JPH02146554A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPH02146554A
JPH02146554A JP30158088A JP30158088A JPH02146554A JP H02146554 A JPH02146554 A JP H02146554A JP 30158088 A JP30158088 A JP 30158088A JP 30158088 A JP30158088 A JP 30158088A JP H02146554 A JPH02146554 A JP H02146554A
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Application number
JP30158088A
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English (en)
Inventor
Yasushi Mizuta
泰史 水田
Kaname Nakatani
中谷 要
Yasuyuki Hanatani
花谷 靖之
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02146554A publication Critical patent/JPH02146554A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/14Inert intermediate or cover layers for charge-receiving layers
    • G03G5/142Inert intermediate layers

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電荷輸送層、電荷発生層及び表面保護層を有
する積層型の電子写真感光体において、電荷発生層の結
着樹脂としてポリビニルアセタールを用いた電子写真感
光体に関する。
(従来の技術) 近時では、感光層の機能を電荷発生層と電荷輸送層とに
分離した積層型の電子写真感光体が提案されている。電
荷発生層は、通常光導電性顔料等の電荷発生物質を結着
樹脂に分散させて形成され、また電荷輸送層は電荷輸送
物質を結着樹脂に分散させて形成されており、電荷発生
層の光吸収で生じた電荷キャリアが電荷輸送層へ注入さ
れることにより、その部分の感光体の表面電荷が消失し
て静電コントラストを生じるのである。
一般に、光導電性顔料が結着樹脂に均一に分散されてい
るほど、また光導電性顔料の粒径が小さいほど上記電荷
発生層で生じる電荷キャリアの発生動率は良く、従って
、静電特性、画像特性等の電子写真特性が優れていると
いわれており、従来より光導電性顔料を微粒子状に分散
させる技術と、顔料を感光液に安定に分散させる技術が
研究されている。例えば、特開昭61−73960号公
報には、電荷発生層の結着樹脂の分子量を規定し、ある
いは光導電性顔料と結着樹脂との比率を規定し、また結
着樹脂としてポリビニルブチラールを用いることにより
、光導電性顔料の分散性と感光液の保存安定性を改良す
る技術が提案されている。
ところで、このような電荷発生層が感光体の表面に露出
する場合には、トナーによる現像、紙との摩擦、クリー
ニング部材による摩擦等によって電荷発BE層表面が摩
耗したり、その表面に傷が付く等の問題を生じるので、
感光体の表面に保護層を設けることが従来より行われて
いる。例えば、特開昭62−108260号公報ではト
リアルコキシアルキルシラン及びテトラアルコキシシラ
ンの加水分解縮合物をインプロパツール等の溶剤で溶解
して得られる表面保護塗布液を感光体表面に塗布乾燥す
ることにより、表面保護層を形成することが開示されて
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記したように結着樹脂としてポリビニ
ルブチラールを用いて電荷発生層を形成した場合には、
その電荷発生層の表面に表面保護塗布液を塗布すると、
その溶剤によって電荷発生層が著しく膨潤又は溶解し、
平滑な表面保護層と添加発生層との界面を形成すること
ができないという欠点があり、また上記した方法によっ
て電荷発生層の表面に表面保護層を形成すると、ポリビ
ニルブチラールが表面保護層へ拡散する結果、表面保護
