメチロールプロパン及び1.
4−ブタンジオール等をエステル化反応して得られる数
平均分子量900のエステル化物)を過酢酸等で酸化さ
せて得られるもの等が挙げられる。
また上記したような脂環式オキシラン基を有する化合物
以外にも脂環式でないオキシラン基を有する化合物、例
えば、ジグリシジルエーテル、2−グリシジルフェニル
グリシジルエーテル等も使用できる。
1分子中に2ヶ以上のオキシラン基を有する化合物の分
子量は数平均分子!2000以下であることが重要であ
る。数平均分子i12000を越えると併用する基体樹
脂との相溶性が低下して、仕上がり性及び塗膜性能に優
れた塗膜を形成することができない。
該オキシラン基を有する化合物の配合量は、上記基体樹
脂100重量部に対して0〜100重量部程度好ましく
は5〜60重量部程度とすることが適当である。
本発明塗料組成物には、更に必要に応じて、例′えばエ
ピコート1001 (シェル化学型)等のエポキシ基含
有樹脂や例えば、スチレンアリルアルコール共重合体等
の水酸基含有樹脂を配合することができる。これらの樹
脂の配合量は、塗料組成物中に10重量%程度以下とす
ることが好ましい。
本発明自動車用塗料組成物は、必要に応じて、公知の各
種添加剤を配合して自動車用の上塗塗料及び/又は中塗
塗料として用いることができる。
本発明塗料組成物を上塗塗料として用いる場合の組成と
しては、例えば、上塗ソリッドカラー塗料、2コート・
1ベークコーテイング用トツプクリアー塗料として用い
る場合には、基体樹脂100重量部、キレート化合物0
.1〜30重量部、1分子中に2個以上のオキシラン基
を有する低分子量化合物(C)0〜100重量部、及び
着膨顔料0〜100重量部程度が適当である。着膨顔料
としては、従来の自動車用上塗塗料に使用されている無
機系、有機系の高耐候性着膨顔料をいずれも使用でき、
例えばルチル形酸化チタンもしくはカーボンブラックの
如き無機系顔料、キナクリドンレッド系等のキナクリド
ン系、ピグメントレッド等のアゾ系、フタロシアニンブ
ルー、フタロシアニングリーン等のフタロシアニン系の
如き有機系顔料等を用いることができる。2コート・1
ベークコート用クリアー塗料として用いる場合には、通
常着膨顔料を添加することなく用いられる。
上塗塗料のうちで、2コート・1ベークコート用ベース
コート塗料又は1コート・1ベークコート用メタリツク
塗料として用いる場合の組成としては、基体樹脂100
重世部、キレート化合物0.1〜30重量部、メタリッ
ク顔料2〜36重金部、1分子中に2個以上のオキシラ
ン基を有する低分子量化合物(C)0〜100重全部、
及び着膨顔料0〜100量部程度が適当である。メタリ
ック顔料としては、公知のものが使用でき、例えば、ア
ルミニウム、銅、雲母状酸化鉄、青銅、ステンレススチ
ール等の鱗片状メタリック粉末等を用いることができ、
着膨顔料としては、前記したものをいずれも用いること
ができる。また、メタリック顔料の配列を調製して、メ
タリック感を向上させるためのレオロジーコントロール
用変性樹脂として、公知の方法で得られた不均一重合に
よる芯架橋のアクリル系分散液、セルロースアセテート
ブチレート等を20重量部程度まで配合することもでき
る。
また、本発明塗料組成物を自動車用中塗塗料として用い
る場合の組成としては、基体樹脂100重量部、キレー
ト化合物0.1〜30重量部、顔料5〜150重量部、
及び1分子中に2個以上のオキシラン基を有する低分子
量化合物(C)0〜100重量部程重量部当である。顔
料としては、酸化チタン、硫酸バリウム、゛炭酸カルシ
ウム、クレー等の無機顔料や着膨のための有機顔料を用
いることができる。
本発明塗料組成物は、例えば静電塗料(ベル型、REA
型等)、エアースプレー塗装等によって塗装することが
