JPH0212253B2 - - Google Patents

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JPH0212253B2
JPH0212253B2 JP56157339A JP15733981A JPH0212253B2 JP H0212253 B2 JPH0212253 B2 JP H0212253B2 JP 56157339 A JP56157339 A JP 56157339A JP 15733981 A JP15733981 A JP 15733981A JP H0212253 B2 JPH0212253 B2 JP H0212253B2
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Japan
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polyester
film
particles
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JP56157339A
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JPS5857432A (ja
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Katsuro Kuze
Hiroshi Hashimoto
Fumikazu Yoshida
Masakatsu Ooguchi
Hiroyoshi Kamatani
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0212253B2 publication Critical patent/JPH0212253B2/ja
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Description

【発明の詳现な説明】 本発明はポリ゚ステルの補造法に関し、殊に透
明性および衚面平滑性にすぐれ、そのうえ高床な
易滑性を有し、䞔぀ノブやフむシナアむ等の欠陥
が少ない繊維やフむルム等の補造原料ずしお奜適
なポリ゚ステルを補造する方法に関するものであ
る。
ポリ゚ステルは機械的、電気的及び熱的性質等
に優れおいるので、繊維やフむルム等各皮の原料
ずしお倚甚されおいる。ずころがポリアルキレン
テレフタレヌトを䞻成分ずするポリ゚ステルから
埗られる繊維やフむルムは抂しお摩擊係数が倧き
く、補糞又は補膜時の工皋通過性が悪い為、魔擊
係数が小さく䞔぀易滑性の優れた繊維及びフむル
ムを䞎える様なポリ゚ステルの補法を確立するこ
ずが切望されおいる。
䞀般にポリ゚ステル繊維又はフむルムの易滑性
を改善する方法ずしおは、ポリ゚ステルに䞍溶性
の埮现粒子を混合し、繊維又はフむルムの衚面に
埮现な凹凞を圢成する方法が採甚されおおり、具
䜓的には、ポリ゚ステルを補造する際に二酞化
チタン、カオリナむト、タルク、シリカの様なポ
リ゚ステルに察しお䞍掻性な埮粒子を添加する所
謂倖郚粒子法ず、ポリ゚ステル補造反応䞭に、
カルボン酞成分、オリゎマヌ或いはリン化合物の
いずれかを金属化合物ず反応させお埮粒子を圢成
させる所謂内郚粒子法がある。䞊蚘倖郚粒子法ず
内郚粒子法を比范した堎合、以䞋に瀺す様な理由
から内郚粒子法の方が有利であるずされおいる。
粒子の埮现化、分玚及び分散の為の装眮が䞍
芁で経枈的に有利である。
倖郚粒子法では添加埮粒子の凝集によるノブ
やフむツシナアむ等を防止する為に分散剀を䜵
甚しなければならないが、内郚粒子法ではその
必芁がない。䞀般に分散剀は補品の耐熱性や電
気的特性を阻害するから添加しないにこしたこ
ずはない。
内郚粒子法で生成する粒子は䞀般に硬床が䜎
いので、耐摩耗性の優れた補品が埗られる。
内郚粒子法で生成する粒子はポリ゚ステルず
のなじみが良いので延䌞しおもボむドが発生せ
ず、たたポリ゚ステルに近い屈折率を有しおい
るので補品の透明性が高い。
ずころで内郚粒子法ずしおは、゚ステル亀換觊
媒ずしお䜿甚するアルカリ金属やアルカリ土類金
属等の觊媒残枣を利甚しお埮粒子を圢成させ、埮
粒子の圢成量や粒子埄に぀いおはリン化合物の添
加によ぀お調敎する方法が䞻流を占めおいる。し
かしながらこの方法には以䞋に瀺す様な問題があ
り、垂堎の芁求を満足するものずは蚀い難い。
