JP3492409B2 - 分岐した分路を持つ偏向ヨーク - Google Patents

分岐した分路を持つ偏向ヨーク

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JP3492409B2
JP3492409B2 JP02070094A JP2070094A JP3492409B2 JP 3492409 B2 JP3492409 B2 JP 3492409B2 JP 02070094 A JP02070094 A JP 02070094A JP 2070094 A JP2070094 A JP 2070094A JP 3492409 B2 JP3492409 B2 JP 3492409B2
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    • H01J2229/862Parameterised shape, e.g. expression, relationship or equation

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー画像管(CRT)
表示装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】CRTの三つの電子ビームR,G,Bの
各々の電子は中心に向かう場合よりも画面の端に向かっ
て偏向された場合により長い距離を通る。電子銃の分離
により、画面の端に向かって偏向された場合に三つの電
子ビームの到達点の分離を生ずる。この効果は中心から
離れた画面上の点での三つのビームの輝点を分離させ
る。この現象は誤収束として知られており、表示画像の
縁に色ぶち(colorfringe)を発生させる。
誤収束は適切な試験信号を画像管に入力したときに画面
上に現れる斜行平行線パターンの理想的には重なる赤線
と青線の分離または距離として測定できる。
【0003】三つの電子ビームの各々はその色で識別さ
れるラスターを走査する。かくて、通常緑のラスターは
中心の電子ビームによって走査され、外側のビームは赤
と青のラスターを夫々走査する。上記斜行平行線パター
ンは赤、緑、青のラスターの各々に形成される。上記斜
行平行線パターンは通常垂直線と水平線によってラスタ
ーを形成し、また垂直と水平向きの他の中間も含む。
【0004】垂直偏向巻線によって生じる磁束線はヨー
クの銃側の端と画面側の端の中間にあるヨークの部分で
は樽形をしている。このような磁界の不均一性は12時
点での誤収束を減少させる。上記樽形の垂直磁界不均一
を増強するために、ヨークの頂部及び底部付近の一対の
分路が夫々用いられてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】外側の水平トラップの
誤収束誤差はCRTの画面の頂部または底部での水平赤
線と青線の間の分離として定義される。内側水平トラッ
プの誤収束誤差はCRTスクリーンの頂部と中心間の途
中またはCRT画面の底部と中心間の途中のCRT画面
の領域で定義される。非球面または平坦な表面板を有す
るCRTは外側と内側の水平トラップ誤差間に著しい差
を持ち勝ちである。
【0006】外側と内側の水平トラップ誤差間の差を減
少させることが望ましい。かかる差を減少させることは
外側と内側の水平トラップ誤差全体の減少を促進するこ
とになる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施例の偏向
装置に於いて、一対の分岐した分路は偏向ヨークの頂部
と底部付近に夫々配置される。各分岐した分路は一対の
外側の分岐部材を含む。分路によって専有されているX
−Y平面上の角度的位置はCRTの長手Z軸に沿ったZ
座標の関数として変化する。従って、分岐した分路はヨ
ークのZ軸に垂直なヨークの異なるX−Y平面での垂直
偏向磁場の不均一性を変化させる。その結果、前述した
外側と内側の水平トラップ誤差間の差は減少する。
【0008】上記CRTの表面板が平坦であることによ
り、東−西の糸巻形歪みの大きさはCRTの画面のX軸