でき、従来用いられている塗装機。
塗装設備をそのまま使用することが可能である。
塗装時の塗料粘度は、中塗塗料として用いる場合には、
15〜35秒程度(フォードカップNo、4゜20℃)
、上塗塗料として用いる場合には、12〜30秒程度(
フォードカップNo、4.20℃)とすることが適当で
あり、塗装機、溶剤の種類、塗装条件等によって適宜選
択すれば良い。
塗料希釈用の溶剤としては、従来のアクリル樹脂/メラ
ミン樹脂系塗料で使用される溶剤は全て使用可能であり
、例えばトルエン、キシレン等の炭化水素系溶剤、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系
溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤、ジ
オキサン、エチレングリコールジエチルエーテル等のエ
ーテル系溶剤、ブタノール、プロパツール等のアルコー
ル系溶剤等を挙げることができる。これらの溶剤は、単
独または適宜混合して用いることができるが、アルコー
ル系溶剤を用いる場合には、樹脂の溶解性の点から他の
溶剤と併用することが好ましい。また硬化速度の点から
は、沸点が150℃程度以下のものが好ましいが、これ
に限定されるものではない。
本発明塗料組成物は、例えば、化成処理した鋼板にプラ
イマーを電着塗布し、中塗塗料(省略する場合もある)
、及び上塗塗料を順次塗装する塗装系、各種プラスチッ
ク素材に適したプライマーを塗装、乾燥した上に、中塗
塗料(省略する場合もある)及び上塗塗料を順次塗装す
る塗装系等における中塗塗料及び/又は上塗塗料として
用いることができる。
中塗塗料として用いる場合゛の膜厚は、乾燥後の膜厚に
基づいて、25〜60μm程度が適当である。一方上塗
塗料として用いる場合の膜厚は、乾燥後の膜厚に基づい
て、1コート・1ベークコート用ソリツドカラー塗料、
1コート・1ベークコート用メタリツクカラー塗料、2
コート・1ベークコート用トツプクリアー塗料等として
用いる場合には、20〜60μm程度、好ましくは30
〜40μm程度、2コート・1ベーク用メタリツクベー
スコート塗料として用いる場合には、10〜25μm程
度、好ましくは10〜20μm程度が適当である。
塗料の焼付条件としては、80〜140℃程度で30〜
40分程度とすればよいが、乾燥時間を延長することに
より、室温〜80℃程度でも架橋反応が可能であり、例
えば、室温で3日程度で硬化させることができる。
本発明塗料組成物の硬化反応は、溶剤の揮発により始ま
り、架橋硬化剤からのキレート化剤の揮発によって連鎖
的に進行するものと考えられる。
架橋硬化剤による硬化反応の進行は以下に示すような機
構に従うものであると推定される。即ち、例えば架橋硬
化剤として有機アルミニウムキレート化合物を用いる場
合には、まず−段目の反応として、キレート化剤が揮発
した後アルミニウム化合物がポリシロキサン系マクロモ
ノマー中のシラ\          / ノール基と反応して、 AQ−0−8i−結合を/  
     \ 生じる。次いで、二段目の反応として \ / AQ−0−3i  結合へシラノール基が配位し/ \ \ /         \ となってシラノール基を分極させる。この分極したシラ
ノール基がエポキシ基と反応してオキソニウム塩化して \ となる。次いで、エポキシ基のイオン重合及び水酸基へ
の付加反応が生じる。
本発明塗料組成物における硬化反応は、上記した架橋硬
化剤の触媒作用による架橋反応の他にシラノール基同士
の縮合反応等の各種の反応が併行して起きることによっ
て進行するものと推定され、例えば次のような各種の硬
化反応が生じるものと思われる。
(A)シラノール基同士の縮合 (B)シラノール基とオキシラン基から生じた水酸基と
の縮合 (C)シラノール基のオキシラン基への付加(D)水酸
