JPH02158747A - 電子写真現像用トナー - Google Patents

電子写真現像用トナー

Info

Publication number
JPH02158747A
JPH02158747A JP63312862A JP31286288A JPH02158747A JP H02158747 A JPH02158747 A JP H02158747A JP 63312862 A JP63312862 A JP 63312862A JP 31286288 A JP31286288 A JP 31286288A JP H02158747 A JPH02158747 A JP H02158747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
polyester
tan
image
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63312862A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2742278B2 (ja
Inventor
Shunichi Chiba
俊一 千葉
Akio Matsui
松井 秋雄
Yoshinao Okamoto
岡元 義尚
Chiharu Mochizuki
望月 千春
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP63312862A priority Critical patent/JP2742278B2/ja
Publication of JPH02158747A publication Critical patent/JPH02158747A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2742278B2 publication Critical patent/JP2742278B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/087Binders for toner particles
    • G03G9/08742Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • G03G9/08755Polyesters

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子写真現像用トナー とくにフルカラート
ナーに関する。
[従来の技術] 文字情報を主に伝達する白黒画像と異り、絵画情報を主
に伝達するフルカラー画像では、色の再現性が画像品質
の良否を決定する重要な特性となる。このため、フルカ
ラー用トナーには、透明性や定着後の画像上の光沢など
の特性を調節する必要がある。
従来のフルカラートナーにおいては、7M03色の重な
る部分の混色性、定着性の問題から、比較的分子量の小
さい、シャープメルト性に優れた樹脂を用いているが、
このようなトナーでは熱ローラ定着方式において、ホッ
トオフセット現象を発生し易い傾向がある。また、画像
の光沢性についても、良好な状態(Gs60°−20〜
40%程度)となる定着温度範囲が狭く、光沢度が高く
、ギラギラした感じの画像や、逆に光沢度の低い、画像
濃度の低い画像となり易い。
特開昭61−277961テは軟化温度80−150”
C(7)ボエステル樹脂とスチレン−アクリル酸エステ
ル共重合体との混合系より成る結着樹脂によるトナーが
提案されているが、これではホットオフセット性に改善
は認められるものの、画像の光沢性については考慮され
ていないため、良好な光沢が得られない。また、トナー
自体の透明性について、全く考慮されていないため、屈
折率が異り、また相溶性もよくないスチレン−アクリル
酸エステル共重合体との混合系のトナーは透明性が悪く
なり、OHP用カラートランベンコピーでは十分に発色
しない。通常のコピーでも色再現に対して悪影響を与え
てしまう。
ポリエステル樹脂の分子量分布において、低分子量部と
高分子量部に2つ(または3つ)の極大ピークをもたせ
、′ホットオフセットを防止する提案があるが、これは
モノカラー用トナーに対しては有効であるが、画像の光
沢が失われるためフルカラー用トナーに使用することは
できない。分子量分布とピークの位置をバランスさせ、
本発明と同じ特性を得ることは、理論的には可能かもし
れないが、実際に重合反応を制御し、1することは困難
である。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は前述の従来の問題を解決することにある
。つまり、定着温度が低く、定着画像でのトナーの混色
性に優れ、且つ、充分な耐オフセット性(耐ホツトオフ
セット性)、耐ブロッキング性、耐熱保存性を有するフ
ルカラー用トナーを提供することにある。又、異る本発
明の目的としては、良好な画像の光沢を有し、高画質な
画像を得ることができるフルカラー用トナーを提供する
ことにある。又、更なる本発明の目的としては、トナー
