JPH0212321Y2 - - Google Patents

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JPH0212321Y2
JPH0212321Y2 JP1982029614U JP2961482U JPH0212321Y2 JP H0212321 Y2 JPH0212321 Y2 JP H0212321Y2 JP 1982029614 U JP1982029614 U JP 1982029614U JP 2961482 U JP2961482 U JP 2961482U JP H0212321 Y2 JPH0212321 Y2 JP H0212321Y2
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pressure
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pressure receiving
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、建設機械の旋回、走行用等油圧モー
タを用いた油圧回路内に用いるブレーキ弁装置に
関するものである。
ブレーキ弁装置は第1図に示すようになつてい
て、油圧モータaと操作弁(図示せず)とを接続
する往復回路b,c内に設けたカウンタバランス
弁dと、このカウンタバランス弁dとモータaと
の間に位置する2個のクロスオーバ安全弁e,f
とからなつているが、従来の上記ブレーキ弁装置
を用いた油圧回路にあつては、操作弁を操作して
の発進時、加速の終了時、減速開始時、停止時な
どに機体にシヨツクが発生するという問題があつ
た。
この時の回路内の油圧波形をとつて見ると第2
図に示すようになり、発進時の場合には駆動側回
路(例えば往回路)に、また加速終了、減速、停
止時にはブレーキ側回路(例えば復回路)にそれ
ぞれ立ち上りが急な1つのピーク圧力g,hが生
じており、これが上記シヨツクの原因の1つであ
ると考えられる。
本考案は上記のことにかんがみなされたもの
で、発進時、停止時に駆動側回路およびブレーキ
側回路内に発生する圧力上昇が2段階に上昇する
ようにして、急激な圧力上昇が防止でき、回路内
の圧力上昇を原因とする機体のシヨツクを緩和す
ることができるようにし、また高圧側のセツト圧
を安定させることができるようにしたブレーキ弁
を提供しようとするものである。
上記課題を解決するために、本考案に係るブレ
ーキ弁装置は、油圧モータ1と操作弁4とを正転
側の回路2と、逆転側の回路3にて接続する油圧
回路内に介装するブレーキ弁装置において、カウ
ンタバランス弁6と、ドレン切換弁8と、タイマ
弁9と、第1、第2クロスオーバ安全弁7a,7
bとをそれぞれ並列に介装し、上記第1、第2ク
ロスオーバ安全弁7a,7bを、先端に第1の受
圧面を、また外周にこの第1の受圧面より面積が
大きい第2の受圧面17を設けたポペツト弁14
と、このポペツト弁14の先端部が当接し、かつ
第1の受圧面に対向する弁穴16を有する弁座1
2と、弁体15のばね室10に内装されてポペツ
ト弁14を弁座12側へ付勢するばね11にて構
成すると共に、第1クロスオーバ安全弁7aの第
2の受圧面17を正転側の回路2に、弁座12の
弁穴16を逆転側の回路3に接続し、第2クロス
オーバ安全弁7bの第2の受圧面17を逆転側の
回路3に、弁座12の弁穴16を正転側の回路2
に接続し、またドレン切換弁8を、上記両回路の
差圧にて作動し、低圧側の回路をドレン通路21
に連通するランドを有するスプール19と、この
スプール19を常時上記両回路2,3の連通を閉
じる方向に付勢するばね20a,20bとから構
成し、さらにタイマ弁9を、上記各クロスオーバ