に沿った上記電子ビームのX座標の関数として非線形に
変化する。このような非線形の変化は、従来の東−西の
歪み補正回路が歪みを充分に補正することを妨げる。内
側の東−西幾何学的歪み誤差と外側の東−西幾何学的歪
み誤差の間の比が所定の値よりも大きくなるように、分
岐した分路を使用することが望ましい。かかる比を所定
値以上になるように維持することにより、従来の東−西
の糸巻形歪み補正回路は全体として受容できる内側及び
外側の東−西の糸巻形歪み補正回路を提供をするものと
して使用可能である。
【0009】本発明の一つの特徴によれば、分岐した分
路は外側の分枝部分間にある中心分枝部材を含む。中心
の分枝部材は内側の東−西の幾何学的歪み誤差の大きさ
と外側の東−西の幾何学的歪み誤差の大きさとの間の比
を増加させ有利である。本発明の一実施例の偏向装置は
真空のガラス製外囲器を含むインラインシステムの陰極
線管を含む。表示画面は該外囲器の一端に配置される。
電子銃組立体は該外囲器の第2の端に配置される。該電
子銃組立体は偏向時、画面上の対応したラスターを形成
する複数の電子ビームを生成する。偏向ヨークは該外囲
器の周りに設けられ、陰極線管の垂直偏向磁界を生成す
る垂直偏向コイルを含む。水平偏向コイルは陰極線管中
において水平偏向磁界を発生する。透磁性材よりなるコ
アは垂直及び水平偏向コイルに磁気的に結合している。
第一の磁界形成器は偏向磁界の一つを修正するために偏
向コイルの一つに近接しかつ対向端間に設置される。こ
の磁界形成器は一つの中心脚と横方向に分離した二つの
外側脚と上記複数の脚を互いに連結する部材とを含む。
【0010】
【実施例】図1において、CRT10は赤、緑、青の蛍
光体の三つぞろいの群が繰り返してその上に配置されて
いる画面又は表面板11を含む。CRT10はA68E
ET38X110型であり、27V又は68センチメー
トルの大きさのスーパーフラット表面板を有する。偏向
角は108度である。投射距離(throw dist
ance)と言われるヨークの基準線から画面内側まで
の画面中心での距離は275ミリメートルである。表面
板11は通常のCRTよりずっと平坦であり、サジタル
高さは通常の表面輪郭のそれの半分しかない。
【0011】表面板11の内面の輪郭は下記の式によっ
て定義される。
【0012】
【数1】
【0013】ここで、Zcは内面輪郭の接平面に接する
平面からの距離である。XとYはそれぞれ長軸及び短軸
の方向における中心からの距離を表わす。A1からA1
5は表面板の対角線寸法で決まる係数である。対角線長
さ68cmの視野画面を持つCRT10の管球表面に対
し、適切な係数A1からA15を表1に示す。これらの
係数で決まる輪郭を有するCRTは、以下に示す本発明
の特徴を用いる場合、その収束特性は良くなる。XとY
の単位は表の係数を用いる場合ミリメートルである。
【0014】
【表1】
【0015】電子銃組立体15は上記管球の前記表面板
と反対側のネック部分12上に設けられている。電子銃
組立体15は三つの水平インラインビームR,G,Bを
発生する。総括的に16で示す偏向ヨークは、前記管球
のネック又は縁部分の周辺に適切なヨーク取付け具又は
プラスチック製ライナー19によって取り付けられる。
ヨーク16はフレア状のフェライトコア17、垂直偏向
コイル18V及び水平偏向コイル18Hを含む。偏向ヨ
ーク16は自己収束型のものである。
【0016】図2は本発明の一実施例の偏向ヨーク16
をより詳細に示す。図1、2で同一の記号と番号は同一
の物又は機能を示す。図2でヨーク組立体は電子ビーム
出射側から見てある。図2のプラスチックのヨーク取付
け具19は、一対のサドル型水平偏向コイル18Hを、
周囲に垂直偏向巻線18Vが巻かれているフレア状のフ
ェライトコア17に対し適切な向きに保持させる。それ
ゆえ、偏向ヨーク16はサドルトロイド(ST)型であ
る。図3に示す側面図において、ビーム出射端は右側に
ある。図1,2,3で同一の記号と番号は同一の物又は
機能を表わす。
【0017】図1のヨーク16又はCRT10の縦軸即
ちZ軸は従来の様に定義される。Z軸に垂直な対応する
座標Zによって決められるヨーク16の各面において、