の透明性(遜色性)に優れ、OHPトラベンコピーの透
過光の発色性に優れたフルカラー用トナーを提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 先述した目的を達成するための本発明の構成は、結着樹
脂がビスフェノール型ジオールと多価カルボン酸とから
合成されるポリエステル樹脂であり、且つ、該結6樹脂
は、 動的粘弾性の力学正接損失(tanδ)がtanδ>3
.0であるポリエステルAとtanδ<1.5であるポ
リエステルBの混合物であり、 その混合割合が、重量比で 5195≦ポリエステルB/ポリエステルA≦3077
0 の範囲にある電子写真現像用トナーである。さらに、ト
ナー自体の動的粘弾性の力学正接損失(tanδ)が、
3.0> tanδ>3.8の範囲である電子写真現像
用トナーである。
本発明では結着樹脂として特にビスフェノール型ジオー
ルと多価カルボン酸から合成されるポリエステル樹脂を
用いる。このポリエステル脂には、下記のような利点が
ある。
(1)スチレン−アクリル系樹脂と比較して、溶解度パ
ラメーター(SPlii)が大きな値を示し、定着ロー
ラーの部材であるシリコーンゴムとのSP値の差が大き
くなり、ローラーとの接着力が小さくなり、耐オフセッ
ト性に有利である。
(2)比較的に透明性がよい。
(3)安定した負帯電が得やすい。
本発明における結否樹脂は、動的粘弾性の圧切損失(t
anδ)が、tanδ>3.0であるポリエステルAと
、tanδ<1.5であるポリエステルBの混合物であ
り、その混合割合が、重量比で5795≦ポリエステル
B/ポリエステルA≦30770の範囲であるものであ
る。さらに、トナー自体の動的粘弾性のtanδが、3
.0< tanδく3.8の範囲であるものである。よ
り好ましくはtanδ>3.0のポリエステル樹脂を7
0〜95°重量部に対して、Lanδ<1.5のポリエ
ステル樹脂を5〜30重量部含有させることである。 
tanδ>3.0のポリエステル樹脂の割合が70重量
部以下であると、カラー画像として充分な画像光沢が得
られない。逆に95重量部以上であると、画像が必要以
上に光沢に帯びギラギラとした劣悪な感じとなる。耐オ
フセット性もほとんど改善効果がみられない。また、t
anδ<3.0以下のポリエステル樹脂を使用すると、
低温での定着性が劣り、光沢も減少する。tanδ<1
.5のポリエステル樹脂の変わりに、tanδ>1.5
のものを使用すると、耐オフセット性の改善効果が劣化
する。
本発明の結着樹脂及びトナーの動的粘弾性のΔ−J定に
は、(米) RIIEOMETRIC8,lNC製レオ
メトリックスダイナミックスブクトロメーターRDS−
7700型のレオメータ−を使用した。測定条件は、角
周波数ω−1O口rad/sccに固定し、歪率は自動
とした。この状態で温度を昇温し、温度依存性測定を行
った。この測定結果から貯蔵弾性率[G’ (ω)]−
tos dyn/as2の時の力学正接損失(tanδ
)、つまり損失弾性率[G”(ω)]/貯蔵弾性率[G
o(ω)]を測定したものである。測定条件でω−10
0rad/secに固定したのは、複写機等に使用され
る熱ロール定着器の実効定着時間は、通常1xlO°2
〜5X 10−’ see程度であり、これに相当する
と考えられるからである。貯蔵弾性率[0’(ω)]が
、G’ (ω) −txlos dyn/seeのta
nδを?jlj定したのは、トナーの定着時の動的粘弾
性が、G“(ω)−10dyn/sec程度であると考
えられるためである。G” (ω)−1X105dyn
/seeの時のtanδとトナーの定心性、耐オフセッ
ト性、画像の光沢などの関係を鋭意研究した結果、本発
明の構成に到達したのである。
さらに、本発明におけるトナーは動的粘弾性のtanδ
が、3.0>  tanδ>3.8の範囲である電子写
真用トナーである。これは前述のように、動的粘弾性の
異る2種の粘着樹脂の混合物(ブレンド)をバインダー
に使用しても、トナーのtanδ>3.8では、耐オフ
セット性があまり向上せず、また、画像の光沢もギラギ
ラした感じ(光沢がありすぎる)になり易い。このため
本発明の目的である、低温から広い定着範囲を得ること
は困難となる。また、トナーのtanδ(3,0では、
耐オフセット性は、良好であるが、画像の光沢を得るこ
とが困難となり、(光沢が低くなりすぎる)画像がH弱
な感じを与えてしまうものになる。
本発明において使用される結着樹脂において、前述のよ
うにビスフェノール型ジオールと多価カルボン酸から合
成される、動的粘弾性の異る2種のポリエステル樹脂の
混合物を使用するが、本発明の目的を害しない範囲で他
の公知の樹脂、ワックス等を添加混合することができる
さらに、本発明を達成するための結着樹脂においては、
下記に示すビスフェノール型ジオールと多価カルボン酸
とから合成されるポリエステル樹脂が用いられる。
本発明に用いられるビスフェノール型ジオールとしては
、例えば、■ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、■ポリオ