層の耐摩耗性が低下するという欠点があった。
本発明は上記欠点を解決するものであり、その目的とす
るところは、電荷発生層の結着樹脂としてポリビニルア
セタールを使用することにより、光導電性顔料の分散性
及び分散安定性に優れている上に、電荷発生層の表面に
表面保護層を形成するにあたって、表面保護塗布液によ
って電荷発生層が膨潤又は溶解したり、表面保護層の耐
摩耗性が低下することがない電子写真感光体を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) すなわち、本発明の電子写真感光体は、電荷輸送層、電
荷発生層及び表面保護層を有する電子写真感光体であっ
て、該電荷発生層が、電荷発生物質とポリビニルアセタ
ールとを含有する電荷発生塗布液を電荷輸送層に塗工し
て形成され、電荷発生層と表面保護層との間に、金属ア
セチルアセトネートを含有する中間塗布液を塗工して形
成される中間層が設けられており、そのことにより上記
目的が達成される。
前記ポリビニルアセタールは、ビニルアルコール成分が
13重量%以下のものが好ましい。
以下、本発明の詳細な説明する。
電子写真感光体は、第1図に示すように、導電性支持体
1に、電荷輸送層2、電荷発生層3、中間層4及び表面
保護層5をこの順で積層して形成されている。
導電性支持体lとしては、従来からこの種感光体に使用
されている総てのものが使用でき、例えば、アルミニウ
ム、アルミニウム合金、銅、亜鉛、ステンレス、バナジ
ウム、モリブデン、クロム、チタン、ニンケル、インジ
ウム、金、白金等の金属材料が挙げられる。また、アル
ミニウム、アルミニウム合金、酸化銅、酸化錫、酸化イ
ンジウム−酸化錫合金等の金属層を真空蒸着法によって
表面に形成したプラスチック (例えば、ポリエチレン
、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレ
フタレート、アクリル樹脂、ポリフッ化エチレン)や、
導電性粒子(例えば、カーボンブラック、金属粒子)を
適当な結着樹脂とともにプラスチックの表面に被覆した
支持体や、導電性粒子をプラスチックや紙に含浸した支
持体や、導電性ポリマーを有するプラスチック等を用い
ることもできる。
この導電性支持体1の外表面に形成された電荷輸送層2
は、光吸収によって電荷発生層3で発生した電荷キャリ
ア(正孔)を受は取ると共に、この電荷キャリアを上記
導電性支持体1まで輸送できる機能を有しているもので
あれば従来より公知のものを使用することができる。こ
の電荷輸送層2は、通常電荷輸送物質を結着樹脂及び溶
剤に分散させた電荷輸送塗布液を上記導電性支持体1表
面に塗布乾燥することによって形成することができる。
上記電荷輸送物質としては、例えば、ポリビニルカルバ
ゾール、ポリビニルピレン、ポリアセナフチレン等の高
分子化合物、または各種ピラゾリン誘導体、ジフェニル
オキサゾール誘導体、ヒドラゾン誘導体などの低分子化
合物が使用される。
具体的には、ピレン、N−エチルカルバゾール、N−イ
ソブロビル力ルバゾール、N−メチル−N−フェニルヒ
ドラジノ−3−メチリデン−9−エチルカルバゾール、
N、N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリデン9−エ
チルカルバゾール、N、l1l−ジフェニルヒドラジノ
−3−メチリデン−10−エチルフェノチアジン、N、
N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリデン−1O−エ
チルフェノチアジン、p−ジエチルアミノベンズアルデ
ヒド−N、N−ジフェニルヒドラゾン、p−ジエチルア
ミノベンズアルデヒド−N、α−ナフチル−N−フェニ
ルヒドラゾン、p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−
N、N−ジフェニルヒドラゾン等のヒドラゾン類が好適
に用いられる。また、セレン、セレン−テルル、アモル
ファスシリコン、硫化カドミウム等の無機材料を用いる
こともでき、さらにこれら一種又は二種以上を組み合わ
せて用いても良い。
上記結着樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、ボリア
リレート、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチ
レン、アクリロニトリル−スチレンコポリマー、アクリ
ロニトリル−ブタジェンコポリマー、ポリビニルブチラ
ール、ポリビニルホルマール、ポリスルホン、ポリアク
リルアミド、ポリアミド、塩素化ゴムなどの絶縁性樹脂
、あるいはポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニル
アントラセン、ポリビニルピレン等の有機光導電性ポリ
マー等が挙げられる。また、電荷輸送層2には、酸化防
止剤、増感剤などの各種添加剤が含まれても良い。また
、上記導電性物質のみで被膜を形成することができると
きは結着樹脂を必要としない。電荷輸送層2の厚みは、
任意に設定することができるが、例えば5〜40μmが
好ましく、より好ましくは10〜30μmである。
この電荷輸送層2の外表面に設けられる電荷発生層3は
、光導電性顔料等の電荷発生物質とポリビニルアセター
ルと溶剤とを含有する電荷発生塗布液を電荷輸送層2表
面に塗布乾燥することによって形成することができる。
上記電荷発生N3に用いられる結着樹脂はポリビニルア
セタールを主成分とするものであり、例えば、ポリビニ
ルブチラール、ポリビニルアセトアセタール、ポリビニ
ルホルマール等が挙げられ、特にポリビニルブチラール
が好ましい。また、上記ポリビニルアセタール中のビニ
ルアルコール成分の割合は13重量%以下が好ましい。
すなわち、−i式が次式で表わされるポリビニルアセタ
ールにおいて、ビニルアセクール成分をX1ビニルアル
コ一ル成分をY、酢酸ビニル成分をZとすると、ビニル
アルコール成分Yの樹脂全体に対する割合が13重重量
以下であるのが好ましい。
このポリビニルアセタールの市販品としては、例えば、
デンカブチラール1+3000−K(電気化学工業■製
、ビニルアルコール成分9〜13重量%、酢酸ビニル成
分2.0〜8.4重量%、ビニルブチラール成分78重
量%以上)、デンカブチラール+15000−A (。
電気化学工業@製、ビニルアルコール成分14〜18重
量%、酢酸ビニル成分1.5重量%以下、ビニルブチラ
ール成分80重量%以上)、デンカブチラール1600
0〜C(電気化学工業■製、ビニルアルコール成分14
〜18重量%、酢酸ビニル成分1.5重量%以下、ビニ
ルブチラール成分80重量%以上)、エスレックBM−
S (積木化学工業側製、ビニルアルコール成分10重
量%以下、酢酸ビニル成分3.0〜4.4重量%、ビニ
ルブチラール成分85重量%以上)、デンカホルマール
#30(電気化学工業■製、ビニルアルコール成分4.
5〜5.5重量%、酢酸ビニル成分10〜13重量%、
ビニルホルマール成分81重量%以上)、デンカホルマ
ール11200 (電気化学工業■製、ビニルアルコー
ル成分5〜6重量%、酢酸ビニル成分9〜12重量%、
ビニルホルマール成分82重量%以上)等が挙げられる
電荷発生物質は、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、
キナクリドン系顔料、シアニン系顔料、ピリリウム系顔
料、チアピリリウム系顔料、インジゴ系顔料、スケアリ
ツク系顔料、多環キノン系顔料、アズレン系顔料等の光
導電性顔料を用いることができる。電荷発生物質は光吸
収領域の異なるこれらの顔料を組み合わせて使用しても
良い。
溶剤としては、例えば、ジクロルメタンや、エタノール
、ブタノール、インプロパツール等のアルコール系溶剤
や、アセトン、MEK 、、MIBK、シクロヘキサノ
ン等のケトン系溶剤や、ベンゼン、トルエン、キシレン
、クロルベンゼン等の芳香族系溶剤や、1−4−ジオキ
サン、T)IF 、 DMF 、 DMAC等の各種溶
剤が挙げられる。
電荷発生塗布液は種々の方法によって調製されて良い。
例えば、電荷発生物質をポリビニルアセタール及び溶剤
とともに、サンドミル、コロイドミル、ボールミル、ロ
ールミルやアトライター等の分散装置を用いて分散して
塗布液を調製する方法が一般的である。このようにして
得られる電荷発生塗布液にあっては、電荷発生物質の分
散状態が安定しており、従って、この塗布液を上記電荷
輸送層2表面に塗工して形成される電荷発生層3は、電
荷発生物質の分散状態が優れていて電荷キャリアの発生
効率が良いのである。また、この塗布液は電荷発生物質
の分散安定性にも優れている。
電荷発生層3の膜厚は限定するものではないが、5μm
以下が好ましく、より好ましくは0.01〜28mであ
る。