安全弁7a,7bの各ばね室10,10に連通し
たポート30,31と、ドレンポート29と、軸
方向両側に設けられ、かつ上記各回路2,3にそ
れぞれ絞り32,33を介して接続した第1、第
2圧力室23a,23bを有する弁体と、この弁
体内に上記第1、第2圧力室23a,23bの圧
力にて移動し、移動したときに、高圧側の圧力室
を、高圧側の回路に第2の受圧面17を連通した
クロスオーバ安全弁のばね室10に連通したポー
トに連通するセツト圧面路27a,27bと、反
対側のクロスオーバ安全弁のばね室10をドレン
ポート29に連通する小径部25を有するスプー
ル22にて構成してある。
そして上記構成のブレーキ弁装置は、切換弁4
を切換えて一方の回路にポンプからの圧油がカウ
ンタバランス弁6を介して供給されると、ドレン
切換弁8にて他方の回路がドレンされると共に、
タイマ弁9がこの高圧側の回路圧にてゆつくり移
動して高圧側の回路に介装されたクロスオーバ安
全弁のばね室10に連通したドレン回路をゆつく
り閉じる。これにより、高圧側の回路は、上記タ
イマ弁9による上記ドレン回路が閉じられるまで
は、クロスオーバ安全弁の第2の受圧面17の受
圧面積とばね11の付勢力にて設定される低い圧
力にセツトされる。タイマ弁9がさらに移動する
と、上記ばね室10と高圧側の回路とが連通され
てこのばね室10に高圧が作用して高圧側の回路
に介装したクロスオーバ安全弁はブロツクされ、
それ以後は、高圧側の回路圧は低圧側の低圧側の
回路に介装されたクロスオーバ安全弁によるセツ
ト圧になる。
このように、高圧側の回路の圧力は、駆動時、
加速時の初期に、タイマ弁9の移動に要する時間
にわたつて低圧にセツトされ、その後高圧セツト
となり、2段階に上昇する。
以下本考案の実施例を第3図以下に基づいて説
明する。
図中1は旋回あるいは走行用の油圧モータ、2
はこの油圧モータ1の正転側の回路、3は逆転側
の回路であり、この両回路内で、かつ油圧モータ
1と操作弁4との間にブレーキ弁装置5が介装し
てある。このブレーキ弁装置5は両回路間に並列
に介装したカウンタバランス弁6と、2個すなわ
ち、第1、第2クロスオーバ安全弁7a,7b
と、ドレン切換弁8と、タイマ弁9とからなつて
いる。上記カウンタバランス弁6は通常一般のも
のである。それぞれ上記第1、第2クロスオーバ
安全弁7a,7bおよびドレン切換弁8,タイマ
弁9の具体的な構成を第4図に基づいて説明す
る。
第1、第2クロスオーバ安全弁7a,7bはそ
れぞれ同一構成で、かつ正逆の両回路2,3に対
向して介装してある。そしてこの両クロスオーバ
安全弁7a,7bは、一方の回路に連通孔18に
て連通する中空部を有する弁体15と、この弁体
15の先端側に位置し、弁体15の中空部を他方
の回路へ連通する弁穴16を有し、かつ弁体15
側に座面を設けた弁座12と、先端が弁座12の
座面に対向して弁体15に摺動自在に嵌合し、か
つばね室10内に内装したばね11にて弁座12
側へ付勢されたポペツト弁14とからなつてい
る。そしてこのポペツト弁14の先端の第1の受
圧面は弁座12の弁穴16に対向してある。また
このポペツト弁16の中間部外周にはばね11の
付勢力に対向する第2の受圧面17が設けてあ
り、この第2の受圧面17は連通孔18を介して
一方の回路に常時連通している弁体15内の空間
に対向している。上記両受圧面において、第2の
受圧面17の面積は弁穴16に対向する先端側の
第1の受圧面の面積より大きくなつている。また
ばね室10はタイマ弁9に連通してある。
上記構成の両クロスオーバ安全弁7a,7bの
ポペツト弁14は第1、第2の受圧面に作用する
圧力にて開動作して両回路2,3を連通するが、
開動作するための両回路2,3の圧力は両受圧面
の面積差により、第1の受圧面に作用する圧が第
