JPH0212429B2 - - Google Patents

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JPH0212429B2
JPH0212429B2 JP58234024A JP23402483A JPH0212429B2 JP H0212429 B2 JPH0212429 B2 JP H0212429B2 JP 58234024 A JP58234024 A JP 58234024A JP 23402483 A JP23402483 A JP 23402483A JP H0212429 B2 JPH0212429 B2 JP H0212429B2
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JP
Japan
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deflection
magnetic field
horizontal
vertical deflection
coils
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Toshio Kobayashi
Hideo Hishijo
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Priority to EP84308603A priority patent/EP0145483B1/en
Priority to DE8484308603T priority patent/DE3480507D1/de
Priority to US06/680,680 priority patent/US4642528A/en
Publication of JPS60125069A publication Critical patent/JPS60125069A/ja
Priority to MYPI88001576A priority patent/MY103688A/en
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N3/00Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
    • H04N3/10Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
    • H04N3/16Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/70Arrangements for deflecting ray or beam
    • H01J29/701Systems for correcting deviation or convergence of a plurality of beams by means of magnetic fields at least
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/70Arrangements for deflecting ray or beam
    • H01J29/72Arrangements for deflecting ray or beam along one straight line or along two perpendicular straight lines
    • H01J29/76Deflecting by magnetic fields only

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
  • Details Of Television Scanning (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はインライン型カラー受像管の画像補正
装置に関する。
従来技術 一般に、カラーテレビジヨン受像機に使用する
カラー受像管においては、3つの電子銃から個々
に出射された電子ビームが螢光面において集束す
るだけでなく、集中(コンバーゼンス)すること
が必要である。
このため、従来の3電子銃インライン型カラー
受像管においては、3電子ビームの螢光面上にお
ける良好な集中を得るために、偏向ヨークの水平
偏向磁界を強いピンクツシヨン形(糸巻形)、垂
直偏向磁界を強いバレル形(ビール樽形)にし、
良好なコンバーゼンスを得るようにしている。
ところが、カラー受像管の偏向角が90゜位に大
きくなると、偏向磁界を良好なコンバーゼンスと
なるようにすると、上下のラスターにピンクツシ
ヨン形歪やバレル形歪が発生して実用に供しなく
なり、また逆に上下のラスターの歪を最適にする