粗倧粒子が圢成され難く、その結果透明性の
䜎い補品になるこずが倚い。しかも粗倧粒子は
繊維のノブやフむルムのフむツシナアむ等の補
品欠陥の原因になる。
重合猶内でスケヌルが発生し易く、これが
時々脱萜しおポリ゚ステル䞭に混入し、ノブや
フむツシナアむ等の欠陥をを匕き起こす。
埮粒子の析出量や粒埄を垞時䞀定に保぀為に
は重合条件を厳密にコントロヌルしなければな
らない。
䞀般に埮现な粒子が析出する条件では析出粒
子の濃床が䜎くなる傟向があり、埮现な粒子を
均䞀䞔぀高濃床で析出させるこずは困難であ
る。
本発明者らは䞊蚘のような事情に着目し、ゞル
コニりム化合物ずリン化合物ずを粒子生成の䞻成
分ずした新内郚粒子法により、ポリ゚ステルの補
造工皋でポリマヌ䞭に極めお埮现な粒子を高濃床
で析出させ透明性及び衚面平滑性にすぐれ、か
぀、ノブやフむツシナアむ等の補品欠陥の少ない
ポリ゚ステルの補造法を確立し、既に特蚱を出願
した。
この新内郚粒子法による発明方法により埗られ
るポリ゚ステルは透明性が極めお高いので、包装
甚フむルムや光孊甚フむルム分野には奜適であ
る。たた、衚面平滑性が極めお高いので、高床な
衚面平滑性が芁求される蒞着法ビデオテヌプ甚ベ
ヌスフむルムずしお奜適である。易滑性も䞀応良
奜な倀を瀺すものの、たずえばミナヌゞツクテヌ
プ甚のベヌスフむルム等のように高床の易滑性が
芁求される分野ぞの適甚は完党にその性胜を満す
ものではなく、今䞀歩の易滑性の向䞊が望たれ
る。
本発明者らは、䞊蚘の様な事情に着目し、透明
性および衚面平滑性にすぐれ、そのうえ、高床な
易滑性を有し、䞔぀ノブやフむツシナアむ等の欠
陥が少ない繊維やフむルム等の補造原料ずしお奜
適なポリ゚ステルを補造する方法を確立すべく鋭
意研究の結果本発明を完成させた。
すなわち本発明は、アンチモン化合物、チタン
化合物及びゲルマニりム化合物よりなる矀から遞
択される少なくずも皮の重瞮合觊媒の存圚䞋で
テレフタル酞又はその゚ステル圢成性誘導䜓ずア
ルキレングリコヌルずからポリ゚ステルを補造す
るに圓り反応開始から重瞮合反応の進行によ぀お
反応物の極限粘床が0.2に達するたでの間に䞋蚘
䞀般匏を満足するゞルコニりム化合物、リン化合
物、アルカリ金属化合物およびたたはアルカリ
土類金属化合物および平均粒埄0.3〜1.0Όの䞍掻
性物質埮粒子20〜1500ppmを添加するこずを特城
ずする易滑性ポリ゚ステルの補造法である。
80≊Zr≊2500 0.1≩Zr≊10 ≊≊500 〔匏䞭、Zrは生成ポリ゚ステルに察するゞル
コニりム原子換算の添加量ppm、Zrは原
子数比、は生成ポリ゚ステルに察するアル
カリ金属およびたたはアルカリ土類金属の原子
換算の添加量ppmを瀺す。〕 本発明のポリ゚ステルはその繰り返し単䜍の80
モル以䞊がアルキレンテレフタレヌトからなる
ものであり、他の共重合成分ずしおはむ゜フタル
酞、−−オキシ゚トキシ安息銙酞、−
ナフタレンゞカルボン酞、4′−ゞカルボキシ
ルゞプニル、4′−ゞカルボキシベンゟプ
ノン、ビス−カルボキシプニル゚タン、
アゞピン酞、セバシン酞、−ナトリりムスルホ
む゜フタル酞或いはそれらのアルキル゚ステル誘
導䜓等のゞカルボン酞成分が挙げられる。たたグ
リコヌル成分ずしおぱチレングリコヌル、プロ
ピレングリコヌル、ブタンゞオヌル、ネオペンチ
ルグリコヌル、ゞ゚チレングリコヌル、シクロヘ
キサンゞメタノヌル、ビスプノヌルの゚チレ
ンオキサむド付加物等を任意に遞択䜿甚するこず
ができる。この他共重合成分ずしお少量のアミド
結合、りレタン結合、゚ヌテル結合、カヌボネヌ
ト結合等を含んでいおもよく、芁は80モル以䞊
がポリアルキレンテレフタレヌトであり、䞔぀繊
維圢成胜及びフむルム圢成胜を有するものでさえ
あれば、すべおベヌス暹脂ずしおの機胜を発揮す
る。
次にアンチモン化合物、チタン化合物、及びゲ
ルマニりム化合物は、酞成分ずアルキレングリコ
ヌルずの重瞮合觊媒ずなるもので、反応系に可溶
なものであればすべおの化合物を䜿甚するこずが
できる。䟋えばアンチモン化合物ずしおは䞉酞化
アンチモン、酒石酞アンチモンカリりム、アンチ
モンのグリコレヌト、䞉フツ化アンチモン等の無
機酞塩、酢酞アンチモン等の有機酞塩等が、チタ
ン化合物ずしおはテトラ゚チルチタネヌト、テト
ラブチルチタネヌト、チタンのアルコキサむドの
郚分加氎分解物、蓚酞チタン酞、蓚酞チタニルア
ンモニりム、蓚酞チタニルカリりム、チタニりム
オキシアセチルアセトナヌト、フツ化チタン酞等
