JPH02135092A - 細胞への遺伝子導入法 - Google Patents

細胞への遺伝子導入法

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JPH02135092A
JPH02135092A JP28573888A JP28573888A JPH02135092A JP H02135092 A JPH02135092 A JP H02135092A JP 28573888 A JP28573888 A JP 28573888A JP 28573888 A JP28573888 A JP 28573888A JP H02135092 A JPH02135092 A JP H02135092A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は細胞への遺伝子導入法に係る。
(従来の技術) 遺伝子工学的な手法の内で、遺伝子を細胞内に導入する
技術は、特に遺伝子疾患の治療をめざした研究において
極めて重要なものである。哺乳動物細胞への有用な遺伝
子の導入とその発現を行うために従来から種々の方法が
研究されてきた。例えば燐酸カルシウム共沈法[F、 
L、 Graham等r Virology」第52巻
、第456頁(1973年)1、DUAE−dextr
an法[J、 Banarji等rce11」第33巻
、第729頁(1983年)1、プロトプラスト融合法
(W、 5chaffner、 r Proc。
Natl、 Acad、 Set、 USAJ第77巻
、第2163頁(19110年)1、マイクロインジェ
クション法IF。
Yamamoto等rExp、 Ce1l Re5g第
142巻、第79頁(1982年)1、電気穿孔法[H
,Potter等r Proc、 Natl、 Aca
d、 Set、 USAJ第81巻、第7161頁(1
984年)1、赤血球ゴースト法[M。
Furusawa、 r Int、 Rev、 Cyt
ol、1第62巻、第29頁(1980年)1、レトロ
ウィルスをベクターに用いた感染による方法[C,L、
 Cepko等rcell」第37巻、第1053頁(
1984年)]、リポソーム法[R,Fraley等r
 J、 Biol、 ehem、 」第255巻、第1
0431頁(1980年)]、リボフェクション法[p
、 1. Felgner等r Proc、 Natl
、 Acad、 Sci。
USAJ第84巻、第7413頁(1987年)1等の
方法がある。
(発明が解決しようとする課題) 従来提案されてきた細胞への遺伝子の導入法の大部分の
ものは生体への適用に問題を有している。即ち、例えば
マイクロインジェクション法を利用する場合には細胞核
に直接DNAを注入しなければならず、電気穿孔法を利
用する場合には高電圧の且つ短時間のパルスにより細胞
膜に一過性の孔を形成せねばならないからであり、又他
の諸方法を利用する場合にも、DNAを効率良く細胞に
取り込ませるために、グリセロール処理を行ったり、D
NAを封入した膜と細胞との融合性を高めるためにポリ
エチレングリコール処理等を行わねばならないからであ
る。
上記の諸方法の内で、生体への適用の可能性があるもの
としてはレトロウィルスをベクターに用いた感染による
遺伝子導入法及びリポソーム法があるが、レトロウィル
スを用いた場合には内在性のウィルスと組換えを起こし
て新たな感染性のウィルスを生じる危険性があり、又リ
ポソーム法においてはリポソーム単独では各種細胞への
遺伝子の導入効率が低いのが実情である。
尚、上記のりボフェクション法はカチオン性脂質として
N−[1−(2,3−ジオレイロキシ)−プロピル]−
N、N、N−トリメチルアンモニウムクロライドを、又
その他の成分としてジオレオイルホスファチジルエタノ
ールアミンを用いているので、脂肪酸側鎖の不飽和性に
起因して脂質の過酸化が生じ易く、従って細胞への毒性
や保存中の劣化が懸念される。
(課題を解決するための手段及び作用)本発明者等は、
効率の良い細胞への遺伝子導入法を開発するために、生
体への応用が可能なこと、細胞に対する毒性がないこと
、収率が良好なこと及び保存時の安定性等を考慮して研
究を重ねた結果、細胞への遺伝子導入法として、炭素原
子数8−18個の飽和した直鎖又は分岐鎖を有し且つ少
くとも 1個のカチオン性親水基を有する脂質又はその
薬理学的に許容される塩を構成成分とするリポソーム乃
至脂質懸濁液を用いることにより、高率で遺伝子を細胞
に導入し得ることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
上記のカチオン性脂質としてはジステアリルアミン、N
−メチル−N−ジドデシルアミン、ジメチルジステアリ
ルアンモニウムブロマイド、0.O゛−シトデカノイル
−N−(α−トリメチルアンモニオアセチル)−ジェタ
ノールアミンクロライド、0,0°−ジパルミトイル−
N−(α−トリメチルアンモニオアセチル)−ジェタノ
ールアミンクロライド、N−(αトリメチルアンモニオ
アセチル)−ジドデシルーログルタメートクロライド等
を例示することができる。上記のカチオン性脂質の他に
第二の脂質成分を用いることもでき、この第二成分とし
ては燐脂質、例えばホスファチジルコリン(例えば、卵
黄由来のもの)、シミリストイルホスファチジルコリン
、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジパルミトイ
ルホスファチジルエタノールアミン、ジオレオイルホス
ファチジルエタノールアミン等を例示することができる
本発明方法においては、カチオン性脂質が用いられてい
るために、負に荷電している細胞、特に哺乳動物細胞の
膜への付着及び該膜からの細胞内への取り込みが容易と
なる。更に、正に荷電しているためにDNAとの静電気
的結合が良好となるので、リポソームへのDNAの包埋
乃至結合量が大となり、又脂質懸濁液の場合には懸濁脂
質への結合量が高くなる。
尚、リポソームとして形成される場合に、その大きさや
、脂質二重層の数に格別の制限はなく、又脂質懸濁液の
場合にはO/W型になされる。リポソーム乃至脂質懸濁
液を調製する際に、カチオン性脂質とその他の構成成分
との組み合わせ及び調製方法自体は任意であるが、リポ
ソーム内に遺伝子を封入する際には、逆相蒸発法を利用
するのが好ましい。何故ならば染色体、プラスミドDN
A、 mRNA等の遺伝情報物質が存在する場合には、
その分解や失活を避けるために操作条件の温和なことが
要求されるが、逆相蒸発法は、この要求を満たし、又カ
チオン性脂質を構成成分とじて逆相蒸発法により遺伝子
包埋りボソームを調製した場合に、カチオン性脂質とD
NAとの静電気的結合も相まって、従来法の10−50
倍量ものDNAが包埋可能となるからである。調製され
たリポソームの表面に、更にDNAを結合させることに
より、細胞への遺伝子導入効率を向上させることができ
、又特定の細胞へのターゲツティングを目的とする場合
には、リポソーム表面に抗体を結合させることもできる
(実施例等) 次に、参考例及び実施例により本発明を更に詳細に且つ
具体的に説明する。
11鮭ユ (超音波処理法によるリポソーム又は脂質懸濁液調製の
概要) カチオン性脂質、又は該カチオン性脂質と燐脂質の有機
溶媒溶液(クロロホルム、メタノール等)をナシ型フラ
スコに入れ、ロータリーエバポレーターを用い溶媒を減
圧除去し、フラスコ底部ガラス壁面に脂質薄膜を形成さ
せる。更に、減圧下にデシケータ−内に放置して有機溶
媒を完全に除去した後に、滅菌したダルベツコ燐酸緩衝
生理食塩水等の水溶液を加え振盪膨潤させ、ポルテック
スミキサーを用い薄膜を剥がす。次いで、窒素気流下に
5−40℃でプローブ型ソニヶーターで、出力25−6
0W、50%パルスの断続的照射を1−20分間行って
リポソーム乃至脂質懸濁液を調製する。
参考例2 (リポソームの具体的調製法) N−(α−トリメチルアンモニオアセチル)−ジドデシ
ル−〇−グルタメートクロライド4μmol、シミリス
トイルホスファチジルコリン2μmol をクロロホル
ムに溶解してナシ型フラスコにいれ、ロータリーエバポ
レーターを用いクロロホルムを減圧除去して、ガラス内
壁面に脂質薄膜を作成し、デシケータ−中で減圧乾燥さ
せた。これに2.4mlの滅菌ダルベツコ燐酸緩衝生理
食塩水を加え振盪膨潤させ、次いでポルテックスミキサ
ーを用い薄膜を剥がした。続いて、窒素気流下に20℃
でプローブ型ソニケーターにより、出力30W、50%
パルスの断続的照射を2分間行って小さな一枚膜リポソ
ームを調製した。
K1鮭ユ 参考例1及び2に従って調製した種々のリポソーム乃至
脂質懸濁液5−250nmolと SV40前期プロモ
ーターにヒトβ型インターフェロン構造遺伝子を結合し
たプラスミドPSV21FNβ(’2μg)を混合し、
これを I x 105個ノSV40で形質転換された
繊維芽様のサル腎臓細胞(CO3−1)上の10%牛脂
児血清含有ダルベツコMEM培地(2ml)に添加して
細胞を培養した。16時間後に培地の交換を行った後、
72時間後に培地を採取し、培地中に含まれるヒトβ型
インターフェロン量を酵素免疫定量法により測定し、本
発明方法による遺伝子導入の効果を測定した。結果は下
記の表1に示される通りであった。
尚、表1並びに後記の表2及び表3に記載の符号乃至略
号は下記の化合物を意味している。
A−F:カチオン性脂質であって Aニジステアリルアミン。
It、  N−メチル−N−ジドデシルアミン。
Cニジメチルジステアリルアンモニウムブロマイド。
D ; 0,0’−シトデカノイル−N−(α−トリメ
チルアンモニオアセチル)−ジェタノールアミンクロラ
イド E ; 0,0−ジパルミトイル=N−(α−トリメチ
ルアンモニオアセチル)−ジェタノールアミンクロライ
ド。
F 、 N−(α−トリメチルアンモニオアセチル)−
ジドデシル−〇−グルタメートクロライド。
PC,DMPC,口PPC,PPE、 OPE :燐脂
質であッテPC;  ホスファチジルコリン(卵黄由来
)DMPC、シミリストイルホスファチジルコリン。
DPPC、ジパルミトイルホスファチジルコリン =9 この表1から明らかなように、各種のカチオン性脂質を
含有する種々のリポソーム乃至脂質懸濁液を用いること
により細胞への遺伝子導入を効率良く行うことができ、
その結果インターフェロンが発現し、又第二の脂質成分
としても飽和タイプのものを用いることにより細胞への
遺伝子導入を良好に行い得ることが判明した。
尚、プラスミドDNAを単独で用いたり、或はプラスミ
ドDNAを混合していないリポソーム単独を用いた場合
には、インターフェロンの発現は認められなかった。
K1鮭ユ 参考例2に従って調製したリポソーム 100100n
とプラスミドpSV2IFNβ (2μg)とを混合し
、2xlO’個の浮遊細胞である前骨髄球性白血病細胞
(HL60)を含む5mlのlO%牛脂児血清含有RP
M11640培地に、上記の混合物を添加した。48時
間培養した後に培地を採取し、培地中に含まれるヒトβ
型インターフェロン量を酵素免疫定量法により測定した
。その結果、浮遊細胞においても遺伝子が導入され、6
0 IU/mlのインターフェロン活性が認められた。
11鮭ユ (逆相蒸発法による遺伝子包埋りボソーム調製の概要) カチオン性脂質及び燐脂質の有機溶媒(クロロホルム、
メタノール等)溶液をナシ型フラスコに入れ、ロータリ
ーエバポレーターを用い溶媒を減圧除去し、フラスコ内
壁面に脂質薄膜を形成させる。更に減圧下にデシケータ
−内に放置して完全に有機溶媒を減圧除去する。この脂
質薄膜をジエチルエーテルと少量のクロロホルムにより
溶解した後に、DNAを添加した滅菌ダルベツコ燐酸緩
衝生理食塩水を添加し、超音波処理して乳化させる。こ
の乳化試料から有機溶媒をロータリーエバポレーターに
て減圧除去し、試料がペースト状になった時点で、5%
グリセロールを含有する滅菌ダルベツコ燐酸緩衝生理食
塩水を添加して攪拌し、再びロータリーエバポレーター
を用いて残余の有機溶媒を減圧除去してリポソームを調
製する。リポソームに包埋されなかったDNAはフィコ
ールバクの密度勾配遠心分離法にて除去するか、又はデ
オキシリボヌクレアーゼにて分解除去する。
吸考1 (逆相蒸発法による遺伝子包埋りボソーム調製の具体例
〉 N−(α−トリメチルアンモニオアセチル)−ジドデシ
ル−〇−グルタメートクロライド4μmol及びシミリ
ストイルホスファチジルコリン2μmol をクロロホ
ルムに溶解してナシ型フラスコに入れ、ロータリーエバ
ポレーターを用いクロロホルムを減圧除去して、ガラス
内壁面に脂質薄膜を作成し、デシケータ−中で減圧乾燥
させた。0.5mlのジエチルエーテルと 0.1ml
のクロロホルムとを添加して上記の脂質薄膜を溶解した
後に、100μgのDNAを添加した0、17m1の滅
菌ダルベツコ燐酸緩衝生理食塩水を加えて、約60秒間
超音波処理を行い乳化させた。この乳化試料から有機溶
媒をロータリーエバポレーターにより 41i0mmH
gで減圧除去し、試料がペースト状になった時点で0.