と、第1図に示す正クロスのミスコンバーゼンス
又は第2図に示す逆クロスのミスコンバーゼンス
が発生して同じく実用に供しなくなり、コンバー
ゼンス特性と上下のラスター歪を同時に満足させ
ることは、不可能か或いは非常な技術的困難を伴
なうものであつた。
本出願人は、上記問題点を解決する装置とし
て、先に特願昭56−91275号(特開昭57−206184
号)、「インライン型カラー受像管の画像補正装
置」及び特願昭56−111650号(特公平1−29018
号)「カラー受像管偏向装置」を提案した。この
装置は、第5図及び第6図に示すように、偏向ヨ
ークを構成する対の鞍型水平偏向コイルLH1,LH2
及びトロイダル巻垂直偏向コイルLvのうち、各
水平偏向コイルLH1,LH2に垂直偏向周期でインピ
ーダンスが変化するリアクタSR1a,SR2a又は
SR1b,SR2bを接続して、水平偏向コイルの回路
インピーダンスを差動的に変化させて、水平偏向
磁界分布の様相を時間とともに変化させることに
よつて、コンバーゼンス特性を補正し良好な画像
を得られるようにした装置である。
第5図の装置中リアクタSR1a,SR2aは第7図
に示す構成である。同図において、1,2はフエ
ライト磁性体よりなるドラム型コアであり、3は
各コアに直流バイアス磁界を加える永久磁石であ
る。各ドラム型コアには、水平偏向コイルに接続
されるコイルRcH1,RcH2と、垂直偏向コイルに接
続されるコイルRcv1,Rcv2とが巻回されている。
コイルRcH1とRcH2とは互いが逆方向巻きになるよ
うに、コイルRcv1,Rcv2とは互いが同方向巻きに
なるように接続されている。
RcH1,RcH2,Rcv1,Rcv2は、夫々の水平偏向コ
イルLH1,LH2及び垂直偏向コイルLvには、第5
図に示す極性で接続されている。
第6図の偏向装置は具体的には第8図、第9図
に示す構造の偏向装置19であり、垂直偏向コイ
ルとドラム型コアに巻線されたコイルを組合わせ
てなるリアクタSR1b,SR2bが組付けてある。こ
の装置19について更に詳細に説明するに、垂直
偏向コイルLvが巻線されているコア4,4′は、
水平偏向コイルLH1,LH2が組込まれた合成樹脂製
のセパレータ6の上から組込まれ、分割面で突き
合わされて、クランプ7により固定されている。
コイル組立体181は端子板14に設けたケース
15内に組込まれている。端子板14はセパレー
タ6の水平偏向コイルの後部ベンドアツプ部を収
納する円筒状鍔部8に固定してあり、コイル組立
体181はコア4,4′の一方の突き合わせ部5に
近いコア面に配置される。このコイル組立体18
は、コア外に放出される垂直偏向磁界Hv′を作
用され、可飽和リアクタSR1bを構成する。この
コイル組立体181と対をなす他のコイル組立体
182は他方の突き合わせ部5′に近いコア面に配
置してあり、コア外に放出される垂直偏向磁界
Hv″を作用されて可飽和リアクタSR2を構成す
る。
第8図及び第9図に示すように、ドラム型コア
1011,1012にマグネツトワイヤを巻回してな
るコイル1111,1112を設けたコイル体911
12と夫々に共通の直流磁気バイアス用永久磁石
131とが同図に示す配置関係で、ケース15内
に組込まれている。他のコイル組立体182も、
上記のコイル組立体181と同じ構成であり、コ
イル1121,1122を有するドラム型コア1021
1022と直流磁気バイアス用永久磁石132とよ
りなり、ケース15内に組込まれている。
第10図に示すように、上記コイル1111,1
12は垂直偏向磁界Hv′に対して夫々正方向と逆
方向になるように接続され、コイル1121,11
22は垂直偏向磁界Hv″に対して夫々正方向と逆方
向になるように接続され、第6図に併せて示すよ
うに対応する水平偏向コイルLH1,LH2に接続され
ている。また永久磁石131,132は夫々径方向
凹溝を有し、強制的に回動操作すると回動しうる
ように取付けてあり、回動させることにより磁気
バイアス量が可変調整される。
ところが、上記の装置においても、第3図に示
すような画面の中間部で大きな正クロス、最周辺
部で小さな正クロスとなるミスコンバーゼンスパ
ターン、或いは、特に90゜偏向12型以下の小型受
像管において、第1図に示すようなミスコンバー
ゼンスの量が大きいために生じる第4図に示す逆
S字形ミスコンバーゼンスパターンが生じてしま
う。この種のミスコンバーゼンスを補正すること
は従来技術では非常に困難である。その理由を以
下に説明する。
第3図に示すミスコンバーゼンスパターンを補
正する一つの方法として、本出願人が先に出願し
た特願昭56−91275「インライン型カラー受像管の
画像補正装置」に記載されている方法がある。こ
の補正方法のポイントは、第11図に示す磁界と
インダクタンスとの関係を示すグラフにおいて、
直流磁気バイアス量をAよりBに小さくして、コ