キシエチレン (2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、■ポリオキシスチレン(6)−2
,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、■ポ
リオキシブチレン(2)−2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、■ポリオキシプロピレン(3)
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)チオエーテル、■ポ
リオキシプロピレン(2)−2,2−ビス(4−シクロ
ヘキサノール)プロパン、■ポリオキシエチレン(2)
−2,8−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル、■ポリ
オキシエチレン(2,5) −P、P −ビスフェノー
ル、■ポリオキシブチレン(4)ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)ケトン、[相]オキシエチレンー2.2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、0オキシプロ
ピレン−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パンなどが挙げられる。
その他のアルコール成分として、必要に応じて例えば、
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−
ブタンジオール、1.5−ペンタジオール、■、6−ヘ
キサンジオール、グリセリン、トリメチロールエタン、
トリメチロールプロパン、ペンタエリスルトールなどの
脂肪族ポリオールなどが使用できる。
本発明に用いられる多価カルボン酸としては、例えば2
価の芳香族カルボン酸として、フタル酸、イソフタル酸
、無水フタル酸、テレフタル酸、及びそのエステル類な
どの誘導体があり、例えば3価の芳香族ポリカルボン酸
、1.2.4−ベンゼントリカルボン酸、1.2.5−
ベンゼントリカルボン酸、1.2.4−ナフタレントリ
カルボン酸、2.5.7−ナフタレントリカルボン酸、
1.2.4.5−ベンゼンテトラカルボン酸、及びこれ
らの無水物やエステル化物がある。また、2価の脂肪族
カルボン酸としては、例えばマレイン酸、フマル酸、コ
ハク酸、アジピン酸、セパチン酸、マロン酸、及びこれ
らを炭素数8〜22の飽和もしくは不飽和の炭化水素基
で置換した2価の有機酸単量体、これらの無水物、低級
アルキルエステルとリルイン酸の2量体、その他の2価
の有機酸単量体などがある。
本発明におけるポリエステル樹脂は、公知の手段によっ
て合成することができる。ポリエステル樹脂の合成例と
しては、下記に示すものが挙げられる。
[ボスチル樹脂の合成例1] テレフタル酸7モル、トリメリット酸2モル、及びポリ
オキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン9モルからなる混合物を21
0℃で約6時間加熱撹拌し、反応終了後室温まで冷却し
、ポリエステル樹脂を合成した。合成時に各モノマーが
留出あるいは逸散しないように充分留意し、また留出あ
るいは逸散した場合はその分だけを途中で添加した。
[ポリエステル樹脂の合成例2] テレフタル酸7モル、トリメリット酸2モル、ポリオキ
シエチレン(2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン8.84モル、及びグリセリン0.16
モルからなる混合物を200℃で約7時間加熱撹拌し、
反応終了後室温まで冷却し、ポリエステル樹脂を合成し
た。合成時に各モノマーが留出あるいは逸散しないよう
充分留意し、また留出あるいは逸散した場合はその分だ
けを途中で添加した。
[ポリエステル樹脂の合成例3] テレフタル酸7モル、n−ドデセニルコハク酸1モル、
トリメリット酸1.5モル、ポリオキシプロピレン(2
,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン8モル、及びエチレングリコール1.5モルからな
る混合物を200℃で約7時間加熱撹拌し、反応終了後
室温まで冷却し、ポリエステル樹脂を合成した。合成時
に各七ツマ−が留出あるいは逸散しないよう充分留意し
、また留出あるいは逸散した場合はその分だけを途中で
添加した。
[ポリエステル樹脂の合成例4] テレフタル酸7モル、マレイン酸1モル、トリメリット
酸1モル、ポリオキシプロピレン(3)−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン8.84モル、及びグリセ
リン0.16モルからなる混合物を220℃で約6時間
加熱撹拌し、反応終了後室温まで冷却し、ポリエステル
樹脂を合成した。
合成時に各モノマーが留出あるいは逸散しないよう充分
留意し、また留出あるいは逸散した場合はその分だけを
途中で添加した。