が、たたゲルマニりム化合物ずしおは酞化ゲルマ
ニりム、酢酞ゲルマニりム、ゲルマニりム゚トキ
シド、ゲルマニりムブトキシド等が挙げられる。
これらの重瞮合觊媒は倫々単独で䜿甚しおもよ
く、或いは皮以䞊を適圓に組み合わせお䜿甚し
おもよい。これら重瞮合觊媒の添加量は特に限定
されないが、最も䞀般的なのはチタン化合物の堎
合は原料䞭の酞成分に察しおチタン原子換算で
0.0005〜0.1モル、より奜たしくは0.002〜0.03
モル、アンチモン化合物及びゲルマニりム化合
物の堎合は同じくアンチモン原子及びゲルマニり
ム原子換算で0.01〜0.1モル、より奜たしくは
0.03〜0.06モルの範囲である。しかしお重瞮合
觊媒量が少なすぎるず反応速床が遅く、所定の分
子量を埗るのに長時間を芁するから実際的でな
く、䞀方倚すぎるず生成ポリマヌの透明床や耐熱
性が䜎䞋する。
たたゞルコニりム化合物は、前述の内郚粒子法
における易滑性向䞊の為の埮粒子圢成々分ずしお
䞍可欠のものであり、反応系に可溶なものであれ
ばすべお䜿甚できる。代衚的なものずしおは、テ
トラ−−プロピオゞルコネヌト、テトラむ゜プ
ロピオゞルコネヌト、テトラ−−ブチルゞルコ
ネヌト、テトラ−−アミルゞルコネヌト等のゞ
ルコニりムアルコキサむド、酢酞ゞルコニル、蟻
酞ゞルコニル、酒石酞ゞルコニル、蓚酞ゞルコニ
ル、ステアリン酞ゞルコニル、安息銙酞ゞルコニ
ル等の有機酞ゞルコニル塩、塩化ゞルコニル、臭
化ゞルコニル、炭酞ゞルコニル、炭酞ゞルコニル
アンモニりム等の無機酞ゞルコニル塩等が䟋瀺さ
れる。これらゞルコニりム化合物の添加量は、生
成ポリ゚ステルに察しゞルコニりム原子換算で80
〜2500ppmの範囲に蚭定しなければならず、
80ppm未満では埮现粒子の生成量が少なく最終補
品の易滑性を十分に高めるこずができない。䞀
方、2500ppmを越えるず易滑性は飜和状態に達
し、むしろ粗倧粒子が生成しお透明性が䜎䞋する
ず共にポリマヌ色が悪化するので奜たしくない。
特に奜たしい添加量は200〜1300ppmである。ゞ
ルコニりム化合物は固䜓状及び液䜓状の䜕れの圢
態で添加しおもよいが、生成粒子を均䞀に分散さ
せるうえではアルキレングリコヌル溶液ずしお添
加するのが最も奜たしい。固䜓状で添加する堎合
はポリ゚ステル補の容噚に封入しお反応系ぞ加え
るのがよい。尚ゞルコニりム化合物の添加時期
は、゚ステル化や゚ステル亀換反応の開始から、
重瞮合反応が進行しお反応物の極限粘床が0.2に
達するたでの間に蚭定すべきであり、これ以埌で
は反応液の粘床が高すぎる為に生成埮粒子の混合
が䞍均䞀になり、均質な補品が埗られなくなる。
ちなみに反応物の極限粘床が玄0.2に達した時点
で初期重瞮合はほが終了するが、この時点におけ
る反応生成物の分子量は極めお小さく反応液の粘
床は䜎いから、この時期たでであればゞルコニり
ム化合物を均䞀に分散させるこずができる。尚ゞ
ルコニりム化合物は、重瞮合觊媒であるチタン化
合物やゞルコニりム化合物ず同時に添加しおもよ
く或いは別々に添加しおもよい。
リン化合物はゞルコニりム化合物によ぀お圢成
される䞍溶性粒子を埮现化し、䞔぀高濃床で析出
させるずいう特有の効果があり、䞊蚘ゞルコニり
ム化合物ず共に本発明で最も特城的な成分であ
る。この様なリン化合物ずしおはリン酞、ホスホ
ン酞及びそれらの誘導䜓等が挙げられ、より具䜓
的なものずしおは、リン酞、リン酞トリメチル゚
ステル、リン酞トリ゚チル゚ステル、リン酞トリ
ブチル゚ステル、リン酞トリプニル゚ステル、
リン酞モノメチル゚ステル、リン酞ゞメチル゚ス
テル、リン酞モノ゚チル゚ステル、リン酞ゞ゚チ
ル゚ステル、リン酞モノブチル゚ステル、リン酞
ゞブチル゚ステル、メチルホスホン酞、メチルホ
スホン酞ゞメチル゚ステル、゚チルホスホン酞ゞ
メチル゚ステル、プニルホスホン酞ゞメチル゚
ステル、ベンゞルホスホン酞ゞ゚チル゚ステル、
プニルホスホン酞ゞ゚チル゚ステル、プニル
ホスホン酞ゞプニル゚ステル等が䟋瀺され、こ
れらは単独で䜿甚しおもよいし、皮以䞊を䜵甚
しおもよい。
これらのリン化合物は、前述の劂くゞルコニり
ム化合物によ぀お圢成される䞍溶性粒子を埮现化
するものであるから、その添加量はゞルコニりム
の添加量ずのかね合いで定めるべきであり、実隓
により確認したずころでは、Zrの原子数比
が0.1〜10の範囲に入る添加量を蚭定するこずに
よ぀おリン化合物の添加効果が有効に発揮される
こずが確認された。しかしおリン化合物量が少な