イル体911〜922に作用する制御磁界の動作範囲
をCとすることである。このような動作範囲Cを
得るためには、直流磁気バイアス量を小とするだ
けでなく、ドラム型コア1011〜1022の芯径を
かなり細くしなければならず、この結果、ドラム
型コア製造工程で歩留りが低下したり、巻線時の
ドラム型コアの折れが多発し、量産上問題があ
る。
また、第4図に示すS字型ミスコンバーゼンス
は、可飽和リアクタSR1b,SR2bのインダクタン
スの変化を大きくすべくコイル1111〜1122
巻回数を増したことにより起こる現象であり、コ
イル1111〜1122に流れる水平偏向電流とコイ
ル1111〜1122の巻数とのアンペアターンの増
加が原因となつている。これについては、後に詳
細に説明する。
現状では、上記のS字形ミスコンバーゼンスや
第3図に示すミスコンバーゼンスを完全に除去す
ることは出来ないため、コンバーゼンスのズレを
画面全体に散し、どの点においてもズレが平均的
に表われるような妥協点を求めて生産している。
しかし、ドツトピツチが0.21〜0.31mmの超高精細
用又高精細用受像管においては、ミスコンバーゼ
ンスのズレを0.2mm以下にすることが理想的であ
るが、しかし、ミスコンバーゼンスのズレをこの
程度にまで小とする調整には熟練作業者を必要と
すると共に、非常に長い時間がかかり、しかも満
足出来る品位のものが得られない。即ち、現在市
場が要求しているようなミスコンバーゼンスレベ
ルのものを大量に安価に供給することが出来ない
という欠点があつた。
問題点を解決するための手段 本発明は、一対の水平偏向コイルと一対の垂直
偏向コイルとより構成されるインライン型カラー
受像管の偏向ヨークの一対の水平偏向コイルの
夫々に、鋸歯状波である垂直偏向電流によりイン
ダクタンスが変化する可飽和リアクタを直列に接
続してコンバーゼンスのズレを補正する装置にお
いて、垂直偏向コイルに接続された制御用コイル
を新たに付加したり、偏向ヨークのコア外に放出
される漏洩磁束を効率的に拾うためのヨークを取
り付ける等して、制御磁界を従来より強くして可
飽和リアクタのインダクタンス変化が垂直偏向の
始めと終り、即ち画面の上辺、下辺部で少なくな
るか、又は逆勾配に変化する範囲にまで及ぼし、
画面上の各位置におけるミスコンバーゼンスの補
正量を最適にすることにより、ミスコンバーゼン
スのズレを一段と小さくして上記の問題点を解決
したインライン型カラー受像管の画像補正装置を
提供することを目的とするものであり、偏向ヨー
クを構成している一対の水平偏向コイルと一対の
垂直偏向コイルとにおける前記一対の水平偏向コ
イルによる水平偏向磁界をピンクツシヨン形と
し、また、前記一対の垂直偏向コイルによる垂直
偏向磁界をバレル形として、インライン配置の3
本の電子銃からの3本の電子ビームの動集中が前
記水平垂直偏向磁界により自動的に行なわれるよ
うなセルフコンバーゼンス方式カラー受像管に適
用されており、該偏向ヨークの該一対の水平偏向
コイルに流れる水平偏向電流を垂直偏向周期で差
動的に変化させることによつて、水平偏向磁界の
分布の態様を時間とともに変化させて横線のコン
バーゼンスのズレを補正する可飽和リアクタを用
いた画像補正装置において、前記一対の水平偏向
コイルの夫々に接続された該可飽和リアクタの被
制御コイルのインダクタンス変化率である微係数
のうち、垂直偏向が微小である画面中央部付近の
微係数θmと垂直偏向が最大である画面上下辺部
の、微係数θeとのθe/θmが0.5以下となる手段を
設けてなり、横線のコンバーゼンス補正量の増加
率が垂直偏向が加わる程減少するようにしたもの
である。
実施例 次に本発明の各実施例について第12図以下を
参照して説明する。なお、本実施例は画像補正装
置をカラー受像管の偏向ヨークの一部に組付けて
なる構成としてある。
第12図は画像補正装置の回路図であり、第1
3図,第14図は夫々その機械的構造を示す。各
図中、LH1,LH2は対の鞍型水平偏向コイル、Lv
はトロイダル巻垂直偏向コイルであり、偏向ヨー
ク21を構成する。
垂直偏向コイルLvが巻線されている一対のコ
ア22,22′は突き合わされ、水平偏向コイル
LH1,LH2が組込まれたプラスチツク等の絶縁材料
製のセパレータ24の上から組込ませた状態で、
クランパ25により固定してある。更には本発明
の要部をなす一対の可飽和リアクタ261,262
(SR1,SR2)が突き合わせ部23,23′の近傍
に取付けられている。
第15図は一の可飽和リアクタ261を取り出
して示す。この可飽和リアクタ261は、第16
図に示すドラム型コア2711,2712にマグネツ
トワイヤを巻回してなる被制御コイル2811,2
12を有するコイル体3811,3812と、一の直
流磁気バイアス用永久磁石291とが、同図に示
す配置関係で、合成樹脂製のケース301内に組
込まれ、且つ第17図に示すように本発明の要部
