JPH01131276A - 低温硬化性組成物 - Google Patents

低温硬化性組成物

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JPH01131276A
JPH01131276A JP62289028A JP28902887A JPH01131276A JP H01131276 A JPH01131276 A JP H01131276A JP 62289028 A JP62289028 A JP 62289028A JP 28902887 A JP28902887 A JP 28902887A JP H01131276 A JPH01131276 A JP H01131276A
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JP
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group
monomer
parts
composition
aqueous dispersion
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Application number
JP62289028A
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English (en)
Inventor
Satoru Ito
悟 伊藤
Seiji Takami
誠司 高見
Osamu Isozaki
理 磯崎
Noboru Nakai
中井 昇
Shinji Sugiura
杉浦 神治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 り友二夏U±1 本発明は、新規な低温硬化性組成物に関する。
′  −び 。へ 従来、常温乃至lOO℃の比較的低い温度で架橋硬化で
きる組成物としてアルコキシシラン含有ビニル重合体に
、酸、塩基、有機金属触媒等を添加したものが公知であ
る0例えば、特開昭60−67553号にはメタクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン等のフルコキシシラン
を含有するビニル重合体にアルミニウムキレート化合物
を配合した組成物が開示されている。
しかしながら、上記従来の組成物には、アルコキシシラ
ンが加水分解して生じるシラノール基のみが架橋官能基
であるため硬化には多量の水を要すること、従ってこの
加水分解時にアルコール等の副生物が多量に生ずるため
硬化物の物性が低下すること、又空気中の水分のみで硬
化させる場合空気と接触する表面のみが硬化して内部が
殆んど硬化しないため表面と内部との硬化の差により硬
化物にチヂミを生じ易いこと等の欠点があった。
口 占  ゛  るための ゛ 本発明の目的は、少量の水で充分に硬化する新規な低温
硬化性組成物を提供することにある。
本発明の他の目的は、硬化物の物性に債れた新規低温硬
化性組成物を提供することにある。
本発明の他の目的は、空気中の水分のみで硬化させる場
合に表面と内部の硬化の差が少なくチヂミを生ぜず、か
つ塗装がし易く、塗装仕上り外観にすぐれた新規な低温
硬化性組成物を提供することにある。
すなわち本発明は 一般式 R1は水素原子又はメチル基を、R2は炭素数1〜6の
2価の脂肪族飽和炭化水素基を、R3及びR4は同−又
は異なってフェニル基、炭素数1〜6のアルキル基又は
炭素数1〜6のアルコキシ基を、Rsは炭素数1〜6の
アルキル基をそれぞれ示す。nは1−10の整数を示す
、] で表わされる化合物であるアルコキシシラン基含有ビニ
ル単量体(以下、このものを「単量体A」ということが
ある)とオキシラン基含有ビニル単量体(以下、このも
のを「単量体B」ということがある)とを必須単量体成
分とし更にこれらと共重合可能な他の重合性単量体を共
重合して得られる共重合体を分散安定剤樹脂として用い
、該樹脂存在下有機溶剤中でラジカル重合性不飽和単量
体を重合させて得られる該有機溶剤に不溶性の重合体粒
子の非水分散液に、キレート化合物を配合することを特
徴とする低温硬化性組成物に係る。
本発明者は、前記公報記載の従来の硬化性組成物の諸欠
点を解消するべく鋭意研究した結果、次の様な新たな事
実を見出した。
(1)  アルコキシシラン基を含有するビニル重合体
に更にオキシラン基を含有せしめることにより、シラノ
ール基のみならず該オキシラン基も架橋官能基となるた
め少量の水分の存在下で充分に硬化する。
(2) 従って、硬化時のアルコール等の副生物が極〈
少量であるため硬化物の物性の低下が殆んどなく、得ら
れる硬化物の物性が優れている。
(3) 空気中の水分のみで硬化させる場合、空気と接
触する表面のシラノール基による架橋硬化に伴ないオキ
シラン基による架橋硬化が連鎖的に内部にまで起こるた
め1表面と内部の硬化の差が少なくチヂミを生じない。
(4) 組成物中に重合体粒子を安定に存在させること
により、貯蔵性、安定性、塗装作業性に優れたものとな
る。
(5) 従って、硬化物中に重合体粒子を含有するので
仕上り外観に優れ、かつ重合体粒子で補強されているの
で物性に潰れたものとなる。
前記本発明は、かかる新たな諸知見に基づいて完成され
たものである。
本発明においては、上記特定の共重合体を分散安定剤樹
脂として用いる。当該共重合体の必須単量体である一般
式(1)において、nは1−10の整数である。
一般式(I)において、R2によって示される炭素数1
〜6の2価の脂肪族飽和炭化水素基としては、直鎖又は
分枝状のアルキレン基例えばメチレン、エチレン、プロ
ピレン、テトラメチレン、エチルエチレン、ペンタメチ
レン、ヘキサメチレン基等を挙げることができる* R
3、R4及びR,で示される炭素数1〜6のアルキル基
としては、直鎖又は分枝状のアルキル基例えばメチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、  5ee−ブチル、 tert−ブチル、
n−ペンチル、インペンチル、ネオペンチル、n−ヘキ
シル、イソヘキシル基等を挙げることができる。R3及