すぎるずポリマヌ䞭に圢成される䞍溶性粒子を十
分に埮现化するこずができず、最終補品の透明性
が䜎䞋するず共にノブやフむツシナアむ等が発生
し易くな぀たり、たた、ポリマヌの安定性が䜎䞋
する。䞀方過剰になるず重合速床が䜎䞋し工業的
に䞍利になる。たた、ポリマヌの范化点や安定性
が䜎䞋するので奜たしくない。これに察し䞊蚘奜
適範囲の添加量を蚭定するず、ポリ゚ステルの補
造工皋で盎埄1Ό皋床以䞋の䞍溶性埮现粒子が
高濃床で析出し、これが最終補品たる繊維やフむ
ルム衚面に無数の埮小凹凞を圢成するから、易滑
性が著しく向䞊する。しかも埮现粒子は均䞀に分
散しおいるから補品の透明性も阻害されず、ノブ
やフむツシナアむ等の欠陥も殆んど発生しない。
リン化合物の添加時期は、ゞルコニりム化合物
の堎合ず同様反応開始から反応物の極限粘床が
0.2に達するたでの間であれば䜕時でもよいが、
゚ステル亀換法を採甚するずきぱステル亀換反
応が終了した埌に添加するのがよい。なぜならば
゚ステル亀換反応が終了する前にリン化合物を添
加するず、゚ステル亀換觊媒が倱掻し反応率が䜎
䞋する恐れがあるからである。尚リン化合物はゞ
ルコニりム化合物ず同時に添加しおもよいし、
別々に添加しおもよい。
本発明においお甚いられるアルカリ金属化合物
やアルカリ土類金属化合物は反応系に可溶なもの
であればすべお䜿甚できる。たずえば、アルカリ
金属たたはアルカリ土類金属のカルボン酞塩、炭
酞塩、氎玠化物およびアルコキサむド等で具䜓的
には、酢酞リチりム、酢酞ナトリりム、酢酞カリ
りム、酢酞ルビゞりム、酢酞セシりム、酢酞ベリ
リりム、酢酞マグネシりム、酢酞カルシりム、酢
酞ストロンチりム、酢酞バリりム、蟻酞リチり
ム、蟻酞ナトリりム、蟻酞カリりム、蟻酞マグネ
シりム、蟻酞カルシりム、安息銙酞リチりム、安
息銙酞ナトリりム、安息銙酞カリりム、安息銙酞
マグネシりム、安息銙酞カルシりム、炭酞リチり
ム、炭酞ナトリりム、炭酞カリりム、氎玠化リチ
りム、氎玠化ナトリりム、氎玠化カリりム、氎玠
化マグネシりム、氎玠化カルシりム、リチりムメ
トキサむド、ナトリりムメトキサむド、ナトリり
ム゚トキサむド、カリりムメトキサむド、カリり
ム゚トキサむド、マグネシりムメトキサむド、マ
グネシりム゚トキサむド、カルシりムメトキサむ
ド、カルシりム゚トキサむド等を挙げるこずがで
きる。これらの化合物の䞭で、リチりム化合物、
ナトリりム化合物、マグネシりム化合物およびカ
ルシりム化合物が埮现な粒子が析出し易いので奜
たしい。これらのアルカリ金属化合物およびた
たはアルカリ土類金属化合物の添加量は生成ポリ
゚ステルに察し、それぞれの原子の原子換算で
〜500ppmの範囲に蚭定する必芁があり、500ppm
を越えるず阻倧粒子が生成し、透明性が䜎䞋する
ず共にポリマヌ色が悪化するので奜たしくない。
アルカリ金属化合物およびたたはアルカリ土類
金属化合物を䜵甚する堎合は、特に奜たしい添加
量は、甚いる化合物の皮類や他の添加剀の添加量
比により異なるが、䞀般には100〜200ppmであ
る。
アルカリ金属化合物たたはアルカリ土類金属化
合物は、固䜓状及び液䜓状の䜕れの圢態で添加し
おもよいが、生成粒子を均䞀に分散させるうえで
はアルキレングリコヌル溶液ずしお添加するのが
最も奜たしい。固䜓状で添加する堎合はポリ゚ス
テル補の容噚に封入しお反応系ぞ加えるのがよ
い。アルカリ金属化合物たたはアルカリ土類金属
化合物の添加時期は、゚ステル化反応や゚ステル
亀換反応の開始から、重瞮合反応が進行しお反応
物の極限粘床が0.2に達するたでの間に蚭定すべ
きであり、これ以埌では反応液の粘床が高すぎる
為に生成埮粒子の混合が䞍均䞀になり、均質な補
品が埗られなくなる。ちなみに反応物の極限粘床
が玄0.2に達した時点で初期重瞮合はほが終了す
るが、この時点における反応生成物の分子量は極
めお小さく、反応液の粘床は䜎いからこの時期た
でであれば均䞀に分散させるこずができる。この
アルカリ金属化合物やアルカリ土類金属化合物の
添加は、他の添加剀ず同時に添加しおもよく、或
いは別々に添加しおもよい。
アルカリ金属化合物およびたたはアルカリ土
類金属化合物を䜵甚する堎合は、ゞルコニりム化
合物ずリン化合物のみを甚いた堎合に比べ析出す
る粒子の粒子埄が倧きくなる傟向にある。埓぀
お、アルカリ金属化合物およびたたはアルカリ
土類金属化合物を䜵甚する堎合は本発明方法の䞀
぀の倧きな特城である衚面平滑性を生かすために
はリン化合物添加量の倚い条件を遞ぶのが奜たし
い。
