JPH06119885A - 偏向ヨークの補助コイル - Google Patents
偏向ヨークの補助コイルInfo
- Publication number
- JPH06119885A JPH06119885A JP29226692A JP29226692A JPH06119885A JP H06119885 A JPH06119885 A JP H06119885A JP 29226692 A JP29226692 A JP 29226692A JP 29226692 A JP29226692 A JP 29226692A JP H06119885 A JPH06119885 A JP H06119885A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- deflection yoke
- bobbin
- ray tube
- auxiliary coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コアの両端の位置がＺ軸方向にずれないよう
偏向ヨーク上に正しく取り付けられ、磁力線を効率的に
陰極線管に作用させて、コマ補正量を向上させることが
できる構造を持った補助コイルを提供する。 【構成】 外周にコイル１２を巻回した中空状の補助コ
イルボビン１３と、補助コイルボビンの内部で２組のＬ
字状コア部材の一端を互いに重ねてコの字状に構成した
コア１４とを備え、Ｌ字状コア部材は重ね合わされた２
枚の薄い磁性片１５、１６からなり、且つ磁性片が偏向
ヨークボビンの円筒状ネック部３に当接する舌片１５
ａ、１６ａを有する陰極線管の偏向ヨーク１０に使用す
る補助コイル１１において、２枚の磁性片の舌片は陰極
線管の管軸（Ｚ軸）方向の寸法が互いに異なり、円筒状
ネック部に当接するコア部材の舌片全体の面積が同一と
なり、且つ舌片全体のＺ軸方向の両側縁がそれぞれＺ軸
に垂直な同一平面上に位置するように構成する。
偏向ヨーク上に正しく取り付けられ、磁力線を効率的に
陰極線管に作用させて、コマ補正量を向上させることが
できる構造を持った補助コイルを提供する。 【構成】 外周にコイル１２を巻回した中空状の補助コ
イルボビン１３と、補助コイルボビンの内部で２組のＬ
字状コア部材の一端を互いに重ねてコの字状に構成した
コア１４とを備え、Ｌ字状コア部材は重ね合わされた２
枚の薄い磁性片１５、１６からなり、且つ磁性片が偏向
ヨークボビンの円筒状ネック部３に当接する舌片１５
ａ、１６ａを有する陰極線管の偏向ヨーク１０に使用す
る補助コイル１１において、２枚の磁性片の舌片は陰極
線管の管軸（Ｚ軸）方向の寸法が互いに異なり、円筒状
ネック部に当接するコア部材の舌片全体の面積が同一と
なり、且つ舌片全体のＺ軸方向の両側縁がそれぞれＺ軸
に垂直な同一平面上に位置するように構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は陰極線管の偏向ヨークの
補助コイルに関する。
補助コイルに関する。
【０００２】
【従来の技術】テレビ受像機などの陰極線管すなわちブ
ラウン管には、その後部のネックに内蔵された電子銃か
ら出る電子ビームを垂直方向および水平方向に偏向させ
て画面のすみずみまで正しく画像を送るための偏向ヨー
クがネックとファンネルとの境界部においてブラウン管
の外部に取り付けられている。この偏向ヨークは通常、
ラッパ状に拡がったボビンの内側に水平偏向コイルを糸
巻き形に巻回し、該ボビンの外側に垂直偏向コイルをバ
レル形に巻回している。
ラウン管には、その後部のネックに内蔵された電子銃か
ら出る電子ビームを垂直方向および水平方向に偏向させ
て画面のすみずみまで正しく画像を送るための偏向ヨー
クがネックとファンネルとの境界部においてブラウン管
の外部に取り付けられている。この偏向ヨークは通常、
ラッパ状に拡がったボビンの内側に水平偏向コイルを糸
巻き形に巻回し、該ボビンの外側に垂直偏向コイルをバ
レル形に巻回している。
【０００３】カラーテレビで画像の縁等がずれて見にく
くなることがしばしば生じている。これは３色の画像の
重ね合わせが悪いために生じたもので、これを改善する
には３本の電子ビームが、画面上のどこに偏向されたと
きでも、スクリーン上で一つに集まるように電子ビーム
を偏向させてコンバーゼンス特性を調整しなければなら
ない。
くなることがしばしば生じている。これは３色の画像の
重ね合わせが悪いために生じたもので、これを改善する
