JPH0213256Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0213256Y2 JPH0213256Y2 JP1982187587U JP18758782U JPH0213256Y2 JP H0213256 Y2 JPH0213256 Y2 JP H0213256Y2 JP 1982187587 U JP1982187587 U JP 1982187587U JP 18758782 U JP18758782 U JP 18758782U JP H0213256 Y2 JPH0213256 Y2 JP H0213256Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- columnar member
- outer panel
- anchor
- base
- anchor plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、自動車のシートベルトアンカの取付
構造の改良に関する。
構造の改良に関する。
(従来の技術)
一般に、自動車では、第1図に示すように、車
室内においてシートベルト1を備えているのが通
例であり、その場合、センターピラー2、フロア
パネル3、サイドシル5等に設けたアンカ取付部
4,4,4にシートベルト1の端部がボルト等に
て締付固定されている。
室内においてシートベルト1を備えているのが通
例であり、その場合、センターピラー2、フロア
パネル3、サイドシル5等に設けたアンカ取付部
4,4,4にシートベルト1の端部がボルト等に
て締付固定されている。
このようなアンカ取付部の構造は、例えば実公
昭54−25768号公報に記載されるように、インナ
パネルとアウタパネルとを接合して構成された柱
状部材に対し基部の両側縁から該基部に対して両
側片部が略垂直方向に延設されてなる断面コ字形
状の座金を設け、該座金の基部にシートベルトの
端部を固定するようになつている。
昭54−25768号公報に記載されるように、インナ
パネルとアウタパネルとを接合して構成された柱
状部材に対し基部の両側縁から該基部に対して両
側片部が略垂直方向に延設されてなる断面コ字形
状の座金を設け、該座金の基部にシートベルトの
端部を固定するようになつている。
前記柱状部材の形状としては断面略矩形状のも
ののほかに、ドア後縁のウエザーストリツプが当
接するウエザーストリツプ受面を形成するために
ドア開口縁側のフランジ基部のアウターパネルに
段部を設けたものもある。
ののほかに、ドア後縁のウエザーストリツプが当
接するウエザーストリツプ受面を形成するために
ドア開口縁側のフランジ基部のアウターパネルに
段部を設けたものもある。
(考案が解決しようとする課題)
このような形状の柱状部材では、ドア開口縁側
の両パネルの接合フランジ部の基部に柱状部材の
長手方向に沿つた凹所が形成されるため、前記構
造の座金では前記凹所部分を十分補強できず、シ
ートベルトからの荷重が前記凹所の側へ作用する
と、この部分の強度が低いことから、上記荷重が
集中して大きく変形してしまうという問題があつ
た。
の両パネルの接合フランジ部の基部に柱状部材の
長手方向に沿つた凹所が形成されるため、前記構
造の座金では前記凹所部分を十分補強できず、シ
ートベルトからの荷重が前記凹所の側へ作用する
と、この部分の強度が低いことから、上記荷重が
集中して大きく変形してしまうという問題があつ
た。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、シ
ートベルトの端部が取付固定される柱状部材のイ
ンナパネルの裏面に配設されるアンカプレート
(座金)の取付けを工夫することにより、該シー
トベルトからの荷重に対して充分な耐久強度を有
する柱状部材を得ることができる自動車のシート
ベルトアンカの取付構造を提供することを目的と
する。
ートベルトの端部が取付固定される柱状部材のイ
ンナパネルの裏面に配設されるアンカプレート
(座金)の取付けを工夫することにより、該シー
トベルトからの荷重に対して充分な耐久強度を有
する柱状部材を得ることができる自動車のシート
ベルトアンカの取付構造を提供することを目的と
する。
(課題を解決するための手段)
本考案は上記目的を達成するために、インナパ
ネルとアウタパネルとを接合して構成された閉断
面構造の柱状部材の前記両パネルの間にアンカプ
レートが固設され、該アンカプレートにアンカナ
ツトが固着された構造を前提として、上記柱状部
材は、シートベルトからの引張荷重が作用する方
向に面する側の両パネルの接合フランジ部の基部
に柱状部材の長手方向に沿つた凹所が両パネルに
より形成されており、一方、前記アンカプレート
は、背面にアンカナツトが固着され前面がインナ
パネルに当接する基部と、該基部の一端縁から延
び前記凹所内に沿うように湾曲された折り返し部
と、該折り返し部の端縁より延びアウタパネルに
接合された接合端部と、前記基部の他端縁から延
び上記柱状部材のインナパネルとアウタパネルと
により形成される閉断面を仕切り2重の閉断面構
造を形成する中間接続部と、該中間接続部の端縁
より延びアウタパネルに接合された別の接合端部
とを具備することを特徴とするものである。
ネルとアウタパネルとを接合して構成された閉断
面構造の柱状部材の前記両パネルの間にアンカプ
レートが固設され、該アンカプレートにアンカナ
ツトが固着された構造を前提として、上記柱状部
材は、シートベルトからの引張荷重が作用する方
向に面する側の両パネルの接合フランジ部の基部
に柱状部材の長手方向に沿つた凹所が両パネルに
より形成されており、一方、前記アンカプレート
は、背面にアンカナツトが固着され前面がインナ
パネルに当接する基部と、該基部の一端縁から延