2の受圧面に作用する圧力より高い圧力となる。
そして上記第1クロスオーバ安全弁7aは弁体
15の連通孔18が正転側の回路2に、弁座12
の弁穴16が逆転側の回路3にそれぞれ臨ませて
組立てられている。また他方のクロスオーバ安全
弁7bは弁体15の連通孔18が逆転側の回路3
に、弁座12の弁穴16が正転側の回路2にそれ
ぞれ臨ませて組立てられている。
ドレン切換弁8は、両回路2,3間に位置して
両回路2,3の圧力差で移動し、かつ高圧側の回
路圧にて移動されたときに低圧側の回路をドレン
通路21に連通するランド部を有するスプール1
9と、このスプール19の両側に位置してこのス
プール19を常時中立側に付勢するばね20a,
20bとからなつている。中立時にはこのドレン
切換弁8は閉じられている。
タイマ弁9はスプール22と、このスプール2
2の両側に位置する第1、第2圧力室23a,2
3bと、この第1、第2圧力室23a,23bに
内装されスプール22を中立位置に付勢するばね
24a,24bとからなつている。またスプール
22の中間部には小径部25が、また両側部には
各圧力室23a,23bとスプール外周に設けた
第1、第2開口26a,26bとを接続するセツ
ト圧通路27a,27bとが設けてある。一方ス
プール22が嵌合する弁体にはドレンポート29
と、このドレンポート29の両側に位置する第
1、第2ポート30,31が設けてある。そして
この第1ポート30は第1クロスオーバ安全弁7
aの背圧室10に、第2ポート31は第2クロス
オーバ安全弁7bの背圧室10にそれぞれ連通し
てある。またタイマ弁9の第1圧力室23aが正
転側の回路2に、第2圧力室23bが逆転側の回
路3にそれぞれ絞り32,32を介して連通して
ある。このタイマ弁9の第1、第2開口26a,
26bは、スプール22が第1ばね室側からの付
勢力にて付勢されてストロークエンドまで移動し
たときに第1開口26aが第1ポート30に、ま
た同じく他方へストロークエンドまで移動したと
きに第2開口26aが第2ポート31に連通する
ようになつている。
上記構成における作用を以下に説明する。
(1) 中立時(第4図) 正転側と逆転側の両回路2,3はドレン圧とな
つており、従つてカウンタバランス弁6はばねに
より中立位置に保持されている。また第1、第2
クロスオーバ7a,7bはばね11,11にて閉
じられている。
(2) 正転駆動時−低圧セツト状態(第5図) 操作弁4を切換えてポンプからの圧油が正転
(駆動)側の回路2に供給されると、この圧油は
カウンタバランス弁6の逆止弁6aを通つて流入
し、油圧モータ1の正転入口側ポートの圧力が上
昇し、油圧モータに軌道トルクが発生し、油圧モ
ータ1が回転を始める。このとき、正転側の回路
2の圧油はドレン切換弁8に作用してこれを切換
え、逆転側の回路3がドレンされる。またこれと
共に、正転側の回路2の圧油は絞り32を介して
タイマ弁9の第1圧力室23aに流入してスプー
ル22を右方向に移動させる。このときのスプー
ル22の移動は、右側の第2圧力室23bが絞り
33にて絞られていることにより遅くなり、スト
ロークエンドまである時間Δtかかる。またこの
とき第1クロスオーバ安全弁7aの背圧室10
は、タイマ弁9のスプール22がストロークエン
ドまで移動する前ではタイマ弁9を介してドレン
されている(第4図)。従つて第1クロスオーバ
安全弁7aのポペツト弁14は低圧セツトになつ
ている。このためポペツト弁14の受圧面17に
作用する正転側の回路2の圧油は低い圧力でもつ
てポペツト弁14から弁座12、弁穴16を通つ
て逆転側の回路3にドレンされる。
このとき、上記正転側の回転2の圧力は第2ク
ロスオーバ安全弁7bのポペツト弁14の先端に
も作用し、これを開けようとするが、ポペツト弁