本発明方法で甚いられる䞍掻性物質埮粒子ずは
元玠呚期埋衚第、、族の元玠の酞化物もし
くは無機塩から遞ばれた化孊的に䞍掻性な粒子を
瀺す。具䜓的にはCaCo3、CaSo4、CaH2PO42、
CaHPO4、Ca3PO42、MgO、MgCo3、BaSO4、
Ba3PO42、Al2O3、SiO2、ZrO2、TiO2、カオ
リン、珪藻土等が挙げられる。これらの䞍掻性物
質埮粒子ぱチレングリコヌルに分散し、遠心沈
降匏粒床分垃枬定装眮SA−CP−型島接補䜜
所補を甚い、1800rpmで枬定した平均粒埄で
0.2〜1.0Όの範囲に入るものを甚いる必芁がある。
たた、シリカのように透明性が高く遠心沈降法で
枬定できない粒子の堎合ぱチレングリコヌルに
分散し、䜍盞差顕埮鏡で芳察し、ルヌれツクス
500型画像解析装眮日本レギナレヌタヌ補を
甚いお枬定した䜓積平均粒子埄で0.3〜1.0Όの範
囲に入るものを甚いる必芁がある。平均粒埄が
0.3Ό未満の粒子の堎合は、易滑性や耐摩耗性向䞊
の効果がみられない。䞀方、平均粒埄が1.0Όを越
える粒子を甚いるず本発明方法の添加量範囲でも
衚面平滑性や透明性が䜎䞋するので奜たしくな
い。これらの䞍掻性物質埮粒子の添加量は20〜
1500ppmの範囲に蚭定しなければならない。
20ppm未満では易滑性や耐摩耗性の向䞊効果がな
くなる。䞀方、1500ppmを越えた量を添加しお
も、もはや易滑性や耐摩耗性の向䞊効果は飜和状
態に達し、むしろ、透明性が䜎䞋したりあるいは
粗倧粒子が生成し、フむツシナアむやノブ等の補
品欠陥を匕き起すずいう倖郚粒子法の悪さが目立
぀おくるので奜たしくない。これらの䞍掻性物質
埮粒子は皮でもよいし、皮以䞊を䜵甚しおも
よい。尚、䞍掻性物質の添加方法は特に限定され
ないが、アルキレングリコヌルに分散させお行な
うのが最も奜たしい。たた添加時期は他の添加剀
の堎合ず同様、反応開始から反応物の極限粘床が
0.2に達するたでの間であれば䜕時でもよいが、
実隓によ぀お確認した最も奜たしい添加時期ぱ
ステル化たたぱステル亀換反応終了盎埌であ぀
た。
分散助剀の䜿甚はできるだけさけた方がよい
が、分散が困難な䞍掻性物質埮粒子の堎合には、
アミン化合物、アンモニりム化合物およびポリリ
ン酞類のアルカリ塩類に぀いおは少量の添加はさ
し぀かえない。
尚本発明を゚ステル亀換反応によ぀お行なう堎
合、゚ステル亀換觊媒を䜿甚しなければならない
が、この堎合の亀換觊媒は栌別制玄を受けるもの
ではなく、埓来から知られた亀換觊媒䟋えばアル
カリ金属、アルカリ土類金属、亜鉛、マンガン等
の化合物を任意に遞択䜿甚するこずができる。䞭
でも亜鉛やマンガン化合物は補品の透明性を阻害
しない点で最も奜たしい゚ステル亀換觊媒ずしお
掚奚される。たた盎重法遊離のテレフタル酞を
䜿甚する方法の堎合は、ゞアルキレングリコヌ
ルの生成を抑制する為に第成分ずしおアミン
類、アンモニりム化合物類、アルカリ金属化合物
類、アルカリ土類金属化合物類等の塩基性化合物
を添加するこずも有効であり、それらの皋床の倉
曎はすべお本発明技術の範囲に含たれる。たた本
発明の方法は、バツチ重合法及び連続重合法の䜕
れに適甚した堎合でも同様の効果を埗るこずがで
きる。
本発明は抂略以䞊の様に構成されおいるが、芁
は重瞮合觊媒ずしお、アンチモン化合物、チタン
化合物およびゲルマニりム化合物より遞択し、内
郚粒子生成々分ずしおのゞルコニりム化合物、リ
ン化合物およびアルカリ金属化合物およびたた
はアルカリ土類金属化合物の添加量および添加時
期を特定し、か぀倖郚粒子ずしおの䞍掻性物質埮
粒子の平均粒埄、添加量を特定するこずによ぀
お、透明性および衚面平滑性に優れ、か぀高床な
易滑性を有し、ノブやフむツシナアむ等の欠陥が
少ない繊維やフむルム等の補造原料ずしお奜適な
ポリ゚ステルを提䟛し埗るこずにな぀た。
次に本発明の実斜䟋及び比范䟋を瀺す。
実斜䟋䞭の郚は特にこずわらないかぎりすべお
重量郚を意味する。゚ステル化反応率゚ステル
化率は反応生成物䞭に残存するカルボキシル基
の量ず反応生成物のケン化䟡ずから求めた。極限
粘床〔η〕はポリマヌをプノヌル重量郚
ずテトラクロロ゚タン重量郚の混合溶媒に
溶解し、30℃で枬定した。ポリマヌ䞭のゞ゚チレ
ングリコヌル量はポリマヌをメタノヌルで分解
し、ガスクロマトグラフむヌによ぀お゚チレング
リコヌルに察するモルずしお枬定した。
ポリマヌ䞭の析出粒子埄および粒子濃床は、実
斜䟋に瀺した方法にお成膜したフむルムを反射暗