[ポリエステル樹脂の合゛成例5] テレフタル酸7モル、コハク酸1モル、トリメリット酸
1モル、ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン7モル、及びポ
リオキシエチレン(2) −2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン2モルからなる混合物を210
℃で約7時間加熱撹拌し、反応終了後室温まで冷却し、
ポリエステル樹脂を合成した。合成時に各モノマーが留
出あるいは逸散しないよう充分留意し、また留出あるい
は逸散した場合はその分だけを途中で添加した。
本発明のトナーに任意に使用される荷電制御剤としては
、公知のものが使用できるが、フルカラー電子写真法に
適するように、トナーの透明性を劣化させない無色また
は白色のものが・好ましい。有効な1.s電制御剤とし
ては、多価の金属を含む有機性の塩または錯体類である
a機金属化合物が挙げられる。有効な金属種としては、
AI、Ba、Cas Cd、Cr、Cu、Fe。
Hg、Mg、Mns N 1SPb、S nSS r、
Znなどの多価性のものである。特に好ましいものは、
サリチル酸金属塩及びサリチル酸誘導体の金属塩である
本発明で使用するサリチル酸金属塩及び/またはサリチ
ル酸誘導体の金属塩は下記の一般式%式% (但し、RIR2及びR3は水素または炭素数1〜10
のアルキル基あるいはアリル基が望ましい。ここでRI
R2およびR3は同時に同じであっても異ってもよい。
また、M eは亜鉛、二・メチル、コバルト、鉛、クロ
ムから選ばれるいずれかの金属であるが、この中でも特
に亜鉛が望ましい。) かかる一般式で表わされた金属塩は、CLARK。
J、L、Kao、II 、(194g) J−^mer
、Chem、Soe、70.2151に記載された方法
によって容易に合成することができる。例えば、溶媒中
に2モルのサリチル酸ナトリウム塩(サリチル酸誘導体
のナトリウム塩を含む)と、1モルの塩化亜鉛とを添加
し、混合し、加温し、撹拌することにより亜鉛塩として
得ることができる。この金属塩は白色を呈する結晶であ
り、トナーの結着樹脂中に分散させた場合にも着色を示
さないものである。金属塩が亜鉛塩以外のものについて
も上記の方法に準じて製造することができる。これらの
金属塩は+1を独で用いられても2種以上の併用であっ
てもかまわない。
また、本発明に用いる着色剤としては、トナー用として
公知のものがすべて使用できる。黒色の着色剤としては
、例えば、カーボンブラック、アニリンブラック、ファ
ーネスブラック、ランプブラック等が使用できる。シア
ンの着色剤としては、例えば、フタロシアニンブルーメ
チレンブルー ビクトリアブルー メチルバイオレット
、アニリンブルー ウルトラマリンブルー等が使用でき
る。マゼンタの着色剤としては、例えば、ローダミン6
Gレーキ、ウオッチングレッド、ローズベンガル、ロー
ダミンB1アリザリンレーキ等が使用できる。イエロー
の着色剤としては、例えば、クロムイエロー、ベンジジ
ンイエロー、ハンザイエロー、ナフトールイエロー、モ
リブデンオレンジ、キノリンイエロー タートラジン等
が使用できる。
また必要に応じて、コロイダルシリカのような流動化剤
、酸化チタン、酸化アルミニウム等の金属酸化物や、炭
化ケイ素等の研磨剤、脂肪酸金属塩などの滑剤などを含
有させても良い。
本発明のトナーは1成分系現像剤として、またキャリア
と混合して2成分系現像剤として、いずれでも使用する
ことが可能である。2成分系現像剤として使用する場合
には、キャリアとしては、粒子径が20〜200μl程
度の鉄粉、ニッケル粉、フェライト粉、マグネタイト粉
、ガラスピーズ及びこれらを芯材とし、その表面にフッ
素系樹脂、シリコーン樹脂、スチレン系樹脂、アクリル
系樹脂などを被覆したものが使用される。
本発明のトナーを記録材上に定着する手段としては、一
般に広く知られている加熱ロール定着方式であれば良い
が、画像の光沢の発生機構が定着工程でのトナーの変形
によるものであるので、本発明のトナーとの離型性に優
れたものであることが好ましい。このため、表面がシリ
コーンゴムのエラストマー層で構成された加熱部材をト
ナー担持面に接触圧着せしめて定着する方法がよい。
本発明で使用する加熱ロール定着装置に使用する定着ロ
ールは、アルミニウム、ステンレス、鉄、銅などの金属
性中空ロール芯の外周面にシリコーンゴムのエラストマ
ー層(RTVゴム、HTVゴムなど)を0.5〜1Ol
l厚程度に薄く設けたものである。なお、定着ロールの
外周面はトナー層と当接し、光沢を与えるために平滑に
なっている。加圧ロールは公知の手段により、少なくて
も定着時・には、加熱ロールに圧接し、ニップ幅を形成
するものとし、金属性ロール芯金の外周面にシリコーン
ゴム、フッ素ゴム、フロロシリコーンゴムなどの弾性層
を比較的厚く設けたものや四弗化エチレン樹脂などの耐
熱離型性樹脂層を比較的薄く設けたものである。定着装
置の加熱ロール及び必要に応じて加圧ロールの加熱方法
は公知の方法が使用できる。また、定着ロールにシリコ