をなす補助制御コイル311がケース301の外周
に嵌合固定された構成である。可飽和リアクタ2
1は、ケース311と一体の端子板32をセパレ
ータ24の円筒状鍔部33に固定されて取付けら
れている。
補助制御コイル311は、絶縁皮膜の表面に加
熱溶融層を有する電線を第17図に示すように長
円形状に所定回数多層ソレノイド状に巻回して固
化させてなる構造であり、ケース30の周囲に嵌
装された状態で接着剤39によりケース30に固
定してある。補助制御コイル311の両端のリー
ド線34は、第15図に示すように端子板32の
端子35a,35bに接続されており、被制御コ
イル2811,2812の両端のリード線36は端子
37a,37bに接続されている。
他の可飽和リアクタ262は、上記の可飽和リ
アクタ261と同様の構成であり、ドラム型コア
2721,2722に形成された被制御コイル2821
2822を有するコイル体3821,3822と直流磁
気バイアス用永久磁石292と、補助制御コイル
312とよりなる。
また、被制御コイル2811と2812、及び28
21と2822とは共に巻方向が互いに逆方向となる
ように接続してある。
又第12図に示すように、補助制御コイル31
(〜 c′ ),312(〜 d′ )は並列に接続さ

ており、この並列接続回路が垂直偏向コイルLv
と直列に接続してある。またこの補助制御コイル
311,312の巻方向はコアから外部に放出され
る磁界Hv′,Hv″と同極性の補助磁界Hcが発生す
るように定めてある。被制御コイル2811,28
12は一の水平偏向コイルLH1と、被制御コイル2
21,2822は他の水平偏向コイルLH2と夫々直列
に接続してある。
また永久磁石291,292は径方向幅広凹溝を
有する円板であり、外部より手動操作により回動
させうるように取付けてあり、回動させることに
より直流バイアス磁界が可変調整される。
上記構成の可飽和リアクタ261には、第14
図に示すように、コア外に垂直偏向周期で放出さ
れる磁界Hv′及び永久磁石291による直流バイ
アス磁界HDCに加えて、補助制御コイル311
流れる垂直偏向電流による補助制御磁界Hcとが
作用し、Hv′+Hcの制御磁界の変化に応じて被
制御コイル2811,2812の両端間、即ち端子
〜 a′ (37a,37b)間のインダクタンスが
変化する。同様に、他の可飽和リアクタ262は、
コア外に放出される磁界Hv″+補助制御コイル3
2による補助制御磁界Hcの制御磁界により、被
制御コイル2821,2822の両端間、即ち端子
〜 b′ 間のインダクタンスが変化する。
上記のように、本発明装置は、水平偏向コイル
LH1とLH2との回路インピーダンスを垂直偏向周期
で変化する制御磁界Hv′+HcとHv″+Hcによつ
て変化させるようにして、コンバーゼンスのズレ
を補正するように構成してある。
なお、被制御コイル2811,2822に流れる水
平偏向電流によつて発生する磁界Hhによつても、
上記回路インピーダンスが変化するようにしてあ
るが、これは補助的な事項である。
また、上記の偏向ヨーク21の可飽和リアクタ
SR1,SR2は、基本的には、従来の偏向装置に用
いられた可飽和リアクタSR1b,SR2bに補助制御
コイル311,312が付加されたものであるか
ら、以後の動作説明は、従来装置に用いられた可
飽和リアクタSR1b,SR2bに補助制御コイル31
,312を付加したものとして行なう。
一般にフエライトコアに巻線されたコイルのイ
ンダクタンス飽和特性は第18図に示す曲線Iの
ような変化となつているのでそれぞれのコイル2
11,2812およびコイル2821,2822のイン
ダクタンスL11,L12,L21,L22および可飽和リア
クタSR1,SR2のインダクタンスLSR1,LSR2の値
は、双曲線関数で近似し、正規化すると次式で表
わされる。
L11=(1/2)・tanh{(π/2)・sinh (H+1.5)}+(1/2) (1) L12=(1/2)・tanh{(π/2)・sinh (−H+1.5)}+(1/2) (2) L12=(1/2)・tanh{(π/2)・sinh (H+1.5)}+(1/2) (3) L22=(1/2)・tanh{(π/2)・sinh (−H+1.5)}+(1/2) (4) LSR1=L11+L22 (5) LSR2=L21+L22 (6) ここで、 H=HDC+Hcv+Hh (7) Hcv=Hc+Hv′ またはHcv=Hc+Hv″ (8) であり、(7),(8)式において、 HDC:直流バイアス磁界 HCV:垂直偏向周期の制御磁界 (Hc+Hv′またはHc+Hv″) Hh:補助制御コイルに流れる水平偏向電流によ
る磁界 である。
この式が表わす曲線を示すと第19図、第20
図に示す如くなる。
ここで、第19図、第20図について詳細に説
明する。
第19図及び第20図は、可飽和リアクタSR1