びR4で表わされる炭素数1〜6のアルコキシ基として
は、直鎖又は分枝状のアルコキシ基例えばメトキシ、エ
トキシ、n−プロポキシ、インプロポキシ、n−ブトキ
シ、イソブトキシ、’5ee−ブトキシ、tert−ブ
トキシ、n−ペントキシ、イソペントキシ、n−へキシ
ルオキシ、イソへキシルオキシ基等を挙げることができ
る。また、−殺伐(I)において、nが2以上のとき、
R3同志及びR4同志は、同じであっても異なっていて
も良い。
本発明において単量体として用いられる一般式(I)の
化合物の内、Aが一〇−o−であるものとしては1例え
ばγ−(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルトリエトキシシ
ラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルトリプロポキ
シシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジ
メトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルメ
チルジェトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロ
ピルメチルジプロポキシシラン、γ−(メタ)アクリロ
キシブチルフエニルジメトキシシラン、γ−(メタ)ア
クリロキシブチルフエニルジエトキシシラン、γ−(メ
タ)アクリロキシブチルフエニルジプロポキシシラン、
γ−(メタ)アクリロキシプロピルジメチルメトキシシ
ラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルジメチル  
 ゛エトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピ
ルフェニルメチルメトキシシラン、γ−(メタ)アクリ
ロキシプロピルフェニルメチルエトキシシラン。
OCH,CH3 CH2=C−C−0−CH2CH2CH2−3t−0−
Si−0−CHz CH2CH2CH3、CH2=C−
C−0−CH2CH2CH2−51−OCI(3、CH
2=C−C−0−CH2CH2CH2−5i−0−5i
−0−3i−0−5i−CH2Hs、閤1111 OCH3CH3CHs  CHs HO0CHs 0CHs 0CHs OCHs 0CHs 0CHs 等を挙げることができる。
であるものとしては、例えば CH3 CH3 CH3CH3CH3 CHs  CHs  OCHs OC2Hs  OC2Hs OCH3 等を挙げることができる。
また1本発明において分散安定剤樹脂として用いる前記
特定の共重合体の他の必須単量体であるオキシラン基含
有ビニル単量体としては分子中にオキシラン基を含有す
る各種のビニル単量体を用い得る。
殊に、脂環式オキシラン基を含有するビニル単量体を用
いるのが硬化性等の点から好ましい、即ち、脂環式オキ
シラン基含有ビニル単量体を用いる場合には、オキシラ
ン基の開環重合反応の反応性が高いため、硬化が早く又
硬化膜の物性がより向上するという効果が得られる。
特に好ましいものは脂環式オキシラン基を含有するアク
リル酸又はメタクリル酸エステルであり、具体的には例
えば下記の各−殺伐(11)〜(XIH)で表わされる
もの等を挙げることができる。
R,O ll R600 R500 αD [各−殺伐中、R6は水素原子又はメチル基を示す、R
7は炭素数1〜6の2価の脂肪族飽和炭化水素基を示す
、R6は炭素数1〜10の2価の炭化水素基を示す、] 上記において、R7によって示される炭素数1〜6の2
価の脂肪族飽和炭化水素基としては、直鎖又は分枝状の
フルキレン基例えばメチレン、エチレン、プロピレン、
テトラメチレン、エチルエチレン、ペンタメチレン、ヘ
キサメチレン基等を挙げることができる。また、Rδに
よって示される炭素数1〜10の2価の炭化水素基とし
ては。
例えばメチレン、エチレン、プロピレン、テトラメチレ
ン、エチルエチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン
、ポリメチレン、フェニレン、ることができる。
また、脂環式以外のオキシラン基含有ビニル単量体の代
表的なものとしては、例えば下記−殺伐(XIIF)で
表わされるもの等を挙げることができる。
[式中、R6及びR7は前記に同じ、]一般殺伐W)の
化合物の代表例としてはグリシジルメタクリレート、グ
リシジルアクリレート。
メチルグリシジルメタクリレート、メチルグリシジルア
クリレートがある。
オキシラン基含有単量体として、−殺伐(Xlll)の
タイプの単量体を用いた組成物は、−殺伐(II)〜(
XI)の単量体を用いた組成物よりもやや高い温度での
焼付を必要とするが、後記する1分子中に2ヶ以上の脂
環式オキシラン基を有する化合物を添加することによっ
て硬化性をたかめることができる。
また、当該分散安定剤樹脂に用いる共重合体は、前記単
量体A、単量体B及びその他の重合性単量体を共重合し
て製造するのが、好都合である。使用し得る他の重合性
単量体としては、(1)  アクリル酸又はメタクリル
酸のエステル:例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸イソプロピル
、アクリル酸ブチル、アクリル酸へキシ)Q、アクリル
酸オクチル、アクリル酸ラウリル、メタクリル酸メチル
、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタク
リル酸イソプロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル
酸ヘキシル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸ラウ
リル等のアクリル酸又はメタクリル酸の炭素数1N18
のアルポルエステル;アクリル酸メトキシブチル、メタ
クリル酸メトキシブチル、アクリル酸メトキシエチル、
メタクリル酸メトキシエチル、アクリル酸エトキシブチ
ル、メタクリル酸エトキシブチル等のアクリル酸又はメ
タクリル酸の炭素数2〜18のアルコキシアルキルエス
テル;アリルアクリレート、アリルメタクリレート等の