基のオキシラン基への付加 (E)オキシラン基同士のイオン重合 なお、本発明塗料組成物において、ポリシロキサン系マ
クロモノマーが官能基としてアルコキシル基を含有する
場合(即ち、アルコキシシラン基を含有する場合)には
、シラノール基を生じるために加水分解が必要となるが
、この加水分解反応は、空気中の湿気程度の少量の水分
の存在だけで充分に進行する。
本発明塗料組成物では、使用するビニル共重合体中に、
型皿体成分であるポリシロキサン系マクロモノマーに由
来するシラノール基等の官能基及びオキシラン基含有ビ
ニルモノマーに由来するオキシラン基が存在する。この
ため、上記(A)〜(E)に示すような各種の硬化反応
が併行して生じる。その結果、硬化物の表面及び内部に
おいて硬化が同時に進行し、硬化物の表面と内部とで硬
化の程度の少なく、チヂミが生じ難い。
発明の効果 本発明塗料組成物を自動車用中塗塗料として用いる場合
には、以下に示すような優れた効果が奏される。
■ 高度な平滑性、鮮映性を持つ塗膜が得られる。
硬化反応の主体はイオン重合反応及び付加反応であり反
応副生成物の発生は、極めて少ないため、塗膜硬化過程
での体積収縮が小さく、微小な凹凸(チリチリ肌)のな
い高度平滑性を持つ塗膜を得ることかできる。従って上
塗塗装後の上塗鮮映性も優れたものとなる。
■1波形塗料で低温硬化性がよい。
30〜40分間の焼付時間では、80℃程度の温度で十
分な架橋反応が得られる。
故に焼付温度を120℃以上に上げることのできないプ
ラスチック基材用の中塗塗料としても適用できる。
■ 1液形塗料で塗料安定性良好で毒性も小さい。
■ 超ハイソリッド形中塗塗料の設計が容易である。基
体樹脂の分子量調整と1分子中に2個以上のオキシラン
基を含有する分子fi2000以下の低分子旦化合物(
C)の併用により均一硬化性が良く、下地隠蔽性の優れ
た超ハイソリッド塗料が容易に得られる。本発明塗料組
成物がハイソリッド塗料系で均一硬化性がよいのは低分
子景化合物(C)が反応性希釈剤として機能して、塗料
を低粘度化して、固形分母を増加することができ、しか
も基体樹脂の架橋反応としてエポキシ基のイオン重合反
応、エポキシ基とシラノール基及び水酸基との付加反応
、シラノール基の縮合反応が併行して起り、硬化時の副
生成物が少ないため表面と内部との硬化性の差が少なく
、未硬化物がほとんど残留しないためと推定される。
また、自動車用上塗塗料として用いる場合には、上記■
〜■の効果に加えて、更に次のような優れた効果が奏さ
れる。
■ 耐酸性が極めて良好である。
酸性雨等によるシミ、ツヤピケ、エツチングの問題は皆
無である。
■ 耐汚染性が強い。
緻密な架橋密度と基体樹脂中に存在するポリシロキサン
に基づく撥水性のため各種汚染物質に対し、抵抗性がよ
い。
■ 耐スリキズ性がよい。
緻密な架橋密度と基体樹脂中に存在するポリシロキサン
に基づく摩擦抵抗減少効果の相乗効果によりスリキズ抵
抗性がよい。
■ 高度の耐候性(ツヤピケ、ワレ、チョーキング、フ
クレ等のない)塗膜を得る。エポキシ基のイオン重合反
応、エポキシ基とシラノール基及び水酸基との付加反応
、シラノール基の縮合反応が併行して起り、硬化時の副
生成物が少ないため表面と内部との硬化性の差が少なく
、未硬化物がほとんど残留しないので、高度耐候性を有
するものとなる。
実施例 以下、本発明の実施例を示す。
製造例 ■−1.ポリシロキサン系マクロモノマーの製造例 メチルトリメトキシシラン   2720g(20mo
l) γ−メタクリロキシプロピル   256gトリメトキ
シシラン      (1mol’)脱イオン水   
       1134g60%塩酸        
     2gハイドロキノン           
  1gこれらの混合物を80℃、5時間反応させた。