には３本の電子ビームが、画面上のどこに偏向されたと
きでも、スクリーン上で一つに集まるように電子ビーム
を偏向させてコンバーゼンス特性を調整しなければなら
ない。
【０００４】コンバーゼンス特性を調整する方法として
偏向ヨークのボビン、コアや偏向コイルにフェライトシ
ート等の画像補正部材である磁性片を貼付している。ま
た、コンバーゼンス特性、特にグリーンガンの感度を向
上させるため、偏向ヨークのネック部に、ブラウン管の
中心線を挟んで上下もしくは左右方向に２個もしくは上
下左右方向に４個の補助コイルすなわちＦＣ（フィール
ドコントローラ）コイルが取り付けられている。
偏向ヨークのボビン、コアや偏向コイルにフェライトシ
ート等の画像補正部材である磁性片を貼付している。ま
た、コンバーゼンス特性、特にグリーンガンの感度を向
上させるため、偏向ヨークのネック部に、ブラウン管の
中心線を挟んで上下もしくは左右方向に２個もしくは上
下左右方向に４個の補助コイルすなわちＦＣ（フィール
ドコントローラ）コイルが取り付けられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】図６は従来の補助コイ
ルの平面図である。この補助コイルはコイルが巻回され
る樹脂製の中空状補助コイルボビン１３と、該補助コイ
ルボビン１３の内部で２組のＬ字状コア部材の一端を互
いに重ねてコの字状に構成されて磁力線を導くようにな
つたコア１９とを備え、前記Ｌ字状コア部材はそれぞれ
重ね合わせた珪素鋼板製の薄い磁性片２０、２１からな
り、該磁性片２０、２１はそれぞれ偏向ヨークのラッパ
状ボビンのネック部に当接する舌片２０ａ、２１ａを他
端に有している。
ルの平面図である。この補助コイルはコイルが巻回され
る樹脂製の中空状補助コイルボビン１３と、該補助コイ
ルボビン１３の内部で２組のＬ字状コア部材の一端を互
いに重ねてコの字状に構成されて磁力線を導くようにな
つたコア１９とを備え、前記Ｌ字状コア部材はそれぞれ
重ね合わせた珪素鋼板製の薄い磁性片２０、２１からな
り、該磁性片２０、２１はそれぞれ偏向ヨークのラッパ
状ボビンのネック部に当接する舌片２０ａ、２１ａを他
端に有している。
【０００６】磁性片２０、２１の端部に設けた舌片２０
ａ、２１ａはコマ補正量すなわちコンバーゼンス特性の
補正量を向上させるために偏向ヨークのネック部に密着
するような構造にしたものである。図６に示すように、
従来の舌片２０ａ、２１ａは突出方向が反対向きである
が、Ｚ軸方向（ブラウン管の管軸）の幅Ｗは同一であ
る。
ａ、２１ａはコマ補正量すなわちコンバーゼンス特性の
補正量を向上させるために偏向ヨークのネック部に密着
するような構造にしたものである。図６に示すように、
従来の舌片２０ａ、２１ａは突出方向が反対向きである
が、Ｚ軸方向（ブラウン管の管軸）の幅Ｗは同一であ
る。
【０００７】このため、図６に示すように磁性片２０、
２１の端部に設けた舌片２０ａ、２１ａはＺ軸方向に距
離Ｄだけ位置がずれている。このため、ブラウン管の画
像がひずんでくる。これは２組のＬ字状コア部材のそれ
ぞれの一端を互いに重ねてコア１９を構成したため、Ｆ
Ｃコイルのコア１９の両端位置がＺ軸方向にずれるため
に起きる現象である。
２１の端部に設けた舌片２０ａ、２１ａはＺ軸方向に距
離Ｄだけ位置がずれている。このため、ブラウン管の画
像がひずんでくる。これは２組のＬ字状コア部材のそれ
ぞれの一端を互いに重ねてコア１９を構成したため、Ｆ
Ｃコイルのコア１９の両端位置がＺ軸方向にずれるため
に起きる現象である。
【０００８】この現象を避けるため、ＦＣコイルすなわ
ち補助コイルを偏向ヨーク上に斜めに取り付ける方法も
考えられるが、ＦＣコイルを偏向ヨークのネック部にう
まく密着させるにはコアを複雑な形状にしなければなら
ない欠点がある。
ち補助コイルを偏向ヨーク上に斜めに取り付ける方法も
考えられるが、ＦＣコイルを偏向ヨークのネック部にう
まく密着させるにはコアを複雑な形状にしなければなら
ない欠点がある。
【０００９】また、前述のように補助コイルボビン１３
の内部で２組のＬ字状コア部材のそれぞれの一端を互い
に重ねてコの字状のコアに構成するのでなく、重ねて接
合するのでなく、それぞれの一端を突き合わせ接触して
コの字状のコアに構成する方法も考えられるが、この方
法はなんらかの原因でコアが動き、そのためコア部材間
に隙間が生ずると、漏洩磁束を生じコマ補正量が低下す
る欠点がある。