アクリル酸又はメタクリル酸の炭素数2〜8のアルケニ
ルエステル;ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキ
シエチルメタクリレート、−ヒドロキシプロピルアクリ
レート、ヒドロキシプロピルメタクリレート等のアクリ
ル酸又はメタクリル酸の炭素数2〜8のヒドロキシアル
キルエステル;アリルオキシエチルアクリレート、アリ
ルオキシメタクリレート等のアクリル酸又はメタクリル
酸の炭素数3〜18のフルケニルオキシアルキルエステ
ル。
(b)  ビニル芳香族化合物:例えば、スチレン、α
−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−クロルスチレ
ン。
(C)  ポリオレフィン系化合物:例えば、ブタジェ
ン、イソプレン、クロロプレン。
(d)  その他:アクリロニトリル、メタクリロニト
リル、メチルイソプロペニルケトン、酢酸ビニル、ベオ
バモノヤー(シェル化学製品)、ヒニルプロピオネート
、ビニルピバレート等が挙げられる。
また、上記した(a)〜(d)の単量体以外にも、例え
ばアクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロール
アクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N
−メチルロールアクリルアミドブチルエーテル、ジメチ
ルアミンエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチル
メタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン
酸、クロトン酸、アリルアルコール、マレイン酸、フマ
ール酸等の単量体を分散安定剤がゲル化しない程度に配
合することが可能である。
共重合体の分散安定剤としての能力を高めるため単量体
中、メタクリル酸、またはアクリル酸の04〜C鱒のモ
ノアルコールのエステル化物より成る単量体を全単量体
中20重址%以上、好ましくは40重量%以と含むこと
が好ましい6分散安定剤の中に共重合されている、単量
体Aと単量体Bの重量比率は、単量体A:単量体B=1
:0.02〜10000程度とするのがよい。
単量体Bがこの範囲より多くなると硬化性が低下する傾
向にあり、又単量体Bがこの範囲より少なくなると硬化
物の物性が低下し、チヂミが発生し易くなる傾向にある
ので好ましくない、好ましい使用量は1重量比で単量体
A:単量体B=1:0.1〜1000程度である。特に
好ましい使用量は1重量比で単量体A:単量体B=1:
0.25〜100程度である。
分散安定剤樹脂の数平均分子量は2000〜5oooo
の範囲が好ましい、この範囲外では分散安定剤としての
能力が低下する傾向にある。
上記分散安定剤の存在下に、1種以上のラジカル重合性
単量体と重合開始剤とを該単量体と分散安定剤とは溶離
するが、その単量体から得られる重合体粒子は溶解しな
い。
有機溶剤中に添加し、重合反応を行なわせることにより
非水分散液を製造することができる。非水分散液の粒子
成分となるポリマーを形成するのに用い得る単量体の種
類としては先に分散安定剤の製造に用い得ると記したす
べての単量体を使用することができる。すなわち前記単
量体A、単量体B、その他の重合性単量体を用いること
ができる0粒子酸分となるポリマーは使用している有機
溶剤に溶離してはならないので、高極性の@量体を多く
含む共重合体であることが好ましい、すなわちメチル(
メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、 
(メタ)アクリロニトリル、2−ヒドロキシ(メタ)ア
クリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート
、 (メタ)アクリルアミド、アクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、スチレン、ビニルトルエン、α−メチ
ルスチレン、N−メチロール(メタ)アクリルアミドな
どのモノマーを多く含んでいることが好ましい、又、非
水分散液の粒子は必要に応じ架橋させておくことができ
る0粒子内部を架橋させる方法としてはジビニルベンゼ
ンやエチレングリコールジメタクリレート等の多官能上
ノで−を共重合するとか、前記単量体Aおよび/又はB
とカルボキシル基含有上ツマ−を共重合するとか、お互
いに反応するか、または単独で反応し合う官能基を有す
る1種以上の単量体を共重合せしめておき、非水分散液
の製造時か後に、粒子を架橋させることができる。利用
し得る粒子内架橋反応としては特開昭53−13323
6号公報記載のような各種の反応を利用できる。
非水分散液に用いる有機溶剤には、該重合により生成す
る分R11,重合体粒子は実質的に溶解しないが、上記
分散安定剤及びラジカル重合性単量体に対しては良溶媒
となるものが包含される。使用し得る有機液体としては
9例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、
ミネラルスピリット、ナフサ等の脂肪族炭化水素:ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;アルコ
ール系、エーテル系、エステル系及びケトン系溶剤、例
えばイソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、
イソブチルアルコール、オクチルアルコール、セロソル
ブ、ブチルセロソルブ、ジエチレングリコールモノブチ
ルエーテル、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケ
トン、エチルアシルケトン、メチルへキシルケトン、エ
チルブチルケトン、酢酸エチル、酢酸イソブチル、酢酸
アシル、2−エチルヘキシルアセテート等が挙ケられ、
これらはそれぞれ単独で使用してもよく、2種以上混合
して用いることもできるが、一般には、脂肪族炭化水素
を主体とし、これに適宜芳香族炭化水素や上記の如きア
ルコール系、エーテル系、エステル系またはケトン系溶