14の先端の第1の受圧面の面積はポペツト弁1
4の外周の第2の受圧面17の面積より小さいこ
とにより、上記第2の受圧面17にてセツトされ
た正転側の回路2の圧力ではこの第2クロスオー
バ安全弁7bは閉とはならない。なおこのとき逆
転側の回路3はドレン切換弁8にてドレンされて
いるので低圧となつており、従つて第2クロスオ
ーバ安全弁7bのポペツト弁14の第2の受圧面
17には圧力は作用しない。
(3) 駆動時−高圧セツト状態(第6図) 上記状態からタイマ弁9のスプール22が引き
続きで移動し、右端側へストロークエンドまで移
動すると、スプール22の第1開口26aが第1
ポート30に連通し、これにより、正転側の回路
2の圧力が第1圧力室23a、第1ポート30を
通つて第1クロスオーバ安全弁7aの背圧室10
に作用する。このため第1クロスオーバ安全弁7
aはブロツクされ、クロスオーバ安全弁としての
作動は停止し、正転側の回路2(モータ入口ポー
ト)の圧力は再び上昇を始める。
正転側の回路2の圧力が所定の圧力になると、
第2クロスオーバ安全弁7bが作動して正転側の
回路2の圧力が第2クロスオーバ安全弁7bによ
り高圧にセツトされ、この高い圧力により油圧モ
ータ1に大きなトルクが発生されモータ1は本格
的に回転される。
(4) ブレーキ始め−操作弁レバー中立(第7図) 操作弁4を中立に戻すと、ポンプからの圧油は
正転側の回路2に作用しなくなる。このためカウ
ンタバランス弁6は中立に戻りはじめる。このと
きモータ出口ポートからの圧油はカウンタバラン
ス弁6を通つてドレンされる。モータ入口ポート
はこのドレンされた量だけ不足するため、カウン
タバランス弁6の逆止弁より吸い上げ、モータ1
のキヤビテーシヨンが防止される。
カウンタバランス弁6の中立方向への動きに伴
い、モータ出口ポートからカウンタバランス弁6
を通つて流れでる流量は絞られ、モータ1の惰力
回転によりモータ出口ポートの圧力が上昇する。
この圧力上昇によりブレーキがかかり始める。モ
ータ出口ポートの圧力上昇によりドレン切換弁8
が左方へ瞬時に切換つて正転側の回路2の圧油を
ドレンする。またこれと同時にタイマ弁9の第2
圧力室23bに圧力が作用してスプール22が左
方へ付勢される。このとき第1圧力室23aは絞
り32にて絞られているためスプール22はゆつ
くりと動きはじめる。
(5) ブレーキ時−低圧セツト状態(第8図) タイマ弁9のスプール22が左方向へ動き出す
とき、および移動中には、第2クロスオーバ安全
弁7bのばね室10はタイマ弁9を介してドレン
されているため、第2クロスオーバ安全弁7bは
ポペツト弁14の第1、第2の受圧面に作用する
圧力によつてばね10に抗して移動して回動作可
能になつている。このためポペツト弁14の受圧
面17に作用する逆転側の回路3の圧油は低い圧
力でもつて弁穴16を通つて正転側の回路2にツ
ドレンされる。一方このとき、第1クロスオーバ
安全弁7aは上記逆転側の回路圧では開とはなら
ない。
(6) ブレーキ時−高圧セツト状態(第9図) タイマ弁9のスプール22がストロークエンド
まで動くと、逆転側の回路3のブレーキ圧力が第
2クロスオーバ弁7bのばね室10に作用し、第
2クロスオーバ弁7bはブロツクされクロスオー
バ安全弁としての作動は停止し、逆転側の回路
(モータ出口ポート)の圧力は再び上昇をはじめ
る。
逆転側の回路3のブレーキ圧力が所定の圧力に
なると、第1クロスオーバ安全弁7aが作動して
逆転側の回路3のブレーキ圧力は高圧セツトにな
り、モータ1は高いブレーキ圧力によつて大きな
ブレーキトルクが発生しモータ1は停止する。
上記作用における正転(駆動)側の回路2と逆
転(ブレーキ)側の回路3とのそれぞれの圧力変
化は第10図に示すようになる。すなわち正転側