の内部で２組のＬ字状コア部材のそれぞれの一端を互い
に重ねてコの字状のコアに構成するのでなく、重ねて接
合するのでなく、それぞれの一端を突き合わせ接触して
コの字状のコアに構成する方法も考えられるが、この方
法はなんらかの原因でコアが動き、そのためコア部材間
に隙間が生ずると、漏洩磁束を生じコマ補正量が低下す
る欠点がある。
【００１０】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、コアの両端の位置がＺ軸方向にずれないよう偏向ヨ
ーク上に正しく取り付けられ、磁力線を効率的に陰極線
管に作用させて、コマ補正量を向上させることができる
構造を持った補助コイルを提供することを目的とする。
で、コアの両端の位置がＺ軸方向にずれないよう偏向ヨ
ーク上に正しく取り付けられ、磁力線を効率的に陰極線
管に作用させて、コマ補正量を向上させることができる
構造を持った補助コイルを提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は外周にコイルを巻回した中空状の補助コイ
ルボビンと、該補助コイルボビンの内部で２組のＬ字状
コア部材の一端を互いに重ねてコの字状に構成したコア
とを備え、前記Ｌ字状コア部材は重ね合わされた２枚の
薄い磁性片からなり、且つ該磁性片が偏向ヨークボビン
の円筒状ネック部に当接する舌片を有する陰極線管の偏
向ヨークに使用する補助コイルにおいて、前記２枚の磁
性片の舌片は陰極線管の管軸（Ｚ軸）方向の寸法が互い
に異なり、偏向ヨークボビンの円筒状ネック部に当接す
る前記コア部材の舌片全体の面積が同一となり、且つ該
舌片全体のＺ軸方向の両側縁がそれぞれＺ軸に垂直な同
一平面上に位置するように構成したことを特徴とする。
め、本発明は外周にコイルを巻回した中空状の補助コイ
ルボビンと、該補助コイルボビンの内部で２組のＬ字状
コア部材の一端を互いに重ねてコの字状に構成したコア
とを備え、前記Ｌ字状コア部材は重ね合わされた２枚の
薄い磁性片からなり、且つ該磁性片が偏向ヨークボビン
の円筒状ネック部に当接する舌片を有する陰極線管の偏
向ヨークに使用する補助コイルにおいて、前記２枚の磁
性片の舌片は陰極線管の管軸（Ｚ軸）方向の寸法が互い
に異なり、偏向ヨークボビンの円筒状ネック部に当接す
る前記コア部材の舌片全体の面積が同一となり、且つ該
舌片全体のＺ軸方向の両側縁がそれぞれＺ軸に垂直な同
一平面上に位置するように構成したことを特徴とする。
【００１２】
【作用】本発明において、Ｚ軸方向の寸法の異なる舌片
を有する２種類の磁性片を互いに重ね合わせ、偏向ヨー
クボビンの円筒状ネック部に当接する舌片全体の面積が
同一となり、且つ舌片全体の両側縁がそれぞれＺ軸に直
角方向の平面上に存在するよう構成したので、補助コイ
ルのコアの両端が左右均等に偏向ヨークボビンの円筒状
ネック部の適正位置に密着する。従って、補助コイルに
より発生される磁力線は効率的に陰極線管に作用するの
で、コマ補正量を向上させることができる。
を有する２種類の磁性片を互いに重ね合わせ、偏向ヨー
クボビンの円筒状ネック部に当接する舌片全体の面積が
同一となり、且つ舌片全体の両側縁がそれぞれＺ軸に直
角方向の平面上に存在するよう構成したので、補助コイ
ルのコアの両端が左右均等に偏向ヨークボビンの円筒状
ネック部の適正位置に密着する。従って、補助コイルに
より発生される磁力線は効率的に陰極線管に作用するの
で、コマ補正量を向上させることができる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例について説
明する。
明する。
【００１４】図５は本発明の補助コイル１１を使用した
偏向ヨークの斜視図である。
偏向ヨークの斜視図である。
【００１５】テレビ受像機などの陰極線管すなわちブラ
ウン管には、その後部のネックに内蔵された電子銃から
出る電子ビームを垂直方向および水平方向に偏向させる
ための偏向ヨーク１０が、ネックとファンネルとの境界
部においてブラウン管の外周に取り付けられている。
ウン管には、その後部のネックに内蔵された電子銃から
出る電子ビームを垂直方向および水平方向に偏向させる
ための偏向ヨーク１０が、ネックとファンネルとの境界
部においてブラウン管の外周に取り付けられている。
【００１６】この偏向ヨーク１０は通常、ラッパ状に形
成された樹脂製ボビン１の内側に水平偏向コイル（図示
せず）を糸巻き形に巻回し、該ボビン１の外側に垂直偏