剤を組合わせたものが好適に使用される。さらに、トリ
クロロトリフルオロエタン、メタキシレンヘキサフルオ
ライド、テトラクロロヘキサフルオロブタンなども必要
により使用できる。
上記単量体の重合はラジカル重合開始剤を用いて行なわ
れる。使用可能なラジカル重合開始剤としては、例えば
、2.2−アゾイソブチロニトリル、2.2′−アゾビ
ス(2,4−ジメチルバレロニトリルなどのアゾ系開始
剤;ベンゾイルパーオキシド、ラウリルパーオキシド、
tart−ブチルパーオクトエートなどの過酸化物系開
始剤が挙げられ、これら重合開始剤は一般に、重合に供
される単量体100重量部当り0.2〜lO重量部範囲
内で使用することができる。上記重合の際に存在させる
分散安定剤4!1@の使用配合は、該樹脂の種類に応じ
て広い範囲から選択できるが、一般には該樹脂100重
量部に対してラジカル重合性不飽和単量体を3〜240
重量部程度置部ましくは5〜82重量部とするのが適当
である。
本発明においては、分散安定剤樹脂と重合体粒子とを結
合させることによって、非水分散液の貯蔵安定性を向上
させるとともに、透明性、平滑性、機械的特性に優れた
硬化膜を形成することができる。該分散安定剤樹脂と重
合体粒子とを結合させる方法として、重合性二重結合を
有する分散安定剤の存在下でラジカル重合性不飽和単量
体を重合させることによって行なうことができる。
重合性二重結合を導入する方法としては、共重合体中の
オキシラン基の一部にアクリル酸、メタクリル酸、イタ
コン酸などのα、β−エチレン性不飽和モノカルボン酸
を付加するのが、もっとも便利であるが、その他にあら
かじめ共重合体中に含有させておいた水酸基にイソシア
ノエチルメタクリレートなどのイソシアネート基含有単
量体を付加する方法などがある。
本発明の組成物は、上記非水分散液に架橋反応硬化剤で
あるキレート化合物を配合したものである。該キレート
化合物としては従来公知のものを使用することができる
が硬化性に優れること及び着色が少ない硬化物が得られ
ることから6配位の有機アルミニウムキレート化合物及
び/又は8配位の有機ジルコニウム化合物を使用するの
が好適である。
6配位の有機アルミニウムキレート化合物としては、有
機アルミニウムをキレート化剤で処理することによって
得られるのが好適であり、該有機アルミニウムとしては
、下記−殺伐 %式%() 1式中、R,、RM、及びR,のうち少なくとも1つは
、炭素数1−13のフルコキシ基(例:メトキシ、ニド
キシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ
、インブトキシ、5ec−ブトキシ、tert−ブトキ
シ、n−ペントキシ、イソアミルオキシ、n−へキシル
オキシ、n−へブチルオキシ、n−オクチルオキシ等)
又は炭素数3〜10のアルコキシアルコキシ基(例;メ
トキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキシブトキシ
、ブトキシペントキシ基等)を表わし且つ残りは炭素数
1〜6のアルキル基(例:メチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、 sea
 −ブチル、tert−ブチル、アミル基等)、アリー
ル基(殊にフェニル、トルイル&)、アルケニル基(例
;ビニル、アリJL”基等)又はメルカプト基もしくは
アミノ基で置換された炭素数1〜6のアルキル基(例:
γ−メルカプトプロピル、アミノエチル、アミノプロピ
ル、アミノブチル基等)を表わす】 で示される化合物が好適であり、具体的には例えば、ア
ルミニウムイソプロピレート、アルミニウム5ec−ブ
チレート、アルミニウムtert−ブチレート等があげ
られる。
上記有機アルミニウムと反応せしめられるキレート化剤
としては、例えば、低級アルカノールアミン類(例ニト
リエタノールアミン、ジェタノールアミン、ジメチルア
ミノエタノール等)、アセト酢酸エステル(例:アセト
酢酸メチル、アセト酢酸エチル等)、ジケトンアルコー
ル(例ニジアセトンアルコール等)、ジケトン類(例ニ
アセチルアセトン等)、グリコール類(例:エチレング
リコール、オクチレングリコール等)、オキシカルボン
酸(例:乳酸、酒石酸等)、ジカルポ7 酸又t*その
エステル(例:マレイン酸、マロン酸エチル等)、その
他サルチル酸、カテコール、ピロガロール等が挙げられ
、中でも低級アルカノールアミン類、オキシカルボン酸
、ジケトン類が好適である。
本発明において有利に用いられる有機アルミニウムキレ
ート化合物は、アルミニウム原子に直接結合する水酸基
及びアルコキシル基を有しない化合物である。アルミニ
ウムキレート化合物が、アルミニウム原子に直接結合す
る水酸基やアルコキシル基を有していると、樹脂組成物
に配合した場合に該組成物の貯蔵安定性が劣化し、且つ
硬化後の被膜の平滑性が低下するので好ましくない。
6配位の有機アルミニウムキレート化合物の好ましい具
体例としては、アルミニウムトリス(エチルアセトアセ
テート)、トリストリフルオロアセチルアセトナドアル
ミニウム、トリスヘキサフルオロアセチルアセトナドア
ルミニウム、トリスエチルアセトアセタトアルミニウム
、トリス(n−プロピルアセトアセタト)アルミニウム
、トリス(1so−プロピルアセドアセクト)アルミニ
ウム、トリス(n−プチルアセトアセタト)アルミニウ
ム、トリスサリチルアルデヒダトアルミニウム、トリス
(2−エトキシカルボニルフェノラート)アルミニウム
、トリス(アセチルアセトナト)アルミニウム、トリス
(エチルアセトナト)アルミニウム、トリス(サリチル
アルデヒダl−)アルミニウム等を示すことができ、こ
れらは部分的に縮合したものであっても良い。
8配位の有機ジルコニウムキレート化合物としては、有
機ジルコニウムをキレート化剤で処理することによって
得られるものが好適であり、該有機ジルコニウムとして
は、下記−殺伐 %式%() [式中、RL2、R13、R14及びR15のうち少な
くとも2つは、炭素数1−13のアルコキシ基(例:メ
トキシ、エトキシ、n−プロポキシ、インプロポキシ、
n−ブトキシ、インブトキシ、  5ee−ブトキシ、
tert−ブトキシ、n−ペントキシ、インアミルオキ