電荷発生層3の表面に形成される中間層4は、−数式が
M (C5H702) n又はM (C2H3Og) 
−Rで表される金属アセチルアセトネートと溶剤とを含
有する中間塗布液を電荷発生層3表面に塗布乾燥するこ
とにより形成することができる。上式中、MはTiXZ
r及び月等から選ばれる一種の金属元素である。nは金
属元素Mの種類によって異なる整数であり、MがTi又
はZrの場合には通常4、MがAIの場合には通常3で
ある。また、Rはアルコキシ基、アルキル基であり、m
は2以上の整数である。
このような金属アセチルアセトネートを中間塗布液に含
有させることにより、中間塗布液が電荷発生層に浸みこ
み、金属アセチルアセトネートが加水分解してポリビニ
ルアセタールと金属アセチルアセネートとが縮合反応す
ることで、ポリビニルアセタール中の水酸基が低減され
ることとなる。
その結果、電荷発生層3の溶剤に対する抵抗性が向上し
、つまり電荷発生層3が溶剤に対して溶解又は膨潤し難
くなり、表面平滑な界面が形成されると共に、電荷発生
層3で発生した電荷キャリア(正孔)がポリビニルアセ
タールの水酸基にトラップされ難くなり、電荷輸送層2
への注入効率が低下することがないのである。
中間塗布液に使用される溶剤としては、上記電荷発生塗
布液に用いたものを使用することができる。さらに、中
間塗布液には、シランカップリング剤が含有されても良
い。シランカップリング剤としては、例えば、ビニルシ
ラン、エポキシシラン、アミノシラン、メルカプトシラ
ン、クロロシラン、アルコキシシラン等が挙げられる。
上記シランカップリング剤と金属アセチルアセトネート
との配合割合は重量比で、シランカップリング剤/金属
アセチルアセトネート−1/99〜70/30が好まし
い。このようにして形成される中間N4の膜厚は0.0
1〜1.0 μmが好ましい。
このように電荷発生層3の表面に中間N4を形成するこ
とにより、電荷発生層3を溶剤から保護することができ
表面保護層5を形成する際にその溶剤によって塗工むら
を生じることを防止し、また電荷発生N3の結着樹脂で
あるポリビニルアセタールが表面保護層5側へ拡散移行
するのを防止して表面保g!J5の耐摩耗性が低下する
のを防止することができる。中間層4の膜厚が0.01
μπ未満の場合には、このような効果が小さく、膜厚が
1.0 μmを超える場合には、感光体の繰り返し特性
が低下する傾向にある。
また、シランカップリング剤を含む中間塗布液で中間N
4を形成することにより、シランカップリング剤が含ま
れていない中間層に比べて、中間層4の熱処理温度を4
0〜50°C低くすることができる。この熱処理温度の
低下程度は、シランカップリング剤の種類及びその添加
量によって異なる。
従って、例えば、電荷輸送物質が高温では結晶化又は劣
化をし易い場合には、熱処理温度を低下することができ
るのでその結晶化を防止できる利点がある。シランカッ
プリング剤の金属アセチルアセトネートに対する割合が
上記範囲より多すぎる場合には、表面保護層5の耐摩耗
性が低下し易い。
中間層4の表面に形成される表面保護層5は、熱硬化性
シリコン樹脂を溶剤に溶解させた表面保護塗布液を中間
層4表面に塗布乾燥することにより形成することができ
る。熱硬化性シリコン樹脂は、ジアルコキシジアルキル
シラン、トリアルコキシアルキルシラン、テトラアルコ
キシシランのうちから選ばれた少なくとも一種以上を有
する樹脂の加水分解、縮合反応によって形成されるもの
が好ましく、高反応性で熱硬化し易く、しかも高い強度
を有する保護層が形成されるものである。
)容剤としては、イソフ゛タノール、イソプロパツール
等のアルコール類や、メチルセロソルブアセテート、酢
酸エチル、酢酸メチル等のエステル類等が好適に使用で
きる。また、表面保護層5には、表面強度を高めるため
に他の樹脂、コロイダルシリカのような充填剤が含有さ
れても良く、また公知の各種添加剤が含有されても良い
(実施例) 以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
実jl引1 結着樹脂としてボリアリレート樹脂(U−100、ユニ
チカ製)10重量部(以下部とする)及び電荷輸送物質
としてジエチルアミノベンズアルデヒドジフェニルヒド
ラゾン10部をジクロルメタン100部にホモミキサー
で撹拌混合して電荷輸送塗布液を調製し、この塗布液を
アルミニウムドラムに塗布し、90℃の温度で30分間