得られたポリシロキサン系マクロモノマーの数平均分子
量は2000、平均的に1分子当り1個のビニル基(重
合性不飽和結合)と4個の水酸基を有していた。
得られたマクロモノマーを用いて、共重合体の製造を行
なった。
I−2゜共重合体の製造例 (1)共重合体−1の製造例 ポリシロキサン系マクロモノマー  300gグリシジ
ルメタクリレート     100gス  チ  し 
 ン                   100g
n−ブチルメタクリレ−)      500gアゾビ
スイソブチルニトリル     30gの混合物をキシ
レン10oog中に120℃で滴下、重合し、透明な共
重合体を得た。数平均分子量は約18000であった。
(2)共重合体−2の製造例 ポリシロキサン系マクロモノマー  100g2−ヒド
ロキシエチルアクリレート 100g2−エチルへキシ
ルメタクリレート 5oogス  チ  し  ン  
                100gアゾビスイ
ソブチルニトリル     50gの混合物をブタノー
ルとキシレンの等mm混合物1000g中に120℃で
滴下、重合し、透明な共重合体を得た。数平均分子量は
約10000であった。
(3)共重合体−3の製造例 ポリシロキサン系マクロモノマー  150g2−ヒド
ロキシエチルアクリレート 100gn−ブチルアクリ
レ−)       500gス  チ  し  ン 
                100gアゾビスイ
ソブチルニトリル     10gを共重合体−2の製
造法と同様にして重合した。
透明な共重合体が得られ、数平均分子量は約30000
であった。
(4)共重合体−4の合成例 ポリシロキサン系マクロモノマー  150g2−ヒド
ロキシエチルアクリレート 100g50g n−ブチルアクリレート       500gス  
チ  し  ン                 1
00gアゾビスイソブチルニトリル     30gを
共重合体−2の製造法と同様にして重合した。
透明な共重合体が得られ、数平均分子量は約19000
であった。
(5)共重合体5−Iの合成例 ポリシロキサン系マクロモノマー  600gn−ブチ
ルアクリレート      300gス  チ  し 
 ン                  100gア
ゾビスイソブチルニトリル     30gの混合物を
共重合体−1の製造法と同様に重合した。数平均分子量
は約18000であった。
(6)共重合体5−IIの合成例 グリシジルメタクリレート     200gn−ブチ
ルアクリレート      700gス  チ  し 
 ン                  100gア
ゾビスイソブチルニトリル     30gの混合物を
共重合体−1の製造法と同様に重合した。数平均分子量
は約18000であった。
(7)共重合体6−Iの合成例 ポリシロキサン系マクロモノマー  200g2−エチ
ルへキシルアクリレート  700g2−ヒドロキシエ
チルアクリレート 100gアゾビスイソブチルニトリ
ル     50gの混合物を共重合体−2の製造法と
同様に重合した。数平均分子量は約10000であった
(8)共重合体6−11の合成例 2−エチルへキジルア・クリレート  500g2−ヒ
ドロキシエチルアクリレ−)  100gアゾビスイソ
ブチルニトリル     30gの混合物を共重合体−
2の製造法と同様に重合した。透明な共重合体が得られ
、数平均分子量は約17000であった。
実施例1 上記した合成例で得た共重合体を用いて、第1表を示す
配合の自動車用中塗塗料を製造した。各塗料について、
顔料は、基体樹脂及び溶剤と共にペイントシェーカーを
用いて1時間分散させた。
比較品として、市販の自動車用ハイソリッド形中塗塗料
であるオイルフリーポリエステル樹脂/メラミン樹脂(
