JPH02138780A - 超電導トランジスタ - Google Patents

超電導トランジスタ

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JPH02138780A
JPH02138780A JP1193102A JP19310289A JPH02138780A JP H02138780 A JPH02138780 A JP H02138780A JP 1193102 A JP1193102 A JP 1193102A JP 19310289 A JP19310289 A JP 19310289A JP H02138780 A JPH02138780 A JP H02138780A
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layer
superconductor
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electrode
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Eiki Narumi
鳴海 栄基
Toru Kashiwa
柏 亨
Masakazu Matsui
正和 松井
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    • H10N60/20Permanent superconducting devices
    • H10N60/205Permanent superconducting devices having three or more electrodes, e.g. transistor-like structures 
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は電界効果を利用した大電流古着の超電導トラン
ジスタに関する。
「従来の技術」 半導体の技術分野において、大容量の電流?高速にスイ
ッチングするための素子としては、サイリスタ、GTO
−サイリスク、パワートランジスタパワーMOS・FE
Tなどが広く用いられている。
サイリスタ、GTO−サイリスタ、パワートランジスタ
などは、IKA級までの素子が作製されているが、これ
らの素子は、半導体PN接合での障壁電圧による損失を
避けることができないため、その導適時に大きな発熱や
電力損失が生じてしまい、また、スイッチング時間も3
0μsec程度と遅い。
パワーMOS−FETは、スイッチング時間が0.1゜
Secと高速になっているが、導通時の抵抗が大きく、
大容量化することができないため、数人程度の電流容量
のものしか提供されていない。
しかるに、従前よりも技術の進歩した現状では、大容量
電流、スイッチングの高速性、導通時の電力損失最小化
、電流遮断詩の完全電流遮断など、これらの特性のより
向トした素子が求められている。
このような要求に答えるべく、第3図〜第6図に例示の
超電導体を用いた素子がすでに提案されている。
第3図の素子は、n−TnSb、r+−1nAsc7)
ごときn型の半導体11上に、コヒーレンス長しく例:
0.5μm)の間隔をおいてIn製のaM、導体からな
るソース電極12、ドレイン電極13が積層され、半導
体11の下側にS i02、S i3N4 などの絶縁
層14を介してAI製のゲート電極15が設けられたも
のであり、さらに、!ト導体層11と超電導体の画電極
12.13を電気的に絶縁するため、これらの間に、前
記絶縁層14と同様の材料からなる絶縁層16が配置ぶ
れている。
第3図の素子構造において、ゲート電極15に電圧が印
加されていないときは、ソース電極12とEレイン電極
13との近接効果により画電極12.13が導通し、ゲ
ー)7tiJ4i15に電圧が印加されているときは、
ソース電極12、ドレイン電極13間における半導体1
1のキャリア濃度を変え、これにより前記コヒーレンス
長りを変化させて、ソース電極12、トレイン電極13
間を非導通に制御する。