熱風乾燥することにより膜厚約20μmの電荷輸送層を
形成した。
次に、結着樹脂として、ポリビニルブチラール(デンカ
ブチラール#5000−A 、電気化学工業■製、ビニ
ルアルコール成分20重量%)100部、電荷発生物質
としてジブロモアンサンスロン(ICI製)160部と
メタルクリ−フタロシアニン(BASF製)40部、及
びn−ブタノール2000部をボールミルに仕込み、2
4時間撹拌混合して電荷発生塗布液を調製した。
この塗布液を上記電荷輸送層の表面に塗布し、110°
Cの温度で30分間熱風乾燥して硬化させることにより
膜厚約0.5μmの電荷発生層を形成した。
次に、AI(C5H70□)3の3.0%メタノール溶
液を電荷発生層の表面に塗布し、100°Cの温度で1
時間熱風乾燥して硬化させることにより膜厚約0.3μ
mの中間層を形成した。
次いで、トスガード520(東芝シリコーン製、シリコ
ン系熱硬化性樹脂:イソプロパノール79重量%、固形
分21重量%)と、トスガード520の固形分の50重
重量の導電性付与剤(住友セメント■製、アンチモンド
ープ酸化スズ微粉末)をボールミルに仕込み、1505
0時間撹拌混て表面保護塗布液を調製した。この塗布液
を上記中間層の表面に塗布し、110°Cの温度で1時
間熱風乾燥して硬化させることにより膜厚約2.5μm
の表面保護層を形成した。
このようにして得られた電子写真感光体の半減露光量、
表面電位、露光開始後0.4秒後の電位をドラム感度試
験機を用いて評価した。また実際に複写機(DCIII
)を用いて500枚コピーし、その前後の表面電位変化
を測定した。光源はハロゲンランプを用い、露光時間は
60m5ec、露光強度は0.92mWで行った。また
、電子写真感光体の耐摩耗性を評価した。耐摩耗性試験
は住友スリーエム社製のインペリアルラッピングフィル
ム(粒径12μmの酸化アルミニウム粉末が付着)を用
いて感光体表面を300回摩耗し、その感光体表面の摩
耗程度で評価した。その結果を表1に示す。
実】l津% Zr(C5H?0□)4の3.0%ブタノール溶液を用
いて膜厚的0.2μmの中間層を形成した他は、実施例
1と同様にして電子写真感光体を得た。
得られた電子写真感光体の感度特性と耐摩耗性を実施例
1と同様にして試験した。その結果を表1に示す。
夫施炎ユ Ti (OC4H9) 2 (CsHJz) zの3.
0%フ゛タノーJし?容液を用いて膜厚的0.2μmの
中間層を形成した他は、実施例1と同様にして電子写真
感光体を得た。
得られた電子写真感光体の感度特性と耐摩耗性を実施例
1と同様にして試験した。その結果を表1に示す。
実羞遺↓ 電荷発生層に添加するポリビニルブチラールとしてエス
レックBl’1−3(積木化学工業(1!le製、ビニ
ルアルコール成分10重量%)を用いて電荷発生層を形
成し、またzr(csntoz) 4の3.0%ブタノ
ール溶液を用いて膜厚的0.1μmの中間層を形成した
他は、実施例1と同様にして電子写真感光体を得た。
得られた電子写真感光体の感度時性と耐摩耗性を実施例
1と同様にして試験した。その結果を表1に示す。
夫立拠i AI (csuto□)3とメチルトリメトキシシラン
とを重量比で1/1の割合で混合し、このものの3%イ
ソプロパツール溶液を用いて膜厚的0.3μmの中間層
を形成した他は、実施例1と同様にして電子写真感光体
を得た。
得られた電子写真感光体の感度時性と耐摩耗性を実施例
1と同様にして試験した。その結果を表1に示す。
実溝11主 AI (CstbO□)3とトリエトキシビニルシラン
とをtiffl比で2/1の割合で混合し、このものの
3%イソプロパツール溶液を用いて膜厚的0.5μmの
中間層を形成した他は、実施例1と同様にして電子写真
感光体を得た。
得られた電子写真感光体の感度特性と耐摩耗性を実施例
1と同様にして試験した。その結果を表1に示す。
実施拠I Zr(Cd170□)4とT−グリシドキシプロビルト
リメトキシシランとを重量比で1/1の割合で混合し、
このものの3%イソプロパツール溶液を用いて膜厚的0
.5μmの中間層を形成した他は、実施例1と同様にし
て電子写真感光体を得た。
得られた電子写真感光体の感度時性と耐摩耗性を実施例
1と同様にして試験した。その結果を表1に示す。
ス新11影 Zr(C5H?0□)4とγ−クロロプロピルメチルジ
メトキシシランとを重量比で2/1の割合で混合し、こ
のものの3%イソプロパツール溶液を用いて膜厚的0.
3μmの中間層を形成した他は、実施例1と同様にして
電子写真感光体を得た。
得られた電子写真感光体の感度特性と耐摩耗性を実施例
1と同様にして試験した。その結果を表1に示す。
実ff1 Ti (OC4H9) 2 (CslltO□)2とN
−(β−アミノエチル)−T −アミノプロピルメチル
ジメトキシシランとを重量比で1/1の割合で混合し、
このものの3%イソプロパツール溶液を用いて膜厚的0
.3μmの中間層を形成した他は、実施例1と同様にし
て電子写真感光体を得た。
得られた電子写真感光体の感度特性と耐摩耗性を実施例
1と同様にして試験した。その結果を表1に示す。
北較拠土 中間層を形成せず電荷発生層の表面に表面保護層を形成
した他は、実施例1と同様にして電子写真感光体を得た
得られた電子写真感光体の感度時性と耐摩耗性を実施例
1と同様にして試験した。その結果を表1に示す。
(以下余白) 表1−2 (発明の効果) 上記のように本発明は、 電荷発生層の結着樹脂 としてポリビニルアセタールを使用しているので、電荷
発生物質の分散性及び感光液の分散安定性を向上するこ
とができ、電子写真特性の優れた感光体を得ることがで
きる。また、電荷発生層と表面保護層との間に、上記金
属アセチルアセトネートを含有する中間塗布液を塗工し
て形成される中間層が設けられているので、電荷発生層
が表面保護層形成時に溶剤によって塗工むらを生じるの
を防止し、また電荷発生層のポリビニルアセタールが表
面保護層側へ拡散移行するのを・防止して耐摩耗性及び
感度に優れた感光体を得ることができる。
特に、ビニルアルコール成分が13重量%以下であるポ
リビニルアセタールを用いると、電荷発生層の水酸基を
一層少なくすることができて感光体の耐摩耗性及び感度
を向上することができる。
4、″ の  なテ゛日 第1図は本発明一実施例の電子写真感光体の断面図であ
る。
1・・・導電性支持体、2・・・電荷輸送層、3・・・
電荷発生層、4・・・中間層、5・・・表面保護層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、電荷輸送層、電荷発生層及び表面保護層を有する電
    子写真感光体であって、該電荷発生層が、電荷発生物質
    とポリビニルアセタールとを含有する電荷発生塗布液を
    電荷輸送層に塗工して形成され、電荷発生層と表面保護
    層との間に、金属アセチルアセトネートを含有する中間
    塗布液を塗工して形成される中間層が設けられている電
    子写真感光体。 2、電荷輸送層、電荷発生層及び表面保護層を有する電
    子写真感光体であって、該電荷発生層が、電荷発生物質
    とビニルアルコール成分の割合が13重量%以下である
    ポリビニルアセタールと含有する電荷発生塗布液を電荷
    輸送層に塗工して形成され、電荷発生層と表面保護層と
    の間に、金属アセチルアセトネートを含有する中間塗布
    液を塗工して形成される中間層が設けられている電子写
    真感光体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014146005A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Kyocera Document Solutions Inc 正帯電型電子写真感光体及び画像形成装置

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