び前記凹所内に沿うように湾曲された折り返し部
と、該折り返し部の端縁より延びアウタパネルに
接合された接合端部と、前記基部の他端縁から延
び上記柱状部材のインナパネルとアウタパネルと
により形成される閉断面を仕切り2重の閉断面構
造を形成する中間接続部と、該中間接続部の端縁
より延びアウタパネルに接合された別の接合端部
とを具備することを特徴とするものである。
(作用)
柱状部材に形成された凹所内に沿うように、ア
ンカプレートの基部の一端縁から延びる折り返し
部が湾曲して、アンカプレートの耐久強度が高ま
り、また、アンカプレートの中間接続部が、柱状
部材の閉断面を仕切り、2重の閉断面構造を形成
するようになるので、柱状部材の剛性が高まる。
ンカプレートの基部の一端縁から延びる折り返し
部が湾曲して、アンカプレートの耐久強度が高ま
り、また、アンカプレートの中間接続部が、柱状
部材の閉断面を仕切り、2重の閉断面構造を形成
するようになるので、柱状部材の剛性が高まる。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に沿つて詳細に説
明する。
明する。
第2図および第3図において、11は自動車の
センタピラー(柱状部材)で、インナパネル12
とアウタパネル13とが互いに接合され、車体前
後方向に比較的長い閉断面構造に構成されてい
る。また、シートベルトからの引張荷重Pが作用
する方向に面する側すなわちインナパネル12と
アウタパネル13とが接合されたドア開口縁側の
接合フランジ部17の基部にはアウタパネル13
に段部18が形成されており、これによりインナ
パネル12とアウタパネル13との間で、センタ
ーピラー11の長手方向(車体上下方向)に沿つ
た凹所14が両パネル12,13により形成され
ている。
センタピラー(柱状部材)で、インナパネル12
とアウタパネル13とが互いに接合され、車体前
後方向に比較的長い閉断面構造に構成されてい
る。また、シートベルトからの引張荷重Pが作用
する方向に面する側すなわちインナパネル12と
アウタパネル13とが接合されたドア開口縁側の
接合フランジ部17の基部にはアウタパネル13
に段部18が形成されており、これによりインナ
パネル12とアウタパネル13との間で、センタ
ーピラー11の長手方向(車体上下方向)に沿つ
た凹所14が両パネル12,13により形成され
ている。
15はアンカプレートで、インナパネル12と
アウタパネル13との間に固設され、シートベル
トアンカ取付部Aを構成している。このアンカプ
レート15は、背面にアンカナツト16が固着さ
れ前面がインナパネル12の内面に当接する略矩
形状の基部15aと、該基部15aの一端縁より
前記凹所14に沿うように湾曲された断面略U字
形状の折り返し部15bと、該折り返し部15b
の端縁より若干傾斜して延び、アウタパネル13
の傾斜面13a内面に接合された接合端部15c
と、前記基部15aの他端縁より前記基部15a
に略直交する方向に延びる略台形状の中間接続部
15dと、該中間接続部15dの端縁より該中間
接続部15dに略直交する方向へ、前記接合端部
15cとは反対方向へ延び、アウタパネル13の
内面に接合された略矩形状の別の接合端部15e
により、基本的に構成されている。しかして、上
記中間接続部15dは、柱状部材15のインナパ
ネル12とアウタパネル13とで形成される閉断
面を仕切り、2重の閉断面構造を形成するととも
に節として機能するようになつている。なお、前
記両接合端部15c,15eは、前記基部15a
および折り返し部15bよりも長さが長くなつて
いる。
アウタパネル13との間に固設され、シートベル
トアンカ取付部Aを構成している。このアンカプ
レート15は、背面にアンカナツト16が固着さ
れ前面がインナパネル12の内面に当接する略矩
形状の基部15aと、該基部15aの一端縁より
前記凹所14に沿うように湾曲された断面略U字
形状の折り返し部15bと、該折り返し部15b
の端縁より若干傾斜して延び、アウタパネル13
の傾斜面13a内面に接合された接合端部15c
と、前記基部15aの他端縁より前記基部15a
に略直交する方向に延びる略台形状の中間接続部
15dと、該中間接続部15dの端縁より該中間
接続部15dに略直交する方向へ、前記接合端部
15cとは反対方向へ延び、アウタパネル13の
内面に接合された略矩形状の別の接合端部15e
により、基本的に構成されている。しかして、上
記中間接続部15dは、柱状部材15のインナパ
ネル12とアウタパネル13とで形成される閉断
面を仕切り、2重の閉断面構造を形成するととも
に節として機能するようになつている。なお、前
記両接合端部15c,15eは、前記基部15a
および折り返し部15bよりも長さが長くなつて
いる。
上記のように構成すれば、アンカプレート15
の折り返し部15bが前記凹所14内面に沿つて
内部まで入り込んでいるので、アンカプレート1
5の耐久強度が向上する。また、中間接続部15
dは、柱状部材15の閉断面を仕切ることで2重
の閉断面構造を形成し、柱状部材15(特にシー
トベルトアンカ取付部A)の剛性を高めている。
それによつて、センターピラー11の凹所14の
方向へシートベルト(図示省略)からの引張荷重
Pが作用しても(第2図参照)、アンカプレート
15の変形が抑制され、シートベルトの端部が取
付固定されるシートベルトアンカ取付部Aにおけ
るセンターピラー11の座屈変形、つぶれ変形も
防止される。
の折り返し部15bが前記凹所14内面に沿つて
内部まで入り込んでいるので、アンカプレート1
5の耐久強度が向上する。また、中間接続部15
dは、柱状部材15の閉断面を仕切ることで2重
の閉断面構造を形成し、柱状部材15(特にシー
トベルトアンカ取付部A)の剛性を高めている。
それによつて、センターピラー11の凹所14の
方向へシートベルト(図示省略)からの引張荷重