ーンオイルなどの離型性の優れた液体を塗布してロール
の離型性を向上させることが好ましい。
[実施例] 以下、本発明を下記の実施例によって更に具体的に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお
、説明中の「部」は重量部を意味する。
実施例1 [トナーの製造] 合成例1のポリエステル(tanδ−3,8)80部 合成例2のポリエステル(tanδ−1,4)20部 C11,ピグメントブルー15      5部荷電制
御剤(サリチル酸亜鉛塩)  2部上記組成の混合物を
溶融混練、冷却、粉砕、分級し、5〜20μ−の粒径の
青色トナーを得た。
得れたトナーは、tanδ−3,3であった。
[実写テスト] 上記のようにして作製したトナー 5部に対し、フェラ
イトキャリア95部とをボールミルで混合し、現像剤を
作製した。
次に上記現像剤を定着装置を改造した■リコー製IMA
GIO320デジタル複写機にセットし、画像テストを
行った。定着装置は、加熱ロールに外周面にシリコーン
ゴム(信越化学製KE−1300RTV)を2ms厚被
覆したものとし、加圧ロールに外周面にテフロン樹脂を
50μ厳厚被覆したものとした。加熱ロールの表面には
離型性補助剤としてシリコーンオイル(信越化学製KP
−98)を薄く塗布するようにした。定着条件は線速1
100(a/5ee)、ニップ幅g(am)、圧力5(
kgr/Cm2)とした。テストの結果、ソリッドの階
調性の良い、カブリのない、良好な光沢を有する画像が
得られた。コピーブロッキングなども発生しなかった。
OHP用のフィルムに画像を形成し、透過光での発色性
をみたところ、良好であった。
繰り返して複写画像を形成したところ、その画像は10
万枚画像出し後も変わらなかった。
また、トナーの帯′Ri量をブローオフ法で測定したと
ころ、初期の帯電量は−16,1μc/gであり、10
万枚ランニング後におけるトナーの帯電量は−14,3
μc/gと初期値とほとんど差がなかった。又35℃9
0%RHという高湿環境下、及びl◎’CI5%RHと
いう低湿環境下でも、常湿と同等の画像が得られた。
実施例2 [トナーの製造] 合成例3のポリエステル(tanδ−3,5)合成例4
のポリエステル(tanδ−1,2)15部 カーボンブラック         5部荷電制御剤(
サリチル酸亜鉛塩)  2部上記組成の混合物を溶融混
練、冷却、粉砕、分級し、5〜20μ麿の粒径の黒色ト
ナーを得た。
得られたトナーはtanδ−3,2であった。
[実写テスト] 上記のようにして作製したトナー5部に対し、フェライ
トキャリア95部とをボールミルで混合し、現像剤を作
製した。
次に上記現像剤を実施例1と同様に定着装置を改造した
ーリコー製IMACI0820デジタル複写機にセット
し、画像テストを行ったところ、ソリッドの階調性の良
い、カブリのない、良好な光沢を有する画像が得られた
。繰り返して複写画像を形成したところ、その画像は1
0万枚画像出し後も変わらなかった。
また、トナーの帯電量をブローオフ法で71P1定した
ところ、初期の帯電量は−19,8μc/gであリ、1
0万枚ランニング後におけるトナーの帯電量は−18゜
2μc/gと初期値とほとんど差がなかった。又35℃
90%RHという高湿環境下、及びlO℃15%RHと
いう低湿環境下でも、常湿と同等の画像が得られた。
比較例1 [トナーの製造] 合成例1のポリエステル(tanδ−3,8)100部 C,1,ピグメントブルー15      5部荷電制
御剤(サリチル酸亜鉛塩)  2部上記組成の混合物を
溶融混線、冷却、粉砕、分級し、5〜20μ腸の粒径の
青色トナーを得た。
得られたトナーはtanδ−3,7であった。
[実写テスト] 上記のようにして作製したトナー5部に耐し、フェライ
トキャリア95部とをボールミルで混合し、現像剤を作
製した。
次に上記現像剤を実施例1と同様に定着装置ヲ改造した
■リコー製114AC+0320デジタル複写機にセッ
トし、画像テストを行ったところ、ホットオフセット現
象が発生した。このため定着温度を下げて画像テストを
行ったが、連続複写時には再度ホットオフセット現象が
発生し、またコピーブロッキングも発生した。
比較例2 [トナーの製造] 合成例2のポリエステル(tanδ−1,4)100部 C11,ピグメントブルー15      5部上記組
成の混合物を溶融混練、冷却、粉砕、分級し、5〜20
μ−の粒径の青色トナーを得た。
古られたトナーは、 tanδ−1,4であった。
[実写テスト] 上記のようにして作製したトナー5部に対し、フェライ
トキャリア95部とをボールミルで混合し、現像剤を作
製した。
次に上記現像剤を実施例1と同様に定着装置を改造した
■リコー製IMACI0320デジタル複写機にセット
し、画像テストを行ったところ、定着不良現象が発生し
た。このため定着温度を上げて画像テストを行った。画
像の光沢のない貧弱な印象を与える画像がi%られた。
また、カブリが多く、ソリッドにはけ目のめだつ画像で
あった。繰り返して複写画像を形成したところ、その画
像は約2万枚画像出しを行ったところで、複写機内のト