17m1の5%グリセロールを含有する滅菌ダルベツコ
燐酸緩衝生理食塩水を添加して攪拌し、再びロータリー
エバポレーターを用いて約150mmHgで残余の有機
溶媒を減圧除去してリポソームを調製した。
リポソームに包埋されなかったDNAについてはデオキ
シリボヌクレアーゼ100 units/mlにて分解
除去した。
K1鮭ユ 参考例4に従ってSV40後期プロモーターにラット肝
臓グロノラクトン酸化酵素cDNAを結合したプラスミ
ドDNA包埋りボソームを調製し、脂質量として80−
600nmolの上記リポソームを約1x105個のS
V40で形質転換されたサル腎臓細胞(COS−1)上
の10%牛脂児血清含有ダルベツコMEM培地(2ml
 >に添加して培養し、16時間後に培地の交換を行っ
た。72時間後に細胞をアセトン:メタノール(1:H
で固定後、細胞内で発現したグロノラクトン酸化酵素を
酵素免疫染色法により検出した。結果は下記の表2に示
されている。
表−λ 表2に示されているように、プラスミドDNAを包埋し
たリポソームを用いても本発明方法による細胞への遺伝
子導入を行うことができる。
尚、プラスミドDNA単独又はプラスミドDNAを包埋
していないリポソーム単独を用いた場合には、グロノラ
クトン酸化酵素の発現は認められなかった。
夾舊%J 4 参考例4に従って5V40 訂期プロモーターにヒトβ
型インターフェロン構造遺伝子を結合したプラスミドD
NA包埋りポソームを調製し、脂質量として13−10
0100nの上記リポソームを1 x 105個のサル
の腎臓細胞(CO!J−1)上の10%牛脂児血清含有
ダルベツコMEM培地(2ml)に添加して培養し、1
6時間後に培地の交換を行った。72時間後に培地を採
取し、培地中に含まれるヒトβ型インターフェロン量を
酵素免疫定量法により測定し、本発明方法による遺伝子
導入の効果を測定した。結果は下記の表3に示される通
りであり、カチオン性脂質と燐脂質とにより調製された
プラスミドDNA包埋リポソームによれば遺伝子の導入
が行われ、インターフェロンの発現することが判明した
尚、プラスミドDNA単独又はプラスミドDNAを包埋
していないリポソーム単独を用いた場合には、インター
フェロンの発現が認められなかった。
表」− (注、脂質組成はF : DMPCであり、そのモル比
は2:lである) (発明の効果) 細胞への遺伝子導入法において、本発明によれば、炭素
原子数8−18個の飽和した直鎖又は分枝鎖を有し且つ
カチオン性親水基を少くとも 1個有している脂質を必
須構成成分とするリポソーム乃至脂質懸濁液が遺伝子の
包埋用乃至結合用担体として用いられる結果、細胞への
遺伝子導入効率が著しく向上する。遺伝子をリポソーム
に包埋させる場合に、リポソームの調製法として逆相蒸
発法を適用すれば、その包埋効率を更に向上させること
ができる。
尚、上記のカチオン性脂質は脂肪酸側鎖が飽和状態にあ
るので、過酸化が生じ難く、従って保存安定性に優れ、
又細胞に対する毒性も生じないので、本発明方法は生体
への適用が可能となる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭素原子数8−18個の飽和した直鎖又は分岐鎖
    を有し且つ少くとも1個のカチオン性親水基を有する脂
    質又はその薬理学的に許容される塩を構成成分とするリ
    ポソーム乃至脂質懸濁液を用いることを特徴とする、細
    胞への遺伝子導入法。
  2. (2)リポソームの調製を逆相蒸発法により行うことを
    特徴とする、請求項1に記載の細胞への遺伝子導入法
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