向コイル２をバレル形に巻回している。２分割コア４が
垂直偏向コイル２を包みこむように取付けられている。
矩形状の端子板６がコア４の外側に取付けられている。
後部拡大部５がボビン１の小口径部に設けられ、水平偏
向コイルと垂直偏向コイル２の各引出線を配線するため
のくぼみ等を備えている。また、ネック部に、陰極線管
のグリーンガンの感度を向上するためのＦＣコイルすな
わち補助コイル１１が２個、陰極線管の水平中心線に対
し垂直方向上下に取り付けられている。図４は本発明の
補助コイル１１の斜視図である。
成された樹脂製ボビン１の内側に水平偏向コイル（図示
せず）を糸巻き形に巻回し、該ボビン１の外側に垂直偏
向コイル２をバレル形に巻回している。２分割コア４が
垂直偏向コイル２を包みこむように取付けられている。
矩形状の端子板６がコア４の外側に取付けられている。
後部拡大部５がボビン１の小口径部に設けられ、水平偏
向コイルと垂直偏向コイル２の各引出線を配線するため
のくぼみ等を備えている。また、ネック部に、陰極線管
のグリーンガンの感度を向上するためのＦＣコイルすな
わち補助コイル１１が２個、陰極線管の水平中心線に対
し垂直方向上下に取り付けられている。図４は本発明の
補助コイル１１の斜視図である。
【００１７】補助コイル１１は外周にコイル１２を巻回
した断面中空矩形状の細長い樹脂製ボビン１３と、該ボ
ビン１３の中を貫通しているコの字状の珪素鋼板製コア
１４から構成されている。
した断面中空矩形状の細長い樹脂製ボビン１３と、該ボ
ビン１３の中を貫通しているコの字状の珪素鋼板製コア
１４から構成されている。
【００１８】図１は本発明の補助コイル１１の一部の平
面図、図２及び図３はコア１４を形成するＬ字状コア部
材の構成部材である薄板磁性片を示し、それぞれ、図
（ａ）は平面図、図（ｂ）は正面図である。。
面図、図２及び図３はコア１４を形成するＬ字状コア部
材の構成部材である薄板磁性片を示し、それぞれ、図
（ａ）は平面図、図（ｂ）は正面図である。。
【００１９】コの字状のコア１４は左右２組のＬ字状コ
ア部材を重ねて連結して作ったものである。各コア部材
は１枚の薄板磁性片１５と１枚の薄板磁性片１６を図１
に示すように重ねたものである。
ア部材を重ねて連結して作ったものである。各コア部材
は１枚の薄板磁性片１５と１枚の薄板磁性片１６を図１
に示すように重ねたものである。
【００２０】薄板磁性片１５は図２に示すように珪素鋼
板のような薄い鋼板で作られ、端部に偏向ヨークのネッ
ク部に密着する舌片１５ａを片方に突出している。舌片
１５ａのＺ軸方向の幅はＴである。
板のような薄い鋼板で作られ、端部に偏向ヨークのネッ
ク部に密着する舌片１５ａを片方に突出している。舌片
１５ａのＺ軸方向の幅はＴである。
【００２１】薄板磁性片１６は図３に示すように珪素鋼
板のような薄い鋼板で作られ、端部に偏向ヨークのネッ
ク部３に密着する舌片１６ａを片方に突出している。但
し、舌片１６ａの突出方向は前記舌片１５ａの突出方向
と反対向きである。また、舌片１６ａのＺ軸方向の幅は
ｔであり、舌片１５ａの幅Ｔより小である。
板のような薄い鋼板で作られ、端部に偏向ヨークのネッ
ク部３に密着する舌片１６ａを片方に突出している。但
し、舌片１６ａの突出方向は前記舌片１５ａの突出方向
と反対向きである。また、舌片１６ａのＺ軸方向の幅は
ｔであり、舌片１５ａの幅Ｔより小である。
【００２２】上述の２枚の薄板磁性片１５、１６を重ね
合わせると、図１及び図４に示すように、舌片１５ａと
舌片１６ａはＺ軸方向に接続して偏向ヨークのネック部
３に密着できるようになる。また、このように組立てた
２個のＬ字状コア部材の舌片の付いていない端部をボビ
ン１３の中空部に両側から差し込んで重ね合わせてコア
１４を組立てて補助コイル１１を完成する。
合わせると、図１及び図４に示すように、舌片１５ａと
舌片１６ａはＺ軸方向に接続して偏向ヨークのネック部
３に密着できるようになる。また、このように組立てた
２個のＬ字状コア部材の舌片の付いていない端部をボビ
ン１３の中空部に両側から差し込んで重ね合わせてコア
１４を組立てて補助コイル１１を完成する。
【００２３】このように、２種類の磁性片１５、１６を
重ね合わせて作った２個のＬ字状コア部材の舌片全体の
Ｚ軸方向の幅は両方共にＴ＋ｔとなり、舌片全体の面積
が同一となる。また、重ね合わせた磁性片の舌片全体の
Ｚ軸方向の側縁Ｅ−Ｅ、Ｆ−ＦがそれぞれＺ軸に垂直な
同一平面上に位置している（図１）。