シ、n−へキシルオキシ、n−へブチルオキシ、n−オ
クチルオキシ等)又は炭素数3〜10のアルコキシアル
コキシ基(例:メトキシメトキシ、メトキシエトキシ、
エトキシブトキシ、ブトキシペントキシ基等)を表わし
且つ残りは炭素数1〜6のアルキル基(例:メチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソ
ブチル、 5ea−ブチル、tert−ブチル、アミル
基等)、アリール基(殊にフェニル、トルイル&)、ア
ルケニル基(例:ビニル、アリル基等)又は、メルカプ
ト基もしくはアミン基で置換された炭素fi1〜6のア
ルキル基(例:γ−メルカプトプロピル、アミノエチル
、アミノプロピル、アミノブチル基等)を゛表わす1 で示される化合物が好適であり、具体的には例えば、テ
トラメチルジルコネート、テトラエチルジルコネート、
テトライソプロピルジルコネート、テトラ−n−ブチル
ジルコネート、テトライソブチルジルコネート、テトラ
−tert−ブチルジルコネート等が挙げられる。
上記有機ジルコニウム化合物と反応させるキレート化剤
としては、上記したアルミニウム化合物の場合に用いる
キレート化合物と同様のものが好適に用いられる。
本発明において有利に用いられる有機ジルコニウムキレ
ート化合物は、ジルコニウム原子に直接結合する水酸基
及びアルコキシル基を有しない化合物である。ジルコニ
ウム原子に直接結合する水酸基やアルコキシル基が存在
する場合には、アルミニウム化合物の場合と同様に、樹
脂組成物の貯蔵安定性の低下や硬化被膜の平滑性の低下
等が生じるので好ましくない。
8配位有機ジルコニウムキレート化合物の好ましい具体
例としては、テトラキス(オキザリックアシド)ジルコ
ニウム、テトラキス(アセチルアセトン)ジルコニウム
、テトラキス(n−プロピルアセドアセクト)ジルコニ
ウム、テトラキス(エチルアセト7セタト)ジルコニウ
ム、テトラキス(サリチルアルデヒダト)ジルコニウム
等であり、これらは部分的に縮合したものであっても良
い。
上記キレート化合物の使用割合は、硬化性組成物の樹脂
固形分100重量部に対して0.O1〜30重量部程度
置部る。
この範囲より少ないと架橋硬化性が低下する傾向にあり
、又この範囲より多いと硬化物中に残存して耐水性を低
下させる傾向にあるので好ましくない、好ましい配合量
は0.1−10重量部である。
本発明の組成物には、゛上記した非水分散液及びキレー
ト化合物以外に溶液形ビニル共重合体及び1分子中に少
なくとも2個の脂環式オキシラン基を含有する化合物を
配合することができる。
該溶液形ビニル共重合体としては、上記した非水分散液
に用いた分散安定剤樹脂と同様のものを使用することが
できる。但し該共重合体は分散安定剤としての機能や重
合体との結合させるための二重結合を含有させること等
の分散安定剤としての制限条件等はないので、分散安定
剤で用いたものよりも広範囲に単量体成分を選択するこ
とができる。該溶液形ビニル共重合体の使用割合は、非
水分散液固形分1重量部に対して0〜100重量部であ
る。該溶液形ビニル共重合体を配合することにより、硬
化物の什−ヒリ外観を向上させることができる。
本発明において用いる1分子中に少なくとも2個の脂環
式オキシラン基を有する化合物としては例えば下記の化
学式で示される化合物 アネート化合物との付加物(使用し得るポリイソシアネ
ート化合物としては例えば、ヘキサメチレンジイソシア
ネートもしくはトリメチルへキサメチレンジイソシアネ
ートの如き脂肪族ジイソシアネート類;キシリレンジイ
ソシアネートもしくはイソホロンジイソシアネートの如
き環状脂肪族ジイソシアネート類;トリレンジイソシア
ネートもしくは4,4′−ジフェニルメタンジイソシア
ネートの如き芳香族ジイソシアネート類の如き有機ジイ
ソシアネートそれ自体、またはこれらの各有機ジイソシ
アネートと多価アルコール、低分子量ポリエステル樹脂
もしくは水などとの付加物、あるいは上掲した如き各有
機ジイソシアネート同志の重合体、さらにはイソシアネ
ート拳ビウレット体などが挙げられるが、それらの代表
的な市販品の例としては「パーノックD−750、−8
00,DN−950,−970もしくは15−455J
  [以上、大日本インキ化学工業株製品]、「デスモ
ジュールL、N)IL、ILもしくはN3390J  
[西ドイツ国バイエル社製品]、「タケネートD−10
2、−202、−11ONもしくは一123NJ  [
武田薬品工業■製品]、「コロネートL、HL、EHも
しくは203」[日本ポリウレタン工業株製品]または
「デュラネート24A−90CXJ  [旭化成工業■
製品]などである。); 有するエステル化物(例えば、テトラヒドロ無水フタル
酸、トリメチロールプロパン及び1.4−ブタンジオー
ル等をエステル化反応して得られるポリエステル)を過
酢酸等で酸化して得られるもの等が挙げられる。
上記脂環式オキシラン基含有化合物を添加することによ
って、非水分散液の分散安定剤中に含まれるオキシラン
基が脂環式オキシラン基でない場合でも、組成物の硬化
性を向丘させることができる。
前記溶液型ビニル共重合体の樹脂の数平均分子量は10
00〜5ooooの範囲のものが好ましい0分子量1o
oo未尚のものは実際上、工業的に行ない易いラジカル
重、合では合成が困難であり、分子量が50000を越
えると、塗装時の作業性や、仕上り外観が低下してくる
前記、脂環式オキシラン基含有化合物の数平均分子量は
1000以下が好ましい0分子量1000を越えると非
水分散液の安定剤とか、前記溶液型ビニル共重合体との
相溶性が低下してくる。
また、上記脂環式オキシオキシラン基含有化合物の配合
量は、非水分散液及び溶液形ビニル共重合体の樹脂固形
分合計量100重量部あたり、0〜200重量部である
。又本発明の低温硬化性組成物は、該脂環式オキシラン
基含有化合物を必須成分とするものではないが、非水分
散液及び溶液形ビニル共重合体の樹脂中にグリシジルメ
タクリレートのような脂肪族のオキシラン基のみを含む
場合には該脂環式オキシラン基含有化合物の存在によっ
て、低温硬化性を発揮することができる。一般にオキシ
ラン基含有ビニル単量体とじては、グリシジルメタクリ
レートが最も安価に入手できるので、グリシジルメタク