の回路2の圧力は線Aに示すように駆動時、加速
時の初期に、タイマ弁9のスプール22の移動に
要する時間Δtにわたつて低圧Δpにセツトされ、
この時間Δtの経過に高圧セツトとなり2段階に
上昇する。またブレーキ作用時におけるブレーキ
側の回路3の圧力は線Bに示すように同じく2段
階に上昇する。
なお上記実施例におけるΔpは40〜50Kg/cm2
Δtは0.1〜0.2secである。
上記作用においてドレン切換弁8は高圧側の回
路圧によつて切換つて低圧側の回路をドレン通路
21に連通するから、この低圧側の回路の圧力は
低圧状態で安定され、この低圧側の回路内に介装
されたクロスオーバ安全弁のポペツト弁の第2の
受圧面17に作用する圧力が低く、かつ安定され
る。従つてこの低圧側の回路に介装され、かつ高
圧セツト状態にあるクロスオーバ安全弁はポペツ
ト弁14の先端の第1の受圧面に作用する高圧側
の回路の圧力だけで開動作することになり、この
高圧セツト圧が安定される。
また上記ドレン切換弁8が切換ることにより、
低圧側の回路はドレン切換弁8とタイマ弁9を介
して低圧側の回路に介装されたクロスオーバ安全
弁のばね室10が連通されることになり、これに
よつても高圧セツト時におけるセツト圧が安定さ
れる。
本考案は以上のようになり、油圧モータ1と操
作弁4とを正転側の回路2と、逆転側の回路3に
て接続する油圧回路内に介装するブレーキ弁装置
において、カウンタバランス弁6と、ドレン切換
弁8と、タイマ弁9と、第1、第2クロスオーバ
安全弁7a,7bとをそれぞれ並列に介装し、上
記第1、第2クロスオーバ安全弁7a,7bを、
先端に第1の受圧面を、また外周にこの第1の受
圧面より面積が大きい第2の受圧面17を設けた
ポペツト弁14と、このポペツト弁14の先端部
が当接し、かつ第1の受圧面に対向する弁穴16
を有する弁座12と、弁体15のばね室20に内
装されてポペツト弁14を弁座12側へ付勢する
ばね11にて構成すると共に、第1クロスオーバ
安全弁7aの第2の受圧面17を正転側の回路2
に、弁座12の弁穴16を逆転側の回路3に接続
し、第2クロスオーバ安全弁7bの第2の受圧面
17を逆転側の回路3に、弁座12の弁穴16を
正転逆の回路2に接続し、またドレン切換弁8を
上記両回路の差圧にて作動し、低圧側の回路をド
レン通路21に連通するランドを有するスプール
19と、このスプール19を常時上記両回路2,
3の連通を閉じる方向に付勢するばね20a,2
0bとから構成し、さらにタイマ弁9を、上記各
クロスオーバ安全弁7a,7bの各ばね室10,
10に連通したポート30,31と、ドレンポー
ト29と、軸方向両側に設けられ、かつ上記各回
路2,3にそれぞれ絞り32,33を介して接続
した第1、第2圧力室23a,23bを有する弁
体と、この弁体内に上記第1、第2圧力室23
a,23bの圧力にて移動し、移動したときに、
高圧側の圧力室を、高圧側の回路に第2の受圧面
17を連通したクロスオーバ安全弁のばね室10
に連通したポートに直通するセツト圧面路27
a,27bと、反対側のクロスオーバ安全弁のば
ね室10をドレンポート29に連通する小径部2
5を有するスプール22にて構成したから、クロ
スオーバ安全弁7a、7bは低圧と高圧の2段の
セツト圧となり、正転(駆動)側および逆転(ブ
レーキ)側のいずれの回路2,3に発生する圧力
上昇を低圧から高圧へ2段階に上昇させることが
でき、回路内の圧力上昇を原因とする機体のシヨ
ツクを緩和することができる。また本考案によれ
ば、両回路2,3間に、両回路2,3の差圧にて
作動し、低圧側の回路をドレン面路21にて連通
するランドを有するスプール19と、このスプー
ル19を常時上記両回路2,3の連通を閉じる方
向に付勢するばね20a,20bとからなるドレ
ン切換弁8を介装したから、一方の回路に高圧が