及びSR2を構成するコイル2811〜2822のイン
ダクタンス変化曲線を(1)式〜(4)式に示す双曲線で
近似したもので、横軸は可飽和リアクタの磁芯に
加わる磁界の強さHを示し、縦軸はインダクタン
スを示す。以下第19図のL11を例に更に詳細に
説明する。
L11はL12と対になつて動作するドラム型磁芯を
巻芯とするコイル2811のインダクタンスで、ド
ラムコアは動作点を決めるためのマグネツトで−
HDC、すなわち−1.5に磁気バイアスされており、
その動作点を中心に動作する。特に図では右上方
向に偏向する場合の磁芯に加わる磁界の方向を示
し、−HDCに磁気バイアスされたドラム型磁芯に、
偏向ヨークのコア22外に放出される垂直漏洩磁
界−Hv′が加わり、更に補助制御コイルによる磁
界−Hcが加わる。又水平偏向電流による磁界、
すなわち自己電流による磁界Hhが加わり、コイ
ル2811のインダクタンスL11が決まる。L12も同
様に、マグネツトで+HDCすなわち+1.5に磁気バ
イアスされた動作点を始点として、Hv′,Hcの
磁界が加わり、更に水平偏向電流による磁界、す
なわち自己電流による磁気Hhが加わり、L12のイ
ンダクタンスが決まる。
第20図は第19図のHcvの極性を逆にして動
作をするよう構成してあり、前述のように考える
ことにより容易に理解出来るので詳細な説明は省
略する。
以上説明したように、第19図、第20図の磁
界Hv′,Hv″は画面の上方に偏向させた場合の極
性であり、磁界Hhが図中実線の方向に変化する
ことは、画面の右側に偏向されることを意味し、
破線の方向に変化することは、画面の左側に偏向
されることを意味する。これより分かるように、
可飽和リアクタSR1,SR2のインダクタンスは、
水平偏向電流の変化に応じて差動的に変化する。
このことについては、特願昭57−221598「インラ
イン型カラー受像管の画像補正装置」に詳しく述
べられている なお、本発明は、偏向ヨークの一対の水平偏向
コイルに流れる水平偏向電流を垂直偏向周期で差
動的に変化させるものを前提としたものであり、
以下これについて説明する。
(1)式〜(8)式より分るとおり、可飽和リアクター
SR1及びSR2のインダクタンスは、垂直偏向電流
による制御磁界Hv、及び自己巻線に流れる垂直
偏向電流による磁界Hhの影響により、その値が
変化し、その結果水平偏向電流IH1,IH2が垂直偏
向周期と水平偏向周期で差動的に変化する。な
お、水平偏向周期による差動的な変化は本質的な
ものではなく、補助的なものである。
更に詳細に説明すると、第19図及び第20図
において、L11及びL12は永久磁石−HDC,HDC
磁気バイアスされた点を動作点とし、そこを起点
として垂直偏向電流による制御磁界−Hcv(−
Hv′−Hc)及びHcv(Hv′+Hc)(画面上方向に
偏向時)の作用により図中矢印方向に飽和度が変
化し、インダクタンスが低下する。一方L21及び
L22は、L11及びL12と同様に、永久磁石で−HDC
HDCにそれぞれ磁気バイアスされた点を動作点と
し、そこを起点にし、垂直偏向電流による制御磁
界Hcv(Hv″+Hc)と、−Hcv(−Hc−Hv″)(画
面上方向に偏向時)の作用により図中矢印方向飽
和度が変化しインダクタンスが高くなる。このよ
うに画面上方向に偏向する場合には、L11とL12
決まる可飽和リアクタSR1のインダクタンスは低
下し、L21とL22で決まる可飽和リアクタSR2のイ
ンダクタンスは高くなる。又画面下方向に偏向す
るときには、図中Hcvの矢印が逆方向になるの
で、SR1のインダクタンスは高くなり、SR2のイ
ンダクタンスは低くなる。すなわちSR1及びSR2
のインダクタンスは、動作点を中心に垂直偏向周
期により、一方が高くなると、他方が低くなる所
謂差動的に変化し、その結果水平偏向電流IH1
IH2が垂直偏向周期で差動的に変化する。
また、コンバーゼンス補正量は可飽和リアクタ
SR1,SR2のインダクタンスと水平偏向距離にほ
ぼ比例する(第1図乃至第3図参照)ので画面中
心を座標原点として横方向をx軸、縦方向をy軸
とした場合の任意の座標におけるコンバーゼンス
の補正量δ(x,y)は次式で表わされる。
δ(x,y)=|LSR1(x,y) −LSR2(x,y)| ×|(Ihx/Ihp)| (9) ここで、 Ihp:最大水平偏向電流(画面の端まで偏向した
場合) Ihx:x座標まで偏向するための水平偏向電流 LSR1(x,y):x,y座標点に偏向するための、
水平偏向電流による磁界Hhと垂直偏向電
流による制御磁界Hcvによる可飽和リアク
タSR1のインダクタンス値 LSR2(x,y):x,y座標点に偏向するための、
水平偏向電流による磁界Hhと垂直偏向電
流による制御磁界Hcvによる可飽和リアク
タSR2のインダクタンス値 である。
これらの式を用い、計算に必要な被制御コイル