リレート共重合体を非水分散液及び溶液形ビニル共重合
体に使用する場合には一定量の脂環式オキシラン基含有
化合物を添加することが非常に好ましい。非水分散液及
び溶液形ビニル共重合体中にあらかじめ脂環式オキシラ
ン基が含まれている場合でも脂環式オキシラン基含有化
合物の添加は組成物の固形分濃度を高くしたり、被。膜
の仕上り外観をよくする効果がある。他方オキシラン基
含有化合物の配合量が200重量部を越えると1組成物
中の低分子量の成分が多くなりすぎ、硬化性が劣ってく
る。
本発明組成物には、必要に応じて、例えばエピ:1−)
1001(シェル化学製)等のエポキシ基含有樹脂;例
えば、スチレンアリルアルコール共重合体等の水酸基含
有樹脂;−官能性又は多官能性のエポキシ化合物;トリ
フェニルメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン
等の低分子量のシラン化合物等や、−船釣なアルコキシ
シラン基を有するシリコン樹脂等の他の樹脂を添加する
こともできる。
更に、本発明組成物には、必要に応じて、公知の塗面調
整剤、流動性調整剤、紫外線吸収剤、光安定剤、硬化触
媒1体質顔料、着色顔料、金属粉顔料、マイカ粉顔料、
染料等を添加することができる。
本発明組成物は1通常、有機溶剤で希釈して用いられる
好ましい有機溶剤としては、例えばトルエン、キシレン
等の炭化水素系溶剤、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン等のケトン系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル等のエステル系溶剤、ジオキサン、エチレングリコー
ルジエチルエーテル等のエーテル系溶剤、ブタノール、
プロパツール等のアルコール系溶剤等を挙げることがで
きる。これらの溶剤は、非水分散液の安定性を考慮しな
がら単独又は適宜混合して用いることができるが、アル
コール系溶剤を用いる場合には、樹脂の溶解性の点から
他の溶剤と併用することが好ましい。樹脂溶液の濃度は
、使用目的によって一様ではないが、一般に10〜70
重量%程度とすればよい。
本発明組成物は、例えばスプレー塗装、ロール塗装、ハ
ケ塗り等の一般的な塗装方法によって塗装することがで
きる。
本発明の組成物は、水分の存在下に100 ’(!以下
の低温で容易に架橋硬化することができる。即ち、本発
明によれば、当該組成物に水を添加後塗布するか、或い
は当該組成物を塗布後室気中にさらすのみで、何ら加熱
せずとも通常8時間〜7日間程度で充分に硬化させるこ
とができる。また、例えば40〜100°Cに加熱した
場合には5分〜3時間程度で充分に硬化させることがで
きる。また、硬化の際必要な水分は、空気中の湿気程度
の少量で充分である。塗布前に水を添加する場合は、通
常0.1〜1重呈%程度の添加量で充分である。
本発明の組成物が、少量の水分の存在下、低温で容易に
架橋硬化する理由は、アルミニウムキレート化合物を例
にとると、次の様に考えられる。即ち、−段目の反応と
して、単量体Aに由来するアルコキシ基が、水分の存在
下、アルミニウムキレート化合物を触媒として加水分解
してシラノール基を生じる0次に二段目の反応としてシ
ラノール基同志の脱水縮合による架橋やアルミニウムキ
レート化合物と反応して とによる架橋が起こる。更に三段目の反応として一5i
−0−An−結合が別のシラノール基に配置 位してシラノール基を分極させ、この分極したシラノー
ル基が単量体Bに由来するオキシラン基を開環重合させ
ることによる架橋が起こる。
従来の場合と比較すると、従来のこの種の硬化性組成物
では、上記二段目の反応のみで架橋硬化されていたのに
対して、本発明の硬化性組成物では特に単量体Bを用い
たことにより上記二段目の反応と三段目の反応がi!鎖
的に平行して起こって架橋硬化されるので、少量の水分
で低温下に好適に硬化できるものと考えられる。
更に、本発明の組成物は、有機溶剤に分散安定剤樹脂が
溶解した液相中にラジカル重合性不飽和単量体が重合し
た重合体粒子である固相が安定に分散した非水分散液に
キレート化合物を含有させたものである。このことから
組成物の塗装時の固形分を大幅に上昇させることができ
、しかも塗装後の粘度が高くなるためにタレ、流れ等の
ない仕上り外観に優れた膜が形成できる。更にその形成
された被膜は、被膜の連続相がシロキサン結合を有する
光、化学的に安定な被膜であり、該被膜中の重合体粒子
成分が該連続相により安定化されているとともに被膜が
粒子成分により補強されているので、光、化学的性質に
優れ、しかも耐#I撃性等の機械的特性に優れる。また
、非水分散系での前記1〜3段の連鎖反応は連続相で行
なわれるので、更に少量の水分で硬化ができる。
&豆座血】 本発明組成物は、以下に示すような優れた特徴を有する
(1)  わずかの水分、例えば空気中の湿気程度の水
分存在下で、100℃以下の低温で容易に架橋硬化でき
る。
(2) 前記縮合反応等による架橋と前記開環重合反応
による架橋とが併行して起こるため、表面と内部の硬化
性の差が少なく、チヂミを生じない。
(3) アルコール等の副生物が少ないため、物性に優
れた硬化物が得られる。特に、耐水性、耐候性、耐衝撃
性、上塗り適性、可とう性、耐汚染等の物性に優れる。
(4) 組成物中に重合体粒子が安定に存在するので貯
蔵安定性に優れ、かつ流れ、タレ等がない仕上り性に優
れた被膜が形成できる。
(5) 形成された膜中に重合体粒子を含有し、しかも
その連続相はシロキサン結合を有するので物性、耐候性
等に優れる。
支施1 以下、実施例を挙げて1本発明をより具体的に説明する
。1部」及びr%」はそれぞれ重量基準である。
キシレン/n−ブタノール=125部/35部の混合溶
剤中でα、α′−7ゾビスイソプチロニトリル(AIB
N)を開始剤として下記の単量体を重合反応させた。
グリシジルメタクリレート     30部OCH。
2−エチルへキシルメタクリレート 45部スチレン 
            10部2−ヒドロキシエチル
メタクリレート 5部得られた共重合体の数平均分子量
は12000、又その溶液は固形分50%でガードナー
粘度(25℃)はKであった0次に該共重合体にメタク