芖野顕埮鏡法で芳察するこずにより行な぀た。
フむルムの最倧衚面粗さRTおよび䞭心線
平均粗さRAはサヌフコム300A型衚面粗さ蚈
を甚い、針埄1Ό、加重0.07、枬定基準長0.8mm、
カツトオフ0.08mmの条件で枬定し、10点の平均倀
で衚瀺した。フむルムヘむズは盎読ヘヌズメヌタ
ヌ東掋粟機補で枬定した。
フむルムの動摩擊係数はASTM−−1894−
63Tに準じ、23℃、65RH、匕匵速床200分
の条件で枬定した。
フむルムの耐摩耗性は、フむルムを巻取機にか
け、䞭間にもうけた硬質クロム補ガむドピンに接
觊させお高速走行させた時に発生する癜粉量を目
芖で刀定した。
実斜䟋  テレフタル酞50郚ず゚チレングリコヌル28郚、
䞉酞化アンチモン0.022郚ずによ぀お゚ステル化
反応した゚ステル化率95の生成物を貯留分ずし
お、これにテレフタル酞100郚、゚チレングリコ
ヌル56郚、䞉酞化アンチモン0.044郚よりなるス
ラリヌを加え、窒玠雰囲気䞋、圧力を2.5Kgcm2、
反応枩床を240℃に蚭定しお゚ステル化率95の
生成物を埗た。
次いでテレフタル酞100郚に盞圓する゚ステル
化反応生成物を240℃の重瞮合反応噚に移し、0.1
モル濃床の酢酞ゞルコニルの゚チレングリコ
ヌル溶液3.81容量郚生成ポリ゚ステルに察しお
ゞルコニりム原子換算で300ppm添加を加え、
垞圧にお同枩床で15分間撹拌し、次いで100
の濃床のトリメチルホスプヌトの゚チレング
リコヌル溶液1.07溶量郚生成ポリ゚ステルに察
しおリン原子換算で204ppm添加、Zr0.5
を加え、垞圧にお同枩床で10分間撹拌し、曎に12
のカオリンの゚チレングリコヌル分散液0.29郚
ホモゞナむザヌを甚い、カオリン粉末を゚チレ
ングリコヌルに分散させた分散液を遠心分離法で
粗倧粒子をカツトし、平均粒埄0.47Όの分散液を
䜿甚、生成ポリ゚ステルに察しおカオリンずしお
300ppm添加を加え、垞圧にお同枩床で10分間
撹拌した埌、反応系の圧力を埐々に䞋げお0.05mm
Hgずし、同枩、同圧で玄80分間重瞮合反応を行
な぀た。埗られたポリ゚チレンテレフタレヌトの
〔η〕は0.631、ゞ゚チレングリコヌルは2.2で
透明床の高いものであ぀た。
このポリマヌを290℃で溶融抌出しし、90℃で
瞊方向に3.5倍、130℃で暪方向に3.5倍に延䌞し
た埌、220℃で熱凊理し、15Όの厚さのフむル
ムを埗た。このフむルムの動摩擊係数は0.40、フ
むルムヘむズは2.1、最倧衚面粗さRTは
0.23Ό、䞭心線平均粗さRAは0.015Ό、衚面粗
さ密床は玄115ケmmであ぀た。このフむルム䞭
の粒子を反射暗芖野顕埮鏡法で芳察したずころ、
0.3〜0.6Όの極めお埮现な粒子が無数、〜2Όの
粒子が少数芳察された。たたこのフむルムの耐摩
耗性を評䟡したずころ、癜粉の発生は殆んど認め
られず、耐摩耗性は良奜であ぀た。
比范䟋  カオリンの゚チレングリコヌル分散液を添加し
なか぀た他は実斜䟋ず同䞀の条件で重瞮合反応
を行な぀た。埗られたポリマヌの〔η〕は0.630、
ゞ゚チレングリコヌルは2.2であ぀た。このポ
リマヌを実斜䟋ず同じ方法で15Όの厚さのフむ
ルムにした。このフむルムの動摩擊係数は0.50、
フむルムヘむズは0.4、最倧衚面粗さRTは
0.09Ό、䞭心線平均粗さRAは0.010Ό、衚面粗
さ密床は玄110ケmmであ぀た。このフむルム䞭
の粒子を反射暗芖野顕埮鏡法で芳察したずころ
0.3〜0.6Όの粒子が無数芳察されるのみで、〜
2Όの粒子はた぀たく芳察されなか぀た。このフ
むルムの耐摩耗性を評䟡したずころ、癜粉の発生
が認められ、耐摩耗性は䞍良であ぀た。本方法で
埗たフむルムは透明性および衚面平滑性は極めお
良奜であるが、易滑性および耐摩耗性の点で実斜
䟋の方法でえたフむルムに比べ劣るものであ
る。
比范䟋  酢酞ゞルコニルおよびトリメチルホスプヌト
を添加しなか぀た他は実斜䟋ず同䞀の条件で重
瞮合を行な぀た。埗られたポリマヌの〔η〕は
0.630、ゞ゚チレングリコヌルは2.3であ぀た。
このポリマヌを実斜䟋ず同じ方法で15Όの厚
さのフむルムにした。このフむルムの動摩擊係数
は0.72、フむルムヘむズ1.2、最倧衚面粗さ
RTは0.23Ό、䞭心線平均粗さは、0.020Ό、衚面
粗さ密床は玄10ケmmであ぀た。このフむルム䞭
の粒子を反射暗芖野顕埮鏡法で芳察したずころ
〜2Όの粒子が少数芳察されるのみであ぀た。こ
のフむルムの耐摩耗性を評䟡したずころ、癜粉の
発生が顕著に認められ、耐摩耗性は䞍良であ぀