商標:ルーガベークAM、関西ペイント側型、塗料No
、 7 ) 、及びアクリルポリオール/ポリイソシア
ネート系低温硬化性樹脂(商標ニレタンPG80、関西
ペイント側製、塗料No、8)の各々に、樹脂固形分1
00重量部に対して、酸化チタン60重量部を配合した
ものを用いた。
塗膜性能試験■ 化成処理したダル鋼板にエポキシ樹脂系カチオン電着塗
料を塗装しく25μ)、170℃で30分加熱硬化させ
て得たテスト試験板に、本発明品及び比較品の中塗塗料
組成物を、硬化塗膜に基いて40±5μmになるように
、スプレー塗装し、100℃30分と140℃30分の
2通の焼付を行なって硬化させた。
更にこの上にポリエステル樹脂/メラミン樹脂系の自動
車用上塗塗料(ホワイト色:関西ペイント側型、ルーガ
ベークAM)を40μm塗装し140℃で30分焼付し
て試験板とした。
こうして得た試験板を用いて、各種の塗膜性能試験を行
ないその結果を第2表に記した。尚、鉛筆硬度、耐キジ
ロール性、及び鮮映性−1については、上塗塗料を塗装
することなく試験を行なった。
試験方法: (※3)鉛筆硬度: 塗膜表面を、三菱ユニ鉛筆の芯で押すように弓っ掻いて
、塗面に傷がつかない最高の芯の硬さ記号で表示。
(※4)耐キジロール性 キジロールを含ませたガーゼを指で押さえ、塗面を往復
10回強く擦る。塗面の溶は具合、キズや膨潤の程度で
良好(◎)、著しく劣る(×)の間を◎、○、■、Δ、
×の5段階で判定。
(※5)鮮映性−1 写像性測定器(IMAGE CLArllTY MET
ER:スガ試験機■製)で測定。表中の数字はICM値
で0〜100%の範囲の値をとり、数値の大きい方が鮮
映性が良く、ICM値が80以上であれば鮮映性が極め
て優れていることを示す。
鮮映性−1の場合はカチオン電着塗面の表面粗さがRZ
=3μの場合の鮮映性の値(ICM値)である。
表面粗さ(RZ)とは表面を触針式表面粗さ測定器(J
 I 5−B−0651)を用いて測定し、甘煮平均粗
さ: RZ (J I 5−B−0601−1982)
で表示した(単位μ)。
(※6)鮮映性−2 (※5)の鮮映性−1と同じであるがカチオン電着塗膜
の表面粗さがRZ=7μと粗い場合の上塗鮮映性の値(
ICM値)である。
(※7)付着性 素地に達するよう塗面を縦横各IIII[II間隔に切
り込みを入れ100個の基盤目を作る。この上にセロハ
ン粘着テープを貼付は急激に剥がした後の状態を評価。
表示:ハガレのなかった目の数/100゜(※8)耐衝
撃性 デュポン式衝撃試験機を使用(撃芯径1/2インチ、分
銅0. 5kg)。塗膜にワレを生じない最高の分銅落
下高さで表示。
(※9)耐チッピング性 飛石試験機(スガ試験機側、JA−400型)を使用。
同試験機の試料ホルダーに塗装試験板を垂直に取付け5
0gの7号砕石を、同試験機の圧力計で4 kg/ c
m”の空気圧で噴射し、砕石を試験板に対し直角に衝突
させる。その時のハガレ傷の程度を良好(◎)〜劣る(
×)の5段階で判定した。
(※10)塗装時加熱残分(%) 塗装粘度20秒(フォードカップNo4/20℃)にス
ワゾール# 1000’ (丸善石油)で希釈した塗料
の加熱残分%(重量)。この値の高いものが、下地隠蔽
性も良好であった。
(※11)貯蔵性 (※10)で希釈した塗料(20秒/フォードカップN
o 4)を外気と接触しないようにフタをして、40℃
で5日間貯蔵。◎:粘度上昇5秒未満、■二粘度上昇1
0〜15秒、×ニゲル化、の間で5段階表示した。
塗膜性能試験■ ポリプロピレン樹脂にプライマーとしてソフレックスN
o、2500(商標名、関西ペイント蛛製、ウレタン変
性塩素化ポリプロピレン系樹脂)を15〜20μm塗布
し、80℃で20分焼付けた後、中塗塗料を40±5μ
m塗布し、80°Cで30分間焼付けた。その後、上塗