対応するY軸は垂直即ち短軸に平行に定義される。同様
にして対応するX軸はスクリーン11の水平即ち長軸に
平行に定義される。ヨーク16の各面の座標X=Y=0
はZ軸上に位置する。
【0018】たとえば図1のヨーク16のビーム入射端
付近において、コイル18Vによって作られる垂直偏向
磁界は垂直のコマ誤差を補正するため、糸巻形をしてい
ることが好ましい。6時と12時点における過収束を減
少させるため、垂直偏向コイル18Vによって作られる
垂直偏向磁界は図1のヨーク16のビーム入射端と出射
端の間の該ヨークの中間部分において樽形に形成されて
いる。
【0019】垂直偏向コイルの巻線分布の配置により得
られうる樽形の磁界不均一性の度合を増加させることが
望ましい。それ故に軟質又は透磁性材で作られた一対の
磁界形成器即ちE字形分路23aと23bは該ヨークの
中間部分でヨークの頂部と底部付近に設けられる。本発
明による特徴を具体化する磁場形成器23aと23bは
樽形磁界の不均一性を増加させ、垂直偏向巻線18Vと
CRT10のネック部分の間において垂直偏向巻線18
Vに面するプラスチックヨーク取付け具又は絶縁体19
の側に設けられている。
【0020】図4の(a)に図1の画面11に表示され
た水平の青と赤の線の収束パターンの一例を示す。図1
から図3と図4の(a)において同一の記号と番号は同
一の物及び機能を表わす。図4の(a)に例示した収束
パターンは、分路23aと23bの代りに、図示してい
ない従来の長方形の分路を用いた場合に得られるもので
ある。たとえば、従来2:00時点と呼ばれている画面
11の端の線赤1と線青1の間の距離dは−0.49ミ
リメートルである。距離dは該赤線に関して示される。
故にdの負の値は該赤線が青線の上方にあることを示し
ている。同様に、2:30時点で、距離dは+0.82
ミリメートルであり、1:00時点では−0.56ミリ
メートルであり、A点では距離dは+0.38ミリメー
トルである。
【0021】2:00時点と1:00時点での垂直誤収
束は外部又は外側の水平トラップ誤差と言われる。一
方、2:30時点及びA点の垂直誤収束は内部又は内側
の水平トラップ誤差と言われる。同様にしてたとえばコ
イル18Vの巻線分布の変化は、たとえば2:00時点
と2:30時点の両方の収束誤差dに影響する。たとえ
ば、該巻線分布の変化は該収束誤差の両方の値をより負
にするか、又は逆に両方の値を正にする。同様のことが
コイル18Hに関しても言える。外部と内部の水平トラ
ップ誤差間での差を減少させることが望ましい。このよ
うな差が小さくなる場合、適切な巻線分布を選ぶことに
より水平トラップ誤差を全体的に減少させることが可能
である。有利なことに、E字形分路23a及び23b
は、図4の(a)の線赤1及び青1が画面11上に形成
される時と線赤2及び青2が形成される時に異なる角度
で垂直偏向磁界不均一を変化させる。このようにして外
部と内部の水平トラップ誤差の間の差は減少する。
【0022】図5の(a)は本発明の一実施例による分
路23aと23bを詳細かつ実際の比率で示す。図1か
ら図3,図4の(a),(b)と図5の(a)において
同一の記号及び番号は同一の物及び機能を表わす。図5
の(a)のE字形分路23a又は23bは図3のライナ
ー19の曲線に沿ってわずかに湾曲している。図5の
(a)に示した寸法は該分路を曲げて該湾曲を形成する
前の平坦な状態の分路に当てはまる。図5の(a)のE
字形分路23a又は23bは図1のヨーク16のビーム
出射側よりもビーム入射側により近接して配置された接
続部材即ち基部30を含む。図5の(a)の基部30の
長軸AX30はZ軸に略垂直である。中心脚即ち分枝31
はZ軸に略平行な長軸AX31を有する。中心分枝31の
前端31cは分路の他の部分よりも分路のビーム出射側
により近接して配置されている。一対の腕形の外側脚即
ち分枝32aと32bは分枝31と反対側に、軸AX31
に関して対称的に配置されている。かくて、分枝31,
32aと32bは基部30において互いに結合され、か
つ、基部30から別個に分離して延在している。外側分