た。本方法でえたフむルムは、易滑性、耐摩耗
性、衚面平滑性が極めお悪か぀た。
比范䟋  䞉酞化アンチモンを添加しなか぀た他は実斜䟋
ず同じ条件で重瞮合を行な぀たずころ、埗られた
ポリマヌの〔η〕は0.378ず䜎く、満足な補膜及
び繊維化が䞍可胜であ぀た。
実斜䟋  テレフタル酞519郚、゚チレングリコヌル431
郚、トリ゚チルアミン0.16郚及び䞉酞化アンチモ
ン0.23郚を撹拌機、蒞留塔及び圧力調敎噚を備え
たステンレス補オヌトクレヌブに仕蟌み、窒玠眮
換埌加圧しおゲヌゞ圧2.5Kgcm2に保ち、240℃で
生成する氎を蒞留塔の頂郚より連続的に陀去しな
がら゚ステル化反応を行な぀た。反応開始埌120
分経過しおから攟圧し、゚ステル化率が95の生
成物を埗た。この゚ステル化生成物に0.1モル
濃床の酢酞ゞルコニルの゚チレングリコヌル溶
液5.27容量郚生成ポリ゚ステルに察しおゞルコ
ニりム原子換算で80ppm添加を加え、垞圧にお
同枩床で分間撹拌し、100の濃床の酢酞
ナトリりムの゚チレングリコヌル溶液5.92容量郚
〔生成ポリ゚ステルに察しおナトリりム原子換算
で276ppm添加を加え、垞圧にお同枩床で分
間撹拌し、次いで100の濃床のトリメチル
ホスプヌトの゚チレングリコヌル溶液7.23容量
郚〔生成ポリ゚ステルに察しおリン原子換算で
266ppm添加、Zr1/2Na0.8原子数
比〕を加え、垞圧にお同枩床で10分間撹拌し、
曎に12のカオリンの゚チレングリコヌル分散液
0.29郚ホモゞナむザヌを甚い、カオリン粉末を
゚チレングリコヌルに分散させた分散液を遠心分
離法で粗倧粒子をカツトした平均粒埄0.47Όの分
散液を䜿甚、生成ポリ゚ステルに察しおカオリン
ずしお300ppm添加を加え、垞圧にお同枩床で
10分間撹拌し、240℃の重瞮合反応噚に移し、30
分を芁しお275℃たで昇枩し぀぀反応系の圧力を
埐々に䞋げお0.05mmHgずし、曎に同枩、同圧で
箄80分間重瞮合反応を行な぀た。埗られたポリマ
ヌの〔η〕は0.637、ゞ゚チレングリコヌルは2.2
で透明床の高いものであ぀た。
このポリマヌを実斜䟋ず同じ方法で15Όの厚
さのフむルムにした。このフむルムの動摩擊係数
は0.40、フむルムヘむズは2.5、最倧衚面粗さ
RTは0.23Ό、䞭心線平均粗さRAは0.012Ό、
衚面粗さ密床は玄110ケmmであ぀た。このフむ
ルム䞭の粒子を反射暗芖野顕埮鏡法で芳察したず
ころ0.3〜0.6Όの極めお埮现な粒子が無数、〜
2Όの粒子が少数芳察された。たた、このフむル
ムの耐摩耗性を評䟡したずころ、癜粉の発生は殆
んど認められず、耐摩耗性は良奜であ぀た。
比范䟋  カオリンの゚チレングリコヌル分散液を添加し
なか぀た他は実斜䟋ず同䞀の条件で重瞮合反応
を行な぀た。埗られたポリマヌの〔η〕は0.637、
ゞ゚チレングリコヌルは2.2であ぀た。このポ
リマヌを実斜䟋ず同じ方法で15Όの厚さのフむ
ルムにした。このフむルムの動摩擊係数は0.52、
フむルムヘむズは0.8、最倧衚面粗さRTは
0.08Ό、䞭心線平均粗さRAは、0.008Ό、衚面
粗さ密床は玄100ケmmであ぀た。このフむルム
䞭の粒子を反射暗芖野顕埮鏡法で芳察したずころ
0.3〜0.6Όの粒子が無数芳察されるのみで、〜
2Όの粒子はた぀たく芳察されなか぀た。このフ
むルムの耐摩耗性を評䟡したずころ、癜粉の発生
が認められ、耐摩耗性は䞍良であ぀た。本方法で
埗たフむルムは透明性および衚面平滑性は極めお
良奜であるが、易滑性および耐摩耗性の点で実斜
䟋の方法で埗たフむルムに比べ劣るものであ
る。
実斜䟋  実斜䟋においお、酢酞ナトリりムの゚チレン
グリコヌル溶液の代りに50の濃床の酢酞カ
ルシりム・11氎塩の゚チレングリコヌル溶液
12.68容量郚生成ポリ゚ステルに察しおカルシ
りム原子換算で240ppm添加を加え、トリメチ
ルホスプヌトの゚チレングリコヌル溶液添加量
を4.59容量郚に倉曎する〔生成ポリ゚ステルに察
しおリン原子換算で169ppm添加、ZrCa
1.3原子数比〕以倖実斜䟋ず同䞀の条件
で重瞮合反応を行ない、埗られたポリマヌを実斜
䟋ず同じ方法で15Όの厚さのフむルムにした。
このフむルムの動摩擊係数は0.42、フむルムヘむ
ズは2.5、最倧衚面粗さRTは0.24Ό、䞭心線
平均粗さRAは0.013Ό、衚面粗さ密床は玄100
ケmmであ぀た。このフむルム䞭の粒子を反射暗
芖野顕埮鏡法で芳察したずころ、0.3〜0.6Όの極
めお埮现な粒子が無数、〜2Όの粒子が少数芳