のアンペアターンの代用値としてHhmax=0.55
を代入して水平及び垂直偏向が最大の場合(画面
の四隅)の補正量を1として画面の他の部分の補
正量を計算し作図すると、第21図A〜Dに示す
如くになる。
第21図は(9)式によつて得られた結果を、横軸
に垂直偏向距離を、縦軸に最大偏向時(画面の4
隅)のコンバーゼンス補正量としたときの、コン
バーゼンス補正量を示し、A〜Dは制御磁界Hcv
の最大値をそれぞれ0.5,1.0,1.5,2.0と変えた
ときのコンバーゼンス補正曲線の変化を示す。又
図中SHは水平振巾を表わし、最大振巾を1とし
4/5,3/5,2/5,1/5の水平振巾時の
補正曲線も併せて表わしてある。尚、この補正量
は画面の第1象限を表わしているが、他の象限
も、対称性を考慮すると同様の結果となるので、
説明は省略する。
第21図AのSH=1(max)、Hcvmax=0.5が
表わす補正曲線は、第30図に示す(1,1),
(1,4/5),(1,3/5),(1,2/5),
(1,1/5),(1,0)を通る線上での補正量
の変化を表わし、SH=4/5が表わす曲線は、
(4/5,1),(4/5,4/5),(4/5,
3/5),(4/5,2/5),(4/5,1/5),
(4/5,0)を通る線上での変化を表わす。
第21図A〜DよりHcvmax=0.5の場合の補
正量は、垂直偏向距離に比例してほぼ直線的に変
化するが、Hcvmaxを大きくすると垂直偏向距離
に比例して直線的には変化せず、偏向距離が大な
る程補正量の増加率が減少していることがわか
る。
第3図のミスコンバーゼンスパターンは、画面
中央付近より1/2程の垂直振巾のところでは補
正を多くし、垂直振巾周辺部では少ない補正をす
ることによりズレ量を少なくすることができるこ
とが分かる。
各図より、制御磁界Hcvが大なる程、即ち垂直
偏向が加わる程、コンバーゼンス補正量の増加率
が減少していることがわかる。なお、図中水平振
幅SHは磁界Hhに比例する。ここで、上記の結果
を分わり易く説明する。
まず、単に説明を分り易くするために、上記(9)
式のコンバーゼンスの補正量δを垂直方向のトラ
ツキング補正量Tδとして表わす。
このトラツキング補正量Tδは偏向距離に比例
した直線的な補正を零とし、そこからの変位量を
表わすものであり、次式(10)で定義される。
Tδ=δ(1,1)−2・δ(1,1/2) …(10) 第27図にδ(1,1),δ(1,1/2)を示
す。
第21図A〜Dにより Hcvmax=0.5,1.0,1.5,2.0における (SH=1,SV=1) (SH−1,SV=1/2) の点の補正量を読みとり、トラツキンク補正量
Tδの定義式(10)、に代入して算出すると、
HcvmaxをTδとの関係は、第28図に示す如く
になる。
なお、トラツキング補正量が負の場合には、第
3図に示すミスコンバーゼンスが小さくなり、正
の場合には大きくなる。このように、第3図のミ
スコンバーゼンスを補正するにはHcvmaxを大き
くすれば良いことがわかる。
このような補正が可能であるのは、可飽和リア
クタSR1,SR2のインダクタンス変化曲線の微係
数が、垂直偏向の始めと終り、即ち画面の上、下
辺部と、微小に偏向、即ち画面の中央部付近とで
異なるためである。
そこで画面上下辺部に相当するインダクタンス
変化曲線の微係数をθe、画面中央部に相当する微
係数をθm(第19図、第20図参照)とし、制御
磁界Hcvmaxと微係数の比、θe/θmの関係を算
出したところ、第29図に示す結果が得られた。
なお、θe,θmは前記の式(5),(6)を磁界で微分
することにより求まる。また式(7)のHcvの各値
(0〜2.0)を代入により、θe/θmの値を算出で
きる。なお、Hcv=0のときの微係数がθmであ
る。これより、Hcvmaxとθe/θmとの関係を表
わす上記第29図が作成される。
ここで、本発明の目的とするところは、第3図
に示す態様のミスコンバーゼンスを補正すること
にある。
このためには、横線のコンバーゼンスの補正量
の増加率が垂直偏向が加わる程減少するようにす
ることが必要である。
そのためには、上記のトラツキング補正量Tδ
が負であればよいと考えることができる。
第28図を参照するに、Tδ<0となるのは、
Hcvmaxが0.5〜0.6以上のときである。
一方、第29図を参照するに、Hcvmaxが Hcvmax>0.5〜0.6 となるのは、θe/θmが約0.6以下のときであるこ
とが分かる。
このことより、第3図に示すミスコンバーゼン
スパターンを効果的に補正するにはHcvmax≒
0.6以下即ちθe/θm<0.5とすればよいこがわか
る。このことは実験においても確認できた。
また第4図のS字形ミスコンバーゼンスの画面
の各部分における補正量を、上記(1)〜(9)式を用い
て計算し作図すると、第22図A乃至Dに示す如
くになる。第22図は(9)式によつて得られた結果
を、横軸に水平振巾を、たて軸に最大偏向時(画
面の4隅)のコンバーゼンス補正量を1としたと
きのコンバーゼンス補正量を示し、A〜Dは制御
磁界Hcvの最大値をそれぞれ0.5,1.0,1.5,2.0と
変えたときのコンバーゼンス補正曲線を表わして
いる。又図中Svは垂直振巾を表わし、最大振巾
を1とし、4/5,3/5,2/5,1/5の垂
直振巾時の補正曲線も併せて表わす。尚この補正
量は第21図同様画面の第1象限(右上)のみ表
わす。更に詳細に説明すると、同図AのSv=1,
Hcvmax=0.5が表わす補正曲線は(1,1),
(4/5,1),(3/5,1),(2/5,1),
(1/5,1),(1,4/5),(4/5,4/
5),(3/5,4/5),(2/5,4/5),
(1/5,4/5),(0,4/5)を通る線上で
の補正量の変化を表わす。A〜DよりHcvmax=
0.5の場合は水平振巾SHが大なる程その補正量の
増加率は減少し、HDCVmaxが大きくなる程水平
振巾SHに比例して直線的に変化する。第4図に
示すミスコンバーゼンスパターンは補正曲線がA
になると発生し易くなるのでHcvmaxを大きくす
ることにより第4図のミスコンバーゼンスパター
ンを補正することが出来る。
第22図より、制御磁界Hcvmaxが大なる程、
水平振幅SHが増すにつれて補正量が増加するこ
とが分かる。即ち、本発明の装置によれば、第4
図に示すミスコンバーゼンスを補正出来ることが
分かる。
なお、この補正は基本的にはHh/Hcvの関数
となつておりHh/Hcvを小さくすると補正効果
が出てくるが一方第3図に示すパターンを補正す
るためにはHhの値を大きく変えることができな
いためHh/Hcvを小さくするにはHcvを大きく
することが必要となる。
なお、Hh/Hcvとθe/θmとを共に小さくすれ
ば第3図及び第4図に示すミスコンバーゼンスが
組合わさつた状態のミスコンバーゼンスを補正す
ることが可能となる。
応用例 第23図、第24図は本発明の画像補正装置の
別の実施例を示す。各図中、第13図及び第14
図に示す構成部分と同一部分には同一符号を付し
その説明は省略する。
偏向ヨーク40は、前記の補助制御コイル31
を無くして、偏向ヨーク40を囲繞する略円形の
磁性体の輪41をケース301,302に接して接
着剤42により固定してなる構成である。この構
成の偏向ヨーク40によれば、可飽和リアクタ2
1b,262bを含む磁気回路の磁気抵抗が減り、
輪41がコア外に放出される垂直偏向周期の制御
磁界Hv′,Hv″を多く拾い集める。これにより、
可飽和リアクタSR1b,SR2bのドラム型コア27
11,2712内に通る磁界Hv′,Hv″が増加し、上
記の偏向ヨーク21と同様な効果が得られる。
第25図、第26図は本発明装置の更に別の実
施例を示す。各図中、第23図、第24図に示す
構成部分と同一部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。
偏向ヨーク50は、上記の輪41の代わりに略
U字状の磁性体の翼部材51,52をケース30
,302に接着固定してなる構成である。翼部材
51,52は、上記の輪41と同様の作用をし、
可飽和リアクタ261b,262b(SR1b,SR2b)
のドラム型コア2711,2712内を通る磁界Hv′,
Hv″が増加する。この偏向ヨーク50も前記の偏
向ヨーク40と同様に作用する。
なお、上記の磁性体である輪41及び翼部材5
1,52は、上記の制御磁界を増大させる作用に
加えて、偏向ヨークよりこの周辺部に漏れている
磁束を弱めると共に、受像管周りの金属板による
偏向磁束への影響を弱めるシールドの役目も兼ね
備えており、テレビジヨンセツトの設計の自由度
も大幅に向上し得る。
なお、第5図に示す回路図の補正装置において
も、制御コイルRcv1,Rcv2の巻数を増すと、制御
磁界Hcvが大となり、上記の偏向ヨーク40と同
様の効果が得られる。
効 果 上述の如く、本発明になるインライン型カラー
受像管の画像補正装置は、一対の水平偏向コイル
に流れる水平偏向電流を垂直偏向周期によつて差
動的に変化させることによつて、水平偏向磁界の
磁界分布の態様を時間とともに変化させて横線の
コンバーゼンスのズレを補正する装置に用いる可
飽和リアクタの垂直偏向周期の鋸歯状波電流によ
る制御磁界を大きくすることによつて水平偏向コ
イルの回路インピーダンスの変化率を垂直偏向が
加わる程少なくなるようにした構成であるため、
ダイナミツクコンバーゼンス補正回路等を用いる
ことなく、即ち極めて簡単な構成により、第3図
及び第4図に示すような補正しにくいミスコンバ
ーゼンスパターンのズレも最少とすることが出
来、画像品位の大幅な向上を生産コストの低減及
び生産能率の向上と併せて実現することが出来、
また、補助磁界を付加する補助磁界形成コイルを
設け、或いは偏向ヨークの磁芯より外部に放出さ