枝32aと32bのそれぞれの後端32ab及び32b
bと中心分枝31の後端31bbとは該ビーム出射側か
ら離れて位置し、基部30を介して相互に結合されてい
る。かくて、それぞれの高透磁率を有する磁路は分枝3
2a,32b及び31各一つと分枝32a,32b及び
31の各他の一つの間にあり、かつ、基部30を通過す
る。
【0023】たとえば分枝32aの後端32abは前端
32afに比べてビーム入射側により近接して位置す
る。分枝32aの長手方向軸AX32a は軸AX31と角α
をなす。有利なことに、後端32abがX−Y面内に位
置する対応するY軸に関する図示しない角度位置と、前
端32afが対応するX−Y面内に位置するY軸に関す
る図示しない角度位置との差は、異なる面での樽形垂直
偏向磁界の異なる角度の偏向磁界不均一変更を生ずる。
ビーム出射端により近接している分枝32aの前端32
afは後端32abに比べより外側の水平トラップ誤差
に影響を与える。逆に、基部30により近接している分
枝32aと32bのそれぞれの後端32abと32bb
はより内側の水平トラップ誤差に影響を与える。分枝3
2a,32b及び31に関連する寸法と基部30の寸法
を適切に選ぶことにより、外側と内側の水平トラップ誤
差の差を有利に減少させることができる。
【0024】図5の(a)の分路23aと23bにおい
て垂直誤収束誤差は2:00時点において−0.47ミ
リメートルに等しく、1:00時点において−0.48
ミリメートルに等しく、2:30時点において+0.3
4ミリメートルに等しく、A点において+0.2ミリメ
ートルに等しい。この結果は外部と内部の水平トラップ
誤差間の差は前述した従来技術の長方形分路によって得
られた結果と比べて有利なことにより小さいということ
を示す。
【0025】図4の(b)は、補正しない外部又は外側
の東−西の糸巻形歪み誤差の例と、補正しない内部又は
内側の東−西の糸巻形歪み誤差の例とを示す。図1から
図3,図4の(a),(b)及び図5の(a)において
同一の記号又は番号は同一の物又は機能を表わす。慣例
上、外部の東−西の糸巻形歪み誤差の範囲は下式: Er =2x(d4+d5)÷(d6+d7) によって定義され、内部の東−西の糸巻形歪み誤差の範
囲は下式: Ir =2x(d8+d9)÷(d6+d7) によって定義される。
【0026】値d4からd9は図4の(b)で対応する
長さを表わす。従来の東−西の糸巻形歪み補正回路が両
方の誤差を許容範囲まで補正するのに利用されうるよ
う、比、Ir /Er をたとえば0.35以上にすること
が望ましい。 本発明の特徴により、図5の(a)の中
心分枝31は内部と外部の東−西ラスター歪み誤差間の
比、Ir /Er を分枝31を取り除いた場合に得られる
比に対して増加させる。たとえば中心分枝31を除去し
た場合、比、Ir /Er は0.34であり;一方、中心
部分31を含む図5の分路23aと23bについて、
比、Ir /Er は0.368である。このようにして図
示していない従来の東−西ラスター歪み補正回路を利用
できる。
【0027】図5の(b)は本発明の特徴を具体化した
分路23a’を詳細に示す。図5の(b)の分路23
a’は図5の(a)の分路23aの代りに使用できる。
図5の(b)の分路23a’は図5の(a)の分路23
aと比べ垂直偏向磁界に大きな度合の樽形形状を与え
る。図6の(a)は図5の(b)の分路23a’の後部
分のX−Y平面110における断面を示す。図6の
(a)に示すように、該分路は各象限において0°から
18°までの範囲の角度を有する。図6の(b)にスク
リーン側から見たX−Y面内における分路23a’の形
状の正面図を示す。図6の(a)に示すように、分路2
3a’は各象限において0°から18°までと38°か
ら47°までの範囲の角を有する。図5の(a),
(b)及び図6の(a),(b)において同一の記号及
び番号は同一の物及び機能を表わす。該分路の前部分と
後部分の間の角度の差は前述した要求される内側と外側
の水平トラップ誤差の差と内側と外側の東−西の糸巻歪
みの比を提供する。
【0028】図7の(a),(b),図8の(a),