作用している作動時には常に低圧側の回路がドレ
ン切換弁8にてドレンされて、この低圧側の回路
の圧力は低圧状態で安定され、この低圧側は回路
内に介装されたクロスオーバ安全弁はポペツト弁
14の先端の第1の受圧面に作用する高圧側の回
路の圧力だけで開動作することになり、この高圧
セツト圧が安定される。
また上記ドレン切換弁8があることにより、低
圧側の回路のクロスオーバ安全弁の第2の受圧面
17とばね室10とが連通されて、この第2の受
圧面17とポペツト弁14の背面のそれぞれに作
用する油圧力はつり合うことになり、これによつ
ても上記高圧セツト時におけるセツト圧が安定さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す回路図、第2図は従来例
における回路内の圧力上昇を示す線図、第3図以
下は本考案の実施例を示すもので、第3図は回路
図、第4図から第9図は本考案の実施例および作
用を具体的に示す断面図、第10図は本考案例に
おける回路内の圧力上昇を示す線図である。 1は油圧モータ、2,3は正転側、逆転側の回
路、4は操作弁、5はブレーキ弁装置、6はカウ
ンタバランス弁、7a,7bはクロスオーバ安全
弁、8はドレン切換弁、9はタイマ弁、10は背
圧室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧モータ1と操作弁4とを正転側の回路2
    と、逆転側の回路3にて接続する油圧回路内に介
    装するブレーキ弁装置において、カウンタバラン
    ス弁6と、ドレン切換弁8と、タイマ弁9と、第
    1、第2クロスオーバ安全弁7a,7bとをそれ
    ぞれ並列に介装し、上記第1、第2クロスオーバ
    安全弁7a,7bを、先端に第1の受圧面を、ま
    た外周にこの第1の受圧面より面積が大きい第2
    の受圧面17を設けたポペツト弁14と、このポ
    ペツト弁14の先端部が当接し、かつ第1の受圧
    面に対向する弁穴16を有する弁座12と、弁体
    15のばね室10に内装されてポペツト弁14を
    弁座12側へ付勢するばね11にて構成すると共
    に、第1クロスオーバ安全弁7aの第2の受圧面
    17を正転側の回路2に、弁座12の弁穴16を
    逆転側の回路3に接続し、第2クロスオーバ安全
    弁7bの第2の受圧面17を逆転側の回路3に、
    弁座12の弁穴16を正転逆の回路2に接続し、
    またドレン切換弁8を、上記両回路の差圧にて作
    動し、低圧側の回路をドレン通路21に連通する
    ランドを有するスプール19と、このスプール1
    9を常時上記両回路2,3の連通を閉じる方向に
    付勢するばね20a,20bとから構成し、さら
    にタイマ弁9を、上記各クロスオーバ安全弁7
    a,7bの各ばね室10,10に連通したポート
    30,31と、ドレンポート29と、軸方向両側
    に設けられ、かつ上記各回路2,3にそれぞれ絞
    り32,33を介して接続した第1、第2圧力室
    23a,23bを有する弁体と、この弁体内に上
    記第1、第2圧力室23a,23bの圧力にて移
    動し、移動したときに、高圧側の圧力室を、高圧
    側の回路に第2の受圧面17を連通したクロスオ
    ーバ安全弁のばね室10に連通したポートに連通
    するセツト圧面路27a,27bと、反対側のク
    ロスオーバ安全弁のばね室10をドレンポート2
    9に連通する小径部25を有するスプール22に
    て構成したことを特徴とするブレーキ弁装置。
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