Pが作用しても(第2図参照)、アンカプレート
15の変形が抑制され、シートベルトの端部が取
付固定されるシートベルトアンカ取付部Aにおけ
るセンターピラー11の座屈変形、つぶれ変形も
防止される。
また、アンカプレート15を取付ける際、第2
図に示すところの部位S1,S2,S3において、アン
カプレート15がアウタパネル13に当接して位
置決めが容易に行われるので、アンカプレート1
5の取付作業性が良好である。
図に示すところの部位S1,S2,S3において、アン
カプレート15がアウタパネル13に当接して位
置決めが容易に行われるので、アンカプレート1
5の取付作業性が良好である。
(考案の効果)
本考案は、上記のように、アンカプレートの折
り返し部にて該アンカプレートの耐久強度が高め
られ、アンカプレートの中間接続部にて柱状部材
の閉断面が仕切られて、該中間接続部が節として
機能するように構成したから、シートベルトアン
カ取付部における柱状部材の座屈変形、つぶれ変
形が防止されると共に、アンカプレートの取付け
が容易になる。
り返し部にて該アンカプレートの耐久強度が高め
られ、アンカプレートの中間接続部にて柱状部材
の閉断面が仕切られて、該中間接続部が節として
機能するように構成したから、シートベルトアン
カ取付部における柱状部材の座屈変形、つぶれ変
形が防止されると共に、アンカプレートの取付け
が容易になる。
第1図は一般の自動車の車内の概略を示す説明
図である。第2図および第3図は本考案の実施例
を例示し、第2図はセンターピラーにおけるシー
トベルアンカ取付部の断面図、第3図はアンカプ
レートの斜視図である。 11……センターピラー、12……インナパネ
ル、13……アウタパネル、14……凹所、15
……アンカプレート、15a……基部、15b…
…折り返し部、15c,15e……接合端部、1
5d……中間接続部。
図である。第2図および第3図は本考案の実施例
を例示し、第2図はセンターピラーにおけるシー
トベルアンカ取付部の断面図、第3図はアンカプ
レートの斜視図である。 11……センターピラー、12……インナパネ
ル、13……アウタパネル、14……凹所、15
……アンカプレート、15a……基部、15b…
…折り返し部、15c,15e……接合端部、1
5d……中間接続部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 インナパネルとアウタパネルとを接合して構成
された閉断面構造の柱状部材の前記両パネルの間
にアンカプレートが固設され、該アンカプレート
にアンカナツトが固着された構造において、 上記柱状部材は、シートベルトからの引張荷重
が作用する方向に面する側の両パネルの接合フラ
ンジ部の基部に柱状部材の長手方向に沿つた凹所
が両パネルにより形成されており、一方、前記ア
ンカプレートは、背面にアンカナツトが固着され
前面がインナパネルに当接する基部と、該基部の
一端縁から延び前記凹所内に沿うように湾曲され
た折り返し部と、該折り返し部の端縁より延びア
ウタパネルに接合された接合端部と、前記基部の
他端縁から延び上記柱状部材のインナパネルとア
ウタパネルとにより形成される閉断面を仕切り2
重の閉断面構造を形成する中間接続部と、該中間
接続部の端縁より延びアウタパネルに接合された
別の接合端部とを具備することを特徴とする自動
車のシートベルトアンカの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18758782U JPS5991968U (ja) | 1982-12-10 | 1982-12-10 | 自動車のシ−トベルトアンカの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18758782U JPS5991968U (ja) | 1982-12-10 | 1982-12-10 | 自動車のシ−トベルトアンカの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5991968U JPS5991968U (ja) | 1984-06-22 |
JPH0213256Y2 true JPH0213256Y2 (ja) | 1990-04-12 |
Family
ID=30404887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18758782U Granted JPS5991968U (ja) | 1982-12-10 | 1982-12-10 | 自動車のシ−トベルトアンカの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5991968U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5623189U (ja) * | 1979-07-28 | 1981-03-02 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS628204Y2 (ja) * | 1979-01-30 | 1987-02-25 |
-
1982
- 1982-12-10 JP JP18758782U patent/JPS5991968U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5623189U (ja) * | 1979-07-28 | 1981-03-02 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5991968U (ja) | 1984-06-22 |
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