(b),図9の(a),(b)は図1のヨーク16にお
ける偏向磁界の磁界分布関数V0(Z),H0(Z),V
2(Z),H2(Z),V4(Z)とH4(Z)を夫々示す。図
1乃至図9において同一の記号は同一の物又は機能を表
わす。たとえば図2又は図3の偏向コイル18Hによっ
て形成される磁界の強さ及び強度は適切なプローブによ
って測定可能である。このような測定は図3の与えられ
た座標Z=Z1と図2の座標Y=0と、与えられた座標
X=X1とに対し実施できる。該測定目的のために、座
標X1はX軸方向即ち水平偏向方向に変化する。座標X
=X1が変化する面は図3の上サドルコイル18Hの底
縁から下のサドルコイル18Hの底縁を分離する。
【0029】一定座標Z=Z1、座標Y=0に対しX座
標の関数として磁界の強度を測定した結果は、よく知ら
れているように、磁界分布関数又は羃級数H(X)=H
0(Z1)+H2(Z1)X2 +H4(Z1)X4 の係数H
0(Z1),H2(Z1),H4(Z1)及び他の高次の係数
の計算に用いることができる。H(X)の項は磁界強度
を座標Z=Z1,Y=0におけるX座標の関数として表
わす。ゆえに係数H0(Z),H2(Z),H4(Z)及び他
の高次の係数の各々の変化を座標Zの関数としてグラフ
に描くことができる。類似の方法で、垂直偏向コイル1
8Vに関して係数V0(Z),V2(Z),V4(Z)及び他
の高次の係数を座標Zの関数として値を求めることが可
能である。図7から図9に示される関数を得るために、
X,Y座標は各々ミリメートルの単位で測定される。
【0030】図7から図9に図5の(a)のE字形分路
23aと23bが図2のヨーク16に設けられている場
合に、実線で示す磁界分布関数が得られる。これに対
し、図に示す目的のみのためであるが、ヨーク16から
E字形分路23aと23bを取り除いた場合の磁界分布
関数を破線で示す。Z軸に対する水平コイル18H、分
路23a又は23b及びコア17の位置もまた図7から
図9に示す。図9の(a)に示すように磁界分布関数V
4(Z)は分路23a又は23bのビーム出射端よりもビ
ーム入射端により近い座標Zにおいてピーク値をもつ。
図8の(a)に関数V2(Z)への分路23a又は23b
の影響を示す。結果として分路23a又は23bによ
り、関数V2(Z)のピークは大きな負の値をもつ。この
ような値は樽形垂直偏向磁界に対応する。
【0031】北−南ラスター歪みを補正するため、図2
と図3の一対の磁石21aと21bがヨークの頂部と底
部付近に夫々ヨークの前面又はビーム出射部分に配置さ
れている。磁石21aと21bは取付け具19の陥凹部
に取付けられており図示するような極の向きに配置され
る。ヨークのビーム出射端付近に配置されている図2の
磁石21aと21bは外部の北−南(頂部、底部)の糸
巻歪みを補正するのに使われる。
【0032】磁石21aと21bは適切な収束のために
必要な垂直偏向磁界の樽形化を減少させる。垂直偏向磁
界の樽形化を一部元に戻すために、一対の磁石22aと
22bがヨークのビーム入射端向けより近い頂部と底部
におけるヨークのフレア状内面に近接して配置される。
磁石22aと22bはコイル18Hの輪郭に従って取付
けられ、かつ、コイル18HとCRT10のネック部分
の間に配置される。磁石22aと22bはE字形分路2
3aと23bと同様に磁石21aと21bによって夫々
もたらされる垂直収束誤差を補償する。磁石21aと2
1bに比べてCRT10の画面からZ軸に沿って更に離
れた偏向磁界の領域内の垂直偏向磁界の樽形化の増加に
より収束誤差の補償が達成される。
【0033】内部の北−南の幾何学的歪みの補正のた
め、図2の一対の隅の永久磁石24aと25aが頂部磁
石21aの反対側でライナー19上に取付けられる。対
応するY軸に関して対称になるように磁石24aは凡そ
角φ=+29°で配置され、磁石25aは凡そ角φ=−
29°で配置される。このように角φは45°より小さ
いので、磁石24aと25aの各々はX軸よりもY軸に
より近接して配置される。 図2の隅の一対の磁石24
bと25bはX軸に関して夫々磁石24aと25aと対
称の位置に配置される。隅の磁石24bと25bは磁石