として、ソフレックスNo、2’0.0 (商標名、関
西ペイント蛛製、ポリエステル樹脂/脂肪族ポリイソシ
アネート系)を30〜40μm塗付し、80°Cで30
分間焼付けることにより上塗塗膜を形成して、試験板と
した。
このようにして得た試験板を用いて、塗膜性能試験■と
同様にして、塗膜性能試験を行なった。結果を下記第3
表に示す。
第 表 実施例2 上記の製造例で得た共重合体を用い第4表に示す配合で
自動車用上塗塗料を製造した。
上塗塗料としては、■ソリッドカラー(白)、■2コー
ト・1ベーク(2CI B)用ベースコート(シルバー
)、及び■2CIB用クリアーコートを製造した。酸化
チタンの分散は各々の共重合体を用いペイントシェーカ
ーで1時間行なった。
顔料量は、ソリッドカラー塗料の場合、樹脂固形分10
0重n部に対し80重n部、2コート・1ベーク用ベー
ス塗料の場合、樹脂固形分100重量部に対し、アルミ
ニウム顔料13重量部とした。
比較塗料として、ルーガベークAM(塗料No。
7)、レタンPG80 (塗料No、8) 、マジクロ
ン#1000ベースコート(シルバー)(商標名、関西
ペイント蛛製、アクリルメラミン樹脂系、塗料No、2
0)及びマジクロン#1000クリヤー(商標名、関西
ペイント側型アクリルメラミン樹脂系、塗料No、21
)を用いた。
塗膜性能試験■ ダル鋼板(化成処理)にエポキシ樹脂系カチオン電着塗
料を塗装しく25μm)、170℃で30分加熱硬化さ
せた後、中塗として、ルーガベークAM(商標品、関西
ペイント■製、ポリエステル樹脂/メラミン樹脂系の自
動車用塗料)を乾燥膜厚が30μmになるように塗装し
、140℃で30分焼付けた。次で#400サンドペー
パーで塗面を水研し、水切り乾燥し石油ベンジンで塗面
を拭いたものを素材とした。上塗ソリッドカラー(白)
及び2CIB用クリアーコートについてはスワゾール#
1000 (商標名、丸善石油■製、石油系混合溶剤)
で22秒(フォードカップNo。
4.20℃)に粘度調整し、2CIB用ベースコート(
シルバー)については、トルエン/スフゾール#150
0 (商標名、丸善石油■製)=80/20の混合シン
ナーで、13秒(フォードカップNo、4.20℃)に
粘度調整した。
粘度調整した塗料はエアースプレー塗装により上塗ソリ
ッドカラー(白)は乾燥膜厚で40−50μm、2CI
Bメタリツクの場合は2CIB用ベースコートを塗装後
3分置いて直ちに2CIB用クリアーコートを塗装した
。膜厚は乾燥膜厚で各々15−20μmと35−45μ
mとした。次いで室温で10分間放置して100℃で3
0分と140℃で30分の2通りの焼付を行なった。
塗膜性能試験結果を第5表及び第6表に示す。
試験方法 (※13)鮮映性 写像性測定器(IMAGE CLARITY METE
R:スガ試験機観製)で測定。表中の数字はICM値で
0〜100%の範囲の値をとり、数値の大きい方が鮮映
性(写像性)が良(、ICM値が80以上であれば鮮映
性が極めて優れていることを示す。
(※14)耐酸性 40%H2SO4に40℃、5時間浸漬後、取出して水
洗して、塗面状態を評価した。全く異状なしく◎)、著
しいツヤピケ、侵され等の異状(×)の間で程度に応じ
て◎、○、■、Δ、×の5段階の判定をした。
(※15)耐スリキズ性 染色物摩擦堅牢度試験機(大栄化学精器製作所製)を用
いる。磨き粉(ダルマ・クレンザ−)を水で固練りして
塗面に置き、その上を試験機端子で押えて、0.5kg
荷重をかけ25往復摩擦する。
水洗後、スリキズの程度を◎、Q1■、Δ、×の5段階
法で評価した。
(※16)貯蔵安定性 一定粘度(22秒/フォードカップNo、4)に希釈し
た塗料を外気と接触しないようフタをして4−0℃で1
週間貯蔵。
◎:粘度上昇5秒未満 ■: 〃  5〜10秒以下 ×ニゲル化 で評価した。