重ね合わせて作った２個のＬ字状コア部材の舌片全体の
Ｚ軸方向の幅は両方共にＴ＋ｔとなり、舌片全体の面積
が同一となる。また、重ね合わせた磁性片の舌片全体の
Ｚ軸方向の側縁Ｅ−Ｅ、Ｆ−ＦがそれぞれＺ軸に垂直な
同一平面上に位置している（図１）。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば陰
極線管の管軸（Ｚ軸）方向の幅寸法が互いに異なる舌片
を有する２種類の磁性片を重ね合わせてコア部材を作
り、このコア部材２個の端部をボビンの中で重ね合わせ
て接続して補助コイルのコアとしたので、円筒状ネック
部に当接するコア部材の舌片全体の面積が左右共に同一
となり、且つコア部材の舌片全体のＺ軸方向の両側縁が
それぞれＺ軸に垂直な同一平面上に位置するように構成
したので、補助コイルが偏向ヨークのネック部に正しく
密着し、この補助コイル及びこの補助コイルに接続して
いる水平偏向コイルにより発生する磁力線が陰極線管に
効率的に作用し、コマ補正量を向上させることができ
る。
極線管の管軸（Ｚ軸）方向の幅寸法が互いに異なる舌片
を有する２種類の磁性片を重ね合わせてコア部材を作
り、このコア部材２個の端部をボビンの中で重ね合わせ
て接続して補助コイルのコアとしたので、円筒状ネック
部に当接するコア部材の舌片全体の面積が左右共に同一
となり、且つコア部材の舌片全体のＺ軸方向の両側縁が
それぞれＺ軸に垂直な同一平面上に位置するように構成
したので、補助コイルが偏向ヨークのネック部に正しく
密着し、この補助コイル及びこの補助コイルに接続して
いる水平偏向コイルにより発生する磁力線が陰極線管に
効率的に作用し、コマ補正量を向上させることができ
る。
【図１】本発明の補助コイルの一部の平面図である。
【図２】本発明の補助コイルのコアを組立てるコア部材
を構成する磁性片を示す図で、（ａ）は平面図、（ｂ）
は正面図である。
を構成する磁性片を示す図で、（ａ）は平面図、（ｂ）
は正面図である。
【図３】本発明の補助コイルのコアを組立てるコア部材
を構成する別の磁性片を示す図で、（ａ）は平面図、
（ｂ）は正面図である。
を構成する別の磁性片を示す図で、（ａ）は平面図、
（ｂ）は正面図である。
【図４】本発明の補助コイルの斜視図である。
【図５】本発明の補助コイルを使用した偏向ヨークの斜
視図である。
視図である。
【図６】従来の補助コイルの一部の平面図である。
３ 偏向ヨークボビンのネック部 １０ 偏向ヨーク １１ 補助コイル １２ コイル １３ 補助コイルボビン １４ コア １５ 磁性片 １５ａ 舌片 １６ 磁性片 １６ａ 舌片
【手続補正書】
【提出日】平成５年９月２日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００５
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】図６は本出願人による
特願平４−２９０８４４号で提案された補助コイルの平
面図である。この補助コイルはコイルが巻回される樹脂
製の中空状補助コイルボビン１３と、該補助コイルボビ
ン１３の内部で２組のＬ字状コア部材の一端を互いに重
ねてコの字状に構成されて磁力線を導くようになつたコ
ア１９とを備え、前記Ｌ字状コア部材はそれぞれ重ね合
わせた珪素鋼板製の薄い磁性片２０、２１からなり、該
磁性片２０、２１はそれぞれ偏向ヨークのラッパ状ボビ
ンのネック部に当接する舌片２０ａ、２１ａを他端に有
している。
特願平４−２９０８４４号で提案された補助コイルの平
面図である。この補助コイルはコイルが巻回される樹脂
製の中空状補助コイルボビン１３と、該補助コイルボビ
ン１３の内部で２組のＬ字状コア部材の一端を互いに重
ねてコの字状に構成されて磁力線を導くようになつたコ
ア１９とを備え、前記Ｌ字状コア部材はそれぞれ重ね合
わせた珪素鋼板製の薄い磁性片２０、２１からなり、該
磁性片２０、２１はそれぞれ偏向ヨークのラッパ状ボビ
ンのネック部に当接する舌片２０ａ、２１ａを他端に有
している。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の補助コイルの一部の平面図である。
【図２】本発明の補助コイルのコアを組立てるコア部材
を構成する磁性片を示す図で、（ａ）は平面図、（ｂ）
は正面図である。
を構成する磁性片を示す図で、（ａ）は平面図、（ｂ）
は正面図である。
【図３】本発明の補助コイルのコアを組立てるコア部材