第4図の素子は、超電導体のソース電極12、ドレイン
電極13のある側にゲート電極15が配置されているが
、これを除く他の構成は、第3図のものと同じ構成であ
る。
第4図の素子構造も、第3図に示したものと同様に動作
する。
第5図の素子は、半導体ll上において膜の薄い部分(
薄1漠部17)を有する超電導体層18が積層され、そ
の薄膜部17の上に絶縁層19を介して上部電極20が
設けられ、半導体層11の下側に下部′を極21が設け
られている。
第5図の素子構造では、薄膜部(=超電導体)17への
半導体層の染みこみにより、その部分の超′准導体が非
超電導体になるので、第3図〜第4図において述へたと
同様、薄膜部17で切り敲された両超電導体22間の近
接効果による導通を、」−都電8i20、下部電極21
への印加電圧により制御すべく動作する。
第6図の素子は、MgOからなる膜厚100人の誘電体
層23上に、In−TnOxからなる40人の超電導体
層24が形成され、その誘電体層23の下側にAl製の
ゲート電極25が設けられたものである。
第6図の素子構造では、ゲート電極25に印加する電圧
Eにより、ゲート電8i部分における超電導体層のキャ
リア濃度を変化させ、超電導体層の導電性を制御する。
この第6図の素子は、第3図〜第5図に示したものと比
較し、近接効果を利用しないので、超電導体間をコヒー
レンス長程度に設定するという制約を受けない。
丁発明が解決しようとする課題】 4こ述した各従来技術は、いずれも、研究段階の発表で
あり、これらには、以下に述べる事項が解決すべき課題
として残されている。
第3図〜第5図に示す素子の場合、オン・オフの高速性
は得られるものの、制御される電流がトンネル電流とか
、ジョセフソン電流であるので、大容量電流の制御が困
難である。
しかも、超電導体間をコヒーレンス長以下に構成する制
約を受けるので、そのための微細加工が必要になる。
ちなみに、酸化物超電導体においては、コヒーレンス長
が全屈系超電導体の1/10〜1/100になるので、
100Å以下の微細加工が必要となり、加工難度がきわ
めて高い。
第6図に示す素子は、半導体の電界効果トランジスタの
原理に似ており、この原理からすると超電導層に注入で
きる空乏層の量と、超電導体層のキャリア雀度とが、は
ぼ同程度であることを要し、使用できる材料は、In−
1nOxのごとき低キヤリア密度超電導体でなければな
らない。
これは、超電導体層を使用する際の臨界温度が低くなる
ことを意味する。
すなわち、素子として動作することのできる温度が低下
してしまい、たとえば、液体ヘリウム温度(4,2K)
を下回るなど、実用上の範囲から外れてしまう。
しかも、この低キヤリア密度性は、超電導体層の臨界輸
送電流の低下をも意味するので、素子としてスイッチン
グすることのできる電流が小さくなる。
第6図の素子において、空乏層の量を増加させようとし
ても、In−Ink×のごとき低キヤリア密度超電導体
は、アモルファスInと酸化In結晶との混合相である
ので、この上に良質の絶縁層(誘′尼体層)を積層する
ことが困難であり、絶縁層のブレイクダウン(brea
k down)、印加できるゲート電圧の低下、空乏層
の注入量の悪化など、好ましくない忠態を惹き起こす。
本発明はこのような技術的課題に鑑み、ジョセンフソン
効果、近接効果を利用することなく、電界効果にて超電
導チャンネルの多数キャリアを直接制御することのでき
る、しかも、大容稙で製作の容易な超電導トランジスタ
を提供しようとするものである。
T課題を解決するための手段J 特定発明に係る超電導トランジスタは、所期のY]的を
達成するため、基板上にエピタキシャル成長された酸化
物超電導体層上に、ソース電極、ドレイン電極が配置さ
れているとともに、これら両電極間の超電導体層とに、
エピタキシャル成長された絶縁膜を介してゲート電極が
配置されており、上記における超電導体層の厚さをdc
、超電導体層の誘電率をε、超電導体層のキャリア濃度
n、超電導体層の禁制帯(forbidden ban
d)幅に対Jεする電圧をVf とした場合、超電導体
層の厚さdoが、 dc≦「買1コ「い了71 であることを特徴とする。
関連発明に係るa主導トランジスタは、所期の目的を達
成するため、基板上にエピタキシャル成長された酸化物
B電導体層上に、ソース゛1「極、ドレイン電極が配置
されているとともに、当該両電極間の超電導体層の両面
上に、エピタキシャル成長された絶縁膜を介してゲート
電極が対抗して配置されており、上記におけるM1主導
体層の厚さをcic、超電導体層の誘電率をε、超電導
体層のキャリア濃度をn、超電導体層の禁制帯(for
bidden band)幅に対応する電圧をvf と
した場合超電導体層の厚さdcが、 ctc≦21ゴ77ViZ1 であことを特徴とする。
1作用」 一般的な電界効果トランジスタは、電流通路の導電率を
第三電極(ゲート電極)により静電的に変化させて電流
を制御する。
それに対し、本発明の超電導トランジスタは、超電導体
チャンネル上を絶縁物の薄膜で覆い、その上に形成され
た金属電極にて超電導体層の導電率を変調する。
そのためには、電界効果により超電導体層に空乏層を形
成するための条件を明らかにする必要があるので、以下
、これについて説明する。
超電導トランジスタに印加すべきゲート電圧は、その一
部が絶縁膜に、その残りが超電導体層に印加される。
この際の印加電圧をv、JJi電導体層の誘電率をε、
キャリア濃度をnとすると、超電導体層の空乏層の厚さ
dは2下記の1式により与えられる。
d=rて77717丁・・・・・・工 ここで、■が超電導体層の禁制帯(forbidden
band)幅に対応する電圧V(を越えると、超電導体
層表面には反転層が形成され1反転チャージ(電子の薄
い層)があられれるため、VはV〔以下でなければなら
ない。
したがって、超電導体チャンネルを完全に空乏化するた
めには、超電導体層の厚さd、について下記の11式を
満足させればよく、dc を厚くするためには、キャリ
ア濃度の小さいa主導体が望ましことになる。
dc≦r (2εvr ) / n−−−−−−11ち
なみに、YBaCuO系の酸化物超電導体では、その禁
制帯幅が3eV程度であり、その誘電率を同類のペロブ
スカイト結晶と同等の20ε0とし、そのキャリア濃度
を102’/cm3とすると、d、は25Å以下となる
この値は、下記のm式を満足させること、たとえば、超
電導体層の両面に絶縁膜を介してそれぞれゲート電極を
配置することにより、2倍にすることができる。
、dc≦2Fズ71弯弓コ/n・・・・・・■本発明に
係る超電導トランジスタにおいて、酸化物超電導層は、
高臨界温度をもっているだけでく、低キヤリア密度、高
臨界電流密度などの特性をも備えている。
本発明の超電導トランジスタにおいて、たとえば、絶縁
層、絶縁膜、超電導体層が、絶縁層−超電導体層−絶縁
膜のごとく積層されたとき、これは三層構造のプレーナ
型となり、これには、微細加重の必要がない。
これら三層が、エピタキシャル結晶成長法により積層形
成される場合、高臨界電流密度をもつ超電導体層が得ら
れるが、これよりも、むしろ、良質な絶縁膜が得られる
ため、大きなブレイクダウン電圧をもち、また、空乏層
を効率よく発生させることができる。
その結果、酸化物超電導体層は、大きな電界効果を発揮
する。
本発明の超゛」[導トランジスタを素子として動作させ
るためには、その超電導体層の厚さを上述した11式、
■式のように設定することを要する。
本発明の超電導トランジスタは、超電導体層に流れる電
流が輸送電流であるので、第3図、第4図のごとき従来
例よりも大きな電流にてスイッチングすることができる
「実 施 例1 本発明に係る超電導トランジスタの実施例につき、第1
図を参照して説明する。
P型Si基板1−hには、n型SiからなるIALm厚
以下の下部ゲート2が、イオン注入により形成されてい
る。
f部ゲート2を含むP型Si基板1の上面には、格子整
合をとるため、MgA 1204からなるバッファ絶縁
層3が、エピタキシャル成長により形成されており、バ
ッファ絶縁層3の上面には、 5rTi03からなる下
部ゲート絶縁膜4がエピタキシャル成長により形成され
ている。
下部ゲート絶縁膜4上には、jIBa2cu306. 
aからなる超電導膜5がエピタキシャル成長により形成
されており、超電導膜(層)5の上には、5rTi03
からなる上部ゲート絶縁膜6が形成されている。
上部ゲート絶縁膜6には、オーミックなAg電極からな
るソース電極7aとドレイン電極7bとが形成されてお
り、これら電極7a、7b間が所要のチャンネル長(幅
)となっている。
さらに、上部ゲート絶縁膜θ上には、ゲート電極8が形
成されている。
第1図に例示した超電導トランジスタは、−例として、
以下のように作製される。
はじめ、P型(+00) Si基板1上に、P(燐)イ
オン注入手段を介して、n型Siからなる0、25gm
厚の下部ゲート2を形成する。
このとき、Pイオンの打ちこみエネルギは200にマ、
ドーズ量は1015個/cm2であり、アニール条件と
して800℃×30分を採用した。
ついで、下部ゲート2を含むP型Si基板1の上面に、
CVD法を介して、MgA 1204からなるバッファ
絶縁層3を15人の厚さにエピタキシャル成長きせる。
このとき、600〜700℃の温度で加熱された金属ア
ルミニウム(A1)とHCIガスとを反応させてAIC
hガスを生成するが、これに際しては、上記加熱温度を
650°C,)iclガスの供給量を2cc/win、
キャリアガスH2の供給量を0.51 /minとした
固体MgCl2 を800〜900°Cの温度で加熱か
つ草発させ、これにより得られたMgCI 2ガスをソ
ースカスにした。
この際の上記加熱温度は840℃、MgCl2 のキャ
リアガスH2の供給量は2文/winである。
その後、上記AlCl3ガスとMge + 2ガスとを
材料ガスとし、H2をキャリアガスとして、当該材料ガ
スを920℃に加熱されたSi基板上へ給送し、これと
同時、その加熱雰囲気中に2〜1occ/ff1inの
CO2ガスを、より具体的には3cc/rninのCO
2ガスを供給して、Si基板1上に、下記の反応式に基
づくHgA I20x膜をエピタキシャル成長させた。
2AICh (g)+MgCh (g)”41L:02
(g)÷41h (g)  →MgAl20a (s)
+4CO(g)+〇MCI(g)なお、上記成膜前、S
i基板上の自然酸化物膜をH2ガスにより除去した。
さらに、バッファ絶縁層3の上面に、5rTi03から
なる200人厚0下部ゲート絶縁膜4をエピタキシャル
成長させる。
かかる成膜は、ガス圧10m Torr、基板温度55
0℃の条件下、かつ、Ar:02=4:1の雰囲気下に
おけるRFマグネトロンスパッタリングにより、5rT
i03焼結体をターゲットとして実施した。
その後、レーザ蒸着法を介して、下部ゲート絶縁膜4上
にY1Ba2Cu:+06.8からなる超電導膜5を5
0人の厚さでエピタキシャル成長させる。
この際の成膜では、Y+Ba2Cu+06. a焼結体
をターゲット、KrFマキシマ・レーザ(248mm)
をレーザ光源としておき、かつ、02ガス100m T
orrの雰囲気化において、上記レーザ光源がらのレー
ザ光をレーザパルスエネルギ0.2J/5hot 、 
 レーザパワー密度4J/cm2.10Hzの繰り返し
でターゲットに照射し、600〜700℃に加熱された
基板上に所定の超電導膜5を成膜した。
ちなみに、上述した方法を介して、yBco薄膜を5r
TiO:+単結晶基板上に50人の厚さで成膜すると、
Tco=81K 、 Jc=105A/cm2(at7
7K)なる特性が得られる。
さらに、超電導膜5の上に、5rTi03からなる厚さ
200人の上部ゲート絶縁膜6を形成する。
上部ゲート絶縁膜8は、前述した下部ゲート絶縁膜4の
場合と同様の方法で成膜した。
最後に、超電導膜5上に、オーミックなAg電極からな
るソース電極7aとドレイン電極7bとを形成してチャ
ンネル長を100.LLIQとし、上部ゲート絶縁膜8
J:にゲート電極8を形成するが、これらは公知ないし
周知の手段で形成した。
上述した具体例において、各積層膜がエピタキシャル成
長していることは、X線分析、 RHEEDパターンに
より確認することができた。
ところで、上述した構成の素子が超電導トランジスタと
して動作するには、超電導体層の厚さに限界をきたすこ
とがある。
たとえば、YBaCuO系のものでは、超電導体層5の
厚さが前述したように25人ときわめて薄く、それゆえ
、チャンネルの許容電流(臨界電流)が低くなり、エピ
タキシャル膜の結晶品質も問題になることがある。
このような場合、関連発明に基づいて、チャンネルをL
下からゲートにより挟むサンドウィッチ構造とすればよ
く、このようにすると、チャンネルの限界厚さが2倍に
なる。
たとえば、超電導体層5として前記YBaCuO系のも
のを採用すれば、超電導体層5の厚さを50人にするこ
とができる。
第2図は、このような技術思想に基づいて作製された素
子の、77Kにおけるトランジスタ特性のAl11定結
果である。
第2図には、ソースドレイン電圧VSDとドレイン電流
I[1との関係が、ゲート電圧vGをパラメータとして
示されている。
第2図を参照して明らかなように、VGがゼロのときI
Dは最大であり、VGが負の値で大きくなるとIDが減
少するので、これから、スイッチング特性の得られるこ
とがわかる。
前述した具体例の素子につき、その応答速度を測定した
ところ、つぎのような結果が得られた。
前段のドライブ用トランジスタにおけるドレイン電流に
より、後段の負荷トランジスタを駆動させたとき、その
スイッチング速度は、ゲート容量の充電時間と超電導チ
ャンネルのインダクタンスとで定まり、約30nsec
であった。
この速度は、パワー半導体よりも十分速い値である。
かかる素子のスイッチング電流は、チャンネル幅あたり
、2OA/cmであるが、この値は、半導体のパワーM
OS−FETデバイスの0.8A/c+oよりも、20
倍大きいことがわかる。
したがって、同じTL流をスイッチングするとき、本発
明のものは、上記MO5−FETの1/20の大きさで
よいことになる。
なお、本発明の実施例においては、超電導体としてYB
aCuO系のものを用いたが、B15rCaCuO系の
超電導体を用いても、実施例と同様のトランジスタ特性
が得られる。
基板としては、Si基板のほか、GaAs基板、 In
P基板などを採用することができ、ゲート絶縁膜として
も、 5rTi03のほかに、誘電率が大きく高耐圧の
ZrO2,MgAL+04 などを採用することができ
る。
「発明の効果」 以上説明した通り、本発明に係る8′@導トランジスタ
は、所定の積層構造、所定の電極を有するものにおいて
、超電導体層の厚さが、超電導体により定まる固有の厚
さ以下になっているから、大容量の制御が可能で製作が
容易となり、ゲート電極を超電導体層の両面に配置する
ことにより、超電導体層を厚くするこも可能となり、品
質が安定する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る超電導トランジスタの一実施例を
示した断面図、第2図は同実施例における超電導トラン
ジスタの特性図、第3図ないし第6図は、従来例にみら
れる各種の超電導トランジを示した断面図である。 1・・・・・・基板 2・・・・・・下部ゲート 3・・・・・・/<ツファ絶縁層 4・・・・・・下部ゲート絶縁膜 5・・・・・・酸化物超電導体 6・・・・・・」二部ゲート絶縁膜 7a・・・・・・ソース電極 7b・・・・・・トレイン電極 8・・・・・・ゲート電極 代理人 弁理士 斎 藤 義 雄

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上にエピタキシャル成長された酸化物超電導
    体層上に、ソース電極、ドレイン電極が配置されている
    とともに、これら両電極間の超電導体層上に、エピタキ
    シャル成長された絶縁膜を介してゲート電極が配置され
    ており、上記における超電導体層の厚さをd_c、超電
    導体層の誘電率をε、超電導体層のキャリア濃度n、超
    電導体層の禁制帯幅に対応する電圧をV_fとした場合
    、超電導体層の厚さd_cが、 d_c≦√(2εV_f)/n であることを特徴とする超電導トランジスタ。
  2. (2)基板上にエピタキシャル成長された酸化物超電導
    体層上に、ソース電極、ドレイン電極が配置されている
    とともに、当該両電極間の超電導体層の両面上に、エピ
    タキシャル成長された絶縁膜を介してゲート電極が対抗
    して配置されており、上記における超電導体層の厚さを
    d_c、超電導体層の誘電率をε、超電導体層のキャリ
    ア濃度をn、超電導体層の禁制帯幅に対応する電圧をV
    _fとした場合、超電導体層の厚さd_cが、 d_c≦2√(2εV_f)/n であることを特徴とする超電導トランジスタ。
JP1193102A 1988-08-11 1989-07-26 超電導トランジスタ Expired - Lifetime JP2862137B2 (ja)

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