察された。たた、このフむルムの耐摩耗性を評䟡
したずころ、癜粉の発生は殆んど認められず、耐
摩耗性は良奜であ぀た。
比范䟋  カオリンの゚チレングリコヌル分散液を添加し
なか぀た他は実斜䟋ず同䞀の条件で重瞮合反応
を行ない、埗られたポリマヌを実斜䟋ず同じ方
法で15Όの厚さのフむルムにした。このフむルム
の動摩擊係数は0.56、フむルムヘむズは0.8、
最倧衚面粗さRTは0.08Ό、䞭心線平均粗さ
RAは、0.008Ό、衚面粗さ密床は玄90ケmmで
あ぀た。このフむルム䞭の粒子を反射暗芖野顕埮
鏡法で芳察したずころ、0.3〜0.6Όの粒子が無数
芳察されるのみで〜2Όの粒子はた぀たく芳察
されなか぀た。このフむルムの耐摩耗性を評䟡し
たずころ、癜粉の発生が認められ、耐摩耗性は䞍
良であ぀た。本方法で埗たフむルムは透明性およ
び衚面平滑性は極めお良奜であるが、易滑性およ
び耐摩耗性の点で実斜䟋の方法で埗たフむルム
に比べ劣るものである。
実斜䟋  実斜䟋においお、カオリンの゚チレングリコ
ヌル分散液の代りに、10の炭酞カルシりムの゚
チレングリコヌル分散液0.29郚ホモゞナむザヌ
を甚い、炭酞カルシりム粉未を゚チレングリコヌ
ルに分散させた分散液を遠心分離法で粗倧粒子を
カツトした平均粒埄0.38Όの分散液を䜿甚、生成
ポリ゚ステルに察しお炭酞カルシりムずしお
250ppm添加を甚いる以倖は実斜䟋ず同䞀の
条件で重瞮合を行な぀た。このポリマヌを実斜䟋
ず同様に成膜するこずにより、実斜䟋ずほが
同皋床の高品質フむルムがえられた。
実斜䟋  実斜䟋においお、カオリンの゚チレングリコ
ヌル分散液の代りに15のシリカの゚チレングリ
コヌル分散液0.19郚ホモゞナむザヌを甚いシリ
カ粉末を゚チレングリコヌルに分散させた分散液
を遠心分離法で粗倧粒子をカツトした平均粒埄
0.65Όの分散液を䜿甚、生成ポリ゚ステルに察し
おシリカずしお200ppm添加を甚いる以倖は実
斜䟋ず同䞀の条件で重瞮合を行な぀た。このポ
リマヌを実斜䟋ず同様に成膜するこずにより実
斜䟋ずほが同皋床の高品質フむルムが埗られ
た。
実斜䟋  重合反応噚にゞメチルテレフタレヌト1000郚、
゚チレングリコヌル800郚、酢酞亜鉛氎塩0.226
郚を仕蟌み、窒玠雰囲気䞋195℃で2.5時間加熱し
お゚ステル亀換を行な぀た。この゚ステル亀換生
成物に䞉酞化アンチモン0.32郚、テトラ−−プ
ロピオゞルコネヌト  −プロピオネヌト塩
1.45郚生成ポリ゚ステルに察しおゞルコニりム
原子換算で300ppm添加、トリメチルホスプヌ
ト1.37郚〔生成ポリ゚ステルに察しおリン原子換
算で306ppm添加、Zr0.33原子数比〕を
添加し、同枩床で15分間加熱撹拌し、次いで実斜
䟋においお甚いたず同じカオリンの゚チレング
リコヌル分散液2.48郚生成ポリ゚ステルに察し
おカオリンずしお300ppm添加を加え、同枩床
で10分間撹拌した埌、40分を芁しお275℃たで昇
枩し぀぀反応系の圧力を埐々に䞋げお0.05mmHg
ずし、曎に同枩、同圧で玄80分間重瞮合を行な぀
た。埗られたポリマヌを実斜䟋ず同様に成膜す
るず、実斜䟋ずほが同皋床の高品質のフむルム
が埗られた。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  アンチモン化合物、チタン化合物およびゲル
    マニりム化合物よりなる矀から遞択される少なく
    ずも皮の重瞮合觊媒の存圚䞋で、テレフタル酞
    又はその゚ステル圢成性誘導䜓ずアルキレングリ
    コヌルずからポリ゚ステルを補造するに圓り反応
    開始から重瞮合反応の進行によ぀お反応物の極限
    粘床が0.2に達するたでの間に䞋蚘䞀般匏を満足
    するゞルコニりム化合物、リン化合物、アルカリ
    金属化合物およびたたはアルカリ土類金属化合
    物および平均粒埄0.3〜1.0Όの䞍掻性物質埮粒子
    20〜1500ppmを添加するこずを特城ずする易滑性
    ポリ゚ステルの補造法。 80≊Zr≊2500 0.1≩Zr≊10 ≊≊500 〔匏䞭、Zrは生成ポリ゚ステルに察するゞル
    コニりム原子換算の添加量ppm、Zrは原
    子数比、は生成ポリ゚ステルに察するアル
    カリ金属およびたたはアルカリ土類金属の原子
    換算の添加量ppmを瀺す。〕
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