(※17)塗装時NV% 塗装粘度(22秒/フォードカップNo、4)に希釈し
た塗料の加熱残分%。
(※18)耐水性 40℃×10日間浸漬した後塗面評価。
(※19)耐候性 Qパネル社製促進耐候性試験機を用いたQUV促進バク
ロ試験による。
試験条件:紫外線照射 16H/60°C水凝結 9H
150°C を1サイクルとして3000時間(125サイクル)試
験した後の塗膜を評価。
塗膜性能試験■ ポリプロピレン樹脂にプライマーとして、ソフレックス
No、2500を15〜20μm塗布し、80°Cで2
0分間焼付けた後、上塗ソリッドカラーを40〜50μ
m塗布し、80℃で30分間焼付けた。比較品(塗料N
o、8)には、樹脂固形分100重n部に対して、酸化
チクm80重全部を配合した。塗膜試験結果を第7表に
示す。
手続補正書 (自発) 事件の表示 昭和63年特許願第227094号 発明の名称 自動車用塗料組成物 補正の内容 1 明細書第57頁第12〜13行に「20〜6011
m・・・・・・30〜40μn1程度」とあるのをr2
0〜100μm程度、好ましくは30〜70μm程度」
と訂正する。
(以 上) (140)関西ペイント株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1](A)(イ)i)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(1) (式中、R_1は炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基もし
    くはフェニル基を、R_2、R_3及びR_4は炭素数
    1〜4のアルコキシル基もしくは水酸基を示す。) で表わされる化合物(a)70〜99.999モル%と 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(2) (式中、R_5は水素原子もしくはメチル基を、R_6
    、R_7及びR_8は水酸基、炭素数1〜4のアルコキ
    シル基もしくは炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基を示す
    。但し、R_6、R_7及びR_8のすべてが炭素数1
    〜8の脂肪族炭化水素基であることはない。nは1〜6
    の整数を示す。) で表わされる化合物(b)30〜0.001モル%とを
    反応させてなり、水酸基及びアルコキシル基から選ばれ
    た遊離の官能基を1分子当り2個以上有し、かつ数平均
    分子量が400〜100000であるポリシロキサン系
    マクロモノマー、及び ii)オキシラン基含有ビニルモノマー を単量体成分として含有する共重合体、又は(ロ)上記
    ポリシロキサン系マクロモノマーを必須単量体成分とし
    て含有する重合体( I )とオキシラン基含有ビニルモ
    ノマーを必須単量体成分とする重合体(II)との混合物 からなる基体樹脂100重量部、並びに (B)アルミニウムキレート化合物、チタニウムキレー
    ト化合物及びジルコニウムキレート化合物の少なくとも
    1種からなるキレート化合物0.1〜30重量部 を含有することを特徴とする自動車用塗料組成物。 [2]1分子中に少なくとも2個のオキシラン基を含有
    する数平均分子量2000以下の化合物を基体樹脂10
    0重量部に対して5〜60重量部含有する請求項1に記
    載の塗料組成物。 [3]自動車用中塗塗料である請求項1又は2に記載の
    塗料組成物。 [4]自動車用上塗塗料である請求項1又は2に記載の
    塗料組成物。
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