ナー飛散がひどくなった。
また、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したところ
、初期の帯電量は−16,5μc/gであり、2万枚ラ
ンニング後におけるトナーの帯電量は−8,2μc/g
であった。
実施例3 [トナーの製造] 合成例5のポリエステル(tanδ−3,3)90部 合成例4のポリエステル(tanδ−1,2)10部 C11,ピグメントレッド57     5部C0!、
ピグメントレッド48     3部荷電制御剤(サリ
チル酸亜鉛塩)  2部上記組成の混合物を溶融混線、
冷却、粉砕、分級し、5〜20μ−の粒径の赤色トナー
を得た。
得られたトナーはtanδ−3,2であった。
〔実写テスト] 上記のようにして作製したトナー5部に対し、鉄粉にシ
リコーン樹脂を波頂したキャリア95部とをボールミル
で混合し、現像剤を作製した。
次に上記現像剤を実施例1と同様に定着装置を改造した
■リコー製IMAGIO320デジタル複写機にセット
し、画像テストを行ったところ、ソリッドの階調性の良
い、カブリのない、良好な光沢を6する画像が得られた
。繰り返して複写画像を形成したところ、その画像は1
0万枚画像出し後も変わらなかった。
また、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したところ
、初期の帯B5ff1は−14.3μc1gであり、1
0万枚ランニング後におけるトナーの帯電量は−11,
9μc/gと初期値とほとんど差がなかった。又35℃
90%RHという高湿環境下、及びlO℃15%RHと
いう低湿環境下でも、常湿と同等の画像が得られた。
実施例4 [トナーの製造] 合成例5のポリエステル(L a nδ−3,3)90
部 合成例4のポリエステル(tanδ−1,2)10部 C11,ピグメントイエロー17    5部曲電制御
剤(サリチル酸亜鉛塩)  2部上記組成の混合物を溶
#a混練、冷却、粉砕、分級し、5〜20μ−の粒径の
赤色トナーを得た。
得られたトナーはtanδ−3,2であった。
[実写テスト] 上記のようにして作製したトナー5部に対し、鉄粉にシ
リコーン樹脂を被覆したキャリア95部とをボールミル
で混合し、現像剤を作製した。
次に上記現像剤を実施例1と同様に定着装置をソリッド
の階調性の良い、カブリのない、良好な光沢を有する画
像が得られた。繰り返して央写画像を形成したところ、
その画像は10万枚画像出し後も変わらなかった。
また、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したところ
、初期の帯電量は−15,6μc/gであり、10万枚
ランニング後におけるトナーの帯電量は−17.7μe
/gと初期値とほとんど差がなかった。又35℃90%
RHという高湿環境下、及びlO℃15%RHという低
湿環境下でも、常湿と同等の画像がj′7られた。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、定着湿量の範囲が
広く、良好な画像光沢を得ることができる。又、OHP
での発色性も良好である。
また、耐コピーブロッキング性、耐保存性に優れ、且つ
、混色性にも優れた高品質な画像が得られる。連続複写
後も初期画像と同等の品質を示す画像が得られ、負帯電
量の変化もなく、環境変動も少なく、鮮明なカラー画像
が得られる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)着色剤、結着樹脂を主成分とするトナーにおいて
    、結着樹脂がビスフェノール型ジオールと多価カルボン
    酸とから合成されるポリエステル樹脂であり、且つ、該
    結着樹脂は、動的粘弾性の正接損失(tanδ)が tanδ>3.0であるポリエステルAと tanδ<1.5であるポリエステルBの混合物であり
    、 その混合割合が、重量比で 5/95≦ポリエステルB/ポリエステルA≦30/7
    0 の範囲であることを特徴とする電子写真現像用トナー。
  2. (2)トナーの動的粘弾性の正切損失が
  3. 3.0<tanδ<3.8 の範囲であることを特徴とする請求項(1)記載の電子
    写真現像用トナー。
JP63312862A 1988-12-13 1988-12-13 電子写真現像用トナー Expired - Fee Related JP2742278B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63312862A JP2742278B2 (ja) 1988-12-13 1988-12-13 電子写真現像用トナー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63312862A JP2742278B2 (ja) 1988-12-13 1988-12-13 電子写真現像用トナー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02158747A true JPH02158747A (ja) 1990-06-19