れていた磁束を有効に利用するようにしたヨーク
を設けて、制御磁界の増大を図つた構成とするこ
とにより、特別のスペースを必要とせずに極めて
簡単な構造とし得るという特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は夫々異なるミスコンバーゼ
ンスパターンを示す図、第5図及び第6図は夫々
従来の画像補正装置である偏向ヨークの各例を示
す結線図、第7図は第5図に適用されるリアクタ
の構成を示す図、第8図は第6図の偏向ヨークを
示す図、第9図は第8図中−線を含む水平面
で切断して示す断面図、第10図は第8図及び第
9図のリアクタの結線図、第11図は従来のミス
コンバーゼンスの補正方法を説明するための図、
第12図は本発明になる画像補正装置の一実施例
の回路図、第13図は本発明装置である偏向ヨー
クの斜視図、第14図は第13図中−線
を含む水平面で切断して示す断面図、第15図は
第13図中可飽和リアクタを取り出して示す図、
第16図は第15図のリアクタ内に組合込まれて
いる被制御コイルと永久磁石とを対応させて示す
斜視図、第17図は第15図の可飽和リアクタよ
り補助制御コイルを分離対応させて示す斜視図、
第18図はインダクタンス変化曲線を示す図、第
19図及び第20図は夫々双曲線関数で近似した
インダクタンス変化曲線図、第21図A乃至D及
び第22図A乃至Dは夫々コンバーゼンス補正量
を示すグラフ、第23図は本発明装置の別の実施
例の斜視図、第24図は第23図中−
線を含む水平面で切断した断面図、第25図は
本発明装置の更に別の実施例の斜視図、第26図
は第25図中−線を含む水平面で切
断した断面図、第27図はトラツキング補正量を
説明する図、第28図は制御磁界とトラツキング
補正量との関係を示す図、第29図は制御磁界と
θe/θmとの関係を示す図、第30図は画面上に
おける垂直振幅、水平振幅を示す図である。 21,40,50…偏向ヨーク、22,22′
…コア、261,262,261a,262a,26
1b,262b…可飽和リアクタ、2711,2712
ドラム型コア、2811,2812,2821,2822
…被制御コイル、291,292…永久磁石、30
,302…ケース、311,312…補助制御コイ
ル、3811,3812,3821,3822…コイル体、
41…輪、51,52…翼部材、LH1,LH2…水平
偏向コイル、Lv…垂直偏向コイル、SR1,SR2
SR1a,SR2a,SR1b,SR2b…可飽和リアクタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 偏向ヨークを構成している一対の水平偏向コ
    イルと一対の垂直偏向コイルにおける前記一対の
    水平偏向コイルによる水平偏向磁界をピンクツシ
    ヨン形とし、また、前記一対の垂直偏向コイルに
    よる垂直偏向磁界をバレル形として、インライン
    配置の3本の電子銃からの3本の電子ビームの動
    集中が前記水平垂直偏向磁界による自動的に行な
    われるようなセルフコンバーゼンス方式カラー受
    像管に適用されており、該偏向ヨークの該一対の
    水平偏向コイルに流れる水平偏向電流を垂直偏向
    周期で差動的に変化させることによつて、水平偏
    向磁界の分布の態様を時間とともに変化させて横
    線のコンバーゼンスのズレを補正する可飽和リア
    クタを用いた画像補正装置において、前記一対の
    水平偏向コイルの夫々に接続された該可飽和リア
    クタの被制御コイルのインダクタンス変化率であ
    る微係数のうち、垂直偏向が微小である画面中央
    部付近の微係数θmと垂直偏向が最大である画面
    上下辺部の微係数θeとの比θe/θmが0.5以下とな
    る手段を設けてなり、横軸のコンバーゼンス補正
    量の増加率が垂直偏向が加わる程減少するように
    したことを特徴とするインライン型カラー受像管
    の画像補正装置。 2 該手段は、該偏向ヨークの磁芯より外部に放
    出され垂直偏向周期で変化する磁束が作用する位
    置に設けられる該可飽和リアクタに関連して取付
    けられ、垂直偏向周期の鋸歯状波電流を供給され
    て、該偏向ヨークより外部に放出される磁界の方
    向と同じ方向の補助磁界を形成する補助磁界形成
    コイルである特許請求の範囲第1項記載の装置。 3 該手段は、該偏向ヨークの磁芯より外部に放
    出され垂直偏向周期で変化する磁束が作用する位
    置に設けられた該可飽和リアクタに取付けられ、
    該可飽和リアクタ内のコアを含む磁気回路の磁気
    抵抗を減少させるヨークである特許請求の範囲第
    1項記載の装置。
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