21bと反対側に配置される。磁石24a,21aと2
5aは主にビームスポットがCRTの画面の垂直中心上
方にある場合にビームスポット到達位置に影響する。同
様にして、磁石24b,21bと25bは主にビームス
ポットが垂直中心より下方にある場合にビームスポット
到達位置に影響する。
【図面の簡単な説明】
【図1】陰極線管に設けられた本発明の実施例による偏
向ヨークの側面図である。
【図2】陰極線管の表示スクリーン側から見た図1の偏
向ヨークの正面図である。
【図3】図1のヨークの更に詳細な側面図である。
【図4】(a),(b)は対応するビーム到達点誤差を
説明する陰極線管の画面上の対応する表示パターンをそ
れぞれ示す図である。
【図5】(a)は図1のヨークに使用されている本発明
の実施例による分路を説明する図、(b)は(a)の分
路の代わりに図1のヨークとして使用できる本発明の実
施例による分路の図である。
【図6】図5の(b)のそれぞれ前部及び後部によって
専有されている対応するX−Y平面上の角の位置を示す
図である。
【図7】図1の分路の磁場分布関数を示す図である。
【図8】図1の分路の磁場分布関数を示す図である。
【図9】図1の分路の磁場分布関数を示す図である。
【符号の説明】
10 陰極線管 15 電子銃組立体 16 偏向ヨーク 17 コア 18H 水平偏向コイル 18V 垂直偏向コイル 23a,23b 磁界形成器 30 連結部分 31 中心脚 32a,32b 外側脚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドレ マイヨ フランス国 21000 ディジョン,リュ デョルク 15 (72)発明者 デビッド ペロン フランス国 21130 オクソネ,リュ ドゥ プロヴァンス 7 (56)参考文献 特開 昭57−3352(JP,A) 特開 昭57−80640(JP,A) 実開 昭57−20762(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/76

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空のガラス製外囲器と、該外囲器の一
    端に配置された表示画面と、該外囲器の第2の端に配置
    され、偏向時に該画面上に対応するラスターを形成する
    複数の電子ビームを生成する電子銃組立体とを含むイン
    ラインシステムの陰極線管と; 該外囲器の周りに設けられ、 該陰極線管中に偏向磁界を生成するための垂直偏向コイ
    ル及び水平偏向コイルと、 該垂直及び水平偏向コイルに磁気的に結合された透磁性
    材からなるコアと、 Y軸の上端と下端に夫々該偏向コイルの少なくとも1つ
    に近接して該偏向コイルのビームの入射端とビームの出
    射端の間、かつ該ヨークのX軸に関して対称的に配置
    され、各々が一つの中心脚と横方向に分離した二つの外
    側脚と複数の脚を互いに連結する部材とを含む一対の
    磁界形成器とを含む偏向ヨークとよりなることを特徴と
    する偏向装置。
  2. 【請求項2】 真空のガラス製外囲器と、該外囲器の一
    端に配置された表示画面と、該外囲器の第2の端に配置
    され、偏向時に該画面上に対応するラスターを形成する
    複数の電子ビームを生成する電子銃組立体とを含むイン
    ラインシステムの陰極線管と; 該外囲器の周りに設けられ、 該陰極線管中の偏向磁界を生成するための垂直偏向コイ
    ル及び水平偏向コイルと、 該垂直及び水平偏向コイルに磁気的に結合された透磁性
    材からなるコアと、 該偏向磁界を修正するために該偏向コイルの1つに近接
    して該偏向コイルのビームの入射端とビームの出射端の
    配置され、一つの中心脚と横方向に分離した二つの
    外側脚と複数の脚を互いに連結する部材とを含む、第
    一の磁界形成器とを有する偏向ヨークとよりなることを
    特徴とする偏向装置。
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