JP2742278B2 JP2742278B2 (ja) 1998-04-22

Family

ID=18034335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63312862A Expired - Fee Related JP2742278B2 (ja) 1988-12-13 1988-12-13 電子写真現像用トナー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2742278B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000004423A1 (fr) * 1998-07-14 2000-01-27 Sanyo Chemical Industries, Ltd. Liant pour toner et toner
US6300024B1 (en) 1999-06-30 2001-10-09 Canon Kabushiki Kaisha Toner, two-component type developer, heat fixing method, image forming method and apparatus unit
KR20150129081A (ko) * 2012-02-28 2015-11-19 삼성전자주식회사 정전하상 현상용 토너, 이 토너를 채용한 토너 공급 수단과 화상 형성 장치, 및 이 토너를 이용한 화상 형성 방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000004423A1 (fr) * 1998-07-14 2000-01-27 Sanyo Chemical Industries, Ltd. Liant pour toner et toner
US6300024B1 (en) 1999-06-30 2001-10-09 Canon Kabushiki Kaisha Toner, two-component type developer, heat fixing method, image forming method and apparatus unit
KR20150129081A (ko) * 2012-02-28 2015-11-19 삼성전자주식회사 정전하상 현상용 토너, 이 토너를 채용한 토너 공급 수단과 화상 형성 장치, 및 이 토너를 이용한 화상 형성 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2742278B2 (ja) 1998-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100506441B1 (ko) 토너 및 가열 정착 방법
KR100228054B1 (ko) 정전하상 현상용 토너 및 정착 방법
JP3240369B2 (ja) 静電荷像現像用トナー
JP2841332B2 (ja) フルカラー電子写真方法
US6326114B1 (en) Toner, and process for producing a toner
JP2009075615A (ja) 画像形成方法
JP3037711B2 (ja) デジタル方式のフルカラー電子写真方法
JP3015244B2 (ja) 静電荷像現像用トナー、一成分系現像剤及び二成分系現像剤
JP2001249485A (ja) トナー及び加熱定着方法
JPH05142963A (ja) フルカラー電子写真方法
JP2005275390A (ja) トナー用ポリエステル樹脂およびその製造方法、並びにトナー
JPH09146303A (ja) 静電荷像現像用トナー
JPH1160703A (ja) トナー用ポリエステル樹脂、その製造方法およびそれを用いたトナー
JP4745546B2 (ja) カラートナー及びフルカラー画像形成方法
US5827631A (en) Non-magnetic one-component developer and image forming process using the same
JPH02158747A (ja) 電子写真現像用トナー
JP3303560B2 (ja) 静電荷像現像用カラートナーおよび画像形成方法
JP3342272B2 (ja) カラートナー、二成分系現像剤、画像形成装置及び画像形成方法
JP3950676B2 (ja) イエロートナー
JP3984335B2 (ja) トナー用ポリエステル樹脂、その製造方法およびそれを用いたトナー
JP2000047428A (ja) トナー
JP4368541B2 (ja) 電子写真用トナー
JP3256824B2 (ja) 電子写真用トナー
JP2973363B2 (ja) 静電荷像現像用トナー
JP2675948B2 (ja) カラートナー及びカラー画像形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees