JP2551059Y2 - 偏向ヨーク装置 - Google Patents

偏向ヨーク装置

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JP2551059Y2
JP2551059Y2 JP1990084695U JP8469590U JP2551059Y2 JP 2551059 Y2 JP2551059 Y2 JP 2551059Y2 JP 1990084695 U JP1990084695 U JP 1990084695U JP 8469590 U JP8469590 U JP 8469590U JP 2551059 Y2 JP2551059 Y2 JP 2551059Y2
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deflection
magnetic
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vertical
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雄作 城
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、例えばカラーテレビジョン受像機やディ
スプレイ装置に使用される偏向ヨーク装置に関する。
(従来の技術) カラー受像管においては、電子銃からのビームを偏向
走査するために、受像管のネック部分外周に一対の鞍形
水平偏向コイルと一対のトロイダル垂直偏向コイルを有
した偏向ヨーク(セミトロイダル形偏向ヨーク)が取付
けられており、この偏向ヨークは、コンバージェンスフ
リー、及び上下左右歪みフリー(左右歪みに関しては、
一部に補正回路を有するものもある)が、現在主流であ
る。これらコンバージェンスフリー、上下左右歪フリー
とするためには、水平偏向磁界及び垂直偏向磁界をそれ
ぞれネック側(電子銃側)をバレル磁界に、フロント側
をピンクッション磁界とし、かつ、総合的には水平偏向
磁界はピンクッション磁界にする必要がある。
このような磁界を得る具体的な手段としては、特公昭
57-35542号公報のようにフロント側にアーム状の磁性片
を配置したもの、実公昭59-33153号公報のように、ネッ
ク側上下に一対の磁性片を配置したものがある。
また、特に偏向角度が広角(例えば110°偏向)にな
ると、第5図に示すように、画面中心と上下端の中間部
において縦方向のミスコンバージェンスが多くなり問題
視されている。このようなミスコンバージェンスの改善
方法としては、特公昭1-38353号公報に示される技術が
ある。即ち、第6図に示すように、偏向ヨークのネック
側のコーナー部分に、それぞれ磁性片7を配置したもの
がある。しかし、この方法であると、垂直偏向磁界が、
ピンクッション磁界となり、このピンクッション磁界を
補正するために垂直偏向コイル等でバレル磁界方向に修
正する必要がある。すると、今度は新たに左右糸巻き歪
が大きくなるという問題が生じる。
(考案が解決しようとする課題) 上記した従来の偏向ヨーク装置においては、画面中心
軸(特に水平走査方向に一致するx軸上)及び画面上下
端の縦方向のミスコンバージェンスを零にしても、その
中間部の縦方向のミスコンバージェンスを零またはほぼ
零にすることが困難であった。
そこでこの考案では、画面中心と画面端部の中間部に
おける縦方向のミスコンバージェンスをほぼ零とするこ
とができる偏向ヨーク装置を提供することを目的とす
る。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) この考案は、一対の鞍形水平偏向コイルと、コアに巻
回された一対のトロイダル垂直偏向コイルとを有し、受
像管に取付けられたセミトロイダル形偏向ヨークと、 偏向ヨークの受像管ネック側において、コア端部近傍
で、かつ鞍形水平偏向コイルとトロイダル垂直偏向コイ
ルとの間の部分に、ネックの周方向に延在して配置され
た一対の磁性片とを備え、 磁性片は、幅広の端部及びこれら端部間を連結する中
央部分とからなり、中央部分の幅が端部の幅の半分以下
であり、偏向ヨークによる垂直偏向磁界に対して、磁性
片の端部にてピンクッション磁界を与え、中央部分にて
バレル方向の磁界を与えるようにし、受像管の画面中心
と画面上下端間の中間部における縦方向のミスコンバー
ジェンスを減少するようにしたものである。
(作用) 上記の手段により、垂直偏向磁界は、磁性片の端部の
影響でピンクション磁界となり、中央部分の影響でバレ
ル磁界傾向となるが、総合的にはこれらが打ち消し合う
ために、左右糸巻き歪を悪化させることはない。また、
磁性片の端部により特にコーナー部の水平及び垂直偏向
磁界が整形されて、画面中間部の縦方向ミスコンバージ
ェンスが減少する。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図はこの考案の一実施例である。図は偏向ヨーク
装置を軸方向へ切断した断面図であり、同図(a)と
(b)は角度を違えて見た図である。1は軸方向一方
(前方)の端部が径大となり他方(後方)端部が径小と
なったコイルセパレータであり、合成樹脂により整形さ
れている。このコイルセパレータ1の外周には、同軸的
にトロイダル垂直偏向コイル2が装着され、内周には、
鞍形水平偏向コイル3(第2図の斜視図参照)が配設さ
れている。鞍形水平偏向コイル3の前方の端部は、コイ
ルセパレータ1に一体形成されたリング状の溝部1Aに収
納され、後方の端部は、やはりコイルセパレータ1に一
体形成された袋部1Bに収納されている。トロイダル垂直
偏向コイル2は、ほぼ台形円錐型のコア2Aにコイル2Bが
巻回されて構成されるもので、コイル2Bは、コア2Aの軸
方向を巻回方向としてコアに沿って周回している。
ここで、袋部1B(水平偏向コイルの後方端部が収納さ
れている)と垂直偏向コイル2の間に位置するコイルセ
パレータ1の外周には、対向する2箇所に磁性片4Aと4B
が貼り付けられている。即ち、水平偏向コイル3と垂直
偏向コイル2の間の部分であり、かつ、コア2Aの小径部
近傍である。
この磁性片4Aと4Bの形状は、第2図(b)に示すよう
に、中央部分41の幅W1が端部42、43の幅W2の半分以下の
形状であり、軸回転方向に延在して貼り付けられてい
る。この磁性片4Aと4Bは、パーマロイ等の強い磁性材料
で製造されており、図示のx−y平面では略円弧状をし
ておりz軸方向に延在している。
上述した磁性片を有する偏向ヨーク装置の持つコンバ
ージェンス特性は、例えば東芝製25″−110°CPT/DYシ
ステムで実験を行った結果、第3図に示す通りであっ
た。
従来のようなF/C(フィールドコントロール)板、つ
まりAタイプ(同図(b))のもの(磁性片がコーナー
4箇所に独立して配置されたもの)では、YHの変化量が
2.5mmであり、このことから垂直偏向磁界がピンクッシ
ョン磁界方向に変化したことがわかる。これに比べて、
Bタイプ(同図(c))のもの(この考案によるもの)
では、YHの変化量が0.5mmであり、垂直偏向磁界が若干
ピンクッション磁界方向に変化しているがほとんど無視
できる程度である。従って、Aタイプは、ピンクッショ
ン磁界となった分だけ再度、バレル磁界方向に修正する
必要があり、この修正により左右糸巻き歪みが悪化す
る。これに比べて、Bタイプは、ほとんど垂直偏向磁界
が変化しないために左右糸巻き歪みは現状を維持できる
ことになる。同図(d)、(e)はそれぞれ、正
(+)、負(−)のコンバージェンス特性パターンを示
している。
上記したようにこの考案を適用した装置のほうが特性
上で優れ、特性差が生じているのは、磁性片4A,4Bの中
央部分が存在するためであり、この部分が垂直偏向磁界
をバレル磁界方向に変化させているからである。つま
り、垂直偏向磁界は、磁性片の端部にてピンクッション
磁界方向になり、中央部分にてバレル磁界方向となるた
め、お互いに打ち消し合い、総合的にはほとんど変化し
ない状態である。このとき画面縦方向ミスコンバージェ
ンスは、POv(画面端部)の変化量が0.5mmであり、MPQV
(画面中間部)の変化量が1.1mmであるので、この考案
の目的としている画面中間部の縦方向ミスコンバージェ
ンスは大きく改善されることになる。
また、同図(a)には示していないが、磁性片4A、4B
の幅W1とW2の関係をW1<(1/2)W2とすることにより、
左右糸巻き歪みの悪化を防止し、かつMPQvを改善するこ
とができた。
なお、磁性片の形状としては、第4図に示すように端
部51、52の間の中央部分53は、窓54を形成したり渡り部
分であってもよい。この場合の各部の幅の関係は、W3+
W4<(1/2)W5にすることがこのましい。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案によれば、画面中心と画
面端部の中間部における縦方向のミスコンバージェンス
をほぼ零とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第2図
(a)はこの考案の一実施例を示す斜視図、第2図
(b)は磁性片の例を示す図、第3図はこの考案の装置
の効果を説明するために示した説明図、第4図は磁性片
の他の例を示す図、第5図はミスコンバージェンスの説
明図、第6図は偏向ヨーク装置を説明するために示した
斜視図である。 1……コイルセパレータ、2……トロイダル垂直偏向コ
イル、3……鞍形水平偏向コイル、4A、4B……磁性片。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の鞍形水平偏向コイルと、コアに巻回
    された一対のトロイダル垂直偏向コイルとを有し、受像
    管に取付けられたセミトロイダル形偏向ヨークと、 前記偏向ヨークの受像管ネック側において、前記コア端
    部近傍で、かつ前記鞍形水平偏向コイルとトロイダル垂
    直偏向コイルとの間の部分に、前記ネックの周方向に延
    在して配置された一対の磁性片とを具備し、 前記磁性片は、幅広の端部及びこれら端部間を連結する
    中央部分とからなり、前記中央部分の幅が前記端部の幅
    の半分以下であり、前記偏向ヨークによる垂直偏向磁界
    に対して、前記磁性片の端部にてピンクッション磁界を
    与え、前記中央部分にてバレル方向の磁界を与えるよう
    にし、前記受像管の画面中心と画面上下端間の中間部に
    おける縦方向のミスコンバージェンスを減少するように
    したことを特徴とする偏向ヨーク装置。
JP1990084695U 1990-08-10 1990-08-10 偏向ヨーク装置 Expired - Lifetime JP2551059Y2 (ja)

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JPH0442036U JPH0442036U (ja) 1992-04-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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NL8601003A (nl) * 1986-03-28 1987-10-16 Philips Nv Kleurenbeeldbuis met een afbuigeenheid met beeldbalanscorrectiemiddelen.

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JPH0442036U (ja) 1992-04-09

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