を構成する別の磁性片を示す図で、（ａ）は平面図、
（ｂ）は正面図である。
を構成する別の磁性片を示す図で、（ａ）は平面図、
（ｂ）は正面図である。
【図４】本発明の補助コイルの斜視図である。
【図５】本出願人提案の補助コイルを使用した偏向ヨー
クの斜視図である。
クの斜視図である。
【図６】従来の補助コイルの一部の平面図である。
【符号の説明】 ３ 偏向ヨークボビンのネック部 １０ 偏向ヨーク １１ 補助コイル １２ コイル １３ 補助コイルボビン １４ コア １５ 磁性片 １５ａ 舌片 １６ 磁性片 １６ａ 舌片
Claims (1)
- 【請求項１】 外周にコイルを巻回した中空状の補助コ
イルボビンと、該補助コイルボビンの内部で２組のＬ字
状コア部材の一端を互いに重ねてコの字状に構成したコ
アとを備え、前記Ｌ字状コア部材は重ね合わされた２枚
の薄い磁性片からなり、且つ該磁性片が偏向ヨークボビ
ンの円筒状ネック部に当接する舌片を有する陰極線管の
偏向ヨークに使用する補助コイルにおいて、 前記２枚の磁性片の舌片は陰極線管の管軸（Ｚ軸）方向
の寸法が互いに異なり、偏向ヨークボビンの円筒状ネッ
ク部に当接する前記コア部材の舌片全体の面積が同一と
なり、且つ該舌片全体のＺ軸方向の両側縁がそれぞれＺ
軸に垂直な同一平面上に位置するように構成したことを
特徴とする偏向ヨークの補助コイル。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29226692A JPH06119885A (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 偏向ヨークの補助コイル |
| US08/130,219 US5432401A (en) | 1992-10-05 | 1993-10-01 | Correcting coil of deflection yoke |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29226692A JPH06119885A (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 偏向ヨークの補助コイル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06119885A true JPH06119885A (ja) | 1994-04-28 |
Family
ID=17779549
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29226692A Withdrawn JPH06119885A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-06 | 偏向ヨークの補助コイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06119885A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19990048536A (ko) * | 1997-12-10 | 1999-07-05 | 이형도 | 편향요크 |
| KR20040003187A (ko) * | 2002-07-02 | 2004-01-13 | 삼성전기주식회사 | 편향요크의 보정장치 |
| KR100755311B1 (ko) * | 2005-12-28 | 2007-09-05 | 엘지.필립스 디스플레이 주식회사 | 음극선관 |
-
1992
- 1992-10-06 JP JP29226692A patent/JPH06119885A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19990048536A (ko) * | 1997-12-10 | 1999-07-05 | 이형도 | 편향요크 |
| KR20040003187A (ko) * | 2002-07-02 | 2004-01-13 | 삼성전기주식회사 | 편향요크의 보정장치 |
| KR100755311B1 (ko) * | 2005-12-28 | 2007-09-05 | 엘지.필립스 디스플레이 주식회사 | 음극선관 |
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