リル酸を付加し、数平均分子量をベースに計算して、共
重合体1分子当り0.3個重合性二重結合を導入した。
このものを分散安定剤溶液とした。該溶液の固形分濃度
は50%であった0次に分散安定剤溶液100部、エチ
ルシクロヘキサン200部をフラスコに仕込み、還流温
度で、下記の単量体及びは合間始剤を4時間要して滴下
し、更にt−ブチルパーオクトエート0.2部を添加し
、その後3時間熟成し非水ディスバージョン(a−1)
を製造した。
スチレン             10部メチルメタ
クリレート       40部グリシジルメタクリレ
ート     20部2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト 20部アクリロニトリル         10部
AIBN            1部(a−1)の固
形分濃度は55%、ガードナー粘度(25℃)はJであ
った。
a−2イ (a−1)と同様の方法で、下記の単量体組成の分散安
定剤を合成した。該分散安定剤には重合性二重結合を付
与しなかった。
0              0CH3ラウリルメタ
クリレート      20部2−エチルへキシルメタ
クリレート 20部2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト 5部インブチルメタクリレート     15部得
られた分散安定剤の固形分濃度は50%、ガードナー粘
度(25°C)はG、樹脂分の数平均分子量は9500
であった。
次に該分14に安定剤を用いて下記の単量体混合物を粒
子成分とする非水分散7&(a−2)を前記(a−1)
の場合と同様の方法で合成した。
スチレン             12部メチルメタ
クリレート       31部o         
      OCH3アクリロニトリル       
   15部2−ビトロキシエチルアクリレート  1
5部(a−2)の固形分濃度は55%、ガードナー粘度
(25℃)はFであった。
a−3の 分散安定剤の存在下で単量体を滴下して粒子を形成する
単量体の配合がF記である以外は非水分散液(a−2)
の場合と同様にして非水分散液(a−3)を合成した。
メチルメタクリレ−)        70部アクリロ
ニトリル         10部エチレングリコール
ジッタクリレート 5部グリシジルメタクリレ−)  
     15部非水分散液(a−3)の固形分濃度は
55%、ガードチー粘度(25’C)は!であった。
°  1ビニル 1     b−1 キシレン/n−ブタノール=4/1の混合溶剤中で、A
IBNを開始剤として下記の単量体組成のビニル共重合
体溶液(b−1)を合成した。
グリシジルメタクリレ−)      30部OC)(
310部 スチレン             20部n−ブチル
メタクリレート     30部2−ヒドロキシエチル
メタクリレート10部(b−1)の固形分濃度は50%
、ガードナー粘度(25°C)はUV、樹脂分の数平均
分子量は21000であった。
+1ビニル     b−2イク (b−1)の場合と同様の方法で下記の単量体組成のビ
ニル共重合体溶液(b−2)を合成した。
OCH,10部 ヒドロキシプロピルメタクリレート 10部スチレン 
           10部n−ブチルメタクリレー
ト     20部2−エチルへキシルメタクリレ−)
  20部(b−2)の固形分濃度は50%、ガードナ
ー粘度はR1樹脂分の数平均分子量は15600であっ
た。
・  1ビニル     b−3 (b−i)の合成の場合と同様の方法で下記の単量体組
成のビニル共重合体溶液(b−3)を合成した。
ζ 1−1            0CH30CH。
スチレン             20部n−ブチル
メタクリレート     20部(b−3)の固形分濃
度は50%、ガードナー粘度(25℃)はW、樹脂分の
数平均分子量は32000であった。
ゞ  リビニル 7     b−4’(b−i)の合
成の場合と同様の方法で下記の単量体組成のビニル共重
合体溶液(b−4)を合成した。
0         0 CH3 スチレン             20部n−ブチル
メタクリレート     40部(b −4)の固形分
濃度は50%、ガードナー粘度(25℃)はM、樹脂分
の数平均分子量は13500であった。
実施例1 下記の配合により組成物を調製した。
非水分散液(a−1) (固形分55%)64部 ビニル共重合体溶液(b−1) (固形分50%)70部 アルミニウムトリス (エチルアセトアセテート)  1部 アセチルアセトン          5部上記組成物
を酢酸イソブチル/セロソルブアセテート=1/1重量
比のシンナーで#4フォードカップで35秒(20”0
)に粘度調整し塗装に供した。
リン酸亜鉛処理済みのダル鋼板にエポキシ系カチオン電
着塗料を電着塗装法にて乾燥膜厚が20にとなるように
塗装し170℃X20分焼き付ける。
ついで#400サンドペーパーにて塗面を研磨した後石
油ベンジンをしめしたガーゼで塗面を拭き脱脂する。
その後アミノポリエステル系自動車用塗料を乾燥膜厚が
30pとなるように塗装し140”CX30分焼き付け
る。
ついで#400サンドペーパーで塗面を水研し水切り乾
燥し石油ベンジンで塗面を拭いたものを素材とした。
前記粘度調整した組成物を素材上に乾燥膜厚約50川と
なるようエアスプレーし、室温に10分間放置してから
100℃で30分間焼き付けを行なった。塗膜の評価結
果を表1に示す。
以下の実施例、比較例では、素材、塗装粘度への調整は
特に断らない限り実施例1と同じである。
実施例2 下記の配合で組成物を作成した。チタン白の分散はビニ
ル共重合体(b−1)を用いて行なった。乾燥膜厚50
gになるよう塗装し、80℃で30分間焼きつけた。
非水分散液(a−2) (固形分55%) 73部 ビニル共重合体溶液(b−2) (固形分50%)120部 アルミニウムトリス (エチルアセトアセテート)  2部 チタン白JR−602 (帝国化工■製) 60部 実施例3 下記の配合でウェットオンウェット塗装用ベースコート
を作成した。
非水分散液(a−3) (固形分55%) 90部 ビニル共重合体溶液(b−2) (固形分50%)100部 アルミニウムトリス (アセチルアセトン)  1部 アルミペースト#4919 (東洋アルミニウム■製品)  5部 アルミペースト#55−519 (東洋アルミニウム株製品)10部 このものをキシレンにて94FCで15秒(20℃)に
粘度調整し塗装に供した。別にアクリルポリオール/ポ
リイソシアネートよりなる2液型クリヤ一組成物をトッ
プコート用として用意した。
素材上に、上記ベースコートを乾燥膜厚約18ルとなる
ようエアスプレーし、室温で5分放置後、上記トップコ
ートを乾燥膜厚的30.となるようにエア、−スプレー
し、さらに10分間室温に放置後80°Cで30分間焼
き付けを行なった。
実施例4 下記の配合でウェットオンウェット塗装のトップコート
用クリヤー組成物を作成した。
非水分散液(a−2) (固形分55%)73部 ビニル共重合体溶液(b−2) (固形分50%)80部 アルミニウムトリス (エチルアセトアセテート)  2部 脂環式オキシラン基含有化合物(木1)20部 アセチルアセトン          5部上記クリヤ
ー塗料をスフゾール−1000(コスモ石油■製芳香族
系溶剤)とn−ブタノールの80/20重量比のシンナ
ーで94FCで35秒に粘度調整して塗装に供した。
別にベースコートとしてアクリルポリオール/セルロー
スアセテートブチレート/ポリイソシアネート/アルミ
ペーストからなるメタリックベースコートを用意した。
前記塗装素材にベースコートを乾燥膜厚的18gとなる
ようエアスプレーし、室温に5分間放置後、上記トップ
コートを乾燥膜厚40#Lとなるようエアスプレーし、
室温で10分間放置して80°Cで30分間焼付けを行
なった。
脂環式オキシラン基含有化合物(木1)ン酸1モルとの
反応で得られる末端脂環式オキシラン基を有する化合物
(数平均分子量650)。
実施例5 下記の配合により組成物を作成した。
非水分散液(a−1) (固形分55%)55部 ビニル共重合体溶液(b−3) (固形分50%)80部 テトラキス(アセチルアセトン) ジルコニウム0.5部 脂環式オキシラン基含有化合物(*2)30部 アセチルアセトン           3部乾燥膜厚
50終となるよう塗装し、90’0で30分間焼き付け
た。
脂環式オキシラン基含有化合物(*2)環式オキシラン
基を有する化合物(数平均分子量392)。
実施例6 下記の配合により組成物を作成した。
非水分散液(a−2) (固形分55%)182部 アルミニウムトリス (エチルアセトアセテート)   1部アセチルアセト
ン          3部乾燥膜厚約50用となるよ
う塗装し、80°Cで30分間焼付硬化させた。
実施例7 下記の配合により組成物を作成した。
非水分散液(a−1) (固形分濃度55%)91部 ビニル共重合体溶液(b−1) (固形分濃度50%)100部 アルミニウムトリス (エチルアセトアセテート)  2部 アセチルアセトン          3部乾燥膜厚5
0.となるよう塗装し、120℃で30分間焼き付は硬
化させた。
比較例1 下記の配合により組成物を作成した。
ビニル共重合体溶液(b−4) (固形分濃度50%)200部 アルミニウムトリス (エチルアセトアセテート)   1部乾燥膜厚約50
1Lとなるよう塗装し、80°Cで30分間焼き付は硬
化させた。
比較例2 溶液型ビニル共重合体溶液として、(b−2)の単量体
配合中 CH3 を全量n−ブチルメタクリレートに置き換えること以外
は(b−2)の場合とまったく同じようにして共重合体
溶液(b−5)を合成した。
このものの固形分濃度は50%、ガードナー粘度はN、
樹脂分の数平均分子量は14500であった。
これを用いて下記の組成物を作成した。
ビニル共重合体溶液(b−s) (固形分50%)200部 アルミニウムトリス (エチルアセトアセテート)  1部 乾燥膜厚が約50μとなるよう塗装し、lOOoCで3
0分間焼き付けた。
実施例1〜7、比較例1〜2の硬化膜の評価結果を表1
に示す。
表1の中の(注) (注1)仕上り外観を目視で評価した。
(注2)耐ガソリン払拭性 8石シルバーカッリンをガーゼに湿 らせ、塗面のlocmの長さを強く8往復擦った後塗面
を観察した。スリ傷及 び塗面のツヤポケが殆どないものを良 好とした。
(注3)#衝撃性 デュポン衝撃試験器を用い、撃針先 端半径1/2インチ、落鍾重量500 gで試験する。塗面にワレ目の入らな い最大高さで示す(5cmきざみ)。
(注4)耐水性 40℃の恒温水槽に試験片を240 時間浸漬する。取り出した後塗膜のツ ヤピケ、フクレ等異常のないものを良 好とした。
(注5)耐酸性 10%硫酸0.5ccを塗面上にス ポットし20℃75%RHで48時間 放置した後水洗し塗面を観察した。
(注6)#候性 サンシャインウェザオメーターで 800時間照射したときの光沢保持率 を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、Aは▲数式、化学式、表等があります▼又は▲
    数式、化学式、表等があります▼を示す。 R_1は水素原子又はメチル基を、R_2は炭素数1〜
    6の2価の脂肪族飽和炭化水素基を、R_3及びR_4
    は同一又は異なってフェニル基、炭素数1〜6のアルキ
    ル基又は炭素数1〜6のアルコキシ基を、R_5は炭素
    数1〜6のアルキル基をそれぞれ示す。nは1〜10の
    整数を示す。] で表わされる化合物であるアルコキシシラン基含有ビニ
    ル単量体とオキシラン基含有ビニル単量体とを必須単量
    体成分とし更にこれらと共重合可能な他の重合性単量体
    を共重合して得られる共重合体を分散安定剤樹脂として
    用い、該樹脂存在下有機溶剤中でラジカル重合性不飽和
    単量体を重合させて得られる該有機溶剤に不溶性の重合
    体粒子の非水分散液に、キレート化合物を配合すること
    を特徴とする低温硬化性組成物。
JP62289028A 1987-11-16 1987-11-16 低温硬化性組成物 Pending JPH01131276A (ja)

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